JPH073218A - 粘着テープおよびその製造法 - Google Patents
粘着テープおよびその製造法Info
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- JPH073218A JPH073218A JP14397793A JP14397793A JPH073218A JP H073218 A JPH073218 A JP H073218A JP 14397793 A JP14397793 A JP 14397793A JP 14397793 A JP14397793 A JP 14397793A JP H073218 A JPH073218 A JP H073218A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリプロピレン系樹脂を主成分とする基材シ
ートの少なくとも片面に、一般式A−B−AまたはA−
B(式中、Aはスチレン重合体ブロック、Bはブタジエ
ン重合体ブロックまたはイソプレン重合体ブロックを水
素添加して得られるオレフィン重合体ブロックをそれぞ
れ意味する)で表される水素添加されたブロック共重合
体100重量部に対し、水素添加された石油樹脂または
水素添加されたテルペン系樹脂を10〜200重量部混
合してなる粘着剤層が形成されている粘着テープであ
る。 【効果】 被着体としてのポリプロピレン系樹脂成形体
に対し優れた接着性を発現すると共に、該ポリプロピレ
ン系成形体を、粘着テープを剥し取ることなしに再生す
ることができる。
ートの少なくとも片面に、一般式A−B−AまたはA−
B(式中、Aはスチレン重合体ブロック、Bはブタジエ
ン重合体ブロックまたはイソプレン重合体ブロックを水
素添加して得られるオレフィン重合体ブロックをそれぞ
れ意味する)で表される水素添加されたブロック共重合
体100重量部に対し、水素添加された石油樹脂または
水素添加されたテルペン系樹脂を10〜200重量部混
合してなる粘着剤層が形成されている粘着テープであ
る。 【効果】 被着体としてのポリプロピレン系樹脂成形体
に対し優れた接着性を発現すると共に、該ポリプロピレ
ン系成形体を、粘着テープを剥し取ることなしに再生す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリプロピレン系樹脂製
の基材シートとポリプロピレンに対し相溶性の高い粘着
剤層とからなる粘着テープに関し、さらに詳しくは、粘
着テープが貼付されているポリエチレン成形品をリサイ
クル、再利用する際に、剥離する必要のない粘着テープ
に関する。
の基材シートとポリプロピレンに対し相溶性の高い粘着
剤層とからなる粘着テープに関し、さらに詳しくは、粘
着テープが貼付されているポリエチレン成形品をリサイ
クル、再利用する際に、剥離する必要のない粘着テープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリプロピレン系樹脂は電子
電気製品のハウジングや自動車の内外装部材などの成形
材料として、これらの分野で広く使用されている。これ
らのポリプロピレン系成形品を被着体として接着するに
は、従来より接着剤や粘着テープが使用されているが、
近年、ポリプロピレン系成形品のリサイクル、再利用化
に伴いこれらの接着剤や粘着テープを除去する工程が必
要となっている。特に粘着テープでは粘着剤としてアク
リル系やゴム系のものが好適に使用されているが、この
種の粘着剤はポリプロピレンとの相溶性が悪く、ポリプ
ロピレン再生時に該粘着剤が混入すると異物として存在
し、ポリプロピレン系成形品のリサイクルができなくな
る。
電気製品のハウジングや自動車の内外装部材などの成形
材料として、これらの分野で広く使用されている。これ
らのポリプロピレン系成形品を被着体として接着するに
は、従来より接着剤や粘着テープが使用されているが、
近年、ポリプロピレン系成形品のリサイクル、再利用化
に伴いこれらの接着剤や粘着テープを除去する工程が必
要となっている。特に粘着テープでは粘着剤としてアク
リル系やゴム系のものが好適に使用されているが、この
種の粘着剤はポリプロピレンとの相溶性が悪く、ポリプ
ロピレン再生時に該粘着剤が混入すると異物として存在
し、ポリプロピレン系成形品のリサイクルができなくな
る。
【0003】この対策として、特開平3−64381号
公報では加熱により被着体から粘着テープを剥離させる
方法が提案され、特開平4−88075号公報では加熱
や紫外線照射で被着体から脱落するマスキング材が提案
されている。
公報では加熱により被着体から粘着テープを剥離させる
方法が提案され、特開平4−88075号公報では加熱
や紫外線照射で被着体から脱落するマスキング材が提案
されている。
【0004】しかし、これらの方法やマスキング材を用
いると、剥離作業が簡便に行える利点はあるが、加熱等
によるプロセスが必要なことや粘着テープそのものの耐
熱性や耐紫外線性に限界があり、粘着テープ本来の接着
性能が十分に発揮されない難点がある。
いると、剥離作業が簡便に行える利点はあるが、加熱等
によるプロセスが必要なことや粘着テープそのものの耐
熱性や耐紫外線性に限界があり、粘着テープ本来の接着
性能が十分に発揮されない難点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、ポリプロピレン系成形品に貼付された粘着テー
プを剥すことなしに貼付したままポリプロピレン系成形
品を再生できる粘着テープを提供することにある。さら
に詳しく述べると、ポリプロピレン系成形品を再生する
場合、該成形品を細かくチップ化し射出成形または押出
成形等の溶融成形を行うが、この溶融成形時にポリプロ
ピレン系樹脂と相溶化または分散化することにより、剥
がすことなく上記リサイクルをなし得る粘着テープを提
供することにある。
ころは、ポリプロピレン系成形品に貼付された粘着テー
プを剥すことなしに貼付したままポリプロピレン系成形
品を再生できる粘着テープを提供することにある。さら
に詳しく述べると、ポリプロピレン系成形品を再生する
場合、該成形品を細かくチップ化し射出成形または押出
成形等の溶融成形を行うが、この溶融成形時にポリプロ
ピレン系樹脂と相溶化または分散化することにより、剥
がすことなく上記リサイクルをなし得る粘着テープを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による粘着テープ
は、上記目的を達成すべく工夫されたものであり、ポリ
プロピレン系樹脂を主成分とする基材シートの少なくと
も片面に、一般式A−B−AまたはA−B(式中、Aは
スチレン重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロッ
クまたはイソプレン重合体ブロックを水素添加して得ら
れるオレフィン重合体ブロックをそれぞれ意味する)で
表される水素添加されたブロック共重合体100重量部
に対し、水素添加された石油樹脂または水素添加された
テルペン系樹脂を10〜200重量部混合してなる粘着
剤層が形成されているものである。
は、上記目的を達成すべく工夫されたものであり、ポリ
プロピレン系樹脂を主成分とする基材シートの少なくと
も片面に、一般式A−B−AまたはA−B(式中、Aは
スチレン重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロッ
クまたはイソプレン重合体ブロックを水素添加して得ら
れるオレフィン重合体ブロックをそれぞれ意味する)で
表される水素添加されたブロック共重合体100重量部
に対し、水素添加された石油樹脂または水素添加された
テルペン系樹脂を10〜200重量部混合してなる粘着
剤層が形成されているものである。
【0007】水素添加された石油樹脂または水素添加さ
れたテルペン系樹脂は、ポリプロピレンに対し相溶性の
高い物質である。
れたテルペン系樹脂は、ポリプロピレンに対し相溶性の
高い物質である。
【0008】以下、本発明による粘着テープについて、
さらに詳述する。
さらに詳述する。
【0009】ポリプロピレン系樹脂を主成分とする基材
シートは、ポリプロピレン単独、またはポリプロピレン
と他のポリオレフィン系樹脂たとえばポリエチレン樹脂
やポリプロピレン系エラストマー等とのブレンド体から
なる。ブレンド体の場合、ポリプロピレン系樹脂とその
他の樹脂とを溶融混練するか、またはいわゆるリアクタ
ーブレンドのような方法で各樹脂を重合する過程で混合
体を得る方法がある。シートの厚さは用途によって選定
されるが、粘着テープとして好適に使用できる範囲は1
0〜100μm程度である。
シートは、ポリプロピレン単独、またはポリプロピレン
と他のポリオレフィン系樹脂たとえばポリエチレン樹脂
やポリプロピレン系エラストマー等とのブレンド体から
なる。ブレンド体の場合、ポリプロピレン系樹脂とその
他の樹脂とを溶融混練するか、またはいわゆるリアクタ
ーブレンドのような方法で各樹脂を重合する過程で混合
体を得る方法がある。シートの厚さは用途によって選定
されるが、粘着テープとして好適に使用できる範囲は1
0〜100μm程度である。
【0010】一般式A−B−AまたはA−Bで表される
水素添加されたブロック共重合体において、スチレン系
重合体ブロックAは、平均分子量12000〜1000
00程度のものが好ましく、ガラス転移温度20℃以上
のものが好ましい。またブタジエン重合体ブロックまた
はイソプレン重合体ブロックをそれぞれ水素添加して得
られる重合体ブロックBは、平均分子量10000〜3
00000程度のものが好ましく、ガラス転移温度−2
0℃以下のものが好ましい。A−B−AとA−Bはそれ
ぞれ単独で使用できるが、混合して使用することもでき
る。混合の場合、両者の重量比(A−B−A/A−B)
は通常100/0〜50/50程度が好ましい。このよ
うなブロック共重合体の市販品としては、クレイトンG
1650(シェル化学社製)、クレイトンG1652
(シェル化学社製)、タフテックH1052(旭化成社
製)セプトン2023(クラレ社製)等がある。
水素添加されたブロック共重合体において、スチレン系
重合体ブロックAは、平均分子量12000〜1000
00程度のものが好ましく、ガラス転移温度20℃以上
のものが好ましい。またブタジエン重合体ブロックまた
はイソプレン重合体ブロックをそれぞれ水素添加して得
られる重合体ブロックBは、平均分子量10000〜3
00000程度のものが好ましく、ガラス転移温度−2
0℃以下のものが好ましい。A−B−AとA−Bはそれ
ぞれ単独で使用できるが、混合して使用することもでき
る。混合の場合、両者の重量比(A−B−A/A−B)
は通常100/0〜50/50程度が好ましい。このよ
うなブロック共重合体の市販品としては、クレイトンG
1650(シェル化学社製)、クレイトンG1652
(シェル化学社製)、タフテックH1052(旭化成社
製)セプトン2023(クラレ社製)等がある。
【0011】水素添加された石油樹脂は、例えば、ナフ
サのクラッキングにより得られたC9留分をカチオン重
合することにより得られるC9系石油樹脂を水素添加し
たもの、または、シクロペンタジエンを主体とするC5
留分もしくはC5留分に由来するジシクロペンタジエン
を熱重合して得られる石油樹脂を水素添加したものであ
り、脂環族系の石油樹脂である。C9留分中には、重合
成分としてα−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニ
ルキシレン、プロペニルベンゼン、インデン、メチルイ
ンデン等が含有され、通常C9留分は該重合性成分の混
合物として入手しうる。また、これら石油樹脂の水素添
加では、通常、ニッケル、パラジウム、コバルト、ルテ
ニウム、白金、ロジウム等の金属またはその酸化物等を
水添触媒として使用し、温度200〜300℃、圧力1
0〜300kg/cm2 の条件が採用される。
サのクラッキングにより得られたC9留分をカチオン重
合することにより得られるC9系石油樹脂を水素添加し
たもの、または、シクロペンタジエンを主体とするC5
留分もしくはC5留分に由来するジシクロペンタジエン
を熱重合して得られる石油樹脂を水素添加したものであ
り、脂環族系の石油樹脂である。C9留分中には、重合
成分としてα−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニ
ルキシレン、プロペニルベンゼン、インデン、メチルイ
ンデン等が含有され、通常C9留分は該重合性成分の混
合物として入手しうる。また、これら石油樹脂の水素添
加では、通常、ニッケル、パラジウム、コバルト、ルテ
ニウム、白金、ロジウム等の金属またはその酸化物等を
水添触媒として使用し、温度200〜300℃、圧力1
0〜300kg/cm2 の条件が採用される。
【0012】また、水素添加されたテルペン系樹脂は、
α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン等のテルペン留分
を塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等のフリーデルク
ラフト触媒を用いてカチオン重合することにより得られ
るテルペン系樹脂を水素添加したものである。これらの
水素添加でも上記石油樹脂の方法と同様の方法が採用さ
れる。このような水素添加テルペン系樹脂の市販品の代
表例としては、アルコンP140(荒川化学社製)、ク
リアロンM105(ヤスハラケミカル社製)、エスコレ
ッツE5320(エクソン化学社製)等やこれらの軟化
点等のグレードの異なるものがある。
α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン等のテルペン留分
を塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等のフリーデルク
ラフト触媒を用いてカチオン重合することにより得られ
るテルペン系樹脂を水素添加したものである。これらの
水素添加でも上記石油樹脂の方法と同様の方法が採用さ
れる。このような水素添加テルペン系樹脂の市販品の代
表例としては、アルコンP140(荒川化学社製)、ク
リアロンM105(ヤスハラケミカル社製)、エスコレ
ッツE5320(エクソン化学社製)等やこれらの軟化
点等のグレードの異なるものがある。
【0013】粘着剤の配合としては、上記水素添加され
たブロック共重合体と水素添加された石油樹脂または水
素添加されたテルペン樹脂との混合物が基本であるが、
これに用途に応じて軟化剤、劣化防止剤、紫外線吸収
剤、充填剤等、粘着剤配合の公知の添加剤が適宜加えら
れる。
たブロック共重合体と水素添加された石油樹脂または水
素添加されたテルペン樹脂との混合物が基本であるが、
これに用途に応じて軟化剤、劣化防止剤、紫外線吸収
剤、充填剤等、粘着剤配合の公知の添加剤が適宜加えら
れる。
【0014】水素添加された石油樹脂または水素添加さ
れたテルペン樹脂の配合量は、水素添加されたブロック
共重合体100重量部に対し10〜200重量部、より
好ましくは50〜150重量部である。この配合量が1
0重量部より少ないと粘着力が小さく、逆に200重量
部より多いと粘着剤が硬くなりすぎ、十分な接着性が発
現しなかったり、耐熱接着性が悪くなる。
れたテルペン樹脂の配合量は、水素添加されたブロック
共重合体100重量部に対し10〜200重量部、より
好ましくは50〜150重量部である。この配合量が1
0重量部より少ないと粘着力が小さく、逆に200重量
部より多いと粘着剤が硬くなりすぎ、十分な接着性が発
現しなかったり、耐熱接着性が悪くなる。
【0015】本発明による粘着テープを製造するには、
例えば、予めシート状に成形したポリプロピレン系樹脂
製の基材シートに、該粘着剤を溶液で塗布し乾燥する
か、または離型紙上に該粘着剤を溶液で塗布し乾燥し、
形成された粘着剤層をポリプロピレン系樹脂製の基材シ
ートにラミネートする。特に好ましい方法としては、該
基材シート用樹脂と該粘着剤とを溶融共押出法によりテ
ープ状に一体成形することにより、粘着テープを製造す
る方法がある。上記溶液塗布またはラミネートの場合、
基材シートと粘着剤層の結合が充分でない場合がある
が、上記共押出法によれば、基材シートと粘着剤層が溶
融状態で密着されるため、両者の強固な層間接着強度が
発現し、層間剥離のない性能を発揮する粘着テープが得
られる。
例えば、予めシート状に成形したポリプロピレン系樹脂
製の基材シートに、該粘着剤を溶液で塗布し乾燥する
か、または離型紙上に該粘着剤を溶液で塗布し乾燥し、
形成された粘着剤層をポリプロピレン系樹脂製の基材シ
ートにラミネートする。特に好ましい方法としては、該
基材シート用樹脂と該粘着剤とを溶融共押出法によりテ
ープ状に一体成形することにより、粘着テープを製造す
る方法がある。上記溶液塗布またはラミネートの場合、
基材シートと粘着剤層の結合が充分でない場合がある
が、上記共押出法によれば、基材シートと粘着剤層が溶
融状態で密着されるため、両者の強固な層間接着強度が
発現し、層間剥離のない性能を発揮する粘着テープが得
られる。
【0016】本発明による粘着シートはポリプロピレン
基材シートの片面にのみ粘着剤層を形成させた場合、被
着体であるポリプロピレン成形品への表示ラベル、接合
用テープ、包装用テープ等に使用できる。また、ポリプ
ロピレン基材シートの両面に粘着剤層を形成させた両面
粘着テープは、部材固定用として使用できる他、ポリプ
ロピレン成形品用の粘着テープの用途にも使用できる。
基材シートの片面にのみ粘着剤層を形成させた場合、被
着体であるポリプロピレン成形品への表示ラベル、接合
用テープ、包装用テープ等に使用できる。また、ポリプ
ロピレン基材シートの両面に粘着剤層を形成させた両面
粘着テープは、部材固定用として使用できる他、ポリプ
ロピレン成形品用の粘着テープの用途にも使用できる。
【0017】
【作用】本発明による粘着テープでは、粘着剤は、水素
添加されたブロック共重合体と水素添加された石油樹脂
または水素添加されたテルペン樹脂との混合物からなる
ものであるため、極性が低く、同様に極性の低いポリプ
ロピレン系成形体への密着性が高く、そのため目的被着
体としてのポリプロピレン系樹脂成形体に対し優れた接
着性を発現する。また、基剤シートはポリプロピレン系
樹脂を主成分とするものであるので、上記ポリプロピレ
ン系成形体を、粘着テープを剥し取ることなしに再生す
ることができる。加えて、この粘着テープは、ポリプロ
ピレン系基材シートの存在により、貼付時にテープ切れ
等を起こさず、さらに耐熱性も良好である。
添加されたブロック共重合体と水素添加された石油樹脂
または水素添加されたテルペン樹脂との混合物からなる
ものであるため、極性が低く、同様に極性の低いポリプ
ロピレン系成形体への密着性が高く、そのため目的被着
体としてのポリプロピレン系樹脂成形体に対し優れた接
着性を発現する。また、基剤シートはポリプロピレン系
樹脂を主成分とするものであるので、上記ポリプロピレ
ン系成形体を、粘着テープを剥し取ることなしに再生す
ることができる。加えて、この粘着テープは、ポリプロ
ピレン系基材シートの存在により、貼付時にテープ切れ
等を起こさず、さらに耐熱性も良好である。
【0018】また、本発明による粘着テープはポリプロ
ピレンとの相溶性が高いので、これを被着体としてのポ
リプロピレン系成形体と一体的に再生させると、粘着テ
ープの樹脂がポリプロピレン系成形体の樹脂中に均一に
相溶するかあるいはミクロ的に分散し、そのため再生時
に異物を生じないし、そのことにより再生成形体の強
度、伸び等の品質に悪影響を及ぼすことがない。
ピレンとの相溶性が高いので、これを被着体としてのポ
リプロピレン系成形体と一体的に再生させると、粘着テ
ープの樹脂がポリプロピレン系成形体の樹脂中に均一に
相溶するかあるいはミクロ的に分散し、そのため再生時
に異物を生じないし、そのことにより再生成形体の強
度、伸び等の品質に悪影響を及ぼすことがない。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0020】実施例1 水素添加されたスチレン−ブタジエン−スチレントリブ
ロック共重合体(商品名クレイトンG−1650)10
0重量部に水素添加された石油樹脂(商品名アルコンP
−125)を100重量部混合してなる粘着剤と、ポリ
プロピレン樹脂(住友化学社製、商品名ノーブレンFK
145)とを3層共押出装置に供給して、ポリプロピレ
ン基材シート(厚み30μm)とその両面の粘着剤層
(厚み各50μm)とからなる両面粘着テープを作成し
た。
ロック共重合体(商品名クレイトンG−1650)10
0重量部に水素添加された石油樹脂(商品名アルコンP
−125)を100重量部混合してなる粘着剤と、ポリ
プロピレン樹脂(住友化学社製、商品名ノーブレンFK
145)とを3層共押出装置に供給して、ポリプロピレ
ン基材シート(厚み30μm)とその両面の粘着剤層
(厚み各50μm)とからなる両面粘着テープを作成し
た。
【0021】被着体としてのポリプロピレン板(ノーブ
レンFK145)に対する該両面粘着テープ接着性を測
定した。
レンFK145)に対する該両面粘着テープ接着性を測
定した。
【0022】さらに、再生試験片として、元の被着体の
樹脂であるポリプロピレン樹脂(ノーブレンFK14
5)100重量部に該両面粘着テープを10重量部の割
合で230℃で混融し、この混合物を用いて再生ポリプ
ロピレンのシートを作成した。この再生シートの外観お
よび物性を測定した。
樹脂であるポリプロピレン樹脂(ノーブレンFK14
5)100重量部に該両面粘着テープを10重量部の割
合で230℃で混融し、この混合物を用いて再生ポリプ
ロピレンのシートを作成した。この再生シートの外観お
よび物性を測定した。
【0023】粘着テープの粘着性と再生シートの性能の
測定結果を表1に示す。再生シートとの比較のために、
元のポリプロピレン単独のシートの外観および物性を参
考例として併記する。
測定結果を表1に示す。再生シートとの比較のために、
元のポリプロピレン単独のシートの外観および物性を参
考例として併記する。
【0024】実施例2 実施例1における水素添加されたスチレン−ブタジエン
−スチレントリブロック共重合体を、水素添加されたス
チレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体に
替えた以外、実施例1と同様の方法で粘着テープの粘着
性と再生シートの性能の測定を行った。測定結果を表1
に示す。
−スチレントリブロック共重合体を、水素添加されたス
チレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体に
替えた以外、実施例1と同様の方法で粘着テープの粘着
性と再生シートの性能の測定を行った。測定結果を表1
に示す。
【0025】実施例3 実施例2における水素添加された石油樹脂を水素添加さ
れたテルペン樹脂(クリアロンM105)に替えた以
外、実施例2と同様の方法で粘着テープの粘着性と再生
シートの性能の測定を行った。測定結果を表1に示す。
れたテルペン樹脂(クリアロンM105)に替えた以
外、実施例2と同様の方法で粘着テープの粘着性と再生
シートの性能の測定を行った。測定結果を表1に示す。
【0026】実施例4 実施例1においてポリプロピレン樹脂の代わりにポリプ
ロピレン/ポリエチレン系エラストマーブレンド体(ハ
イモント社製、商品名PROFAX KS−011)を
使用した以外、実施例1と同様の方法で粘着テープの粘
着性と再生シートの性能の測定を行った。測定結果を表
1に示す。
ロピレン/ポリエチレン系エラストマーブレンド体(ハ
イモント社製、商品名PROFAX KS−011)を
使用した以外、実施例1と同様の方法で粘着テープの粘
着性と再生シートの性能の測定を行った。測定結果を表
1に示す。
【0027】比較例1 実施例2において水素添加されたスチレン−イソプレン
−スチレントリブロック共重合体を水素添加されていな
いスチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合
体(シェル化学社製、商品名クレイトンD1107)を
使用した以外、実施例2と同様の方法で粘着テープの粘
着性と再生シートの性能の測定を行った。測定結果を表
1に示す。
−スチレントリブロック共重合体を水素添加されていな
いスチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合
体(シェル化学社製、商品名クレイトンD1107)を
使用した以外、実施例2と同様の方法で粘着テープの粘
着性と再生シートの性能の測定を行った。測定結果を表
1に示す。
【0028】比較例2 実施例3において水素添加されたテルペン樹脂に替えて
水素添加されていないテルペン樹脂(ヤスハラケミカル
社製、商品名YSレジンTO−105)を使用した以
外、実施例3と同様の方法で粘着テープの粘着性と再生
シートの性能の測定を行った。測定結果を表1に示す。
水素添加されていないテルペン樹脂(ヤスハラケミカル
社製、商品名YSレジンTO−105)を使用した以
外、実施例3と同様の方法で粘着テープの粘着性と再生
シートの性能の測定を行った。測定結果を表1に示す。
【0029】比較例3 実施例1においてポリプロピレン樹脂の代わりにポリエ
チレンテレフタレートフィルム(厚み25μm)を使用
し、その両面に実施例1における粘着剤をラミネートし
て両面粘着テープを作成し、実施例1と同様の方法で粘
着テープの粘着性と再生シートの性能の測定を行った。
測定結果を表1に示す。
チレンテレフタレートフィルム(厚み25μm)を使用
し、その両面に実施例1における粘着剤をラミネートし
て両面粘着テープを作成し、実施例1と同様の方法で粘
着テープの粘着性と再生シートの性能の測定を行った。
測定結果を表1に示す。
【0030】粘着テープの性能試験 1)剥離力試験 被着体としてポリプロピレン板(30mm×80mm×
5mm)を用いた。この被着体に、25μm厚のポリエ
チレンテレフタレートフイルムを一方の面に張り合わせ
た20mm幅の粘着テープ試験片を2Kgローラーで1
往復圧着して貼付した。この試験片についてJIS Z
O237に準じて180度剥離試験を行い、剥離力の変
化を測定した。
5mm)を用いた。この被着体に、25μm厚のポリエ
チレンテレフタレートフイルムを一方の面に張り合わせ
た20mm幅の粘着テープ試験片を2Kgローラーで1
往復圧着して貼付した。この試験片についてJIS Z
O237に準じて180度剥離試験を行い、剥離力の変
化を測定した。
【0031】2)保持力試験 上記と同じ操作で粘着テープを被着体に貼付してJIS
ZO237に準じて40℃中で1kgの荷重にて保持
力試験を行い、粘着テープが落下するまでの時間を測定
した。この試験では、貼付面積を25mm×25mmと
した。
ZO237に準じて40℃中で1kgの荷重にて保持
力試験を行い、粘着テープが落下するまでの時間を測定
した。この試験では、貼付面積を25mm×25mmと
した。
【0032】再生シートの物性試験 1)外観:厚み60μmのシートを押出成形し、異物、
フィッシュアイ等の有無を目視観察により調べた。
フィッシュアイ等の有無を目視観察により調べた。
【0033】2)引張り物性:JIS K 7113法
によりJIS2号ダンベルを作成し、引張り物性を評価
した。
によりJIS2号ダンベルを作成し、引張り物性を評価
した。
【0034】
【表1】 表1に示すように、比較例1、3の粘着シートは、再生
シート中に異物が多数存在し、伸びの極端な低下を引き
起こすため、再生できないことがわかる。また比較例2
の粘着シートは、粘着性が低く、ポリプロピレン基材シ
ートと粘着剤層との接着性が悪いため、保持力試験の際
に基材シートと粘着剤層との界面で破壊がおき、早期に
落下する。
シート中に異物が多数存在し、伸びの極端な低下を引き
起こすため、再生できないことがわかる。また比較例2
の粘着シートは、粘着性が低く、ポリプロピレン基材シ
ートと粘着剤層との接着性が悪いため、保持力試験の際
に基材シートと粘着剤層との界面で破壊がおき、早期に
落下する。
【0035】これらに対し、実施例1〜4の各粘着テー
プは、高いポリプロピレン接着性を示しつつ、再生シー
トの物性をほとんど低下させておらず、ポリプロピレン
被着体から粘着テープを剥さずにポリプロピレン被着体
を再生できることがわかる。
プは、高いポリプロピレン接着性を示しつつ、再生シー
トの物性をほとんど低下させておらず、ポリプロピレン
被着体から粘着テープを剥さずにポリプロピレン被着体
を再生できることがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明による粘着テープは以上の如く構
成されているので、被着体としてのポリプロピレン系樹
脂成形体に対し優れた接着性を発現すると共に、該ポリ
プロピレン系成形体を、粘着テープを剥し取ることなし
に再生することができる。
成されているので、被着体としてのポリプロピレン系樹
脂成形体に対し優れた接着性を発現すると共に、該ポリ
プロピレン系成形体を、粘着テープを剥し取ることなし
に再生することができる。
【0037】また、本発明による粘着テープの製造に当
たり、該基材シート用樹脂と該粘着剤とを溶融共押出法
により一体成形することにより、基材シートと粘着剤層
が溶融状態で密着され、両者の強固な層間接着強度が発
現し、層間剥離のない性能を発揮する粘着テープを得る
ことができる。
たり、該基材シート用樹脂と該粘着剤とを溶融共押出法
により一体成形することにより、基材シートと粘着剤層
が溶融状態で密着され、両者の強固な層間接着強度が発
現し、層間剥離のない性能を発揮する粘着テープを得る
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂を主成分とする基
材シートの少なくとも片面に、一般式A−B−Aまたは
A−B(式中、Aはスチレン重合体ブロック、Bはブタ
ジエン重合体ブロックまたはイソプレン重合体ブロック
を水素添加して得られるオレフィン重合体ブロックをそ
れぞれ意味する)で表される水素添加されたブロック共
重合体100重量部に対し、水素添加された石油樹脂ま
たは水素添加されたテルペン系樹脂を10〜200重量
部混合してなる粘着剤層が形成されている粘着テープ。 - 【請求項2】 請求項1記載の粘着テープを製造するに
当たり、該基材シート用樹脂と該粘着剤とを溶融共押出
法により一体成形する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14397793A JPH073218A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 粘着テープおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14397793A JPH073218A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 粘着テープおよびその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073218A true JPH073218A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15351452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14397793A Pending JPH073218A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 粘着テープおよびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073218A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5925432A (en) * | 1994-09-16 | 1999-07-20 | Avery Dennison Corporation | Primerless pressure-sensitive adhesive constructions |
| JP3289914B2 (ja) * | 1996-04-14 | 2002-06-10 | 鈴鹿富士ゼロックス株式会社 | 塗装成型品の再生方法および装置 |
| US6423392B1 (en) | 1998-12-15 | 2002-07-23 | Avery Dennison Corporation | Label adhesives and constructions exhibiting low adhesive residue in printers |
| US6547887B1 (en) | 1998-12-15 | 2003-04-15 | Avery Dennison Corporation | Multilayer pressure-sensitive adhesive label constructions |
| JP2013060567A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-04 | Nitto Denko Corp | 樹脂成形品用補強シート、樹脂成形品の補強構造および補強方法 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14397793A patent/JPH073218A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5925432A (en) * | 1994-09-16 | 1999-07-20 | Avery Dennison Corporation | Primerless pressure-sensitive adhesive constructions |
| JP3289914B2 (ja) * | 1996-04-14 | 2002-06-10 | 鈴鹿富士ゼロックス株式会社 | 塗装成型品の再生方法および装置 |
| US6958127B1 (en) | 1996-04-14 | 2005-10-25 | Suzuka Fuji Xerox Co., Ltd. | Coated molded article, method of recycling the same and apparatus therefor |
| US6423392B1 (en) | 1998-12-15 | 2002-07-23 | Avery Dennison Corporation | Label adhesives and constructions exhibiting low adhesive residue in printers |
| US6547887B1 (en) | 1998-12-15 | 2003-04-15 | Avery Dennison Corporation | Multilayer pressure-sensitive adhesive label constructions |
| JP2013060567A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-04 | Nitto Denko Corp | 樹脂成形品用補強シート、樹脂成形品の補強構造および補強方法 |
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