JPH0732453Y2 - 小型電子部品のキャリアテープ及びキャリアテープ用バルカナイズド・ファイバー - Google Patents
小型電子部品のキャリアテープ及びキャリアテープ用バルカナイズド・ファイバーInfo
- Publication number
- JPH0732453Y2 JPH0732453Y2 JP1989145830U JP14583089U JPH0732453Y2 JP H0732453 Y2 JPH0732453 Y2 JP H0732453Y2 JP 1989145830 U JP1989145830 U JP 1989145830U JP 14583089 U JP14583089 U JP 14583089U JP H0732453 Y2 JPH0732453 Y2 JP H0732453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier tape
- tape
- density
- fiber
- small electronic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Paper (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、キャリアテープに関し、特に密度を低くして
柔軟性を備えた小型電子部品のキャリアテープ及びキャ
リアテープ用バルカナイズド・ファイバーに関する。
柔軟性を備えた小型電子部品のキャリアテープ及びキャ
リアテープ用バルカナイズド・ファイバーに関する。
[従来の技術] 近年産業用、民生用を問わず、機器のエレクトロニクス
化が急激に進み、あらゆる製品に電子部品が使用され、
且つ高機能化、小型薄形化が要求されている。これら小
型電子部品はチップコンデンサ、セラミックコンデンサ
及び抵抗器、IC.LSI等半導体関連電子部品他多種にわた
り、その使用個数は膨大な数にのぼり、その包装、保管
及び自動化に伴う実装が困難なため、近年はこのような
小型電子部品をキャリアテープと呼ばれるテープ状のプ
ラスチックのテープ体にエンボス成型により設けた所定
の大きさの収納ボックスと送り丸穴(スプロケットホー
ル)が等間隔に設けられたキャリアテープを用い、この
テープの収納ボックスに小型電子部品単体を収納してリ
ールに巻取る方法を採っている。
化が急激に進み、あらゆる製品に電子部品が使用され、
且つ高機能化、小型薄形化が要求されている。これら小
型電子部品はチップコンデンサ、セラミックコンデンサ
及び抵抗器、IC.LSI等半導体関連電子部品他多種にわた
り、その使用個数は膨大な数にのぼり、その包装、保管
及び自動化に伴う実装が困難なため、近年はこのような
小型電子部品をキャリアテープと呼ばれるテープ状のプ
ラスチックのテープ体にエンボス成型により設けた所定
の大きさの収納ボックスと送り丸穴(スプロケットホー
ル)が等間隔に設けられたキャリアテープを用い、この
テープの収納ボックスに小型電子部品単体を収納してリ
ールに巻取る方法を採っている。
このテープは現在プラスチックフィルムが主として使用
されているが、高価なため一部紙製のテープも使用され
ている。
されているが、高価なため一部紙製のテープも使用され
ている。
キャリアテープは小型電子部品の種類により、種々の厚
さ、幅に分けられている。プラスチックテープは、フィ
ルム厚さを0.6mm以下と規定されているが、成型した収
納ボックスに電子部品を収納する方式のため、比較的大
きな電子部品まで収納できる。
さ、幅に分けられている。プラスチックテープは、フィ
ルム厚さを0.6mm以下と規定されているが、成型した収
納ボックスに電子部品を収納する方式のため、比較的大
きな電子部品まで収納できる。
実際の電子部品の収納方法は、第2図のプラスチックテ
ープ4の平面図に示すように、プラスチックの場合、テ
ープの流れ方向に等間隔に加熱エンボス加工により成型
して設けられた収納ボックス5に小型電子部品6を収納
し、カバーテープ7でサポートする。収納ボックス5の
底部には底穴8が設けられている。プラスチックテープ
の欠点は高価なことにあるが、次の理由による。
ープ4の平面図に示すように、プラスチックの場合、テ
ープの流れ方向に等間隔に加熱エンボス加工により成型
して設けられた収納ボックス5に小型電子部品6を収納
し、カバーテープ7でサポートする。収納ボックス5の
底部には底穴8が設けられている。プラスチックテープ
の欠点は高価なことにあるが、次の理由による。
すなわち、収納ボックスを設けるに当り、ボックス各部
の均一な厚さの加熱エンボス加工を行うため汎用レジン
では不適当で、特注品レジンが必要なこと、また、成型
のための金型が高い上に、電子部品のサイズにより多種
類準備する必要があること、熱成型のため冷却時間がか
かり成型スピードが上がらないこと、更にICチップに使
用する場合は静電気対策が必要で多量のカーボンブラッ
クを混合する必要があること等があげられる。紙製テー
プは低コストを目的に一部使用されているが、打ち抜き
穴に電子部品を収納する方式のため、電子部品の種類も
紙厚に限定されており、紙厚規格は1.1mm以下となって
おり、小型電子部品に限られている。
の均一な厚さの加熱エンボス加工を行うため汎用レジン
では不適当で、特注品レジンが必要なこと、また、成型
のための金型が高い上に、電子部品のサイズにより多種
類準備する必要があること、熱成型のため冷却時間がか
かり成型スピードが上がらないこと、更にICチップに使
用する場合は静電気対策が必要で多量のカーボンブラッ
クを混合する必要があること等があげられる。紙製テー
プは低コストを目的に一部使用されているが、打ち抜き
穴に電子部品を収納する方式のため、電子部品の種類も
紙厚に限定されており、紙厚規格は1.1mm以下となって
おり、小型電子部品に限られている。
実際の電子部品の収納方法はプラスチックの場合と異な
り、打ち抜き穴を設け、電子部品を収納し、ボトムテー
プとカバーテープで上面と下面からサポートする。紙製
テープはキャリアテープの使用時に機械のロールでしご
かれると表面にしわが発生したり、層間剥離のおそれが
あり、また、丸穴打抜き時の剥離が起き易いこと、ケバ
立りが出易い等の欠点があり、殊にケバ立ちの発生は電
子部品装着機(エア装着)の目詰まりの原因ともなり、
製造ラインの停止に至ることさえある。
り、打ち抜き穴を設け、電子部品を収納し、ボトムテー
プとカバーテープで上面と下面からサポートする。紙製
テープはキャリアテープの使用時に機械のロールでしご
かれると表面にしわが発生したり、層間剥離のおそれが
あり、また、丸穴打抜き時の剥離が起き易いこと、ケバ
立りが出易い等の欠点があり、殊にケバ立ちの発生は電
子部品装着機(エア装着)の目詰まりの原因ともなり、
製造ラインの停止に至ることさえある。
紙製キャリアテープは、厚さ1mm未満はある程度実用に
供し得ているが、1mmものはロールでしごかれるとしわ
が発生し易く、1mm以上のものは製造困難である。
供し得ているが、1mmものはロールでしごかれるとしわ
が発生し易く、1mm以上のものは製造困難である。
上述のような現状のもとで、プラスチックテープより安
価で、且つキャリアテープとしての良好な機能を果し得
る材料及びテープが切望されていた。
価で、且つキャリアテープとしての良好な機能を果し得
る材料及びテープが切望されていた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の目的は、従来のプラスチックフィルム製又は紙
製の小型電子部品キャリアテープに代わるキャリアテー
プとキャリアテープ適性にすぐれた小型電子部品キャリ
アテープ用バルカナイズド・ファイバーを安価に提供す
ることにある。
製の小型電子部品キャリアテープに代わるキャリアテー
プとキャリアテープ適性にすぐれた小型電子部品キャリ
アテープ用バルカナイズド・ファイバーを安価に提供す
ることにある。
また、他の目的は従来のバルカナイズド・ファイバーの
密度を低下させてもキャリアテープに使用して層間剥離
の問題なく、プラスチック製及び紙製に比べて良好な打
抜き適性を備えた小型電子部品のキャリアテープを提供
することにある。
密度を低下させてもキャリアテープに使用して層間剥離
の問題なく、プラスチック製及び紙製に比べて良好な打
抜き適性を備えた小型電子部品のキャリアテープを提供
することにある。
本考案者等は、従来キャリアテープ用としてその高い剛
性(こわさ)から全く注目されなかったバルカナイズド
・ファイバー(以下ファイバーという)のすぐれた層間
剥離強度と打抜き特性に着目し、その密度を下げること
によって、上記の従来の問題点を解決し、従来のファイ
バーが有するすぐれた層間剥離強度をそれほど低下させ
ずに剛性を下げ柔軟性をもたせられるとの知見に基いて
本考案をなすに至った。
性(こわさ)から全く注目されなかったバルカナイズド
・ファイバー(以下ファイバーという)のすぐれた層間
剥離強度と打抜き特性に着目し、その密度を下げること
によって、上記の従来の問題点を解決し、従来のファイ
バーが有するすぐれた層間剥離強度をそれほど低下させ
ずに剛性を下げ柔軟性をもたせられるとの知見に基いて
本考案をなすに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち、本考案は、密度1.0g/cm3未満のテープ状バル
カナイズド・ファイバーに、等間隔に打抜き角穴と送り
丸穴を設けて成ることを特徴とする小型電子部品キャリ
アテープである。
カナイズド・ファイバーに、等間隔に打抜き角穴と送り
丸穴を設けて成ることを特徴とする小型電子部品キャリ
アテープである。
また、本考案は密度1.0g/cm3未満であることを特徴とす
る小型電子部品キャリアテープ用バルカナイズド・ファ
イバーである。
る小型電子部品キャリアテープ用バルカナイズド・ファ
イバーである。
ファイバーは木綿又は木材繊維から抄紙した原料紙を濃
厚塩化亜鉛溶液に含浸し、1枚又は複数枚積層し、反応
に寄与した塩化亜鉛を水洗、除去し、乾燥、成型したシ
ートであり、セルロースが塩化亜鉛の膨潤硬化反応によ
り膠質化した繊維が互いに結合し、表面剥離強度も強
く、紙むけ、毛羽立ち、紙粉は全く発生しないという特
性を有している。紙製シートに比して密度高く、剛性が
強く、常温打抜き加工性に優れ、セルロース製材料とし
ては、最も機械的強度に優れた材料であり、またプラス
チックに比し、静電気の帯電レベルが低い材料として広
い用途に使用されてきた。
厚塩化亜鉛溶液に含浸し、1枚又は複数枚積層し、反応
に寄与した塩化亜鉛を水洗、除去し、乾燥、成型したシ
ートであり、セルロースが塩化亜鉛の膨潤硬化反応によ
り膠質化した繊維が互いに結合し、表面剥離強度も強
く、紙むけ、毛羽立ち、紙粉は全く発生しないという特
性を有している。紙製シートに比して密度高く、剛性が
強く、常温打抜き加工性に優れ、セルロース製材料とし
ては、最も機械的強度に優れた材料であり、またプラス
チックに比し、静電気の帯電レベルが低い材料として広
い用途に使用されてきた。
しかしながら、キャリアテープの用途としては、その剛
性の強さ、反発力が災いし、また密度が高いために単位
容積当りの重量が重い経済的不利益等から、多くの長所
を具備しているにもかかわらず、使用されなかった。フ
ァイバーは一般に厚さ0.18〜0.33mm、坪量100〜188g/m2
程度の原料紙を塩化亜鉛溶液により積層して造られる
が、その密度は 厚さmm 0.25〜0.5,0.6〜1.0,1.2〜2.0 密度g/cm3 1.1〜1.2,1.2〜1.3,1.25〜1.35 厚さmm 2.4〜3.0 密度g/cm3 1.3〜1.4 程度であり、厚さが増加する程、密度が高くなるのが一
般的である。
性の強さ、反発力が災いし、また密度が高いために単位
容積当りの重量が重い経済的不利益等から、多くの長所
を具備しているにもかかわらず、使用されなかった。フ
ァイバーは一般に厚さ0.18〜0.33mm、坪量100〜188g/m2
程度の原料紙を塩化亜鉛溶液により積層して造られる
が、その密度は 厚さmm 0.25〜0.5,0.6〜1.0,1.2〜2.0 密度g/cm3 1.1〜1.2,1.2〜1.3,1.25〜1.35 厚さmm 2.4〜3.0 密度g/cm3 1.3〜1.4 程度であり、厚さが増加する程、密度が高くなるのが一
般的である。
世界のファイバーの代表的な密度の規格は、 厚さmm 密度g/cm3 アメリカ ASTM D710 0.25 1.0以上 〜0.381未満 0.381 1.1以上 〜2.38 西ドイツ DIN7737 1.1〜1.4 日本 JIS C2315 1.1〜1.5 となっている。
本考案はこれらの現状に鑑み、剛性を低くし、柔軟性を
賦与するために、従来の世界のファイバー規格以下の密
度水準1.0g/cm3未満、好ましくは0.8〜1.0g/cm3未満に
抑えても、剛性が低く柔軟性を有し、かつ層間剥離強
度、表面剥離強度の低下を極力少なくしたファイバーが
得られることを見出したものである。
賦与するために、従来の世界のファイバー規格以下の密
度水準1.0g/cm3未満、好ましくは0.8〜1.0g/cm3未満に
抑えても、剛性が低く柔軟性を有し、かつ層間剥離強
度、表面剥離強度の低下を極力少なくしたファイバーが
得られることを見出したものである。
本考案の密度の低いファイバーを得るには、通常のファ
イバーの製造において下記の〜の製造条件を配慮す
ることにより容易に得ることができる。
イバーの製造において下記の〜の製造条件を配慮す
ることにより容易に得ることができる。
使用する原料紙の坪量を200〜500g/m2程度と坪量の
多いものを使用する。
多いものを使用する。
層間剥離強度を余り下げないための重要要件とし
て、塩化亜鉛溶液が必要量含浸され、構成繊維と均一に
反応させる必要があり、このためには原料紙の透気性を
JIS P8177に定められる透気度で2〜15秒、好ましくは
5〜10秒程度の浸透性の良いものにすることが好まし
い。反応に必要な塩化亜鉛が必要量だけ均一に浸透して
いない場合は、層間の接着不良により「ぶつ」と称する
不良が発生して製品とならない。また、浸透のさせ方は
片面浸透法の併用が有効である。片面浸透法は原料紙を
塩化亜鉛浴に含浸する前に片面から浸透させて空気を完
全に置換する方法である。
て、塩化亜鉛溶液が必要量含浸され、構成繊維と均一に
反応させる必要があり、このためには原料紙の透気性を
JIS P8177に定められる透気度で2〜15秒、好ましくは
5〜10秒程度の浸透性の良いものにすることが好まし
い。反応に必要な塩化亜鉛が必要量だけ均一に浸透して
いない場合は、層間の接着不良により「ぶつ」と称する
不良が発生して製品とならない。また、浸透のさせ方は
片面浸透法の併用が有効である。片面浸透法は原料紙を
塩化亜鉛浴に含浸する前に片面から浸透させて空気を完
全に置換する方法である。
密度を高める要因となる低重合度繊維を除き、適度
の反応性を有する王研式粘度(JIS P8101)で4〜15、
好ましくは5〜9程度の木綿セルロース又は針葉樹晒ク
ラフトパルプ(NBKP)等の木材セルロースを使用し、セ
ルロースの叩解処理を厚抄き(坪量の多い紙を抄造す
る)によっても透気度の上昇しない繊維配合及び処理方
法を行う。
の反応性を有する王研式粘度(JIS P8101)で4〜15、
好ましくは5〜9程度の木綿セルロース又は針葉樹晒ク
ラフトパルプ(NBKP)等の木材セルロースを使用し、セ
ルロースの叩解処理を厚抄き(坪量の多い紙を抄造す
る)によっても透気度の上昇しない繊維配合及び処理方
法を行う。
これら諸条件に留意して、その他は一般的なファイバー
の製造条件によりセルロースパルプから抄造した原料紙
を、塩化亜鉛溶液で処理して得られたシートを積層製造
することにより、本考案の密度1.0g/cm3未満と極めて低
密度で、しかも層間剥離強度の強いファイバーを得るこ
とができる。
の製造条件によりセルロースパルプから抄造した原料紙
を、塩化亜鉛溶液で処理して得られたシートを積層製造
することにより、本考案の密度1.0g/cm3未満と極めて低
密度で、しかも層間剥離強度の強いファイバーを得るこ
とができる。
本考案のファイバーは、厚さ0.25〜2.0mm程度の厚さ
で、種々の幅にスリットされ、打抜き加工されて、小型
電子部品を装着し、収納及び実装するキャリアテープに
使用して極めてすぐれた適性を備えている。
で、種々の幅にスリットされ、打抜き加工されて、小型
電子部品を装着し、収納及び実装するキャリアテープに
使用して極めてすぐれた適性を備えている。
すなわち、従来のファイバーに比し、低密度のため柔か
く、テープとして使用した時に機械のロールでしごかれ
ても、しわ発生や層間剥離の発生がない。また、穴打抜
き時にケバの発生がなくきれいに打抜くことができるの
で、打抜きによるトラブルの発生もない。また、打抜き
金型も安価である。更に静電気が発生しにくい特徴を持
っているので、ICチップ等に適用した場合の静電気対策
処理が容易である。
く、テープとして使用した時に機械のロールでしごかれ
ても、しわ発生や層間剥離の発生がない。また、穴打抜
き時にケバの発生がなくきれいに打抜くことができるの
で、打抜きによるトラブルの発生もない。また、打抜き
金型も安価である。更に静電気が発生しにくい特徴を持
っているので、ICチップ等に適用した場合の静電気対策
処理が容易である。
以上のことから、プラスチックより安価で且つキャリア
テープ適性にすぐれた材料として本考案のファイバーを
提供できる。
テープ適性にすぐれた材料として本考案のファイバーを
提供できる。
また、従来のファイバーの欠点の一つであった吸湿によ
る膨張等の寸法変化も低密度とすることにより大幅に改
善することができた。
る膨張等の寸法変化も低密度とすることにより大幅に改
善することができた。
[実施例] 以下本考案の実施例を示す。
ファイバー製とプラスチック製、紙製の比較 ファイバー銘柄厚さ1.0mm品で、密度1.26g/cm3(従来の
ファイバー)及び0.94g/cm3(実施例1)、0.82g/cm
3(実施例2)、0.75g/cm3(比較例1)のファイバーを
用意し、これをそれぞれテープ状のファイバー1にし
て、第1図(A)の平面図に示すように紙製テープの場
合と同じ部品装着打抜き角穴2と送り丸穴3が等間隔に
設けられた小型電子部品キャリアテープに加工される。
引つづき第1図(B)に示す部品装着後の第1図(A)
のA−A線階段断面図のように、打抜き角穴2に小型電
子部品6を収納し、上、下からボトムテープ8とカバー
テープ7を被覆し、直径90mmのリールに巻きつけ、テー
プが巻きつけられたリールから巻戻しながらチップコン
デンサのキャリアテープとしての実用テストに供され
た。別に比較のため従来のプラスチック製及び紙製(密
度0.75g/cm3)のキャリアテープも実用テストに供され
た。
ファイバー)及び0.94g/cm3(実施例1)、0.82g/cm
3(実施例2)、0.75g/cm3(比較例1)のファイバーを
用意し、これをそれぞれテープ状のファイバー1にし
て、第1図(A)の平面図に示すように紙製テープの場
合と同じ部品装着打抜き角穴2と送り丸穴3が等間隔に
設けられた小型電子部品キャリアテープに加工される。
引つづき第1図(B)に示す部品装着後の第1図(A)
のA−A線階段断面図のように、打抜き角穴2に小型電
子部品6を収納し、上、下からボトムテープ8とカバー
テープ7を被覆し、直径90mmのリールに巻きつけ、テー
プが巻きつけられたリールから巻戻しながらチップコン
デンサのキャリアテープとしての実用テストに供され
た。別に比較のため従来のプラスチック製及び紙製(密
度0.75g/cm3)のキャリアテープも実用テストに供され
た。
その結果、下記のような評価を得た。
各特性の評価 ◎ ○ △ 材料コスト 安い 比較的安い 高い 打抜き又はエンボス 極めて良好 良好 不良 しわ発生 発生なし やや発生する 発生
する 層間剥離 強い やや弱い 弱い 帯電減衰性 極めて良好 良好 不良 表1表に示す結果から、本考案のファイバー製のキャリ
アテープは、チップコンデンサのキャリアテープとして
実用テストを行ったところ、従来使用しているプラスチ
ック製、紙製に比べて問題なく使用することができる。
しかも、プラスチック製に比較して安価であるというメ
リットがあり、紙製に比べてもしわ、層間剥離の発生が
全くなく、安定している。また、紙では製造困難な厚さ
1mm以上のものも製造可能である。
する 層間剥離 強い やや弱い 弱い 帯電減衰性 極めて良好 良好 不良 表1表に示す結果から、本考案のファイバー製のキャリ
アテープは、チップコンデンサのキャリアテープとして
実用テストを行ったところ、従来使用しているプラスチ
ック製、紙製に比べて問題なく使用することができる。
しかも、プラスチック製に比較して安価であるというメ
リットがあり、紙製に比べてもしわ、層間剥離の発生が
全くなく、安定している。また、紙では製造困難な厚さ
1mm以上のものも製造可能である。
また、本考案に用いたファイバーは実施例1,2の密度0.9
4g/cm3、0.82g/cm3ではキャリアテープとして良好な性
能を示すが、密度0.80/cm3未満(比較例1)になると層
間剥離強度が低下するので使用は好ましくない。従来の
ファイバー(密度1.26g/cm3)は剛性が高く、柔軟性が
少ないので、リール(例えば直径90mm)に巻くことも困
難で使用不能である。
4g/cm3、0.82g/cm3ではキャリアテープとして良好な性
能を示すが、密度0.80/cm3未満(比較例1)になると層
間剥離強度が低下するので使用は好ましくない。従来の
ファイバー(密度1.26g/cm3)は剛性が高く、柔軟性が
少ないので、リール(例えば直径90mm)に巻くことも困
難で使用不能である。
次に参考までに本考案の密度の低いファイバーと現行品
ファイバーとの厚さ別の密度、層間剥離強度及び剛度
(こわさ)の指標である曲げ弾性率、吸湿膨張率などの
物性を比較すると表に示す通りである。
ファイバーとの厚さ別の密度、層間剥離強度及び剛度
(こわさ)の指標である曲げ弾性率、吸湿膨張率などの
物性を比較すると表に示す通りである。
表に示す結果によれば、本考案の密度を低くしたファイ
バーは、現行品に対する密度の低下率(約23〜27%)に
対して層間剥離強度の低下(約13〜16%)が少なく、剛
性(こわさ)を示す曲げ弾性率は大幅に低下し、(タテ
約25〜31%、ヨコ約41〜46%)柔軟性を増したことを示
している。
バーは、現行品に対する密度の低下率(約23〜27%)に
対して層間剥離強度の低下(約13〜16%)が少なく、剛
性(こわさ)を示す曲げ弾性率は大幅に低下し、(タテ
約25〜31%、ヨコ約41〜46%)柔軟性を増したことを示
している。
また、寸法安定性を示す吸湿膨張率も大幅に改善されて
いる。
いる。
[考案の効果] 本考案の小型電子部品のキャリアテープ及びキャリアテ
ープ用バルカナイズド・ファイバーは、従来のファイバ
ーに比較して、前例のない低密度として、剛度(こわ
さ)を低下させ、柔軟性をもたせたため、キャリアテー
プに使用できるようになったものである。また、キャリ
アテープとして使用した時に、機械にしごかれてもしわ
発生や層間剥離の発生がなく、且つ1mm以上の厚さのテ
ープができる点で紙製よりメリットがあり、更に従来の
プラスチック製に比べて静電気の発生が少なく、且つ、
安価に供給し得るという利点がある。
ープ用バルカナイズド・ファイバーは、従来のファイバ
ーに比較して、前例のない低密度として、剛度(こわ
さ)を低下させ、柔軟性をもたせたため、キャリアテー
プに使用できるようになったものである。また、キャリ
アテープとして使用した時に、機械にしごかれてもしわ
発生や層間剥離の発生がなく、且つ1mm以上の厚さのテ
ープができる点で紙製よりメリットがあり、更に従来の
プラスチック製に比べて静電気の発生が少なく、且つ、
安価に供給し得るという利点がある。
第1図(A)は本考案の小型電子部品のキャリアテープ
の実施例を示す平面図、第1図(B)は第1図(A)の
キャリアテープに小型電子部品装着後を示す第1図
(A)のA−A線階段断面図、第2図(A)は従来のプ
ラスチックテープの例を示す平面図、第2図(B)は第
2図(A)のB−B線階段断面図である。 1…テープ状ファイバー、2…打抜き角穴、3…送り丸
穴、4…プラスチックテープ、5…収納ボックス、6…
小型電子部品、7…カバーテープ、8…ボトムテープ、
9…底穴。
の実施例を示す平面図、第1図(B)は第1図(A)の
キャリアテープに小型電子部品装着後を示す第1図
(A)のA−A線階段断面図、第2図(A)は従来のプ
ラスチックテープの例を示す平面図、第2図(B)は第
2図(A)のB−B線階段断面図である。 1…テープ状ファイバー、2…打抜き角穴、3…送り丸
穴、4…プラスチックテープ、5…収納ボックス、6…
小型電子部品、7…カバーテープ、8…ボトムテープ、
9…底穴。
Claims (2)
- 【請求項1】密度1.0g/cm3未満のテープ状バルカナイズ
ドファイバーに、等間隔に打抜き角穴と送り丸穴を設け
て成ることを特徴とする小型電子部品キャリアテープ。 - 【請求項2】密度1.0g/cm3未満であることを特徴とする
小型電子部品キャリアテープ用バルカナイズド・ファイ
バー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989145830U JPH0732453Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 小型電子部品のキャリアテープ及びキャリアテープ用バルカナイズド・ファイバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989145830U JPH0732453Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 小型電子部品のキャリアテープ及びキャリアテープ用バルカナイズド・ファイバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0384772U JPH0384772U (ja) | 1991-08-28 |
| JPH0732453Y2 true JPH0732453Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31692453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989145830U Expired - Lifetime JPH0732453Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 小型電子部品のキャリアテープ及びキャリアテープ用バルカナイズド・ファイバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732453Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220128283A (ko) * | 2021-03-12 | 2022-09-20 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 전자부품 반송 테이프 및 전자부품 반송 릴 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7553347B2 (ja) * | 2020-12-23 | 2024-09-18 | 北越コーポレーション株式会社 | バルカナイズドファイバー及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-12-20 JP JP1989145830U patent/JPH0732453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220128283A (ko) * | 2021-03-12 | 2022-09-20 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 전자부품 반송 테이프 및 전자부품 반송 릴 |
| US11952191B2 (en) | 2021-03-12 | 2024-04-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Electronic component conveying tape and electronic component conveying reel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0384772U (ja) | 1991-08-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6757569B2 (ja) | プレスポケット型キャリアテープ用原紙 | |
| JP5957586B2 (ja) | プレスポケット型キャリアテープ用原紙 | |
| JP5837676B1 (ja) | プレスポケット型キャリアテープ用原紙 | |
| JP2012096804A (ja) | キャリアテープ用紙 | |
| JP2000203521A (ja) | 電子デバイス用キャリアテ―プ紙 | |
| JP6389597B2 (ja) | チップ状電子部品用キャリアテープ台紙及びチップ状電子部品用キャリアテープ | |
| JP4460870B2 (ja) | チップ状電子デバイス用キャリアテープ紙 | |
| JP6077432B2 (ja) | バルカナイズドファイバーの製造方法 | |
| JP4228929B2 (ja) | チップ型電子部品を収納するための収納台紙 | |
| JPH0345159B2 (ja) | ||
| JP2003095320A (ja) | チップ状電子部品用キャリアテープ原紙 | |
| JP4288291B2 (ja) | キャリアテープ用紙及びキャリアテープ | |
| JP3928127B2 (ja) | チップ状電子部品のキャリアテープ紙 | |
| JPS6147354A (ja) | 高透明シ−ト | |
| JP3289245B2 (ja) | チップ状電子部品用キャリアテープ紙 | |
| JP5072766B2 (ja) | チップキャリアボトムカバーテープ用基材 | |
| JP4117325B2 (ja) | キャリアテープ用紙およびキャリアテープ | |
| JP2000043975A (ja) | チップ状電子部品のキャリアテープ | |
| JP2008290763A (ja) | チップ型電子部品収納台紙 | |
| JP4355265B2 (ja) | 結束用紙バンド | |
| JP3518120B2 (ja) | 紙積層体 | |
| JP3649701B2 (ja) | キャリアテープ | |
| JP7508276B2 (ja) | 移動体用樹脂複合構造材及びその製造方法 | |
| JP2014118656A (ja) | 多層紙基材およびキャリアテープ | |
| JPH09111205A (ja) | 両面粘着シート |