JPH07322749A - コンバインの排藁処理構造 - Google Patents

コンバインの排藁処理構造

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JPH07322749A
JPH07322749A JP11943394A JP11943394A JPH07322749A JP H07322749 A JPH07322749 A JP H07322749A JP 11943394 A JP11943394 A JP 11943394A JP 11943394 A JP11943394 A JP 11943394A JP H07322749 A JPH07322749 A JP H07322749A
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晴充 牧園
Kazutaka Oka
一孝 岡
Yukikazu Yamagishi
雪員 山岸
Noboru Kishida
登 岸田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 カバー開放状態では細断機のカバー11と掻
込みパッカーとの干渉を阻止するべく、掻込みパッカー
が掻込み移動軌跡の上半部分に位置した状態で結束装置
が停止する定位置停止式の結束クラッチBを備え、カバ
ー11の閉じで結束クラッチBが入りとなり、カバー1
1の開きで結束クラッチBが切りとなるようカバー11
と結束クラッチBとを連係する連動手段Eを設け、カバ
ー11の閉じ動作終了付近で結束クラッチBが入り作動
し、かつ、カバー11の開き動作開始付近において結束
クラッチBが切り作動するよう、カバー11と結束クラ
ッチBとの動作時期に差を付ける差動機構Eを連動手段
Fに備える。 【効果】 掻込み軌跡を十分に大きくし、カバーにパッ
カー通過用の切欠きが不要で、カッター詰まりや排藁移
動乱れといった不都合点を改善でき、動力ロスや結束ミ
スが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排藁カッターと排藁結
束装置との双方を装備したコンバインにおける排藁処理
装置に係り、詳しくは、結束空間への排藁をより良好に
充填できるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の排藁処理構造、すなわち、カッ
ターカバーの開閉で細断と結束の使い分けを行い、か
つ、結節部が結束空間の下方に位置構造(以後、上パッ
カー構造と略称する。)としては、実開昭62‐178
848号公報で示されたものが知られている。この構造
では、掻込みパッカーによる掻込み作用を排藁に上方か
ら作用させることができ、上下に振れ動くことの少ない
良好な状態で排藁を結束空間に集束できるとともに、カ
バーの開閉のみの簡単操作によってカッターと結束装置
との使い分けが行えるといった利点が得られるものであ
る。そして、上記公報の図面第1図で明らかなように、
カッター上面のカバーが開いたカッター使用状態では、
このカバーと結束装置の掻込みパッカーの移動軌跡とが
干渉しており、掻込みパッカーの停止位置如何によって
はカバーと掻込みパッカーとが接当する不都合を避ける
ため、掻込みパッカーの通過を許容する切欠きをカバー
に形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
に切欠きが常時開いているため、結束装置の使用状態で
はカバー上面を通過する排藁からの切れ藁やゴミが停止
状態のカッターに落ち込み、詰まりの原因になったりす
るとともに、開いたカバー内面から前方に突出する掻込
みパッカーによって良好な排藁のカッターへの移動が乱
れ易くなる傾向があるため、改善の余地が残されてい
た。本発明の目的は、カバーに切欠きを設けることなく
上述の上パッカー構造を採る排藁処理装置を提供する点
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、排藁を細断する細断機と、この細断機の後に
連設される状態の排藁結束装置とを備え、結束装置を、
排藁集束空間の下方に結節ビル及び紐ホルダーが、か
つ、上方に排藁集束用の掻込みパッカー及びニードルが
夫々配置される状態に構成されたコンバインの排藁処理
構造において、細断機の上面を覆うカバーを、その後部
に設けた左右向きの横軸心回りで開閉自在に構成し、こ
のカバーが閉じた閉塞状態では、カバーの上面が、排藁
搬送機構から供給されてくる排藁を集束空間に導き移送
するための結束用案内面として機能するとともに、カバ
ーが上方に開いた開放状態では、カバーの下面が、排藁
搬送機構から供給されてくる排藁を細断機に導き移送す
るための細断用案内面として機能する状態にカバーの開
き及び閉じ姿勢を設定し、開放状態においてはカバーと
掻込みパッカーとの干渉を阻止するべく、掻込みパッカ
ーがこれの掻込み移動軌跡における上半部分又は後半部
分に存在する状態で結束装置を停止させる定位置停止ク
ラッチを、結束装置の駆動系に備え、カバーを閉じると
定位置停止クラッチが入りとなり、かつ、カバーを開く
と定位置停止クラッチが切りとなるように、カバーと定
位置停止クラッチとを連係する連動手段を設けるととも
に、カバーの閉じ操作時には、該カバーがパッカーの移
動軌跡から出た後に定位置停止クラッチが入り作動し、
かつ、カバーの開き操作時には、該カバーが移動軌跡に
到達する前に定位置停止クラッチが切り作動する状態
に、カバーと定位置停止クラッチとの動作時期に差を付
ける差動機構を、連動手段に備えてあることを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】掻込みパッカーの移動軌跡は一定の曲線上を往
復するものではなく、前述した公報に示されるように上
下に幅のある略長円形となり、パッカーが開き状態のカ
バーと干渉するのは、該パッカーの移動軌跡のうちの下
半部分又は前半部分の移動軌跡上に存在しているときで
ある。故に、例えば、実開昭59‐36926号公報で
開示された田植機に用いられている定位置停止クラッチ
の技術を本願の排藁処理装置における結束装置の駆動系
に導入することにより、掻込みパッカーが掻込み移動軌
跡における上半部分又は後半部分に存在する状態で結束
装置を停止させることができ、カッター使用状態におけ
る開きカバーと掻込みパッカーとの干渉を回避すること
ができるようになるとともに、掻込み性能を向上させる
べくより大きな移動軌跡に設定することも可能である。
【0006】又、本願では結束装置を使うべくカバーを
閉じると自動的に定位置停止クラッチが入りになり、か
つ、細断機を使うべくカバーを開くと自動的に定位置停
止クラッチが切りとなるように連係されるから、カバー
を開いた排ワラ細断状態において結束装置が駆動される
無駄や、カバーを閉じた排ワラ結束状態であるにも拘ら
ずに結束装置が駆動されないクラッチ入れ忘れがない点
で好都合である。
【0007】加えて、カバーの閉じ操作時には、カバー
がパッカーの移動軌跡から出た後に定位置停止クラッチ
(結束クラッチ)が入りになるから、カバーが移動軌跡
内に存在している状態でパッカーが駆動され、カバーと
パッカーとが干渉する、といった不具合が生じない。
又、カバーの開き操作時には、カバーがパッカーの移動
軌跡に到達する前に定位置停止クラッチが切りになるか
ら、掻込み駆動されるパッカーに開き移動するカバーが
干渉する不具合も生じないようになる。つまり、差動機
構の機能により、上述した連係構造を採ったことに起因
した新たな不都合が生じないようになる。
【0008】
【発明の効果】その結果、掻込み軌跡を十分に大きくし
ながらカバーにはパッカー通過用の切欠きが不要とな
り、カッター詰まりやカッターへの排藁移動の乱れとい
った不都合点を改善て、利点の多い上パッカー構造の排
藁処理装置を提供できた。又、カバーと結束クラッチと
の連係によって動力ロスや結束ミスが解消されるもの
を、その連係構造を採るが故の新たな不都合(開閉移動
中のカバーとパッカーとの干渉)が生じないようにしな
がら実現させることができた。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1、図2にコンバイン後部に装備された排藁
処理装置Aが示され、1は排藁搬送機構、2は排藁を細
断する細断機(カッター)、3は排藁を結束する結束装
置、4は排藁を結束装置3に向けて送り出す補助搬送装
置である。カッター2は、落ちてくる排藁を引き込むべ
く互いに異なる方向に回転する前後の回転刃5,6で構
成され、これら回転刃5,6は横方向に多数並設されて
いる。カッター2の上面を覆うカバー11を、その後部
に設けた左右向きの横軸心P回りで開閉自在に構成して
ある。尚、11aは補助搬送装置4に合わせた搬送面で
あり、カバー11の先端に固定状態で取付けてある。
【0010】補助搬送装置4は、下方の駆動輪体12と
緊張輪体13と固定輪体14とに突起付きベルト15を
巻回して構成されるとともに、駆動輪体12の回転軸心
Zを中心に上方に揺動及び復帰自在に支承してある。そ
して、この補助搬送装置4のケース4aと、カバー11
の先端部とをロッド16で連結してあり、カバー11の
開閉に伴って補助搬送装置4も揺動移動するようにして
ある。結束装置3は、排藁集束空間Sの下方に結節ビル
7及び紐ホルダー8が、かつ、上方に排藁集束用の掻込
みパッカー9及びニードル10が夫々配置される上パッ
カー構造に構成されている。
【0011】排藁を細断するべくカッター2を使用する
ときには、図2に示すように、カバー11を上方に揺動
して開き姿勢とし、カバー11の下面11kが、排藁搬
送機構1から供給されてくる排藁を回転刃5,6に導き
移送するための細断用案内面として機能させる。又、結
束装置で排藁を結束させるには、図1に示すようにカバ
ー11を閉じるのであるが、この閉じた閉塞状態では、
カバー11の上面(この実施例では搬送面11aの上面
が相当する)が、排藁搬送機構1から供給されてくる排
藁を集束空間Sに導き移送するための結束用案内面とし
て機能するのであり、これらの両機能が発揮できるよう
にカバー11の揺動開閉位置を設定してある。
【0012】ところで、パッカー9の掻込み移動軌跡L
は図2に示すように、斜め向きの略長円形となり、開き
状態のカバー11と搬送面11aに干渉する部分があ
る。そこで、カバー11が開放状態となるカッター使用
時においてはカバー11とパッカー9との干渉を阻止す
るべく、パッカー9がこれの掻込み移動軌跡Lにおける
後上方移動部分Luに存在する状態で結束装置3を停止
させる定位置停止クラッチBを、結束装置3の駆動系に
備えてある。次に、その定位置停止クラッチBの構造に
ついて説明する。
【0013】図3に結束装置3に対する駆動系が示さ
れ、17は入力スプロケット、18はパッカー軸、19
は伝動軸、20はニードル軸、21は結節軸であり、パ
ッカー軸18と伝動軸19に亘って公知構造の1回転ク
ラッチ機構Cが構成されている。定位置停止クラッチB
は、図示しない伝動機構から動力入力される入力スプロ
ケット17とパッカー軸18とに亘って設けられてい
る。図4、図5に示すように、定位置停止クラッチB
は、入力スプロケット17が取付けられる駆動回転体2
2と、パッカー軸18にスライド自在にスプライン外嵌
された従動回転体23とを備え、駆動回転体22の端面
に形成した爪22aと従動回転体23の端面に形成した
爪23aとの咬合及び離脱によって結束装置3全体の駆
動及び停止が行われるように構成されている。
【0014】従動回転体23は、バネ24によって爪咬
合側、つまりクラッチ入り側にスライド付勢されてお
り、支承部25に係止させた筒状のガイド部材26に半
径方向から進退する牽制ボール28との係合によるカム
作用で、バネ24に抗して強制後退変位されるようにな
っている。牽制ボール28は、出退機構27によって駆
動側軸17aの半径方向に移動操作されるのであり、出
退機構27は、ガイド部材26とこのガイド部材26上
で軸方向にスライドするシフト部材29、このシフト部
材29をシフトさせる揺動型のシフタ30とから構成さ
れている。軸心Xで揺動可能なシフタ30は、後述する
連動手段Eによってカバー11に連動連係されている。
【0015】ガイド部材26は、その貫通孔26aにパ
ッカー軸18の半径方向にのみ移動自在な状態で牽制ボ
ール28を保持するものであり、シフト部材29は、そ
の凹入部29aに牽制ボール28が嵌まり込むクラッチ
入り状態と、摺動面29bで牽制ボール28を軸心方向
に押し込んだクラッチ切り状態とを現出させるものであ
り、このシフト部材29は巻きバネ32によってクラッ
チ入り状態となる側に付勢されている。
【0016】図6、図7に示すように、牽制ボール28
に作用するクラッチ切り用のカムが従動回転体23に形
成されている。すなわち、従動回転体23の外周近くに
は、パッカー軸18の軸心に向けての牽制ボール28の
係入を許す係入面33が周方向に沿って所定の位相範囲
θ1 にわたって形成されるとともに、この係入面33の
回転後方に引続いて上り傾斜の螺旋カム面34が所定の
位相範囲θ2 に亘って形成され、かつ、これら係入面3
3及び螺旋カム面34の回転軸心側には牽制ボール28
の内端を接当支持する周壁面35が形成されている。
【0017】又、螺旋カム面34の後端に相当する回転
位相部位Dにおいて周壁面35が終了して、牽制ボール
28の回転軸方向側への進出が許される頂平面36が形
成されるとともに、この回転位相部位Dに続く頂平面3
6よりも図6中における上側の箇所には牽制ボール28
の進出によって従動回転体23を駆動回転体22から離
反させる方向(クラッチ切り方向)に変位させるべく図
6中における下側径が大きくなるように設定した湾曲傾
斜面状の押込みカム面37を形成してある。頂平面36
は一定位相範囲θ3 に亘って形成されるとともに、その
終端に接当部38が起立形成されている。
【0018】次に、定位置停止クラッチBの作用につい
て説明する。図4に示すように、操作レバー31が結束
位置にあると(図9参照)、該レバー31に連係された
揺動シフタ30が図中左方へ揺動移動しており、シフト
部材29が巻きバネ32の付勢力によって図中左方に寄
ったクラッチ入り状態が現出される。この状態では牽制
ボール28は、回転する従動回転体23による外径方向
への押圧力を受けることでシフト部材29の凹入部29
aに入り込んだ後退姿勢になっており、牽制ボール28
に係合牽制されない従動回転体23はバネ24によって
駆動回転体22に付勢咬合されている。
【0019】操作レバー31を細断位置に操作すると
(図10参照)、図5に示すように、シフタ30が逆方
向に揺動移動して巻きバネ32の付勢力に抗してシフト
部材29を図中右方に強制スライドさせ、凹入部29a
の傾斜面29cを経て摺動面29bでもって牽制ボール
28を回転軸心方向に押し込み移動させ、従動回転体2
3の回転軌跡内に進出させる。進出した牽制ボール28
は先ず位相範囲θ1 において平行カム面33上に入り込
みその内端が周壁面35で受け止められる。従動回転体
23の回転に伴って牽制ボール28は相対的に回転位相
θ2 に入り、上り傾斜の螺旋カム面34に係合する。軸
方向位置固定の牽制ボール28に対して螺旋カム面34
が回動して行くことで従動回転体23は相対的に駆動回
転体22から離反する方向にスライドされる。
【0020】そして、牽制ボール28が相対的に回転位
相部位Dに至ると、周壁面35に替えて押し込みカム面
37と牽制ボール28とが接当する状態となり、巻きバ
ネ32にうち勝ってシフト部材29を図5中右方に押し
やり、その結果牽制ボール28に作用する回転軸心側へ
の押し込み力が持続し、その押し込み力を受ける押し込
みカム面37の傾斜による楔作用の働きにより、従動回
転体23はさらに駆動回転体22から離反する方向にス
ライドされて爪22a,23aどうしが離脱する。つま
り、完全なクラッチ切り状態がもたらされる。
【0021】この場合、伝動の断たれた従動回転体23
は、これに連係された各種部品の質量に基づく慣性で更
に遊転しようとするが、クラッチ切り位相である回転位
相部位Dの後方に存在する接当部38に接当することに
よって、従動回転体23はその接当部38部位で停止す
る。従って、操作レバー31を結束クラッチ切りとなる
細断位置に操作すると、図2に示すように、掻込みパッ
カー9が移動軌跡Lにおける後上方移動部分Luに位置
した状態で結束装置3が停止するのである。
【0022】このコンバインでは、細断機2と結束装置
3との使い分けを間違いなく行えるようにするため、以
下のように工夫されている。すなわち、結束装置3を使
用するべくカバー11を閉じると定位置停止クラッチB
が入りとなり、かつ、細断機2を使用するべくカバー1
1を開くと定位置停止クラッチBが切りとなるように、
カバー11と定位置停止クラッチBとを連係する連動手
段Eを設けてある。又、カバー11の閉じ操作時には、
カバー11がパッカー9の移動軌跡Lから出た後に定位
置停止クラッチBが入り作動し、かつ、カバー11の開
き操作時には、カバー11が前記移動軌跡Lに到達する
前に定位置停止クラッチBが切り作動する状態に、カバ
ー11と定位置停止クラッチBとの動作時期に差を付け
る差動機構Fを連動手段Eに備えてある。
【0023】図8〜図10に示すように、カバー11の
根本に装備された揺動板40とシフタ30の一対の被操
作片30aとに亘って第1、第2連動ロッド41,42
を架設してカバー11とシフタ30とを連動連係してあ
り、カバー11と一体揺動する揺動板40は、その円弧
長孔40aによって第1連動ロッド41を連結するとも
に、第2連動ロッド42とは単純に枢支連結してある。
又、カバー11の根本には、一体揺動する操作アーム4
3が取付けてあり、この操作アーム43と前述した操作
レバー31とがロッド連動されている。この構造では、
第1、第2連動ロッド41,42が連動手段Eに相当
し、円弧長孔40aで差動機構Fが構成されている。
【0024】上記した結束装置2と細断機3とに関する
操作構造の作用を説明する。 <閉じ操作時について>先ず、図10に示す細断作業状
態では、カバー11が全開してシフタ30が図8に示す
左方に寄った位置にあり、定位置停止クラッチBが切り
になっている。このとき、第1連動ロッド41は円弧長
孔40aの右端に位置するとともに、第2連動ロッド4
2の下端は、被操作片30aと揺動軸心Pとを結ぶ短絡
直線から僅かに後方(図中右方)によった位置にある。
【0025】次に、操作レバー31を図10の実線に示
す状態から結束位置に向けて操作すると、揺動板40が
図中左回り(反時計回り)揺動し、直ちに第2連動ロッ
ド42が動かされるが、第1連動ロッド41は円弧長孔
40aの角度範囲移動後にその左端との接当によって遅
れて動き始めるようになる。このとき、上記角度範囲
(30%〜40%の開き位置)では、第2連動ロッド42の
下端は前述した短絡直線を跨ぐように移動することか
ら、事実上第2連動ロッド42は、すなわと被操作片3
0aは動かない遊び範囲となっている。従って、円弧長
孔40aの角度範囲でカバー11が操作されても、尚定
位置停止クラッチBはクラッチ切り状態が維持されてい
る。
【0026】引き続き操作レバー31を操作すると、や
っと被操作片30aが動き始め、カバー11が全閉位置
に程近いクラッチ入り位置(60%〜70%の閉じ状態)に
到達したときに実際に定位置停止クラッチBが入りとな
り、パッカー9が駆動され始めるのである。このクラッ
チ入り位置に有るカバー11は、既にパッカー9の移動
軌跡Lから下方に外れており、干渉しない状態となって
いる。そして、カバー11が全閉位置になると、定位置
停止クラッチBが安定した入り状態となっている。
【0027】<開き操作時について>図9に示す結束作
業状態では、操作レバー31が結束位置にあってカバー
11は全閉となり、シフタ30が図5に示す右方に寄っ
た位置にあり、定位置停止クラッチBが入りとなってい
る。この状態から操作レバー31を細断位置に向けて動
作するとカバー11が開き操作され、円弧長孔40aの
作用によって第1連動ロッド41は動こうとしないが、
揺動板40に単純枢支連結された第2連動ロッド42
は、すなわち、シフタ30が直ちに動き始める。
【0028】そして、カバー11が未だ全閉位置に程近
いクラッチ切り位置(30%〜40%の開き位置)に到達し
た時点で定位置停止クラッチBが切り操作され、パッカ
ー9の掻込み作動が停止する。この状態では、カバー1
1は未だパッカー9の移動軌跡L外にあり、干渉が生じ
ないようになっている。
【0029】引き続き操作レバー31を操作してカバー
11を開いていくと、第2連動ロッド下端が前記短絡直
線に近づき、その第2連動ロッドの押し操作じよるシフ
タ30の動きが事実上停止するようになるが、このとき
には第1連動ロッド41下端が円弧長孔40aの左端か
ら右端に向かうように揺動板40のみが移動するように
なる。つまり、カバー11が全開位置に程近い位置(60
%〜70%の閉じ状態)から全開位置に移動する間はシフ
タ30が動かず、定位置停止クラッチBの安定したクラ
ッチ切り状態が維持されている。
【0030】以上説明したように、カバー11を閉じる
ときには、そのカバー11がパッカー9の移動軌跡Lと
干渉しない位置まで操作されてから結束装置3が駆動さ
れるとともに、カバー11を開くときには、そのカバー
11がパッカー9の移動軌跡Lと干渉しない範囲内で結
束装置3が停止されるように、連動手段Eと差動機構F
とが機能し、操作途中にパッカー9とカバー11とが干
渉する不具合なく、定位置停止クラッチBの持つ利点を
如何なく発揮できるものである。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではないとともに、
「掻込み移動軌跡Lにおける上半部分又は後半部分に存
在する」とは、移動軌跡Lにおける開き状態のカバー1
1と干渉しない位置のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン後部の排藁処理装置の概略構造を示
す側面図
【図2】掻込みパッカーとカバーとの位置関係を示す側
面図
【図3】結束装置への駆動系を示す展開図
【図4】定位置停止クラッチの構造を示す断面図
【図5】クラッチ切り状態を示す定位置停止クラッチの
断面図
【図6】従動回転体の斜視図
【図7】カム面の展開側面図
【図8】カバーと定位置停止クラッチとの連係構造を示
す一部切欠き背面図
【図9】カバーが閉じた結束状態を示す操作系の概略図
【図10】カバーが開いた細断状態を示す操作系の概略
【符号の説明】
1 排藁搬出機構 2 細断機 3 結束装置 7 結節ビル 8 紐ホルダ 9 掻込みパッカー 10 ニードル 11 カバー B 定位置停止クラッチ L 掻込み移動軌跡 P 横軸心 S 排藁集束空間 E 連動手段 F 差動機構
フロントページの続き (72)発明者 岸田 登 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排藁を細断する細断機(2)と、この細
    断機(2)の後に連設される状態の排藁結束装置(3)
    とを備え、該結束装置(3)を、排藁集束空間(S)の
    下方に結節ビル(7)及び紐ホルダー(8)が、かつ、
    上方に排藁集束用の掻込みパッカー(9)及びニードル
    (10)が夫々配置される状態に構成してあるコンバイ
    ンの排藁処理構造であって、 前記細断機(2)の上面を覆うカバー(11)を、その
    後部に設けた左右向きの横軸心(P)回りで開閉自在に
    構成し、このカバー(11)が閉じた閉塞状態では、該
    カバー(11)の上面が、排藁搬送機構(1)から供給
    されてくる排藁を前記集束空間(S)に導き移送するた
    めの結束用案内面として機能するとともに、前記カバー
    (11)が上方に開いた開放状態では、該カバー(1
    1)の下面が、前記排藁搬送機構(1)から供給されて
    くる排藁を前記細断機(2)に導き移送するための細断
    用案内面として機能する状態に前記カバー(11)の開
    き及び閉じ姿勢を設定し、 前記開放状態においては前記カバー(11)と前記掻込
    みパッカー(9)との干渉を阻止するべく、前記掻込み
    パッカー(9)がこれの掻込み移動軌跡(L)における
    上半部分又は後半部分に存在する状態で前記結束装置
    (3)を停止させる定位置停止クラッチ(B)を、前記
    結束装置(3)の駆動系に備え、 前記カバー(11)を閉じると前記定位置停止クラッチ
    (B)が入りとなり、かつ、前記カバー(11)を開く
    と前記定位置停止クラッチ(B)が切りとなるように、
    前記カバー(11)と前記定位置停止クラッチ(B)と
    を連係する連動手段(E)を設けるとともに、 前記カバー(11)の閉じ操作時には、該カバー(1
    1)が前記移動軌跡(L)から出た後に前記定位置停止
    クラッチ(B)が入り作動し、かつ、前記カバー(1
    1)の開き操作時には、該カバー(11)が前記移動軌
    跡(L)に到達する前に前記定位置停止クラッチ(B)
    が切り作動する状態に、前記カバー(11)と前記定位
    置停止クラッチ(B)との動作時期に差を付ける差動機
    構(F)を、前記連動手段(E)に備えてあるコンバイ
    ンの排藁処理構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110740634A (zh) * 2017-05-04 2020-01-31 凯斯纽荷兰(中国)管理有限公司 用于农业收割机的谷壳盘的过心锁定系统

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