JPH07325475A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
- Publication number
- JPH07325475A JPH07325475A JP14250694A JP14250694A JPH07325475A JP H07325475 A JPH07325475 A JP H07325475A JP 14250694 A JP14250694 A JP 14250694A JP 14250694 A JP14250694 A JP 14250694A JP H07325475 A JPH07325475 A JP H07325475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- toner
- resin
- developing sleeve
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 初期濃度の立ち上がりの遅れ、及び多数枚の
プリント後半の画像ムラを防止できる現像装置にある。 【構成】 現像剤が体積平均粒径6〜9μmの小粒径の
負極性磁性トナーであり、このトナーを担持して搬送す
る現像スリーブ1の感光ドラムに対する周速比が1〜2
であり、スリーブ1上に担持されたトナーをスリーブに
弾性当接したブレードにより規制する現像装置におい
て、スリーブ1の表面に、導電性粒子を含有した上下2
層の被膜8、9からなる薄層の導電性樹脂被膜7を形成
し、その上層被膜8における導電性粒子/樹脂の割合
(P/B比)を下層被膜9におけるよりも高くした。 【効果】 上層被膜8の導電性粒子の割合が高いので、
初期でもトナーを良好に帯電して濃度の立ち上がりの遅
れを防止でき、下層被膜9の樹脂の割合が高いので、ス
リーブ1表面に対する樹脂被膜7の接着が高くなり、ブ
レードによる被膜7の削れを防止でき、目的が達成され
る。
プリント後半の画像ムラを防止できる現像装置にある。 【構成】 現像剤が体積平均粒径6〜9μmの小粒径の
負極性磁性トナーであり、このトナーを担持して搬送す
る現像スリーブ1の感光ドラムに対する周速比が1〜2
であり、スリーブ1上に担持されたトナーをスリーブに
弾性当接したブレードにより規制する現像装置におい
て、スリーブ1の表面に、導電性粒子を含有した上下2
層の被膜8、9からなる薄層の導電性樹脂被膜7を形成
し、その上層被膜8における導電性粒子/樹脂の割合
(P/B比)を下層被膜9におけるよりも高くした。 【効果】 上層被膜8の導電性粒子の割合が高いので、
初期でもトナーを良好に帯電して濃度の立ち上がりの遅
れを防止でき、下層被膜9の樹脂の割合が高いので、ス
リーブ1表面に対する樹脂被膜7の接着が高くなり、ブ
レードによる被膜7の削れを防止でき、目的が達成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザビーム
プリンタなどに使用される電子写真方式を利用した画像
形成装置における現像装置に関する。
プリンタなどに使用される電子写真方式を利用した画像
形成装置における現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真複写機やレーザビームプ
リンタ等の画像形成装置の普及に伴い、その用途も多種
多様に広がり、画像形成装置に対する要求も厳しくなっ
て来ている。このため小粒径トナーを使用して、細線再
現性及び階調性に優れた画像を安定して供給できる画像
形成装置への要求も強くなって来ている。
リンタ等の画像形成装置の普及に伴い、その用途も多種
多様に広がり、画像形成装置に対する要求も厳しくなっ
て来ている。このため小粒径トナーを使用して、細線再
現性及び階調性に優れた画像を安定して供給できる画像
形成装置への要求も強くなって来ている。
【0003】一方、小粒径トナーは一般に現像装置内の
部材(現像スリーブや弾性ブレード)との摩擦によって
過剰に帯電される場合が多く、この過剰帯電されたトナ
ーを使用して現像を行なうと、画像の濃度低下やスリー
ブゴーストを生じてしまうという問題がある。
部材(現像スリーブや弾性ブレード)との摩擦によって
過剰に帯電される場合が多く、この過剰帯電されたトナ
ーを使用して現像を行なうと、画像の濃度低下やスリー
ブゴーストを生じてしまうという問題がある。
【0004】そこで、小粒径トナーを使用しても上記の
問題がなく、細線再現性や階調性に優れた現像装置も提
案されている(特開平2−306274号公報)。斯る
現像装置は、図6に示されるように、感光ドラム111
に対向して配設される現像剤担持体としての現像スリー
ブ102と、この現像スリーブ102内に非回転に配設
された複数磁極を有するマグネットローラ103と、現
像スリーブ102に当接してトナーの層厚を規制する弾
性ブレード104と、小粒径の磁性トナー105を有す
る現像容器101等から構成されている。小粒径の磁性
トナー105は、粒径5μm以下を17〜60個数%有
し、体積平均粒径が6〜9μmの磁性トナーである。
問題がなく、細線再現性や階調性に優れた現像装置も提
案されている(特開平2−306274号公報)。斯る
現像装置は、図6に示されるように、感光ドラム111
に対向して配設される現像剤担持体としての現像スリー
ブ102と、この現像スリーブ102内に非回転に配設
された複数磁極を有するマグネットローラ103と、現
像スリーブ102に当接してトナーの層厚を規制する弾
性ブレード104と、小粒径の磁性トナー105を有す
る現像容器101等から構成されている。小粒径の磁性
トナー105は、粒径5μm以下を17〜60個数%有
し、体積平均粒径が6〜9μmの磁性トナーである。
【0005】この現像装置では、現像スリーブ102の
外周面に、導電微粒子としてカーボンブラック及び/又
はグラファイトを配合した導電性樹脂被膜をコーティン
グしており、これにより通常環境下においては、小粒径
トナーを使用して連続プリントしても、画像に濃度低下
やスリーブゴーストが生じないようにしている。
外周面に、導電微粒子としてカーボンブラック及び/又
はグラファイトを配合した導電性樹脂被膜をコーティン
グしており、これにより通常環境下においては、小粒径
トナーを使用して連続プリントしても、画像に濃度低下
やスリーブゴーストが生じないようにしている。
【0006】しかしながら、画像形成装置を高速化した
等の場合においては、現像スリーブ102が感光ドラム
111と対向した現像可能領域(図にAで示す)を通過
する時間が短くなり、現像時間が短いために、ベタ黒画
像などの濃度が低下することがあった。
等の場合においては、現像スリーブ102が感光ドラム
111と対向した現像可能領域(図にAで示す)を通過
する時間が短くなり、現像時間が短いために、ベタ黒画
像などの濃度が低下することがあった。
【0007】そこで、現像スリーブ102の周速をv
1 、感光ドラム111の周速をv2 として、ドラム周速
v2 に対するスリーブ周速v1 の比v1 /v2 を1〜2
にすることにより、現像可能領域Aを通過する現像剤の
絶対量を増して、これにより現像性を向上して濃度向上
を図っている。
1 、感光ドラム111の周速をv2 として、ドラム周速
v2 に対するスリーブ周速v1 の比v1 /v2 を1〜2
にすることにより、現像可能領域Aを通過する現像剤の
絶対量を増して、これにより現像性を向上して濃度向上
を図っている。
【0008】又現像スリーブ102表面の導電性樹脂被
膜は、その樹脂(B)に対する導電性微粒子(P)の配
合比率、即ちP/B比が、濃度安定とスリーブゴースト
低減のためには、2/1〜1/3の範囲であることが望
ましいことが分かっている。被膜のP/B比がP/B<
2/1の場合、被膜の現像スリーブ102表面との接着
性が低下し、プリント時に被膜が現像スリーブ102か
ら剥れて、現像スリーブ上のトナーに塗布不良が発生す
る。一方、P/B>1/3の場合、現像スリーブ102
上のトナーに対する被膜中の導電性微粒子による電荷リ
ークサイト効果が十分でなく、現像スリーブ102上に
ブロッチと呼ばれるトナーの塗布不良が発生する。
膜は、その樹脂(B)に対する導電性微粒子(P)の配
合比率、即ちP/B比が、濃度安定とスリーブゴースト
低減のためには、2/1〜1/3の範囲であることが望
ましいことが分かっている。被膜のP/B比がP/B<
2/1の場合、被膜の現像スリーブ102表面との接着
性が低下し、プリント時に被膜が現像スリーブ102か
ら剥れて、現像スリーブ上のトナーに塗布不良が発生す
る。一方、P/B>1/3の場合、現像スリーブ102
上のトナーに対する被膜中の導電性微粒子による電荷リ
ークサイト効果が十分でなく、現像スリーブ102上に
ブロッチと呼ばれるトナーの塗布不良が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示した従来の現像装置は、これを高速、高耐久性の
プリンタの現像に使用した場合に、依然として次のよう
な問題があった。
6に示した従来の現像装置は、これを高速、高耐久性の
プリンタの現像に使用した場合に、依然として次のよう
な問題があった。
【0010】(1)初期濃度の立ち上がりの遅れ これは、現像スリーブ102上のトナーが持つ摩擦帯電
電荷量の分布が、プリント500枚程度までの初期とそ
れ以降とで異なることによる。
電荷量の分布が、プリント500枚程度までの初期とそ
れ以降とで異なることによる。
【0011】即ちプリント初期においては、弾性ブレー
ド104の摩擦帯電のみでは現像スリーブ102上のト
ナーに十分な摩擦帯電電荷を付与することができず、現
像スリーブ上のトナーの摩擦帯電電荷分布は図7に示す
ようにブロードになる。これに対し、プリント約500
枚後においては、トナーのブレード及び現像スリーブと
の摩擦帯電、トナー同士の摩擦帯電により、現像スリー
ブ上のトナーは十分な電荷を受けるために、摩擦帯電電
荷分布は図8に示すようにシャープになる。このため約
500枚までのプリント初期とそれ以降とではトナーの
現像性が異なり、プリント初期においては現像に寄与し
ない電荷の低いトナーの割合が多いので、画像濃度の低
下が生じるのである。
ド104の摩擦帯電のみでは現像スリーブ102上のト
ナーに十分な摩擦帯電電荷を付与することができず、現
像スリーブ上のトナーの摩擦帯電電荷分布は図7に示す
ようにブロードになる。これに対し、プリント約500
枚後においては、トナーのブレード及び現像スリーブと
の摩擦帯電、トナー同士の摩擦帯電により、現像スリー
ブ上のトナーは十分な電荷を受けるために、摩擦帯電電
荷分布は図8に示すようにシャープになる。このため約
500枚までのプリント初期とそれ以降とではトナーの
現像性が異なり、プリント初期においては現像に寄与し
ない電荷の低いトナーの割合が多いので、画像濃度の低
下が生じるのである。
【0012】このようなベタ濃度が薄くなる初期濃度の
立ち上りの遅れ現象は、近年、デジタルの画像信号を使
用して、高画質、高品質を目的とした電子写真プリンタ
のような画像形成装置では、大きな問題となっている。
立ち上りの遅れ現象は、近年、デジタルの画像信号を使
用して、高画質、高品質を目的とした電子写真プリンタ
のような画像形成装置では、大きな問題となっている。
【0013】(2)多数枚のプリント後半の画像ムラの
発生 これは、プリント枚数が進んだとき、弾性ブレード10
4による現像スリーブ102表面の摺擦によって、現像
スリーブ102表面の導電性樹脂被膜が削れることによ
り発生する現象である。
発生 これは、プリント枚数が進んだとき、弾性ブレード10
4による現像スリーブ102表面の摺擦によって、現像
スリーブ102表面の導電性樹脂被膜が削れることによ
り発生する現象である。
【0014】弾性ブレードの現像スリーブ表面への当接
圧は、トナーへの摩擦帯電の安定的付与のために、線圧
で10〜50g/cm程度に設定している。ところが多
量にプリントした場合、上記の当接圧では現像スリーブ
表面の樹脂被膜が削れ、被膜表層の表面粗さRaが低下
してくる。このため多数枚のプリント時の後半におい
て、現像スリーブ上のトナーの塗布量が低下して、現像
に供給されるトナーが不足し、ハーフトーン画像やベタ
黒画像の濃度ムラが発生する。
圧は、トナーへの摩擦帯電の安定的付与のために、線圧
で10〜50g/cm程度に設定している。ところが多
量にプリントした場合、上記の当接圧では現像スリーブ
表面の樹脂被膜が削れ、被膜表層の表面粗さRaが低下
してくる。このため多数枚のプリント時の後半におい
て、現像スリーブ上のトナーの塗布量が低下して、現像
に供給されるトナーが不足し、ハーフトーン画像やベタ
黒画像の濃度ムラが発生する。
【0015】この多数枚のプリント後半の画像ムラの現
象は、A3サイズのプリンタなど、現像スリーブの長手
方向が長さが長いために、その現像スリーブへの弾性ブ
レードの当接圧に長手方向でムラが発生し易い場合に、
特に顕著になる。
象は、A3サイズのプリンタなど、現像スリーブの長手
方向が長さが長いために、その現像スリーブへの弾性ブ
レードの当接圧に長手方向でムラが発生し易い場合に、
特に顕著になる。
【0016】本発明の目的は、初期濃度の立ち上がりの
遅れを防止でき、且つ多数枚のプリント後半の画像ムラ
を防止することができる現像装置を提供することであ
る。
遅れを防止でき、且つ多数枚のプリント後半の画像ムラ
を防止することができる現像装置を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、現像剤
が体積平均粒径6〜9μmの負極性磁性トナーからな
り、その磁性トナーを担持して搬送する現像剤担持体の
像担持体に対する周速比が1〜2であり、前記現像剤担
持体に対向して弾性規制部材が当接した現像装置におい
て、前記現像剤担持体の表面に、樹脂に導電性粒子を含
有した上下2層の薄層の導電性樹脂被膜を形成し、前記
被膜の上層における樹脂に対した導電性粒子の割合を、
前記被膜の下層におけるよりも高くしたことを特徴とす
る現像装置である。
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、現像剤
が体積平均粒径6〜9μmの負極性磁性トナーからな
り、その磁性トナーを担持して搬送する現像剤担持体の
像担持体に対する周速比が1〜2であり、前記現像剤担
持体に対向して弾性規制部材が当接した現像装置におい
て、前記現像剤担持体の表面に、樹脂に導電性粒子を含
有した上下2層の薄層の導電性樹脂被膜を形成し、前記
被膜の上層における樹脂に対した導電性粒子の割合を、
前記被膜の下層におけるよりも高くしたことを特徴とす
る現像装置である。
【0018】本発明によれば、前記被膜の上層における
樹脂に対した導電性粒子の割合が重量比で2/1〜1/
1から選択され、前記被膜の下層における樹脂に対した
導電性粒子の割合が重量比で1/1〜1/3から選択さ
れる。好ましくは、前記導電性樹脂被膜は、導電性粒子
として、カーボンブラック及びグラファイトから選ばれ
る少なくとも1種を含有する。前記導電性樹脂被膜は、
導電性粒子として、更に正帯電性粒子を含有することが
できる。
樹脂に対した導電性粒子の割合が重量比で2/1〜1/
1から選択され、前記被膜の下層における樹脂に対した
導電性粒子の割合が重量比で1/1〜1/3から選択さ
れる。好ましくは、前記導電性樹脂被膜は、導電性粒子
として、カーボンブラック及びグラファイトから選ばれ
る少なくとも1種を含有する。前記導電性樹脂被膜は、
導電性粒子として、更に正帯電性粒子を含有することが
できる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の現像装置の一実施例を示す
構成図、図2は、図1の現像装置に配設した現像スリー
ブを示す斜視図、図3は、現像スリーブの断面図であ
る。
構成図、図2は、図1の現像装置に配設した現像スリー
ブを示す斜視図、図3は、現像スリーブの断面図であ
る。
【0020】図1に示すように、本現像装置は、一成分
現像剤として負極性磁性トナー5を収容した現像容器6
を備え、容器6の感光ドラム2と対面した開口部内に、
感光ドラム1と対向した現像スリーブ1を回転自在に設
置している。現像スリーブ1の上方には、これに当接し
たブレード4が設けられている。
現像剤として負極性磁性トナー5を収容した現像容器6
を備え、容器6の感光ドラム2と対面した開口部内に、
感光ドラム1と対向した現像スリーブ1を回転自在に設
置している。現像スリーブ1の上方には、これに当接し
たブレード4が設けられている。
【0021】本発明によれば、上記の磁性トナー5は、
体積平均粒径が6〜9μmの小粒径トナーとされてい
る。又現像スリーブ1の周速をv1 、感光ドラム2の周
速をv2 として、ドラム周速に対するスリーブ周速の比
v1 /v2 が1<v1 /v2 <2となるように、ドラム
周速よりもスリーブ周速が大きく設定されている。
体積平均粒径が6〜9μmの小粒径トナーとされてい
る。又現像スリーブ1の周速をv1 、感光ドラム2の周
速をv2 として、ドラム周速に対するスリーブ周速の比
v1 /v2 が1<v1 /v2 <2となるように、ドラム
周速よりもスリーブ周速が大きく設定されている。
【0022】現像容器6内に収容された磁性トナー5
は、現像スリーブ1に内包されたマグネットローラ3の
磁力により現像スリーブ1上に担持され、弾性ブレード
4による押圧により規制されて、現像スリーブ1上に薄
層状に塗布されながら、現像スリーブ1が回転すること
により感光ドラム2と対向した現像部へと搬送される。
現像部に搬送されたトナー5は感光ドラム2上の潜像の
現像に供され、潜像は現像によりトナー像として可視化
される。
は、現像スリーブ1に内包されたマグネットローラ3の
磁力により現像スリーブ1上に担持され、弾性ブレード
4による押圧により規制されて、現像スリーブ1上に薄
層状に塗布されながら、現像スリーブ1が回転すること
により感光ドラム2と対向した現像部へと搬送される。
現像部に搬送されたトナー5は感光ドラム2上の潜像の
現像に供され、潜像は現像によりトナー像として可視化
される。
【0023】更に本発明によれば、図2に示すように、
現像スリーブ1の表面に、結着樹脂に導電性粒子として
カーボンブラック及び/又はグラファイトを含有した薄
層の導電性樹脂被膜7が形成されている。この導電性樹
脂被膜7は、図3に示すように、上層の被膜8と下層の
被膜9の2層からなっている。又樹脂(B)に対する導
電性微粒子(P)の配合比率のP/B比を、上層被膜8
において下層被膜9よりも高く設定している。
現像スリーブ1の表面に、結着樹脂に導電性粒子として
カーボンブラック及び/又はグラファイトを含有した薄
層の導電性樹脂被膜7が形成されている。この導電性樹
脂被膜7は、図3に示すように、上層の被膜8と下層の
被膜9の2層からなっている。又樹脂(B)に対する導
電性微粒子(P)の配合比率のP/B比を、上層被膜8
において下層被膜9よりも高く設定している。
【0024】現像スリーブ1の表面に導電性樹脂被膜を
形成するためには、導電性粒子を混合した被膜塗料を調
製してスプレー法により塗工すればよく、これに使用す
るスプレーガンのパターン圧、霧化圧を調整することに
より、現像スリーブ1の表面に所定の厚さで薄層の導電
性樹脂被膜を形成することができる。その際、被膜塗料
の導電性粒子の混合量を変えることにより、P/B比の
異なる下層、上層の被膜9、8を形成することができ
る。被膜塗料は現像スリーブ1の表面に塗工後、熱硬化
して下層被膜9及び上層被膜8に形成される。
形成するためには、導電性粒子を混合した被膜塗料を調
製してスプレー法により塗工すればよく、これに使用す
るスプレーガンのパターン圧、霧化圧を調整することに
より、現像スリーブ1の表面に所定の厚さで薄層の導電
性樹脂被膜を形成することができる。その際、被膜塗料
の導電性粒子の混合量を変えることにより、P/B比の
異なる下層、上層の被膜9、8を形成することができ
る。被膜塗料は現像スリーブ1の表面に塗工後、熱硬化
して下層被膜9及び上層被膜8に形成される。
【0025】本実施例では、このような2層の導電性樹
脂被膜7を表面に形成した現像スリーブ1を用いたの
で、初期濃度の立ち上がりの遅れをなくせ、多数枚のプ
リント時の被膜の削れによる画像ムラを防止することが
できる。これについて、本発明者等が行なった実験によ
り説明する。
脂被膜7を表面に形成した現像スリーブ1を用いたの
で、初期濃度の立ち上がりの遅れをなくせ、多数枚のプ
リント時の被膜の削れによる画像ムラを防止することが
できる。これについて、本発明者等が行なった実験によ
り説明する。
【0026】実験1 一成分現像剤の磁性トナー5として、その粒度分布が、 (i)粒径5μm以下:17〜60個数% (ii)粒径6.35〜10.08μm:5〜50個数% (iii)粒径12.70μm以上:2体積%以下 (iv)体積平均粒径:6〜9μm (v)粒径5μm以下のトナー粒子群が下記式 N/V=−0.05n+N N:5μm以下のトナー粒子の個数% V:5μm以下のトナー粒子の体積% N:4.6〜6.7の正数 n:17〜60の正数 を満たす磁性トナーを使用した。例えば次の磁性トナー
を使用した。
を使用した。
【0027】 スチレン/アクリル酸ブチル/ジビニルベンゼン共重合体 100重量部 (共重合比80/19.5/0.5、重量平均分子量32万) 四三酸化鉄(平均粒径0.2μm) 80重量部 アゾ染料のCr錯体 1重量部 低分子量プロピレン−エチレン共重合体 4重量部
【0028】上記の処方で原料を混合、混練、粗粉砕、
微粉砕、分級の工程に投入し、以下の粒度分布のトナー
分級品を得た。
微粉砕、分級の工程に投入し、以下の粒度分布のトナー
分級品を得た。
【0029】(i)5μm以下:35.4個数% (ii)6.35〜10.08μm:36.9個数% (iii)16μm以上:0.5体積%以下 (iv)体積平均粒径:6.5μm (v)N/V=3.5 この分級品100重量部にジメチルシリコーンオイル処
理したシリカを1.2重量部加えて混合し、負帯電性の
絶縁性磁性トナーを調整した。
理したシリカを1.2重量部加えて混合し、負帯電性の
絶縁性磁性トナーを調整した。
【0030】又バインダー(結着樹脂)としてフェノー
ル樹脂を使用し、これにカーボンブラック(コロンビア
社製 CONDUCTEX 900)及びグラファイト(日本黒鉛製 C
SPE)を混合して、P/B比が1/1の上層用被膜形成
液A、1/2の下層用被膜形成液Bを得た。
ル樹脂を使用し、これにカーボンブラック(コロンビア
社製 CONDUCTEX 900)及びグラファイト(日本黒鉛製 C
SPE)を混合して、P/B比が1/1の上層用被膜形成
液A、1/2の下層用被膜形成液Bを得た。
【0031】これらの被膜形成液A、Bをメチルセロセ
ルブ及びメタノールで希釈して塗料化し、得られたそれ
ぞれの被膜塗料をスプレー法によってスリーブ基体上に
コーティングし、その2つの塗膜を150℃、30分間
熱硬化して、上下2層の導電性樹脂被膜を形成し、現像
スリーブNo.1を作成した。比較のために、導電性樹
脂被膜が1層の単層からなる現像スリーブNo.2及び
3を作成した。
ルブ及びメタノールで希釈して塗料化し、得られたそれ
ぞれの被膜塗料をスプレー法によってスリーブ基体上に
コーティングし、その2つの塗膜を150℃、30分間
熱硬化して、上下2層の導電性樹脂被膜を形成し、現像
スリーブNo.1を作成した。比較のために、導電性樹
脂被膜が1層の単層からなる現像スリーブNo.2及び
3を作成した。
【0032】被膜塗料のスプレー法にはエアースプレー
を用いたが、使用したガンはビンクス社製601番で、
塗料圧力を0.1Kg/cm2 〜5K/cm2 、パター
ン調整用エアー圧力を5Kg/cm2 、霧化用エアー圧
力を0.5Kg/cm2 〜4Kg/cm2 に調整するこ
とにより、現像スリーブNo.1〜3の導電性樹脂被膜
を形成した。
を用いたが、使用したガンはビンクス社製601番で、
塗料圧力を0.1Kg/cm2 〜5K/cm2 、パター
ン調整用エアー圧力を5Kg/cm2 、霧化用エアー圧
力を0.5Kg/cm2 〜4Kg/cm2 に調整するこ
とにより、現像スリーブNo.1〜3の導電性樹脂被膜
を形成した。
【0033】これら現像スリーブNo.1〜3の被膜条
件を表1にまとめて示す。
件を表1にまとめて示す。
【0034】
【表1】
【0035】上記の現像スリーブを図1に示す現像装置
(スリーブ周速/ドラム周速=v2/v1 =1.5)に
使用し、23℃、60%RTの環境下で画像形成を行な
った。その結果を表2に示す。
(スリーブ周速/ドラム周速=v2/v1 =1.5)に
使用し、23℃、60%RTの環境下で画像形成を行な
った。その結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】表2に示されるように、現像スリーブN
o.1によれば、初期濃度の立ち上がりの遅れを防止で
き、且つ多数枚のプリント時の導電性樹脂被膜の削れに
よる画像ムラを防止することができた。これに対し、現
像スリーブNo.2では画像ムラが発生し、現像スリー
ブNo.3では初期濃度の立ち上がりの遅れが顕著であ
った。以下、上記の結果を考察する。
o.1によれば、初期濃度の立ち上がりの遅れを防止で
き、且つ多数枚のプリント時の導電性樹脂被膜の削れに
よる画像ムラを防止することができた。これに対し、現
像スリーブNo.2では画像ムラが発生し、現像スリー
ブNo.3では初期濃度の立ち上がりの遅れが顕著であ
った。以下、上記の結果を考察する。
【0038】先ず、初期濃度の立ち上がり遅れの解消で
あるが、初期においても負極帯電性トナーに十分な摩擦
帯電電荷を付与できるようにするためには、現像スリー
ブ表面の導電性樹脂被膜の帯電極性がトナーに比べて正
に近い負となるように、樹脂被膜を構成すればよい。こ
れは、樹脂被膜のP/B比を大きくすることにより可能
であり、本発明では、上層の樹脂被膜のP/B比を大き
くした。
あるが、初期においても負極帯電性トナーに十分な摩擦
帯電電荷を付与できるようにするためには、現像スリー
ブ表面の導電性樹脂被膜の帯電極性がトナーに比べて正
に近い負となるように、樹脂被膜を構成すればよい。こ
れは、樹脂被膜のP/B比を大きくすることにより可能
であり、本発明では、上層の樹脂被膜のP/B比を大き
くした。
【0039】次に導電性樹脂被膜の削れに対しては、そ
の樹脂被膜の樹脂量を増すことにより、被膜の現像スリ
ーブ表面への接着力を高めることで可能になる。本発明
では、下層の樹脂被膜のP/B比を小さくした。
の樹脂被膜の樹脂量を増すことにより、被膜の現像スリ
ーブ表面への接着力を高めることで可能になる。本発明
では、下層の樹脂被膜のP/B比を小さくした。
【0040】以上から、本発明に係る現像スリーブN
o.1では、初期濃度の立ち上がり遅れ及び樹脂被膜の
削れによる画像ムラを解消することができた。これに対
し、現像スリーブNo.2では、樹脂被膜の削れによる
画像ムラが、現像スリーブNo.3では、初期濃度の立
ち上がりの遅れが顕著になった。
o.1では、初期濃度の立ち上がり遅れ及び樹脂被膜の
削れによる画像ムラを解消することができた。これに対
し、現像スリーブNo.2では、樹脂被膜の削れによる
画像ムラが、現像スリーブNo.3では、初期濃度の立
ち上がりの遅れが顕著になった。
【0041】又現像スリーブNo.1の上層の樹脂被膜
は、P/B比が大きく樹脂量(B)が少ないため現像ス
リーブ上での接着力が弱く、5000枚程プリントする
と、トナーを介して接触する弾性ブレードにより摺擦さ
れて樹脂被膜が均一に削れる。これにより樹脂量が大き
い下層の樹脂被膜が表れて来るので、5000枚以降に
おいても良好な画像が得られ、5000枚を超えるよう
な多数枚プリント時においても画像品質を保証すること
ができる。
は、P/B比が大きく樹脂量(B)が少ないため現像ス
リーブ上での接着力が弱く、5000枚程プリントする
と、トナーを介して接触する弾性ブレードにより摺擦さ
れて樹脂被膜が均一に削れる。これにより樹脂量が大き
い下層の樹脂被膜が表れて来るので、5000枚以降に
おいても良好な画像が得られ、5000枚を超えるよう
な多数枚プリント時においても画像品質を保証すること
ができる。
【0042】更なる検討の結果、導電性樹脂被膜のP/
B比(重量比)は、 上層:2/1〜1/1、 下層:1/1〜1/3 であることが望ましいことが分かった。
B比(重量比)は、 上層:2/1〜1/1、 下層:1/1〜1/3 であることが望ましいことが分かった。
【0043】以上述べたように、本実施例では、体積平
均粒径6〜9μmの小粒径の磁性トナーを用い、そのト
ナーを担持する現像スリーブの感光ドラム周速に対する
周速比が1〜2であり、現像スリーブ上に担持されたト
ナーの規制部材が弾性ブレードである条件下において、
現像スリーブの表面上に導電性粒子を含有した導電性樹
脂被膜層を上下2層に形成し、その上層の被膜のP/B
比を下層よりも高くしたので、初期濃度の立ち上がりの
遅れを改善し、且つ多数枚プリント時の画像ムラを防止
することができる。
均粒径6〜9μmの小粒径の磁性トナーを用い、そのト
ナーを担持する現像スリーブの感光ドラム周速に対する
周速比が1〜2であり、現像スリーブ上に担持されたト
ナーの規制部材が弾性ブレードである条件下において、
現像スリーブの表面上に導電性粒子を含有した導電性樹
脂被膜層を上下2層に形成し、その上層の被膜のP/B
比を下層よりも高くしたので、初期濃度の立ち上がりの
遅れを改善し、且つ多数枚プリント時の画像ムラを防止
することができる。
【0044】本発明の他の実施例について説明する。本
実施例では、初期及び多数枚プリント時におけるトナー
への摩擦帯電電荷の付与を更に安定にしたことについて
示す。図4は、本実施例における現像スリーブを示す断
面図である。
実施例では、初期及び多数枚プリント時におけるトナー
への摩擦帯電電荷の付与を更に安定にしたことについて
示す。図4は、本実施例における現像スリーブを示す断
面図である。
【0045】本実施例において、現像スリーブ10は、
フェノール樹脂をバインダーとし、これに導電性粒子を
含有した上層、下層の樹脂被膜11及び12からなる導
電性樹脂被膜13を形成してなっており、樹脂被膜13
は、導電性粒子としてカーボン及び/又はグラファイト
の他に更に正帯電性粒子を含有している。
フェノール樹脂をバインダーとし、これに導電性粒子を
含有した上層、下層の樹脂被膜11及び12からなる導
電性樹脂被膜13を形成してなっており、樹脂被膜13
は、導電性粒子としてカーボン及び/又はグラファイト
の他に更に正帯電性粒子を含有している。
【0046】本実施例では、このような正帯電正粒子を
追加した2層の導電性樹脂被膜13を表面に形成した現
像スリーブ10を用いたので、高温、高湿環境下におい
ても、初期濃度の立ち上がりの遅れをなくせ、又多数枚
プリント時の濃度低下がない画像が得られる。これにつ
いて、本発明者等が行なった実験により説明する。
追加した2層の導電性樹脂被膜13を表面に形成した現
像スリーブ10を用いたので、高温、高湿環境下におい
ても、初期濃度の立ち上がりの遅れをなくせ、又多数枚
プリント時の濃度低下がない画像が得られる。これにつ
いて、本発明者等が行なった実験により説明する。
【0047】実験2 一成分現像剤の磁性トナー5として、実験1で使用した
体積平均粒径が6〜9μmの小粒径の磁性トナーを用い
た。又バインダーのフェノール樹脂にカーボンブラッ
ク、グラファイトの他に、正帯電性粒子としてメチルメ
タクリレート粒子を混合して被膜形成液を得、これを塗
料化して導電性樹脂被膜の形成に用いた。それ以外は実
験1のときと同様にして、上下2層の導電正樹脂被膜を
有する現像スリーブを作成した。これを現像スリーブN
o.4とする。
体積平均粒径が6〜9μmの小粒径の磁性トナーを用い
た。又バインダーのフェノール樹脂にカーボンブラッ
ク、グラファイトの他に、正帯電性粒子としてメチルメ
タクリレート粒子を混合して被膜形成液を得、これを塗
料化して導電性樹脂被膜の形成に用いた。それ以外は実
験1のときと同様にして、上下2層の導電正樹脂被膜を
有する現像スリーブを作成した。これを現像スリーブN
o.4とする。
【0048】比較のために、メチルメタクリレート粒子
を含有させず、その分だけカーボンブラックの量を増し
た以外は現像スリーブNo.4と同様にして、現像スリ
ーブNo.5を作成した。これらの導電性樹脂被膜の上
層、下層の導電性粒子含有量を表3に示す。
を含有させず、その分だけカーボンブラックの量を増し
た以外は現像スリーブNo.4と同様にして、現像スリ
ーブNo.5を作成した。これらの導電性樹脂被膜の上
層、下層の導電性粒子含有量を表3に示す。
【0049】又現像スリーブNo.4及び5を図1の現
像装置に用い、32.5℃、85%RTの高温、高湿環
境下で画像形成を行なった。その結果を表4に示す。
像装置に用い、32.5℃、85%RTの高温、高湿環
境下で画像形成を行なった。その結果を表4に示す。
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】表4に示すように、カーボンブラック及び
グラファイトの他に正帯電性粒子を含有させた現像スリ
ーブNo.4においては、初期濃度の立ち上がり及び多
数枚プリント時の濃度が安定化した。その理由について
以下に述べる。
グラファイトの他に正帯電性粒子を含有させた現像スリ
ーブNo.4においては、初期濃度の立ち上がり及び多
数枚プリント時の濃度が安定化した。その理由について
以下に述べる。
【0053】現像スリーブ10の表面に形成した樹脂被
膜13の上層、下層の被膜11及び12中には、正帯電
性粒子が分散されており、現像スリーブ10上の負帯電
性の絶縁性トナー5は、それ自身の鏡映力に加えて正帯
電性粒子との静電気力により、現像スリーブ10表面に
強く吸着される。このためトナー5は現像スリーブ10
が回転すると、それに伴い現像スリーブ10と弾性ブレ
ード4とが作るニップB内に良好に取り込まれて、弾性
ブレード4との摩擦帯電により強く摩擦帯電電荷の付与
を受ける。従って現像スリーブ10上のトナー5は、プ
リントの初期から帯電電荷量が安定し、且つその電荷量
の分布がシャープになるため、濃度が増加する。
膜13の上層、下層の被膜11及び12中には、正帯電
性粒子が分散されており、現像スリーブ10上の負帯電
性の絶縁性トナー5は、それ自身の鏡映力に加えて正帯
電性粒子との静電気力により、現像スリーブ10表面に
強く吸着される。このためトナー5は現像スリーブ10
が回転すると、それに伴い現像スリーブ10と弾性ブレ
ード4とが作るニップB内に良好に取り込まれて、弾性
ブレード4との摩擦帯電により強く摩擦帯電電荷の付与
を受ける。従って現像スリーブ10上のトナー5は、プ
リントの初期から帯電電荷量が安定し、且つその電荷量
の分布がシャープになるため、濃度が増加する。
【0054】実験2におけるプリント初期の現像スリー
ブ上のトナーの帯電電荷量及び電荷量分布を測定した結
果を表5及び図5に示す。
ブ上のトナーの帯電電荷量及び電荷量分布を測定した結
果を表5及び図5に示す。
【0055】
【表5】
【0056】表5及び図5に示すように、導電性樹脂被
膜(上層被膜、下層被膜)の中に正帯電性粒子を含む場
合の方が、トナーの摩擦帯電電荷量が高く且つその電荷
量分布もシャープであることが分かる。
膜(上層被膜、下層被膜)の中に正帯電性粒子を含む場
合の方が、トナーの摩擦帯電電荷量が高く且つその電荷
量分布もシャープであることが分かる。
【0057】本発明において、正帯電性粒子としては樹
脂粒子を用いることができる。この正帯電性樹脂粒子
は、スプレードライ法、懸濁重合法、乳化重合法、シー
ド重合法などにより製造することができる。正帯電性樹
脂粒子は、粒子の保形性{保形成?}の点から、GPC
クロマトグラフィー法により測定した重量平均分子量が
10000〜200000のものがよい。
脂粒子を用いることができる。この正帯電性樹脂粒子
は、スプレードライ法、懸濁重合法、乳化重合法、シー
ド重合法などにより製造することができる。正帯電性樹
脂粒子は、粒子の保形性{保形成?}の点から、GPC
クロマトグラフィー法により測定した重量平均分子量が
10000〜200000のものがよい。
【0058】正帯電性樹脂粒子としては、メチルメタク
リレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、N−
メチル−Nフェニルアミノエチルメタクリレート、ジエ
チルアミノエチルメタクリルアミド、ジメチルアミノエ
チルメタクリルアミド、4−ビニルピリジン、2−ビニ
ルピリジンなどのビニルモノマー又はそれらモノマーの
混合物を重合した樹脂粒子が用いられる。
リレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、N−
メチル−Nフェニルアミノエチルメタクリレート、ジエ
チルアミノエチルメタクリルアミド、ジメチルアミノエ
チルメタクリルアミド、4−ビニルピリジン、2−ビニ
ルピリジンなどのビニルモノマー又はそれらモノマーの
混合物を重合した樹脂粒子が用いられる。
【0059】樹脂粒子に正帯電性を付与するためには、
含窒素重合開始剤を使用してモノマーを重合する方法を
用いてもよく、含窒素ビニルモノマーを含有するモノマ
ー組成物を重合する方法を用いてもよい。
含窒素重合開始剤を使用してモノマーを重合する方法を
用いてもよく、含窒素ビニルモノマーを含有するモノマ
ー組成物を重合する方法を用いてもよい。
【0060】樹脂粒子は正極性に帯電するならば目的を
達成することができるが、必要に応じて、粒子からマイ
ナス電荷を奪い易くするための表面処理を施すことがで
きる。表面処理の方法としては、鉄、ニッケル、コバル
ト、銅、亜鉛、金、銀等の金属を蒸着法やめっき法によ
り樹脂粒子の表面に付着する方法、又は上記の金属や磁
性体或いは導電性酸化亜鉛などの金属酸化物等をイオン
吸着や外添などによって樹脂粒子の表面に固定させる方
法、或いは、顔料、染料、更には重合体樹脂等々、摩擦
帯電可能な有機化合物をコーティングや外添などにより
樹脂粒子の表面に担持させる方法などがある。
達成することができるが、必要に応じて、粒子からマイ
ナス電荷を奪い易くするための表面処理を施すことがで
きる。表面処理の方法としては、鉄、ニッケル、コバル
ト、銅、亜鉛、金、銀等の金属を蒸着法やめっき法によ
り樹脂粒子の表面に付着する方法、又は上記の金属や磁
性体或いは導電性酸化亜鉛などの金属酸化物等をイオン
吸着や外添などによって樹脂粒子の表面に固定させる方
法、或いは、顔料、染料、更には重合体樹脂等々、摩擦
帯電可能な有機化合物をコーティングや外添などにより
樹脂粒子の表面に担持させる方法などがある。
【0061】このようにして得られた正帯電性樹脂粒子
は、平均粒径が0.1〜1.0μmの範囲、好ましくは
0.2〜1.0μmの範囲で用いられる。正帯電性樹脂
粒子の平均粒径が0.1μmに満たない場合、これを含
有した現像スリーブ10の表面の導電性樹脂被膜13
は、トナーへの摩擦帯電電荷の付与効果が小さく、逆に
1.0μmを上回ると、樹脂粒子はバインダーであるフ
ェノール樹脂との結着性及びカーボンブラック、グラフ
ァイト粒子との混合性が悪く、得れる樹脂被膜13は、
これら樹脂粒子、カーボンブラック等が均一に分散され
たものにすることが困難になる。
は、平均粒径が0.1〜1.0μmの範囲、好ましくは
0.2〜1.0μmの範囲で用いられる。正帯電性樹脂
粒子の平均粒径が0.1μmに満たない場合、これを含
有した現像スリーブ10の表面の導電性樹脂被膜13
は、トナーへの摩擦帯電電荷の付与効果が小さく、逆に
1.0μmを上回ると、樹脂粒子はバインダーであるフ
ェノール樹脂との結着性及びカーボンブラック、グラフ
ァイト粒子との混合性が悪く、得れる樹脂被膜13は、
これら樹脂粒子、カーボンブラック等が均一に分散され
たものにすることが困難になる。
【0062】正帯電性樹脂粒子は、摩擦帯電電荷量が好
ましくは50〜600μC/g、より好ましくは100
〜600μC/gのものが用いられる。摩擦帯電電荷量
が50μC/gに満たない樹脂粒子を使用した場合、樹
脂被膜13はトナー5を吸着することが困難で、弾性ブ
レード4とのニップ部Bにおけるトナー5への摩擦帯電
電荷量の付与も十分でなくなるために、画像濃度を向上
することが期待できなくなる。
ましくは50〜600μC/g、より好ましくは100
〜600μC/gのものが用いられる。摩擦帯電電荷量
が50μC/gに満たない樹脂粒子を使用した場合、樹
脂被膜13はトナー5を吸着することが困難で、弾性ブ
レード4とのニップ部Bにおけるトナー5への摩擦帯電
電荷量の付与も十分でなくなるために、画像濃度を向上
することが期待できなくなる。
【0063】樹脂被膜13中に含有させる正帯電性樹脂
粒子の量は3〜10重量%、好ましくは5〜10重量%
がよい。樹脂粒子の含有量が3重量%を下回る場合は、
樹脂粒子が均一に分散した被膜13を現像スリーブ10
表面に形成することができず、このため画像濃度の向上
が小さく、10重量%を超える場合は、トナー5の逆帯
電性が強くなる。
粒子の量は3〜10重量%、好ましくは5〜10重量%
がよい。樹脂粒子の含有量が3重量%を下回る場合は、
樹脂粒子が均一に分散した被膜13を現像スリーブ10
表面に形成することができず、このため画像濃度の向上
が小さく、10重量%を超える場合は、トナー5の逆帯
電性が強くなる。
【0064】導電性樹脂被膜13を形成した現像スリー
ブ10の表面状態としては、中心線平均粗さRaが0.
3〜5.0μm、10点平均粗さRzが1.0〜30.
0μmの範囲内にあることが、現像スリーブ10上にト
ナー5を均一な薄層に塗布するのに必要な条件である。
ブ10の表面状態としては、中心線平均粗さRaが0.
3〜5.0μm、10点平均粗さRzが1.0〜30.
0μmの範囲内にあることが、現像スリーブ10上にト
ナー5を均一な薄層に塗布するのに必要な条件である。
【0065】以上述べたように、本実施例では、体積平
均粒径6〜9μmの小粒径の磁性トナーを用い、そのト
ナーを担持する現像スリーブの感光ドラム周速に対する
周速比が1〜2であり、現像スリーブ上に担持されたト
ナーの規制部材が弾性ブレードである条件下において、
現像スリーブの表面上に正帯電性粒子を含む導電性粒子
を含有した導電性樹脂被膜を上下2層に形成し、その上
層の被膜のP/B比を下層の被膜よりも高くしたので、
高温、高湿環境下においても、上層被膜により初期の濃
度の立ち上がりの後れを防止でき、又上層被膜が削れ落
ちた後には、下層の被膜によりトナーへの摩擦帯電電荷
の付与及び被膜削れによる画像ムラを防止することがで
きる。従って高温、高湿環境下において、プリント枚数
によらずに安定した画像をプリントすることができる。
均粒径6〜9μmの小粒径の磁性トナーを用い、そのト
ナーを担持する現像スリーブの感光ドラム周速に対する
周速比が1〜2であり、現像スリーブ上に担持されたト
ナーの規制部材が弾性ブレードである条件下において、
現像スリーブの表面上に正帯電性粒子を含む導電性粒子
を含有した導電性樹脂被膜を上下2層に形成し、その上
層の被膜のP/B比を下層の被膜よりも高くしたので、
高温、高湿環境下においても、上層被膜により初期の濃
度の立ち上がりの後れを防止でき、又上層被膜が削れ落
ちた後には、下層の被膜によりトナーへの摩擦帯電電荷
の付与及び被膜削れによる画像ムラを防止することがで
きる。従って高温、高湿環境下において、プリント枚数
によらずに安定した画像をプリントすることができる。
【0066】勿論、低温、低湿環境においては、現像ス
リーブの導電性樹脂被膜がトナーに対する電荷リークサ
イトとして働き、トナーのチャージアップによる濃度低
下及びスリーブゴーストを防止できることはいうまでも
ない。
リーブの導電性樹脂被膜がトナーに対する電荷リークサ
イトとして働き、トナーのチャージアップによる濃度低
下及びスリーブゴーストを防止できることはいうまでも
ない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一成分
現像剤として体積平均粒径6〜9μmの小粒径の磁性ト
ナーを用い、そのトナーを担持する現像剤担持体の像担
持体周速に対する周速比が1〜2であり、現像剤担持体
上に担持されたトナーの規制部材が弾性規制部材である
現像装置において、現像剤担持体の表面上に、樹脂に導
電性粒子を含有した導電性樹脂被膜層を上下2層に形成
し、その上層の被膜における樹脂に対した導電性粒子の
割合(P/B比)を下層の被膜におけるよりも高くした
ので、初期濃度の立ち上がりの遅れを改善し、且つ多数
枚プリント時の樹脂被膜の削れによる画像ムラを防止す
ることができる。従って画像形成装置に本発明の現像装
置を備えることにより、使用環境によらずに常に良好な
画像を得ることが可能になる。
現像剤として体積平均粒径6〜9μmの小粒径の磁性ト
ナーを用い、そのトナーを担持する現像剤担持体の像担
持体周速に対する周速比が1〜2であり、現像剤担持体
上に担持されたトナーの規制部材が弾性規制部材である
現像装置において、現像剤担持体の表面上に、樹脂に導
電性粒子を含有した導電性樹脂被膜層を上下2層に形成
し、その上層の被膜における樹脂に対した導電性粒子の
割合(P/B比)を下層の被膜におけるよりも高くした
ので、初期濃度の立ち上がりの遅れを改善し、且つ多数
枚プリント時の樹脂被膜の削れによる画像ムラを防止す
ることができる。従って画像形成装置に本発明の現像装
置を備えることにより、使用環境によらずに常に良好な
画像を得ることが可能になる。
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】図1の現像装置に配設した現像スリーブを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】同じく現像スリーブの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例における現像スリーブを示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】図4の現像スリーブを用いた実験2における現
像スリーブ上トナーの摩擦帯電電荷量の分布を、比較例
の現像スリーブにおける場合と共に示す図である。
像スリーブ上トナーの摩擦帯電電荷量の分布を、比較例
の現像スリーブにおける場合と共に示す図である。
【図6】従来の現像装置を示す構成図である。
【図7】図6の現像装置に設置された現像スリーブ上ト
ナーの摩擦帯電電荷量のプリント初期における分布を示
す図である。
ナーの摩擦帯電電荷量のプリント初期における分布を示
す図である。
【図8】同じく現像スリーブ上トナーの摩擦帯電電荷量
のプリント約500枚後における分布を示す図である。
のプリント約500枚後における分布を示す図である。
1、10 現像スリーブ 2 感光ドラム 3 マグネットローラ 4 弾性ブレード 5 磁性トナー 7、13 導電性樹脂被膜 8、11 上層被膜 9、12 下層被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 宏明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松隈 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 弓納持 貴康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大久保 正晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小原 泰成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 現像剤が体積平均粒径6〜9μmの負極
性磁性トナーからなり、その磁性トナーを担持して搬送
する現像剤担持体の像担持体に対する周速比が1〜2で
あり、前記現像剤担持体に対向して弾性規制部材が当接
した現像装置において、前記現像剤担持体の表面に、樹
脂に導電性粒子を含有した上下2層の薄層の導電性樹脂
被膜を形成し、前記被膜の上層における樹脂に対した導
電性粒子の割合を、前記被膜の下層におけるよりも高く
したことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記被膜の上層における樹脂に対した導
電性粒子の割合が重量比で2/1〜1/1から選択さ
れ、前記被膜の下層における樹脂に対した導電性粒子の
割合が重量比で1/1〜1/3から選択される請求項1
の現像装置。 - 【請求項3】 前記導電性樹脂被膜は、導電性粒子とし
て、カーボンブラック及びグラファイトから選ばれる少
なくとも1種を含有する請求項1又は2の現像装置。 - 【請求項4】 前記導電性樹脂被膜は、導電性粒子とし
て、更に正帯電性粒子を含有する請求項3の現像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14250694A JPH07325475A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14250694A JPH07325475A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 現像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07325475A true JPH07325475A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15316936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14250694A Pending JPH07325475A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 現像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07325475A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5942287A (en) * | 1998-04-21 | 1999-08-24 | Lexmark International, Inc. | Extended wear developer sleeve with coupling agent |
| JP2010054899A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Kyocera Mita Corp | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 |
| US7962076B2 (en) | 2005-11-01 | 2011-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| JP2012181369A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Canon Inc | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ、電子写真装置 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP14250694A patent/JPH07325475A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5942287A (en) * | 1998-04-21 | 1999-08-24 | Lexmark International, Inc. | Extended wear developer sleeve with coupling agent |
| US7962076B2 (en) | 2005-11-01 | 2011-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| US8019260B2 (en) | 2005-11-01 | 2011-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| JP2010054899A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Kyocera Mita Corp | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 |
| JP2012181369A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Canon Inc | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ、電子写真装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4989044A (en) | Developing apparatus for developing electrostatic latent images | |
| DE69800205T2 (de) | Mit einer Harzschicht überzogenes Entwicklerträgerelement, dessen Bindemittelharz von Molekulargewicht 3000 bis 50000 ein Copolymer enthält mit einem Methyl Methacrylat Monomer und einem Stickstoff enthaltenden Vinylmonomer | |
| JPH09269614A (ja) | 静電潜像現像剤用キャリア、その製造方法、静電潜像現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 | |
| JPH02141761A (ja) | 電子写真装置 | |
| JP3112489B2 (ja) | 現像装置 | |
| US4849317A (en) | Magnetic brush developer for electrophotography | |
| JPH07325475A (ja) | 現像装置 | |
| JPH11125966A (ja) | 現像剤担持体、装置ユニット及び画像形成装置 | |
| JP2858005B2 (ja) | 現像方法 | |
| JP2899398B2 (ja) | 現像剤担持体及び現像装置 | |
| JP2001312136A (ja) | トナー担持体及びその製造方法 | |
| JP3091031B2 (ja) | 現像装置 | |
| JP3155421B2 (ja) | 現像装置 | |
| JP3252076B2 (ja) | 現像剤担持体 | |
| JP2749869B2 (ja) | 現像装置 | |
| JP3118107B2 (ja) | 現像装置 | |
| JP2946123B2 (ja) | 静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
| JPS6311958A (ja) | 電子写真用キヤリア | |
| JPH02287460A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3054880B2 (ja) | 負帯電性現像剤及び画像形成方法 | |
| JP2925605B2 (ja) | 磁気ブラシ現像法 | |
| JP3167060B2 (ja) | 現像装置 | |
| JP3351159B2 (ja) | 現像ロール及び現像装置 | |
| JPS5895748A (ja) | 転写型磁性トナ−粒子 | |
| JP3320253B2 (ja) | 現像剤担持体及びそれを用いた現像装置 |