JPH07324715A - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
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- JPH07324715A JPH07324715A JP12787194A JP12787194A JPH07324715A JP H07324715 A JPH07324715 A JP H07324715A JP 12787194 A JP12787194 A JP 12787194A JP 12787194 A JP12787194 A JP 12787194A JP H07324715 A JPH07324715 A JP H07324715A
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- combustion
- combustion gas
- exhaust
- furnace body
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Links
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Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被燃焼物を完全燃焼させて、排出される燃焼
ガスを清浄なものとするとともに、その燃焼に要する時
間を短縮する。 【構成】 上面が閉塞された炉本体1内に、透孔3aを
有する下段載置台3を配置して、炉本体1内に一次燃焼
室4とその下方に位置する二次燃焼室5とを区画形成す
る。二次燃焼室5に対応して設けた排出口16に導入筒
17を取り付け、その導入筒17内を二次燃焼室5と連
通する三次燃焼室18とする。各燃焼室4,5,18に
エアを供給するためのエアノズル9,10,19を設け
る。排気塔31を炉本体1に隣接するように立設し、両
者1,31間には三次燃焼室18内の燃焼ガスを排気塔
31へ導入するためのダクト32を配置する。ダクト3
2中には熱交換器33を設ける。載置台3上の被燃焼物
の燃焼時、発生する燃焼ガスは、一次燃焼室4、二次燃
焼室5、三次燃焼室18、ダクト32及び排気塔31を
通って外部に排出される。
ガスを清浄なものとするとともに、その燃焼に要する時
間を短縮する。 【構成】 上面が閉塞された炉本体1内に、透孔3aを
有する下段載置台3を配置して、炉本体1内に一次燃焼
室4とその下方に位置する二次燃焼室5とを区画形成す
る。二次燃焼室5に対応して設けた排出口16に導入筒
17を取り付け、その導入筒17内を二次燃焼室5と連
通する三次燃焼室18とする。各燃焼室4,5,18に
エアを供給するためのエアノズル9,10,19を設け
る。排気塔31を炉本体1に隣接するように立設し、両
者1,31間には三次燃焼室18内の燃焼ガスを排気塔
31へ導入するためのダクト32を配置する。ダクト3
2中には熱交換器33を設ける。載置台3上の被燃焼物
の燃焼時、発生する燃焼ガスは、一次燃焼室4、二次燃
焼室5、三次燃焼室18、ダクト32及び排気塔31を
通って外部に排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼却炉においては、炉本体内に
燃焼室が形成されており、炉本体の上面にはその燃焼室
に連通する排気筒が設けられている。そして、燃焼室に
収容された被燃焼物に点火されると、その被燃焼物が燃
焼されるとともに、その燃焼に伴って発生する燃焼ガス
が、燃焼室内の温度上昇に伴って生じる上昇気流に乗っ
て排気筒から外部へ排出されるようになっている。
燃焼室が形成されており、炉本体の上面にはその燃焼室
に連通する排気筒が設けられている。そして、燃焼室に
収容された被燃焼物に点火されると、その被燃焼物が燃
焼されるとともに、その燃焼に伴って発生する燃焼ガス
が、燃焼室内の温度上昇に伴って生じる上昇気流に乗っ
て排気筒から外部へ排出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
焼却炉では、被燃焼物の燃焼に伴って発生する燃焼ガス
が、不完全燃焼物を含んだ状態のまま排気筒から直ちに
排出されてしまい、被燃焼物を完全燃焼させることが困
難であるという問題があった。特に、ゴムや合成樹脂材
料を燃焼させた場合には、燃焼ガスが黒煙を伴って排気
筒から排出されてしまうとともに、その燃焼に要する時
間もかかるものであった。
焼却炉では、被燃焼物の燃焼に伴って発生する燃焼ガス
が、不完全燃焼物を含んだ状態のまま排気筒から直ちに
排出されてしまい、被燃焼物を完全燃焼させることが困
難であるという問題があった。特に、ゴムや合成樹脂材
料を燃焼させた場合には、燃焼ガスが黒煙を伴って排気
筒から排出されてしまうとともに、その燃焼に要する時
間もかかるものであった。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、被燃焼物を完全燃焼さ
せることができて、排出される燃焼ガスを清浄なものと
することができるとともに、その燃焼に要する時間を短
縮することができる焼却炉を提供することにある。
れたものであって、その目的は、被燃焼物を完全燃焼さ
せることができて、排出される燃焼ガスを清浄なものと
することができるとともに、その燃焼に要する時間を短
縮することができる焼却炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、上面が閉塞され、内部に燃
焼室を有する炉本体と、燃焼室に送風機からのエアを供
給するためのエアノズルと、炉本体の下部に形成され、
被燃焼物の燃焼に伴って発生する燃焼ガスを外部に排出
するための排出口とを備えたものである。
めに、請求項1の発明では、上面が閉塞され、内部に燃
焼室を有する炉本体と、燃焼室に送風機からのエアを供
給するためのエアノズルと、炉本体の下部に形成され、
被燃焼物の燃焼に伴って発生する燃焼ガスを外部に排出
するための排出口とを備えたものである。
【0006】請求項2の発明では、前記炉本体内に被燃
焼物を載置するための載置台を配置し、その載置台によ
り前記燃焼室を一次燃焼室とその下方に位置する二次燃
焼室とに区画し、載置台には両燃焼室を相互に連通させ
る透孔を設け、前記エアノズルを各燃焼室にそれぞれ対
応して設けるとともに、前記排出口を二次燃焼室に対応
して設けたものである。
焼物を載置するための載置台を配置し、その載置台によ
り前記燃焼室を一次燃焼室とその下方に位置する二次燃
焼室とに区画し、載置台には両燃焼室を相互に連通させ
る透孔を設け、前記エアノズルを各燃焼室にそれぞれ対
応して設けるとともに、前記排出口を二次燃焼室に対応
して設けたものである。
【0007】請求項3の発明では、前記排出口には導入
筒を取り付け、その導入筒内を前記二次燃焼室と連通す
る三次燃焼室とし、その三次燃焼室に送風機からのエア
を供給するためのエアノズルを設けたものである。
筒を取り付け、その導入筒内を前記二次燃焼室と連通す
る三次燃焼室とし、その三次燃焼室に送風機からのエア
を供給するためのエアノズルを設けたものである。
【0008】請求項4の発明では、排気塔を前記炉本体
に隣接するように立設し、炉本体と排気塔との間には、
前記三次燃焼室内の燃焼ガスを排気塔内へ導入するため
のダクトを配置し、そのダクト中には熱交換器を設けた
ものである。
に隣接するように立設し、炉本体と排気塔との間には、
前記三次燃焼室内の燃焼ガスを排気塔内へ導入するため
のダクトを配置し、そのダクト中には熱交換器を設けた
ものである。
【0009】請求項5の発明では、前記炉本体及び排気
塔の下部には残灰を取り出すための残灰取出部を設けた
ものである。請求項6の発明では、前記排出口には排気
筒を上方に向かって延びるように取り付け、炉本体と排
気筒との間には、一次燃焼室と排気筒とを連通させる補
助排気筒を配置し、その補助排気筒の一次燃焼室に対す
る開口面積を排出口の開口面積より小さくしたものであ
る。
塔の下部には残灰を取り出すための残灰取出部を設けた
ものである。請求項6の発明では、前記排出口には排気
筒を上方に向かって延びるように取り付け、炉本体と排
気筒との間には、一次燃焼室と排気筒とを連通させる補
助排気筒を配置し、その補助排気筒の一次燃焼室に対す
る開口面積を排出口の開口面積より小さくしたものであ
る。
【0010】請求項7の発明では、送風機の吸入側に
は、外気を導入するための外気導入管と、一次燃焼室に
連通されて同室内の燃焼ガスを導入するための燃焼ガス
導入管とを接続したものである。
は、外気を導入するための外気導入管と、一次燃焼室に
連通されて同室内の燃焼ガスを導入するための燃焼ガス
導入管とを接続したものである。
【0011】
【作用】従って、請求項1の発明によれば、燃焼室に収
容された被燃焼物に点火されると、その被燃焼物は燃焼
を開始される。このとき、エアノズルより燃焼室内にエ
アを供給することにより、被燃焼物は高温で効率良く燃
焼される。又、燃焼に伴って発生する燃焼ガスは上昇す
るが、炉本体の上面が閉塞されているので、燃焼ガスは
外部に逃げることなく燃焼室内に溜まっていき、その結
果、燃焼室内の圧力が次第に上昇される。従って、被燃
焼物は高温高圧状態の下でより効率良く燃焼されるとと
もに、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼物も徐々に熱分
解される。又、高温高圧となった燃焼ガスは燃焼室の上
部より逃げることができないため、下方に移行される。
このとき、燃焼ガスは、新たに発生する燃焼ガスや供給
エアと攪拌混合されることにより、燃焼ガス中に含まれ
る不完全燃焼物が更に熱分解される。そして、燃焼ガス
は、含まれる不完全燃焼物が完全に燃焼されて清浄とな
った状態で、炉本体の下部の排出口から外部へ排出され
る。
容された被燃焼物に点火されると、その被燃焼物は燃焼
を開始される。このとき、エアノズルより燃焼室内にエ
アを供給することにより、被燃焼物は高温で効率良く燃
焼される。又、燃焼に伴って発生する燃焼ガスは上昇す
るが、炉本体の上面が閉塞されているので、燃焼ガスは
外部に逃げることなく燃焼室内に溜まっていき、その結
果、燃焼室内の圧力が次第に上昇される。従って、被燃
焼物は高温高圧状態の下でより効率良く燃焼されるとと
もに、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼物も徐々に熱分
解される。又、高温高圧となった燃焼ガスは燃焼室の上
部より逃げることができないため、下方に移行される。
このとき、燃焼ガスは、新たに発生する燃焼ガスや供給
エアと攪拌混合されることにより、燃焼ガス中に含まれ
る不完全燃焼物が更に熱分解される。そして、燃焼ガス
は、含まれる不完全燃焼物が完全に燃焼されて清浄とな
った状態で、炉本体の下部の排出口から外部へ排出され
る。
【0012】請求項2の発明によれば、載置台上に載置
された被燃焼物に点火されて、その被燃焼物が燃焼を開
始されると、先ず一次燃焼室内において、被燃焼物はエ
アノズルからの供給エアにより高温で効率良く燃焼され
る。そして、燃焼ガスは一次燃焼室内において高温高圧
となり、含まれる不完全燃焼物が徐々に熱分解される。
又、燃焼ガスは一次燃焼室から載置台の透孔を介して下
方の二次燃焼室に移行され、その過程において、新たに
上昇してくる燃焼ガスや供給エアと攪拌されることによ
り、燃焼ガスに含まれる不完全燃焼物が更に熱分解され
る。そして、燃焼ガスは清浄な状態で、二次燃焼室に対
応して設けられた排出口から外部へ排出される。
された被燃焼物に点火されて、その被燃焼物が燃焼を開
始されると、先ず一次燃焼室内において、被燃焼物はエ
アノズルからの供給エアにより高温で効率良く燃焼され
る。そして、燃焼ガスは一次燃焼室内において高温高圧
となり、含まれる不完全燃焼物が徐々に熱分解される。
又、燃焼ガスは一次燃焼室から載置台の透孔を介して下
方の二次燃焼室に移行され、その過程において、新たに
上昇してくる燃焼ガスや供給エアと攪拌されることによ
り、燃焼ガスに含まれる不完全燃焼物が更に熱分解され
る。そして、燃焼ガスは清浄な状態で、二次燃焼室に対
応して設けられた排出口から外部へ排出される。
【0013】請求項3の発明によれば、燃焼ガスは二次
燃焼室から導入筒内の三次燃焼室に導入され、その三次
燃焼室に供給されるエアと混合されることにより、残留
する不完全燃焼物が更に熱分解される。
燃焼室から導入筒内の三次燃焼室に導入され、その三次
燃焼室に供給されるエアと混合されることにより、残留
する不完全燃焼物が更に熱分解される。
【0014】請求項4の発明によれば、三次燃焼室内の
燃焼ガスはダクトを介して排気塔内へ導入される。そし
て、燃焼ガス中の灰等は下降し、更に清浄となった燃焼
ガスのみが上昇して排気塔の上部より外部へ排出され
る。又、燃焼ガスは、ダクトを通過する過程において熱
交換器により熱交換される。このため、燃焼ガスの熱エ
ネルギを各種用途に使用することが可能となる。
燃焼ガスはダクトを介して排気塔内へ導入される。そし
て、燃焼ガス中の灰等は下降し、更に清浄となった燃焼
ガスのみが上昇して排気塔の上部より外部へ排出され
る。又、燃焼ガスは、ダクトを通過する過程において熱
交換器により熱交換される。このため、燃焼ガスの熱エ
ネルギを各種用途に使用することが可能となる。
【0015】請求項5の発明によれば、炉本体や排気塔
の下部に残灰が溜まった場合には、その残灰を残灰取出
部より容易に取り出すことができる。請求項6の発明に
よれば、燃焼開始直後や燃焼終了直前は、炎の勢いが弱
く、被燃焼物が短時間で効率良く燃えにくい。しかし、
一次燃焼室が補助排気筒を介して排気筒に連通されてい
るので、一次燃焼室内の燃焼ガスがその補助排気筒から
排気筒側へある程度逃がされる。このため、一次燃焼室
内において供給エアの流れが良くなり、燃焼開始直後や
燃焼終了直前でも、被燃焼物が勢い良く燃焼される。
又、補助排気筒の一次燃焼室に対する開口面積は排出口
の開口面積より小さいので、燃焼ガスが補助排気筒から
大量に排出されて一次燃焼室内の圧力が上昇しなくなる
ということはない。このため、燃焼開始直後や燃焼終了
直前以外の炎の勢いが強い状態において、一次燃焼室内
の圧力が充分に高められ、被燃焼物が高温高圧状態の下
で完全燃焼される。更に、補助排気筒から排出される燃
焼ガスは、排出口から排気筒内に噴き出す高温の炎によ
り、残留する不完全燃焼物が完全燃焼され、清浄な状態
で外部へ排出される。
の下部に残灰が溜まった場合には、その残灰を残灰取出
部より容易に取り出すことができる。請求項6の発明に
よれば、燃焼開始直後や燃焼終了直前は、炎の勢いが弱
く、被燃焼物が短時間で効率良く燃えにくい。しかし、
一次燃焼室が補助排気筒を介して排気筒に連通されてい
るので、一次燃焼室内の燃焼ガスがその補助排気筒から
排気筒側へある程度逃がされる。このため、一次燃焼室
内において供給エアの流れが良くなり、燃焼開始直後や
燃焼終了直前でも、被燃焼物が勢い良く燃焼される。
又、補助排気筒の一次燃焼室に対する開口面積は排出口
の開口面積より小さいので、燃焼ガスが補助排気筒から
大量に排出されて一次燃焼室内の圧力が上昇しなくなる
ということはない。このため、燃焼開始直後や燃焼終了
直前以外の炎の勢いが強い状態において、一次燃焼室内
の圧力が充分に高められ、被燃焼物が高温高圧状態の下
で完全燃焼される。更に、補助排気筒から排出される燃
焼ガスは、排出口から排気筒内に噴き出す高温の炎によ
り、残留する不完全燃焼物が完全燃焼され、清浄な状態
で外部へ排出される。
【0016】請求項7の発明によれば、送風機の吸入側
には、外気導入管を介して外気エアが導入されるととも
に、燃焼ガス導入管を介して一次燃焼室内の燃焼ガスが
導入され、燃焼ガスはエアと混合される。そして、エア
と混合された状態の燃焼ガスは、送風機の吐出側よりエ
アノズルを介して再度燃焼室に供給されることにより、
残留する不完全燃焼物が更に熱分解される。
には、外気導入管を介して外気エアが導入されるととも
に、燃焼ガス導入管を介して一次燃焼室内の燃焼ガスが
導入され、燃焼ガスはエアと混合される。そして、エア
と混合された状態の燃焼ガスは、送風機の吐出側よりエ
アノズルを介して再度燃焼室に供給されることにより、
残留する不完全燃焼物が更に熱分解される。
【0017】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図4に基づいて説明する。
図1〜図4に基づいて説明する。
【0018】図1〜図4に示すように、炉本体1はほぼ
円筒状をなし、地面上に支持脚2を介して立設支持され
ている。この炉本体1はその上面及び下面が天蓋1a及
び底蓋1bにより塞がれて、内部が密閉空間となってい
る。格子状をなす下段載置台3は炉本体1内の中間部に
水平方向へスライド可能に支持され、この下段載置台3
によって、炉本体1内に一次燃焼室4とその下方に位置
する二次燃焼室5とが区画形成されている。又、両燃焼
室4,5は、下段載置台3に形成されている多数の透孔
3aを介して相互に連通されている。又、下段載置台3
の外端部には同載置台3をスライド操作するための把手
3bが取着されている。上段載置台6は一次燃焼室4に
水平方向へスライド可能に支持され、同燃焼室4を区画
している。この上段載置台6も前記下段載置台3と同じ
く、透孔6a及び把手6bを備えている。投入口7は炉
本体1の上部側面に形成され、開閉扉8を開放した状態
で、この投入口7より各種被燃焼物が炉本体1内に投入
される。
円筒状をなし、地面上に支持脚2を介して立設支持され
ている。この炉本体1はその上面及び下面が天蓋1a及
び底蓋1bにより塞がれて、内部が密閉空間となってい
る。格子状をなす下段載置台3は炉本体1内の中間部に
水平方向へスライド可能に支持され、この下段載置台3
によって、炉本体1内に一次燃焼室4とその下方に位置
する二次燃焼室5とが区画形成されている。又、両燃焼
室4,5は、下段載置台3に形成されている多数の透孔
3aを介して相互に連通されている。又、下段載置台3
の外端部には同載置台3をスライド操作するための把手
3bが取着されている。上段載置台6は一次燃焼室4に
水平方向へスライド可能に支持され、同燃焼室4を区画
している。この上段載置台6も前記下段載置台3と同じ
く、透孔6a及び把手6bを備えている。投入口7は炉
本体1の上部側面に形成され、開閉扉8を開放した状態
で、この投入口7より各種被燃焼物が炉本体1内に投入
される。
【0019】複数の一次エアノズル9は、両載置台3,
6の間すなわち一次燃焼室4の下部と対応する位置にお
いて、炉本体1の内周面に内方へ突出形成されている。
複数の二次エアノズル10は、二次燃焼室5の上部と対
応する位置において、炉本体1の内周面に内方へ突出形
成されている。又、各エアノズル9,10とそれぞれ対
応するように、炉本体1の外周面には環状通路11,1
2が形成され、送風機13から送られてくるエアがエア
通路14及び各環状通路11,12を介してノズル9,
10に供給される。そして、各ノズル9,10から噴射
されるエアがそれぞれ各燃焼室4,5内に供給される。
尚、エア通路14の途中には、各ノズル9,10に供給
されるエアの流量をそれぞれ調整するための2つの流量
調整弁15が配置されている。
6の間すなわち一次燃焼室4の下部と対応する位置にお
いて、炉本体1の内周面に内方へ突出形成されている。
複数の二次エアノズル10は、二次燃焼室5の上部と対
応する位置において、炉本体1の内周面に内方へ突出形
成されている。又、各エアノズル9,10とそれぞれ対
応するように、炉本体1の外周面には環状通路11,1
2が形成され、送風機13から送られてくるエアがエア
通路14及び各環状通路11,12を介してノズル9,
10に供給される。そして、各ノズル9,10から噴射
されるエアがそれぞれ各燃焼室4,5内に供給される。
尚、エア通路14の途中には、各ノズル9,10に供給
されるエアの流量をそれぞれ調整するための2つの流量
調整弁15が配置されている。
【0020】排出口16は前記二次燃焼室5と対応する
ように炉本体1の周面に形成されている。導入筒17は
排出口16と対応する位置において、炉本体1の内面に
内方へ突出するように固着され、その先端側が若干下方
へ向かう斜状に設けられている。そして、導入筒17は
その先端が二次燃焼室5内に開口され、その内部が二次
燃焼室5と連通する三次燃焼室18となっている。三次
エアノズル19は導入筒17の内面に内方へ斜状に突出
するように形成されている。又、三次エアノズル19と
対応するように、導入筒17の外周面には環状通路20
が形成され、この環状通路20は供給パイプ21を介し
て前記環状通路12に連通されている。そして、環状通
路12内のエアが、供給パイプ21及び環状通路20を
介して三次エアノズル19に供給される。
ように炉本体1の周面に形成されている。導入筒17は
排出口16と対応する位置において、炉本体1の内面に
内方へ突出するように固着され、その先端側が若干下方
へ向かう斜状に設けられている。そして、導入筒17は
その先端が二次燃焼室5内に開口され、その内部が二次
燃焼室5と連通する三次燃焼室18となっている。三次
エアノズル19は導入筒17の内面に内方へ斜状に突出
するように形成されている。又、三次エアノズル19と
対応するように、導入筒17の外周面には環状通路20
が形成され、この環状通路20は供給パイプ21を介し
て前記環状通路12に連通されている。そして、環状通
路12内のエアが、供給パイプ21及び環状通路20を
介して三次エアノズル19に供給される。
【0021】山形状をなす案内板22は、二次燃焼室5
内において導入筒17を上方から覆うように配置され、
その上面が斜状をなす一対の案内面22aとなってい
る。又、炉本体1の下部には残灰取出部23が設けられ
ている。即ち、炉本体1の底蓋1bには透孔24が形成
され、その透孔24には下方へ延びる排出筒25が連結
されている。そして、排出筒25の下端には引出し26
aを備えた収容ケース26が連結配置されている。又、
底蓋1b上には押し出し板27が配置され、その押し出
し板27には炉本体1の下部周面より外方へ突出する操
作棒28が連結されている。そして、この操作棒28を
図1の右方へ移動操作することにより、押し出し板27
が一体に移動されて、底蓋1b上に溜まった残灰が透孔
24側へ押し出される。すると、残灰は透孔24及び排
出筒25を通って落下して、収容ケース26内に収容さ
れる。
内において導入筒17を上方から覆うように配置され、
その上面が斜状をなす一対の案内面22aとなってい
る。又、炉本体1の下部には残灰取出部23が設けられ
ている。即ち、炉本体1の底蓋1bには透孔24が形成
され、その透孔24には下方へ延びる排出筒25が連結
されている。そして、排出筒25の下端には引出し26
aを備えた収容ケース26が連結配置されている。又、
底蓋1b上には押し出し板27が配置され、その押し出
し板27には炉本体1の下部周面より外方へ突出する操
作棒28が連結されている。そして、この操作棒28を
図1の右方へ移動操作することにより、押し出し板27
が一体に移動されて、底蓋1b上に溜まった残灰が透孔
24側へ押し出される。すると、残灰は透孔24及び排
出筒25を通って落下して、収容ケース26内に収容さ
れる。
【0022】図2〜図4に示すように、排気塔31は前
記炉本体1に隣接して立設され、この排気塔31はダク
ト32を介して炉本体1の排出口16に連結されてい
る。熱交換器33はダクト32の途中に介在されてい
る。又、この熱交換器33の上流側において、ダクト3
2中には電磁開閉弁34が配置されている。バイパス通
路35は熱交換器33及び電磁開閉弁34を迂回するよ
うに、ダクト32に連結されている。
記炉本体1に隣接して立設され、この排気塔31はダク
ト32を介して炉本体1の排出口16に連結されてい
る。熱交換器33はダクト32の途中に介在されてい
る。又、この熱交換器33の上流側において、ダクト3
2中には電磁開閉弁34が配置されている。バイパス通
路35は熱交換器33及び電磁開閉弁34を迂回するよ
うに、ダクト32に連結されている。
【0023】前記排気塔31はその塔本体36の上面に
補助筒37を備えており、その補助筒37の下端部には
エア導入孔37aが形成されている。排出口38は排気
塔31の下部周面に形成され、その排出口38には開閉
扉39が開閉回動可能に設けられている。そして、開閉
扉39を開放した状態で、排出口38を通して排気塔3
1の内底面に溜まった残灰を取り出すことができる。本
実施例では、排出口38及び開閉扉39により残灰取出
部が構成されている。
補助筒37を備えており、その補助筒37の下端部には
エア導入孔37aが形成されている。排出口38は排気
塔31の下部周面に形成され、その排出口38には開閉
扉39が開閉回動可能に設けられている。そして、開閉
扉39を開放した状態で、排出口38を通して排気塔3
1の内底面に溜まった残灰を取り出すことができる。本
実施例では、排出口38及び開閉扉39により残灰取出
部が構成されている。
【0024】次に、前記のように構成された焼却炉の作
用を説明する。さて、この焼却炉を使用して被燃焼物の
焼却を行う場合には、先ず、上段載置台6を外方へ引き
出して、同載置台6による仕切り状態を開放する。次
に、開閉扉8を開放して、投入口7より被燃焼物を炉本
体1内に投入し、その被燃焼物を下段載置台3上に載置
する。そして、被燃焼物に点火するとともに、開閉扉8
を閉鎖し、この状態で送風機13を起動させる。する
と、各ノズル9,10,19からエアが噴射されて、各
燃焼室4,5,18内にエアがそれぞれ供給される。そ
の結果、先ず一次燃焼室4内において、被燃焼物が高温
で効率良く短時間で燃焼される。
用を説明する。さて、この焼却炉を使用して被燃焼物の
焼却を行う場合には、先ず、上段載置台6を外方へ引き
出して、同載置台6による仕切り状態を開放する。次
に、開閉扉8を開放して、投入口7より被燃焼物を炉本
体1内に投入し、その被燃焼物を下段載置台3上に載置
する。そして、被燃焼物に点火するとともに、開閉扉8
を閉鎖し、この状態で送風機13を起動させる。する
と、各ノズル9,10,19からエアが噴射されて、各
燃焼室4,5,18内にエアがそれぞれ供給される。そ
の結果、先ず一次燃焼室4内において、被燃焼物が高温
で効率良く短時間で燃焼される。
【0025】又、燃焼に伴って発生する燃焼ガスは上昇
するが、炉本体1の上面が閉塞されているので、燃焼ガ
スは外部に逃げることなく一次燃焼室4内の上部より徐
々に溜まっていき、その結果、炉本体1内の圧力が次第
に上昇される。従って、下段載置台3上の被燃焼物は高
温高圧状態の下でより効率良く短時間で燃焼されるとと
もに、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼物も徐々に熱分
解される。又、炉本体1内において高温高圧となった燃
焼ガスは、一次燃焼室4の上部より逃げることができな
いため、下段載置台3の透孔3aを介して下方の二次燃
焼室5に移行される。この過程において、燃焼ガスは、
新たに発生する燃焼ガスや供給エアと攪拌混合されるこ
とにより、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼物が更に熱
分解される。
するが、炉本体1の上面が閉塞されているので、燃焼ガ
スは外部に逃げることなく一次燃焼室4内の上部より徐
々に溜まっていき、その結果、炉本体1内の圧力が次第
に上昇される。従って、下段載置台3上の被燃焼物は高
温高圧状態の下でより効率良く短時間で燃焼されるとと
もに、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼物も徐々に熱分
解される。又、炉本体1内において高温高圧となった燃
焼ガスは、一次燃焼室4の上部より逃げることができな
いため、下段載置台3の透孔3aを介して下方の二次燃
焼室5に移行される。この過程において、燃焼ガスは、
新たに発生する燃焼ガスや供給エアと攪拌混合されるこ
とにより、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼物が更に熱
分解される。
【0026】その後、燃焼ガスは案内板22を回り込む
ようにして三次燃焼室18内に導入される。このとき、
燃焼ガス中に含まれる塵や灰等は燃焼ガスと確実に分離
され、二次燃焼室5内を下降して炉本体1の底蓋1b上
に溜まる。又、燃焼ガスは三次燃焼室18に供給される
エアと攪拌混合されることにより、残留する不完全燃焼
物が更に熱分解される。そして、この三次燃焼室18に
おいてほぼ完全燃焼された燃焼ガスは、ダクト32を介
して排気塔31内に導入される。このとき、燃焼ガス中
に残留する塵や灰等は燃焼ガスと分離され、排気塔31
内を下降してその内底面に溜まる。そして、このよう
に、ほぼ完全燃焼されるとともに塵や灰等が取り除かれ
て清浄となった燃焼ガスのみが上昇して、排気塔31の
上端より外部へ排気される。尚、燃焼ガスは、排気塔3
1を通過する過程において、補助筒37のエア導入孔3
7aを介して導入されるエアと混合されることにより、
更に完全に燃焼された状態で排出される。
ようにして三次燃焼室18内に導入される。このとき、
燃焼ガス中に含まれる塵や灰等は燃焼ガスと確実に分離
され、二次燃焼室5内を下降して炉本体1の底蓋1b上
に溜まる。又、燃焼ガスは三次燃焼室18に供給される
エアと攪拌混合されることにより、残留する不完全燃焼
物が更に熱分解される。そして、この三次燃焼室18に
おいてほぼ完全燃焼された燃焼ガスは、ダクト32を介
して排気塔31内に導入される。このとき、燃焼ガス中
に残留する塵や灰等は燃焼ガスと分離され、排気塔31
内を下降してその内底面に溜まる。そして、このよう
に、ほぼ完全燃焼されるとともに塵や灰等が取り除かれ
て清浄となった燃焼ガスのみが上昇して、排気塔31の
上端より外部へ排気される。尚、燃焼ガスは、排気塔3
1を通過する過程において、補助筒37のエア導入孔3
7aを介して導入されるエアと混合されることにより、
更に完全に燃焼された状態で排出される。
【0027】又、燃焼ガスは、前記ダクト32を通過す
る過程において、熱交換器33により熱交換される。こ
のため、燃焼ガスの熱エネルギを各種用途に使用するこ
とが可能となる。加えて、電磁開閉弁34の開度を調整
することにより、熱交換器33側へ流れる燃焼ガスとそ
の熱交換器33を迂回するバイパス通路35側へ流れる
燃焼ガスとの比率を変更することができる。その結果、
例えば熱交換器33を使用して給湯を行うような場合に
は、その供給湯温を容易に調整することができる。又、
図示しない温度センサにより供給湯温を検出し、その検
出温度に基づいて電磁開閉弁34を開閉制御するように
すれば、供給される湯の温度を所定温度に安定化させる
こともできる。
る過程において、熱交換器33により熱交換される。こ
のため、燃焼ガスの熱エネルギを各種用途に使用するこ
とが可能となる。加えて、電磁開閉弁34の開度を調整
することにより、熱交換器33側へ流れる燃焼ガスとそ
の熱交換器33を迂回するバイパス通路35側へ流れる
燃焼ガスとの比率を変更することができる。その結果、
例えば熱交換器33を使用して給湯を行うような場合に
は、その供給湯温を容易に調整することができる。又、
図示しない温度センサにより供給湯温を検出し、その検
出温度に基づいて電磁開閉弁34を開閉制御するように
すれば、供給される湯の温度を所定温度に安定化させる
こともできる。
【0028】下段載置台3上の被燃焼物が燃焼されて、
その載置台3上に灰等が積もってきた場合には、上段載
置台6を閉鎖するとともに、投入口7より被燃焼物を投
入してその上段載置台6上に載置する。従って、新たな
被燃焼物は上段載置台6上において燃焼を開始される。
この状態で、下段載置台3を外方へ引き出して、同載置
台3上の残灰を落下させる。すると、残灰は案内板22
の案内面22a上を案内されながら二次燃焼室5内を下
降して、炉本体1の底蓋1b上に落下する。次に、操作
棒28を操作して、底蓋1b上の残灰を押し出し板27
により透孔24側へ押し出し、その残灰を排出筒25を
通して収容ケース26内に収容する。そして、収容ケー
ス26の引出し26aを引き出すことにより、同ケース
26内の残灰を容易に廃棄することができる。
その載置台3上に灰等が積もってきた場合には、上段載
置台6を閉鎖するとともに、投入口7より被燃焼物を投
入してその上段載置台6上に載置する。従って、新たな
被燃焼物は上段載置台6上において燃焼を開始される。
この状態で、下段載置台3を外方へ引き出して、同載置
台3上の残灰を落下させる。すると、残灰は案内板22
の案内面22a上を案内されながら二次燃焼室5内を下
降して、炉本体1の底蓋1b上に落下する。次に、操作
棒28を操作して、底蓋1b上の残灰を押し出し板27
により透孔24側へ押し出し、その残灰を排出筒25を
通して収容ケース26内に収容する。そして、収容ケー
ス26の引出し26aを引き出すことにより、同ケース
26内の残灰を容易に廃棄することができる。
【0029】又、このようにして残灰の取り出しが終了
した場合には、下段載置台3を閉鎖するとともに上段載
置台5を開放し、先に上段載置台5上に載置されていた
被燃焼物を下段載置台3上に落下させて、再びこの下段
載置台3上において燃焼を行う。このように、焼却作業
を中断することなく、残灰の取り出し及び被燃焼物の供
給を連続して行うことができるので、作業能率を向上さ
せることができる。又、排気塔31側においては、開閉
扉39を開放することにより、排出口38を通して排気
塔31の内底面に溜まった残灰を容易に取り出すことが
できる。
した場合には、下段載置台3を閉鎖するとともに上段載
置台5を開放し、先に上段載置台5上に載置されていた
被燃焼物を下段載置台3上に落下させて、再びこの下段
載置台3上において燃焼を行う。このように、焼却作業
を中断することなく、残灰の取り出し及び被燃焼物の供
給を連続して行うことができるので、作業能率を向上さ
せることができる。又、排気塔31側においては、開閉
扉39を開放することにより、排出口38を通して排気
塔31の内底面に溜まった残灰を容易に取り出すことが
できる。
【0030】又、本実施例では、エアノズル9,10,
19からのエア噴射量を、流量調整弁15により容易に
調整することができる。従って、被燃焼物の量、種類或
いは燃焼状態に応じて、最適なエア噴射量に調整するこ
とができて、常に良好な燃焼を行うことができる。
19からのエア噴射量を、流量調整弁15により容易に
調整することができる。従って、被燃焼物の量、種類或
いは燃焼状態に応じて、最適なエア噴射量に調整するこ
とができて、常に良好な燃焼を行うことができる。
【0031】以上のように、この実施例では、炉本体1
の上面を閉塞し、燃焼ガスを炉本体1内から排出するた
めの排出口16を炉本体1の下部に設けるとともに、炉
本体1内にエアを供給するようにしている。このため、
炉本体1内を高温高圧状態として、被燃焼物を効率良く
短時間で確実に燃焼させることができるとともに、燃焼
ガス中に含まれる不完全燃焼物も確実に熱分解させるこ
とができて、外部に排出される燃焼ガスを清浄なものと
することができる。
の上面を閉塞し、燃焼ガスを炉本体1内から排出するた
めの排出口16を炉本体1の下部に設けるとともに、炉
本体1内にエアを供給するようにしている。このため、
炉本体1内を高温高圧状態として、被燃焼物を効率良く
短時間で確実に燃焼させることができるとともに、燃焼
ガス中に含まれる不完全燃焼物も確実に熱分解させるこ
とができて、外部に排出される燃焼ガスを清浄なものと
することができる。
【0032】因みに、本願発明者等は、焼却炉として、
図5に示すような実験装置を使用して次のような実験を
行った。即ち、図5に示すように、この焼却炉はその炉
本体41が上面及び下面を閉塞した円筒状に形成され、
その内部に透孔42aを有する載置台42が配置され
て、一次燃焼室43と二次燃焼室44とが区画形成され
ている。そして、各燃焼室43,44には送風機45か
らのエアが、エアノズルとしての多数の透孔46aを有
する供給筒46を介して供給されるようになっている。
尚、47は、被燃焼物を投入する際に開閉される開閉扉
である。
図5に示すような実験装置を使用して次のような実験を
行った。即ち、図5に示すように、この焼却炉はその炉
本体41が上面及び下面を閉塞した円筒状に形成され、
その内部に透孔42aを有する載置台42が配置され
て、一次燃焼室43と二次燃焼室44とが区画形成され
ている。そして、各燃焼室43,44には送風機45か
らのエアが、エアノズルとしての多数の透孔46aを有
する供給筒46を介して供給されるようになっている。
尚、47は、被燃焼物を投入する際に開閉される開閉扉
である。
【0033】以上のような焼却炉において、発明者等は
排出口48の位置を複数の位置S1〜S4に変えたとき
のそれぞれの燃焼状態を観測した。尚、被燃焼物として
は、油分を含んだ布、ビニール、プラスチック、紙屑等
が投入され、それらに点火した後に送風機45によるエ
ア供給を開始した。
排出口48の位置を複数の位置S1〜S4に変えたとき
のそれぞれの燃焼状態を観測した。尚、被燃焼物として
は、油分を含んだ布、ビニール、プラスチック、紙屑等
が投入され、それらに点火した後に送風機45によるエ
ア供給を開始した。
【0034】そして、排出口48を位置S1〜S4と変
化させたとき、その位置が下になるほど排出される燃焼
ガスの濃度が低下することが確認され、位置S3やS4
においては、燃焼ガスが殆ど透明であった。又、排出口
48を位置S3やS4に設けて燃焼を行っていても、開
閉扉47を開放すると、そこから黒煙が噴き出した。こ
のようなことから、燃焼ガスの排出口48を炉本体41
の下部に設けることは、被燃焼物を完全燃焼させる上で
非常に有効な手段であることが確認された。
化させたとき、その位置が下になるほど排出される燃焼
ガスの濃度が低下することが確認され、位置S3やS4
においては、燃焼ガスが殆ど透明であった。又、排出口
48を位置S3やS4に設けて燃焼を行っていても、開
閉扉47を開放すると、そこから黒煙が噴き出した。こ
のようなことから、燃焼ガスの排出口48を炉本体41
の下部に設けることは、被燃焼物を完全燃焼させる上で
非常に有効な手段であることが確認された。
【0035】又、一次燃焼室43の容量がほぼ180リ
ットルの焼却炉において、排出口48を位置S3やS4
に設けた場合、前述の油分を含んだ布、ビニール、プラ
スチック、紙屑等の被燃焼物をほぼ130リットル分燃
焼させたところ、ほぼ3分程度で燃え尽きた。このこと
から、燃焼ガスの排出口48を炉本体41の下部に設け
ることは、被燃焼物を短時間で燃焼させる上でも非常に
有効な手段であることが確認された。
ットルの焼却炉において、排出口48を位置S3やS4
に設けた場合、前述の油分を含んだ布、ビニール、プラ
スチック、紙屑等の被燃焼物をほぼ130リットル分燃
焼させたところ、ほぼ3分程度で燃え尽きた。このこと
から、燃焼ガスの排出口48を炉本体41の下部に設け
ることは、被燃焼物を短時間で燃焼させる上でも非常に
有効な手段であることが確認された。
【0036】(第2実施例)次に、この発明の第2実施
例を図6に基づいて説明する。さて、図6に示すよう
に、この第2実施例の焼却炉は、前記図5に示した実験
装置とほぼ同一構成であり、各燃焼室43,44に対し
てエアがそれら室43,44の中央部から供給されるよ
うになっている。尚、この図6に示す第2実施例におい
て、図5に示す実験装置と同一構成部分は同一番号を付
してその説明を省略する。そして、この第2実施例で
は、排出口48が図5の実験装置における位置S3に相
当する位置に設けられている。従って、この第2実施例
においても、前記第1実施例と同じく、被燃焼物を完全
燃焼させて、排出される燃焼ガスを清浄なものとするこ
とができるとともに、その燃焼に要する時間を短縮でき
る。尚、図6に鎖線で示すように、排出口48を図5の
実験装置における位置S4に相当する位置に設けてもよ
い。
例を図6に基づいて説明する。さて、図6に示すよう
に、この第2実施例の焼却炉は、前記図5に示した実験
装置とほぼ同一構成であり、各燃焼室43,44に対し
てエアがそれら室43,44の中央部から供給されるよ
うになっている。尚、この図6に示す第2実施例におい
て、図5に示す実験装置と同一構成部分は同一番号を付
してその説明を省略する。そして、この第2実施例で
は、排出口48が図5の実験装置における位置S3に相
当する位置に設けられている。従って、この第2実施例
においても、前記第1実施例と同じく、被燃焼物を完全
燃焼させて、排出される燃焼ガスを清浄なものとするこ
とができるとともに、その燃焼に要する時間を短縮でき
る。尚、図6に鎖線で示すように、排出口48を図5の
実験装置における位置S4に相当する位置に設けてもよ
い。
【0037】前記排出口48には排気筒51が上方へ向
かって延びるように取り付けられ、燃焼ガスや炎が炉本
体41の側方から噴き出すことが防止されている。又、
この第2実施例では、二次燃焼室44内にほぼ漏斗状を
なす案内板49が配置され、この案内板49により残灰
が案内されながら落下されるようになっている。この場
合、燃焼ガスは案内板49を回り込むようにして排出口
48から排出されるので、燃焼ガス中に含まれる塵や灰
等を燃焼ガスと確実に分離して落下させることができ
る。
かって延びるように取り付けられ、燃焼ガスや炎が炉本
体41の側方から噴き出すことが防止されている。又、
この第2実施例では、二次燃焼室44内にほぼ漏斗状を
なす案内板49が配置され、この案内板49により残灰
が案内されながら落下されるようになっている。この場
合、燃焼ガスは案内板49を回り込むようにして排出口
48から排出されるので、燃焼ガス中に含まれる塵や灰
等を燃焼ガスと確実に分離して落下させることができ
る。
【0038】又、二次燃焼室44内には多数の透孔50
aを有する規制板50が配置されている。そして、燃焼
ガスが案内板49を回り込むようにして排出口48から
排出されるとき、この規制板50により燃焼ガス中に含
まれる塵や灰等が排出口48側へ移行されるのが更に確
実に抑制される。このため、排出口48から排出される
燃焼ガスをより清浄なものとすることができる。
aを有する規制板50が配置されている。そして、燃焼
ガスが案内板49を回り込むようにして排出口48から
排出されるとき、この規制板50により燃焼ガス中に含
まれる塵や灰等が排出口48側へ移行されるのが更に確
実に抑制される。このため、排出口48から排出される
燃焼ガスをより清浄なものとすることができる。
【0039】(第3実施例)次に、この発明の第3実施
例を図7に基づいて説明する。さて、図7に示すよう
に、この第3実施例では、前記第2実施例の構成に加え
て、炉本体41と排気筒51との間に2つの補助排気筒
52,53が上下に並設され、これら補助排気筒52,
53を介して一次燃焼室43が排気筒51に連通されて
いる。これら補助排気筒52,53は水平面に対してほ
ぼ30度の角度をなすように、排気筒51側に向かって
斜め上方を指向している。又、排気筒51の根元部も同
様に、水平面に対してほぼ30度の角度をなすように、
斜め上向きとなっている。これにより、燃焼ガスが排気
筒51側へスムーズに流れる。
例を図7に基づいて説明する。さて、図7に示すよう
に、この第3実施例では、前記第2実施例の構成に加え
て、炉本体41と排気筒51との間に2つの補助排気筒
52,53が上下に並設され、これら補助排気筒52,
53を介して一次燃焼室43が排気筒51に連通されて
いる。これら補助排気筒52,53は水平面に対してほ
ぼ30度の角度をなすように、排気筒51側に向かって
斜め上方を指向している。又、排気筒51の根元部も同
様に、水平面に対してほぼ30度の角度をなすように、
斜め上向きとなっている。これにより、燃焼ガスが排気
筒51側へスムーズに流れる。
【0040】前記各補助排気筒52,53はそれらの一
次燃焼室43に対する開口面積が、排気筒51が連結さ
れる排出口48の開口面積より小さくなるように形成さ
れている。そして、この第2実施例では、上側の補助排
気筒52の開口面積と排出口48の開口面積との比がほ
ぼ2:10に設定されるとともに、下側の補助排気筒5
3の開口面積と排出口48の開口面積との比がほぼ3:
10に設定されている。
次燃焼室43に対する開口面積が、排気筒51が連結さ
れる排出口48の開口面積より小さくなるように形成さ
れている。そして、この第2実施例では、上側の補助排
気筒52の開口面積と排出口48の開口面積との比がほ
ぼ2:10に設定されるとともに、下側の補助排気筒5
3の開口面積と排出口48の開口面積との比がほぼ3:
10に設定されている。
【0041】両補助排気筒52,53の一次燃焼室43
に対する開口部、及び排気筒51の上端開口部は、それ
ぞれ網状体54,55により覆われている。これによ
り、燃焼ガス中に含まれる塵や灰等が補助排気筒52,
53や排気筒51を介して外部へ排出されることが確実
に阻止されている。
に対する開口部、及び排気筒51の上端開口部は、それ
ぞれ網状体54,55により覆われている。これによ
り、燃焼ガス中に含まれる塵や灰等が補助排気筒52,
53や排気筒51を介して外部へ排出されることが確実
に阻止されている。
【0042】エアの供給筒46には供給管56を介して
送風機57の吐出側が接続されている。この送風機57
の吸入側には外気導入管58が接続されている。又、炉
本体41の上部には燃焼ガス導入管59の一端が接続さ
れ、その導入管59は一次燃焼室43に連通している。
そして、燃焼ガス導入管59の他端は外気導入管58を
介して送風機57の吸入側に接続されている。
送風機57の吐出側が接続されている。この送風機57
の吸入側には外気導入管58が接続されている。又、炉
本体41の上部には燃焼ガス導入管59の一端が接続さ
れ、その導入管59は一次燃焼室43に連通している。
そして、燃焼ガス導入管59の他端は外気導入管58を
介して送風機57の吸入側に接続されている。
【0043】さて、この第3実施例の焼却炉を使用して
被燃焼物の焼却を行う場合には、先ず、載置台42上に
載置された被燃焼物に点火するとともに、開閉扉47を
閉鎖し、この状態で送風機57を起動させる。すると、
供給筒46の透孔46aからエアが噴射されて、各燃焼
室43,44内にエアがそれぞれ供給される。
被燃焼物の焼却を行う場合には、先ず、載置台42上に
載置された被燃焼物に点火するとともに、開閉扉47を
閉鎖し、この状態で送風機57を起動させる。すると、
供給筒46の透孔46aからエアが噴射されて、各燃焼
室43,44内にエアがそれぞれ供給される。
【0044】このとき、燃焼開始直後のように、炎の勢
いが未だ弱い状態では、被燃焼物の燃焼が充分に進行せ
ず、被燃焼物が短時間で効率良く燃えにくい。ところ
が、この第3実施例においては、一次燃焼室43が2つ
の補助排気筒52,53を介して排気筒51に連通され
ているので、一次燃焼室43内で発生した燃焼ガスがそ
れら補助排気筒52,53から排気筒51側へある程度
逃がされる。このため、一次燃焼室43内において供給
エアの流れが良くなり、燃焼開始時においても、被燃焼
物は勢い良く燃焼し始める。又、燃焼終了直前の炎の勢
いが弱くなるような場合においても、前記と同様に被燃
焼物が勢い良く燃焼される。従って、燃焼開始直後や燃
焼終了直前においても、被燃焼物が短時間で効率良く燃
焼され、全体として燃焼時間を更に短縮することができ
る。
いが未だ弱い状態では、被燃焼物の燃焼が充分に進行せ
ず、被燃焼物が短時間で効率良く燃えにくい。ところ
が、この第3実施例においては、一次燃焼室43が2つ
の補助排気筒52,53を介して排気筒51に連通され
ているので、一次燃焼室43内で発生した燃焼ガスがそ
れら補助排気筒52,53から排気筒51側へある程度
逃がされる。このため、一次燃焼室43内において供給
エアの流れが良くなり、燃焼開始時においても、被燃焼
物は勢い良く燃焼し始める。又、燃焼終了直前の炎の勢
いが弱くなるような場合においても、前記と同様に被燃
焼物が勢い良く燃焼される。従って、燃焼開始直後や燃
焼終了直前においても、被燃焼物が短時間で効率良く燃
焼され、全体として燃焼時間を更に短縮することができ
る。
【0045】又、補助排気筒52,53の一次燃焼室4
3に対する開口面積は、排出口48の開口面積と比較し
て小さなものである。このため、一次燃焼室43内の燃
焼ガスが補助排気筒52,53から大量に排出されて同
室43内の圧力が上昇しなくなるということはない。従
って、燃焼開始直後や燃焼終了直前以外の炎の勢いが強
い状態においては、一次燃焼室43内の圧力が充分に高
められて、被燃焼物が高温高圧状態の下で完全燃焼され
る。更に、補助排気筒52,53から排出される燃焼ガ
スは、排出口48から排気筒51内に噴き出す高温の炎
により、残留する不完全燃焼物が完全燃焼され、清浄な
状態で外部へ排出される。このため、一次燃焼室43を
補助排気筒52,53を介して排気筒51に連通させて
も、被燃焼物を完全燃焼させる上で支障を生じることは
ない。
3に対する開口面積は、排出口48の開口面積と比較し
て小さなものである。このため、一次燃焼室43内の燃
焼ガスが補助排気筒52,53から大量に排出されて同
室43内の圧力が上昇しなくなるということはない。従
って、燃焼開始直後や燃焼終了直前以外の炎の勢いが強
い状態においては、一次燃焼室43内の圧力が充分に高
められて、被燃焼物が高温高圧状態の下で完全燃焼され
る。更に、補助排気筒52,53から排出される燃焼ガ
スは、排出口48から排気筒51内に噴き出す高温の炎
により、残留する不完全燃焼物が完全燃焼され、清浄な
状態で外部へ排出される。このため、一次燃焼室43を
補助排気筒52,53を介して排気筒51に連通させて
も、被燃焼物を完全燃焼させる上で支障を生じることは
ない。
【0046】又、この第3実施例では、送風機57の吸
入側に、外気導入管58を介して外気エアが導入される
とともに、燃焼ガス導入管59を介して一次燃焼室43
内の燃焼ガスが導入され、燃焼ガスはエアと混合され
る。そして、エアと混合された状態の燃焼ガスは、送風
機57の吐出側より供給筒46の透孔46aを介して再
度各燃焼室43,44に供給されることにより、残留す
る不完全燃焼物が更に完全に熱分解される。このため、
この第3実施例では、外部に排出される燃焼ガスをより
清浄なものとすることができる。
入側に、外気導入管58を介して外気エアが導入される
とともに、燃焼ガス導入管59を介して一次燃焼室43
内の燃焼ガスが導入され、燃焼ガスはエアと混合され
る。そして、エアと混合された状態の燃焼ガスは、送風
機57の吐出側より供給筒46の透孔46aを介して再
度各燃焼室43,44に供給されることにより、残留す
る不完全燃焼物が更に完全に熱分解される。このため、
この第3実施例では、外部に排出される燃焼ガスをより
清浄なものとすることができる。
【0047】尚、図8に示すように、この第3実施例に
おいて、前記第1実施例と同一構成の排気塔31を炉本
体41に隣接して立設し、排気筒51の排出端部にこの
排気塔31を連結してもよい。このようにすれば、燃焼
ガスが排気筒51から排気塔31内に導入されたとき、
燃焼ガス中に残留する塵や灰等が燃焼ガスと分離されて
排気塔31内を下降し、塵や灰等が完全に取り除かれて
清浄となった燃焼ガスのみが排気塔31の上端より外部
へ排気される。
おいて、前記第1実施例と同一構成の排気塔31を炉本
体41に隣接して立設し、排気筒51の排出端部にこの
排気塔31を連結してもよい。このようにすれば、燃焼
ガスが排気筒51から排気塔31内に導入されたとき、
燃焼ガス中に残留する塵や灰等が燃焼ガスと分離されて
排気塔31内を下降し、塵や灰等が完全に取り除かれて
清浄となった燃焼ガスのみが排気塔31の上端より外部
へ排気される。
【0048】(第4実施例)次に、この発明の第4実施
例を図9に基づいて説明する。さて、図9に示すよう
に、この第4実施例においては、前記第3実施例の構成
に加えて、炉本体41の上部に被燃焼物としてのタイヤ
Tを一次燃焼室43内に供給するためのタイヤ供給部6
1が備えられている。このタイヤ供給部61は、径の異
なる一対の円筒体62,63が炉本体41の上部に立設
固定され、両円筒体62,63間にリング状をなす収容
室64が上下に延びるように形成されている。そして、
この収容室64内に複数本のタイヤTが積層状態で収容
される。収容室64の上下両端の開口部にはそれぞれリ
ング状をなす天板65及び底板66が取り付けられてい
る。天板65及び底板66はそれらの中央で分割され、
収容室64の両端開口を開閉可能に設けられている。
例を図9に基づいて説明する。さて、図9に示すよう
に、この第4実施例においては、前記第3実施例の構成
に加えて、炉本体41の上部に被燃焼物としてのタイヤ
Tを一次燃焼室43内に供給するためのタイヤ供給部6
1が備えられている。このタイヤ供給部61は、径の異
なる一対の円筒体62,63が炉本体41の上部に立設
固定され、両円筒体62,63間にリング状をなす収容
室64が上下に延びるように形成されている。そして、
この収容室64内に複数本のタイヤTが積層状態で収容
される。収容室64の上下両端の開口部にはそれぞれリ
ング状をなす天板65及び底板66が取り付けられてい
る。天板65及び底板66はそれらの中央で分割され、
収容室64の両端開口を開閉可能に設けられている。
【0049】タイヤ供給部61は収容室64に収容され
たタイヤTがほぼ一本半程度一次燃焼室43内に配置さ
れるように、その下端が一次燃焼室43内に収容されて
いる。そして、その一次燃焼室43内に収容された部分
において、円筒体62,63及び底板66には多数の透
孔67が形成されている。又、一次燃焼室43と対応す
る位置において、炉本体1の周壁には開閉扉68が開閉
可能に設けられている。
たタイヤTがほぼ一本半程度一次燃焼室43内に配置さ
れるように、その下端が一次燃焼室43内に収容されて
いる。そして、その一次燃焼室43内に収容された部分
において、円筒体62,63及び底板66には多数の透
孔67が形成されている。又、一次燃焼室43と対応す
る位置において、炉本体1の周壁には開閉扉68が開閉
可能に設けられている。
【0050】さて、この第4実施例の焼却炉を使用して
被燃焼物の焼却を行う場合には、先ず、タイヤ供給部6
1の天板65を開放して、収容室64内に複数のタイヤ
Tを収容し、その後天板65を閉じる。次に、開閉扉6
8を開放して、収容室64内の最下段に位置するタイヤ
Tに点火するとともに、開閉扉68を閉鎖し、この状態
で送風機57を起動させると、タイヤTの燃焼が開始さ
れる。
被燃焼物の焼却を行う場合には、先ず、タイヤ供給部6
1の天板65を開放して、収容室64内に複数のタイヤ
Tを収容し、その後天板65を閉じる。次に、開閉扉6
8を開放して、収容室64内の最下段に位置するタイヤ
Tに点火するとともに、開閉扉68を閉鎖し、この状態
で送風機57を起動させると、タイヤTの燃焼が開始さ
れる。
【0051】そして、最下段のタイヤTがほぼ燃焼を終
了されると、その上方に位置するタイヤTが下方へ移動
されて最下段に位置され、そのタイヤTの燃焼が開始さ
れる。このようにして、収容室64内の複数のタイヤT
が下方のものから順に一次燃焼室43内に供給されて燃
焼される。従って、この第4実施例では、タイヤ供給部
61に複数のタイヤTを収容しておくだけで、一次燃焼
室43の容量以上の数のタイヤTを連続的に順次効率良
く燃焼させることが可能となり、タイヤTを一次燃焼室
43内に収容する作業が楽になる。
了されると、その上方に位置するタイヤTが下方へ移動
されて最下段に位置され、そのタイヤTの燃焼が開始さ
れる。このようにして、収容室64内の複数のタイヤT
が下方のものから順に一次燃焼室43内に供給されて燃
焼される。従って、この第4実施例では、タイヤ供給部
61に複数のタイヤTを収容しておくだけで、一次燃焼
室43の容量以上の数のタイヤTを連続的に順次効率良
く燃焼させることが可能となり、タイヤTを一次燃焼室
43内に収容する作業が楽になる。
【0052】又、燃焼終了後、開閉扉68を開放した状
態で、底板66を開放することにより、収容室64内に
溜まった残灰等を同室64内から容易に取り除くことが
できる。尚、特に図示しないが、炉本体41の下部周壁
に開閉扉を設ければ、その開閉扉を開放した状態で、炉
本体41の内底面に溜まった残灰等を容易に取り除くこ
ともできる。又、この第4実施例では、炉本体1の上部
に被燃焼物としてのタイヤTを供給するタイヤ供給部6
1を設けたが、タイヤT以外の各種被燃焼物を供給する
供給部を設けてもよい。
態で、底板66を開放することにより、収容室64内に
溜まった残灰等を同室64内から容易に取り除くことが
できる。尚、特に図示しないが、炉本体41の下部周壁
に開閉扉を設ければ、その開閉扉を開放した状態で、炉
本体41の内底面に溜まった残灰等を容易に取り除くこ
ともできる。又、この第4実施例では、炉本体1の上部
に被燃焼物としてのタイヤTを供給するタイヤ供給部6
1を設けたが、タイヤT以外の各種被燃焼物を供給する
供給部を設けてもよい。
【0053】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して
具体化することも可能である。 (1)前記第1実施例において、案内板22の案内面2
2a上にもエアノズルを設けること。このようにすれ
ば、二次燃焼室5内の燃焼ガスが供給エアと更に攪拌混
合されて、燃焼効率がより向上される。
のではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して
具体化することも可能である。 (1)前記第1実施例において、案内板22の案内面2
2a上にもエアノズルを設けること。このようにすれ
ば、二次燃焼室5内の燃焼ガスが供給エアと更に攪拌混
合されて、燃焼効率がより向上される。
【0054】(2)前記第3及び第4実施例において、
補助排気筒52,53を何れか一方のみ設けるようにす
ること。この場合、載置台42上の被燃焼物とほぼ対応
する位置に設けられる下側の補助排気筒53のみにした
方が、被燃焼物を勢い良く燃焼させる上で好ましい。或
いは、補助排気筒を3つ以上設けてもよい。
補助排気筒52,53を何れか一方のみ設けるようにす
ること。この場合、載置台42上の被燃焼物とほぼ対応
する位置に設けられる下側の補助排気筒53のみにした
方が、被燃焼物を勢い良く燃焼させる上で好ましい。或
いは、補助排気筒を3つ以上設けてもよい。
【0055】(3)前記第3及び第4実施例において、
上側の補助排気筒52の一次燃焼室43に対する開口面
積と排出口48の開口面積との比をほぼ1:10〜3:
10の範囲で変更すること。又、下側の補助排気筒53
の一次燃焼室43に対する開口面積と排出口48の開口
面積との比をほぼ2:10〜4:10の範囲で変更する
こと。この場合、上側の補助排気筒52の開口面積が下
側の補助排気筒53の開口面積より大きくならないよう
にする。
上側の補助排気筒52の一次燃焼室43に対する開口面
積と排出口48の開口面積との比をほぼ1:10〜3:
10の範囲で変更すること。又、下側の補助排気筒53
の一次燃焼室43に対する開口面積と排出口48の開口
面積との比をほぼ2:10〜4:10の範囲で変更する
こと。この場合、上側の補助排気筒52の開口面積が下
側の補助排気筒53の開口面積より大きくならないよう
にする。
【0056】(4)前記第3及び第4実施例において、
各補助排気筒52,53の一次燃焼室43に対する開口
部や排出口48にスライド板等を設けて、それらの開口
面積を被燃焼物の種類や量或いはその燃焼状態等に応じ
て変更調節可能とすること。
各補助排気筒52,53の一次燃焼室43に対する開口
部や排出口48にスライド板等を設けて、それらの開口
面積を被燃焼物の種類や量或いはその燃焼状態等に応じ
て変更調節可能とすること。
【0057】(5)前記第4実施例において、円筒体6
2,63及び底板66に形成される透孔67の大きさや
数を変更することにより、タイヤTの燃焼速度を調整す
るようにすること。
2,63及び底板66に形成される透孔67の大きさや
数を変更することにより、タイヤTの燃焼速度を調整す
るようにすること。
【0058】(6)前記第3或いは第4実施例の構成
を、一次及び二次燃焼室3,4に対してエアがそれら室
3,4の外周側から供給される第1実施例のものに具体
化すること。
を、一次及び二次燃焼室3,4に対してエアがそれら室
3,4の外周側から供給される第1実施例のものに具体
化すること。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、次
のような優れた効果を奏する。請求項1〜3の発明によ
れば、被燃焼物を完全燃焼させることができて、排出さ
れる燃焼ガスを清浄なものとすることができるととも
に、その燃焼に要する時間を短縮することができる。
のような優れた効果を奏する。請求項1〜3の発明によ
れば、被燃焼物を完全燃焼させることができて、排出さ
れる燃焼ガスを清浄なものとすることができるととも
に、その燃焼に要する時間を短縮することができる。
【0060】請求項4の発明によれば、燃焼ガス中の灰
等を確実に取り除いて、清浄となった燃焼ガスのみを外
部へ排出することができる。又、燃焼ガスの熱エネルギ
を各種用途に使用することが可能となる。
等を確実に取り除いて、清浄となった燃焼ガスのみを外
部へ排出することができる。又、燃焼ガスの熱エネルギ
を各種用途に使用することが可能となる。
【0061】請求項5の発明によれば、炉本体や排気塔
の下部に残灰が溜まっても、その残灰を容易に取り出す
ことができる。請求項6の発明によれば、燃焼開始直後
や燃焼終了直前においても、被燃焼物を勢い良く短時間
で効率良く燃焼させることができ、全体として燃焼時間
を更に短縮することができる。又、一次燃焼室を補助排
気筒を介して排気筒に連通させても、被燃焼物を完全燃
焼させる上で支障を生じることはない。
の下部に残灰が溜まっても、その残灰を容易に取り出す
ことができる。請求項6の発明によれば、燃焼開始直後
や燃焼終了直前においても、被燃焼物を勢い良く短時間
で効率良く燃焼させることができ、全体として燃焼時間
を更に短縮することができる。又、一次燃焼室を補助排
気筒を介して排気筒に連通させても、被燃焼物を完全燃
焼させる上で支障を生じることはない。
【0062】請求項7の発明によれば、燃焼ガス中に残
留する不完全燃焼物を完全に熱分解することができて、
外部に排出される燃焼ガスをより清浄なものとすること
ができる。
留する不完全燃焼物を完全に熱分解することができて、
外部に排出される燃焼ガスをより清浄なものとすること
ができる。
【図1】本発明を具体化した焼却炉の第1実施例を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図2】焼却炉の正断面図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】図2のB−B線における断面図である。
【図5】本発明において、実験装置として使用した焼却
炉を示す正断面図である。
炉を示す正断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す正断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す正断面図である。
【図8】第3実施例における別例を示す正断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の第4実施例を示す正断面図である。
1…炉本体、1a…天蓋、3…下段載置台、3a…透
孔、4…一次燃焼室、5…二次燃焼室、9…一次エアノ
ズル、10…二次エアノズル、13…送風機、16…排
出口、17…導入筒、18…三次燃焼室、19…三次エ
アノズル、23…残灰取出部、31…排気塔、32…ダ
クト、33…熱交換器、38…残灰取出部を構成する排
出口、39…残灰取出部を構成する開閉扉、41…炉本
体、42…載置台、42a…透孔、43…一次燃焼室、
44…二次燃焼室、46…供給筒、46a…エアノズル
としての透孔、48…排出口、51…排気筒、52,5
3…補助排気筒、57…送風機、58…外気導入管、5
9…燃焼ガス導入管。
孔、4…一次燃焼室、5…二次燃焼室、9…一次エアノ
ズル、10…二次エアノズル、13…送風機、16…排
出口、17…導入筒、18…三次燃焼室、19…三次エ
アノズル、23…残灰取出部、31…排気塔、32…ダ
クト、33…熱交換器、38…残灰取出部を構成する排
出口、39…残灰取出部を構成する開閉扉、41…炉本
体、42…載置台、42a…透孔、43…一次燃焼室、
44…二次燃焼室、46…供給筒、46a…エアノズル
としての透孔、48…排出口、51…排気筒、52,5
3…補助排気筒、57…送風機、58…外気導入管、5
9…燃焼ガス導入管。
Claims (7)
- 【請求項1】 上面が閉塞され、内部に燃焼室を有する
炉本体と、 燃焼室に送風機からのエアを供給するためのエアノズル
と、 炉本体の下部に形成され、被燃焼物の燃焼に伴って発生
する燃焼ガスを外部に排出するための排出口とを備えた
焼却炉。 - 【請求項2】 前記炉本体内に被燃焼物を載置するため
の載置台を配置し、その載置台により前記燃焼室を一次
燃焼室とその下方に位置する二次燃焼室とに区画し、載
置台には両燃焼室を相互に連通させる透孔を設け、前記
エアノズルを各燃焼室にそれぞれ対応して設けるととも
に、前記排出口を二次燃焼室に対応して設けた請求項1
に記載の焼却炉。 - 【請求項3】 前記排出口には導入筒を取り付け、その
導入筒内を前記二次燃焼室と連通する三次燃焼室とし、
その三次燃焼室に送風機からのエアを供給するためのエ
アノズルを設けた請求項2に記載の焼却炉。 - 【請求項4】 排気塔を前記炉本体に隣接するように立
設し、炉本体と排気塔との間には、前記三次燃焼室内の
燃焼ガスを排気塔内へ導入するためのダクトを配置し、
そのダクト中には熱交換器を設けた請求項3に記載の焼
却炉。 - 【請求項5】 前記炉本体及び排気塔の下部には残灰を
取り出すための残灰取出部を設けた請求項4に記載の焼
却炉。 - 【請求項6】 前記排出口には排気筒を上方に向かって
延びるように取り付け、炉本体と排気筒との間には、一
次燃焼室と排気筒とを連通させる補助排気筒を配置し、
その補助排気筒の一次燃焼室に対する開口面積を排出口
の開口面積より小さくした請求項2に記載の焼却炉。 - 【請求項7】 送風機の吸入側には、外気を導入するた
めの外気導入管と、一次燃焼室に連通されて同室内の燃
焼ガスを導入するための燃焼ガス導入管とを接続した請
求項2〜6の何れかに記載の焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12787194A JPH07324715A (ja) | 1994-04-04 | 1994-06-09 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-66313 | 1994-04-04 | ||
| JP6631394 | 1994-04-04 | ||
| JP12787194A JPH07324715A (ja) | 1994-04-04 | 1994-06-09 | 焼却炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07324715A true JPH07324715A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=26407510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12787194A Pending JPH07324715A (ja) | 1994-04-04 | 1994-06-09 | 焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07324715A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020080058A (ko) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | 김종겸 | 이중효용 단일 핏트형 폐기물 소각로 및 소각방법 |
| JP2004020045A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Yoshio Matsumiya | 焼却炉 |
| JP2004144426A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Shoei:Kk | 焼却炉 |
| CN109990297A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-07-09 | 常州工学院 | 化工含盐危险废物无害资源化处理方法 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12787194A patent/JPH07324715A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020080058A (ko) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | 김종겸 | 이중효용 단일 핏트형 폐기물 소각로 및 소각방법 |
| JP2004020045A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Yoshio Matsumiya | 焼却炉 |
| JP2004144426A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Shoei:Kk | 焼却炉 |
| CN109990297A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-07-09 | 常州工学院 | 化工含盐危险废物无害资源化处理方法 |
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