JPH073295A - 廃食用油を原料とする小型石鹸製造装置 - Google Patents
廃食用油を原料とする小型石鹸製造装置Info
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- JPH073295A JPH073295A JP17268493A JP17268493A JPH073295A JP H073295 A JPH073295 A JP H073295A JP 17268493 A JP17268493 A JP 17268493A JP 17268493 A JP17268493 A JP 17268493A JP H073295 A JPH073295 A JP H073295A
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Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 安全で簡単な操作の下に短時間のうちに均一
で良質な石鹸を製造できる廃食用油を原料とする小型石
鹸石鹸製造装置を提供する。 〔構成〕 水平支持軸24の回りを傾動可能な傾動フレ
ーム12と、水平支持軸24を含む平面内で強制回転さ
せられるよう傾動フレーム12に取り付けられ、内部に
粉砕用の格子体46が取り付けられる反応釜14と、火
口を反応釜14に向けて傾動フレーム12に取り付けら
れるバーナ16とからなる廃食用油を原料とする小型石
鹸製造装置。
で良質な石鹸を製造できる廃食用油を原料とする小型石
鹸石鹸製造装置を提供する。 〔構成〕 水平支持軸24の回りを傾動可能な傾動フレ
ーム12と、水平支持軸24を含む平面内で強制回転さ
せられるよう傾動フレーム12に取り付けられ、内部に
粉砕用の格子体46が取り付けられる反応釜14と、火
口を反応釜14に向けて傾動フレーム12に取り付けら
れるバーナ16とからなる廃食用油を原料とする小型石
鹸製造装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭から出る廃食用油
を原料として石鹸を製造する石鹸製造装置に関し、地元
の婦人会等の使用に適した小型で小規模のものを対象と
したものである。油料理に使用した廃食用油をそのまま
河川等に廃棄すると河川の水質汚染につながり、又、焼
却処分するにしても高熱を発して炉を傷めるから、国や
自治体はこれを石鹸等にリサイクルをすることを奨励し
ている。これに応えて地元の婦人会等の団体は地域活動
の一環としてこれを原料に石鹸を製造しているところが
ある。
を原料として石鹸を製造する石鹸製造装置に関し、地元
の婦人会等の使用に適した小型で小規模のものを対象と
したものである。油料理に使用した廃食用油をそのまま
河川等に廃棄すると河川の水質汚染につながり、又、焼
却処分するにしても高熱を発して炉を傷めるから、国や
自治体はこれを石鹸等にリサイクルをすることを奨励し
ている。これに応えて地元の婦人会等の団体は地域活動
の一環としてこれを原料に石鹸を製造しているところが
ある。
【0002】
【従来の技術】石鹸は、油脂に水に溶かしたカセイソー
ダ、ソーダ灰を加えて加熱すると製造できるが、もっと
も原始的な方法は、大きな釜を火にかけ、この中に油脂
を入れてカセイソーダを段階的に加えてしゃもじ等で攪
拌しながら反応させる方法であるが、反応の過程で内容
物が膨張し、釜から溢れて飛散したりして危険である。
又、攪拌が充分に行われず、油分が残ってしまうこと等
から均一な製品ができ難い等の問題もある。
ダ、ソーダ灰を加えて加熱すると製造できるが、もっと
も原始的な方法は、大きな釜を火にかけ、この中に油脂
を入れてカセイソーダを段階的に加えてしゃもじ等で攪
拌しながら反応させる方法であるが、反応の過程で内容
物が膨張し、釜から溢れて飛散したりして危険である。
又、攪拌が充分に行われず、油分が残ってしまうこと等
から均一な製品ができ難い等の問題もある。
【0003】このため、図8に示すような反応釜を用い
る製造装置によることがある。即ち、反応釜Aの中に枠
Bで支えられるモータCで駆動される攪拌羽根Dを突入
させるとともに、反応釜Aの下に加熱用のバーナEを置
いたものである。これにより、原料及び添加剤を反応釜
Aの中に入れ、攪拌羽根Dで攪拌しながら加熱していた
のである。尚、内容物の取出しや清掃の便を考慮して、
反応釜AはフレームFで支えられる水平支持軸Gの回り
に傾動可能に取り付けている。
る製造装置によることがある。即ち、反応釜Aの中に枠
Bで支えられるモータCで駆動される攪拌羽根Dを突入
させるとともに、反応釜Aの下に加熱用のバーナEを置
いたものである。これにより、原料及び添加剤を反応釜
Aの中に入れ、攪拌羽根Dで攪拌しながら加熱していた
のである。尚、内容物の取出しや清掃の便を考慮して、
反応釜AはフレームFで支えられる水平支持軸Gの回り
に傾動可能に取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置には
依然として次のような欠点がある。即ち、反応釜の開口
部は攪拌棒を着脱するために狭くできず、これに伴って
飛散の危険性は残る。攪拌羽根が反応釜中に突入してい
るから、反応釜を傾ける効果的な加熱できない。反応釜
下部だけの部分的な加熱になるから、充分で均質な加熱
が得られないし、焦げ付きも生じ易い。攪拌羽根では粉
砕が充分ではなく、数十ミリのオイルボールができ、未
反応で油分が残り易い。その上、でき上がった製品を取
り出そうとして反応釜を反転させる際にはこれを取り外
さなければならない。使用後に清掃するにしても、再度
攪拌羽根を取り付けて水を入れなければならない等大変
である。本発明は、このような課題を解決するものであ
って、誰でもが簡単に使える装置で、良質で均一な石鹸
を大した労力なしで、しかも、安全、短時間に製造でき
るようにしたものである。
依然として次のような欠点がある。即ち、反応釜の開口
部は攪拌棒を着脱するために狭くできず、これに伴って
飛散の危険性は残る。攪拌羽根が反応釜中に突入してい
るから、反応釜を傾ける効果的な加熱できない。反応釜
下部だけの部分的な加熱になるから、充分で均質な加熱
が得られないし、焦げ付きも生じ易い。攪拌羽根では粉
砕が充分ではなく、数十ミリのオイルボールができ、未
反応で油分が残り易い。その上、でき上がった製品を取
り出そうとして反応釜を反転させる際にはこれを取り外
さなければならない。使用後に清掃するにしても、再度
攪拌羽根を取り付けて水を入れなければならない等大変
である。本発明は、このような課題を解決するものであ
って、誰でもが簡単に使える装置で、良質で均一な石鹸
を大した労力なしで、しかも、安全、短時間に製造でき
るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、水平支持軸の回りを傾動可能な傾動フレームと、水
平支持軸を含む平面内で強制回転させられるよう傾動フ
レームに取り付けられ、内部に粉砕用の格子体が取り付
けられる反応釜と、火口を反応釜に向けて傾動フレーム
に取り付けられるバーナとからなる廃食用油を原料とす
る小型石鹸製造装置を提供したものである。
は、水平支持軸の回りを傾動可能な傾動フレームと、水
平支持軸を含む平面内で強制回転させられるよう傾動フ
レームに取り付けられ、内部に粉砕用の格子体が取り付
けられる反応釜と、火口を反応釜に向けて傾動フレーム
に取り付けられるバーナとからなる廃食用油を原料とす
る小型石鹸製造装置を提供したものである。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、即ち、反応釜は
傾けて、且つ、強制回転させられながら加熱されるもの
であるから、この中に入れられた原料と添加剤の攪拌、
混合、粉砕に優れるものとなる。特に、反応釜の中に設
けられ格子体は、これをくぐった内容物はそのメッシュ
以下に粉砕されるから、粉砕効果は抜群である。又、バ
ーナは傾動フレームに取り付けられるから、反応釜の姿
勢が変わっても両者の相対的位置関係は不変であり、加
熱むらがない。
傾けて、且つ、強制回転させられながら加熱されるもの
であるから、この中に入れられた原料と添加剤の攪拌、
混合、粉砕に優れるものとなる。特に、反応釜の中に設
けられ格子体は、これをくぐった内容物はそのメッシュ
以下に粉砕されるから、粉砕効果は抜群である。又、バ
ーナは傾動フレームに取り付けられるから、反応釜の姿
勢が変わっても両者の相対的位置関係は不変であり、加
熱むらがない。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す石鹸製造装置
の一部断面正面図、図2は側面図、図3は平面図である
が、本製造装置は、基礎フレーム10、傾動フレーム1
2、反応釜14及び(ガス)バーナ16等からなる。基
礎フレーム10は、底面に移動用のキャスタ18が取り
付けられたベース20と、ベース20の左右両側に起立
する基柱22とからなる。
の一部断面正面図、図2は側面図、図3は平面図である
が、本製造装置は、基礎フレーム10、傾動フレーム1
2、反応釜14及び(ガス)バーナ16等からなる。基
礎フレーム10は、底面に移動用のキャスタ18が取り
付けられたベース20と、ベース20の左右両側に起立
する基柱22とからなる。
【0008】傾動フレーム12は、左右両側に水平支持
軸24が突出したU字形をしているものであり、この水
平支持軸24は基柱22に回転可能に軸支されている。
これにより、傾動フレーム12は水平支持軸24を中心
にして垂直面内で傾動可能になるが、このときの便を考
慮して傾動フレーム12に傾動用のレバー26を取り付
けておく。
軸24が突出したU字形をしているものであり、この水
平支持軸24は基柱22に回転可能に軸支されている。
これにより、傾動フレーム12は水平支持軸24を中心
にして垂直面内で傾動可能になるが、このときの便を考
慮して傾動フレーム12に傾動用のレバー26を取り付
けておく。
【0009】反応釜14は、上部の開口部が口を狭めら
れ、且つ、上部付近に鍔28が形成された円筒体をして
いるものであり、底面に水平支持軸24に直交する支持
軸30が設けられ、この支持軸30が傾動フレーム12
に対して軸受け32で回転自在に軸支されている。反応
釜14の口を狭めることができたのは、後述のように開
口部から物を突っ込んで攪拌したりしなくても充分な攪
拌効果が得られるからであり、これによって内容物の飛
散が防止される。
れ、且つ、上部付近に鍔28が形成された円筒体をして
いるものであり、底面に水平支持軸24に直交する支持
軸30が設けられ、この支持軸30が傾動フレーム12
に対して軸受け32で回転自在に軸支されている。反応
釜14の口を狭めることができたのは、後述のように開
口部から物を突っ込んで攪拌したりしなくても充分な攪
拌効果が得られるからであり、これによって内容物の飛
散が防止される。
【0010】更に、反応釜14は、傾動フレーム12の
水平支持軸24を含む平面内で強制回転させられるよう
になっている。このため、鍔28の下面の全面等にギア
34を取り付け、このギア34に噛み合うピニオン36
の軸を水平支持軸24中を挿通させてその一端を基柱2
2外に延長させ、これにプーリ38を固嵌してこのブー
リ38をベルト40を介してモータ42で駆動するよう
にしている。尚、ギア34とピニオン36は摩擦車であ
ってもよい。
水平支持軸24を含む平面内で強制回転させられるよう
になっている。このため、鍔28の下面の全面等にギア
34を取り付け、このギア34に噛み合うピニオン36
の軸を水平支持軸24中を挿通させてその一端を基柱2
2外に延長させ、これにプーリ38を固嵌してこのブー
リ38をベルト40を介してモータ42で駆動するよう
にしている。尚、ギア34とピニオン36は摩擦車であ
ってもよい。
【0011】これにより、モータ42を駆動すると、そ
の力はピニオン36からギア34に伝えられ、反応釜1
4は支持軸30を中心に回転することになる。尚、この
モータ42は正逆回転可能なものを採用し、反応釜14
は必要に応じて正転、逆転ができるのが望ましい。又、
ベルト40等の伝動機構は安全のためにカバー44で覆
われている。このように、反応釜14を傾けて回転でき
るようにしたことにより、むらのない加熱ができるとと
もに、併せて加熱時間の短縮、燃費の節約が可能になっ
た。
の力はピニオン36からギア34に伝えられ、反応釜1
4は支持軸30を中心に回転することになる。尚、この
モータ42は正逆回転可能なものを採用し、反応釜14
は必要に応じて正転、逆転ができるのが望ましい。又、
ベルト40等の伝動機構は安全のためにカバー44で覆
われている。このように、反応釜14を傾けて回転でき
るようにしたことにより、むらのない加熱ができるとと
もに、併せて加熱時間の短縮、燃費の節約が可能になっ
た。
【0012】この他、反応釜14の内部の周壁には、格
子体46が内方に向かって起立した状態で一個又は複数
個取り付けられている。この格子体46は、内容物を粉
砕するとともに、攪拌、混合させるものであり、線径2
〜6mmの線材を用いて網目状にしてある。網目(メッ
シュ)の大きさは10mm程度がよく、反応釜14を回
転させて攪拌、混合させるとき、内容物はこの格子体4
6を透過してこのメッシュ以下に粉砕される。
子体46が内方に向かって起立した状態で一個又は複数
個取り付けられている。この格子体46は、内容物を粉
砕するとともに、攪拌、混合させるものであり、線径2
〜6mmの線材を用いて網目状にしてある。網目(メッ
シュ)の大きさは10mm程度がよく、反応釜14を回
転させて攪拌、混合させるとき、内容物はこの格子体4
6を透過してこのメッシュ以下に粉砕される。
【0013】揺動フレーム12には、その火口を反応釜
14に向け、且つ、充分な風除け構造が施されたバーナ
16が取り付けられており、火口にガスを導くホース4
8が装置外に延ばされている。尚、バーナ16の火はで
きるだけ反応釜14の底で、且つ、上向きに当たるのが
望ましいから、バーナ16は反応釜14の下部の傾斜部
の位置に設けておく。バーナ16をこの位置に設ける
と、反応釜14の底部に設けられる支持軸30はバーナ
16に接近することになるから、間に断熱材50を介し
て反応釜14の温度が軸受け32等に伝わり難くしてお
く。これにより、軸受け32や傾動フレーム12は耐熱
性のものでなくてもよくなり、コストが安くなる利点が
ある。
14に向け、且つ、充分な風除け構造が施されたバーナ
16が取り付けられており、火口にガスを導くホース4
8が装置外に延ばされている。尚、バーナ16の火はで
きるだけ反応釜14の底で、且つ、上向きに当たるのが
望ましいから、バーナ16は反応釜14の下部の傾斜部
の位置に設けておく。バーナ16をこの位置に設ける
と、反応釜14の底部に設けられる支持軸30はバーナ
16に接近することになるから、間に断熱材50を介し
て反応釜14の温度が軸受け32等に伝わり難くしてお
く。これにより、軸受け32や傾動フレーム12は耐熱
性のものでなくてもよくなり、コストが安くなる利点が
ある。
【0014】反応釜14の上方には、カセイソーダやソ
ーダ灰の添加剤が貯溜できる容器52が反応釜14に対
して接離可能に取り付けられている。容器52の位置を
変更できるとしたのは、反応釜14の回転させての加熱
中に離れた位置から安全に容器52に添加剤を入れるた
めであり、又、傾動によって反応釜14の開口位置が変
化してもこれに確実に添加剤を入れるためであり、更に
は使用しないときに作業の邪魔になるのを防ぐためであ
る。この容器52には、ソーダ灰用の第1容器54とカ
セイソーダ用の第2容器56とがあり、前者は、基柱2
2の上端等に固定された水平面内で回動するアーム58
に支えられており、下面に漏斗状の排出口60が形成さ
れたものである。後者は、アーム58に対して垂直面内
で回転可能なサブアーム62等で支えられ、出口に注入
量調整用のコック64が設けられ、これから注入用のフ
レキシブルパイプ66が連続しているものである。
ーダ灰の添加剤が貯溜できる容器52が反応釜14に対
して接離可能に取り付けられている。容器52の位置を
変更できるとしたのは、反応釜14の回転させての加熱
中に離れた位置から安全に容器52に添加剤を入れるた
めであり、又、傾動によって反応釜14の開口位置が変
化してもこれに確実に添加剤を入れるためであり、更に
は使用しないときに作業の邪魔になるのを防ぐためであ
る。この容器52には、ソーダ灰用の第1容器54とカ
セイソーダ用の第2容器56とがあり、前者は、基柱2
2の上端等に固定された水平面内で回動するアーム58
に支えられており、下面に漏斗状の排出口60が形成さ
れたものである。後者は、アーム58に対して垂直面内
で回転可能なサブアーム62等で支えられ、出口に注入
量調整用のコック64が設けられ、これから注入用のフ
レキシブルパイプ66が連続しているものである。
【0015】以上により、反応釜14の中に廃食用油等
の油脂を入れ、これを加熱しながらカセイソーダ等の反
応剤を数回に分けて添加すると、石鹸が製造できるので
あるが、参考までに10リットルの油脂を使用して石鹸
を製造する場合(20Kg弱の石鹸ができる)の具体的
な製造要領を概説しておく。
の油脂を入れ、これを加熱しながらカセイソーダ等の反
応剤を数回に分けて添加すると、石鹸が製造できるので
あるが、参考までに10リットルの油脂を使用して石鹸
を製造する場合(20Kg弱の石鹸ができる)の具体的
な製造要領を概説しておく。
【0016】先ず、反応釜14の中に全部の油脂を入
れ、バーナ16を点火して70℃程度まで加熱したな
ら、カセイソーダ250gを1.4Lの水に溶かした第
1溶液を前記した第2容器56から反応釜15に10分
程度かけて徐々に注ぐ。この場合、温度は更に上昇する
が、均一な反応を得るためには温度が120℃を越えな
いように注意することが必要である。反応は40〜50
分程度続き、この間、内容物は発生したガスを含んで容
量が3倍程度に膨らむ。この反応を促進するために、反
応釜14は回転させ、且つ、適宜レバー26を操作して
傾けておく。この傾け操作は、内容物の反応を促進させ
る攪拌には重要であって、ちょうどコンクリートミキサ
ーを混練するとき、タンクを傾けて回転させるのと同じ
である。
れ、バーナ16を点火して70℃程度まで加熱したな
ら、カセイソーダ250gを1.4Lの水に溶かした第
1溶液を前記した第2容器56から反応釜15に10分
程度かけて徐々に注ぐ。この場合、温度は更に上昇する
が、均一な反応を得るためには温度が120℃を越えな
いように注意することが必要である。反応は40〜50
分程度続き、この間、内容物は発生したガスを含んで容
量が3倍程度に膨らむ。この反応を促進するために、反
応釜14は回転させ、且つ、適宜レバー26を操作して
傾けておく。この傾け操作は、内容物の反応を促進させ
る攪拌には重要であって、ちょうどコンクリートミキサ
ーを混練するとき、タンクを傾けて回転させるのと同じ
である。
【0017】以上の反応が一応おさまったら、カセイソ
ーダ500gを1.5Lの水に溶かした第2溶液を30
分程度かけて注ぐ。反応は再度活発化するが、このとき
も120℃を越えないように温度管理することが重要で
ある。以上の反応が鎮静化したなら、カセイソーダ11
50gを1.5Lの水に溶かした第3溶液を再度30分
程度かけて注ぐ。第3溶液を注いだなら、70℃程度ま
でに温度を徐々に下げる。この間、内容物は反応が進む
に従って表面飴色の液状から林檎おろし状になって最後
は味噌状になる。反応開始から2時間程度経過すると、
水分が抜けて黒砂糖状になる。
ーダ500gを1.5Lの水に溶かした第2溶液を30
分程度かけて注ぐ。反応は再度活発化するが、このとき
も120℃を越えないように温度管理することが重要で
ある。以上の反応が鎮静化したなら、カセイソーダ11
50gを1.5Lの水に溶かした第3溶液を再度30分
程度かけて注ぐ。第3溶液を注いだなら、70℃程度ま
でに温度を徐々に下げる。この間、内容物は反応が進む
に従って表面飴色の液状から林檎おろし状になって最後
は味噌状になる。反応開始から2時間程度経過すると、
水分が抜けて黒砂糖状になる。
【0018】黒砂糖状になると、今度は第1容器54に
ソーダ灰6.25Kgを入れ、これを10分程度かけて
注ぐ。このときも、反応釜14を傾けて回転させること
は続け、内容物にソーダ灰がよく混ざるようにする。
尚、このとき、少量の香料等を添加することもある。更
に、20分ほど攪拌、粉砕すると、石鹸ができ上がるか
ら、レバー26を操作して反応釜14の口が下向きにな
るよう反転させて取り出す。
ソーダ灰6.25Kgを入れ、これを10分程度かけて
注ぐ。このときも、反応釜14を傾けて回転させること
は続け、内容物にソーダ灰がよく混ざるようにする。
尚、このとき、少量の香料等を添加することもある。更
に、20分ほど攪拌、粉砕すると、石鹸ができ上がるか
ら、レバー26を操作して反応釜14の口が下向きにな
るよう反転させて取り出す。
【0019】このとき、受け取り容器等が反応釜14の
下に入り易いように、ベース20の前面を切り欠いて平
面視コ字形になるようにしておく(図3参照)。これを
2日ほど天日乾燥させ、粉砕機で粉砕して粉石鹸にす
る。この他、以上の操作のときに反応釜14の内容物が
飛散して作業者にかかるのを防止するため、反応釜14
の先方を覆う透明な遮蔽カバー68を容器52等に取り
付けることがある(図2参照)。又、反応釜14の使用
後は内部を清掃することが望まれるが、これは中に水を
入れて回転させることで簡単にできる。
下に入り易いように、ベース20の前面を切り欠いて平
面視コ字形になるようにしておく(図3参照)。これを
2日ほど天日乾燥させ、粉砕機で粉砕して粉石鹸にす
る。この他、以上の操作のときに反応釜14の内容物が
飛散して作業者にかかるのを防止するため、反応釜14
の先方を覆う透明な遮蔽カバー68を容器52等に取り
付けることがある(図2参照)。又、反応釜14の使用
後は内部を清掃することが望まれるが、これは中に水を
入れて回転させることで簡単にできる。
【0020】図4は本発明の他の実施例を示す石鹸製造
装置の一部断面正面図、図5は側面図であるが、本実施
例のものは、傾動フレーム12の傾動をハンドル70で
行い、且つ、その位置決めを足踏み操作で行うものであ
る。即ち、傾動フレーム12の水平支持軸24に固嵌し
た位置決めドラム72とこの位置決めドラム72に下か
ら作用するロック棒74とによるものである。位置決め
ドラム72の外周には、反応釜14の種々の傾動位置に
対応した複数のノッチ76を形成しておくとともに、こ
のノッチ76にスプリング78で入り方向に付勢されて
出入りするロック棒74をペダル80を踏むと下がるよ
うにして設ける。尚、このようなハンドル70は、装置
を動かすときの把手にもなる。
装置の一部断面正面図、図5は側面図であるが、本実施
例のものは、傾動フレーム12の傾動をハンドル70で
行い、且つ、その位置決めを足踏み操作で行うものであ
る。即ち、傾動フレーム12の水平支持軸24に固嵌し
た位置決めドラム72とこの位置決めドラム72に下か
ら作用するロック棒74とによるものである。位置決め
ドラム72の外周には、反応釜14の種々の傾動位置に
対応した複数のノッチ76を形成しておくとともに、こ
のノッチ76にスプリング78で入り方向に付勢されて
出入りするロック棒74をペダル80を踏むと下がるよ
うにして設ける。尚、このようなハンドル70は、装置
を動かすときの把手にもなる。
【0021】以上により、反応釜14を傾動させようと
するときには、ペダル80を踏んでロック棒74を押し
下げてノッチ76から外せば、傾動フレーム12は自由
に傾動できるから、このとき、ハンドル70を回して所
定の位置まで傾動させる。次いで、ペダル80から足を
離せば、ロック棒74はスプリング78の作用で該当位
置に来たノッチ76の中に入り、傾動フレーム12、即
ち、反応釜14はこの位置で固定される。一方、内容物
の取出しに際して反応釜14を反転させるときも、これ
と同様な操作をすればよい。尚、この操作がスムーズに
行われるように、ロック棒74の先端はテーパにしてお
くのが望ましい。
するときには、ペダル80を踏んでロック棒74を押し
下げてノッチ76から外せば、傾動フレーム12は自由
に傾動できるから、このとき、ハンドル70を回して所
定の位置まで傾動させる。次いで、ペダル80から足を
離せば、ロック棒74はスプリング78の作用で該当位
置に来たノッチ76の中に入り、傾動フレーム12、即
ち、反応釜14はこの位置で固定される。一方、内容物
の取出しに際して反応釜14を反転させるときも、これ
と同様な操作をすればよい。尚、この操作がスムーズに
行われるように、ロック棒74の先端はテーパにしてお
くのが望ましい。
【0022】図6は反応釜14の他の実施例を示す要部
断面図であるが、本実施例のものは、反応釜14に温度
センサ82を取り付けたものである。即ち、反応釜14
の底部に凹み84を形成し、凹み84の中に傾動フレー
ム12に固定される取付軸86を突入させ、取付軸86
で軸受け88を介して反応釜14を軸支したものであ
る。そして、取付軸86の中にも空洞90を設け、この
空洞90の中に温度センサ82を収容したものである
(92はリード線)。ところで、この場合、反応釜14
や取付軸86の途中に断熱材94を挿設しておけば、軸
受け88や取付軸86の一部等は耐熱性のものを使わな
くてもよい(価格が安くなる)。
断面図であるが、本実施例のものは、反応釜14に温度
センサ82を取り付けたものである。即ち、反応釜14
の底部に凹み84を形成し、凹み84の中に傾動フレー
ム12に固定される取付軸86を突入させ、取付軸86
で軸受け88を介して反応釜14を軸支したものであ
る。そして、取付軸86の中にも空洞90を設け、この
空洞90の中に温度センサ82を収容したものである
(92はリード線)。ところで、この場合、反応釜14
や取付軸86の途中に断熱材94を挿設しておけば、軸
受け88や取付軸86の一部等は耐熱性のものを使わな
くてもよい(価格が安くなる)。
【0023】このような温度センサ82を使用すると、
反応釜14の加熱温度を自動制御することが可能にな
る。即ち、バーナ16に自動点火装置を取り付けるとと
もに、ガスの供給を電磁弁等で制御し、これらの作動を
温度センサ82によって行えばよいのである。一方、こ
れに対応してカセイソーダやソーダ灰等の添加剤の注入
も自動化することも可能である。具体的には、前記した
カセイソーダの第1溶液〜第3溶液をそれぞれ専用タン
クに溜めておくとともに、各々を電磁弁で供給できるよ
うにしておき、その作動を温度センサ82やタイマーに
よって行うのである。更に、ソーダ灰の容器の出口にも
ソレノイド等で作動するシャッターを取り付けておき、
タイマー等の指令でこのシャッターを開くようにするも
のである。このようにすることで、この石鹸製造装置を
全自動化することも可能になる。
反応釜14の加熱温度を自動制御することが可能にな
る。即ち、バーナ16に自動点火装置を取り付けるとと
もに、ガスの供給を電磁弁等で制御し、これらの作動を
温度センサ82によって行えばよいのである。一方、こ
れに対応してカセイソーダやソーダ灰等の添加剤の注入
も自動化することも可能である。具体的には、前記した
カセイソーダの第1溶液〜第3溶液をそれぞれ専用タン
クに溜めておくとともに、各々を電磁弁で供給できるよ
うにしておき、その作動を温度センサ82やタイマーに
よって行うのである。更に、ソーダ灰の容器の出口にも
ソレノイド等で作動するシャッターを取り付けておき、
タイマー等の指令でこのシャッターを開くようにするも
のである。このようにすることで、この石鹸製造装置を
全自動化することも可能になる。
【0024】図7は格子体46の取付け状態を示す要部
断面図であるが、格子体46は、反応釜14の中心線に
対して傾斜して取り付けるのが好ましい。こうすると、
反応釜14の回転に伴って内容物は傾斜下手方向に送ら
れながら攪拌されるから、攪拌、粉砕効果が高くなる。
このとき、反応釜14を適当な間をおいて正逆転させれ
ば、内容物の送り方向は上下両方になり、攪拌、粉砕効
果は一層高まる。
断面図であるが、格子体46は、反応釜14の中心線に
対して傾斜して取り付けるのが好ましい。こうすると、
反応釜14の回転に伴って内容物は傾斜下手方向に送ら
れながら攪拌されるから、攪拌、粉砕効果が高くなる。
このとき、反応釜14を適当な間をおいて正逆転させれ
ば、内容物の送り方向は上下両方になり、攪拌、粉砕効
果は一層高まる。
【0025】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、反応釜は傾いた状態で回転し、しかも、反応
釜の内部には格子体が設けられているのであるから、加
熱効果が高いとともに、石鹸原料と添加剤との攪拌、粉
砕、混合効果に優れる。特に、格子体により、内容物は
そのメッシュ以下に粉砕されるから、大きな塊がオイル
ボールとなって残るようなことがない。又、反応釜を傾
けたとしても、バーナとの相対位置は変わらないのであ
るから、むらのない一様な加熱が得られる。その結果、
従来よりも短時間のうちに、良質で均一な石鹸が安全、
且つ、簡単に製造できる。
ら、即ち、反応釜は傾いた状態で回転し、しかも、反応
釜の内部には格子体が設けられているのであるから、加
熱効果が高いとともに、石鹸原料と添加剤との攪拌、粉
砕、混合効果に優れる。特に、格子体により、内容物は
そのメッシュ以下に粉砕されるから、大きな塊がオイル
ボールとなって残るようなことがない。又、反応釜を傾
けたとしても、バーナとの相対位置は変わらないのであ
るから、むらのない一様な加熱が得られる。その結果、
従来よりも短時間のうちに、良質で均一な石鹸が安全、
且つ、簡単に製造できる。
【図1】本発明の実施例を示す石鹸製造装置の一部断面
正面図である。
正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す石鹸製造装置の側面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例を示す石鹸製造装置の平面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の他の実施例を示す石鹸製造装置の一部
断面正面図である。
断面正面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す石鹸製造装置の側面
図である。
図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す反応釜の要部断面図
である。
である。
【図7】本発明の他の実施例を示す反応釜の要部断面図
である。
である。
【図8】従来例の石鹸製造装置の一部断面正面図であ
る。
る。
【符号の説明】 10 基礎フレーム 12 傾動フレーム 14 反応釜 16 バーナ 18 キャスタ 24 水平支持軸 26 レバー 46 格子体 52 容器 64 コック 70 ハンドル 82 温度センサ
Claims (8)
- 【請求項1】 水平支持軸の回りを傾動可能な傾動フレ
ームと、水平支持軸を含む平面内で強制回転させられる
よう傾動フレームに取り付けられ、内部に粉砕用の格子
体が取り付けられる反応釜と、火口を反応釜に向けて傾
動フレームに取り付けられるバーナとからなる廃食用油
を原料とする小型石鹸製造装置。 - 【請求項2】 傾動フレームに傾動と移動兼用のハンド
ルが取り付けられる請求項1の廃食用油を原料とする小
型石鹸製造装置。 - 【請求項3】 格子体が反応釜の中心線に対して傾斜し
て取り付けられる請求項1又は2の廃食用油を原料とす
る小型石鹸製造装置。 - 【請求項4】 反応釜の上部開口部が口を狭められてい
る請求項1乃至3の廃食用油を原料とする小型石鹸製造
装置。 - 【請求項5】 反応釜が正逆に回転可能である請求項1
乃至4の廃食用油を原料とする小型石鹸製造装置。 - 【請求項6】 反応釜に温度を検出する温度センサが取
り付けられる請求項1乃至5の廃食用油を原料とする小
型石鹸製造装置。 - 【請求項7】 反応釜の上方に反応剤注入用の容器が接
離可能に設けられる請求項1乃至6の廃食用油を原料と
する小型石鹸製造装置。 - 【請求項8】 傾動フレームが基礎フレームで支えら
れ、基礎フレームの底面に移動用のキャスタが取り付け
られる請求項1乃至7の廃食用油を原料とする小型石鹸
製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17268493A JPH073295A (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | 廃食用油を原料とする小型石鹸製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17268493A JPH073295A (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | 廃食用油を原料とする小型石鹸製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073295A true JPH073295A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15946449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17268493A Pending JPH073295A (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | 廃食用油を原料とする小型石鹸製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073295A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010102370A1 (pt) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | Romulo Guerra Carmo | Máquina caseira de reciclar resíduos de óleo comestível fabricando sabão em barra |
| ES2596225A1 (es) * | 2015-11-30 | 2017-01-05 | Ignacio DEMARIA CASTAÑEDA | Electrodoméstico para la fabricación de jabón |
-
1993
- 1993-06-19 JP JP17268493A patent/JPH073295A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010102370A1 (pt) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | Romulo Guerra Carmo | Máquina caseira de reciclar resíduos de óleo comestível fabricando sabão em barra |
| ES2596225A1 (es) * | 2015-11-30 | 2017-01-05 | Ignacio DEMARIA CASTAÑEDA | Electrodoméstico para la fabricación de jabón |
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