JPH07327060A - 自動周波数制御回路 - Google Patents
自動周波数制御回路Info
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- JPH07327060A JPH07327060A JP6121277A JP12127794A JPH07327060A JP H07327060 A JPH07327060 A JP H07327060A JP 6121277 A JP6121277 A JP 6121277A JP 12127794 A JP12127794 A JP 12127794A JP H07327060 A JPH07327060 A JP H07327060A
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Landscapes
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、複数副搬送波信号の受信装置の自
動周波数制御回路の引き込みの高速化を目的とする。 【構成】 準同期型復調器の自動周波数制御回路に、複
数の副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分の
中心を0Hzとする基底帯域に変換する直交変換器1が
も受けられる。この後段の複数の副搬送波分離部21は
基底帯域に変換された各副搬送波の中心付近を0Hzと
して各副搬送波で伝送される情報の低域幅とほぼ等しい
帯域を抽出する。周波数弁別器22は複数の副搬送波分
離部21の各出力を0Hzを中心として周波数弁別す
る。切り換え手段23は周波数弁別器22の複数の出力
を択一に選択する。ループフィルタ3は切り換え手段2
3の出力を平滑化する。ループフィルタ3の出力を制御
信号として周波数を制御する可変周波数発振器4はその
出力を基に、直交変換器1に変換を行わせる。
動周波数制御回路の引き込みの高速化を目的とする。 【構成】 準同期型復調器の自動周波数制御回路に、複
数の副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分の
中心を0Hzとする基底帯域に変換する直交変換器1が
も受けられる。この後段の複数の副搬送波分離部21は
基底帯域に変換された各副搬送波の中心付近を0Hzと
して各副搬送波で伝送される情報の低域幅とほぼ等しい
帯域を抽出する。周波数弁別器22は複数の副搬送波分
離部21の各出力を0Hzを中心として周波数弁別す
る。切り換え手段23は周波数弁別器22の複数の出力
を択一に選択する。ループフィルタ3は切り換え手段2
3の出力を平滑化する。ループフィルタ3の出力を制御
信号として周波数を制御する可変周波数発振器4はその
出力を基に、直交変換器1に変換を行わせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数副搬送波信号の受
信装置の自動周波数制御回路に関し、特に本発明は単一
搬送波信号の受信装置の自動周波数制御回路に応用する
ことに関する。
信装置の自動周波数制御回路に関し、特に本発明は単一
搬送波信号の受信装置の自動周波数制御回路に応用する
ことに関する。
【0002】
【従来の技術】陸上移動通信において、周波数の有効利
用を図るため多値QAM(直交振幅変調:Quadrature A
mplitude Modulation)方式の適用が提案されている。
この陸上移動通信用QAMにおいては、受信機側で搬送
波再生を行わず、受信機で独立に動作する局部信号発振
器を基に検波を行う準同期復調が一般的である。この準
同期復調において、送信機側及び受信機側にある局部信
号発振器相互間には周波数オフセットが存在し、このオ
フセットを除去するためにAFC(AutomaticFrequency
Controller)が使用されているが、AFCがアナログ
方式の場合には小型化に限界があり、また、フェージン
グが大きい場合には引き込み範囲が狭くなる。このた
め、パイロットシンボルを利用したフェージングひずみ
補償方式に、ディジタル信号処理のよる周波数オフセッ
ト検出機能を付加するものとして、郵政省通信総合研究
所季報Vol.39 No.1 pp.47-52「陸上移動通信用多値QA
M方式における受信周波数オフセットの補償方式」に発
表されている。
用を図るため多値QAM(直交振幅変調:Quadrature A
mplitude Modulation)方式の適用が提案されている。
この陸上移動通信用QAMにおいては、受信機側で搬送
波再生を行わず、受信機で独立に動作する局部信号発振
器を基に検波を行う準同期復調が一般的である。この準
同期復調において、送信機側及び受信機側にある局部信
号発振器相互間には周波数オフセットが存在し、このオ
フセットを除去するためにAFC(AutomaticFrequency
Controller)が使用されているが、AFCがアナログ
方式の場合には小型化に限界があり、また、フェージン
グが大きい場合には引き込み範囲が狭くなる。このた
め、パイロットシンボルを利用したフェージングひずみ
補償方式に、ディジタル信号処理のよる周波数オフセッ
ト検出機能を付加するものとして、郵政省通信総合研究
所季報Vol.39 No.1 pp.47-52「陸上移動通信用多値QA
M方式における受信周波数オフセットの補償方式」に発
表されている。
【0003】また、受信信号の周波数に対する局部発振
周波数の偏差が大きい場合に、引き込みを迅速に行うた
めに、特開平2−203645号公報に記載の準同期型
復調器がある。これには、QPSK(Quadrature Phase
Shift Keying)の場合にディジタル周波数弁別器を用
い、この小型化が行われたAFCが記載されており、以
下に説明する。
周波数の偏差が大きい場合に、引き込みを迅速に行うた
めに、特開平2−203645号公報に記載の準同期型
復調器がある。これには、QPSK(Quadrature Phase
Shift Keying)の場合にディジタル周波数弁別器を用
い、この小型化が行われたAFCが記載されており、以
下に説明する。
【0004】図12は従来の準同期型復調器のAFCの
概略構成を示す図である。本図に示すように、準同期復
調器は、入力信号をI軸信号とQ軸信号とに分離する直
交変換を行う直交変換器1を具備する。直交変換器1は
その出力が図示しない復調部に接続されかつ周波数弁別
器2に接続される。周波数弁別器2は、中心周波数が弁
別器のS字特性の中央からどちらかにずれることによっ
てその出力の極性が正負に変化する。周波数弁別器2の
出力を入力するループフィルタ3は低域通過フィルタで
あり、一定の時定数を有し信号成分を除去しDC成分だ
けを抽出するようにしたものである。直交変換器1に接
続される可変周波数発振器4はループフィルタ3により
前記DC成分が負帰還され周波数が制御される。この周
波数弁別器2では、AFCの小規模化を図るために、4
逓倍器を除去し、そのクロックは、変調信号のシンボル
をτとすると、τ/2に設定されている。この4逓倍器
は余分な変調データを除去するために設けられていたも
のである。
概略構成を示す図である。本図に示すように、準同期復
調器は、入力信号をI軸信号とQ軸信号とに分離する直
交変換を行う直交変換器1を具備する。直交変換器1は
その出力が図示しない復調部に接続されかつ周波数弁別
器2に接続される。周波数弁別器2は、中心周波数が弁
別器のS字特性の中央からどちらかにずれることによっ
てその出力の極性が正負に変化する。周波数弁別器2の
出力を入力するループフィルタ3は低域通過フィルタで
あり、一定の時定数を有し信号成分を除去しDC成分だ
けを抽出するようにしたものである。直交変換器1に接
続される可変周波数発振器4はループフィルタ3により
前記DC成分が負帰還され周波数が制御される。この周
波数弁別器2では、AFCの小規模化を図るために、4
逓倍器を除去し、そのクロックは、変調信号のシンボル
をτとすると、τ/2に設定されている。この4逓倍器
は余分な変調データを除去するために設けられていたも
のである。
【0005】図13は図12の周波数関係を示す図であ
る。本図の横軸はクロック間の信号空間回転角に対応し
縦軸はその出現確率を示す。入力信号は搬送波周波数f
cに対して、台形1234の形状の変調信号をなす。可
変周波数発振器4は発信周波数f1の信号を出力する。
入力信号は、可変周波数発振器からの出力信号を基に直
交変換器1により直交変換され、直交変換後には直交変
換前の搬送波周波数fc→fc−f1となり、直交変換
前の周波数f1→0となる。この直交変換では、負の周
波数は信号空間上の逆回転として定義される。周波数弁
別器2を経てループフィルタ3を通過して平滑後には、
台形3465と台形5687とは相殺される。菱形12
78に相当する制御信号が可変周波数発振器4に出力さ
れる。
る。本図の横軸はクロック間の信号空間回転角に対応し
縦軸はその出現確率を示す。入力信号は搬送波周波数f
cに対して、台形1234の形状の変調信号をなす。可
変周波数発振器4は発信周波数f1の信号を出力する。
入力信号は、可変周波数発振器からの出力信号を基に直
交変換器1により直交変換され、直交変換後には直交変
換前の搬送波周波数fc→fc−f1となり、直交変換
前の周波数f1→0となる。この直交変換では、負の周
波数は信号空間上の逆回転として定義される。周波数弁
別器2を経てループフィルタ3を通過して平滑後には、
台形3465と台形5687とは相殺される。菱形12
78に相当する制御信号が可変周波数発振器4に出力さ
れる。
【0006】さらに、特開平2−290319号公報に
は、周波数弁別器2の出力側に、その極性をループフィ
ルタ3に出力するための極性識別器を設けたものが記載
されている。このように、極性識別器をループフィルタ
に使用すれば、その極性判定出力は図13の直線56よ
り右の面積と左の面積の差となり、横軸上の直線56か
らの距離は考慮する必要がなくなり簡素化できる。
は、周波数弁別器2の出力側に、その極性をループフィ
ルタ3に出力するための極性識別器を設けたものが記載
されている。このように、極性識別器をループフィルタ
に使用すれば、その極性判定出力は図13の直線56よ
り右の面積と左の面積の差となり、横軸上の直線56か
らの距離は考慮する必要がなくなり簡素化できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の単一
搬送波信号のAFCを複数の副搬送波信号の受信装置に
使用することができる。この複数の副搬送波を使用する
送信、受信装置は、単一搬送波ではフェージングの影響
を受けやすいので、これを防止するために、多少の処理
速度を犠牲にしても、周波数を複数に分割して、送受信
を行うものである。
搬送波信号のAFCを複数の副搬送波信号の受信装置に
使用することができる。この複数の副搬送波を使用する
送信、受信装置は、単一搬送波ではフェージングの影響
を受けやすいので、これを防止するために、多少の処理
速度を犠牲にしても、周波数を複数に分割して、送受信
を行うものである。
【0008】図14は従来の準同期型復調器の自動周波
数制御回路(AFC)で4つの副搬送波信号を用いた場
合の例を示す図である。本図(a)は入力信号のうち雑
音成分を差し引いたスペクトル、本図(b)は入力信号
が通常何らかの手法にてフィルタリングされるので、そ
のフィルタの振幅特性、すなわち雑音成分の例として、
変調振動が全て通過する特性を示す。フェージングは一
種の雑音であるので、雑音と一括として取り扱う。図1
3と同様に、周波数弁別器2の出力は図14(a)の斜
線部分の面積に対応する。これに対して、図14(b)
の面積に相当する雑音で周波数弁別器2の出力は劣化す
る。図14では、ほぼ同じ高さで示してあるが、図14
(a)と(b)の面積の比がC/N(搬送波電力対雑音
電力比)に対応する。図14の例では周波数弁別器2の
出力と雑音の比に対応する値として、1/15が得られ
る。このように、従来方式では雑音が増加した場合周波
数弁別器2の出力が雑音にマスクされ易いので、低C/
Nまで対応するにはループフィルタの時間定数を長くと
る必要があり、このため、引き込み時間が長くなるとい
う問題がある。
数制御回路(AFC)で4つの副搬送波信号を用いた場
合の例を示す図である。本図(a)は入力信号のうち雑
音成分を差し引いたスペクトル、本図(b)は入力信号
が通常何らかの手法にてフィルタリングされるので、そ
のフィルタの振幅特性、すなわち雑音成分の例として、
変調振動が全て通過する特性を示す。フェージングは一
種の雑音であるので、雑音と一括として取り扱う。図1
3と同様に、周波数弁別器2の出力は図14(a)の斜
線部分の面積に対応する。これに対して、図14(b)
の面積に相当する雑音で周波数弁別器2の出力は劣化す
る。図14では、ほぼ同じ高さで示してあるが、図14
(a)と(b)の面積の比がC/N(搬送波電力対雑音
電力比)に対応する。図14の例では周波数弁別器2の
出力と雑音の比に対応する値として、1/15が得られ
る。このように、従来方式では雑音が増加した場合周波
数弁別器2の出力が雑音にマスクされ易いので、低C/
Nまで対応するにはループフィルタの時間定数を長くと
る必要があり、このため、引き込み時間が長くなるとい
う問題がある。
【0009】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、自動周波数制御回路の引き込み時間を高速化でき、
特に低C/Nの場合に有効な複数の副搬送波の受信装置
を提供することを目的とする。また、同様にして、自動
周波数制御回路の引き込み時間を高速化できる単一搬送
波の受信装置を提供することを目的とする。
み、自動周波数制御回路の引き込み時間を高速化でき、
特に低C/Nの場合に有効な複数の副搬送波の受信装置
を提供することを目的とする。また、同様にして、自動
周波数制御回路の引き込み時間を高速化できる単一搬送
波の受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する自動周波数制御回路
を提供する。すなわち、準同期型復調器の自動周波数制
御回路に複数の副搬送波の合成信号である入力信号の周
波数成分の中心を0Hzとする基底帯域に変換する直交
変換器が設けられる。この後段に前記基底帯域に変換さ
れた各副搬送波の中心付近を0Hzとして各副搬送波で
伝送される情報の帯域幅とほぼ等しい帯域を抽出する複
数の副搬送波分離部が設けられる。この後段の周波数弁
別器は前記複数の副搬送波分離部の各出力を0Hzを中
心として周波数弁別する。そして切り換え手段は、前記
周波数弁別器の複数の出力を択一に選択する。その後段
に設けられたループフィルタは切り換え手段の出力を平
滑化する。前記ループフィルタの出力を制御信号として
周波数を制御する可変周波数発振器はその出力を基に、
前記直交変換器に直交変換を行わせる。
解決するために、次の構成を有する自動周波数制御回路
を提供する。すなわち、準同期型復調器の自動周波数制
御回路に複数の副搬送波の合成信号である入力信号の周
波数成分の中心を0Hzとする基底帯域に変換する直交
変換器が設けられる。この後段に前記基底帯域に変換さ
れた各副搬送波の中心付近を0Hzとして各副搬送波で
伝送される情報の帯域幅とほぼ等しい帯域を抽出する複
数の副搬送波分離部が設けられる。この後段の周波数弁
別器は前記複数の副搬送波分離部の各出力を0Hzを中
心として周波数弁別する。そして切り換え手段は、前記
周波数弁別器の複数の出力を択一に選択する。その後段
に設けられたループフィルタは切り換え手段の出力を平
滑化する。前記ループフィルタの出力を制御信号として
周波数を制御する可変周波数発振器はその出力を基に、
前記直交変換器に直交変換を行わせる。
【0011】さらに、入力信号の周波数成分の中心を0
Hzとする基底帯域に変換する直交変換器と、前記基底
帯域に変換された信号の周波数成分の上端付近と下端付
近とで、入力信号の帯域幅よりも狭い2つの帯域を、そ
れぞれの中心が0Hzとなるように、抽出する2つのス
ペクトル分離部と、各スペクトル分離部24の出力のそ
れぞれを0Hzを中心として周波数弁別する2つの周波
数弁別器と、前記周波数弁別器の2つの出力を択一に選
択する切り換え手段とを設けるようにしてもよい。
Hzとする基底帯域に変換する直交変換器と、前記基底
帯域に変換された信号の周波数成分の上端付近と下端付
近とで、入力信号の帯域幅よりも狭い2つの帯域を、そ
れぞれの中心が0Hzとなるように、抽出する2つのス
ペクトル分離部と、各スペクトル分離部24の出力のそ
れぞれを0Hzを中心として周波数弁別する2つの周波
数弁別器と、前記周波数弁別器の2つの出力を択一に選
択する切り換え手段とを設けるようにしてもよい。
【0012】
【作用】本発明の自動周波数制御回路によれば、複数の
副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分の中心
が0Hzとする基底帯域に変換され、前記基底帯域に変
換された各副搬送波の中心付近を0Hzとして各副搬送
波で伝送される情報の帯域幅とほぼ等しい帯域が抽出さ
れ、前記複数の副搬送波分離部の各出力が0Hzを中心
として周波数弁別され、前記周波数弁別器の複数の出力
が択一に選択され、ループフィルタにより切り換え手段
の出力が平滑化され、前記ループフィルタの出力を制御
信号として周波数を制御する可変周波数発振器の出力を
基に、前記直交変換器により直交変換が行われることに
より、周波数弁別出力と雑音の比率が改善され、複数の
副搬送波を用いる場合に引き込み時間が高速化される。
また、副搬送波分離部は隣接チャンネルの強力な信号を
減衰させるので、隣接チャンネルの強力な信号による誤
引き込み防止が期待できる。
副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分の中心
が0Hzとする基底帯域に変換され、前記基底帯域に変
換された各副搬送波の中心付近を0Hzとして各副搬送
波で伝送される情報の帯域幅とほぼ等しい帯域が抽出さ
れ、前記複数の副搬送波分離部の各出力が0Hzを中心
として周波数弁別され、前記周波数弁別器の複数の出力
が択一に選択され、ループフィルタにより切り換え手段
の出力が平滑化され、前記ループフィルタの出力を制御
信号として周波数を制御する可変周波数発振器の出力を
基に、前記直交変換器により直交変換が行われることに
より、周波数弁別出力と雑音の比率が改善され、複数の
副搬送波を用いる場合に引き込み時間が高速化される。
また、副搬送波分離部は隣接チャンネルの強力な信号を
減衰させるので、隣接チャンネルの強力な信号による誤
引き込み防止が期待できる。
【0013】さらに、単一の搬送波であっても、入力信
号の周波数成分の中心が0Hzとする基底帯域に変換さ
れ、前記基底帯域に変換された信号の周波数成分の上端
付近と下端付近とで、入力信号の帯域幅よりも狭い2つ
の帯域が、それぞれの中心が0Hzとなるように、抽出
され、各スペクトル分離部24の出力のそれぞれが0H
zを中心として周波数弁別され、前記周波数弁別器の2
つの出力が択一に選択されることにより、雑音が多い場
合の引き込み時間の改良を可能とする。雑音が少ない場
合には従来技術と組み合わせるて使用することにより、
全C/Nレンジでの引き込み高速化される。また、スペ
クトル分離部は隣接チャンネルの強力な信号を減衰させ
るので、隣接チャンネルの強力な信号による誤引き込み
防止が期待できる。
号の周波数成分の中心が0Hzとする基底帯域に変換さ
れ、前記基底帯域に変換された信号の周波数成分の上端
付近と下端付近とで、入力信号の帯域幅よりも狭い2つ
の帯域が、それぞれの中心が0Hzとなるように、抽出
され、各スペクトル分離部24の出力のそれぞれが0H
zを中心として周波数弁別され、前記周波数弁別器の2
つの出力が択一に選択されることにより、雑音が多い場
合の引き込み時間の改良を可能とする。雑音が少ない場
合には従来技術と組み合わせるて使用することにより、
全C/Nレンジでの引き込み高速化される。また、スペ
クトル分離部は隣接チャンネルの強力な信号を減衰させ
るので、隣接チャンネルの強力な信号による誤引き込み
防止が期待できる。
【0014】また、前記直交変換器は、一旦中間周波数
に変換した後に、前記基底帯域に変換することにより、
同様の作用効果を得ることができる。また、前記切り換
え手段は、前記周波数弁別器の出力を順次切り換えるこ
とにより、同様の作用効果を得ることができる。また、
前記切り換え手段の代わりに、前記周波数弁別器の出力
を加算することにより、演算量が増すが、引き込みが高
速化される。
に変換した後に、前記基底帯域に変換することにより、
同様の作用効果を得ることができる。また、前記切り換
え手段は、前記周波数弁別器の出力を順次切り換えるこ
とにより、同様の作用効果を得ることができる。また、
前記切り換え手段の代わりに、前記周波数弁別器の出力
を加算することにより、演算量が増すが、引き込みが高
速化される。
【0015】また、前記切り換え手段は、副搬送波の周
波数の順番に並んだ複数の副搬送波分離部のうち両端外
側の2つの出力に対応する2つの周波数弁別器の出力に
順次切り換えることにより、演算量、引き込みの高速化
を適正化を図ることができる。また、前記切り換え手段
に代わり、前記2つの搬送波の搬送波分離部の出力を加
算することにより、上記より演算量が増えるが高速化を
図ることができる。
波数の順番に並んだ複数の副搬送波分離部のうち両端外
側の2つの出力に対応する2つの周波数弁別器の出力に
順次切り換えることにより、演算量、引き込みの高速化
を適正化を図ることができる。また、前記切り換え手段
に代わり、前記2つの搬送波の搬送波分離部の出力を加
算することにより、上記より演算量が増えるが高速化を
図ることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係る自動周波数制御
回路を示す図である。本図に示すように、自動周波数制
御回路は、一例として、4つの副搬送波の合成信号であ
る入力信号の周波数成分の中心を0Hzとする基底帯域
に変換する直交変換器1を有する。この直交変換器1の
後段の4つの副搬送波1分離部、副搬送波2分離部、副
搬送波3分離部、副搬送波4分離部21は、基底帯域に
変換された信号の各搬送波の中心付近を0Hzとして各
副搬送波で伝送される情報の帯域幅とほぼ等しい帯域を
抽出する。各搬送波分離部21は、後述するように、副
搬送波に相当する発振器の乗算と低域フィルタで実現さ
れる。各搬送波分離部の後段の4つの周波数弁別器22
のそれぞれは、抽出された各信号について、周波数0H
zを中心として周波数弁別する。周波数弁別器22の後
段の切り換え器23は、各周波数弁別器22の出力を択
一的選択、順次切り換え、さらには全てを加算する加算
器で構成される。切り換え器23の後段のループフィル
タ3は、切り換え器23の出力を平滑化する。ループフ
ィルタ3の後段の可変周波数発振器4はループフィルタ
3の出力を制御信号として周波数を制御し、この可変周
波数発振器4の出力で前記直交変換器1に直接入力信号
の周波数成分を基底帯域に変換させる。また、前記直交
変換器1は、前記可変周波数発振器4の出力で、一旦中
間周波数に変換された後、同基底帯域に変換するように
してもよい。
説明する。図1は本発明の実施例に係る自動周波数制御
回路を示す図である。本図に示すように、自動周波数制
御回路は、一例として、4つの副搬送波の合成信号であ
る入力信号の周波数成分の中心を0Hzとする基底帯域
に変換する直交変換器1を有する。この直交変換器1の
後段の4つの副搬送波1分離部、副搬送波2分離部、副
搬送波3分離部、副搬送波4分離部21は、基底帯域に
変換された信号の各搬送波の中心付近を0Hzとして各
副搬送波で伝送される情報の帯域幅とほぼ等しい帯域を
抽出する。各搬送波分離部21は、後述するように、副
搬送波に相当する発振器の乗算と低域フィルタで実現さ
れる。各搬送波分離部の後段の4つの周波数弁別器22
のそれぞれは、抽出された各信号について、周波数0H
zを中心として周波数弁別する。周波数弁別器22の後
段の切り換え器23は、各周波数弁別器22の出力を択
一的選択、順次切り換え、さらには全てを加算する加算
器で構成される。切り換え器23の後段のループフィル
タ3は、切り換え器23の出力を平滑化する。ループフ
ィルタ3の後段の可変周波数発振器4はループフィルタ
3の出力を制御信号として周波数を制御し、この可変周
波数発振器4の出力で前記直交変換器1に直接入力信号
の周波数成分を基底帯域に変換させる。また、前記直交
変換器1は、前記可変周波数発振器4の出力で、一旦中
間周波数に変換された後、同基底帯域に変換するように
してもよい。
【0017】図2は図1の周波数関係を示す図である。
本図を用いて、周波数弁別器21の出力の極性をループ
フィルタ3に出力する例の動作を説明する。図2(a)
は、図14と同様に、変調信号のみのスペクトルを示
し、図2(b)の、、、は、各副搬送波の帯域
特性を示す。図2(c)は、各副搬送波分離後の入力信
号のスペクトルを示す。各周波数弁別器22の出力は、
図2(c)の4つの斜線部分の面積に相当する。これに
対して雑音成分は、図2(b)の、、、である
から、図14で求めたのと同様の周波数弁別器21の雑
音の比に対応する値は1/3より図中のa,b,cの分
だけ小さい値となり、従来の1/15に比べて大きくな
る。このため、引き込み時間が高速化される。雑音のな
い場合でも、斜線部分は4倍弱となるので、高速化が図
れる。
本図を用いて、周波数弁別器21の出力の極性をループ
フィルタ3に出力する例の動作を説明する。図2(a)
は、図14と同様に、変調信号のみのスペクトルを示
し、図2(b)の、、、は、各副搬送波の帯域
特性を示す。図2(c)は、各副搬送波分離後の入力信
号のスペクトルを示す。各周波数弁別器22の出力は、
図2(c)の4つの斜線部分の面積に相当する。これに
対して雑音成分は、図2(b)の、、、である
から、図14で求めたのと同様の周波数弁別器21の雑
音の比に対応する値は1/3より図中のa,b,cの分
だけ小さい値となり、従来の1/15に比べて大きくな
る。このため、引き込み時間が高速化される。雑音のな
い場合でも、斜線部分は4倍弱となるので、高速化が図
れる。
【0018】また、隣接チャンネルの強力な信号による
誤引き込みに対して強くなる。なお、図1の副搬送波分
離部は、M16QAMでは信号の復調そのものにも必要
であるので、これと共用できる。また、周波数弁別器2
1、切り換え器23、ループフィルタ3等はプロセッサ
の演算で実現すれば、復調部の処理量に対して本周波数
制御回路22の示す演算量の増加はわずかである。
誤引き込みに対して強くなる。なお、図1の副搬送波分
離部は、M16QAMでは信号の復調そのものにも必要
であるので、これと共用できる。また、周波数弁別器2
1、切り換え器23、ループフィルタ3等はプロセッサ
の演算で実現すれば、復調部の処理量に対して本周波数
制御回路22の示す演算量の増加はわずかである。
【0019】図1の変形例として、切り換え器23とル
ープフィルタ3との順序を入替えることが可能である。
以上、複数の副搬送波の自動周波数制御回路の引き込み
高速化を説明したが、これを単一搬送波変調方式に応用
した場合に、帯域内のスペクトルの落ちは平滑化した場
合ないものと考えられるが、雑音帯域の減少は、以下の
ように、利用可能となる。
ープフィルタ3との順序を入替えることが可能である。
以上、複数の副搬送波の自動周波数制御回路の引き込み
高速化を説明したが、これを単一搬送波変調方式に応用
した場合に、帯域内のスペクトルの落ちは平滑化した場
合ないものと考えられるが、雑音帯域の減少は、以下の
ように、利用可能となる。
【0020】図3は本発明の別の実施例に係る自動周波
数制御回路を示す図である。本図において、図1の構成
と異なるのは、スペクトル分離部24である。このスペ
クトル分離部24は、直交変換器1により基底帯域に変
換された信号の周波数成分の上端付近と下端付近とで、
入力信号の帯域幅よりも狭い2つの帯域を、それぞれの
中心が0Hzとなるように、抽出する。各スペクトル分
離部24の後段の2つの周波数弁別器25はそれぞれの
0Hzを中心として周波数弁別する。切り換え器23
は、図1と同様に、2つの周波数弁別器25の出力を択
一的選択、順次切り換え、さらには加算する。
数制御回路を示す図である。本図において、図1の構成
と異なるのは、スペクトル分離部24である。このスペ
クトル分離部24は、直交変換器1により基底帯域に変
換された信号の周波数成分の上端付近と下端付近とで、
入力信号の帯域幅よりも狭い2つの帯域を、それぞれの
中心が0Hzとなるように、抽出する。各スペクトル分
離部24の後段の2つの周波数弁別器25はそれぞれの
0Hzを中心として周波数弁別する。切り換え器23
は、図1と同様に、2つの周波数弁別器25の出力を択
一的選択、順次切り換え、さらには加算する。
【0021】図4は図3の周波数関係を示す図である。
本図に示すように、これまでの説明と同様に、周波数弁
別器25の出力と雑音の比に対応する値は、従来方式で
は2/15(≒0.13)であるのに対して、1/6
(≒0.17)であり、雑音が多い場合の引き込み時間
の改良が可能なことが示される。なお、雑音の少ない場
合には、本実施例だけでは逆効果であるが、従来技術と
の組み合わせによって、全C/Nレンジでの引き込みの
高速化が可能となる。
本図に示すように、これまでの説明と同様に、周波数弁
別器25の出力と雑音の比に対応する値は、従来方式で
は2/15(≒0.13)であるのに対して、1/6
(≒0.17)であり、雑音が多い場合の引き込み時間
の改良が可能なことが示される。なお、雑音の少ない場
合には、本実施例だけでは逆効果であるが、従来技術と
の組み合わせによって、全C/Nレンジでの引き込みの
高速化が可能となる。
【0022】以下に計算機によるシミュレーション例を
用いて、構成、効果の詳細な説明を行う。図5は図1の
実施例についてのシミュレーションに用いた構成を示す
図である。本図に示すように、副搬送波分離部21は、
直交変換器1の出力に接続され、各4つの副搬送波のア
ナログ信号をディジタルデータに変換するA/D変換器
(Analog to Digital Converter)と、該A/D変換器に
接続されかつ各副搬送波に対応する4つの乗算手段と、
該各4つの乗算手段に接続され各副搬送波の周波数中心
を0Hzに変換するための周波数データを発生する4つ
の発生手段と、各発生手段に接続れる4つの低域通過フ
ィルタ手段とからなる。
用いて、構成、効果の詳細な説明を行う。図5は図1の
実施例についてのシミュレーションに用いた構成を示す
図である。本図に示すように、副搬送波分離部21は、
直交変換器1の出力に接続され、各4つの副搬送波のア
ナログ信号をディジタルデータに変換するA/D変換器
(Analog to Digital Converter)と、該A/D変換器に
接続されかつ各副搬送波に対応する4つの乗算手段と、
該各4つの乗算手段に接続され各副搬送波の周波数中心
を0Hzに変換するための周波数データを発生する4つ
の発生手段と、各発生手段に接続れる4つの低域通過フ
ィルタ手段とからなる。
【0023】さらに、各周波数弁別器22は、1クロッ
クτ分だけ遅延させるための2つの遅延手段と、これら
1クロック分だけ遅延されたI軸信号又はQ軸信号と、
遅延されないQ軸信号又はI軸信号とをそれぞれ掛け合
わせる2つの乗算手段と、二つの乗算手段の出力差を計
算する減算手段と、該減算手段の出力の極性を判定する
極性判定手段からなる。
クτ分だけ遅延させるための2つの遅延手段と、これら
1クロック分だけ遅延されたI軸信号又はQ軸信号と、
遅延されないQ軸信号又はI軸信号とをそれぞれ掛け合
わせる2つの乗算手段と、二つの乗算手段の出力差を計
算する減算手段と、該減算手段の出力の極性を判定する
極性判定手段からなる。
【0024】ランダムウォークフィルタは、内部レジス
タを有し、この内部レジスタは初期状態では「0」であ
り、クロック信号毎に+信号が入力されれば、「+1」
だけ前記内部レジスタをカウントアップし、−(マイナ
ス)信号が入力されれば、クロック信号毎に「−1」だ
け前記内部レジスタをカウントダウンする。そして、ラ
ンダムウォークフィルタはさわに閾値±THを有し、前
記内部レジスタのカウント値Cが−THを下回る場合に
はDOWN信号(「−1」)を出力し、内部レジスタが
クリアされる。カウント値CがTHを上回る場合にはU
P信号(「+1」)を出力し、内部レジスタがクリアさ
れる。このようにして、周波数の極性信号が平滑化され
る。ランダムウォークフィルタに接続されるアップダウ
ンカウンタは、UP信号の入力毎にプラス方向に「+
1」だけカウントアップし、DOWN信号の入力毎にマ
イナス方向に「−1」だけカウントダウンし、所定の初
期値からランダムウォークフィルタの出力に従ってカウ
ント値が大小に変化する。アップダウンカウンタに接続
されるD/A変換器(Digital to Analog Converter)は
アップダウンカウンタのカウントのディジタル値をアナ
ログ電圧に変換し、変換アナログ電圧を基に可変周波数
発振器4の周波数を制御する。ここでは前記変換アナロ
グ電圧が高くなければ周波数は低く、前記変換アナログ
電圧が低くなれば、周波数を高くするよう制御し、負帰
還ループを形成する。シミュレーションは、4つの副搬
送波の例としてM16QAMを用いた。
タを有し、この内部レジスタは初期状態では「0」であ
り、クロック信号毎に+信号が入力されれば、「+1」
だけ前記内部レジスタをカウントアップし、−(マイナ
ス)信号が入力されれば、クロック信号毎に「−1」だ
け前記内部レジスタをカウントダウンする。そして、ラ
ンダムウォークフィルタはさわに閾値±THを有し、前
記内部レジスタのカウント値Cが−THを下回る場合に
はDOWN信号(「−1」)を出力し、内部レジスタが
クリアされる。カウント値CがTHを上回る場合にはU
P信号(「+1」)を出力し、内部レジスタがクリアさ
れる。このようにして、周波数の極性信号が平滑化され
る。ランダムウォークフィルタに接続されるアップダウ
ンカウンタは、UP信号の入力毎にプラス方向に「+
1」だけカウントアップし、DOWN信号の入力毎にマ
イナス方向に「−1」だけカウントダウンし、所定の初
期値からランダムウォークフィルタの出力に従ってカウ
ント値が大小に変化する。アップダウンカウンタに接続
されるD/A変換器(Digital to Analog Converter)は
アップダウンカウンタのカウントのディジタル値をアナ
ログ電圧に変換し、変換アナログ電圧を基に可変周波数
発振器4の周波数を制御する。ここでは前記変換アナロ
グ電圧が高くなければ周波数は低く、前記変換アナログ
電圧が低くなれば、周波数を高くするよう制御し、負帰
還ループを形成する。シミュレーションは、4つの副搬
送波の例としてM16QAMを用いた。
【0025】図6はM16QAMのスペクトル配置を示
す図である。本図に示すように、それぞれの副搬送波は
M16QAMで変調さるとする。また、シミュレーショ
ンの主要パラメータは下記の表1に示す。
す図である。本図に示すように、それぞれの副搬送波は
M16QAMで変調さるとする。また、シミュレーショ
ンの主要パラメータは下記の表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】次に、シミュレーションの結果を説明す
る。図7は図12の従来の自動周波数制御回路の引き込
み特性を示すグラフである。本図に示すように、先ず従
来の引き込み特性を説明する。ローカル周波数の偏差の
初期値を1500Hz(以下同様)とし、概略±100
Hzの範囲に到達するまでは1.35秒を必要とする。
る。図7は図12の従来の自動周波数制御回路の引き込
み特性を示すグラフである。本図に示すように、先ず従
来の引き込み特性を説明する。ローカル周波数の偏差の
初期値を1500Hz(以下同様)とし、概略±100
Hzの範囲に到達するまでは1.35秒を必要とする。
【0028】図8は本発明の実施例により副搬送波分離
信号で自動周波数制御を演算した場合の引き込み特性を
示すグラフである。本図(a)は、副搬送波1分離だけ
を使った場合の引き込み特性を示す。この場合、概略±
100Hzの範囲に到達するまでは0.80秒を必要と
する。本図(b)は、副搬送波2分離だけを使った場合
の引き込み特性を示す。この場合、概略±100Hzの
範囲に到達するまでは0.68秒を必要とする。本図
(c)は、副搬送波3分離だけを使った場合の引き込み
特性を示す。この場合、概略±100Hzの範囲に到達
するまでは0.83秒を必要とする。本図(d)は、副
搬送波4分離だけを使った場合の引き込み特性を示す。
この場合、概略±100Hzの範囲に到達するまでは
0.41秒を必要とする。したがって、どの副搬送波を
使用しても、従来よりも引き込みが早くなっているの
で、択一的に選択してもよい。さらに、順次切り換えて
もよい。この場合にはさらに演算量が相対的に少なくな
るという効果がある。なお、本図(d)が引き込み時間
が最短となるのは以下の理由による。
信号で自動周波数制御を演算した場合の引き込み特性を
示すグラフである。本図(a)は、副搬送波1分離だけ
を使った場合の引き込み特性を示す。この場合、概略±
100Hzの範囲に到達するまでは0.80秒を必要と
する。本図(b)は、副搬送波2分離だけを使った場合
の引き込み特性を示す。この場合、概略±100Hzの
範囲に到達するまでは0.68秒を必要とする。本図
(c)は、副搬送波3分離だけを使った場合の引き込み
特性を示す。この場合、概略±100Hzの範囲に到達
するまでは0.83秒を必要とする。本図(d)は、副
搬送波4分離だけを使った場合の引き込み特性を示す。
この場合、概略±100Hzの範囲に到達するまでは
0.41秒を必要とする。したがって、どの副搬送波を
使用しても、従来よりも引き込みが早くなっているの
で、択一的に選択してもよい。さらに、順次切り換えて
もよい。この場合にはさらに演算量が相対的に少なくな
るという効果がある。なお、本図(d)が引き込み時間
が最短となるのは以下の理由による。
【0029】図9は入力信号とベースバンド信号の周波
数関係を示す図である。本図に示すように、ローカル周
波数が入力信号により、上にずれているので、片側のス
ペクトルが削られるためである。副搬送波分離1〜3の
帯域には副搬送分離2〜4の入力信号スペクトルの入力
信号スペクトルの一部がずれこんでくる。したがって、
副搬送波4分離を使えば引き込みを早くできる。
数関係を示す図である。本図に示すように、ローカル周
波数が入力信号により、上にずれているので、片側のス
ペクトルが削られるためである。副搬送波分離1〜3の
帯域には副搬送分離2〜4の入力信号スペクトルの入力
信号スペクトルの一部がずれこんでくる。したがって、
副搬送波4分離を使えば引き込みを早くできる。
【0030】しかし、これはローカル周波数が上側に偏
っている場合であり、実際にはどちらに偏るかはわから
ない。そこで、1つのサンプルで、ループフィルタ3へ
のサンプル間の回転方向出力を副搬送波1分離と副搬送
波4分離と組み合わせて加算することにより、上下のロ
ーカル周波数偏差を早く引き込みことが、以下の如く、
可能になる。
っている場合であり、実際にはどちらに偏るかはわから
ない。そこで、1つのサンプルで、ループフィルタ3へ
のサンプル間の回転方向出力を副搬送波1分離と副搬送
波4分離と組み合わせて加算することにより、上下のロ
ーカル周波数偏差を早く引き込みことが、以下の如く、
可能になる。
【0031】図10は副搬送波1分離信号と副搬送波4
分離信号と組み合わせて切り換えた場合の引き込み特性
を示す図である。本図に示すように、概略±100Hz
の範囲に到達するまでは0.29秒を必要とする。図8
(d)によりも若 干引き込みが早くなる。なお、副搬
送波1分離と副搬送波4分離とを順次切り換えることも
可能である。この場合は、上記よりも引き込み時間が若
干大きくなるが演算量が相対的に少なくなる。
分離信号と組み合わせて切り換えた場合の引き込み特性
を示す図である。本図に示すように、概略±100Hz
の範囲に到達するまでは0.29秒を必要とする。図8
(d)によりも若 干引き込みが早くなる。なお、副搬
送波1分離と副搬送波4分離とを順次切り換えることも
可能である。この場合は、上記よりも引き込み時間が若
干大きくなるが演算量が相対的に少なくなる。
【0032】図11は副搬送波1分離信号、副搬送波2
分離信号、副搬送波3分離信号、副搬送波4分離信号を
組み合わせて切り換えた場合の引き込み特性を示すグラ
フである。本図に示すように、概略±100Hzの範囲
に到達するまでは0.18秒を必要とする。図8(d)
によりも若干引き込みが早くなる。但し演算量は図9の
場合より相対的に大きくなるが、引き込み短縮割合が小
さい。
分離信号、副搬送波3分離信号、副搬送波4分離信号を
組み合わせて切り換えた場合の引き込み特性を示すグラ
フである。本図に示すように、概略±100Hzの範囲
に到達するまでは0.18秒を必要とする。図8(d)
によりも若干引き込みが早くなる。但し演算量は図9の
場合より相対的に大きくなるが、引き込み短縮割合が小
さい。
【0033】図3の別の実施例のシミュレーションは省
略するが、同様にして、この効果を説明することができ
る。
略するが、同様にして、この効果を説明することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分の
中心が0Hzとする基底帯域に変換され、前記基底帯域
に変換された各副搬送波の中心付近を0Hzとして各副
搬送波で伝送される情報の低域幅とほぼ等しい帯域が抽
出され、前記複数の副搬送波分離部の各出力を0Hzを
中心として周波数弁別され、前記周波数弁別器の複数の
出力が択一に選択され、ループフィルタにより切り換え
手段の出力が平滑化され、前記ループフィルタの出力を
制御信号として周波数を制御する可変周波数発振器の出
力を基に、前記直交変換器により直交変換が行われるの
で、周波数弁別出力と雑音の比率が改善され、複数の副
搬送波を用いる場合に引き込み時間が高速化される。ま
た、副搬送波分離部は隣接チャンネルの強力な信号を減
衰させるので、隣接チャンネルの強力な信号による誤引
き込みが防止できる。さらに、単一の搬送波であって
も、入力信号の周波数成分の中心が0Hzとする基底帯
域に変換され、前記基底帯域に変換された信号の周波数
成分の上端付近と下端付近とで、入力信号の帯域幅より
も狭い2つの帯域が、それぞれの中心が0Hzとなるよ
うに、抽出され、各スペクトル分離部24の出力のそれ
ぞれが0Hzを中心として周波数弁別され、前記周波数
弁別器の2つの出力が択一に選択されるので、雑音が多
い場合の引き込み時間の改良を可能とする。雑音が少な
い場合には従来技術と組み合わせるて使用することによ
り、全C/Nレンジでの引き込み高速化が可能になる。
また、スペクトル分離部は隣接チャンネルの強力な信号
を減衰させるので、隣接チャンネルの強力な信号による
誤引き込み防止が期待できる。
数の副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分の
中心が0Hzとする基底帯域に変換され、前記基底帯域
に変換された各副搬送波の中心付近を0Hzとして各副
搬送波で伝送される情報の低域幅とほぼ等しい帯域が抽
出され、前記複数の副搬送波分離部の各出力を0Hzを
中心として周波数弁別され、前記周波数弁別器の複数の
出力が択一に選択され、ループフィルタにより切り換え
手段の出力が平滑化され、前記ループフィルタの出力を
制御信号として周波数を制御する可変周波数発振器の出
力を基に、前記直交変換器により直交変換が行われるの
で、周波数弁別出力と雑音の比率が改善され、複数の副
搬送波を用いる場合に引き込み時間が高速化される。ま
た、副搬送波分離部は隣接チャンネルの強力な信号を減
衰させるので、隣接チャンネルの強力な信号による誤引
き込みが防止できる。さらに、単一の搬送波であって
も、入力信号の周波数成分の中心が0Hzとする基底帯
域に変換され、前記基底帯域に変換された信号の周波数
成分の上端付近と下端付近とで、入力信号の帯域幅より
も狭い2つの帯域が、それぞれの中心が0Hzとなるよ
うに、抽出され、各スペクトル分離部24の出力のそれ
ぞれが0Hzを中心として周波数弁別され、前記周波数
弁別器の2つの出力が択一に選択されるので、雑音が多
い場合の引き込み時間の改良を可能とする。雑音が少な
い場合には従来技術と組み合わせるて使用することによ
り、全C/Nレンジでの引き込み高速化が可能になる。
また、スペクトル分離部は隣接チャンネルの強力な信号
を減衰させるので、隣接チャンネルの強力な信号による
誤引き込み防止が期待できる。
【図1】本発明の実施例に係る自動周波数制御回路を示
す図である。
す図である。
【図2】図1の周波数関係を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例に係る自動周波数制御回路
を示す図である。
を示す図である。
【図4】図3の周波数関係を示す図である。
【図5】図1の実施例についてシミュレーションに用い
た構成を示す図である。
た構成を示す図である。
【図6】4つの副搬送波を使った変調信号の例としてM
16QAMのスペクトル配置を示す図である。
16QAMのスペクトル配置を示す図である。
【図7】図12の従来の自動周波数制御回路の引き込み
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図8】本発明の実施例により副搬送波分離信号で自動
周波数制御を演算した場合の引き込み特性を示すグラフ
である。
周波数制御を演算した場合の引き込み特性を示すグラフ
である。
【図9】入力信号とベースバンド信号の周波数関係を示
す図である。
す図である。
【図10】副搬送波1分離信号と副搬送波4分離信号と
を組み合わせて切り換えた場合の引き込み特性を示すグ
ラフである。
を組み合わせて切り換えた場合の引き込み特性を示すグ
ラフである。
【図11】副搬送波1分離信号、副搬送波2分離信号、
副搬送波3分離信号、副搬送波4分離信号を組み合わせ
て切り換えた場合の引き込み特性を示すグラフである。
副搬送波3分離信号、副搬送波4分離信号を組み合わせ
て切り換えた場合の引き込み特性を示すグラフである。
【図12】従来の準同期型復調器の自動周波数制御回路
(AFC)の概略構成を示す図である。
(AFC)の概略構成を示す図である。
【図13】図12の周波数関係を示す図である。
【図14】従来の準同期型復調器の自動周波数回路(A
FC)で4つの副搬送波信号を用いた場合の周波数関係
を示す図である。
FC)で4つの副搬送波信号を用いた場合の周波数関係
を示す図である。
1…直交変換器 3…ループフィルタ 4…可変周波数発振器 21…副搬送波分離部 22、25…周波数弁別器 23…切り換え手段 24…スペクトル分離部
Claims (7)
- 【請求項1】 準同期型復調器の自動周波数制御回路に
おいて、 複数の副搬送波の合成信号である入力信号の周波数成分
の中心を0Hzとする基底帯域に変換する直交変換器
(1)と、 前記基底帯域に変換された各副搬送波の中心付近を0H
zとして各副搬送波で伝送される情報の帯域幅とほぼ等
しい帯域を抽出する複数の副搬送波分離部(21)と、 前記複数の副搬送波分離部(21)の各出力を0Hzを
中心として周波数弁別する周波数弁別器(22)と、 前記周波数弁別器(22)の複数の出力を択一に選択す
る切り換え手段(23)と、 該切り換え手段(23)の出力を平滑化するループフィ
ルタ(3)と、 該ループフィルタ(3)の出力を制御信号として周波数
を制御し、その出力を基に、前記直交変換器(1)に変
換を行わせる可変周波数発振器(4)とを備えることを
特徴とする自動周波数制御装置。 - 【請求項2】 準同期型復調器の自動周波数制御回路に
おいて、 入力信号の周波数成分の中心を0Hzとする基底帯域に
変換する直交変換器(1)と、 前記基底帯域に変換された信号の周波数成分の上端付近
と下端付近とで、入力信号の帯域幅よりも狭い2つの帯
域を、それぞれの中心が0Hzとなるように、抽出する
2つのスペクトル分離部(24)と、 各スペクトル分離部24の出力のそれぞれを0Hzを中
心として周波数弁別する2つの周波数弁別器(24)
と、 前記周波数弁別器(22)の2つの出力を択一に選択す
る切り換え手段(23)と、 該切り換え手段(23)の出力を平滑化するループフィ
ルタ(3)と、 該ループフィルタ(3)の出力を制御信号として周波数
を制御し、その出力を基に、前記直交変換器(1)に変
換を行わせる可変周波数発振器(4)とを備えることを
特徴とする自動周波数制御装置。 - 【請求項3】 前記直交変換器(1)は、一旦中間周波
数に変換した後に、前記基底帯域に変換する、請求項1
又は2に記載の自動周波数制御回路。 - 【請求項4】 前記切り換え手段(23)は、前記周波
数弁別器(22)又は前記周波数弁別器(25)の出力
を順次切り換えることを特徴とする、請求項1又は2に
記載の自動周波数制御回路。 - 【請求項5】 前記切り換え手段(23)に代わりに、
前記周波数弁別器(22)又は前記周波数弁別器(2
5)の出力を加算することを特徴とする、請求項1又は
2に記載の自動周波数制御回路。 - 【請求項6】 前記切り換え手段(23)は、副搬送波
の周波数の順番に並んだ複数の副搬送波分離部(21)
のうち両端外側の2つの出力に対応する2つの周波数弁
別器(22)の出力に順次切り換えることを特徴とす
る、請求項1に記載の自動周波数制御装置。 - 【請求項7】 前記切り換え手段(23)に代わり、前
記2つの搬送波の搬送波分離部(21)の出力を加算す
ることを特徴とする、請求項6に記載の自動周波数制御
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121277A JPH07327060A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 自動周波数制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121277A JPH07327060A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 自動周波数制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07327060A true JPH07327060A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14807276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6121277A Pending JPH07327060A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 自動周波数制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07327060A (ja) |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP6121277A patent/JPH07327060A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030701 |