JPH07326237A - ワイヤーハーネスの三次元布線用電線支持具 - Google Patents

ワイヤーハーネスの三次元布線用電線支持具

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JPH07326237A
JPH07326237A JP6119289A JP11928994A JPH07326237A JP H07326237 A JPH07326237 A JP H07326237A JP 6119289 A JP6119289 A JP 6119289A JP 11928994 A JP11928994 A JP 11928994A JP H07326237 A JPH07326237 A JP H07326237A
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wire harness
wire
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JP6119289A
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Satoru Nishiwaki
了 西脇
Masaki Hasegawa
正樹 長谷川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】この支持具Aは、基部30に対して回動可能に
連結された第2の支持部50を有する。第2の支持部5
0は、水平方向の姿勢と上下方向の姿勢とに姿勢変化で
きるようにした。分岐電線束E3を幹電線束E1と一平
面上で水平に布線した後、第2の支持部50を上下方向
の姿勢に変化させて分岐電線束E3を上下方向に立ち上
げるようにした。 【効果】ワイヤーハーネスの組立作業時に、上下方向へ
の布線作業を行なうことなく、ワイヤーハーネスを三次
元的形状に形成できる。組立作業を簡単容易に行なうこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスの
組立てを行なう際に、組立図板上の所定の位置に配置さ
れ、ワイヤーハーネスを構成する電線を受け止めて当該
電線を定められた方向に案内するために用いる電線支持
具に関するものであり、特に、ワイヤーハーネスを三次
元的形状に形成する際に用いる電線支持具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般にワイヤーハーネスの組
み立ては次のように行なわれている。すなわち、組立図
板上の所定位置にワイヤーハーネスを構成する電線を支
持するための電線支持具を配設し、所定の長さに切断さ
れた電線を上記支持具によって受け止め、当該支持具に
沿って二次元的に布線することにより目的に応じた枝形
状の電線束を形成する。そして、当該電線束がばらばら
にならないように電線束の外周をテープ等で結束し、必
要に応じてクランプ,プロテクタおよびコネクタ等の外
装部品を取付ける。
【0003】近年、たとえば自動車用のワイヤーハーネ
スにおいては、使用される電装品の数が増加したため、
上記枝形状が非常に複雑になってきた。このため、中に
は二次元的に分岐するだけでなく、三次元的に分岐した
ワイヤーハーネスを製造しなければならない場合もあ
る。この場合、二次元的にワイヤーハーネスを形成し、
それを最終的に要求される三次元的形状に変形させるの
は、作業の工数が増えるし、電線にねじれが生じて無理
な力がかかるという不都合が生じる。また、一旦テーピ
ングされた電線束を無理に曲げると、ワイヤーハーネス
の三次元的寸法の精度が悪くなると共に見栄えも悪い等
の種々の問題が生じる。
【0004】このような問題を解決するために、最初か
ら電線を三次元的に布線し、予め定められた三次元的形
状にワイヤーハーネスを組み立てることのできる電線支
持具が提案されている。図8は、従来の三次元的布線用
の電線支持具を用いて、ワイヤーハーネスWHを構成す
る電線束E1,E2およびE3が布線されている状態を
示した斜視図である。
【0005】電線束E1は、ワイヤーハーネスWHを構
成する幹電線束であり、電線束E2,E3は、幹電線束
E1から分岐された分岐電線束である。電線束E1およ
びE2は、組立図板1上に配設された支持具2によって
同一平面上で水平方向に布線されている。また、参照符
号3は、上記電線束E3を三次元的に布線するための電
線支持具である。この電線支持具3によって、電線束E
3は、上記布線された電線束E1,E2が含まれる平面
から上方へ立ち上げられて布線されている。
【0006】この電線支持具3は、上記組立図板1上に
固定される支柱4と、この支柱4に支持され、上記電線
束E3が上方へ立ち上げられた屈曲部Lを支持するU字
状の屈曲部支持部材5と、支柱4に上下方向にスライド
自在に支持され、電線束E3の先端を支持する先端支持
部材6とからなっている。そして、電線を屈曲部支持部
材5の間に通して水平方向に布線した後に、電線を屈曲
部支持部材5で屈曲させて上方に立ち上げ、電線の先端
に取付けられたコネクタCを先端支持部材6に引っ掛け
る。これにより、ワイヤーハーネスWHを所要の三次元
的形状に布線することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記屈曲部支
持部材5で電線を屈曲させて上方に立ち上げる布線作業
は、組立図板1に沿って電線を布線する作業に比べて非
常に作業がしづらい。しかも、垂直に立ち上げる必要の
ない幹電線束E1を構成する多数の電線を布線する際
に、支柱4および先端支持部材6が、他の電線支持具よ
りもその高さが高いために作業の邪魔になる。
【0008】さらに、電線を三次元的に布線した後に、
電線束E3を結束するためにテーピングを施すが、この
テーピング作業時に上記支柱4が邪魔になって作業がし
づらい。これら種々の問題により、ワイヤーハーネスの
組立作業の作業性が悪いという新たな問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、ワイヤーハーネ
スを三次元的形状に形成する作業の作業性を向上させる
ことができる、三次元布線用電線支持具を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るワイヤー
ハーネスの三次元布線用電線支持具は、ワイヤーハーネ
スを組み立てる組立図板上に配設され、予め定められた
所定の三次元形状に形成するためにワイヤーハーネスを
構成する電線を支持するワイヤーハーネスの三次元布線
用電線支持具であって、上記三次元布線用電線支持具を
組立図板上に固定するための固定部と、上記固定部の上
に設けられた基部と、上記基部の一方側に、組立図板に
対して略平行に所定量突出した状態で設けられ、ワイヤ
ーハーネスを構成する幹電線束を支持して水平方向に布
線する第1の支持部と、上記基部に回動可能に連結され
ており、第1の支持部と反対側に組立図板に対して略平
行に突出した状態と、組立図板に対して直交方向上方へ
伸びる状態とに切り換え可能であり、上記幹電線束から
分岐された分岐電線束を支持する第2の支持部と、第2
の支持部に備えられ、第2の支持部の長さを変化させる
長さ調整手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に係るワイヤーハーネスの
三次元布線用電線支持具は、請求項1記載のワイヤーハ
ーネスの三次元布線用電線支持具において、上記第2の
支持部は、上記基部に連結された側に設けられ、その軸
方向が、第2の支持部が伸びる方向に沿わされた筒状部
材と、上記筒状部材に挿入支持され、上記分岐電線束の
先端部を支持する支持部本体とを有しており、上記長さ
調整手段は、上記筒状部材の軸方向に沿って形成された
所定長さの案内溝と、上記支持部本体に設けられ、上記
案内溝にスライド可能に係合された突起を有することを
特徴とするものである。
【0012】さらに、請求項3に係るワイヤーハーネス
の三次元布線用電線支持具は、請求項2記載のワイヤー
ハーネスの三次元布線用電線支持具において、上記案内
溝には、上記突起が係合することによって、上記支持部
本体の軸方向の回りの回転を規制する回転規制溝部が備
えられていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1に係るワイヤーハーネスの三次元布線
用電線支持具によれば、第1の支持部によって、ワイヤ
ーハーネスを構成する幹電線束を支持して水平方向に布
線することができる。また、この第1の支持部により、
上記幹電線束から分岐される分岐電線束が水平方向に分
岐される。この分岐電線束は、第2の支持部に支持さ
れ、水平方向に布線される。この状態で、第2の支持部
を基部に対して回動させ、上方へ立ち上げる。これによ
り、一旦水平方向に布線されていた上記分岐電線束は、
上下方向への布線作業を施すことなく水平方向の分岐か
ら上下方向の分岐へと変化される。
【0014】このとき、長さ調整手段により第2の支持
部の長さを変化させ、上記分岐電線束を水平方向の分岐
から上下方向の分岐へと変化させた際の、当該電線の弛
みを矯正することができる。しかも、幹電線束は第1の
支持部により基部から所定量突出した状態で支持され、
分岐電線束は、第2の支持部によって幹電線束の上方へ
立ち上げられるので、上記分岐電線束と第2の支持部と
の間には所定の隙間が形成される。これにより、上下方
向に分岐された分岐電線束にテーピング等を施して結束
する際に、第2の支持部が邪魔になることがない。
【0015】また、請求項2に係るワイヤーハーネスの
三次元布線用電線支持具によれば、支持部本体に設けら
れた突起を筒状部材に形成された案内溝に沿ってスライ
ドさせることにより、筒状部材に対して支持部本体を簡
単に移動させることができる。さらに、請求項3に係る
ワイヤーハーネスの三次元布線用電線支持具によれば、
上記突起を案内溝の回転規制溝部に係合させることによ
り、上記支持部本体の軸方向回りの回転を規制すること
ができる。
【0016】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2は、この発明の一実施例に係るワイヤーハ
ーネスの三次元布線用支持具(以下、「支持具」とい
う)Aを用いて、組立図板10上でワイヤーハーネスW
Hの組立てを行なっている状態を示した斜視図である。
【0017】図2を参照して、ワイヤーハーネスWH
は、組立図板10上に複数配置された支持部材11によ
って支持されており、予め定められた三次元的形状に形
成される。すなわち、本実施例では、ワイヤーハーネス
WHを構成する幹電線束E1が水平方向に布線されてい
る。この幹電線束E1からは、分岐電線束E2,E3が
分岐されている。この分岐電線束E3の先端には、コネ
クタCが取付けられる。このコネクタCは支持具Aに引
っ掛けられており、分岐電線束E3が上方に立ち上げら
れている。なお、参照符号Tは、上記幹電線束E1を構
成する電線がばらばらにならないように結束した結束テ
ープを示している。
【0018】支持具Aは、当該支持具Aを組立図板1
0上に固定するための固定部20と、この固定部20
の上端に設けられた基部30と、この基部30の一方
側に突設された第1の支持部40と、上記基部30の
他方側、すなわち第1の支持部40の反対側に設けられ
た第2の支持部50とを有している。本実施例の特徴と
するところは、第2の支持具50が、基部30に回動可
能に連結されており、電線を水平方向に支持するために
組立図板10に対して平行になる水平姿勢と、上記電線
を水平方向に支持したまま上下方向へ立ち上げるために
組立図板10に対して垂直になる上下姿勢とに姿勢変化
が可能となっている点にあり、これにより、上下方向へ
布線する布線作業をすることなく上記電線を上下方向に
分岐させてワイヤーハーネスWHを三次元的に組み立て
ることができる点にある。
【0019】以下、支持具Aについて詳述する。図3
は、水平姿勢にある支持具Aの拡大斜視図であり、図4
は、図3の状態から第2の支持具50を矢印の方向へ回
動させた上下姿勢にある支持具Aの一部破断拡大斜視図
である。図3および図4を参照して、支持具Aの固定部
20は丸棒からなり、その下端にワッシャ21が形成さ
れている。そして、このワッシャ21と図示しないナッ
トとにより組立図板10を挟みこむことにより、支持具
Aが組立図板10上に固定されるようになっている。
【0020】基部30は、図に示すように、横断面の形
状がコ字状となっている。図示していないが、基部30
の底面部には底板が設けられており、この底板に上記固
定部20の上端が取付けられている。第1の支持部40
は、基端41a側が基部30の背面31に取付けられた
L字部材41と、このL字部材41の先端41bに一体
的に形成されたU字部材42とを有している。また、L
字部材41の基端41aと先端41bとは、それぞれ所
定の水平距離および垂直距離Dを有している(図4参
照)。
【0021】第2の支持部50は、筒状部材51と、後
述する長さ調整手段としてのスライド機構60を介して
筒状部材51の軸方向にスライド可能な状態で支持され
た支持部本体52とを有している。筒状部材51の基端
部51aは、直方体のブロック状に形成されている。こ
の基端部51aは、上記基部30の内側に挿入されてお
り、水平姿勢の状態で第1の支持部40と反対側に突出
するように、回動軸32を介して連結されている。
【0022】また、この第2の支持部50は、以下の姿
勢保持機構を介して上記基部30に連結されている。こ
の姿勢保持機構は、図示しないが、上記基端51aにね
じ込まれたプランジャと、このプランジャが係合する、
基部30の内壁面33に形成された凹部とからなる。こ
の凹部は、第2の支持部50が水平姿勢および上下姿勢
にある場合に、それぞれ上記プランジャの先端が係合す
る位置に設けられており、上記プランジャと凹部とが係
合することにより上記両姿勢が保持されるようになって
いる。なお、参照符号34は、上記プランジャを挿抜す
るための挿抜孔であり、参照符号35は、第2の支持部
50が水平姿勢および上下姿勢にある場合に、上記基端
部51aが当接して第2の支持部50を水平姿勢および
上下姿勢に安定させるための当接軸を示している。
【0023】次に図5を参照して上記スライド機構60
について説明する。図5は、上記第2の支持部50の先
端部分の拡大分解斜視図である。先ず、上記筒状部材5
1は、円形パイプからなる筒部51bを有しており、こ
の筒部51b内に支持部本体52が挿入されている。こ
の支持部本体52は、上記第1の支持部40と同様のも
のであり、筒部51bに挿入されるL字部材52aと、
このL字部材52aの先端に一体的に形成されたU字部
材52bとを有している。また、第1の支持部40の寸
法に合わせて、上記L字部材52aの屈曲部52dから
先端部までの距離は、寸法Dに設定されている。
【0024】上記スライド機構60は、上記筒部51b
に形成された案内溝61と、上記L字部材52bの端部
に形成されたねじ部52cにねじ込まれ、上記案内溝6
1に係合して、当該案内溝61に沿ってスライドされる
把手62とを有している。この案内溝61の所定長さと
は、上記寸法Dの2倍(2D)である。そして、この把
手62を持って、案内溝61に沿ってスライドさせるこ
とにより、支持部本体52がスライドし、第2の支持部
50の長さが寸法2Dだけ伸縮するようになっている。
【0025】上記案内溝61は、筒部51bの軸方向に
沿って形成されたスライド部61aと、このスライド部
61aの両端にそれぞれ連続して形成された第1のロッ
ク部61bおよび第2のロック部61cとを有してい
る。第2のロック部61cは、逆L字状をしており、ス
ライド部61aの端部から上記筒部51bの周方向に沿
って延びた後、筒状部材51の基端51a側へ回り込ん
だ状態で形成されている。
【0026】そして、このロック部61cが、支持部本
体52の軸方向の回りの回転を規制する回転規制溝部を
構成している。すなわち、ロック部61cに把手62を
係合させることにより、支持部本体52を伸長した状態
にロックすることができると共に、支持部本体52の、
軸方向回りの回転を規制することができる。また、ロッ
ク部61bに把手62を係合させることにより、支持部
本体52を短縮した状態にロックすることができる。
【0027】なお、上記把手62をねじ込んで、支持部
本体52と筒状部材51とを締結した状態で、上記支持
部本体52のロックを行なうようにしても良い。次に、
図1および図2を参照して、ワイヤーハーネスを三次元
的形状に形成する手順を示す。図1(a)を参照して、
第2の支持部50を水平姿勢にする。この状態で、ワイ
ヤーハーネスWHを構成する電線のうち幹電線束E1と
なる電線を第1の支持部40によって支持し、水平方向
に布線する。次に、この幹電線束E1から分岐される分
岐電線束E3を構成する電線を水平方向に分岐させ、こ
の電線の先端に取付けられたコネクタCを第2の支持部
50の支持部本体52に引っ掛ける。これにより、分岐
電線束E3が、一旦水平方向に布線される。
【0028】そして、第2の支持部50を回動させ、図
1(b)に示す上下姿勢に姿勢変化させる。これによ
り、上記分岐電線束E3は、水平方向の分岐から上下方
向の分岐へと変化される。このとき、スライド機構60
によって支持部本体52をスライドさせ、第2の支持部
50を寸法2Dだけ伸ばす。これにより、分岐電線束E
3を水平方向の分岐から上下方向の分岐へ変化させたと
きに生じる電線の弛みを矯正して正確に分岐電線E3を
形成することができる。すなわち、たとえば短縮状態の
第2の支持部50の長さをLとすれば、水平方向に布線
された分岐電線E3の長さはL+Dとなる((a)
図)。一方、第2の支持部50が上下姿勢にある場合に
は、第1の支持具40に支持された幹電線束E1と第2
の支持部50の支持部本52に支持された分岐電線束E
3との距離はL−Dとなる((b)図)。従って、第2
の支持部50を姿勢変化させた際に生じる寸法差は2D
であり、仮に、第2の支持部50が、(b)図の点線に
示すような短縮状態のままであれば上記寸法2D分だけ
分岐電線束E3が弛むことになる。これに対して、本実
施例では、上記スライド機構60によって上記電線の弛
みを矯正することができる。
【0029】そして、上記分岐電線束E3にテーピング
を施して分岐電線束E3がばらばらにならないように結
束する。以上のように本実施例によれば、一旦水平方向
に布線されていた上記分岐電線束E3を、従来から困難
であった上下方向への布線作業を施すことなく水平方向
の分岐から上下方向の分岐へと変化させると共に、スラ
イド機構60によって、分岐電線束E3を水平方向の分
岐から上下方向の分岐へと変化させる際に、分岐電線束
E3の弛みを簡単に矯正することができるので、ワイヤ
ーハーネスWHを簡単容易に三次元的形状に形成し、組
立作業の作業性を向上させることができる。
【0030】しかも、幹電線束E1は第1の支持部40
により基部30から寸法Dだけ突出した状態で支持さ
れ、分岐電線束E3は、第2の支持部50によって幹電
線束E1の上方へ立ち上げられるので、上記分岐電線束
E3と第2の支持部50との間には上記寸法Dだけ隙間
が形成される。これにより、上下方向に分岐された分岐
電線束E3にテーピング等を施して結束する際に、第2
の支持部50が邪魔になることがなく、上記組立作業が
一層容易になり作業性が向上する。
【0031】また、ロック部61cにより、上記支持部
本体52の軸方向の回りの回転を規制することができ
る。これにより、組立作業時において、分岐電線束E3
の回転を防止して確実に分岐電線束E3を固定すること
ができ、上記組立作業がよりしやすくなる。特に本実施
例では、姿勢保持機構により、第2の支持具50の姿勢
を水平姿勢および上下姿勢に保持し、組立作業時におけ
る第2の支持部50ががたつくのを防止することができ
るので、なお一層上記組立作業がしやすくなる。
【0032】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、次のような変形例が考えられえる。図6
および図7は、第2の支持部50の支持部本体52の変
形例を示したものである。以下、順に説明する。図6を
参照して、この支持部本体100は、雄ねじが形成され
た取付部101が上記L字部材52aの先端に設けられ
た図示しない雌ねじ部にねじ込まれて固定されている。
支持部本体100は、一対のベース板102と、このベ
ース板102に挟み込まれた一対の電線挟持部材103
を有している。この電線挟持部材103は、所定量弾性
的に拡開できるようになっている。また、電線挟持部材
103とベース板102とにより囲まれる部分の内側に
は、弾性ベルト104が取付けられている。
【0033】そして、図に示すように、分岐電線束E3
を、対向する電線挟持部材103の間に押し付けると、
電線挟持部材103が拡開して分岐電線束E3が電線挟
持部材103の内側に案内される。この電線挟持部材1
03の内側へ案内された分岐電線束E3は、弾性ベルト
104により所定の緊迫力で保持されると共に、分岐電
線束E3の先端に取付けられたコネクタCが電線挟持部
材103によって保持される。その他の構成は、上記一
実施例と同様の構成である。
【0034】また、図7を参照して、この支持部本体2
00は、上記取付部101に一対のコ字状部材201が
設けられており、この一対のコ字状部材201に、ゴム
板202が挟み込まれている。このゴム板202の中央
部には、円形の切欠部203が形成されている。また、
ゴム板202の、上記取付部101と反対側の縁部には
切込み204が形成されている。
【0035】そして、図に示すように、分岐電線束E3
を上記切込み204部分に押し付けると、ゴム板202
が変形して開き、分岐電線束E3が切欠部203内に挿
入される。この切欠部203内に挿入された分岐電線束
E3は、ゴム板202により保持されると共に、分岐電
線束E3の先端に取付けられたコネクタCがコ字状部材
201によって保持される。その他の構成は、上記一実
施例と同様の構成である。
【0036】以上のように、種々の支持部本体を使用す
ることにより、ワイヤーハーネスWHを仕様に合わせて
簡単容易に組み立てることができる。なお、上記一実施
例において、長さ調整手段としてのスライド機構60の
変更例として、実開平4−99313号公報に開示され
た、案内杵のスライドおよびロック機構を利用すること
もできる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明により、請求項1の発明によ
れば、一旦水平方向に布線された分岐電線束を、上下方
向への布線作業を施すことなく、第2の支持部を回動さ
せるだけで、電線の弛みを矯正しながら水平方向の分岐
から上下方向の分岐へと変化させることができるので、
ワイヤーハーネスを簡単容易に三次元的形状に組み立て
ることができる。しかも、上下方向に布線された分岐電
線束と第2の支持部との間には隙間が形成されるので、
上記分岐電線束にテーピングを施すときに第2の支持部
が邪魔にならず、一層組立作業が容易になる。
【0038】また、請求項2の発明によれば、第2の支
持部の支持部本体に設けられた突起を、第2の支持部の
筒状部材に形成された案内溝に沿ってスライドさせると
いう簡単な構造で、第2の支持部の長さを変化させて簡
単に電線の弛みを矯正することができ、好ましい。さら
に、請求項3に係るワイヤーハーネスの三次元布線用電
線支持具によれば、ワイヤーハーネスの組立作業中に、
分岐電線束を確実に固定することができるので、より一
層組立作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワイヤーハーネスの三
次元布線用支持具を用いて、組立図板上でワイヤーハー
ネスの組立てを行う手順を示した正面図である。 (a)第2の支持部が水平姿勢にある場合を示した正面
図である。 (b)第2の支持部が上下姿勢にある場合を示した正面
図である。
【図2】本発明の一実施例に係るワイヤーハーネスの三
次元布線用支持具を用いて、組立図板上でワイヤーハー
ネスの組立てを行っている状態を示した斜視図である。
【図3】第2の支持部が水平姿勢にある場合を示した斜
視図である。
【図4】第2の支持部が上下姿勢にある場合を示した斜
視図である。
【図5】第2の支持部の先端部の斜視図である。
【図6】第1の変形例に係る支持部本体を使用したワイ
ヤーハーネスの三次元布線用支持具の斜視図である。
【図7】第2の変形例に係る支持部本体を使用したワイ
ヤーハーネスの三次元布線用支持具の斜視図である。
【図8】従来のワイヤーハーネスの三次元布線用支持具
を用いてワイヤーハーネスの組立を行なっている状態を
示した斜視図である。
【符号の説明】
A ワイヤーハーネスの三次元布線用支持具 WH ワイヤーハーネス E1 幹電線束 E3 分岐電線束 10 組立図板 20 固定部 30 基部 40 第1の支持部 50 第2の支持部 51 筒状部材 51b 筒部 52 支持部本体 60 スライド機構(長さ調整手段) 61 案内溝 61a スライド部 61b ロック部 61c ロック部(回転規制溝部) 100 支持部本体 200 支持部本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスを組み立てる組立図板上
    に配設され、予め定められた所定の三次元形状に形成す
    るためにワイヤーハーネスを構成する電線を支持するワ
    イヤーハーネスの三次元布線用電線支持具であって、 上記三次元布線用電線支持具を組立図板上に固定するた
    めの固定部と、 上記固定部の上に設けられた基部と、 上記基部の一方側に、組立図板に対して略平行に所定量
    突出した状態で設けられ、ワイヤーハーネスを構成する
    幹電線束を支持して水平方向に布線する第1の支持部
    と、 上記基部に回動可能に連結されており、第1の支持部と
    反対側に組立図板に対して略平行に突出した状態と、組
    立図板に対して直交方向上方へ延びる状態とに切り換え
    可能であり、上記幹電線束から分岐された分岐電線束を
    支持する第2の支持部と、 第2の支持部に備えられ、第2の支持部の長さを変化さ
    せる長さ調整手段とを有することを特徴とするワイヤー
    ハーネスの三次元布線用電線支持具。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネスの三次元
    布線用電線支持具において、 上記第2の支持部は、 上記基部に連結された側に設けられ、その軸方向が、第
    2の支持部が延びる方向に沿わされた筒状部材と、 上記筒状部材に挿入支持され、上記分岐電線束の先端部
    を支持する支持部本体とを有しており、 上記長さ調整手段は、 上記筒状部材の軸方向に沿って形成された所定長さの案
    内溝と、 上記支持部本体に設けられ、上記案内溝にスライド可能
    に係合された突起を有することを特徴とするワイヤーハ
    ーネスの三次元布線用電線支持具。
  3. 【請求項3】請求項2記載のワイヤーハーネスの三次元
    布線用電線支持具において、 上記案内溝には、上記突起が係合することによって、上
    記支持部本体の軸方向の回りの回転を規制する回転規制
    溝部が備えられていることを特徴とするワイヤーハーネ
    スの三次元布線用電線支持具。
JP6119289A 1994-05-31 1994-05-31 ワイヤーハーネスの三次元布線用電線支持具 Pending JPH07326237A (ja)

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