JPH07326030A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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Publication number
JPH07326030A
JPH07326030A JP11941494A JP11941494A JPH07326030A JP H07326030 A JPH07326030 A JP H07326030A JP 11941494 A JP11941494 A JP 11941494A JP 11941494 A JP11941494 A JP 11941494A JP H07326030 A JPH07326030 A JP H07326030A
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JP
Japan
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magnetic
head
head device
adjusting screw
base
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JP11941494A
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English (en)
Inventor
Seiichi Sakai
誠一 酒井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヘッド素子6と、互いに平行に対峙する上片
部10A及び下片部10Bと、これら上片部10Aと下
片部10Bとを連結する連結部12とから構成され、こ
の連結部12に円柱部12Aが形成されるとともに、上
片部10Aと下片部10Bとに調節ねじ取付け穴15
A、15Bがそれぞれ穿設されたヘッドベース10と、
このヘッドベース10が取付けられるスキャナ7と、調
節ねじ取付け穴15A、15Bにねじ込まれる調節ねじ
14とを備えて構成される。 【効果】 磁気ギャップG1の位置を微調節することが
可能となり、記録再生動作の安定性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダー(VTR)或いはデジタルオーディオテープレ
コーダー(R−DAT)等において、音声信号や映像信
号を磁気テープ等の磁気記録媒体の記録トラック上に磁
気信号として記録し、或いは再生するために用いられる
磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録テープ等の磁気記録媒体
を用いるVTR或いはR−DAT等の磁気記録及び/又
は再生装置は、磁気記録テープに記録された情報信号の
読み取りを行い、或いは磁気記録テープに記録を行う磁
気ヘッド装置を備えている。この磁気ヘッド装置は、コ
イルと磁気ギャップとによって発生させた磁束により、
磁気記録媒体の信号記録面からの情報信号の読み取り再
生及び磁気記録テープの信号記録面への情報信号の書き
込み記録を行う。
【0003】従来の回転ドラム型磁気ヘッド装置につい
て、図15乃至図18を参照して説明する。この回転ド
ラム型磁気ヘッド装置50は、ヘッド素子部60と、ヘ
ッド素子部60を回転駆動する駆動部67と、ヘッド素
子部60を支持する支持部68とから構成される。
【0004】ヘッド素子部60は、ヘッド素子56と、
このヘッド素子56が配設固定されたヘッドベース57
と、このヘッドベース57が固定された取付け部材であ
るスキャナ54と、ヘッドベース57をスキャナ54に
固定する取付けねじ58と、スキャナ54に設けられた
調節ねじ59とから構成される。
【0005】ヘッド素子56は、閉回路を構成する一対
の磁気コア半体56A、56Bを組み合わせて構成した
磁気コアと、この磁気コアに形成された微小間隙である
磁気ギャップG2と、この磁気ギャップG2と連通され
た略矩形状の巻き線ガイド穴69とから構成されてい
る。また、ヘッド素子56は、一対の磁気コア半体56
A、56Bの両側縁部に図示しない巻き線ガイド溝がそ
れぞれ凹設されている。そして、ヘッド素子56は、図
示しないコイルが、巻き線ガイド穴69と磁気コア半体
56A、56Bの巻き線ガイド溝とに渡ってそれぞれ巻
回されている。
【0006】また、ヘッド素子56を構成する磁気コア
は、フェライト等の磁性材料から形成されており、記録
時にはコイルから磁気記録媒体へと、また再生時には磁
気記録媒体からコイルへと、磁束を磁気記録媒体に伝達
するための通路としてのはたらきをする。磁気ギャップ
G2は、磁気記録媒体に情報信号を記録するために磁界
の広がりの範囲を絞るはたらきと、再生時には磁気記録
媒体からの磁束の取入れ口としてのはたらきをする。
【0007】ヘッドベース57は、真鍮を材料として略
方形に形成され、一側端部にはヘッド素子56が配設固
定されている。また、ヘッドベース57は、スキャナ5
4に取付けられるために、磁気ギャップG2の延長線上
に位置して取付け穴66が穿設されている。そして、ヘ
ッドベース57は、図17に示すように、ヘッド素子5
6をスキャナ54の外周から突出させた状態で、取付け
穴66に貫通させた取付けねじ58をスキャナ54に穿
設した取付け穴65にねじ込むことによってスキャナ5
4に固定されている。
【0008】スキャナ54は、円盤状に形成され、中心
部が駆動部67の後述する回転軸63に回転自在に支持
されている。スキャナ54には、外周部に沿って複数個
のヘッドベース57がそれぞれ設けられている。また、
スキャナ54には、磁気ギャップG2の延長線上に位置
して、調節ねじ取付け穴64が穿設されており、この調
節ねじ取付け穴64に調節ねじ59がねじ込まれてい
る。
【0009】駆動部67は、駆動モータ55と、ヘッド
素子部60を回転駆動する回転軸63とから構成され
る。回転軸63は、基端部が駆動モータ55に連結さ
れ、先端部がスキャナ54の中心部に支持部材62を介
して固定されている。
【0010】支持部68は、ヘッド素子部60を覆う一
対の上ドラム51及び下ドラム52と、これら上ドラム
51及び下ドラム52とを支持するドラム支柱53と、
駆動モータ55に連結された回転軸63を回転自在に支
持する第1の軸受61A及び第2の軸受61Bとから構
成される。
【0011】上ドラム51は、円板状に形成され、一方
の端面に円状凹部が凹設されている。この上ドラム51
は、円状凹部の底面の略中心に位置して穴51Aが穿設
されている。また、上ドラム51は、ヘッド素子60を
挟んで対向する位置に下ドラム52が設けられている。
【0012】下ドラム52は、円板状に形成され、一方
の端面に円状凹部が凹設されている。また、下ドラム5
2は、円状凹部の底面の略中心に位置して軸穴52Aが
穿設されている。下ドラム52には、軸穴52Aに挿通
される回転軸63を回転自在に支持する第1の軸受61
A及び第2の軸受61Bとが、軸穴52Aにそれぞれ設
けられている。
【0013】そして、これら上ドラム51及び下ドラム
52は、ドラム支柱53によって外周面の一部をそれぞ
れ片持ち支持されている。このドラム支柱53には、ヘ
ッド素子部60のヘッド素子56が接触しないように、
溝70が凹設されている。
【0014】すなわち、磁気ヘッド装置50は、駆動モ
ータ55により回転軸63を介してスキャナ54を回転
駆動させる。磁気ヘッド装置50は、スキャナ54が回
転駆動することにより、このスキャナ54の外周部に設
けられたヘッド素子56を回転移動させる。磁気ヘッド
装置50は、図15に示すように、スキャナ54に設け
られた複数個のヘッド素子56が回転移動することによ
り、各々の磁気ギャップG2が磁気記録媒体Mに情報信
号をそれぞれ記録する。このとき、磁気ギャップG2
は、磁気記録媒体Mに記録トラックパターンを形成して
いる。
【0015】そして、磁気ヘッド装置50は、磁気記録
媒体Mに情報信号を記録する記録トラックパターンを均
一に形成する必要がある。すなわち、磁気ヘッド装置5
0は、ヘッド素子56に形成された磁気ギャップG2を
高精度に位置決めしなくてはならない。このため、磁気
ヘッド装置50は、磁気ギャップG2の位置を調節する
機構を備えている。
【0016】磁気ヘッド装置50は、スキャナ54に設
けられた調節ねじ59を締め付けることにより、磁気記
録媒体Mに対する磁気ギャップG2の位置を図15に示
す矢印方向に移動調節する。そして、磁気ヘッド装置5
0は、各々の磁気ギャップG2が、均一な記録トラック
パターンを形成するために、最適な位置決めが施され
る。
【0017】以上のように構成された磁気ヘッド装置5
0において、ヘッド素子56に形成された磁気ギャップ
G2の位置を移動調節する動作について、図17乃至図
19を参照して説明する。この磁気ヘッド装置50は、
スキャナ54に穿設された調節ねじ取付け穴64に設け
られた調節ねじ59を締め付けることにしたがって、こ
の調節ねじ59の先端部が次第に突き合わせ面に突出す
る。このため、ヘッドベース57は、突出した調節ねじ
59の先端部によって、スキャナ54との突き合わせ面
を圧接される。
【0018】そして、ヘッドベース57は、図18に示
すように、スキャナ54との突き合わせ面と取付けねじ
58の軸線との交点を支点Oとして、調節ねじ59によ
って先端部が押し下げられて傾斜する。このため、ヘッ
ドベース57は、この押し下げられた先端部に配設固定
されているヘッド素子56を、下方に移動させる。した
がって、ヘッドベース57は、ヘッド素子56に形成さ
れている磁気ギャップG2の位置を、下方に移動させ
る。
【0019】上述したように、磁気ヘッド装置50は、
図19に示すように、調節ねじ59を締め付けることに
より、この調節ねじ59の先端部の位置が、点C1から
点C2まで変位量H3だけ移動する。このため、ヘッド
素子56に形成された磁気ギャップG2の位置は、点O
を支点として、点D1から点D2まで変位量H4だけ移
動する。
【0020】すなわち、磁気ヘッド装置50は、取付け
ねじ58の軸線と磁気ギャップG2との軸線との間の距
離L4が、取付けねじ58の軸線と調節ねじ59の軸線
との間の距離L3より大きい。したがって、磁気ヘッド
装置50は、取付けねじ58の軸線と磁気ギャップG2
との間の距離L4に対する取付けねじ58の軸線と調節
ねじ59の軸線との間の距離L3の比率に比例して、調
節ねじ59の変位量H3が拡大される。このため、磁気
ヘッド装置50は、磁気ギャップG2が移動する変位量
H4が、調節ねじ59がねじ込まれるねじ込み量H3よ
り大きくなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】したがって、磁気ヘッ
ド装置50は、ヘッド素子56に形成された磁気ギャッ
プG2の位置を調節する際に、調節ねじ59を極わずか
に調節することによって、ヘッドベース57の先端部の
位置が、大きく拡大されて移動してしまう。このため、
磁気ヘッド装置50は、ヘッドベース57の先端部に配
設固定されたヘッド素子56の位置が大きく移動するこ
とに伴い、磁気ギャップG2の位置が大きく移動してし
まう。すなわち、磁気ヘッド装置50は、磁気ギャップ
G2の位置を調節することが、非常に困難であり、特に
微調節が困難であるという問題があった。
【0022】また、磁気ヘッド装置50は、外部から振
動や衝撃を受けたり、温度変化等の環境変化が生じるこ
とによって、調節ねじ59に微小変位が生じることがあ
る。この調節ねじ59に生じた微小変位は、取付けねじ
58の軸線と調節ねじ59の軸線との距離に対する調節
ねじ59の軸線と磁気ギャップG2との距離に比例し
て、拡大されてしまう。このため、磁気ヘッド装置50
は、調節ねじ59に生じた微小変位によって、磁気ギャ
ップG2に大きな位置ズレが発生してしまう。すなわ
ち、磁気ヘッド装置50は、磁気ギャップG2を磁気記
録媒体Mに対して正確に追従させることができなくな
り、均一な記録トラックパターンが形成できなくなると
いう問題がある。
【0023】したがって、磁気ヘッド装置50は、記録
トラック幅を10μm以下とする高記録密度化に対応す
ることが非常に困難であるという問題点がある。
【0024】そこで、本発明は、ヘッド素子に形成され
た磁気ギャップの位置を微調節することができ、環境変
化に対する記録再生動作の安定性を向上させることを可
能とした磁気ヘッド装置を提供することを目的に提案さ
れたものである。
【0025】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る磁気ヘッド装置は、一対の磁気コア
半体が組み合わされこれら磁気コア半体の突き合わせ面
に磁気ギャップ及び巻き線ガイド穴が形成されてコイル
が巻回されたヘッド素子と、互いに平行に対峙する上片
部及び下片部と、これら上片部と下片部との基端側を連
結する連結部とから構成され、上片部の主面には前記ヘ
ッド素子が配設固定され、かつこのヘッド素子の磁気ギ
ャップの延長線上に位置して上片部と下片部とに互いに
軸線を一致する調節ねじ取付け穴がそれぞれ設けられた
ヘッドベースと、このヘッドベースが、下片部を介して
取付けられる取付け部材と、調節ねじ取付け穴にねじ込
まれる調節ねじとを備えて構成される。また、磁気ヘッ
ド装置は、調節ねじのねじ込み量を調節して上片部と下
片部との対向間隔を調節することによって、ヘッド素子
の磁気ギャップ位置の調節を行う。
【0026】さらに、ヘッドベースには、上片部に第2
の調節ねじ取付け穴が穿設されるとともにこの調節ねじ
取付け穴にねじ込まれた第2の調節ねじを下片部の主面
に突き当てて、上片部と下片部との対向間隔を調節す
る。さらにまた、ヘッドベースは、連結部が形成された
上片部の一端部側、或いは連結部が形成されていない上
片部の一端部側に、ヘッド素子が配設固定される。
【0027】
【作用】以上のように構成した本発明に係る磁気ヘッド
装置は、調節ねじがねじ込まれることにより、上片部及
び下片部との連結部が支点として作用し、上片部が弾性
変形して傾斜する。このため、ヘッド素子が配設固定さ
れた一端部が移動することに伴い、磁気ギャップの位置
が移動する。そして、ヘッド素子が、支点である連結部
に隣接して配設固定されることにより、調節ねじのねじ
込み量に対する磁気ギャップの位置の変位量が少なくな
る。また、調節ねじは、ヘッドベースを取付け部材に取
付けるための取付けねじとして作用される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について図1
乃至図14を参照して説明する。第1の実施例磁気ヘッ
ド装置1は、従来の磁気ヘッド装置50と基本構成が同
一であり、ヘッド素子部71と、このヘッド素子部を駆
動する図示しない駆動部と、ヘッド素子部を支持する図
示しない支持部とから構成されている。また、図中にお
いて従来の磁気ヘッド装置50と同一箇所には、同一符
号を付けて表す。
【0029】実施例磁気ヘッド装置1の要部であるヘッ
ド素子部71は、ヘッド素子6と、このヘッド素子6が
一側端部に配設固定されるヘッドベース10と、このヘ
ッドベース10が設けられるスキャナ7と、ヘッドベー
ス10をスキャナ7に固定する取付けねじ13A、13
Bと、スキャナ7に設けられた調節ねじ14とから構成
されている。
【0030】ヘッド素子6は、閉回路を構成する一対の
磁気コア半体6A、6Bが互いに突き合わされて接合さ
れることによって構成される。また、ヘッド素子6を構
成する前記磁気コア半体6A、6Bの突き合わせ面に
は、微小な間隙である磁気ギャップG1が形成されると
ともに、この磁気ギャップG1と連通して略矩形状の巻
き線ガイド穴8が設けられている。そして、このヘッド
素子6は、ヘッドベース10の一端部に配設固定され
る。
【0031】ヘッドベース10は、真鍮を材料として略
方形に形成され、互いに対峙する上片部10A及び下片
部10Bと、これら上片部10Aと下片部10Bとの基
端側を連結する連結部12とから構成されている。ま
た、ヘッドベース10は、連結部12の上片部10A及
び下片部10Bとに臨む一端部に、両側端に開口する円
柱部12Aが形成されている。
【0032】そして、ヘッドベース10は、連結部12
が形成されている一端側に位置して、上片部10Aの主
面に、ヘッド素子6が配設固定されている。また、ヘッ
ドベース10は、このヘッド素子6の磁気ギャップG1
の延長線上に位置して、上片部10Aと下片部10Bと
に互いに軸線を一致する調節ねじ取付け穴15A、15
Bがそれぞれ穿設されている。ヘッドベース10は、こ
の調節ねじ取付け穴15A、15Bに、調節ねじ14が
ねじ込まれている。
【0033】さらに、ヘッドベース10には、ヘッド素
子6が配設固定されている一端側に位置して、下片部1
0Bの両側端部のコーナー部に半円状の第1の突出部1
1A及び第2の突出部11Bとが一体にそれぞれ突出形
成されている。ヘッドベース10は、これらの突出部1
1A、11Bに、取付け穴30A、30Bがそれぞれ穿
設され、第1の取付けねじ13A及び第2の取付けねじ
13Bとを介して、スキャナ7に固定されている。
【0034】スキャナ7は、円盤状に形成されており、
外周部に沿ってヘッドベース10が固定される第1の取
付け穴39A及び第2の取付け穴39Bとがそれぞれ穿
設され、調節ねじ14がねじ込まれる調節ねじ取付け穴
31が穿設されている。また、スキャナ7は、中心部に
図示しない軸穴が穿設され、この軸穴に軸装される図示
しない駆動モータの回転軸に回転自在に支持されてい
る。
【0035】磁気ヘッド装置1には、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1がスキャナ7の外周部から突
出した状態で、ヘッドベース10がスキャナ7に固定さ
れている。そして、上述した磁気ヘッド装置1は、調節
ねじ14を締め付けることにより、ヘッド素子6に形成
された磁気ギャップG1の位置が移動調節される。
【0036】以上のように構成された磁気ヘッド装置1
において、ヘッドベース10に配設固定されたヘッド素
子6に形成された磁気ギャップG1の位置を調節する動
作について、以下説明する。磁気ヘッド装置1は、調節
ねじ14を締め付けることにしたがって、ヘッドベース
10の円柱部12Aの円周上の点Pを支点として、ヘッ
ドベース10の上片部10Aが次第に押し下げられて傾
斜する。
【0037】磁気ヘッド装置1は、ヘッドベース10の
上片部10Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を上方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、上方に移動して調節され
る。そして、磁気ヘッド装置1は、磁気ギャップG1を
所定の位置に固定する。
【0038】上述したように、磁気ヘッド装置1は、図
4に示すように、調節ねじ14を締め付けることによ
り、ヘッドベース10の上片部10Aと調節ねじ14の
軸線との交点が、点A1から点A2まで変位量H1だけ
移動する。このため、ヘッド素子6に形成された磁気ギ
ャップG1の位置は、点B1から点B2まで変位量H2
だけ移動する。
【0039】すなわち、磁気ヘッド装置1は、支点Pと
磁気ギャップG1との間の距離L2が、支点Pと調節ね
じ14の軸線との間の距離より小さい。したがって、磁
気ヘッド装置1は、支点Pと調節ねじ14の軸線との間
の距離L1に対する支点Pと磁気ギャップG1との間の
距離L2の比率に比例して、調節ねじ14の変位量H1
が縮小される。このため、磁気ヘッド装置1は、磁気ギ
ャップG1が移動する変位量H2が、調節ねじ14が移
動する変位量H1より小さい。
【0040】換言すれば、磁気ヘッド装置1は、支点P
の位置が磁気ギャップG1に近づいたことにより、磁気
ギャップG1と支点Pとの間の距離L2が、支点Pと調
節ねじ14の軸線との間の距離L1より小さくなる。こ
のため、磁気ヘッド装置1は、磁気ギャップG1が移動
する変位量H2が、調節ねじ14が移動する変位量H1
と比較して、遥かに小さくなる。
【0041】したがって、磁気ヘッド装置1は、調節ね
じ14を締め付けることによる変位量に対する磁気ギャ
ップG1の変位量が低減される。このため、磁気ヘッド
装置1は、磁気ギャップG1の位置の微調節がすること
できる。したがって、磁気ヘッド装置1は、磁気ギャッ
プG1の位置を高精度に位置決めすることができる。ま
た、磁気ヘッド装置1は、外部から振動や衝撃を受けた
り、環境変化によって調節ねじ14に生じる緩みによ
る、磁気ギャップG1の位置ズレが低減される。
【0042】第2の実施例磁気ヘッド装置2について、
図5及び図6を参照して説明する。実施例磁気ヘッド装
置2は、第1の実施例磁気ヘッド装置1と構成がほぼ同
一であり、同一部材については、説明を省略する。ま
た、図中において実施例磁気ヘッド装置1と同一箇所に
は、同一符号を付けて表す。
【0043】磁気ヘッド装置2の要部であるヘッド素子
部72は、ヘッド素子6と、このヘッド素子6が配設固
定されるヘッドベース16と、このヘッドベース16が
固定されるスキャナ7と、ヘッドベース16をスキャナ
7に固定する取付けねじ17とから構成される。
【0044】ヘッド素子6は、第1の実施例磁気ヘッド
装置1と構成が同一であるので、説明を省略する。
【0045】ヘッドベース16は、真鍮を材料として略
方形に形成され、互いに対峙する上片部16A及び下片
部16Bと、これら上片部16Aと下片部16Bとの基
端側を連結する連結部32とから構成されている。ま
た、ヘッドベース16は、連結部32の上片部16A及
び下片部16Bとに臨む一端部に、両側端に開口する円
柱部32Aが形成されている。
【0046】そして、ヘッドベース16は、連結部32
が形成されている一端側に位置して、上片部16Aの主
面に、ヘッド素子6が配設固定されている。また、ヘッ
ドベース16は、このヘッド素子6の磁気ギャップG1
の延長線上に位置して、上片部16Aと下片部16Bと
に互いに軸線を一致する取付け穴18A、18Bがそれ
ぞれ穿設されている。ヘッドベース16は、この取付け
穴18A、18Bにねじ込まれる取付けねじ17を介し
て、スキャナ7に固定されている。
【0047】スキャナ7は、円盤状に形成されており、
外周に沿ってヘッドベース16が固定される取付け穴4
0が穿設されている。また、スキャナ7は、中心部に図
示しない軸穴が穿設され、この軸穴に軸装される図示し
ない駆動モータの回転軸に回転自在に支持されている。
【0048】磁気ヘッド装置2には、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1がスキャナ7の外周部から突
出した状態で、ヘッドベース16がスキャナ7に固定さ
れている。そして、上述した磁気ヘッド装置2は、取付
けねじ17を締め付けることにより、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1の位置が移動調節される。
【0049】以上のように構成された磁気ヘッド装置2
において、ヘッドベース16に配設固定されたヘッド素
子6に形成された磁気ギャップG1の位置を調節する動
作について、以下説明する。磁気ヘッド装置2は、調節
ねじ17を締め付けることにしたがって、ヘッドベース
16の円柱部32Aの円周上の点Qを支点として、ヘッ
ドベース16の上片部16Aが次第に押し下げられて傾
斜する。
【0050】磁気ヘッド装置2は、ヘッドベース16の
上片部16Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を下方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、下方に移動して調節され
る。そして、磁気ヘッド装置2は、磁気ギャップG1を
所定の位置に固定する。
【0051】また、磁気ヘッド装置2は、取付けねじ1
7を締め付けることにより、ヘッドベース16の上片部
16Aが弾性変形する。磁気ヘッド装置2は、上片部1
6Aが弾性変形した反作用により、ヘッドベース16の
下片部16Bがスキャナ7に密着するために、スキャナ
7に確実に固定される。
【0052】上述したように実施例磁気ヘッド装置2
は、ヘッドベース16をスキャナ7に固定する取付けね
じ17が、磁気ギャップG1の位置を移動する調節ねじ
を兼ねている。このため、磁気ヘッド装置2は、従来の
磁気ヘッド装置50のように、取付けねじ65と調節ね
じ59とをそれぞれ別々に必要としない。したがって、
磁気ヘッド装置2は、構成を簡素化することができる。
【0053】第3の実施例磁気ヘッド装置3について、
図7及び図8を参照して説明する。実施例磁気ヘッド装
置3は、第1の実施例磁気ヘッド装置1と構成がほぼ同
一であり、同一部材については、説明を省略する。ま
た、図中において実施例磁気ヘッド装置1と同一箇所に
は、同一符号を付けて表す。
【0054】磁気ヘッド装置3の要部であるヘッド素子
部73は、概略、ヘッド素子6と、このヘッド素子6が
配設固定されるヘッドベース19と、このヘッドベース
19が固定されるスキャナ7と、ヘッドベース19をス
キャナ7に固定する取付けねじ17とから構成される。
【0055】ヘッド素子6は、第1の実施例磁気ヘッド
装置1と構成が同一であるので、説明を省略する。
【0056】ヘッドベース19は、真鍮を材料として略
方形に形成され、互いに対峙する上片部19A及び下片
部19Bと、これら上片部19Aと下片部19Bとの基
端側を連結する連結部34とから構成されている。ま
た、ヘッドベース19は、連結部34の上片部19A及
び下片部19Bとに臨む一端部に、両側端に開口する円
柱部34Aが形成されている。
【0057】そして、ヘッドベース19は、連結部34
が形成されている一端側に位置して、上片部19Aの主
面に、ヘッド素子6が配設固定されている。また、ヘッ
ドベース19は、このヘッド素子6の磁気ギャップG1
の延長線上に位置して、上片部19Aと下片部19Bと
に互いに軸線を一致する取付け穴35A、35Bがそれ
ぞれ穿設されている。ヘッドベース19は、この取付け
穴35A、35Bにねじ込まれる取付けねじ17を介し
て、スキャナ7に固定されてる。
【0058】スキャナ7は、円盤状に形成されており、
外周に沿ってヘッドベース19が固定される取付け穴4
0が穿設されている。また、スキャナ7は、中心部に図
示しない軸穴が穿設され、この軸穴に軸装される図示し
ない駆動モータの回転軸に回転自在に支持されている。
【0059】磁気ヘッド装置3には、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1がスキャナ7の外周部から突
出した状態で、ヘッドベース19がスキャナ7に固定さ
れている。そして、上述した磁気ヘッド装置3は、取付
けねじ17を締め付けることにより、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1の位置が移動調節される。
【0060】以上のように構成された磁気ヘッド装置3
において、ヘッドベース19に配設固定されたヘッド素
子6に形成された磁気ギャップG1の位置を調節する動
作について、以下説明する。磁気ヘッド装置2は、調節
ねじ17を締め付けることにしたがって、ヘッドベース
19の円柱部34Aの円周上の点Rを支点として、ヘッ
ドベース19の上片部19Aが次第に押し下げられて傾
斜する。
【0061】磁気ヘッド装置3は、ヘッドベース19の
上片部19Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を下方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、下方に移動して調節され
る。そして、磁気ヘッド装置3は、磁気ギャップG1を
所定の位置に固定する。
【0062】また、磁気ヘッド装置3は、取付けねじ1
7を締め付けることにより、ヘッドベース19の上片部
19Aが弾性変形する。磁気ヘッド装置3は、上片部1
9Aが弾性変形した反作用により、ヘッドベース19の
下片部19Bがスキャナ7に密着するために、スキャナ
7に確実に固定される。
【0063】上述したように実施例磁気ヘッド装置3
は、取付けねじ17を締め付けることによる変位量に対
する磁気ギャップG1の変位量が低減される。このた
め、磁気ヘッド装置3は、磁気ギャップG1の位置を微
調節することができる。したがって、磁気ヘッド装置3
は、磁気ギャップG1の位置を高精度に位置決めするこ
とができる。また、磁気ヘッド装置3は、外部から振動
や衝撃を受けたり、環境変化によって取付けねじ17に
生じる緩みによる、磁気ギャップG1の位置ズレが低減
される。
【0064】また、磁気ヘッド装置3は、ヘッドベース
19をスキャナ7に固定する取付けねじ17が、磁気ギ
ャップG1の位置を移動する調節ねじを兼ねている。こ
のため、磁気ヘッド装置3は、従来の磁気ヘッド装置5
0のように、取付けねじ65と調節ねじ59とをそれぞ
れ別々に必要としない。したがって、磁気ヘッド装置3
は、構成を簡素化することができる。
【0065】第4の実施例磁気ヘッド装置4について、
図9乃至図12を参照して説明する。実施例磁気ヘッド
装置4は、第1の実施例磁気ヘッド装置1と構成がほぼ
同一であり、同一部材については、説明を省略する。ま
た、図中において実施例磁気ヘッド装置1と同一箇所に
は、同一符号を付けて表す。
【0066】磁気ヘッド装置4の要部であるヘッド素子
部74は、ヘッド素子6と、このヘッド素子6が配設固
定されるヘッドベース20と、このヘッドベース20が
固定されるスキャナ7と、ヘッドベース20をスキャナ
7に固定する取付けねじ45A、45Bと、スキャナ7
に設けられた第1の調節ねじ21及び第2の調節ねじ2
2とから構成される。
【0067】ヘッド素子6は、第1の実施例磁気ヘッド
装置1と構成が同一であるので、説明を省略する。
【0068】ヘッドベース20は、真鍮を材料として略
方形に形成され、互いに対峙する上片部20A及び下片
部20Bと、これら上片部20Aと下片部20Bとの基
端側を連結する連結部36とから構成されている。ま
た、ヘッドベース20は、連結部36の上片部20A及
び下片部20Bとに臨む一端部に、両側端に開口する円
柱部36Aが形成されている。
【0069】そして、ヘッドベース20は、連結部36
が形成されている一端側に位置して、上片部20Aの主
面に、ヘッド素子6が配設固定されている。また、ヘッ
ドベース20は、このヘッド素子6の磁気ギャップG1
の延長線上に位置して、上片部20Aと下片部20Bと
に互いに軸線を一致する第1の調節ねじ取付け穴23
A、23Bがそれぞれ穿設されている。ヘッドベース2
0は、この第1の調節ねじ取付け穴23A、23Bに、
第1の調節ねじ21がねじ込まれている。
【0070】さらに、ヘッドベース20は、ヘッド素子
6の磁気ギャップG1の延長線上に位置して、上片部2
0Aに第2の調節ねじ取付け穴25が穿設されている。
ヘッドベース20は、この第2の調節ねじ取付け穴25
に、第2の調節ねじ22がねじ込まれている。
【0071】さらにまた、、ヘッドベース20には、ヘ
ッド素子6が配設固定されている一端側に位置して、下
片部20Bの両側端部のコーナー部に半円状の第1の突
出部42A及び第2の突出部42Bとが一体にそれぞれ
突出形成されている。ヘッドベース20は、これらの突
出部42A、42Bに、取付け穴43A、43Bがそれ
ぞれ穿設され、第1の取付けネジ45A及び第2の取付
けネジ45Bを介して、スキャナ7に固定されている。
【0072】スキャナ7は、円盤状に形成されており、
外周部に沿ってヘッドベース20が固定される第1の取
付け穴46A及び第2の取付け穴46Bとがそれぞれ穿
設されている。また、スキャナ7は、中心部に図示しな
い軸穴が穿設され、この軸穴に軸装される図示しない駆
動モータの回転軸に回転自在に支持されている。
【0073】磁気ヘッド装置4には、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1がスキャナ7の外周部から突
出した状態で、ヘッドベース20がスキャナ7に固定さ
れている。そして、上述した磁気ヘッド装置4は、第1
の調節ねじ21及び第2の調節ねじ22とをそれぞれ締
め付けることにより、ヘッド素子6に形成された磁気ギ
ャップG1の位置が移動調節される。
【0074】以上のように構成された磁気ヘッド装置4
において、ヘッドベース20に配設固定されたヘッド素
子6に形成された磁気ギャップG1の位置を調節する動
作について、以下説明する。磁気ヘッド装置4は、図1
1に示すように、第1の調節ねじ21を締め付けること
にしたがって、ヘッドベース20の円柱部36Aの円周
上の点Sを支点として、ヘッドベース20の上片部20
Aが次第に押し下げられて傾斜する。
【0075】磁気ヘッド装置4は、ヘッドベース20の
上片部20Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を下方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、下方に移動して調節され
る。
【0076】また、磁気ヘッド装置4は、図12に示す
ように、第2の調節ねじ22を締め付けることにしたが
って、この調節ねじ22の先端部が次第に突出する。こ
のため、ヘッドベース20の下片部20Bは、突出した
調節ねじ22の先端部によって、圧接される。したがっ
て、ヘッドベース20の上片部20Aは、調節ねじ22
の先端部が下片部20Bを圧接することにより、次第に
押し上げられる。すなわち、磁気ヘッド装置4は、ヘッ
ドベース20の円柱部36Aの円周上の点Sを支点とし
て、ヘッドベース20の上片部20Aが押し上げられて
傾斜する。
【0077】磁気ヘッド装置4は、ヘッドベース20の
上片部20Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を下方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、上方に移動して調節され
る。そして、磁気ヘッド装置4は、磁気ギャップG1を
所定の位置に固定する。
【0078】上述したように、実施例磁気ヘッド装置4
は、第1の調節ねじ21及び第2の調節ねじ22とをそ
れぞれ備えたことにより、磁気ギャップG1の位置を容
易に微調節することが可能となり、磁気ギャップG1の
位置を高精度に決めることができる。
【0079】第5の実施例磁気ヘッド装置5について、
図13及び図14を参照して説明する。実施例磁気ヘッ
ド装置5は、第1の実施例磁気ヘッド装置1と構成がほ
ぼ同一であり、同一部材については、説明を省略する。
また、図中において実施例磁気ヘッド装置1と同一箇所
には、同一符号を付けて表す。
【0080】磁気ヘッド装置5の要部であるヘッド素子
部75は、ヘッド素子6と、このヘッド素子6が配設固
定されるヘッドベース26と、このヘッドベース26が
固定されるスキャナ7と、ヘッドベース26をスキャナ
7に固定する取付けねじ28と、スキャナ7に設けられ
た調節ねじ27とから構成される。
【0081】ヘッド素子6は、第1の実施例磁気ヘッド
装置1と構成が同一であるので、説明を省略する。
【0082】ヘッドベース26は、真鍮を材料として略
方形に形成され、互いに対峙する上片部26A及び下片
部26Bと、これら上片部26Aと下片部26Bとの基
端側を連結する連結部37とから構成されている。ま
た、ヘッドベース26は、連結部37の上片部26A及
び下片部26Bとに臨む一端部に、両側端に開口する円
柱部37Aが形成されている。
【0083】そして、ヘッドベース26は、連結部37
が形成されている一端側に位置して、上片部26Aの主
面に、ヘッド素子6が配設固定されている。また、ヘッ
ドベース26は、このヘッド素子6の磁気ギャップG1
の延長線上に位置して、上片部26Aと下片部26Bと
に互いに軸線を一致する取付け穴29A、29Bがそれ
ぞれ穿設されている。ヘッドベース20は、この取付け
穴29A、29Bにねじ込まれる取付けねじ28を介し
て、スキャナ7に固定されている。
【0084】さらに、ヘッドベース26は、ヘッド素子
6の磁気ギャップG1の延長線上に位置して、上片部2
6Aに調節ねじ取付け穴30が穿設されている。ヘッド
ベース26は、この調節ねじ取付け穴30に、調節ねじ
27がねじ込まれている。
【0085】スキャナ7は、円盤状に形成されており、
外周部に沿ってヘッドベース26が固定される取付け穴
44が穿設されている。また、スキャナ7は、中心部に
図示しない軸穴が穿設され、この軸穴に軸装される図示
しない駆動モータの回転軸に回転自在に支持されてい
る。
【0086】磁気ヘッド装置5には、ヘッド素子6に形
成された磁気ギャップG1がスキャナ7の外周部から突
出した状態で、ヘッドベース26がスキャナ7に固定さ
れている。そして、上述した磁気ヘッド装置5は、調節
ねじ27及び取付けねじ28とをそれぞれ締め付けるこ
とにより、ヘッド素子6に形成された磁気ギャップG1
の位置が移動調節される。
【0087】以上のように構成された磁気ヘッド装置5
において、ヘッドベース26に配設固定されたヘッド素
子6に形成された磁気ギャップG1の位置を調節する動
作について、以下説明する。磁気ヘッド装置5は、取付
けねじ27を締め付けることにしたがって、ヘッドベー
ス26の円柱部37Aの円周上の点Tを支点として、ヘ
ッドベース26の上片部26Aが次第に押し上げられて
傾斜する。
【0088】磁気ヘッド装置5は、ヘッドベース26の
上片部26Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を上方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、上方に移動して調節され
る。
【0089】また、磁気ヘッド装置5は、調節ねじ27
を締め付けることにしたがって、この調節ねじ27の先
端部が次第に突出する。このため、ヘッドベース26の
下片部26Bは、突出した調節ねじ27の先端部によっ
て、圧接される。したがって、ヘッドベース26の上片
部26Aは、調節ねじ27の先端部が下片部26Bを圧
接することにより、次第に押し上げられる。すなわち、
磁気ヘッド装置5は、ヘッドベース26の円柱部37A
の円周上の点Tを支点として、ヘッドベース26の上片
部26Aが押し上げられて傾斜する。
【0090】磁気ヘッド装置5は、ヘッドベース26の
上片部26Aが傾斜することに伴って、ヘッド素子6が
配設固定された先端部を下方に移動させる。このため、
磁気ギャップG1の位置は、下方に移動して調節され
る。そして、磁気ヘッド装置5は、磁気ギャップG1を
所定の位置に固定する。
【0091】上述したように磁気ヘッド装置5は、調節
ねじ27及び取付けねじ28とをそれぞれ備えたことに
より、磁気ギャップG1の位置を容易に微調節すること
が可能となり、磁気ギャップG1の位置を高精度に決め
ることができる。また、磁気ヘッド装置5は、調節ねじ
27及び取付けねじ28を締め付けることによる変位量
に対する磁気ギャップG1の変位量が低減される。この
ため、磁気ヘッド装置5は、磁気ギャップG1の位置を
容易に微調節することができる。さらに、磁気ヘッド装
置5は、外部から振動や衝撃を受けたり、環境変化によ
って調節ねじ27及び取付けねじ28とに生じる緩みに
よる、磁気ギャップG1の位置ズレが低減される。
【0092】なお、本発明に係る磁気ヘッド装置は、回
転ドラム型磁気ヘッド装置に限定されるものでなく、他
の型の磁気ヘッド装置に採用してもよい。
【0093】
【発明の効果】上述したように本発明に係る磁気ヘッド
装置によれば、ヘッド素子に形成された磁気ギャップの
位置を微調節することができる。また、磁気ギャップの
位置を高精度に位置決めすることが可能となり、情報信
号の記録再生を確実かつ安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例磁気ヘッド装置の要部を示
す分解斜視図である。
【図2】同磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図3】同磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図4】同磁気ヘッド装置の要部の調節動作を示す模式
図である。
【図5】同磁気ヘッド装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図6】同磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図7】同磁気ヘッド装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図8】同磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図9】同磁気ヘッド装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図10】同磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図11】同磁気ヘッド装置の磁気ギャップが下方に移
動した状態を示す縦断面図である。
【図12】同磁気ヘッド装置の磁気ギャップが上方に移
動した状態を示す縦断面図である。
【図13】同磁気ヘッド装置の要部を示す分解斜視図で
ある。
【図14】同磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図15】従来の磁気ヘッド装置を示す部分縦断面図で
ある。
【図16】従来の磁気ヘッド装置の要部を示す斜視図で
ある。
【図17】従来の磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図
である。
【図18】従来の磁気ヘッド装置の要部を示す縦断面図
である。
【図19】従来の磁気ヘッド装置の要部の調節動作を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド装置 6 ヘッド素子 6A 磁気コア半体 6B 磁気コア半体 7 スキャナ(取付け部材) 8 巻き線ガイド穴 10 ヘッドベース 10A 上片部 10B 下片部 11A 第1の突出部(取付け部) 11B 第2の突出部(取付け部) 12 連結部 14 調節ねじ 15A、15B 調節ねじ取付け穴 22 第2の調節ねじ 31 取付け穴 39A、39B 取付け穴 G1 磁気ギャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コア半体が組み合わされこれ
    ら磁気コア半体の突き合わせ面に磁気ギャップ及び巻き
    線ガイド穴が形成されてコイルが巻回されたヘッド素子
    と、 互いに平行に対峙する上片部及び下片部と、これら上片
    部と下片部との基端側を連結する連結部とから構成さ
    れ、上片部の主面には前記ヘッド素子が配設固定され、
    かつこのヘッド素子の磁気ギャップの延長線上に位置し
    て上片部と下片部とに互いに軸線を一致する調節ねじ取
    付け穴がそれぞれ設けられたヘッドベースと、 このヘッドベースが、下片部を介して取付けられる取付
    け部材と、 調節ねじ取付け穴にねじ込まれる調節ねじとを備え、 調節ねじのねじ込み量を調節して上片部と下片部との対
    向間隔を調節することによって、ヘッド素子の磁気ギャ
    ップ位置の調節を行うことを特徴とする磁気ヘッド装
    置。
  2. 【請求項2】 調節ねじは、ヘッドベースを取付け部材
    に取付けるための取付けねじとして作用されることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 ヘッドベースには、上片部に第2の調節
    ねじ取付け穴が穿設されるとともにこの調節ねじ取付け
    穴にねじ込まれた第2の調節ねじを下片部の主面に突き
    当てて、上片部と下片部との対向間隔を調節することを
    特徴とする請求項1又は2記載の磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 ヘッドベースは、連結部が形成された上
    片部の一端部側に、ヘッド素子が配設固定されることを
    特徴とする請求項1乃至3記載の磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 ヘッドベースは、連結部が形成されてい
    ない上片部の一端部側に、ヘッド素子が配設固定される
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の磁気ヘッド装
    置。
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