JPH0732846U - 電子式配線保護遮断器 - Google Patents

電子式配線保護遮断器

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JPH0732846U
JPH0732846U JP6284393U JP6284393U JPH0732846U JP H0732846 U JPH0732846 U JP H0732846U JP 6284393 U JP6284393 U JP 6284393U JP 6284393 U JP6284393 U JP 6284393U JP H0732846 U JPH0732846 U JP H0732846U
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藤 浩 久 加
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電圧とコンデンサの充電電圧との差が小
さくても出力電圧に応じてコンデンサを確実に充電でき
るうえに、周囲温度や個別電子部品の特性のばらつきに
よる影響をなくして正確な動作を保証することができる
電子式配線保護遮断器を提供することにある。 【構成】 配線の負荷電流を検出して配線を限時あるい
は瞬時に遮断する電子式配線保護遮断器において、負荷
電流に応じて変動する電圧信号を判定用電圧と比較する
電圧レベル比較回路3と、比較判定された電圧信号に基
づき正負信号を出力する演算増幅器A2 を介して電圧信
号を非線形化した電流に変換する非線形出力回路7を設
けた電圧/電流変換回路6とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子回路により配線を限時あるいは瞬時に遮断する電子式配線保護遮 断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子式配線保護遮断器は図6に示されるように、配線に流れる負過電流 を検出して電圧信号に変換するAC/DC変換回路に時限動作を行わせる抵抗R 1 とコンデンサC1 とを接続し、電圧E2 を得て該電圧E2 をFETのゲートG に印加する。そして、FETの電圧が設定電圧E3 付近になるとFETのドレン D−ソースS間の抵抗が減少して電流i1 が流れる。この電流i1 によりトラン ジスタTr1 はオンとなり電流i2 が流れ電圧E4 が発生する。この電圧E4 に よりサイリスタSCRはオンとなり、トリップコイルTCは励磁されて引き外し 機構は配線の遮断を行うこととなる。ところが、図4に示されるように、遮断特 性は過電流が比較的少ない領域Aにおいては周囲温度や個別電子部品の特性のば らつき等により正確な動作が保証できなくなるという問題がある。
【0003】 また、図7に示されるように、負荷電流によって変動し、且つ、断続的に流れ るAC/DC変換回路の出力電圧E1 と限時動作を行うコンデンサC1 の充電電 圧E2 との差が小さくなると充電電圧E2 は入力される出力電圧E1 に応じて上 昇せず、引き外し電圧E3 に到達する時間が遅れることとなる。すなわち理論上 は負荷電流により電圧信号E2'が図中点線で示されるように上昇するのが望まし いにも係わらず、実際は充電電圧E2 は図中実線で示されるようにしか上昇しな いため、配線の保護が不十分となり、負荷回路が遮断される前に配線の被覆の溶 損を起す原因となるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は前記のような問題点を解決し、出力電圧とコンデンサの充電電 圧との差が小さくても出力電圧に応じてコンデンサを確実に充電できるうえに、 周囲温度や個別電子部品の特性のばらつきによる影響をなくして正確な動作を保 証することができる電子式配線保護遮断器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、配線の負荷電流を検出して配線を限時あるいは瞬時に遮断する電子 式配線保護遮断器において、負荷電流に応じて変動する電圧信号を判定用電圧と 比較する電圧レベル比較回路と、比較判定された電圧信号に基づき正負信号を出 力する演算増幅器A2 を介して電圧信号を非線形化した電流に変換する非線形出 力回路を設けた電圧/電流変換回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案の電子式配線保護遮断器は、配線の負荷電流の変動に応じて検出された 出力電圧を電圧レベル比較回路により判定用電圧と比較し、比較された電圧信号 に基づき正負信号を出力する演算増幅器A2 を介して電圧信号を非線形化した電 流に変換する非線形出力回路を設けた電圧/電流変換回路に入力する。このとき 出力電圧が過電流レベルでも過電流レベルに近いホットスタートレベルでもない ことが電圧レベル比較回路により判定されると、演算増幅器A2 はマイナス電圧 を非線形出力回路に出力するので、電圧/電流変換回路の出力電圧は負となりコ ンデンサC1 の充電は行われない。このときコンデンサC1 に電荷があれば放電 が行われ、配線の放熱状態をシミュレートする。
【0007】 また、出力電圧がホットスタートレベルであることが電圧レベル比較回路によ り判定された場合は、過電流モードになった際の時限時間を補正回路により補正 する。そして、出力電圧が過電流レベルであることが電圧レベル比較回路により 判定された場合、演算増幅器A2 は正電圧を電圧/電流変換回路に出力するので 、電圧/電流変換回路は入力された電圧信号の増加に応じて加算された非線形の 電流を出力して電圧上昇率を低下させることなく時限動作用のコンデンサC1 を 充電する。このようにしてコンデンサC1 が時間的遅れを生じることなくトリッ プ電圧に達するとサイリスタSCRがオンとなり負荷回路は遮断される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 1は配線2の負荷電流を検出して出力電圧E1 に変換するAC/DC変換回路 であり、該AC/DC変換回路1には各配線の電流を検出する変流器CTが接続 されている。
【0009】 3は前記AC/DC変換回路1に接続される電圧レベル比較回路であり、該電 圧レベル比較回路3はコンパレータとしての演算増幅器CP1 と、コンパレータ としての演算増幅器CP2 と、コンパレータとしての演算増幅器CP3 と、オペ アンプとしての演算増幅器A1 とよりなるもので、演算増幅器CP1 の非反転入 力端子には抵抗Rbを接続した過電流判定用電圧端子が接続され、反転入力端子 にはAC/DC変換回路1の出力端子が接続されるとともに、トランジスタ回路 4に出力端子を接続している。
【0010】 演算増幅器CP2 の反転入力端子には抵抗Rcを接続したホットスタート判定 用電圧端子が接続され、非反転入力端子にはAC/DC変換回路1の出力端子が 接続されるとともに、時限時間の補正を行う補正回路5に出力端子を接続してい る。
【0011】 演算増幅器CP3 の反転入力端子には抵抗Raを接続したトリップ判定用電圧 端子が接続され、非反転入力端子には時限動作用電圧端子が接続されるとともに 、サイリスタSCRのゲートに出力端子を接続している。
【0012】 演算増幅器A1 の反転入力端子にはAC/DC変換回路1の出力端子とトラン ジスタ回路4を介して前記演算増幅器CP1 が接続されるとともに、後記する電 圧/電流変換回路6の演算増幅器A2 の反転入力端子に出力端子を接続している 。
【0013】 6は電圧レベル比較回路3に接続される電圧/電流変換回路であり、該電圧/ 電流変換回路6は反転入力端子に演算増幅器A1 の出力端子を接続し、アースさ れる非反転入力端子にバッファ用の演算増幅器B1 の出力端子を接続するととも に、非線形出力回路7を出力端子に接続したオペアンプとしての演算増幅器A2 と、非反転入力端子を非線形出力回路7の出力端子に接続し、反転入力端子を出 力端子に接続するとともに、前記演算増幅器A2 の非反転入力端子に出力端子を 接続した前記演算増幅器B1 とよりなるものである。
【0014】 8は配線に設けられる引き外し機構であり、該引き外し機構8はサイリスタS CRがオンの時励磁されるトリップコイルTCにより負荷回路の遮断が行われる ものである。9はAC/DC変換回路1の出力端子に接続される短限時と瞬時用 の引き外し回路であり、該引き外し回路9に大きな過電流が流れた際、直ちにサ イリスタSCRをオンにしてトリップコイルTCを励磁させて負荷回路を遮断す るものである。10は電源部である。
【0015】 このように構成されたものは、変流器CTにより検出される配線の負荷電流を AC/DC変換回路1より電圧に変換し、該出力電圧E1 が配線の瞬時遮断を要 するものであれば、短限時及び瞬時用の引き外し回路9が作動し、サイリスタS CRはオンとなりトリップコイルTCは励磁されて引き外し機構8は配線を遮断 する。
【0016】 そして、負荷電流が過電流レベルでも、ホットスタートレベルでもない図5の イレベルの時は、抵抗Rbによる過電流判定用電圧Ebより出力電圧E1 は小さ いため、過電流判定用電圧Ebが非反転入力端子に入力される演算増幅器CP1 はH信号を出力し、抵抗Rcによるホットスタート判定用電圧Ecより出力電圧 E1 は小さいためホットスタート判定用電圧Ecが反転入力端子に入力される演 算増幅器CP2 はL信号を出力する。
【0017】 このため、トランジスタ回路4のトランジスタTr1 はオンとなり、トランジ スタTr2 はオフとなるから時限時間を補正する補正回路5は作動しない。そし て、トランジスタTr1 がオンのため、演算増幅器A1 の反転入力は負電圧が支 配的となり演算増幅器A1 は反転した正電圧を出力するという電圧レベルの比較 判定が電圧レベル比較回路3により行われる。
【0018】 そしてAC/DC変換回路1の演算増幅器A2 の反転入力端子には正電圧が入 力され、出力端子は反転した負電圧を出力する。そして、非線形出力回路7の抵 抗Rz1 、Rz2 、ツェナーダイオードZD3 にはマイナス電圧が入力されるの で、非線形出力回路7の出力電流i1 は流れずダイオードd1 はバイアスされず 、コンデンサC1 の充電は行われない。このときコンデンサC1 に電荷がある場 合は抵抗R1 を介して放電が行われて配線の放熱状態をシミュレートする。
【0019】 また、AC/DC変換回路1の出力電圧レベルが図5のロレベルのホットスタ ートレベルの場合、時限動作も遮断動作も行わないが、比較的過電流レベルに近 い領域のため配線の発熱を考慮して過電流モードとなった時の時限時間を補正す るもので、演算増幅器CP1 は前記同様H出力となり、トランジスタ回路4のト ランジスタTr1 はオン、トランジスタTr2 はオフとなるが、演算増幅器CP 2 は反転してH出力となり、抵抗R4 には電圧E4 が発生する。この電圧E4 は 補正回路5に入力され、該補正回路5により電圧E4 は抵抗R2 、コンデンサC 2 によって長い時延動作が行われ電圧E5 を得る。これにともなってコンデンサ C1 は更に長い時間(30分位)を経て時限動作用の電圧E2 は電圧E4 と等し くなる。ここで得た電圧E2 はトリップ電圧Eaに対して20%位となるよう設 定してある。
【0020】 さらに、AC/DC変換回路1の出力電圧E1 が図5のハレベルの過電流レベ ルの場合、過電流判定用電圧Eb、ホットスタート判定用電圧Ecのいずれもが 電圧信号レベルE1 よりも小さくなるので、演算増幅器CP1 はL出力、演算増 幅器CP2 はH出力となる。演算増幅器CP1 がL出力となるためトランジスタ Tr1 はオフ、トランジスタTr2 はオンとなり、演算増幅器A1 の反転入力端 子は負電圧から切り離されるので、反転入力端子に入力される出力電圧E1 によ り演算増幅器A1 は反転動作となり出力端子は正電圧E1'を出力する。
【0021】 このため演算増幅器A2 の反転入力端子に負電圧E1'が入力されるので演算増 幅器A2 は反転して正電圧を出力することとなる。この出力電圧E1 が増加傾向 にある時は、非線形出力回路7のツェナーダイオードZD3 間の抵抗分がこれに ともなって指数的に小さくなるので電流i1 は指数的すなわち非線形的に増加し てゆき、ダイオードd1 は順バイアスされ、コンデンサC1 に所定値の電流i1 が流れ込む。このため、例え出力電圧E1 と充電電圧E2 との差が小さくなって もコンデンサC1 の時限動作用の充電電圧E2 はトリップ判定用電圧Eaのトリ ップ電圧に至るまでの時間は遅れることがなく、図3に示されるような遮断器の 遮断特性に近似する非線形な電流を出力する。
【0022】 また、演算増幅器CP2 の電圧E5 によってコンデンサC1 が充電されている ときは、過電流により遮断するまでのトリップ時間は充電時間に応じて図5のa からbの特性となる。さらに、この過程による過電流時には演算増幅器CP2 に よって電圧E4 は出力されるが、演算増幅器CP1 がL出力となるため、トラン ジスタTr2 がオンとなり、電圧E5 は強制的に負電圧と同電位になるため電流 i1'は与えられずi1 のみによってコンデンサC1 に充電が行われる。
【0023】 なお、実施例では非線形出力回路をツェナーダイオードZD3 と抵抗Rz1 、 Rz2 とよりなるものとしているが、ツェナーダイオード及び抵抗で遮断特性を 補正する範囲を越える場合は図2に示されるようにトランジスタTr と抵抗Rz 3 とを付加して遮断特性を補正するようにしてもよいことは勿論である。
【0024】
【考案の効果】
本考案は前記説明によって明らかなように、負荷電流によって変動する出力電 圧を電圧レベル比較回路により比較判定を行ったうえ、非線形の電流を出力する 非線形出力回路を設けた電圧/電流変換回路により過電流レベルの出力電圧E1 を非線形化し、且つ、電圧を電流に変換してコンデンサを充電して時限動作を行 わせるようにしたから、出力電圧E1 と充電電圧E2 との差が小さく且つ、断続 的に出力電圧が入力されても、また、コンデンサに電荷がある場合でも、非線形 の電流を出力する電圧/電流変換回路の加算機能により、電圧上昇率を低下させ ることなく確実にコンデンサを充電することができるので、配線が加熱して被覆 が溶損するという事故を的確に防止できる。
【0025】 しかも、非線形出力を行う電圧/電流変換回路はオペアンプ等の演算増幅器を 用いることにより、周囲温度や個別電子部品の特性のばらつきによる悪影響を減 らすことができ遮断特性を向上させることができるうえに、過電流でないときに はコンデンサの充電を確実に停止させることができるので信頼性を大幅に高める ことができる。 従って、本考案は従来の問題点を解決した電子式配線保護遮断器として実用的 価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図である。
【図2】非線形出力回路の他の実施例を示す回路図であ
る。
【図3】非線形出力回路の出力特性図である。
【図4】従来の電子式配線保護遮断器の遮断特性図であ
る。
【図5】本考案の電子式配線保護遮断器の遮断特性図で
ある。
【図6】従来の電子式配線保護遮断器の回路図である。
【図7】出力電圧とコンデンサの充電電圧との関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
3 電圧レベル比較回路 6 電圧/電流変換回路 7 非線形出力回路 A2 演算増幅器 C1 コンデンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線の負荷電流を検出して配線を限時あ
    るいは瞬時に遮断する電子式配線保護遮断器において、
    負荷電流に応じて変動する電圧信号を判定用電圧と比較
    する電圧レベル比較回路(3) と、比較判定された電圧信
    号に基づき正負信号を出力する演算増幅器A2 を介して
    電圧信号を非線形化した電流に変換する非線形出力回路
    (7) を設けた電圧/電流変換回路(6) とを備えたことを
    特徴とする電子式配線保護遮断器。
JP1993062843U 1993-11-24 1993-11-24 電子式配線保護遮断器 Expired - Lifetime JP2551850Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03159521A (ja) * 1989-11-15 1991-07-09 Tenpaale Kogyo Kk 漏電検知器
JPH0589764A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Hitachi Ltd 予告警報機能付電磁式回路遮断器

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