JPH0732146A - アーク溶接における磁気吹き検知方法およびその装置 - Google Patents
アーク溶接における磁気吹き検知方法およびその装置Info
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- JPH0732146A JPH0732146A JP17516993A JP17516993A JPH0732146A JP H0732146 A JPH0732146 A JP H0732146A JP 17516993 A JP17516993 A JP 17516993A JP 17516993 A JP17516993 A JP 17516993A JP H0732146 A JPH0732146 A JP H0732146A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多大な時間を費すことなく磁気吹きを定量的
に検知する。 【構成】 溶接電流によって溶接トーチ11の先端部の
軸心まわりに生じる磁界を磁気センサユニット21によ
り一定時間毎に検出し、この検出された磁界の強さと方
向を演算手段32によって算出し、算出された磁界の強
さの変化量と磁界の方向の変化量とに基づき、判定手段
33により磁気吹きの影響が大である旨の警報信号と磁
気吹きの発生方向を表示する表示信号を出力する。
に検知する。 【構成】 溶接電流によって溶接トーチ11の先端部の
軸心まわりに生じる磁界を磁気センサユニット21によ
り一定時間毎に検出し、この検出された磁界の強さと方
向を演算手段32によって算出し、算出された磁界の強
さの変化量と磁界の方向の変化量とに基づき、判定手段
33により磁気吹きの影響が大である旨の警報信号と磁
気吹きの発生方向を表示する表示信号を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接における磁
気吹きを検知する方法およびその装置に関する。
気吹きを検知する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接には、直流アーク溶接と交流
アーク溶接とがあり、薄板などの溶接においては、直流
アーク溶接のほうが交流アーク溶接に比べてアークが安
定し、溶接は容易である。しかし、直流アーク溶接にお
いては、自らの溶接電流によって生じる被溶接物近傍の
磁界および磁界の変化により、アークが振られる「磁気
吹き」という現象が生じる。磁気吹きは、溶接品質に悪
影響を与えるため、その対策が望まれる。
アーク溶接とがあり、薄板などの溶接においては、直流
アーク溶接のほうが交流アーク溶接に比べてアークが安
定し、溶接は容易である。しかし、直流アーク溶接にお
いては、自らの溶接電流によって生じる被溶接物近傍の
磁界および磁界の変化により、アークが振られる「磁気
吹き」という現象が生じる。磁気吹きは、溶接品質に悪
影響を与えるため、その対策が望まれる。
【0003】磁気吹きは、実開昭59−180857号
公報に示される直流消耗電極式アーク溶接においてとく
に顕著である。磁気吹きは、ミクロ的には常時発生して
いるが不安定なため、確認が難かしい。したがって、磁
気吹き対策としては、磁気吹きを定量的に把握すること
が必要である。
公報に示される直流消耗電極式アーク溶接においてとく
に顕著である。磁気吹きは、ミクロ的には常時発生して
いるが不安定なため、確認が難かしい。したがって、磁
気吹き対策としては、磁気吹きを定量的に把握すること
が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はアークの磁気吹きの確認を数多くの溶接を実施するこ
とで行っていたため、確認に多大な時間を要し、また磁
気吹きの起こりやすい状態の部位を見逃すなど確認精度
が悪いという問題があった。そのため、磁気吹きに対す
る十分な対策をとることができず、磁気吹きに起因する
溶接品質が問題となっていた。
はアークの磁気吹きの確認を数多くの溶接を実施するこ
とで行っていたため、確認に多大な時間を要し、また磁
気吹きの起こりやすい状態の部位を見逃すなど確認精度
が悪いという問題があった。そのため、磁気吹きに対す
る十分な対策をとることができず、磁気吹きに起因する
溶接品質が問題となっていた。
【0005】本発明は、多大な時間を費すことなく磁気
吹きを定量的に検知することが可能なアーク溶接におけ
る磁気吹き検知方法およびその装置を提供することを目
的とする。
吹きを定量的に検知することが可能なアーク溶接におけ
る磁気吹き検知方法およびその装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係るアーク溶接における磁気吹き検知方法お
よび磁気吹き検知装置は、つぎのように構成される。
の本発明に係るアーク溶接における磁気吹き検知方法お
よび磁気吹き検知装置は、つぎのように構成される。
【0007】(1)溶接電流によって溶接トーチ先端部
の軸心まわりに生じる磁界を一定時間毎に検出し、該検
出された磁界の強さと方向を算出し、該算出された磁界
の強さの変化量と磁界の方向の変化量とに基づき磁気吹
きの影響が大である旨の警報と磁気吹きの発生方向を表
示することを特徴とするアーク溶接における磁気吹き検
知方法。 (2)溶接トーチ先端部の外周に配置され、該溶接トー
チ先端部の軸心まわりに生じる磁界を検知する磁気セン
サユニットと、前記磁気センサユニットからの信号に基
づき溶接トーチの軸心まわりの磁界の強さを求めるとと
もに、該磁界の強さの変化に基づき磁界の方向を求める
演算手段と、前記演算手段によって求められた磁界の強
さと磁界の方向の変化に基づき磁気吹きの影響が大であ
る旨の警報信号と磁気吹きの発生方向を表示する表示信
号とを出力する判定手段と、を備えたことを特徴とする
磁気吹き検知装置。
の軸心まわりに生じる磁界を一定時間毎に検出し、該検
出された磁界の強さと方向を算出し、該算出された磁界
の強さの変化量と磁界の方向の変化量とに基づき磁気吹
きの影響が大である旨の警報と磁気吹きの発生方向を表
示することを特徴とするアーク溶接における磁気吹き検
知方法。 (2)溶接トーチ先端部の外周に配置され、該溶接トー
チ先端部の軸心まわりに生じる磁界を検知する磁気セン
サユニットと、前記磁気センサユニットからの信号に基
づき溶接トーチの軸心まわりの磁界の強さを求めるとと
もに、該磁界の強さの変化に基づき磁界の方向を求める
演算手段と、前記演算手段によって求められた磁界の強
さと磁界の方向の変化に基づき磁気吹きの影響が大であ
る旨の警報信号と磁気吹きの発生方向を表示する表示信
号とを出力する判定手段と、を備えたことを特徴とする
磁気吹き検知装置。
【0008】
【作用】このように構成されたアーク溶接における磁気
吹き検知方法および磁気吹き検知装置においては、溶接
電流によって溶接トーチ先端部の軸心まわりに生じる磁
界の強さと方向とが、磁気センサユニットにより一定時
間毎に検出される。つぎに、磁気センサユニットからの
信号に基づき、磁界の強さと磁界の方向とが演算手段に
よって算出される。演算手段により磁界の強さと磁界の
方向が求められると、この磁界の強さの変化と磁界の方
向の変化に基づき、磁気吹きの影響が大である旨の警報
信号と磁気吹きの発生方向を表示する表示信号とが判定
手段により出力される。
吹き検知方法および磁気吹き検知装置においては、溶接
電流によって溶接トーチ先端部の軸心まわりに生じる磁
界の強さと方向とが、磁気センサユニットにより一定時
間毎に検出される。つぎに、磁気センサユニットからの
信号に基づき、磁界の強さと磁界の方向とが演算手段に
よって算出される。演算手段により磁界の強さと磁界の
方向が求められると、この磁界の強さの変化と磁界の方
向の変化に基づき、磁気吹きの影響が大である旨の警報
信号と磁気吹きの発生方向を表示する表示信号とが判定
手段により出力される。
【0009】このように、磁界の強さの変化と磁界の方
向の変化に基づき磁気吹きの発生を定量的に確認するの
で、磁気吹きが生じないような溶接条件を特定すること
ができ、磁気吹き防止に対する対策が可能となる。
向の変化に基づき磁気吹きの発生を定量的に確認するの
で、磁気吹きが生じないような溶接条件を特定すること
ができ、磁気吹き防止に対する対策が可能となる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るアーク溶接における磁
気吹き検知方法および磁気吹き検知装置の望ましい実施
例を、図面を参照して説明する。
気吹き検知方法および磁気吹き検知装置の望ましい実施
例を、図面を参照して説明する。
【0011】図1ないし図9は、本発明の一実施例を示
している。まず、本発明が適用される磁気吹き検知装置
の構成について説明する。図1において、11は直流消
耗電極式アーク溶接機の溶接トーチを示している。溶接
トーチ11の先端部には電極チップ12が取付けられて
いる。電極チップ12の外周にはノズル13が配置され
ている。電極チップ12の先端からは、被溶接物1に向
けて溶接ワイヤ2が送給されるようになっている。ノズ
ル13からは、被溶接物1の溶融部位に向けてシールド
ガスが噴出される。
している。まず、本発明が適用される磁気吹き検知装置
の構成について説明する。図1において、11は直流消
耗電極式アーク溶接機の溶接トーチを示している。溶接
トーチ11の先端部には電極チップ12が取付けられて
いる。電極チップ12の外周にはノズル13が配置され
ている。電極チップ12の先端からは、被溶接物1に向
けて溶接ワイヤ2が送給されるようになっている。ノズ
ル13からは、被溶接物1の溶融部位に向けてシールド
ガスが噴出される。
【0012】ノズル13の外周には、筒状のブラケット
14が配置されている。ブラケット14には、磁気セン
サユニット21が取付けられている。磁気センサユニッ
ト21は、溶接トーチ11の電極チップ12の外周に配
置されており、電極チップ12の軸心まわりに生じる磁
界を検知する機能を有している。すなわち、磁気センサ
ユニット21は、溶接時の溶接電流による磁界を電極チ
ップ12を中心として被溶接物1と平行な面で検出する
ようになっている。
14が配置されている。ブラケット14には、磁気セン
サユニット21が取付けられている。磁気センサユニッ
ト21は、溶接トーチ11の電極チップ12の外周に配
置されており、電極チップ12の軸心まわりに生じる磁
界を検知する機能を有している。すなわち、磁気センサ
ユニット21は、溶接時の溶接電流による磁界を電極チ
ップ12を中心として被溶接物1と平行な面で検出する
ようになっている。
【0013】図2は、磁気センサユニット21の概略構
成を示している。磁気センサユニット21は、8個の磁
気センサ22を有している。各磁気センサ22は、非磁
性体からなるホルダ23内に収納されている。各磁気セ
ンサ22は、電極チップ12を中心として放射状に所定
のピッチで配置されている。ホルダ23内には、各磁気
センサ22を非磁性体からなる仕切り板24によって仕
切られている。
成を示している。磁気センサユニット21は、8個の磁
気センサ22を有している。各磁気センサ22は、非磁
性体からなるホルダ23内に収納されている。各磁気セ
ンサ22は、電極チップ12を中心として放射状に所定
のピッチで配置されている。ホルダ23内には、各磁気
センサ22を非磁性体からなる仕切り板24によって仕
切られている。
【0014】磁気センサ22は、本実施例では渦電流式
の近接スイッチのように誘導起電力を生じさせるコイル
を有しているものが用いられるが、磁界の単一方向成分
を検出できるものであれば、単一方向ガウス計のような
構成のものを用いてもよい。なお、図3に示すように、
1個の磁気センサ22を電極チップ12の中心を回転中
心として回転する構成とし、所定の回転角毎に磁界を検
出するようにしても、図2の磁気センサユニット21と
同様の効果が得られる。また、磁気センサの数に分解能
が比例するため、本実施例の8ヶにとらわれず要求され
る分解能に合った数を設定することも可能である。
の近接スイッチのように誘導起電力を生じさせるコイル
を有しているものが用いられるが、磁界の単一方向成分
を検出できるものであれば、単一方向ガウス計のような
構成のものを用いてもよい。なお、図3に示すように、
1個の磁気センサ22を電極チップ12の中心を回転中
心として回転する構成とし、所定の回転角毎に磁界を検
出するようにしても、図2の磁気センサユニット21と
同様の効果が得られる。また、磁気センサの数に分解能
が比例するため、本実施例の8ヶにとらわれず要求され
る分解能に合った数を設定することも可能である。
【0015】磁気センサユニット21の各磁気センサ2
2からの信号は、制御部31の演算手段32に入力され
ている。演算手段32は、磁気センサユニット21から
の信号に基づき、電極チップ12の軸心まわりの磁界の
強さを求めるとともに、磁界の強さの変化に基づき磁界
の方向を求める機能を有している。
2からの信号は、制御部31の演算手段32に入力され
ている。演算手段32は、磁気センサユニット21から
の信号に基づき、電極チップ12の軸心まわりの磁界の
強さを求めるとともに、磁界の強さの変化に基づき磁界
の方向を求める機能を有している。
【0016】演算手段32の処理情報は、制御部31の
判定手段33に入力されている。判定手段33は、演算
手段32によって求められた磁界の強さと磁界の方向の
変化に基づき、磁気吹きの影響が大である旨の警報信号
と、磁気吹きの発生方向を表示する表示信号とを出力す
る機能を有している。判定手段33には、警報手段34
と表示手段35とが接続されている。警報手段34は、
たとえば警報ランプまたはブザーなどから構成され、表
示手段35はブラウン管(CRT)またはプリンタなど
から構成されている。
判定手段33に入力されている。判定手段33は、演算
手段32によって求められた磁界の強さと磁界の方向の
変化に基づき、磁気吹きの影響が大である旨の警報信号
と、磁気吹きの発生方向を表示する表示信号とを出力す
る機能を有している。判定手段33には、警報手段34
と表示手段35とが接続されている。警報手段34は、
たとえば警報ランプまたはブザーなどから構成され、表
示手段35はブラウン管(CRT)またはプリンタなど
から構成されている。
【0017】つぎに、図1の装置を用いた磁気吹き検知
方法およびその作用について説明する。
方法およびその作用について説明する。
【0018】図8は、制御部31における磁気吹き検知
の制御処理手順を示している。ステップ101において
制御処理が開始され、ステップ102に進んで、制御部
31に磁気センサユニット21による磁界の測定間隔と
アラーム出力境界値Ga 、D ira が入力される。ここ
で、Ga は磁界の強さの変化量を比較するためのパラメ
ータであり、Dira は磁界の向きの変化量を比較するパ
ラメータである。
の制御処理手順を示している。ステップ101において
制御処理が開始され、ステップ102に進んで、制御部
31に磁気センサユニット21による磁界の測定間隔と
アラーム出力境界値Ga 、D ira が入力される。ここ
で、Ga は磁界の強さの変化量を比較するためのパラメ
ータであり、Dira は磁界の向きの変化量を比較するパ
ラメータである。
【0019】ステップ102における処理が終了する
と、ステップ103に進み、測定開始信号が入力され
る。つぎに、ステップ104に進み、測定開始信号に基
づく内部タイマTのカウントが開始される。内部タイマ
Tのカウントが開始されると、ステップ105に進み、
各磁気センサ22の〜の出力が全て入力され、その
データはそれぞれG〜Gとされる。
と、ステップ103に進み、測定開始信号が入力され
る。つぎに、ステップ104に進み、測定開始信号に基
づく内部タイマTのカウントが開始される。内部タイマ
Tのカウントが開始されると、ステップ105に進み、
各磁気センサ22の〜の出力が全て入力され、その
データはそれぞれG〜Gとされる。
【0020】ステップ105におけるデータの入力が完
了すると、ステップ106に進みデータのバッファのた
めの処理がおこなわれる。すなわち、ステップ106に
おいては、先に設定した時間Ts が経過し、T=Ts と
なった場合は次のデータを入力し、次はT=2Ts 、そ
の次はT=3Ts ・・・と継続して入力処理を行う。つ
ぎに、ステップ106で入力されたデータに基づき、図
5に示す処理が順次行われる。
了すると、ステップ106に進みデータのバッファのた
めの処理がおこなわれる。すなわち、ステップ106に
おいては、先に設定した時間Ts が経過し、T=Ts と
なった場合は次のデータを入力し、次はT=2Ts 、そ
の次はT=3Ts ・・・と継続して入力処理を行う。つ
ぎに、ステップ106で入力されたデータに基づき、図
5に示す処理が順次行われる。
【0021】ステップ107においては、G〜Gの
全データの最大値および最小値が求められる。ステップ
107における最大値および最小値は、磁界の向きを考
慮しているため+、−が付加された値となる。図4に示
す磁界の向きの場合は、Gma x =G、Gmin =Gと
なる。ステップ107の処理が終了すると、ステップ1
08に進み、ステップ107で求められたデータの判定
が行われる。
全データの最大値および最小値が求められる。ステップ
107における最大値および最小値は、磁界の向きを考
慮しているため+、−が付加された値となる。図4に示
す磁界の向きの場合は、Gma x =G、Gmin =Gと
なる。ステップ107の処理が終了すると、ステップ1
08に進み、ステップ107で求められたデータの判定
が行われる。
【0022】ステップ108においては、180°反対
側の磁気センサ22に対応するデータがそれぞれ+、−
の符号を変えた値にほぼ等しいか否か、またはGmin が
絶体値のプラスマイナス1割の範囲に入っているか否か
が判定される。Gmin がこの範囲に入っていないと判断
された場合は、磁気センサ22の異常かスキャンミス等
の可能性があるとして、ステップ115で判定エラーが
表示され、ステップ116に進んで処理は完了する。
側の磁気センサ22に対応するデータがそれぞれ+、−
の符号を変えた値にほぼ等しいか否か、またはGmin が
絶体値のプラスマイナス1割の範囲に入っているか否か
が判定される。Gmin がこの範囲に入っていないと判断
された場合は、磁気センサ22の異常かスキャンミス等
の可能性があるとして、ステップ115で判定エラーが
表示され、ステップ116に進んで処理は完了する。
【0023】ステップ108において、Gmin が所定の
範囲に入っていると判断された場合は、ステップ109
に進む。ステップ109では、磁界の強さが算出され
る。ここでは、Gmax とGmin の絶対値の平均値GAVE
を磁界の強さとして用いる。磁界の強さ(磁束密度)が
算出されると、ステップ110に進み、磁界の向きが算
出される。ここでは、Gmin →Gmax の磁気センサ22
の向きを磁界の方向Dirとして用いる。
範囲に入っていると判断された場合は、ステップ109
に進む。ステップ109では、磁界の強さが算出され
る。ここでは、Gmax とGmin の絶対値の平均値GAVE
を磁界の強さとして用いる。磁界の強さ(磁束密度)が
算出されると、ステップ110に進み、磁界の向きが算
出される。ここでは、Gmin →Gmax の磁気センサ22
の向きを磁界の方向Dirとして用いる。
【0024】磁界の強さと方向が算出されると、ステッ
プ111に進み、この算出結果に基づきアラーム判断が
行われる。ここでは、1つ前の処理で同様に算出された
GAV E(n-1)、Dir(n-1) と、今回の処理で算出されたG
AVE(n)、Dir(n) との差を、既に設定されているGa 、
Dira との比較が行われる。比較の結果がGAVE(n)−G
AVE(n-1)≧Ga 又はDir(n) −Dir(n-1) ≧Dira であ
れば、磁界の状態が大きく変化し、アークAが振られる
可能性が有るとみなされる。すなわち、磁気吹きによっ
てアーク溶接に大きな影響が生じるとみなされる。
プ111に進み、この算出結果に基づきアラーム判断が
行われる。ここでは、1つ前の処理で同様に算出された
GAV E(n-1)、Dir(n-1) と、今回の処理で算出されたG
AVE(n)、Dir(n) との差を、既に設定されているGa 、
Dira との比較が行われる。比較の結果がGAVE(n)−G
AVE(n-1)≧Ga 又はDir(n) −Dir(n-1) ≧Dira であ
れば、磁界の状態が大きく変化し、アークAが振られる
可能性が有るとみなされる。すなわち、磁気吹きによっ
てアーク溶接に大きな影響が生じるとみなされる。
【0025】ステップ111において、溶接品質に大き
な影響が生じる磁気吹きが生じる可能性があると判断さ
れた場合は、ステップ112に進む。ステップ112で
は、アラーム表示すべき旨の情報ALM=*が記憶され
る。ステップ114では、上述の処理によって算出され
たデータが、T=n Ts 、GAVE 、Dir、ALMという
ふうに順にプリントアウトされ、ステップ116に進ん
で処理が完了する。ステップ111において、アラーム
表示を必要としない判断がされた場合は、ステップ11
3に進み、ステップ114に進んで、上述と同様に算出
されたデータがプリント用紙120にプリントアウトさ
れる。
な影響が生じる磁気吹きが生じる可能性があると判断さ
れた場合は、ステップ112に進む。ステップ112で
は、アラーム表示すべき旨の情報ALM=*が記憶され
る。ステップ114では、上述の処理によって算出され
たデータが、T=n Ts 、GAVE 、Dir、ALMという
ふうに順にプリントアウトされ、ステップ116に進ん
で処理が完了する。ステップ111において、アラーム
表示を必要としない判断がされた場合は、ステップ11
3に進み、ステップ114に進んで、上述と同様に算出
されたデータがプリント用紙120にプリントアウトさ
れる。
【0026】このように、時間の経過に応じた磁界の強
さおよび磁界の方向がプリントアウトされ、溶接品質に
悪影響がでるおそれのある場合には、アラーム表示がさ
れる。したがって、作業者はプリントアウトされたデー
タを見て、アラーム表示のある所では磁気吹きの危険が
あるとして、溶接の作業方法、溶接治具、溶接電源の接
続個所の変更等の磁気吹き対策を行うことが可能とな
る。これにより、磁気吹きが生じている工程の場合で
も、磁気吹きの少ない溶接工程に改善していくことがで
きる。
さおよび磁界の方向がプリントアウトされ、溶接品質に
悪影響がでるおそれのある場合には、アラーム表示がさ
れる。したがって、作業者はプリントアウトされたデー
タを見て、アラーム表示のある所では磁気吹きの危険が
あるとして、溶接の作業方法、溶接治具、溶接電源の接
続個所の変更等の磁気吹き対策を行うことが可能とな
る。これにより、磁気吹きが生じている工程の場合で
も、磁気吹きの少ない溶接工程に改善していくことがで
きる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。 (1)溶接電流によって溶接トーチ先端部の軸心まわり
に生じる磁界を一定時間毎に検出し、この検出された磁
界の強さと方向を算出し、この算出された磁界の強さの
変化量と磁界の方向の変化量とに基づき磁気吹きの影響
が大である旨の警報と磁気吹きの発生方向を表示するよ
うにしたので、磁気吹きを定量的に検知することが可能
となる。したがって、磁気吹きが生じないような溶接条
件を設定することができ、溶接品質を高めることができ
る。 (2)磁界の変化は、溶接ワイヤのスティック現象やバ
ックバーン等によっても生じるため、このような溶接現
象の不安定さも同時に検出することができる。
る。 (1)溶接電流によって溶接トーチ先端部の軸心まわり
に生じる磁界を一定時間毎に検出し、この検出された磁
界の強さと方向を算出し、この算出された磁界の強さの
変化量と磁界の方向の変化量とに基づき磁気吹きの影響
が大である旨の警報と磁気吹きの発生方向を表示するよ
うにしたので、磁気吹きを定量的に検知することが可能
となる。したがって、磁気吹きが生じないような溶接条
件を設定することができ、溶接品質を高めることができ
る。 (2)磁界の変化は、溶接ワイヤのスティック現象やバ
ックバーン等によっても生じるため、このような溶接現
象の不安定さも同時に検出することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る磁気吹き検知方法が適
用される磁気吹き検知装置の概略構成図である。
用される磁気吹き検知装置の概略構成図である。
【図2】図1の装置における磁気センサユニットの概略
構成図である。
構成図である。
【図3】図2の磁気センサユニットの変形例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図4】図2の磁気センサユニットによる磁界の検知状
態を示す模式図である。
態を示す模式図である。
【図5】図1の制御部における処理手順を示す模式図で
ある。
ある。
【図6】図1の表示手段に表示される磁気吹きの発生方
向を示す正面図である。
向を示す正面図である。
【図7】図1の表示手段によってプリントアウトされた
データの一例を示す斜視図である。
データの一例を示す斜視図である。
【図8】図1の制御部における処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
1 被溶接物 11 溶接トーチ 12 電極チップ 21 磁気センサユニット 22 磁気センサ 31 制御部 32 演算手段 33 判定手段 34 警報手段 35 表示手段
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接電流によって溶接トーチ先端部の軸
心まわりに生じる磁界を一定時間毎に検出し、該検出さ
れた磁界の強さと方向を算出し、該算出された磁界の強
さの変化量と磁界の方向の変化量とに基づき磁気吹きの
影響が大である旨の警報と磁気吹きの発生方向を表示す
ることを特徴とするアーク溶接における磁気吹き検知方
法。 - 【請求項2】 溶接トーチ先端部の外周に配置され、該
溶接トーチ先端部の軸心まわりに生じる磁界を検知する
磁気センサユニットと、 前記磁気センサユニットからの信号に基づき溶接トーチ
の軸心まわりの磁界の強さを求めるとともに、該磁界の
強さの変化に基づき磁界の方向を求める演算手段と、 前記演算手段によって求められた磁界の強さと磁界の方
向の変化に基づき磁気吹きの影響が大である旨の警報信
号と磁気吹きの発生方向を表示する表示信号とを出力す
る判定手段と、を備えたことを特徴とする磁気吹き検知
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17516993A JPH0732146A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | アーク溶接における磁気吹き検知方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17516993A JPH0732146A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | アーク溶接における磁気吹き検知方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732146A true JPH0732146A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=15991474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17516993A Pending JPH0732146A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | アーク溶接における磁気吹き検知方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732146A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013188790A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | アーク溶接における溶接状態監視装置及び溶接状態監視方法 |
| US9061364B2 (en) | 2011-02-09 | 2015-06-23 | Denso Corporation | TIG welding method and apparatus |
| KR20230151723A (ko) * | 2022-04-26 | 2023-11-02 | 울산대학교 산학협력단 | 니켈강 용접용 용접장치 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP17516993A patent/JPH0732146A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9061364B2 (en) | 2011-02-09 | 2015-06-23 | Denso Corporation | TIG welding method and apparatus |
| JP2013188790A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | アーク溶接における溶接状態監視装置及び溶接状態監視方法 |
| KR20230151723A (ko) * | 2022-04-26 | 2023-11-02 | 울산대학교 산학협력단 | 니켈강 용접용 용접장치 |
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