JPH0732333A - 繊維補強水硬性無機質成形物の成形方法および成形装置 - Google Patents
繊維補強水硬性無機質成形物の成形方法および成形装置Info
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- JPH0732333A JPH0732333A JP17654393A JP17654393A JPH0732333A JP H0732333 A JPH0732333 A JP H0732333A JP 17654393 A JP17654393 A JP 17654393A JP 17654393 A JP17654393 A JP 17654393A JP H0732333 A JPH0732333 A JP H0732333A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】組成の異なる層を複数層備え、かつ、各層の厚
みを設定どおり有する薄肉製品を的確に成形することが
できる水硬性無機質成形物の成形方法、および、成形装
置を提供することを目的としている。 【構成】壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第1分
割型と、型面に沿って弾性膨縮体が設けられた第2分割
型とを閉合することで形成される型窩内に、成形材料を
充填し、前記水抜孔から吸引脱水するとともに前記弾性
膨縮体と第2分割型の型面との間に加圧媒体を注入して
弾性膨縮体を第1分割型側へ膨出させて成形材料を圧縮
成形する成形工程を少なくとも2回繰り返すとともに、
後の成形工程において、型窩の厚みが直前の成形工程の
型窩の厚みより厚くなるような第2分割型を用い、か
つ、直前の成形工程の成形材料と異なる組成の成形材料
を型窩内に充填する成形方法とした。また、複数の第2
分割型を、回転軸を中心にして回転させるか、基板にス
ライド自在に支持させて、容易に交換できる成形装置に
した。
みを設定どおり有する薄肉製品を的確に成形することが
できる水硬性無機質成形物の成形方法、および、成形装
置を提供することを目的としている。 【構成】壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第1分
割型と、型面に沿って弾性膨縮体が設けられた第2分割
型とを閉合することで形成される型窩内に、成形材料を
充填し、前記水抜孔から吸引脱水するとともに前記弾性
膨縮体と第2分割型の型面との間に加圧媒体を注入して
弾性膨縮体を第1分割型側へ膨出させて成形材料を圧縮
成形する成形工程を少なくとも2回繰り返すとともに、
後の成形工程において、型窩の厚みが直前の成形工程の
型窩の厚みより厚くなるような第2分割型を用い、か
つ、直前の成形工程の成形材料と異なる組成の成形材料
を型窩内に充填する成形方法とした。また、複数の第2
分割型を、回転軸を中心にして回転させるか、基板にス
ライド自在に支持させて、容易に交換できる成形装置に
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維補強水硬性無機質
成形物の成形方法および成形装置に関する。
成形物の成形方法および成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント、石膏、珪酸カルシウム形成材
料等の水硬性無機物を主成分とする材料で成形した成形
物は、通常、曲げや荷重により引張応力が加わると破損
しやすいと言う欠点を有している。そこで、セメント瓦
などの薄板状成形物の場合、通常、水硬性無機物に合成
繊維,天然繊維,ガラス繊維等の補強繊維を予め混合し
た水硬性無機質成形材料(以下、「成形材料」とのみ記
す)を用いて成形するようにしている。
料等の水硬性無機物を主成分とする材料で成形した成形
物は、通常、曲げや荷重により引張応力が加わると破損
しやすいと言う欠点を有している。そこで、セメント瓦
などの薄板状成形物の場合、通常、水硬性無機物に合成
繊維,天然繊維,ガラス繊維等の補強繊維を予め混合し
た水硬性無機質成形材料(以下、「成形材料」とのみ記
す)を用いて成形するようにしている。
【0003】特に、セメント瓦などのように荷重や衝撃
が一方向から主にかかるような成形物は、荷重や衝撃が
かかる側で補強繊維の配合率を多くし、荷重圧縮が集中
的にかかる部分の補強繊維の配合率を他方より少なくす
るなど、補強繊維の混合率を成形物の厚み方向で異なる
ようにすることが試みられている。すなわち、出来るだ
け有効に補強繊維を配置して不必要な補強繊維の使用を
さけ、製品の軽量化や原材料費の抑制を図るようにして
いる。
が一方向から主にかかるような成形物は、荷重や衝撃が
かかる側で補強繊維の配合率を多くし、荷重圧縮が集中
的にかかる部分の補強繊維の配合率を他方より少なくす
るなど、補強繊維の混合率を成形物の厚み方向で異なる
ようにすることが試みられている。すなわち、出来るだ
け有効に補強繊維を配置して不必要な補強繊維の使用を
さけ、製品の軽量化や原材料費の抑制を図るようにして
いる。
【0004】本発明者は、このように、補強繊維の配合
率を厚み方向で異なるように成形する方法として、図3
に示すような成形装置8を用いて行う方法(特願平4−
348071号参照)を先に提案している。この方法
は、壁面に水抜孔81が多数穿設された第1分割型82
と、気密性を有する弾性膨縮体83が型面に沿って設け
られている第2分割型84とを閉合して形成された型窩
内へ、補強繊維が混合された水硬性無機物成形材料を所
定量充填する充填工程と、前記弾性膨縮体83と第2分
割型84の内壁面との間に加圧媒体を圧入し、弾性膨縮
体83を介して前記水硬性無機物成形材料を圧縮すると
ともに、吸引により第1分割型82の前記水抜孔81か
ら前記水硬性無機物成形材料の余剰水分を型外へ脱水す
る圧縮脱水工程とからなる第1手順を実施し、つぎに、
加圧媒体を抜いて一旦弾性膨縮体83による圧縮を開放
したのち、第1手順によって第1分割型82の型面に沿
って賦形された先の成形材料と弾性膨縮体83との間
に、先の成形材料と異なる組成の成形材料を充填し、再
び水抜孔81から吸引しつつ弾性膨縮体83によって圧
縮して厚み方向に補強繊維の配合率が異なる層を多層に
備えた成形物を得るようにしている。
率を厚み方向で異なるように成形する方法として、図3
に示すような成形装置8を用いて行う方法(特願平4−
348071号参照)を先に提案している。この方法
は、壁面に水抜孔81が多数穿設された第1分割型82
と、気密性を有する弾性膨縮体83が型面に沿って設け
られている第2分割型84とを閉合して形成された型窩
内へ、補強繊維が混合された水硬性無機物成形材料を所
定量充填する充填工程と、前記弾性膨縮体83と第2分
割型84の内壁面との間に加圧媒体を圧入し、弾性膨縮
体83を介して前記水硬性無機物成形材料を圧縮すると
ともに、吸引により第1分割型82の前記水抜孔81か
ら前記水硬性無機物成形材料の余剰水分を型外へ脱水す
る圧縮脱水工程とからなる第1手順を実施し、つぎに、
加圧媒体を抜いて一旦弾性膨縮体83による圧縮を開放
したのち、第1手順によって第1分割型82の型面に沿
って賦形された先の成形材料と弾性膨縮体83との間
に、先の成形材料と異なる組成の成形材料を充填し、再
び水抜孔81から吸引しつつ弾性膨縮体83によって圧
縮して厚み方向に補強繊維の配合率が異なる層を多層に
備えた成形物を得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者が先
に提案した上記方法では、各層の厚みをコントロールす
ることが難しく厚肉製品の成形には有効であるが、薄肉
製品の場合には、補強繊維の配合率の異なる層を的確な
厚みで成形することが難しい。また、厚肉製品であって
も層毎で断面形状が異なる製品を成形することは全く不
可能である。
に提案した上記方法では、各層の厚みをコントロールす
ることが難しく厚肉製品の成形には有効であるが、薄肉
製品の場合には、補強繊維の配合率の異なる層を的確な
厚みで成形することが難しい。また、厚肉製品であって
も層毎で断面形状が異なる製品を成形することは全く不
可能である。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、組成
の異なる層を複数層備え、かつ、各層の厚みおよび形状
を設定どおり有する成形物を的確に成形することができ
る水硬性無機質成形物の成形方法、および、設置場所を
あまりとらず、かつ、この成形方法を確実に実施できる
成形装置を提供することを目的としている。
の異なる層を複数層備え、かつ、各層の厚みおよび形状
を設定どおり有する成形物を的確に成形することができ
る水硬性無機質成形物の成形方法、および、設置場所を
あまりとらず、かつ、この成形方法を確実に実施できる
成形装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明(以下、「第1発明」
と記す)にかかる水硬性無機質成形物の成形方法は、壁
面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第1分割型と、型
面に沿って弾性膨縮体が設けられた第2分割型とを閉合
することで形成される型窩内に、成形材料を充填し、前
記水抜孔から吸引脱水するとともに前記弾性膨縮体と第
2分割型の型面との間に加圧媒体を圧入して弾性膨縮体
を第1分割型側へ膨出させて成形材料を圧縮成形する成
形工程を少なくとも2回繰り返すとともに、後の成形工
程において、型窩の厚みが直前の成形工程の型窩の厚み
より厚くなるような第2分割型を用い、かつ、直前の成
形工程の成形材料と異なる組成の成形材料を型窩内に充
填する構成とした。
るために、請求項1に記載の発明(以下、「第1発明」
と記す)にかかる水硬性無機質成形物の成形方法は、壁
面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第1分割型と、型
面に沿って弾性膨縮体が設けられた第2分割型とを閉合
することで形成される型窩内に、成形材料を充填し、前
記水抜孔から吸引脱水するとともに前記弾性膨縮体と第
2分割型の型面との間に加圧媒体を圧入して弾性膨縮体
を第1分割型側へ膨出させて成形材料を圧縮成形する成
形工程を少なくとも2回繰り返すとともに、後の成形工
程において、型窩の厚みが直前の成形工程の型窩の厚み
より厚くなるような第2分割型を用い、かつ、直前の成
形工程の成形材料と異なる組成の成形材料を型窩内に充
填する構成とした。
【0008】上記第1発明の構成において、弾性膨縮体
としては、ゴム等の弾性材料によって形成された弾性シ
ートや型面に沿う形状に成形された弾性袋状体等が挙げ
られる。加圧媒体とは、特に限定されないが、水や油等
の液体が挙げられる。吸引脱水と圧縮とは同時に行って
もよいが、まず、吸引を行い一定時間経過後に圧縮を開
始することが好ましい。
としては、ゴム等の弾性材料によって形成された弾性シ
ートや型面に沿う形状に成形された弾性袋状体等が挙げ
られる。加圧媒体とは、特に限定されないが、水や油等
の液体が挙げられる。吸引脱水と圧縮とは同時に行って
もよいが、まず、吸引を行い一定時間経過後に圧縮を開
始することが好ましい。
【0009】吸引圧力は、−500mmHg程度が好まし
い。また、圧縮圧力は、20kg/cm2程度が好ましい。
また、第1分割型には、型面に沿うように伸張性を有す
る濾過材を設けておくことが好ましい。濾過材の材質と
しては、外力が加えられる際に寸法が伸びて面積が拡張
する材料のことであり、たとえば、巻縮糸を使用した布
地、多孔質ゴム等が挙げられる。
い。また、圧縮圧力は、20kg/cm2程度が好ましい。
また、第1分割型には、型面に沿うように伸張性を有す
る濾過材を設けておくことが好ましい。濾過材の材質と
しては、外力が加えられる際に寸法が伸びて面積が拡張
する材料のことであり、たとえば、巻縮糸を使用した布
地、多孔質ゴム等が挙げられる。
【0010】成形材料としては、水硬性無機物,補強繊
維を主成分として含み、必要に応じて、骨材としての
砂,砂利、急硬材、顔料等や、一般の無機成形体の製造
に用いることができるものを適宜混合したものが挙げら
れる。水硬性無機物は、セメント,石膏,珪酸カルシウ
ム形成材料等の水和反応によって硬化する材料から選ば
れる。
維を主成分として含み、必要に応じて、骨材としての
砂,砂利、急硬材、顔料等や、一般の無機成形体の製造
に用いることができるものを適宜混合したものが挙げら
れる。水硬性無機物は、セメント,石膏,珪酸カルシウ
ム形成材料等の水和反応によって硬化する材料から選ば
れる。
【0011】補強繊維としては、特に限定されない、た
とえば、鉱物繊維,ガラス繊維,動植物繊維,合成繊
維,半合成繊維等が挙げられる。請求項2に記載の発明
(以下、「第2発明」と記す)にかかる水硬性無機質成
形物の成形装置は、壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔さ
れた第1分割型と、第1分割型と閉合して互いに異なる
厚みの型窩を形成する複数の第2分割型とを備え、各第
2分割型は、1つの回転軸を中心にして型面を外側に向
けて回転自在に支持され、かつ、気密性を有し加圧媒体
の圧入により第2分割型から遠ざかる方向に膨出する弾
性膨縮体が型面に沿って設けられている構成とした。
とえば、鉱物繊維,ガラス繊維,動植物繊維,合成繊
維,半合成繊維等が挙げられる。請求項2に記載の発明
(以下、「第2発明」と記す)にかかる水硬性無機質成
形物の成形装置は、壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔さ
れた第1分割型と、第1分割型と閉合して互いに異なる
厚みの型窩を形成する複数の第2分割型とを備え、各第
2分割型は、1つの回転軸を中心にして型面を外側に向
けて回転自在に支持され、かつ、気密性を有し加圧媒体
の圧入により第2分割型から遠ざかる方向に膨出する弾
性膨縮体が型面に沿って設けられている構成とした。
【0012】請求項3に記載の発明(以下、「第3発
明」と記す)にかかる水硬性無機質成形物の成形装置
は、壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第1分割型
と、第1分割型と閉合して互いに異なる厚みの型窩を形
成する複数の第2分割型とを備え、各第2分割型は、第
1分割型と対面して設けられる1つの基板に、スライド
自在に支持され、かつ、気密性を有し加圧媒体の圧入に
より第2分割型から遠ざかる方向に膨出する弾性膨縮体
が型面に沿って設けられている構成とした。
明」と記す)にかかる水硬性無機質成形物の成形装置
は、壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第1分割型
と、第1分割型と閉合して互いに異なる厚みの型窩を形
成する複数の第2分割型とを備え、各第2分割型は、第
1分割型と対面して設けられる1つの基板に、スライド
自在に支持され、かつ、気密性を有し加圧媒体の圧入に
より第2分割型から遠ざかる方向に膨出する弾性膨縮体
が型面に沿って設けられている構成とした。
【0013】
【作用】上記第1発明の構成によれば、まず、第1分割
型と1番目の第2分割型とを閉合し、型窩内へ所定の配
合にされた水硬性無機質成形材料を充填し、吸引により
水硬性無機質成形材料の余剰水分を水抜孔から脱水する
とともに、加圧媒体を送り込み弾性膨縮体を第1分割型
側へ膨出させて成形材料を圧縮賦形する第1の工程を実
施する。
型と1番目の第2分割型とを閉合し、型窩内へ所定の配
合にされた水硬性無機質成形材料を充填し、吸引により
水硬性無機質成形材料の余剰水分を水抜孔から脱水する
とともに、加圧媒体を送り込み弾性膨縮体を第1分割型
側へ膨出させて成形材料を圧縮賦形する第1の工程を実
施する。
【0014】つぎに、吸引脱水および圧縮を停止すると
ともに、第1分割型と1番目の第2分割型との閉合を解
除したのち、2番目の第2分割型を第1分割型と閉合さ
せる。2番目の第2分割型は、第1分割型と閉合した
時、第1分割型と1番目の第2分割型との閉合によって
形成される型窩より厚みの厚い型窩が形成されるように
なっているので、第1の工程において、第1分割型の型
面に沿って形成された賦形物と2番目の第2分割型との
間に空間が生じる。
ともに、第1分割型と1番目の第2分割型との閉合を解
除したのち、2番目の第2分割型を第1分割型と閉合さ
せる。2番目の第2分割型は、第1分割型と閉合した
時、第1分割型と1番目の第2分割型との閉合によって
形成される型窩より厚みの厚い型窩が形成されるように
なっているので、第1の工程において、第1分割型の型
面に沿って形成された賦形物と2番目の第2分割型との
間に空間が生じる。
【0015】この空間に先の賦形物と異なる組成の成形
材料を充填し、吸引により成形材料の余剰水分を水抜孔
から脱水するとともに、加圧媒体を送り込み2番目の第
2分割型の弾性膨縮体を第1分割型側へ膨出させて成形
材料を圧縮賦形する第2の工程を実施する。そして、1
番目の水硬性無機質成形材料からなる賦形物に2番目の
水硬性無機質成形材料からなる賦形物が所定の厚みで正
確に積層された成形物を得ることができる。すなわち、
前記空間によって2番目の層の厚みが正確に確保される
ことになる。
材料を充填し、吸引により成形材料の余剰水分を水抜孔
から脱水するとともに、加圧媒体を送り込み2番目の第
2分割型の弾性膨縮体を第1分割型側へ膨出させて成形
材料を圧縮賦形する第2の工程を実施する。そして、1
番目の水硬性無機質成形材料からなる賦形物に2番目の
水硬性無機質成形材料からなる賦形物が所定の厚みで正
確に積層された成形物を得ることができる。すなわち、
前記空間によって2番目の層の厚みが正確に確保される
ことになる。
【0016】また、さらに、3番目,4番目と第2分割
型をさらに増やしていけば、各層が所望の厚みに形成さ
れた多層構造の成形物を正確に成形することができるよ
うになる。上記第2発明の構成によれば、回転軸を中心
にして第2分割型を回転させるだけで、所望の第2分割
型を第1分割型と対面させ、閉合することができる。
型をさらに増やしていけば、各層が所望の厚みに形成さ
れた多層構造の成形物を正確に成形することができるよ
うになる。上記第2発明の構成によれば、回転軸を中心
にして第2分割型を回転させるだけで、所望の第2分割
型を第1分割型と対面させ、閉合することができる。
【0017】上記第3発明の構成によれば、第2分割型
を基板に沿ってスライドさせるだけで、所望の第2分割
型を第1分割型と対面させ、閉合することができる。
を基板に沿ってスライドさせるだけで、所望の第2分割
型を第1分割型と対面させ、閉合することができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1(a)〜(c)は
第2発明にかかる成形装置の1実施例をあらわしてい
る。図に示すように、この成形装置1は、第1分割型
(下型)2と2つの第2分割型(上型)3a,3bとを
備えている。
面を参照しつつ詳しく説明する。図1(a)〜(c)は
第2発明にかかる成形装置の1実施例をあらわしてい
る。図に示すように、この成形装置1は、第1分割型
(下型)2と2つの第2分割型(上型)3a,3bとを
備えている。
【0019】第1分割型2は、図示していない脱水排気
ポンプに連通する多数の水抜き孔21が穿設されてい
る。第2分割型3a,3bは、型面が背中合わせになる
ように配置されているとともに、回転軸31を中心にし
て回転し、第1分割型2と対面した状態で第1分割型2
と閉合するようになっている。
ポンプに連通する多数の水抜き孔21が穿設されてい
る。第2分割型3a,3bは、型面が背中合わせになる
ように配置されているとともに、回転軸31を中心にし
て回転し、第1分割型2と対面した状態で第1分割型2
と閉合するようになっている。
【0020】また、一方の第2分割型3aと他方の第2
分割型3bとは、第1分割型2と閉合して形成される型
窩の厚みが、他方の第2分割型3aが第1分割型2と閉
合して形成される型窩の厚みより薄くなるように設計さ
れている。さらに、2つの第2分割型3a,3bは、そ
れぞれ型面に沿って弾性膨縮体32,32が設けられて
いるとともに、この弾性膨縮体32と各第2分割型3a
(3b)との間に加圧媒体を送り込むチューブ33が設
けられている。
分割型3bとは、第1分割型2と閉合して形成される型
窩の厚みが、他方の第2分割型3aが第1分割型2と閉
合して形成される型窩の厚みより薄くなるように設計さ
れている。さらに、2つの第2分割型3a,3bは、そ
れぞれ型面に沿って弾性膨縮体32,32が設けられて
いるとともに、この弾性膨縮体32と各第2分割型3a
(3b)との間に加圧媒体を送り込むチューブ33が設
けられている。
【0021】チューブ33は、回転軸31を貫通して設
けられ、加圧媒体ポンプ(図示せず)と連通した送液管
34に連結している。すなわち、弾性膨縮体32は、送
液管34、チューブ33を介して加圧媒体が第2分割型
3a,3bとの間に圧入されることによって、第2分割
型3a(3b)から離れる方向に膨出するようになって
いる。
けられ、加圧媒体ポンプ(図示せず)と連通した送液管
34に連結している。すなわち、弾性膨縮体32は、送
液管34、チューブ33を介して加圧媒体が第2分割型
3a,3bとの間に圧入されることによって、第2分割
型3a(3b)から離れる方向に膨出するようになって
いる。
【0022】なお、図中、4は成形材料の注入管であ
る。この成形装置1は以上のようになっているので、ま
ず、図1(a)に示すように、回転軸31を中心にして
回転させて一方の第2分割型3aを第1分割型2に対面
するように配置させたのち、図1(b)に示すように注
入管4から第1の成形材料5を型窩11内へ注入充填す
る。
る。この成形装置1は以上のようになっているので、ま
ず、図1(a)に示すように、回転軸31を中心にして
回転させて一方の第2分割型3aを第1分割型2に対面
するように配置させたのち、図1(b)に示すように注
入管4から第1の成形材料5を型窩11内へ注入充填す
る。
【0023】そして、水抜孔21から吸引して第1の成
形材料5の余剰水分を脱水するとともに、加圧媒体を第
2分割型3aと弾性膨縮体32との間に圧入して弾性膨
縮体32を第1分割型3a方向へ膨出させて水硬性無機
質成形材料5を圧縮賦形する。つぎに、第1分割型2と
第2分割型3aとの閉合を解除し、回転軸31を中心に
して回転させて他方の第2分割型3bを第1分割型2に
対面させたのち、図1(c)に示すように第1分割型2
と第2分割型3bとを閉合する。
形材料5の余剰水分を脱水するとともに、加圧媒体を第
2分割型3aと弾性膨縮体32との間に圧入して弾性膨
縮体32を第1分割型3a方向へ膨出させて水硬性無機
質成形材料5を圧縮賦形する。つぎに、第1分割型2と
第2分割型3aとの閉合を解除し、回転軸31を中心に
して回転させて他方の第2分割型3bを第1分割型2に
対面させたのち、図1(c)に示すように第1分割型2
と第2分割型3bとを閉合する。
【0024】この閉合によって、第2分割型3bと第1
の成形材料5によって形成された賦形物51との間に空
間6に第2の成形材料を注入充填し、水抜孔21から吸
引して第2の成形材料の余剰水分を脱水するとともに、
加圧媒体を第2分割型3bと弾性膨縮体32との間に圧
入して弾性膨縮体32を第1分割型3a方向へ膨出させ
て成形材料を圧縮賦形して、厚み方向に異なる組成から
なる所望の厚みの層を備えた成形物が成形できる。
の成形材料5によって形成された賦形物51との間に空
間6に第2の成形材料を注入充填し、水抜孔21から吸
引して第2の成形材料の余剰水分を脱水するとともに、
加圧媒体を第2分割型3bと弾性膨縮体32との間に圧
入して弾性膨縮体32を第1分割型3a方向へ膨出させ
て成形材料を圧縮賦形して、厚み方向に異なる組成から
なる所望の厚みの層を備えた成形物が成形できる。
【0025】しかも、この装置1は、回転軸31を介し
て2つの第2分割型3a,3bが一体になっているとと
もに、回転軸31を中心にして回転することで、第1分
割型2に正確に対面するようになっているので、装置自
体がコンパクトで設置場所をとらず、また、2つの第2
分割型3a,3bの交換作業が簡単である。図2は第3
発明にかかる成形装置の1実施例をあらわしている。
て2つの第2分割型3a,3bが一体になっているとと
もに、回転軸31を中心にして回転することで、第1分
割型2に正確に対面するようになっているので、装置自
体がコンパクトで設置場所をとらず、また、2つの第2
分割型3a,3bの交換作業が簡単である。図2は第3
発明にかかる成形装置の1実施例をあらわしている。
【0026】この装置7は、2つの第2分割型3a,3
bが基板71にスライド自在に設けられている以外は、
図1の成形装置1と略同様になっている。したがって、
この装置7によれば、図2(a)に示すように、まず、
第1分割型2と第2分割型3aとを閉合して図1の装置
1と同様に、型窩内へ注入充填された第1の成形材料5
を水抜孔21から脱水するとともに、弾性膨縮体32に
よって圧縮賦形したのち、図2(b)に示すように、第
1分割型2と第2分割型3aとの閉合を解除し、他方の
第2分割型3bをスライドさせて第1分割型2に対面さ
せる。
bが基板71にスライド自在に設けられている以外は、
図1の成形装置1と略同様になっている。したがって、
この装置7によれば、図2(a)に示すように、まず、
第1分割型2と第2分割型3aとを閉合して図1の装置
1と同様に、型窩内へ注入充填された第1の成形材料5
を水抜孔21から脱水するとともに、弾性膨縮体32に
よって圧縮賦形したのち、図2(b)に示すように、第
1分割型2と第2分割型3aとの閉合を解除し、他方の
第2分割型3bをスライドさせて第1分割型2に対面さ
せる。
【0027】つぎに、第1分割型2と他方の第2分割型
3bとを閉合し、空間6に第2の成形材料を注入充填し
たのち、脱水するとともに圧縮賦形し、厚み方向に異な
る組成からなる所望の厚みの層を備えた成形物が成形で
きる。しかも、この装置7は、基板71に第2分割型3
a,3bが一体に設けられて装置自体がコンパクトで設
置場所をとらない。また、2つの第2分割型3a,3b
が基板71にスライド自在に支持されているので、スラ
イドさせるだけで、2つの第2分割型3a,3bを簡単
に交換できる。
3bとを閉合し、空間6に第2の成形材料を注入充填し
たのち、脱水するとともに圧縮賦形し、厚み方向に異な
る組成からなる所望の厚みの層を備えた成形物が成形で
きる。しかも、この装置7は、基板71に第2分割型3
a,3bが一体に設けられて装置自体がコンパクトで設
置場所をとらない。また、2つの第2分割型3a,3b
が基板71にスライド自在に支持されているので、スラ
イドさせるだけで、2つの第2分割型3a,3bを簡単
に交換できる。
【0028】(実施例1)表1に示す第1の水硬性無機
質成形材料Aと第2の水硬性無機質成形材料Bとを用意
し、表2の型寸法で図1と同型の装置1を用いて成形物
を成形した。 (実施例2)表1に示す第1の水硬性無機質成形材料A
と第2の水硬性無機質成形材料Bとを用意し、表2の型
寸法で図1と同型の装置7を用いて成形物を成形した。
質成形材料Aと第2の水硬性無機質成形材料Bとを用意
し、表2の型寸法で図1と同型の装置1を用いて成形物
を成形した。 (実施例2)表1に示す第1の水硬性無機質成形材料A
と第2の水硬性無機質成形材料Bとを用意し、表2の型
寸法で図1と同型の装置7を用いて成形物を成形した。
【0029】(比較例1)表1に示す第1の水硬性無機
質成形材料Aと第2の水硬性無機質成形材料Bとを用意
し、表2の型寸法で図3に示すような成形装置8を用い
て成形物を成形した。上記実施例1,2および比較例1
で得られた成形物の曲げ強度および生産スピードを表2
に合わせて示した。
質成形材料Aと第2の水硬性無機質成形材料Bとを用意
し、表2の型寸法で図3に示すような成形装置8を用い
て成形物を成形した。上記実施例1,2および比較例1
で得られた成形物の曲げ強度および生産スピードを表2
に合わせて示した。
【0030】
【表1】 表1中、普通ポルトランドセイメントは宇部興産(株)
製のもの、パルプはコウシンパルプ(株)製の商品名S
Rー50、珪砂9号は昭和鉱業(株)製のものをそれぞ
れ使用した。
製のもの、パルプはコウシンパルプ(株)製の商品名S
Rー50、珪砂9号は昭和鉱業(株)製のものをそれぞ
れ使用した。
【0031】
【表2】 表2から、実施例1,2の場合、比較例1に比べて生産
性に優れ、しかも、得られる成形物は緻密で強度的にも
優れたものとなることがわかる。
性に優れ、しかも、得られる成形物は緻密で強度的にも
優れたものとなることがわかる。
【0032】本発明は、上記の実施例に限定されない。
たとえば、上記の実施例では、第2分割型3a,3bの
断面形状が略相似形であったが、各層の断面形状が異な
る成形物を成形する時には、第2分割型の断面形状を異
形にしてもよい。
たとえば、上記の実施例では、第2分割型3a,3bの
断面形状が略相似形であったが、各層の断面形状が異な
る成形物を成形する時には、第2分割型の断面形状を異
形にしてもよい。
【0033】
【発明の効果】第1発明にかかる繊維補強水硬性無機質
成形物の成形方法は、以上のように構成されているの
で、組成の異なる層がそれぞれ所望の断面形状および厚
みに積層された成形品を薄肉であっても正確に得ること
ができる。したがって、できるだけ有効に補強繊維を配
置して不必要な補強繊維の使用をさけ、製品の軽量化や
原材料費の抑制を図り、安価な製品を提供できるように
なる。
成形物の成形方法は、以上のように構成されているの
で、組成の異なる層がそれぞれ所望の断面形状および厚
みに積層された成形品を薄肉であっても正確に得ること
ができる。したがって、できるだけ有効に補強繊維を配
置して不必要な補強繊維の使用をさけ、製品の軽量化や
原材料費の抑制を図り、安価な製品を提供できるように
なる。
【0034】第2発明および第3発明にかかる繊維補強
水硬性無機質成形物の成形装置は、以上のように構成さ
れているので、第1発明にかかる成形方法を確実に実施
できることは勿論のこと、装置自体がコンパクトにな
り、設置場所をとらず、かつ、第2分割型の交換作業が
迅速に行え、生産時間が短縮できる。
水硬性無機質成形物の成形装置は、以上のように構成さ
れているので、第1発明にかかる成形方法を確実に実施
できることは勿論のこと、装置自体がコンパクトにな
り、設置場所をとらず、かつ、第2分割型の交換作業が
迅速に行え、生産時間が短縮できる。
【図1】第2発明にかかる水硬性無機質成形物の成形装
置の1実施例をあらわす断面図であって、この装置を用
いて第1発明の成形方法を実施する場合を工程順に表し
ている。
置の1実施例をあらわす断面図であって、この装置を用
いて第1発明の成形方法を実施する場合を工程順に表し
ている。
【図2】第3発明にかかる水硬性無機質成形物の成形装
置の1実施例をあらわす断面図であって、この装置を用
いて第1発明の成形方法を実施する場合を工程順に表し
ている。
置の1実施例をあらわす断面図であって、この装置を用
いて第1発明の成形方法を実施する場合を工程順に表し
ている。
【図3】先に提案された水硬性無機質成形物の成形装置
の1例をあらわす断面図である。
の1例をあらわす断面図である。
1 成形装置 2 第1分割型 3a,3b 第2分割型 7 成形装置 21 水抜孔 31 回転軸 32 弾性膨縮体 71 基板
Claims (3)
- 【請求項1】 壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された
第1分割型と、型面に沿って弾性膨縮体が設けられた第
2分割型とを閉合することで形成される型窩内に、水硬
性無機物成形材料を充填し、前記水抜孔から吸引脱水す
るとともに、前記弾性膨縮体と第2分割型の型面との間
に加圧媒体を圧入して弾性膨縮体を第1分割型側へ膨出
させて水硬性無機物成形材料を圧縮成形する成形工程を
少なくとも2回繰り返すとともに、後の成形工程におい
て、型窩の厚みが直前の成形工程の型窩の厚みより厚く
なるような第2分割型を用い、かつ、直前の成形工程の
水硬性無機質成形材料と異なる組成の水硬性無機質成形
材料を型窩内に充填することを特徴とする繊維補強水硬
性無機質成形物の成形方法。 - 【請求項2】壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第
1分割型と、第1分割型と閉合して互いに異なる厚みの
型窩を形成する複数の第2分割型とを備え、各第2分割
型は、1つの回転軸を中心にして型面を外側に向けて回
転自在に支持され、かつ、加圧媒体の圧入により第2分
割型から遠ざかる方向に膨出する弾性膨縮体が型面に沿
って設けられていることを特徴とする成形装置。 - 【請求項3】壁面に沿って多数の水抜孔が穿孔された第
1分割型と、第1分割型と閉合して互いに異なる厚みの
型窩を形成する複数の第2分割型とを備え、各第2分割
型は、第1分割型と対面して設けられる1つの基板に、
スライド自在に支持され、かつ、加圧媒体の圧入により
第2分割型から遠ざかる方向に膨出する弾性膨縮体が型
面に沿って設けられていることを特徴とする成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17654393A JPH0732333A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 繊維補強水硬性無機質成形物の成形方法および成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17654393A JPH0732333A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 繊維補強水硬性無機質成形物の成形方法および成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732333A true JPH0732333A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16015431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17654393A Pending JPH0732333A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 繊維補強水硬性無機質成形物の成形方法および成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732333A (ja) |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP17654393A patent/JPH0732333A/ja active Pending
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