JPH0732893B2 - 多色被覆の形成方法 - Google Patents
多色被覆の形成方法Info
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- JPH0732893B2 JPH0732893B2 JP61194832A JP19483286A JPH0732893B2 JP H0732893 B2 JPH0732893 B2 JP H0732893B2 JP 61194832 A JP61194832 A JP 61194832A JP 19483286 A JP19483286 A JP 19483286A JP H0732893 B2 JPH0732893 B2 JP H0732893B2
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- paint
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多色被覆の形成方法に関し、特に自動車等の被
塗面に着色下地を施した上でマイカベース塗料を膜厚に
差が生じるように塗装することにより、多色被覆とする
方法に関する。
塗面に着色下地を施した上でマイカベース塗料を膜厚に
差が生じるように塗装することにより、多色被覆とする
方法に関する。
[従来の技術] 自動車の多色塗装仕上げは従来ツートーン仕上げにより
行われていた。これは、第一の塗料を塗装し焼付けをし
た後で一部をマスキングし、異なる色調の第二の塗料を
塗装し、再度焼付けを行うことにより得られる。しかし
このような方式では、2度焼付けを施すのでオーバーベ
イクとなり、黄変や耐侯性の低下が生じたり、見切り部
において大きな段差がある等の問題があった。また近年
の意匠の多様性の要求を十分に満たすことができなかっ
た。
行われていた。これは、第一の塗料を塗装し焼付けをし
た後で一部をマスキングし、異なる色調の第二の塗料を
塗装し、再度焼付けを行うことにより得られる。しかし
このような方式では、2度焼付けを施すのでオーバーベ
イクとなり、黄変や耐侯性の低下が生じたり、見切り部
において大きな段差がある等の問題があった。また近年
の意匠の多様性の要求を十分に満たすことができなかっ
た。
このような問題点を解決するために種々の提案がなされ
た。例えば特開昭60−58270号は、中塗り塗料でツート
ーンカラー塗装を行った後その全面を着色透明もしくは
半透明の上塗り塗料で塗装することを特徴とするツート
ーンカラー仕上げ方法を開示している。詳細には、第一
の中塗り塗膜を形成し、焼付けをした後、一部をマスキ
ングして第二の中塗り塗料を塗装し、同様に焼付けを行
う。その後マスキングを除去して、着色透明又は半透明
の上塗り塗料を全面に塗装し、再び焼付けを行う。
た。例えば特開昭60−58270号は、中塗り塗料でツート
ーンカラー塗装を行った後その全面を着色透明もしくは
半透明の上塗り塗料で塗装することを特徴とするツート
ーンカラー仕上げ方法を開示している。詳細には、第一
の中塗り塗膜を形成し、焼付けをした後、一部をマスキ
ングして第二の中塗り塗料を塗装し、同様に焼付けを行
う。その後マスキングを除去して、着色透明又は半透明
の上塗り塗料を全面に塗装し、再び焼付けを行う。
また特開昭60−118266号は被塗装物に第1の塗色の塗料
を塗装して第1下地層を形成し、第1下地層上の選ばれ
た領域に第2の塗色の低隠蔽性塗料を塗装して第2下地
層を形成し、第1及び第2の下地層の塗料塗膜上面にク
リア塗料を塗装することを特徴とするツートーンカラー
塗装方法を開示している。この方法においては、第2下
地層の形成用にパールマイカなどの低隠蔽性の塗料を使
用する。この塗装方法ではカラーベース、マイカベース
及びクリアの3層でもって色目を出している。
を塗装して第1下地層を形成し、第1下地層上の選ばれ
た領域に第2の塗色の低隠蔽性塗料を塗装して第2下地
層を形成し、第1及び第2の下地層の塗料塗膜上面にク
リア塗料を塗装することを特徴とするツートーンカラー
塗装方法を開示している。この方法においては、第2下
地層の形成用にパールマイカなどの低隠蔽性の塗料を使
用する。この塗装方法ではカラーベース、マイカベース
及びクリアの3層でもって色目を出している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら上記特開昭60−58270号の方法では異なる
カラー中塗り塗装によりツートーンカラー仕上げとして
いるので2回も焼付けを行う必要があり経済的でなく、
また上塗り塗料の膜厚が均一であり意匠的に十分な多様
性を出すことができない。また特開昭60−118266号の方
法はカラーベース(第1下地層)、マイカベース(第2
下地層)及びクリア(仕上げ層)の3層で色目を出して
いるので、部分的にパールマイカ調となるにすぎず、満
足な仕上がり外観が得られない。
カラー中塗り塗装によりツートーンカラー仕上げとして
いるので2回も焼付けを行う必要があり経済的でなく、
また上塗り塗料の膜厚が均一であり意匠的に十分な多様
性を出すことができない。また特開昭60−118266号の方
法はカラーベース(第1下地層)、マイカベース(第2
下地層)及びクリア(仕上げ層)の3層で色目を出して
いるので、部分的にパールマイカ調となるにすぎず、満
足な仕上がり外観が得られない。
従って、本発明の目的は全体的にマイカ調を有する多色
被膜を1度の焼付けで経済的に形成し得る方法を提供す
ることである。
被膜を1度の焼付けで経済的に形成し得る方法を提供す
ることである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は着色下地上
に形成するマイカベース塗料の膜厚を変えることにより
着色下地とマイカベース塗膜との複合色を色々に変える
ことができることを発見し、本発明に想到した。
に形成するマイカベース塗料の膜厚を変えることにより
着色下地とマイカベース塗膜との複合色を色々に変える
ことができることを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の多色被覆の形成方法は、(a)着色
下地の形成された被塗物の一部に、0.1〜10重量%のマ
イカ顔料を含有し、50μm以上の隠蔽力を有するマイカ
ベース塗料を10〜25μmの乾燥膜厚となるように塗装し
て、第一のマイカベース塗膜を形成し、(b)さらに前
記被塗物のほぼ全面に前記マイカベース塗料を10〜25μ
mの乾燥膜厚となるように塗り重ねて第二のマイカベー
ス塗膜を形成し、もって得られた工程(b)によるマイ
カベース塗膜と工程(a)及び工程(b)で積層された
マイカベース塗膜との膜厚の差により前記着色下地との
複合色を変化させることを特徴とする。
下地の形成された被塗物の一部に、0.1〜10重量%のマ
イカ顔料を含有し、50μm以上の隠蔽力を有するマイカ
ベース塗料を10〜25μmの乾燥膜厚となるように塗装し
て、第一のマイカベース塗膜を形成し、(b)さらに前
記被塗物のほぼ全面に前記マイカベース塗料を10〜25μ
mの乾燥膜厚となるように塗り重ねて第二のマイカベー
ス塗膜を形成し、もって得られた工程(b)によるマイ
カベース塗膜と工程(a)及び工程(b)で積層された
マイカベース塗膜との膜厚の差により前記着色下地との
複合色を変化させることを特徴とする。
また、本発明の第2の多色被覆の形成方法は、(a)着
色下地の形成された被塗物の一部に、0.1〜10重量%の
マイカ顔料を含有し、50μm以上の隠蔽力を有するマイ
カベース塗料を10〜25μmの乾燥膜厚となるように塗装
して、第一のマイカベース塗膜を形成し、(b)前記被
塗物のほぼ全面に前記マイカベース塗料を10〜25μmの
乾燥膜厚となるように塗り重ねて第二のマイカベース塗
膜を形成し、(c)さらにクリア塗料を塗装し、もって
得られた工程(b)によるマイカベース塗膜と工程
(a)及び工程(b)で積層されたマイカベース塗膜と
の膜厚の差により前記着色下地との複合色を変化させる
ことを特徴とする。
色下地の形成された被塗物の一部に、0.1〜10重量%の
マイカ顔料を含有し、50μm以上の隠蔽力を有するマイ
カベース塗料を10〜25μmの乾燥膜厚となるように塗装
して、第一のマイカベース塗膜を形成し、(b)前記被
塗物のほぼ全面に前記マイカベース塗料を10〜25μmの
乾燥膜厚となるように塗り重ねて第二のマイカベース塗
膜を形成し、(c)さらにクリア塗料を塗装し、もって
得られた工程(b)によるマイカベース塗膜と工程
(a)及び工程(b)で積層されたマイカベース塗膜と
の膜厚の差により前記着色下地との複合色を変化させる
ことを特徴とする。
マイカベース塗料は、塗料中に分散したマイカ粒子によ
り透過光を反射散乱し、パール状の輝きを発生するもの
であるが、着色下地上に形成するとそれと複合色を形成
する。そしてその複合色はマイカベース塗膜の膜厚によ
り顕著に変化することがわかった。本発明の方法はこの
性質を利用し、マイカベース塗料の塗膜厚さを部分的に
変えることによりマイカ塗料の多色化を達成したもので
ある。
り透過光を反射散乱し、パール状の輝きを発生するもの
であるが、着色下地上に形成するとそれと複合色を形成
する。そしてその複合色はマイカベース塗膜の膜厚によ
り顕著に変化することがわかった。本発明の方法はこの
性質を利用し、マイカベース塗料の塗膜厚さを部分的に
変えることによりマイカ塗料の多色化を達成したもので
ある。
本発明の方法において、着色下地は塗膜(カラー中塗
り)、着色テープ、螢光テープ等であり特に限定されな
いが、例えば自動車外板の塗装においては、カラー中塗
りを用いる。
り)、着色テープ、螢光テープ等であり特に限定されな
いが、例えば自動車外板の塗装においては、カラー中塗
りを用いる。
カラー中塗りは被塗物に直接形成してもよいが、通常は
下塗り(プライマー)を施した上に形成する。下塗りは
電着塗装によるのが普通であり、これには従来公知のア
ニオン型又はカチオン型の電着塗料を使用する。アニオ
ン型電着塗料を使用する場合には、被塗物を陽極として
別に陰極を設けて水中で行う。カチオン型電着塗料を使
用する場合はこの逆である。電着塗装の膜圧は通常乾燥
膜厚で15〜20μmであるが、これ以上でも経済性を別に
すれば性能的には特に問題はない。
下塗り(プライマー)を施した上に形成する。下塗りは
電着塗装によるのが普通であり、これには従来公知のア
ニオン型又はカチオン型の電着塗料を使用する。アニオ
ン型電着塗料を使用する場合には、被塗物を陽極として
別に陰極を設けて水中で行う。カチオン型電着塗料を使
用する場合はこの逆である。電着塗装の膜圧は通常乾燥
膜厚で15〜20μmであるが、これ以上でも経済性を別に
すれば性能的には特に問題はない。
本発明に使用し得るカラー中塗り塗料として種々のもの
があるが、特に自動車塗装用等に好ましいのは熱硬化性
樹脂をベースとするものである。熱硬化性樹脂としては
アルキド樹脂、オイルフリ−アルキド樹脂、アクリル樹
脂等を使用することができる。カラー中塗り塗料はその
ほかに硬化剤、着色顔料、溶剤等を含有する。熱硬化性
樹脂の硬化剤としては、メラミン樹脂や遊離NCO基を有
するポリイソシアネート等がある。熱硬化性樹脂と硬化
剤との比率は重量%で85:15〜40:60とするのが好まし
い。また着色顔料については、所望の色を出すためにチ
タン白等の白色顔料や有機又は無機の顔料の中から任意
のものを選択することができる。塗料中の顔料濃度は一
般に5〜55重量%程度とするのが好ましい。さらに溶剤
は熱硬化性樹脂を溶解して着色顔料の分散性を向上する
とともに塗料の粘度を調節して作業性を向上したり、塗
膜の仕上がり外観を向上したりするために使用する。こ
れらの目的のために、例えば脂肪族炭化水素、芳香族炭
化水素、ケトン類、エステル類等が好ましい。
があるが、特に自動車塗装用等に好ましいのは熱硬化性
樹脂をベースとするものである。熱硬化性樹脂としては
アルキド樹脂、オイルフリ−アルキド樹脂、アクリル樹
脂等を使用することができる。カラー中塗り塗料はその
ほかに硬化剤、着色顔料、溶剤等を含有する。熱硬化性
樹脂の硬化剤としては、メラミン樹脂や遊離NCO基を有
するポリイソシアネート等がある。熱硬化性樹脂と硬化
剤との比率は重量%で85:15〜40:60とするのが好まし
い。また着色顔料については、所望の色を出すためにチ
タン白等の白色顔料や有機又は無機の顔料の中から任意
のものを選択することができる。塗料中の顔料濃度は一
般に5〜55重量%程度とするのが好ましい。さらに溶剤
は熱硬化性樹脂を溶解して着色顔料の分散性を向上する
とともに塗料の粘度を調節して作業性を向上したり、塗
膜の仕上がり外観を向上したりするために使用する。こ
れらの目的のために、例えば脂肪族炭化水素、芳香族炭
化水素、ケトン類、エステル類等が好ましい。
カラー中塗り塗料は20〜50μmの膜厚に塗装し、100〜1
60℃で10〜20分間焼付けを行う。得られた中塗りは必要
とあらば平滑性向上のため#600のペーパーで水研ぎす
る。
60℃で10〜20分間焼付けを行う。得られた中塗りは必要
とあらば平滑性向上のため#600のペーパーで水研ぎす
る。
次にカラー中塗りからなる着色下地の上に所望のパター
ンに応じ部分的にテープや紙等でマスキングを施す。こ
のマスキングした着色下地上にマイカベース塗料を塗装
する。
ンに応じ部分的にテープや紙等でマスキングを施す。こ
のマスキングした着色下地上にマイカベース塗料を塗装
する。
本発明の方法に使用し得るマイカベース塗料としては種
々のものがあるが、とりわけマイカにチタン白の薄層を
コーティングした真珠色のホワイトマイカや、チタン白
のコーティング層が比較的厚く干渉色を発する干渉マイ
カや、酸化鉄で被覆された着色マイカ等が好ましい。こ
れらのマイカ顔料は、メルク社、マール社、日本光研工
業(株)、帝国化工(株)、EMケミカル社等により市販
されている。
々のものがあるが、とりわけマイカにチタン白の薄層を
コーティングした真珠色のホワイトマイカや、チタン白
のコーティング層が比較的厚く干渉色を発する干渉マイ
カや、酸化鉄で被覆された着色マイカ等が好ましい。こ
れらのマイカ顔料は、メルク社、マール社、日本光研工
業(株)、帝国化工(株)、EMケミカル社等により市販
されている。
マイカベース塗料は着色下地との明瞭な複合色を出すた
めに、50μm以上の隠蔽力を有する。隠蔽力が50μm未
満であるとマイカベース塗料の重ね塗りによる色変化が
小さすぎ、多色塗りが効果的に得られない。しかし実用
的観点からは50〜150μmの隠蔽力を有するものが好ま
しい。
めに、50μm以上の隠蔽力を有する。隠蔽力が50μm未
満であるとマイカベース塗料の重ね塗りによる色変化が
小さすぎ、多色塗りが効果的に得られない。しかし実用
的観点からは50〜150μmの隠蔽力を有するものが好ま
しい。
また、本発明のマイカベース塗料中のマイカ顔料の含有
量は0.1〜10重量%である。0.1重量%未満だと着色下地
の色が強く出すぎてマイカ塗装の効果が不十分であり、
また10重量%を超えるとマイカベース塗膜の光沢が低下
し、仕上がり外観が悪化する。好ましいマイカ顔料の含
有量は0.5〜8重量%である。
量は0.1〜10重量%である。0.1重量%未満だと着色下地
の色が強く出すぎてマイカ塗装の効果が不十分であり、
また10重量%を超えるとマイカベース塗膜の光沢が低下
し、仕上がり外観が悪化する。好ましいマイカ顔料の含
有量は0.5〜8重量%である。
なおマイカベース塗料中のビヒクル樹脂はカラー中塗り
塗料と同じでよく、さらに同様の硬化剤等の添加剤や溶
剤を使用することができる。
塗料と同じでよく、さらに同様の硬化剤等の添加剤や溶
剤を使用することができる。
以上の組成のマイカベース塗料を部分的にマスキングし
たカラー中塗り(着色下地)上に塗装し、マイカベース
塗料の第一層を形成する。この第一層の乾燥膜厚は10〜
25μm、好ましくは10〜15μmである。
たカラー中塗り(着色下地)上に塗装し、マイカベース
塗料の第一層を形成する。この第一層の乾燥膜厚は10〜
25μm、好ましくは10〜15μmである。
第一のマイカベース塗膜を形成後、マスキングを除去し
て、焼付けを行うことなくマイカベース塗料の第二層を
塗り重ねる。多色塗り効果を十分に発揮し得るために、
第二層のマイカベース塗料も第一層のものと同様に、0.
1〜10重量%のマイカ顔料及び50μm以上の隠蔽力を有
するのが好ましい。このマイカベース塗料による第二層
の塗膜は10〜25μm、好ましくは10〜15μmである。
て、焼付けを行うことなくマイカベース塗料の第二層を
塗り重ねる。多色塗り効果を十分に発揮し得るために、
第二層のマイカベース塗料も第一層のものと同様に、0.
1〜10重量%のマイカ顔料及び50μm以上の隠蔽力を有
するのが好ましい。このマイカベース塗料による第二層
の塗膜は10〜25μm、好ましくは10〜15μmである。
以上のようにして着色下地上に形成されたマイカベース
塗膜は、マスキングした部分においては第二層のみ(10
〜25μm)であるが、マスキングしていない部分におい
ては第一層+第二層(20〜50μm)である。このように
マイカベース塗料の塗膜は所望のパターンに応じて膜厚
が変化しているので、それに応じて着色下地との複合色
も変化する。これにより所望のパターンの多色塗りが得
られる。
塗膜は、マスキングした部分においては第二層のみ(10
〜25μm)であるが、マスキングしていない部分におい
ては第一層+第二層(20〜50μm)である。このように
マイカベース塗料の塗膜は所望のパターンに応じて膜厚
が変化しているので、それに応じて着色下地との複合色
も変化する。これにより所望のパターンの多色塗りが得
られる。
マイカベース塗料の塗装が完了した後で、必要に応じク
リア塗料を塗装する。クリア塗料にはカラー中塗り塗料
に用いたのと同じ熱硬化性樹脂及び硬化剤を使用するこ
とができる。クリア塗料の塗装はマイカベース塗料の塗
膜上にウェットオンウェットで行うのが経済的である
が、マイカベース塗料の焼付け後に行っても何ら問題は
ない。いずれの場合もクリア塗料のトップ層は焼付けを
施す。
リア塗料を塗装する。クリア塗料にはカラー中塗り塗料
に用いたのと同じ熱硬化性樹脂及び硬化剤を使用するこ
とができる。クリア塗料の塗装はマイカベース塗料の塗
膜上にウェットオンウェットで行うのが経済的である
が、マイカベース塗料の焼付け後に行っても何ら問題は
ない。いずれの場合もクリア塗料のトップ層は焼付けを
施す。
[実施例] 本発明を以下の実施例に基づき更に詳細に説明する。
実施例1 下記の条件により着色下地とマイカベース塗膜とによる
多色被覆を形成した。
多色被覆を形成した。
(1)被塗物:0.8mm×300mm×500mm鋼板。
(2)前処理:リン酸亜鉛系表面処理剤“グラノヂンSD
−5000"(日本ペイント(株)製)被覆。
−5000"(日本ペイント(株)製)被覆。
(3)下塗り:カチオン電着塗料として“パワートップ
U−30"(日本ペイント(株)製)を塗装。乾燥膜厚20
μm。180℃で20分間焼付け。
U−30"(日本ペイント(株)製)を塗装。乾燥膜厚20
μm。180℃で20分間焼付け。
(4)カラー中塗り:オイルフリーメラミン系塗料とし
て日本ペイント(株)製の“オルガP−2ブルー”(N
−6)を塗装。140℃で20分間焼付け。乾燥膜厚35μ
m。
て日本ペイント(株)製の“オルガP−2ブルー”(N
−6)を塗装。140℃で20分間焼付け。乾燥膜厚35μ
m。
(5)マイカベース塗料と塗装: (a)マイカベース塗料:干渉ブルーマイカとしてマー
ル社の“エクステリア、ハイライト・ブルー”を5重量
%配合したアクリル樹脂系塗料(日本ペイント(株)製
“スーパーラックM−12")。隠蔽力200μm。
ル社の“エクステリア、ハイライト・ブルー”を5重量
%配合したアクリル樹脂系塗料(日本ペイント(株)製
“スーパーラックM−12")。隠蔽力200μm。
(b)第一層:カラー中塗りの中央部にマスキングテー
プで1本のストライプを付けた上で被塗物をコンベア上
に戴置し、スプレーガンにより上記マイカベース塗料を
下記の条件で塗装。
プで1本のストライプを付けた上で被塗物をコンベア上
に戴置し、スプレーガンにより上記マイカベース塗料を
下記の条件で塗装。
スプレーガン:REAキャップNo.6 スプレーガンの数:2 スプレーガンの距離:30cm スプレーガンストローク:25往復/分 塗装粘度:13秒/#4フォードカップ20℃ 吐出量:300cc/分 霧化エアー圧:4.5Kg/cm2 印加電圧:−60KV コンベアスピード:4m/分 パターン幅:30cm 膜厚:10μm (c)第二層:第一層を塗装後マスキングテープを剥
し、上記マイカベース塗料を第一層と同一条件によりウ
ェットオンウェットで塗装。膜厚10μm。
し、上記マイカベース塗料を第一層と同一条件によりウ
ェットオンウェットで塗装。膜厚10μm。
(6)クリア塗装:得られたマイカベース塗料の第二層
の上に、アクリル樹脂系クリア塗料として“スーパーラ
ックO−28Mクリア”(日本ペイント(株)製)をウェ
ットオンウェットで塗装。140℃で20分間焼付け。乾燥
膜厚35μm。
の上に、アクリル樹脂系クリア塗料として“スーパーラ
ックO−28Mクリア”(日本ペイント(株)製)をウェ
ットオンウェットで塗装。140℃で20分間焼付け。乾燥
膜厚35μm。
得られた多色被覆について、多色性(2色のコントラス
ト)、PGd値(鮮映性)、艶感、促進耐侯性、付着性及
び耐衝撃性をそれぞれ下記の条件で測定した。
ト)、PGd値(鮮映性)、艶感、促進耐侯性、付着性及
び耐衝撃性をそれぞれ下記の条件で測定した。
多色性:肉眼判定。
PGd値:(財)日本色彩研究所製PGD−4型で評価。
艶感:肉眼判定。
促進耐侯性:JIS K 5400 6.17 400時間後の光沢保持率(%)により表わす。
付着性:JIS K 5400 6.15 1mm間隔の基盤目(100個)のセロテープ剥離試験により
測定。残存した碁盤目の個数により表わす。
測定。残存した碁盤目の個数により表わす。
耐衝撃性:JIS K 5400 6.13 500gのおもり及び直径1/2インチの撃ち型を使用。
実施例2 実施例1においてカラー中塗り用の“オルガP−2ブル
ー”塗料の明度をN−6からN−3に変更した以外は同
一の条件で多色被覆を形成し、同一の試験を行った。
ー”塗料の明度をN−6からN−3に変更した以外は同
一の条件で多色被覆を形成し、同一の試験を行った。
実施例3 実施例1においてマイカベース塗料中のマイカ顔料の濃
度を10重量%とした以外は同一の条件で多色被覆を形成
し、同一の試験を行った。
度を10重量%とした以外は同一の条件で多色被覆を形成
し、同一の試験を行った。
実施例4 実施例1の第5工程においてカラー中塗り塗膜の一部に
20×400mmの住友スリーM社製螢光テープを貼り、第6
工程でスーパーラックM−12を隠蔽力200μmに塗装
し、第7工程でスーパーラックO−28Mクリアをウエッ
トオンウエットで塗装し、それ以外は実施例1と同様の
方法で試験片を作成し、試験した。
20×400mmの住友スリーM社製螢光テープを貼り、第6
工程でスーパーラックM−12を隠蔽力200μmに塗装
し、第7工程でスーパーラックO−28Mクリアをウエッ
トオンウエットで塗装し、それ以外は実施例1と同様の
方法で試験片を作成し、試験した。
比較例1 実施例1においてカラー中塗りをマスキングにより多色
にし、マイカベース塗膜を一層とした以外は同一の条件
で多色被覆を形成し、同一の試験を行った。
にし、マイカベース塗膜を一層とした以外は同一の条件
で多色被覆を形成し、同一の試験を行った。
以上の実施例1〜4及び比較例1の試験結果を下記の表
1示す。
1示す。
表1に示す結果から、本発明の方法により形成した多色
被覆は優れた色調のコントラスト及び良好な塗膜性能を
有することがわかる。
被覆は優れた色調のコントラスト及び良好な塗膜性能を
有することがわかる。
実施例5 実施例1においてマイカベース塗料中のマイカ顔料の濃
度及び隠蔽力を下記の表2に示す通りにした以外は同一
の条件で多色被覆を形成した。
度及び隠蔽力を下記の表2に示す通りにした以外は同一
の条件で多色被覆を形成した。
それぞれの多色被覆について実施例1と同一の試験を行
った。結果を表2に示す。
った。結果を表2に示す。
表2の結果からマイカ顔料濃度が0.1〜10重量%の範囲
にあると色調のコントラストが良好であることがわか
る。
にあると色調のコントラストが良好であることがわか
る。
実施例6 実施例1においてマイカベース塗料の第一層及び第二層
の膜厚をそれぞれ下記の表3に示す通りにした以外は同
一条件で多色被覆を形成し、同一の試験を行った。結果
を表3に示す。
の膜厚をそれぞれ下記の表3に示す通りにした以外は同
一条件で多色被覆を形成し、同一の試験を行った。結果
を表3に示す。
表3の結果から、膜厚が本発明の範囲外のもの(試料N
o.1及び4)は色調のコントラストが劣ることがわか
る。また試料No.1についてはマイカ顔料の濃度を5重量
%より高くしても十分な色調のコントラストが得られ
ず、また試料No.4についてはマイカ顔料の濃度を5重量
%より低くしても同様に満足な色調のコントラストが得
られなかった。
o.1及び4)は色調のコントラストが劣ることがわか
る。また試料No.1についてはマイカ顔料の濃度を5重量
%より高くしても十分な色調のコントラストが得られ
ず、また試料No.4についてはマイカ顔料の濃度を5重量
%より低くしても同様に満足な色調のコントラストが得
られなかった。
[発明の効果] 本発明の多色被覆の形成方法は、以下の効果を有する。
(1)マイカベース塗料の膜厚差を利用することにより
種々の色調のコントラストを容易に得ることができる。
種々の色調のコントラストを容易に得ることができる。
(2)カラー中塗りの一部に着色テープや螢光テープを
貼着して多色化した上に膜厚の異なるマイカ塗膜を形成
することにより、極めて多様な意匠の塗膜を得ることが
できる。
貼着して多色化した上に膜厚の異なるマイカ塗膜を形成
することにより、極めて多様な意匠の塗膜を得ることが
できる。
(3)マイカベース塗膜による多色化であるので、着色
化地との複合色は美しいパールマイカ調とすることがで
きる。
化地との複合色は美しいパールマイカ調とすることがで
きる。
(4)マイカベース塗料はカラー中塗り上にウェットオ
ンウェットで塗装することができるので、全体として焼
付けの回数を減少することができ、経済的である。
ンウェットで塗装することができるので、全体として焼
付けの回数を減少することができ、経済的である。
(5)以上の特徴により、本発明の方法は特に自動車外
板の美粧塗装に有効である。
板の美粧塗装に有効である。
Claims (6)
- 【請求項1】(a)着色下地の形成された被塗物の一部
に、0.1〜10重量%のマイカ顔料を含有し、50μm以上
の隠蔽力を有するマイカベース塗料を10〜25μmの乾燥
膜厚となるように塗装して、第一のマイカベース塗膜を
形成し、 (b)さらに前記被塗物のほぼ全面に前記マイカベース
塗料を10〜25μmの乾燥膜厚となるように塗り重ねて第
二のマイカベース塗膜を形成し、 もって工程(b)で得られたマイカベース塗膜と工程
(a)及び工程(b)で積層されたマイカベース塗膜と
の膜厚の差により前記着色下地との複合色を変化させる
ことを特徴とする多色被覆の形成方法。 - 【請求項2】(a)着色下地の形成された被塗物の一部
に、0.1〜10重量%のマイカ顔料を含有し、50μm以上
の隠蔽力を有するマイカベース塗料を10〜25μmの乾燥
膜厚となるように塗装して、第一のマイカベース塗膜を
形成し、 (b)前記被塗物のほぼ全面に前記マイカベース塗料を
10〜25μmの乾燥膜厚となるように塗り重ねて第二のマ
イカベース塗膜を形成し、 (c)さらにクリア塗料を塗装し、 もって工程(b)で得られたマイカベース塗膜と工程
(a)及び工程(b)で積層されたマイカベース塗膜と
の膜厚の差により前記着色下地との複合色を変化させる
ことを特徴とする多色被覆の形成方法。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の多色被覆の
形成方法において、前記第二のマイカベース塗膜を前記
第一のマイカベース塗膜上にウエットオンウエットで形
成することを特徴とする多色被覆の形成方法。 - 【請求項4】特許請求の範囲第2項に記載の多色被覆の
形成方法において、前記第二のマイカベース塗膜を前記
第一のマイカベース塗膜上にウエットオンウエットで形
成することを特徴とする多色被覆の形成方法。 - 【請求項5】特許請求の範囲第1項又は第3項に記載の
多色被覆の形成方法において、前記着色下地がカラー塗
膜の一部に着色テープ又は蛍光テープを貼着したもので
あることを特徴とする多色被覆の形成方法。 - 【請求項6】特許請求の範囲第2項又は第4項に記載の
多色被覆の形成方法において、前記着色下地がカラー塗
膜の一部に着色テープ又は蛍光テープを貼着したもので
あることを特徴とする多色被覆の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61194832A JPH0732893B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 多色被覆の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61194832A JPH0732893B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 多色被覆の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6351981A JPS6351981A (ja) | 1988-03-05 |
| JPH0732893B2 true JPH0732893B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=16331001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61194832A Expired - Lifetime JPH0732893B2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 | 多色被覆の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732893B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5884081A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-20 | Kubokou Paint Kk | 塗装方法 |
| JPS58139763A (ja) * | 1982-02-15 | 1983-08-19 | Asahi Tokushu Gohan Kk | 木目化粧板の製造方法 |
-
1986
- 1986-08-20 JP JP61194832A patent/JPH0732893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6351981A (ja) | 1988-03-05 |
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