JPH07324073A - 置換インドール−3−酢酸化合物および置換ベンゾフラニル−3−酢酸化合物の製造方法 - Google Patents

置換インドール−3−酢酸化合物および置換ベンゾフラニル−3−酢酸化合物の製造方法

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JPH07324073A
JPH07324073A JP11858194A JP11858194A JPH07324073A JP H07324073 A JPH07324073 A JP H07324073A JP 11858194 A JP11858194 A JP 11858194A JP 11858194 A JP11858194 A JP 11858194A JP H07324073 A JPH07324073 A JP H07324073A
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國郎 小笠原
Kiyohiro Mitsumizu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 置換インドール又はベンゾフラン−3−酢酸
化合物の高収率合成。 【構成】 式(I)の化合物と、2,5−ジヒドロ−
2,5−ジメトキシフランとを、パラジウム触媒の存在
下に反応開環させて、式(II)の化合物を合成する。 【化1】 〔式(I),(II)中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 =H,
F,Cl,アルキル、アラルキル、アルコキシ、ニト
ロ、アミノ、アミド、シアノ、アルキルチオ、アラルキ
ルチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ア
シル、アルコキシカルボニル、又はアルコキシカルボニ
ルアルキル基、B=NHCOOR5 、OCOOR5 、N
2 、NHR6 又はOH、R5 =C1-4 アルキル、R6
=C1-5 アルキル、アリル又はベンジル、A=−NH
−、−NR6 −又は−O−〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植物生理活性作用をもつ
置換インドール−3−酢酸化合物および医薬品の原料と
なる置換ベンゾフラニル−3−酢酸誘導体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】置換インドール−3−酢酸化合物の製造
方法としては、例えばインドール−3−アセトニトリル
の加水分解(薬誌、76、409(1956))、インド
ールとグリコール酸カリウム塩との加熱反応(J.Or
g.Chem.,28,1246(1963))、アルカ
リの存在下インドールとモノクローナル酢酸との加熱反
応(Khim.Geterotsikl.Soedi
n.,1974,1375)、およびフェニルヒドラジ
ンと、3−ホルミルプロピオン酸又は2−オキソグルタ
ル酸とのフイッシャー反応による製造方法(Can.
J.Chem.35,1578(1957))などが知ら
れている。
【0003】一方、置換ベンゾフラニル−3−酢酸の製
造方法としては、ベンゾフランとジアゾ酢酸エステルと
の反応物の加水分解法(J.Org.Chem.,4
2,3945(1977))、ブロモアセチル酢酸エステ
ルとフェノールとのペヒマン反応後、閉環する法(Ch
em.Pharm.Bull.,30,552(198
2))、ベンゾフラン−3−(2H)−オンとメトキシカ
ルボニルメチレントリフェニルホスホランとのウイッテ
ィヒ反応(J.Chem.Soc.,Perkin T
rans.I,1984,1605)、および4−(2
−ヨードフェノキシ)ブテン酸メチルエステルのパラジ
ウム触媒による閉環方法(Heterocycles,
28,55(1989))などが知られている。
【0004】しかしながら、上記の従来の置換インドー
ル−3−酢酸の製造において、原料にインドール−3−
アセトニトリルを用いる方法には、この原料の製造に数
段階の工程が必要という欠点があり、インドールとグリ
コール酸又はモノクロル酢酸との加熱による方法におい
ては、250℃以上に加熱することが必要であるという
欠点があり、さらに、フイッシャー法による製造方法に
は収量が低いという難点がある。また、置換ベンゾフラ
ン−3−酢酸化合物の製造方法には、いずれも原料の製
造に数段階の工程を必要とするという欠点、あるいは、
収量が低いという難点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生理
活性作用を有する置換インドール−3−酢酸化合物、お
よび医薬品の原料となる置換ベンゾフラン−3−酢酸化
合物を実用的に高収量をもって容易に製造できる方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはパ
ラジウム触媒を用いて置換インドール−3−酢酸化合物
および置換ベンゾフラン−3−酢酸化合物の合成反応に
着目し、種々検討した結果、特定化学構造の2−ヨード
アニリンアシル誘導体、又は2−ヨードフェノールアシ
ル誘導体を出発原料として用いることにより、上記課題
を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】本発明方法は、下記一般式(I):
【化3】 (式中R1 ,R2 ,R3 、およびR4 は、それぞれ互に
独立に水素原子、低級アルキル基、アラルキル基、低級
アルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、ニトロ基、未置
換、および置換アミノ基、未置換、および置換アミド
基、シアノ基、低級アルキルチオ基、アラルキルチオ
基、低級アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、アシル基、低級アルコキシカルボニル基、又は低級
アルコキシカルボニル低級アルキル基を表わし、Bは、
−NHCOOR5 基又は−OCOOR5基、−NH基、
−NR6 基またはヒドロキシル基を表わし、R5 はメチ
ル、エチル、プロピル、又はブチル基を表わし、R6
1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、アリル基また
はベンジル基を表わす。)で示される化合物をパラジウ
ム触媒の存在下、2,5−ジヒドロ−2,5−ジメトキ
シフランと反応させかつこの反応生成物を閉環させ、そ
れによって下記一般式〔II〕:
【化4】 〔但し式(II)中、R1 ,R2 ,R3 、およびR5 は前
記と同一であり、Aは−NH−基、−NR6 −基又は酸
素原子を表わし、R6 は前記と同一である。〕で示され
る化合物を合成することを特徴とする置換インドール−
3−酢酸化合物、および置換ベンゾフラン−3−酢酸化
合物の製造方法である。
【0008】上記一般式(I)および(II)においてR
1 ,R2 ,R3 、およびR4 により示される各基は、具
体的には、それぞれ次の通りである。低級アルキル基と
しては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、およびヘキシル基等の炭素数1−6の直鎖又は分枝
鎖状アルキル基を挙げることができる。
【0009】アラルキル基としては、例えばベンジル、
2−フェニルエチル、1−フェニルエチル、3−フェニ
ルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチ
ル、6−フェニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−フ
ェニルエチル、および2−メチル−3−フェニルプロピ
ル基等のように、炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基を有するアラルキル基を挙げることができ
る。
【0010】低級アルコキシ基は、例えば、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、お
よびヘキシルオキシ基等のような炭素数1−6の直鎖ま
たは分枝鎖状アルコキシ基から選ぶことができる。
【0011】置換アミノ基としては、例えば、メチルア
ミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、
tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルア
ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルア
ミノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシル
アミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチル−
N−プロピルアミノ、N−メチル−N−ブチルアミノ、
N−メチル−N−ヘキシルアミノ、N−メチル−N−ア
セチルアミノ、N−アセチルアミノ、N−ホルミルアミ
ノ、N−プロピオニルアミノ、N−ブチリルアミノ、N
−イソブチリルアミノ、N−ペンタノイルアミノ、N−
tert−ブチルカルボニルアミノ、N−ヘキサノイル
アミノ、N−エチル−N−アセチルアミノ、ベンゾイル
アミノ、N−メチル−N−アセチルアミノ、N−エチル
−N−ベンゾイルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、
N−メチル−N−フェニルスルホニルアミノ、N−エチ
ル−N−フェニルスルホニルアミノ、p−トリルスルホ
ニルアミノ、N−メチル−N−p−トリルスルホニルア
ミノ、およびN−エチル−N−p−トリルスルホニルア
ミノ基等のように、置換基として炭素数1ないし6の直
鎖または分枝鎖状アルキル基、炭素数1ないし6の直鎖
または分枝鎖状アルカノイル基、ベンゾイル基、フェニ
ルスルホニル基、又はp−トリルスルホニル基から選ば
れた1個又は2個の基を有する置換アミノ基を例示する
ことができる。
【0012】置換アミド基としては、例えば、カルバモ
イル、メチルアミド、エチルアミド、プロピルアミド、
イソプロピルアミド、ブチルアミド、イソブチルアミ
ド、tert−ブチルアミド、ペンチルアミド、ヘキシ
ルアミド、ジメチルアミド、ジエチルアミド、ジプロピ
ルアミド、ジブチルアミド、ジペンチルアミド、ジヘキ
シルアミド基等のように炭素数1ないし6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基からなる1個又は2個の置換基を有す
るアミド基を挙げることができる。
【0013】低級アルキルチオ基としては、例えば、メ
チルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、ブチルチオ、イソブチルチオ、tert−ブチルチ
オ、ペンチルチオ、およびヘキシルチオ基等のように、
炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有す
る低級アルキルチオ基を挙げることができる。
【0014】アラルキルチオ基としては、例えば、ベン
ジルチオ、1−フェニルエチルチオ、2−フェニルエチ
ルチオ、3−フェニルプロピルチオ、4−フェニルブチ
ルチオ、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルチオ、
および2−メチル−3−フェニルプロピル基等のよう
に、そのアルキル部分が炭素数1ないし6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基からなるアラルキルチオ基を挙げるこ
とができる。
【0015】アシル基は、例えば、フォルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ヘキサノイル、およびベンゾイル基等のように、
炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖状のアシル基および
ベンゾイル基から選ぶことができる。
【0016】低級アルキルスルホニル基としては、例え
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニ
ル、イソブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニ
ル、ペンチルスルホニル、およびヘキシルスルホニル基
等のように、炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を有する低級アルキルスルホニル基を挙げること
ができる。
【0017】アリールスルホニル基は、未置換アリール
スルホニル基例えば、フェニルスルホニル、並びに置換
アリールスルホニル基、例えばp−トリルスルホニル、
o−トリルスルホニル、m−トリルスルホニル、p−メ
トキシフェニルスルホニル、o−メトキシフェニルスル
ホニル、m−メトキシフェニルスルホニル、p−クロロ
フェニルスルホニル、o−クロロフェニルスルホニル、
m−クロロフェニルスルホニル、2,4−ジクロロフェ
ニルスルホニル、p−フロロフェニルスルホニル、m−
フロロフェニルスルホニル、およびo−フロロフェニル
スルホニル基等のように、そのフェニル環上に置換基と
して炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、
およびアルコキシ基、並びに塩素原子およびフッ素原子
なる群より選ばれた1〜3個の基を有する置換アリール
スルホニル基から選ぶことができる。
【0018】低級アルコキシカルボニル基としては、例
えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチ
ルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル基等の
ように、炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖状アルコキ
シル基を有するカルボニル基から選ぶことができる。
【0019】低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
は、例えば、メトキシカルボニルメチル、2−メトキシ
カルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、
エトキシカルボニルメチル、4−エトキシカルボニルブ
チル、1−エトキシカルボニルエチル、1−メトキシカ
ルボニルエチル、ペンチルオキシカルボニルメチル、お
よびヘキシルオキシカルボニルメチル基等のように、低
級アルキル基として炭素数1ないし6の直鎖又は分枝鎖
状アルキル基を有し、低級アルコキシル基として炭素数
1ないし6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシル基を有する
アルコキシカルボニルアルキル基から選ぶことができ
る。
【0020】式(I)において、Bは−NHCOOR5
基、−OCOOR5 基、−NH2 基、−NHR6 基、ま
たはヒドロキシル(−OH)基を表わす。R5 はメチ
ル、エチル、プロピル、又はブチル基を表わし、R6
1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、アリル基、ま
たはベンジル基を表わす。
【0021】本発明の一般式(I)で表わされる置換イ
ンドール−3−酢酸化合物(A=−NH−)の製造法の
一実施態様は下記反応式(III)で示すことができる。
【0022】
【化5】
【0023】〔式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 、およびR
5 は前述の定義の通りであり、Meはメチル基を表わ
す。〕
【0024】反応式(III)の反応において、常法にした
がって合成したN−(2−ヨードアリール)カルバミド
酸エステル誘導体(1)を、適当な溶媒中においてパラ
ジウム化合物からなる触媒の存在下に、かつ塩基の存在
下で、2,5−ジヒドロ−2,5−ジメトキシフラン
(2)上記カルバミド酸エステル誘導体に対して1−5
倍モル当量用いると、室温から使用溶媒沸点温度の範囲
において1−24時間反応させ、3−アリール−1,2
−ジヒドロ−2,5−ジメトキシフラン(3)を合成す
る。このジヒドロジメトキシフラン誘導体は、単離精製
する事なく次工程の原料とすることができる。
【0025】上記溶媒としては、塩化メチレン、クロロ
ホルム、アセトニトリル、メタノール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド等を用いるこ
とができる。また、パラジウム化合物としては、塩化パ
ラジウム、酢酸パラジウム、ジクロロビス(アセトニト
リル)パラジウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パ
ラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム、トリス(ベンジリデンアセトン)二パラジウム
等を用いることができる。さらに、上記塩基としては、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、エチルジイソプ
ロピルアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペ
リジン等の第三級アミンを用いることができる。
【0026】次に、3−アリール−1,2−ジヒドロ−
2,5−ジメトキシフラン(3)を、室温から溶媒沸点
温度の範囲で酸と30分−12時間反応させて1−アル
コキシカルボニルインドール−3−酢酸のエステルを合
成する。このときの反応溶媒としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を用いること
ができる。また、上記酸としては塩酸、硫酸、ギ酸、酢
酸、トリクロロ酢酸、トリフロロ酢酸等を用いることが
できる。得られた上記インドール−3−酢酸誘導体は一
般に単離精製する必要はないが、必要により単離精製す
ることができる。
【0027】かくして得られた置換インドール−3−酢
酸化合物を、室温から溶媒沸点温度の範囲で塩基または
酸と30分−12時間反応して置換インドール−3−酢
酸化合物(4)とした。このとき、溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール
等を用いることができる。また塩基としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、等を用いることができ、酸
としては、塩酸、硫酸、燐酸などの無機酸、または、ト
リクロロメチル硫酸、トリクロロ酢酸、等の有機酸を用
いることができる。
【0028】さらに、本発明の一般式(I)で表わされ
る置換ベンゾフラニル−3−酢酸化合物(A=−O−)
の製造法の一実施態様は下記反応式(IV)で示すことが
できる。
【0029】
【化6】
【0030】〔式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびMe
は前述の定義の通りである。〕
【0031】式(IV)の反応において、常法にしたがっ
て合成した2−ヨードフェノール誘導体(5)を、適当
な溶媒中、パラジウム化合物を触媒として、塩基の存在
下で、2,5−ジヒドロ−2,5−ジメトキシフラン
(6)(上記2−ヨードフェノール誘導体に対し1−5倍
モル当量用いた)と、室温から使用溶媒沸点温度の範囲
で1−24時間反応させ、3−アリール−1,2−ジヒ
ドロ−2,5−ジメトキシフラン化合物(7)を合成す
る。このジヒドロジメトキシフラン化合物(7)は、単
離精製する事なく次工程の原料とすることができる。
【0032】上記溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、アセトニトリル、クロロホルム、ジクロロメタン、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミ
ド等を用いることができる。パラジウム化合物として
は、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、ジクロロビス
(アセトニトリル)パラジウム、ジクロロビル(ベンゾ
ニトリル)パラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)二パラジウム等を用いることができる。また、塩基
としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、エチ
ルジイソプロピルアミン、N−エチルモルホリン、N−
エチルピペリジン等を用いることができる。
【0033】次にジヒドロジメトキシフラン化合物
(7)と、これに対して、1−3モル当量の三フッ化ホ
ウ素エーテル錯体とを、−10℃から溶媒沸点温度の範
囲で30〜12時間反応させ、化合物(8)を経て置換
ベンゾフラン−3−酢酸化合物(9)を合成する。
【0034】
【実施例】本発明を下記実施例によりさらに説明する。
【0035】実施例1 インドール−3−酢酸の合成 N−(2−ヨードフェニル)カルバミド酸エチルエステ
ル302mg(1.04mmol)と2,5−ジヒドロ−2,
5−ジメトキシフラン(2.08mmol)とを、エチルジ
イソプロピルアミン(3.11mmol)とベンジルトリエ
チルアンモニウムクロリド236mg(1.04mmol)と
を含むジメチルホルムアミド3.0ml中に溶解し、この
溶液に酢酸パラジウム7.0mg(31mmol)を添加し、
得られた反応混合物を80℃で10時間撹拌した。次に
この反応混合物を室温に冷却した後、エーテル抽出に供
した。得られた有機抽出層を水、飽和重曹水、および飽
和食塩水により、この順に洗い、得られた抽出液を乾燥
後濃縮すると、粗3−アリール−1,2−ジヒドロ−
2,5−ジメトキシフランが得られた。この粗3−アリ
ール−1,2−ジヒドロ−2,5−ジメトキシフランを
ジクロロメタン5ml中に溶解し、これにトリフロロ酢酸
0.3mlを加え、この混合物を室温で1.5時間撹拌し
た。この混合物をエーテル抽出に供し、得られた有機抽
出層を飽和重曹水、飽和食塩水により、この順に洗い、
抽出液を乾燥後濃縮し、残渣をシリカカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチルエステル/ヘキサン=1/10)
により精製すると、インドール−3−酢酸エチルエステ
ル177mg(65%)が得られた。
【0036】1H−NMR(CDCl3)δ:8.17(br d,1H,J=8.1H
z) 7.61(s,1H) 7.53(d,1H,J =7.3Hz)7.35(td,1H, J=
7.7, 1.3Hz) 7.27(td,1H,J=7.7, 1.1Hz) 4.48(q,2H, J
=7.0Hz) 3.73(d,2H,J=0.7Hz) 3.72(s,3H) 1.46(t,3H,
J=7.1Hz) IRνneat cm-1:1741 MS (m/z) 261[M+ ], 130(100
%)
【0037】ここに得られたインドール−3−酢酸エチ
ルエステルを水−メタノール(1:9)中において、5
当量の水酸化カリウムと共に2時間還流すると、インド
ール−3−酢酸(融点163〜165℃(分解))が、9
8%の収率で得られた。
【0038】実施例2 5−メトキシインドール−3−酢酸の合成 N−2−ヨード−4−メトキシフェニルカルバミド酸t
ert−ブチルエステルと、2,5−ジヒドロ−2,5
−ジメトキシフランとを、実施例1と同様の操作により
反応させ、粗1−tert−ブチルオキシカルボニル−
5−メトキシインドール−3−酢酸メチルエステルを7
6%の収率で得た。
【0039】1H−NMR(CDCl3)δ:8.01(br d,1H,J=7.7H
z) 7.54(br-s,1H) 6.98(d,1H,J=2.6Hz) 6.93(dd,1H, J
=9.0, 2.4Hz) 3.86(s,3H) 3.72(s,3H) 3.69(br-s,2H)
1.65(br-s,9H) IRνneat cm-1:1730 MS (m/z) 319(M+ ) 263 (100
%)
【0040】この化合物を、10%塩酸−ジオキサン
(3:4)の混合溶媒中において、80℃1時間撹拌し
た後、これに0℃で20%水酸化ナトリウム水溶液を加
え、目的化合物を得た。 融点:145℃
【0041】1H−NMR(CDCl3)δ:7.23(d,1H, J=8.8Hz)
7.13(s,1H) 7.03(d,1H, J=2.2Hz) 6.76(dd,1H, J=9.
0 2.4Hz) 6.76(dd,1H,J=9.2 2.4Hz) 3.81(s,3H) 3.6
9(s,2H) IRνneat cm-1:3356,1694,1673
【0042】実施例3 ベンゾフラン−3−酢酸メチルエステルの合成 o−ヨードフェノール1.026g(4.664mmo
l)、2,5−ジヒドロ2,5−ジメトキシフラン0.
85ml(7.01mmol)、エチルイソプロピルアミン
1.62ml(9.30mmol)、およびベンジルトリエチ
ルアンモニウムクロライド1.062g(4.662mm
ol)をジメチホルムアミド12ml中に溶解し、この溶液
に、酢酸パラジウム20.9mgを加え、室温で10分撹
拌後、さらに70℃において6時間撹拌した。得られた
反応混合物をエーテル抽出、有機抽出層を水、飽和重曹
水、飽和食塩水により、この順に洗い、抽出液を乾燥
後、濃縮した。残留物をジクロロメタン15mlに溶か
し、これに0℃でトリフロロホウ素のエーテル錯体0.
574ml(4.667mmol)を加え、室温で9時間撹拌
した。この混合物を0℃で飽和重曹水により中和後、有
機層を分離し、これを飽和食塩水により洗浄し乾燥後濃
縮した。この濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル/ヘキサン=1/8)で精製したとこ
ろ、淡黄色油状のベンゾフラン−3−酢酸メチルエステ
ルが64%の収率で得られた。
【0043】1H−NMR(CDCl3)δ:7.63(s,1H) 7.56(dd,1
H, J=7.0 1.8Hz) 7.48(dd,1H, J=7.3 1.5Hz) 7.31(t
d,1H,J=7.3 1.5Hz) 7.25(td,1H, J=7.3 1.5Hz) 3.73
(s,3H) 3.72(s,1H) 3.71(s,1H) IRνneat cm-1:MS(m/z) 190(M+ )162 131(100%)103
77

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 ,R2 ,R3 、およびR4 は、それぞれ互
    に独立に水素原子、低級アルキル基、アラルキル基、低
    級アルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、ニトロ基、未
    置換、および置換アミノ基、アミド基、シアノ基、低級
    アルキルチオ基、アラルキルチオ基、低級アルキルスル
    ホニル基、未置換、および置換アリールスルホニル基、
    アシル基、低級アルコキシカルボニル基、又は低級アル
    コキシカルボニル低級アルキル基を表わし、Bは、−N
    HCOOR5 基、−OCOOR5 基、−NH2 基、−N
    HR6 基、またはヒドロキシル基を表わし、R5 はメチ
    ル、エチル、プロピル、又はブチル基を表わし、R6
    1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、アリル基、又
    はベンジル基を表わす。〕で示される化合物を、パラジ
    ウム触媒の存在下、2,5−ジヒドロ−2,5−ジメト
    キシフランと反応させ、かつこの反応生成物を閉環さ
    せ、それによって、下記一般式(II): 【化2】 〔式中、R1 ,R2 ,R3 、およびR4 は、前記と同一
    であり、Aは、−NH−基、−NR6 −基又は酸素原子
    を表わし、R6 は前記と同一である。〕で示される化合
    物を合成することを特徴とする置換インドール−3−酢
    酸化合物および置換ベンゾフラン−3−酢酸化合物の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114436934A (zh) * 2020-10-30 2022-05-06 中国科学院大连化学物理研究所 一种2-氨基-3-烯基吲哚衍生物及其合成方法

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