JPH07322496A - 配電用電流形アクティブフィルタ - Google Patents

配電用電流形アクティブフィルタ

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JPH07322496A
JPH07322496A JP6105732A JP10573294A JPH07322496A JP H07322496 A JPH07322496 A JP H07322496A JP 6105732 A JP6105732 A JP 6105732A JP 10573294 A JP10573294 A JP 10573294A JP H07322496 A JPH07322496 A JP H07322496A
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JP6105732A
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Yuzuru Tsunehiro
譲 常広
Naoki Yamamura
直紀 山村
Shinya Matsunami
真也 松波
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Chubu Electric Power Co Inc
Energy Support Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Energy Support Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/20Active power filtering [APF]

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  • Power Conversion In General (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電流形アクティブフィルタにおいて、側帯波の
周波数を高くすることができ、帯域除去フィルタのコイ
ルやコンデンサを小さくできるとともに、簡単な回路構
成で側帯波を除去する 【構成】 電流形アクティブフィルタを構成する電力変
換器Aのインバータ7は、複数のスイッチング素子とし
てのトランジスタTu + ,T- u ,T+ v ,T- v ,T
+ w ,T- w 、ダイオードD1〜D6とから構成されて
いる。インバータ7の直流端子には所定の電流(リアク
トル電流)Id を供給するリアクトル9が接続されてい
る。トランジスタTu + ,T- u ,T+ v ,T- v ,T
+ w ,T- w は、制御回路8により、+側及び−側の3
個のうち常に各1個がオンするように、かつ入力した指
令値ii * i u,v,w )のそれに等しくするようPW
M制御、すなわち、鋸波変調を行う。変換器は1/2周
期だけ移相した鋸波キャリアを使用し、又、多重化され
ているため、各変換器A,Bからの出力電流が合成され
てLCフィルタ6に合成電流が出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は配電用アクティブフィ
ルタに係り、詳しくは、電流形アクティブフィルタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】配電用アクティブフィルタは、電力用半
導体素子を用いた電気機器等の負荷が発生する高調波電
流を補償し、系統には正弦波形の電流が流れるようにす
るものである。
【0003】この配電用アクティブフィルタとして、電
圧形アクティブフィルタと電流形アクティブフィルタが
知られている。電流形アクティブフィルタは直流電流源
としての直流リアクトルの電流を所定の値に制御し、さ
らに、電力用スイッチング素子をオン・オフで極性を変
えることにより、高調波電流と同じ電流波形をつくる方
式のフィルタである。又、電圧形アクティブフィルタは
直流電圧源としてのコンデンサの充放電と大電力用スイ
ッチング素子のオン・オフにより高調波電流と同じ電流
波形をつくる方式のフィルタである。
【0004】電流形アクティブフィルタは、電圧形アク
ティブフィルタと比較すると、バイポーラトランジスタ
のような低速スイッチング素子でも十分対応できるこ
と、制御回路や補償電流の制御演算が簡単なこと、本質
的に電流源の動作を行うため、系統との間の干渉(共振
現象など)が少ない等の利点を有している。
【0005】従来の電流形アクティブフィルタは高調波
波形と搬送波と呼ばれる三角波形との大小比較を行い、
電力変換器のスイッチング素子をオン・オフさせること
により行われている。
【0006】電流形アクティブフィルタは電力変換器を
多重接続して動作させている。例えば、図1は2台の電
流形変換器A,Bを接続して動作するアクティブフィル
タを示している。各変換器A,Bの出力電流は図3に示
すようなPWM(パルス幅変調)制御された波形で、配
電線に供給すべき電流(ii * に相当)のほかに、多量
のPWMに起因する高周波成分(以下、側帯波という)
を含んでいる。文献によれば、ii * が単一の周波数f
h をもつ高調波電流、またPWMのキャリア周波数をf
c とすれば、 f=mfc +nfh m=1,2,3… ,n=±1,±2,±3… の周波数成分をもつ側帯波をもつことが知られている。
【0007】そして、電力変換器を多重化すると、mが
奇数の側帯波は相殺され、mが偶数の成分だけが残るこ
とが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は三角波
キャリアによりPWM制御を行い、電力変換器を多重化
した場合、図8(b)に示すようになる。図8(b)
は、変換器がfh =500Hzの正弦波電流を出力する
ように動作させた時の周波数スペクトラムである。な
お、三角波のキャリア周波数fc は2.5kHzであ
る。図8(b)においてはI2,-1、I2,1 の成分が残
り、この成分を除去するためには帯域除去フィルタ回路
を必要とするが、複雑な回路が必須であった。さらに、
側帯波の周波数fを高くすれば、帯域除去フィルタを構
成するコイルやコンデンサを小さくできるが、PWMの
キャリア周波数f0 を高くすることには限度があった。
【0009】本発明の目的は従来の問題を解消して、側
帯波の周波数を高くすることができ、そのことによって
側帯波除去用フィルタを簡素化でき、性能も三角波キャ
リアに比較して大幅に向上することができる電流形アク
ティブフィルタを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの請求項1の発明は、配電線に流れる系統電流に
対して負荷から生じた障害電流が重畳された負荷電流を
検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づい
て障害電流を算定する算定手段と、複数のスイッチング
素子を含み、前記算定手段の算定結果に基づいてパルス
幅変調方式で前記スイッチング素子のオン・オフを行う
ことにより障害電流と等価の補償電流を発生し、配電線
に補償電流を供給する複数の補償電流発生手段とを備え
た配電用アクティブフィルタにおいて、前記補償電流発
生手段は、パルス幅変調方式に使用する搬送波に鋸波を
使用し、該鋸波と障害電流波形との大小比較に基づい
て、スイッチング素子をオン・オフすることにより、補
償電流を出力することを要旨としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明の構成に
加えて、補償電流発生手段が、帯域除去フィルタを介し
て配電線に接続されるものであることを要旨としてい
る。請求項3の発明は請求項2の発明において、帯域除
去フィルタはLCフィルタであることをその要旨として
いる。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、検出手段は配電線に
流れる系統電流に対して負荷から生じた障害電流が重畳
された負荷電流の検出を行う。算定手段は前記検出手段
の検出結果に基づいて障害電流の算定を行う。補償電流
発生手段は前記算定手段の算定結果に基づいて鋸波と障
害電流波形との大小比較に基づいて、スイッチング素子
をオン・オフするパルス幅変調制御を行うことにより、
補償電流を出力する。
【0013】請求項2の発明は請求項1の作用に加え
て、補償電流発生手段が、帯域除去フィルタを介して配
電線に接続されるため、パルス幅変調制御に起因する高
調波が帯域除去フィルタにて除去されて配電線に補償電
流が出力される。
【0014】請求項3の発明はLCフィルタにより、パ
ルス幅変調制御に起因する高調波が帯域除去フィルタに
て除去される。
【0015】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図に従
って説明する。図1に示すように三相の配電線1に負荷
2が接続され、負荷2に対して電流形アクティブフィル
タ(以下、単にアクティブフィルタという)3が並列に
接続されている。
【0016】アクティブフィルタ3について詳細に説明
する。アクティブフィルタ3は検出手段、及び算定手段
としての障害電流検出装置4、補償電流発生手段として
の補償電流発生装置5及び帯域除去フィルタとしてのL
Cフィルタ6とを備えている。障害電流検出装置4は電
子回路から構成されている。障害電流検出装置4は前記
配電線1の各相に対して変流器CTを介して接続され、
各相に流れる負荷電流をそれぞれ入力する。
【0017】障害電流検出装置4は系統から流入する系
統電流isu,isv,iswに重畳された障害電流ii *
i u,v,w )を検出するようになっている。障害電流i
i *は電力用半導体素子を用いた電気機器等の負荷2が
発生する高調波電流や逆相電流(不平衡成分)等であ
る。この障害電流検出装置4では次のように障害電流の
検出が行われている。
【0018】系統電流isu,isv,iswを、 isu=IS sinωs t isv=IS sin(ωs t−2π/3) isw=IS sin(ωs t+2π/3) ωs :電源の角周波数 とする。負荷電流iLu,iLv,iLwとすれば、アクティ
ブフィルタ3が補償すべき補償電流ici=ii * (後記
する変換器A,Bへの指令値ともいう)は ii * =iLi−iSii u,v,w ) である。この実施例では、障害電流検出装置4は変流器
CTで検出した負荷電流iLiと、回路内部において配電
線1から供給された電源の角周波数ωs に基づいて生成
したiSiとから指令値ii * を求め、この指令値ii *
を変換器A,Bに入力するようになっている。
【0019】なお、IS はiSiの振幅である。このIS
はリアクトル電流Id をId * にするようなフィードバ
ック制御を行うことにより求められている。すなわち、
障害電流検出装置4はPI補償器(図示しない)を備え
ており、リアクトル電流idの偏差をPI補償器を通し
て帰還し、 IS =(Kp +KI /P)(Id * −Id ) 式中においてP=d/dt,(微分演算子,1/Pは積
分∫dtを意味) Kp ,KI :PI補償器のゲイン で求められる。なお、IS は前記フィードバック制御に
より適正な値IS0に収斂する。例えば、IS >IS0のと
きは、負荷2が必要とする以上の有効電力が電源から供
給される。線路電圧が変わらなければ、負荷2の電力は
一定であるため、余分なエネルギは後記リアクトル9に
蓄えられ、Id を増大させる。IS <IS0のときは、リ
アクトル9から負荷2に電力が供給され、Id を減少す
る。
【0020】その結果、上記のフィードバック制御によ
りIS をIS0にすることができる。なお、リアクトル電
流Id (=Id * )はどの瞬時においても 指令値ii
*i u,v,w )よりも大である必要がある。従って、
この実施例では、障害電流検出装置4はiu * 〜iw *
のうち、絶対値が最大なもの(|i* max )を求め、
d * =1.2|i* max を演算する。なお、リアク
トル9の銅損を考慮すると、Id * はなるだけ小さくす
ることが好ましい。
【0021】次に、補償電流発生装置5について説明す
る。図1に示すように補償電流発生装置5は多重化接続
された一対の電力変換器(以下、単に変換器という)
A,Bと、リアクトル9とから構成されている。
【0022】図2は変換器Aの結線図である。なお、変
換器Bは変換器Aと同一構成のため変換器Aについて説
明し、変換器Bについては説明を省略する。又、図2に
おいては説明の便宜上一方の変換器AのみしかLCフィ
ルタ6が接続されていないが、LCフィルタ6は図1に
示すように変換器A,Bの交流端子に共通に接続されて
いる。図に示すように変換器Aは電流形PWMインバー
タ(以下、インバータという)7と制御回路8とから構
成されている。インバータ7は、複数のスイッチング素
子としてのバイポーラトランジスタ(以下、トランジス
タという)TU + ,TU - ,TV + ,TV - ,Tw +
w - 、ダイオードD1〜D6とから構成されている。
インバータ7の直流端子には所定の電流(リアクトル電
流)Idを供給するリアクトル9が接続されている。な
お、両変換器A,Bに接続されたリアクトル9は共通鉄
心にして相間リアクトル(電流バランス)と平滑作用を
兼ね備えるように設計されている。
【0023】トランジスタTU + ,TU - ,TV + ,T
V - ,Tw + ,Tw - は、制御回路8により、+側及び
−側の3個のうち常に各1個がオンするように制御され
る。この制御は下記のように行われる。変換器A,Bの
制御回路8は、図3に示すように時間軸を微小時間Tに
等分割し、各微小時間の電流ii の平均値を前記障害電
流検出装置4から入力した指令値ii * i u,v,w
のそれに等しくするようPWM制御する。すなわち、鋸
波変調を行う。
【0024】iu * −iv * ≡iuv *v * −iw * ≡iVw *w * −iu * ≡iwu * と定義すると、信号波iuv * 〜iwu * と1.5Id の振
幅をもつ鋸波is との大小関係から図4(a)に示すよ
うにオンすべきトランジスタが一義的に定まる。
【0025】例えば、iwu * <is ≦iVw * の期間では
U + ,TW - をオンさせる。iVw * <is ≦iuv *
期間ではTU + ,TV - をオンさせる。又、is ≦iwu
* とiuv * <is のときはTU + ,TU - をオンさせ
る。
【0026】このように制御すると、微小時間の電流i
i の微小期間t=0〜Tの平均値が指令値ii * にほぼ
等しくなる。すなわち、図4(a)のt=τ1 〜τ3
はiu =Id であり、残りの時間ではiu =0であるか
ら、 平均値iu =(τ3 −τ1 )Id /T ≒(iuv * −iwu * )Id /3Id = iu * となる。
【0027】同様にしてt=τ2 〜τ3 ではiv =−I
d となり、平均値iv ≒iv * となる。又、三相回路で
は、iu +iv +iw =0であるから、平均値iw ≒i
w *となる。
【0028】又、この実施例では変換器A,Bは図5に
示すように互いに1/2周期だけ移相した鋸波キャリア
を使用している。そして、変換器は多重化されているた
め、各変換器A,Bからの出力電流が合成されてLCフ
ィルタ6に合成電流が出力する。
【0029】従って、この多重化により、各変換器A,
Bから出力されて合成された図1に示す合成電流(例え
ばiu =iuA+iuB、なお、この括弧内の左記iu は各
変換器から出力されたiu ではない。又、図1に示すi
uAとは変換器Aからの出力電流iu をいい、iuBとは変
換器Bからの出力電流iu をいう。他の相における
v ,iw についても同様である)の周波数スペクトラ
ムは図8(a)に示すようになる。この多重化により、
インバータ7の出力電流は偶数次の側帯波(2fc±m
h ,m=±1,±2…)だけが残っている。
【0030】次に、LCフィルタ6について説明する。
LCフィルタ6は前記変換器A,Bの交流端子に接続さ
れ、出力端子は各相の配電線1に対して接続されてい
る。このLCフィルタ6は各相間にコンデンサCが接続
されるとともに、各相にコイルLが接続されることによ
り構成され、除去すべき高調波の上限周波数をf0 とす
ると、f0 以上の成分をほとんど除去し、f0 以下の成
分を減衰なしで通すような特性となるように設計されて
いる。
【0031】従って、このLCフィルタ6により、イン
バータ出力電流のうち、f<f0 の成分は、ほとんど減
衰なく配電線路側に供給される。また、PWMに起因す
る2fc の側帯波は大部分がコンデンサCに側流し、配
電線1にはごく僅かの電流が流れるだけである。
【0032】以上のように構成されたアクティブフィル
タ3は、障害電流検出装置4が配電線1の各相に対して
変流器CTを介して各相に流れる負荷電流iLu,iLv
Lwをそれぞれ入力する。そして、障害電流検出装置4
は系統から流入する系統電流isu,isv,iswに重畳さ
れた障害電流ii * を検出する。
【0033】そして、障害電流検出装置4は障害電流i
i * を指令値として各変換器A,Bに出力する。変換器
A,Bは図5に示すように互いに1/2周期だけ移相し
た鋸波キャリアを使用して指令値ii * のそれに等しく
するようにPWM制御、すなわち、鋸波変調を行う。
【0034】なお、この変換器単独では、図7(a)に
示すような周波数スペクトラムが得られる(図7(a)
では説明の便宜上、fh =500Hz、T=0.5m
s、(これは鋸波周波数5.0Hzに相当する)振幅比
α=Ih /Id =0.5のときの出力電流iu のスペク
トラムである。なお、Ih は指令電流、すなわち配電線
に供給すべき電流である。)。なお、図7、図8におい
て縦軸は|Im,n /Id|を示している。
【0035】この実施例において、2台の変換器を多重
化したときのiu (合成電流)のスペクトラムは図8
(a)に示す。これはTとαは図7(a)と同じである
が、f h =1.2kHzとしたときのものである。
【0036】そして、LCフィルタ6によってインバー
タ出力電流のうち、f<f0 の成分は、ほとんど減衰な
く配電線路側に供給される。さて、比較のためにキャリ
アのみ異ならせて他の構成は前記実施例と同様のアクテ
ィブフィルタにてPWM制御を行った場合について説明
する。
【0037】図4(b)に示す三角波キャリアにてPW
M制御を行うと、信号波iuv * 〜i wu * と1.5Id
振幅をもつ三角波it との大小関係から、オンすべきト
ランジスタを決定する。この場合、1微小期間の転流回
数(オン・オフの回数)は、図4(b)に示すように、
鋸波の場合と同じ3回である。
【0038】この結果、鋸波キャリアは三角波キャリア
の2倍の周波数とすることが可能である。このことか
ら、側帯波の周波数fが高くなり、LCフィルタのコイ
ルLやコンデンサCを小さくすることができる。
【0039】また、図7(b)は図2に示す変換器でf
h =500Hzの正弦波電流を出力するように動作させ
たときの電流iu の周波数スペクトラムを示している。
キャリア周波数(三角波周波数)は2.5kHzであ
る。図7(a)と(b)とを比較すると、鋸波ではm=
1の側帯波が最も多いのに対して、三角波では、m=2
のそれが多量に存在している。
【0040】変換器A,Bに三角波キャリアを使用し多
重化した場合のfh =1.2kHzにおける合成電流
(合成電流)のスペクトラムを図8(b)に示す。キャ
リア周波数(三角波周波数)は2.5kHzである。図
8(a)の鋸波ではI2,-2,I 2,-1,I2,1 ,I2,2
目立つが、これらの周波数はIh の数倍のところにあ
り、これらの配電線1への流入は簡単なLCフィルタで
阻止することが可能である。なお、fh =1.2kHz
は商用電源(60Hz)の19次周波に相当する。三角
波の場合、I2,-1,I2,1 はIh と近接しており、これ
を減衰させるための帯域除去フィルタを負荷する必要が
ある。又、このような特性をもつフィルタの設計はかな
り難しいものである。
【0041】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して実施することもできる。 (1)前記実施例ではLCフィルタを使用したが、他の
フィルタにて構成することも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、側帯波の周波数を高くすることができ、そのこ
とによって側帯波除去用フィルタを簡素化でき、性能も
三角波キャリアに比較して大幅に向上することができ
る。
【0043】請求項2の発明によれば、パルス幅変調制
御に起因する高調波が帯域除去フィルタにて除去されて
配電線に確実に補償電流を出力することができる。請求
項3の発明はLCフィルタにより、コイルやコンデンサ
を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した実施例の電流形アクテ
ィブフィルタの回路図である。
【図2】 同じく電流形アクティブフィルタを構成する
変換器の回路図である。
【図3】 電流形変換器の出力電流波形を示す説明図で
ある。
【図4】 (a)は鋸波変調の場合の電流形変換器のP
WM制御パータンの説明図、(b)は三角波変調の場合
の電流形変換器のPWM制御パータンの説明図である。
【図5】 鋸波変調の場合、多重化したときのキャリア
の説明図である。
【図6】 三角波変調の場合、多重化したときのキャリ
アの説明図である。
【図7】 (a)は鋸波変調の場合の変換器出力電流の
周波数スペクトラム、(b)は三角波変調の場合の変換
器出力電流の周波数スペクトラムである。
【図8】 (a)は変換器を多重化して鋸波変調の場合
の変換器出力電流の周波数スペクトラム、(b)は変換
器を多重化して三角波変調の場合の変換器出力電流の周
波数スペクトラムである。
【符号の説明】
1…配電線、2…負荷、3…アクティブフィルタ、4…
検出手段、算定手段としての障害電流検出装置、5…補
償電流発生手段としての補償電流発生装置、6…LCフ
ィルタ、7…インバータ、8…制御回路、9…リアクト
ル、CT…変流器、A,B…電力変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 直紀 三重県津市大谷町204番地の4 (72)発明者 松波 真也 岐阜県岐阜市南本荘2条通15番地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線に流れる系統電流に対して負荷か
    ら生じた障害電流が重畳された負荷電流を検出する検出
    手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて障害電流を
    算定する算定手段と、複数のスイッチング素子を含み、
    前記算定手段の算定結果に基づいてパルス幅変調方式で
    前記スイッチング素子のオン・オフを行うことにより障
    害電流と等価の補償電流を発生し、配電線に補償電流を
    供給する複数の補償電流発生手段とを備えた配電用アク
    ティブフィルタにおいて、 前記補償電流発生手段は、パルス幅変調方式に使用する
    搬送波に鋸波を使用し、該鋸波と障害電流波形との大小
    比較に基づいて、スイッチング素子をオン・オフするこ
    とにより、補償電流を出力するものである配電用電流形
    アクティブフィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、補償電流発生手段
    は、帯域除去フィルタを介して配電線に接続されるもの
    である配電用電流形アクティブフィルタ。
  3. 【請求項3】 帯域除去フィルタはLCフィルタである
    請求項2記載の配電用電流形アクティブフィルタ。
JP6105732A 1994-05-19 1994-05-19 配電用電流形アクティブフィルタ Pending JPH07322496A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103066597A (zh) * 2012-11-07 2013-04-24 辽宁省电力有限公司本溪供电公司 一种动态抑制谐波和补偿无功功率的电力滤波器
CN104753078A (zh) * 2015-03-12 2015-07-01 华南理工大学 一种柔性直流换流站的脉宽调制优化方法

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