JPH07320739A - 水素吸蔵合金電極 - Google Patents

水素吸蔵合金電極

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JPH07320739A
JPH07320739A JP6172747A JP17274794A JPH07320739A JP H07320739 A JPH07320739 A JP H07320739A JP 6172747 A JP6172747 A JP 6172747A JP 17274794 A JP17274794 A JP 17274794A JP H07320739 A JPH07320739 A JP H07320739A
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JP
Japan
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hydrogen storage
storage alloy
electrode
lani
hydrogen
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JP6172747A
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English (en)
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Fumio Sato
文夫 佐藤
Takashi Kudo
貴司 工藤
Mitsugi Nagano
貢 永野
Yoshie Wakiya
吉衛 脇屋
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Tohoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、充電を充分に行うことができ、広い
温度域で充分な放電容量を得ることができる水素吸蔵合
金電極を提供することを目的とする。 【構成】水素吸蔵合金を活物質とする電極において、前
記水素吸蔵合金がLaNi4.0 Alx Co1.0-x (0.
4≦x≦0.9)またはLaNi3.6 Alx Co1.4-x
(0.2≦x≦0.8)の組成を有することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ蓄電池の負極
に使用される水素吸蔵合金電極に関する。
【0002】
【従来の技術】水素吸蔵合金を負極材料として用いたア
ルカリ蓄電池としては乾電池型のものが公知である。こ
の乾電池型のアルカリ蓄電池は、使用温度域が0〜40
℃と狭いため、主に室内用の蓄電池として使用される。
【0003】近年、アルカリ蓄電池を大型化して電気自
動車に搭載する試みがなされている。この場合、アルカ
リ蓄電池は、屋外での使用となるので、より広い温度域
で使用できることが望まれている。したがって、水素吸
蔵合金電極にも、広い温度域で使用できることが要求さ
れる。また、アルカリ蓄電池を電気自動車に搭載する場
合、安全性、利便性を考慮して密閉型にすることが望ま
しい。この場合、アルカリ蓄電池には、内圧の上昇を抑
制するために、低い水素平衡圧を有することが要求され
る。また、過充電時に水素ガス、酸素ガスが発生し、内
圧が上昇することを防ぐために、発生した酸素ガス、水
素ガスを反応させて水に戻すための触媒機能が必要とな
る。
【0004】従来、広い温度域において使用できる水素
吸蔵合金電極としては、特開昭60−212958号公
報において、LaNi5 およびCaNi5 からなる多層
構造体を用いた電極が開示されている。この水素吸蔵合
金電極は、使用可能温度域が異なる水素吸蔵合金を併用
することにより、−30〜40℃の温度域で使用を可能
にしたものである。
【0005】また、特公昭58−39217号公報にお
いてMm(ミッシュメタル)を用いた水素吸蔵合金を活
物質とした水素吸蔵合金電極が開示されている。この水
素吸蔵合金電極は、長寿命化を実現するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層構
造体を用いた水素吸蔵合金電極は、CaNi5 のように
各元素の融点が大きく異なる合金を用いているので、こ
のような合金を溶解して作製する場合、低融点側の元素
が蒸気化してしまい組成比が変わり作製が困難となる。
また、複数種類の水素吸蔵合金を取り扱うので製造工程
も複雑となる。さらに、LaNi5 からなる電極を用い
た蓄電池はサイクル寿命が短いので、使用に問題があ
る。
【0007】一方、Mmを含む水素吸蔵合金を用いる水
素吸蔵合金電極においては、Mmを含む水素吸蔵合金の
プラトー圧、すなわち図10および図11に示す水素解
離比と圧力との関係を示すグラフにおけるプラトー領域
30,40における圧力が、MmNi4.0 Al0.4 Co
0.6 の場合で2〜3atm 、MmNi3.6 Al0.4 Co
1.0 の場合で5atm と比較的高いために、蓄電池の内圧
を高くしない限り、金属水素化物が形成される前に水素
が発生してしまうので、蓄電池の密閉化を図ることがで
きず、また、充電が充分に行うことができない。また、
Mmを含む水素吸蔵合金は、電池内圧が常圧の場合でも
自己放電が大きく、電極として使用することができな
い。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、アルカリ蓄電池に使用したときに、充電を充分に
行うことができ、広い温度域で充分な放電容量を得るこ
とができ、しかも蓄電池の密閉化を容易に行うことがで
き、さらに充分なサイクル寿命を持つような水素吸蔵合
金電極を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
水素吸蔵合金を活物質とする電極において、前記水素吸
蔵合金がLaNi4.0 Alx Co1.0-x (0.4≦x≦
0.9)の組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金
電極を提供する。
【0010】また、本発明の第2の発明は、水素吸蔵合
金を活物質とする電極において、前記水素吸蔵合金がL
aNi3.6 Aly Co1.4-y (0.2≦y≦0.8)の
組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金電極を提供
する。
【0011】ここで、第1の発明において、LaNi
4.0 Alx Co1.0-x におけるxは0.4≦x≦0.9
の範囲に設定する必要がある。これは、xがこの範囲外
となると広い温度域において充分な放電容量を得ること
ができないからである。第1の発明においては、xが
0.4≦x≦0.6の範囲である組成を有する水素吸蔵
合金を用いることが特に好ましい。この水素吸蔵合金を
アルカリ蓄電池に用いることにより、広い温度域におい
て充分な放電容量を得ることができ、サイクル寿命を長
くすることができる。
【0012】また、第2の発明において、LaNi3.6
Aly Co1.4-y におけるyは0.2≦y≦0.8の範
囲に設定する必要がある。これは、yがこの範囲外であ
る水素吸蔵合金を含む水素吸蔵合金電極をアルカリ蓄電
池に用いると、第1の発明の場合と同様に、広い温度域
において充分な放電容量を示さず、また、蓄電池内圧が
高くなり、蓄電池の密閉化が困難になるからである。第
2の発明においては、yが0.2≦y≦0.6の範囲で
ある組成を有する水素吸蔵合金を用いることが特に好ま
しい。この水素吸蔵合金をアルカリ蓄電池に用いること
により、広い温度域において充分な放電容量を得ること
ができ、蓄電池内圧が低く、サイクル寿命を長くするこ
とができる。
【0013】
【作用】本発明の第1の発明の水素吸蔵合金電極は、L
aNi4.0 Alx Co1.0-x (0.4≦x≦0.9)の
組成を有する水素吸蔵合金を使用することを特徴として
いる。また、本発明の第2の発明の水素吸蔵合金電極
は、LaNi3.6 Alx Co1.4-x (0.2≦x≦0.
8)の組成を有する水素吸蔵合金を使用することを特徴
としている。
【0014】本発明の水素吸蔵合金電極に使用される水
素吸蔵合金は、基本的には、CaCu5 型構造を有し、
CaサイトにLaが用いられ、CuサイトにNi,A
l,およびCoが用いられたものである。この水素吸蔵
合金において、Alはプラトー圧を低下させる効果があ
り、蓄電池内で使用する場合に内圧を高くしなくても充
分な充電を行うことができる。この効果は、高温でも充
分に発揮され、高温でも水素のプラトー圧を低下させる
ことができる。また、Alは、酸化皮膜を形成して合金
内部の酸化を防止し、これにより放電容量の低下を防ぐ
効果がある。
【0015】また、この水素吸蔵合金合金において、C
oは過電圧を低下させる効果があり、低温での放電容量
の低下を防止することができる。また、Coは水素吸蔵
時の体積膨張を抑制する効果があるため、充電を繰り返
した場合の水素吸蔵合金の微粉化を防止し、水素吸蔵合
金の寿命を延ばす働きがある。さらに、Coには酸素ガ
スが水素ガスによって還元されるときの触媒作用とする
効果があり、過充電時に発生したO2 ガスを減少させ、
密閉型電池の充電末期内圧を低下させる効果がある。
【0016】LaNi5 にAlおよびCoを添加する場
合、LaNi5 中に過剰に添加すると放電容量の低下を
招くので、両者の添加量を最適化する必要がある。すな
わち、LaNi4.0 Alx Co1.0-x (0.4≦x≦
0.9)またはLaNi3.6 Alx Co1.4-x (0.2
≦x≦0.8)を満足するように組成を設定する必要が
ある。このように組成を設定することにより、高い放電
容量を維持できる広い使用温度範囲を有する水素吸蔵合
金電極を得ることができる。この水素吸蔵合金電極は、
電気自動車等に搭載されるアルカリ蓄電池に使用するこ
とができる。さらに、LaNi4.0 Alx Co1.0-x
(0.4≦x≦0.6)またはLaNi3.6Alx Co
1.4-x (0.2≦x≦0.6)となるようにLaNi5
にAlおよびCoを添加することにより、広い使用温度
範囲を維持したままサイクル長寿命化を図ることができ
る。特に、LaNi3.6 Alx Co1.4-x (0.2≦x
≦0.6)の組成においては、蓄電池内圧を低くするこ
ともできる。
【0017】ここで、本発明の水素吸蔵合金において、
CaサイトにLaを用い、CuサイトにNi,Al,お
よびCoを用いたのは以下の理由による。Caサイトに
TiやZrが添加されていると、水素吸蔵合金の表面に
安定な金属酸化物の被膜が形成される。このため、水素
吸蔵合金電極の過電圧が増加して低温での放電特性が著
しく低下させる。また、プラトー圧が上昇して水素吸蔵
量が著しく低下する。
【0018】CuサイトにMnが添加されていると、充
放電の繰り返しにより水素吸蔵合金が微粉化してしま
い、水素吸蔵合金が電極から脱落し、充放電サイクルの
寿命が短くなり、また、Mn自体が電解液に溶出してし
まう。このため、充放電サイクルの寿命が短くなる。
【0019】CuサイトにFeが添加されていると、水
素吸蔵量が大幅に低下する。CuサイトにSnが添加さ
れていると、プラトー圧は低下するが、その分水素化物
が安定化してしまい、水素吸蔵電極の放電容量が低下す
る。
【0020】CuサイトにSiが添加されていると、水
素吸蔵合金の表面に安定な金属酸化物の被膜が形成され
る。このため、水素吸蔵合金電極の過電圧が増加して低
温での放電特性が著しく低下させる。また、水素吸蔵合
金の水素吸蔵量も低下する。
【0021】CuサイトにZnが添加されていると、例
えばNiのような他の元素との沸点の差が非常に大きい
ので、溶解法による作製が困難となる。すなわち、水素
吸蔵合金の組成を正確に調整することができなくなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 (実施例1)まず、LaNi4.0 Al0.4 Co0.6 の組
成を有する水素吸蔵合金をアーク溶解で作製した。この
水素吸蔵合金をアルゴンガス雰囲気中において粉砕して
100メッシュ以下の合金粉末を作製した。次いで、こ
の合金粉末に結着剤としてテフロン粒子を合金粉末に対
して5重量%混合し、充分に混練して混練物を得た。こ
の混練物を7.5t/cm2 の圧力にて室温で成形して外径
13mmのペレットを作製した。次いで、このペレットを
寸法20mm×20mm、100メッシュのNi集電体に室
温で圧着して水素吸蔵合金電極を作製した。なお、この
電極に含まれる水素吸蔵合金の重量は200mgであっ
た。
【0023】ここで、LaNi4.0 Al0.4 Co0.6
組成を有する水素吸蔵合金の水素解離比と圧力との関係
を調べた。なお、各圧力における水素解離比は、ジーベ
ルツ型装置により測定した。その結果を図1および図2
のグラフに示す。図1および図2より温度が30℃であ
っても60℃であってもプラトー圧、すなわちグラフの
プラトー領域10の圧力が低いことが分かる。
【0024】次に、負極である水素吸蔵合金電極上にポ
リプロピレンからなるセパレータを介して容量が600
mAh の正極であるニッケル酸化物電極を巻き付け、これ
を内径100mm、高さ100mmの開放型アクリル容器に
挿入し、さらにこの容器内に電解液として5N−KOH
を注入し封止して蓄電池を作製した。この蓄電池として
の容量は、負極規制で約50mAh であった。
【0025】このようにして作製した電池を用いて、こ
の水素吸蔵合金電極の各温度における放電容量を調べ
た。その結果を図3のグラフに示す。なお、放電容量
は、電池充放電装置を用いて、電極合金1g当たり10
0mAの電流密度で3時間充電を行い、充電後30分間静
置した後、同じ電流密度で電池電圧が1Vになるまで放
電を行うことにより測定した。 (実施例2〜6)水素吸蔵合金として、LaNi4.0
0.5 Co0.5 (実施例2)、LaNi4.0 Al0.6
0.4 (実施例3)、LaNi4.0 Al0.7 Co0.3
(実施例4)、LaNi4.0 Al0.8 Co0.2 (実施例
5)、およびLaNi4.0 Al0.9Co0.1 (実施例
6)の組成を有する水素吸蔵合金をそれぞれ用いること
以外は実施例1と同様にして水素吸蔵合金電極を作製し
た。
【0026】この水素吸蔵合金電極の各温度における放
電容量を実施例1と同様にして調べた。その結果を図3
のグラフに併記する。 (比較例1〜5)水素吸蔵合金として、LaNi4.0
1.0 (比較例1)、LaNi4.0 Al0.1 Co0.9
(比較例2)、LaNi4.0 Al0.2 Co0.8 (比較例
3)、LaNi4.0 Al0.3 Co0.7 (比較例4)、お
よびLaNi3.0 Co1.8 Al0.2(比較例5)の組成
を有する水素吸蔵合金をそれぞれ用いること以外は実施
例1と同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。
【0027】この水素吸蔵合金電極の各温度における放
電容量を実施例1と同様にして調べた。その結果を本発
明の第1の発明の水素吸蔵合金電極の結果と共に図4の
グラフに示す。
【0028】図3から明らかなように、本発明の第1の
発明の水素吸蔵合金電極(実施例1〜6)は、−20℃
〜70℃の広い温度域で充分な放電容量(180mAh/g
)を得ることができた。
【0029】これに対して、図4から明らかなように、
本発明の第1の発明の範囲外の組成の水素吸蔵合金を用
いた水素吸蔵合金電極(比較例1〜5)は、いずれも7
0℃の高温域で放電容量が非常に少なく、蓄電池として
使用できないものであった。 (実施例7)水素吸蔵合金として、LaNi4.0 Al
0.4 Co0.6 (実施例1)、LaNi4.0 Al0.5 Co
0.5 (実施例2)、およびLaNi4.0 Al0.6 Co
0.4 (実施例3)の組成を有する水素吸蔵合金を用いて
実施例1と同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。こ
の水素吸蔵合金電極について20℃におけるサイクル試
験を行った。その結果を図5のグラフに示す。この場合
の放電容量を測定する条件は実施例1と同様とした。 (比較例6)水素吸蔵合金として、LaNi4.0 Al
0.2 Co0.8 およびLaNi4.0 Al0.7 Co0.3 (実
施例4)の組成を有する水素吸蔵合金を用いて実施例1
と同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。この水素吸
蔵合金電極について20℃におけるサイクル試験を行っ
た。その結果を図5のグラフに併記する。この場合の放
電容量を測定する条件は実施例1と同様とした。
【0030】図5から明らかなように、本発明の第1の
発明の水素吸蔵合金電極(実施例1〜3)は、100%
の放電を繰り返しているにも拘らず、300サイクル終
了後も充分な放電容量を示した。これに対して、本発明
の第1の発明の範囲外の組成の水素吸蔵合金を用いた水
素吸蔵合金電極(比較例6)およびLaNi4.0 Al
0.7 Co0.3 の組成を有する水素吸蔵合金を用いた水素
吸蔵合金電極(実施例4)は、60サイクル付近から放
電容量が低下し、300サイクル終了後ではかなり放電
容量が低下した。しかしながら、実施例4の水素吸蔵合
金電極は、広い温度域で充分な放電容量を得ることがで
きるものである。 (実施例8)まず、LaNi3.6 Al0.4 Co1.0 の組
成を有する水素吸蔵合金をアーク溶解で作製した。この
水素吸蔵合金をアルゴンガス雰囲気中において粉砕して
100メッシュ以下の合金粉末を作製した。次いで、こ
の合金粉末に結着剤としてテフロン粒子を合金粉末に対
して5重量%混合し、充分に混練して混練物を得た。こ
の混練物を7.5t/cm2 の圧力にて室温で成形して外径
13mmのペレットを作製した。次いで、このペレットを
寸法20mm×20mm、100メッシュのNi集電体に室
温で圧着して水素吸蔵合金電極を作製した。なお、この
電極に含まれる水素吸蔵合金の重量は200mgであっ
た。
【0031】ここで、LaNi3.6 Al0.4 Co1.0
組成を有する水素吸蔵合金の水素解離比と圧力との関係
を調べた。なお、各圧力における水素解離比は、ジーベ
ルツ型装置により測定した。その結果を図6のグラフに
示す。図6よりプラトー圧、すなわちグラフのプラトー
領域20の圧力が低いことが分かる。
【0032】次に、負極である水素吸蔵合金電極上にポ
リプロピレンからなるセパレータを介して容量が600
mAh の正極であるニッケル酸化物電極を巻き付け、これ
を内径100mm、高さ100mmの開放型アクリル容器に
挿入し、さらにこの容器内に電解液として5N−KOH
を注入し封止して蓄電池を作製した。この蓄電池として
の容量は、負極規制で約50mAh であった。
【0033】このようにして作製した蓄電池を用いて、
この水素吸蔵合金電極の各温度における放電容量を調べ
た。その結果を図7のグラフに示す。なお、放電容量
は、電池充放電装置を用いて、電極合金1g当たり10
0mAの電流密度で3時間充電を行い、充電後30分間静
置した後、同じ電流密度で電池電圧が1Vになるまで放
電を行うことにより測定した。
【0034】また、この水素吸蔵合金に導電材、フッ素
系樹脂、CMC水溶液を混合してペースト状にし、この
ペースト状混合物をニッケル多孔シートに塗布し、乾燥
して、負極(約4.4Ah)を作製した。この負極と公知
のニッケル極とを交互に積層し、正極規制(正極容量6
0Ah、、負極容量120Ah)の密閉型電池(公称容量6
0Ah)を作製して、その内圧特性を評価した。温度25
℃で、充電は1/5C−4hr、1/10C−3hr、1
/20C−4hrの3段階で内圧の測定は電池に圧力セン
サを組み込むことにより測定した。最大内圧の測定値を
表1に示す。
【0035】
【表1】 (実施例9〜12)水素吸蔵合金として、LaNi3.6
Al0.2 Co1.2 (実施例9)、LaNi3.6 Al0.45
Co0.95(実施例10)、LaNi3.6 Al0.6 Co
0.8 (実施例11)、およびLaNi3.6 Al0.8 Co
0.6 (実施例12)の組成を有する水素吸蔵合金をそれ
ぞれ用いること以外は実施例8と同様にして水素吸蔵合
金電極を作製した。
【0036】これらの水素吸蔵合金電極の各温度におけ
る放電容量を実施例8と同様にして調べ、その結果を図
7のグラフに併記する。また、これらの水素吸蔵合金電
極の蓄電池内圧を実施例8と同様にして調べ、その結果
を第1表に併記する。 (比較例7〜10)水素吸蔵合金として、LaNi3.6
Co1.4 (比較例7)、LaNi3.6 Al1.0 Co0.4
(比較例8)、LaNi3.6 Al1.2 Co0.2 (比較例
9)、およびLaNi3.6 Al1.4 (比較例10)の組
成を有する水素吸蔵合金をそれぞれ用いること以外は実
施例8と同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。
【0037】これらの水素吸蔵合金電極の各温度におけ
る放電容量を実施例8と同様にして調べ、その結果を図
8のグラフに示す。また、これらの水素吸蔵合金電極の
蓄電池内圧を実施例8と同様にして調べ、その結果を第
1表に併記する。
【0038】図7から明らかなように、本発明の第2の
発明の水素吸蔵合金電極は、LaNi3.6 Al0.2 Co
1.2 (実施例9)の場合−20〜60℃、LaNi3.6
Al0.4 Co1.0 (実施例8)およびLaNi3.6 Al
0.45Co0.95(実施例10)の場合−20〜70℃、L
aNi3.6 Al0.6 Co0.8 (実施例11)およびLa
Ni3.6 Al0.8 Co0.6 (実施例12)の場合−10
〜70℃の広い温度域で充分な放電容量(180mAh/g
)を得ることができた。また、第1表から分かるよう
に、いずれの場合も蓄電池内圧が低かった。
【0039】これに対して、図8から明らかなように、
本発明の第2の発明の範囲外の組成の水素吸蔵合金を用
いた水素吸蔵合金電極(比較例7〜10)は、いずれも
放電容量が少ないか、高温域での放電容量が非常に少な
く、蓄電池として使用できないものであった。また、第
1表から分かるように、Al、Coの量を最適化しない
と温度特性、寿命特性、蓄電池内圧特性のすべての特性
を同時に満足することが困難であることが分かる。 (実施例13)水素吸蔵合金として、LaNi3.6 Al
0.4 Co1.0 (実施例8)、LaNi3.6 Al0.2 Co
1.2 (実施例9)、LaNi3.6 Al0.45Co0.95(実
施例10)、およびLaNi3.6 Al0.6 Co0.8 (実
施例11)の組成を有する水素吸蔵合金を用いて実施例
8と同様にして水素吸蔵合金電極を作製した。この水素
吸蔵合金電極について20℃におけるサイクル試験を行
った。その結果を図9のグラフに示す。この場合の放電
容量を測定する条件は実施例8と同様とした。
【0040】水素吸蔵合金として、LaNi3.6 Al
1.0 Co0.4 (比較例8)およびLaNi3.6 Al0.8
Co0.6 (実施例12)の組成を有する水素吸蔵合金を
用いて実施例8と同様にして水素吸蔵合金電極を作製し
た。この水素吸蔵合金電極について20℃におけるサイ
クル試験を行った。その結果を図9のグラフに併記す
る。この場合の放電容量を測定する条件は実施例8と同
様とした。
【0041】図9から明らかなように、本発明の第2の
発明の水素吸蔵合金電極(実施例15〜18)は、10
0%の放電を繰り返しているにも拘らず、300サイク
ル終了後も充分な放電容量を示した。これに対して、L
aNi3.6 Al1.0 Co0.4の組成を有する水素吸蔵合
金を用いた水素吸蔵合金電極(比較例8)は、50サイ
クルで著しく放電容量が低下した。また、LaNi3.6
Al0.8 Co0.6 の組成を有する水素吸蔵合金を用いた
水素吸蔵合金電極(実施例12)は、サイクル数が多く
なるにしたがって放電容量が徐々に低下しており、30
0サイクル終了後では放電容量が不充分であった。しか
しながら、実施例12の水素吸蔵合金電極は、広い温度
域で充分な放電容量を得ることができるものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の水素吸蔵合金
電極は、LaNi合金に含有させるAl,Coの量を規
定している、すなわちLaNi4.0 Alx Co1-x の組
成において0.4≦x≦0.9に設定しているか、また
はLaNi3.6 Alx Co1.4-x の組成において0.2
≦x≦0.8に設定しているので、アルカリ蓄電池に使
用したときに、充電を充分に行うことができ、広い温度
域で充分な放電容量を得ることができ、しかも蓄電池の
密閉化を容易に行うことができる。また、LaNi4.0
Alx Co1-x の組成において0.4≦x≦0.6に設
定するか、またはLaNi3.6 Alx Co1.4-x の組成
において0.2≦x≦0.6に設定することにより、上
記効果に加えてサイクル寿命を延ばすことができる。さ
らに、過充電時の内圧上昇を防止することができるの
で、電池の密閉化および密閉化に伴う電槽の強化を最低
限に抑えて電池を軽量化することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の水素吸蔵合金電極に使用
される水素吸蔵合金の30℃におけるプラトー圧を示す
グラフ。
【図2】本発明の第1の発明の水素吸蔵合金電極に使用
される水素吸蔵合金の60℃におけるプラトー圧を示す
グラフ。
【図3】種々の組成の本発明の第1の発明の水素吸蔵合
金についての放電容量と温度との関係を示すグラフ。
【図4】種々の組成の本発明の第1の発明および比較例
の水素吸蔵合金についての放電容量と温度との関係を示
すグラフ。
【図5】本発明の第1の発明の水素吸蔵合金についての
放電容量とサイクル寿命との関係を示すグラフ。
【図6】本発明の第2の発明の水素吸蔵合金電極に使用
される水素吸蔵合金のプラトー圧を示すグラフ。
【図7】種々の組成の本発明の第2の発明の水素吸蔵合
金についての放電容量と温度との関係を示すグラフ。
【図8】種々の組成の比較例の水素吸蔵合金についての
放電容量と温度との関係を示すグラフ。
【図9】本発明の第2の発明の水素吸蔵合金についての
放電容量とサイクル寿命との関係を示すグラフ。
【図10】Mmを含む水素吸蔵合金(MmNi4.0 Al
0.4 Co0.6 )について圧力と原子比との関係を示すグ
ラフ。
【図11】Mmを含む水素吸蔵合金(MmNi3.6 Al
0.4 Co1.0 )について圧力と原子比との関係を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
10,20…プラトー領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇屋 吉衛 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素吸蔵合金を活物質とする電極におい
    て、前記水素吸蔵合金がLaNi4.0 Alx Co1.0-x
    (0.4≦x≦0.9)の組成を有することを特徴とす
    る水素吸蔵合金電極。
  2. 【請求項2】 水素吸蔵合金を活物質とする電極におい
    て、前記水素吸蔵合金がLaNi4.0 Alx Co1.0-x
    (0.4≦x≦0.6)の組成を有することを特徴とす
    る水素吸蔵合金電極。
  3. 【請求項3】 水素吸蔵合金を活物質とする電極におい
    て、前記水素吸蔵合金がLaNi3.6 Aly Co1.4-y
    (0.2≦y≦0.8)の組成を有することを特徴とす
    る水素吸蔵合金電極。
  4. 【請求項4】 水素吸蔵合金を活物質とする電極におい
    て、前記水素吸蔵合金がLaNi3.6 Aly Co1.4-y
    (0.2≦y≦0.6)の組成を有することを特徴とす
    る水素吸蔵合金電極。
JP6172747A 1993-11-16 1994-07-25 水素吸蔵合金電極 Pending JPH07320739A (ja)

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JP6403294 1994-03-31
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