JPH0732676Y2 - 壁の防火目地構造 - Google Patents

壁の防火目地構造

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JPH0732676Y2
JPH0732676Y2 JP12944488U JP12944488U JPH0732676Y2 JP H0732676 Y2 JPH0732676 Y2 JP H0732676Y2 JP 12944488 U JP12944488 U JP 12944488U JP 12944488 U JP12944488 U JP 12944488U JP H0732676 Y2 JPH0732676 Y2 JP H0732676Y2
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弘昭 今田
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパネルを用いて形成した壁体の防火目地構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般にパネルを用いて壁、例えば横張り、または縦張り
状で内、外壁を形成した際には、パネル端部の継目、所
謂、目地部の構造が防火、防水、外観、および施工上か
らも大きなネックとなっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
すなわち、火災の場合、通常目地部は鉄板一枚しか存在
せず間柱、胴縁等の壁下地を燃焼する欠点があった。ま
た防水上は釘頭部、およびパネルの突き合わせ部分から
雨水が壁の裏面に漏洩する不利があった。さらに、この
種の目地を改善したものとしては、実公昭54-26647号が
知られている。しかし、この構造では、クリップの加
工が容易でないばかりでなく、材料の無駄が多すぎる
と共に、帯状座板の長手方向の両端部に防水用舌片が
なく、雨水の壁裏面への漏洩がある。合掌爪は弾性変
形が容易な形状のため、帯状カバーが離脱しやすい。
外壁板の端部間に大きな空隙、特に合掌爪が変形しうる
間隙を必要とするため目地部の断熱性が悪い。外装板
の端部に加工が必要である。などの欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこのような欠点を除去するため、例えば一枚の
板体を略T字状断面に形成した係止体と、係止舌片を設
けたカバーと、前記した壁下地材と係止体間に設けた防
火性無機シートと、長尺状のパネルとから構成し、断熱
性、防火性を大幅に改善した壁の防火目地構造を提案す
る。
〔考案の構成〕
以下に、図面を用いて本考案に係る壁の防火目地構造
(以下、単に目地という)の一実施例について詳細に説
明する。第1図は上記目的を示す縦断面図であり、1
係止体、5はカバー、11は防火性無機シート、12はパネ
ル、αは間柱等の壁下地材、βは固着具、γはコーキン
グ材である。さらに説明すると、係止体1は第2図
(a)に示すように、長尺体、例えば金属板、合成樹脂
板、あるいはこれらの組合わせからなり、ロール成形、
折り曲げ加工、プレス加工、あるいは押し出し加工、引
き抜き加工、射出成形、さらにはこれらの組み合わせに
より、縦断面を略T字状に形成し、主に防水下地材、隔
離壁、ガイド、胴縁への取付部、後記する防火性無機シ
ート11の目地幅より広幅での押圧固定部、および係止部
として役立つものである。すなわち、係止体1は長尺の
垂直面部2の表面2aの短尺方向に対して中央部に長手方
向に沿って突設した水平面部3と、水平面部3の上部に
垂直面部2とのなす角度を直角に近い鈍角、所謂僅わず
かな傾斜面をもって形成した上部水平面3aと、水平面部
3の下部に垂直面部2と直角の角度をもって形成した下
部水平面3bとから形成したものである。また前記水平面
部3先端の嵌挿部4は、断面が等辺、不等辺台形状、菱
形、正方形、四角、半円形、楕円形などの蟻溝状とし、
後記するカバー5を嵌挿した後、これらを外力に対し離
脱しないように係止し得る形状であればよい。またカバ
5は(b)図に示すように弾性を有する長尺体、例え
ば金属板(カラー鋼板、塩ビ鋼板、アルミニウム板、ス
テンレス板、銅板など)、合成樹脂板などを前記係止体
1同様、ロール成形、折り曲げ加工、プレス加工、ある
いは押し出し加工、引き抜き加工、射出成形、さらには
これらの組合わせにより、断面L字状で、その短尺状の
化粧面6上端を内方に略直角に近い鈍角に折り曲げて形
成した挿入片7と、該挿入片7先端部に形成した係止舌
片8と、前記L字状化粧面下端に設けた端部片9、及び
安定片10からなるものである。さらに説明すると、カバ
5は主に目地部13、目地部13を形成するパネル12の端
部、およびパネル12の端部に脳天打ちなどして打設した
固着具βの頭部で特に下方に位置する方をパネル装着後
に覆い、化粧面、防水面として機能するものである。ま
た防火性無機シート11はロックウール、グラスウール、
セラミックウール、炭素繊維の各フェルト、さらに発泡
石膏シート(商品名KGシート)、又はこれらシートに防
火剤等を添加したシート状物で厚さ1〜10mm程度であ
る。
次に、施工例を第1図を用いて簡単に説明すると、間柱
等の壁下地材α上に複数枚の防火性無機シート11をパネ
ル12の長さに応じたピッチ、所謂目地部13となる位置に
目地部13をほぼ中央にして広幅に配設し、さらに同じ位
置に、防火性無機シート11を覆うように前記ピッチ毎に
複数本の係止体1を敷設すると共に、その垂直面部2を
釘等の固着具βを介して固定する。次に各パネル12の端
部を垂直面部2の表面2aに載せこれを覆うと共に、これ
らパネル12の端部端面を上部水平面3a、下部水平面3bに
接触させた状態で、この部分を脳天打ちしてパネル12を
固定する。その後で嵌挿部4に対し、カバー5を挿入片
7がカバー5の上方に位置するように嵌合して目地部13
を第1図に示す断面の防火目地構造とする。
以上説明したのは本考案に係る目地の一実施例にすぎ
ず、第3図(a)〜(m)〜第9図に示すように係止体
1、カバー5、防火性無機シート11、目地部13を形成する
こともできる。つまり第3図(a)〜(e)、(g)〜
(i)、(l)に示すようにロール成形、折り曲げ加
工、プレス加工、あるいは(j)、(k)、(m)図の
ように押し出し、引き抜き、射出成形による加工により
縦断面を略T字状に形成したものである。具体的に説明
すると(a)、(b)は嵌挿部4を三角形状、あるいは
四角形状としたもの、(c)図は複数対の突出リブ4aを
形成した嵌挿部4、(d)図は突出リブ4aを半円状と
し、対面を平坦面とした嵌挿部4、(e)図は嵌挿部4
を楕円形とした係止体1、(f)図は(e)図と同様の
嵌挿部4の形状で、表面2aに凸リブ2bを形成した押出
し、あるいは射出成形による係止体1、(g)図は嵌挿
部4を円形とした他は(e)図と同様としたもの、
(h)、(l)は嵌挿部4の突出リブ4aを直角三角形、
あるいは台形状とした係止体1、(j)図は嵌挿部底片4
bを垂直面部2と面一とした係止体1、(k)図は一対の
突出リブ4aを嵌挿部4途中に形成したほかを(j)図と
同様とした係止体1、(m)図は(h)図の形状を押出
し、あるいは射出成形により形成したものである。ま
た、カバー5は第4図(a)、(c)、(d)、
(f)、(g)、(j)〜(l)に示すようにプレス加
工、折り曲げ加工、ロール成形、あるいは(b)、
(e)、(h)図に示すように押し出し、引き抜き、射
出成形したものである。さらにカバー5の具体例を説明
すると第4図(a)は係止舌片8を下ハゼ状に形成し、
さらにL字状の化粧面6角部を四角形状に突出したリブ
6aとし、化粧面6下端を直角折り曲げによる四角形の端
部片9及び安定片10としたカバー5、(b)図は中空押
出し成形からなるカバー5で、リブ6aを四角形としたも
の、(c)図はリブ6aを半円形とし、さらに係止舌片8
を千鳥状ハーフピアス8aとしたもの、(d)図はリブ6a
を三角形状とし、さらに係止舌片8を部分突起8bとした
もの、(e)図は(b)図と同様に中空押出し成形品で
リブ6a及び端部片9、安定片10を中空円形としたもの、
(f)図はリブ6aを密着折り曲げとし、係止舌片8を正
逆折り曲げのくり返しとし、さらに端部片9及び安定片
10を傾斜面としたカバー5、(g)図はリブ6aを屈曲リ
ブに、端部片9を傾斜面とした他を(a)図と同様に形
成したカバー5、(h)図は押出し、射出成形品で外観
を(b)図と同様にしたカバー5、(i)図はリブ6aな
しで(c)図と同様の形状、(j)図は部分突起8bを片
面のみに形成した他(d)図と同様としたもの、(k)
図は係止舌片8の折り曲げ角度を部分的に異ならしめ、
端部片9及び安定片10を単なるハゼ折りとしたカバー
5、(l)図はリブ6aを密着折り曲げとし、係止舌片8
を上ハゼ状に形成して、さらに端部片9及び安定片10を
直角折り曲げの四角形状としたカバー5である。次に防
火性無機シート11の形状は例えば第5図(a)〜(d)
に示すように半円状、三角形状、台形状、半楕円状の凸
リブ11aを所定ピッチで形成したり、(e)〜(h)図
に示すように半円、三角形、台形、半楕円状の凹溝を11
bを所定ピッチで敷設したり、さらに(i)、(k)図
に示すように表、裏面の両方に前記した凸リブ11aを形
成したり、(l)図に示すように凸リブ11a、凹溝11bの
組み合わせた防火性無機シート11とすることもできる。
さらにパネル12を第6図(a)〜(n)〜第8図(a)
〜(j)に示すように形成することもできる。また、図
示しないが、カバー5をエンボス加工板で形成すること
もできる。その他、第9図に示すようにカバー5を使用
せず、シリコン系のコーキング材γで処理した目地とす
ることも可能である。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係る壁の防火目地構造では、
上部水平面及び挿入片を僅かに傾斜したため、水切り効
果が向上する特徴がある。また防火上最弱点である目
地部の上下両方の裏面に目地幅より広く鉄板及び防火性
無機シートを配設したため、防火性能が大きく向上する
特徴がある。パネル施工の際には係止体の水平面部を
ガイドとして利用できるため目地部間隔に気をつける必
要がなく、施工性に優れた特徴がある。さらに構造が
簡単な係止体とカバーのため安価に生産できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る壁の防火目地構造の一実施例を示
す縦断面図、第2図(a)、(b)は係止体、カバーの
代表的な一例を示す斜視図、第3図(a)〜(m)は係
止体のその他の実施例を示す説明図、第4図(a)〜
(l)はカバーのその他の実施例を示す説明図、第5図
(a)〜(l)は防火性無機シートのその他の実施例を
示す縦断面図、第6図(a)〜(n)、第7図(a)〜
(p)、および第8図(a)〜(j)はパネルのその他
の実施例を示す説明図、第9図は目地部のカバーを使用
しない目地構造を示す説明図である。1 ……係止体、4……嵌挿部、5……カバー、8……係止
舌片、11……防火性無機シート、12……パネル、13……
目地部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺体の垂直面部と、該垂直面部の短尺方
    向に対して中央部に長手方向に沿って突設した上部水平
    面、下部水平面とからなる水平面部と、該上部水平面、
    該下部水平面のうち少なくとも一方を直角に近い鈍角と
    し、さらに該水平面部の先端部に形成した蟻溝状断面の
    嵌挿部とから縦断面を略T字状に形成した係止体と、前
    記上部水平面、下部水平面に突き合わせたパネルと、縦
    断面がL字状の長尺体で、弾性を有し、その短尺方向の
    化粧面上端を内方に略直角に近い鈍角に折り曲げて形成
    した挿入片と、該挿入片先端部に形成した係止舌片と、
    該化粧面下端を内方に折り曲げ、あるいは傾斜した端部
    片と、該端部片先端を上方に壁材と平行に折り曲げた安
    定片からなるカバーとを備え、前記係止体の垂直面部の
    裏面に長尺の防火性無機シートを介在させて壁下地材上
    に固定し、該壁下地材上に前記パネルを配設すると共
    に、互いに連結されるパネルの目地となる端部で、前記
    係止体の垂直面部を覆い、かつ、これらパネルの端部端
    面を前記上部水平面、および前記下部水平面に接触させ
    た状態で各パネルの目地となる端部を壁下地材に固着具
    を介して固定し、また、前記カバーの挿入片を上記係止
    体の嵌挿部に弾性変形を介して嵌合し、固着具及び目地
    部の一部を前記カバーで覆ったことを特徴とする壁の防
    火目地構造。
JP12944488U 1988-10-01 1988-10-01 壁の防火目地構造 Expired - Lifetime JPH0732676Y2 (ja)

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