JPH07329775A - 単軌道走行装置とその単軌道及びその取り外し部材 - Google Patents

単軌道走行装置とその単軌道及びその取り外し部材

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JPH07329775A
JPH07329775A JP13025094A JP13025094A JPH07329775A JP H07329775 A JPH07329775 A JP H07329775A JP 13025094 A JP13025094 A JP 13025094A JP 13025094 A JP13025094 A JP 13025094A JP H07329775 A JPH07329775 A JP H07329775A
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rail
drive wheel
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豊 橋丘
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峰夫 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦駆動方式のみで水平走行及び垂直走行を
行なうことができ、しかも構造が簡単な単軌道走行装置
とその単軌道及びその取り外し部材を得る。 【構成】 車体1と、該車体1に回転自在に支持されか
つ単軌道3に押圧される1つ以上の駆動輪2と、前記車
体1に揺動自在に支持される支持部材4と、前記単軌道
3を挾持する複数の回転部材5と、前記支持部材4と複
数の該回転部材5との間各々に設けられ、該回転部材5
を前記単軌道3に押圧する複数の押圧手段6とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、摩擦駆動のみで安定
した水平走行及び垂直走行を行なう単軌道走行装置とそ
の単軌道及びその取り外し部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種プラント内の点検作業、工場
内の搬送、原子力発電所等の各種施設の点検監視用等に
用いられるモノレール走行装置(単軌道走行装置)の駆
動方式としては、レール側にラックを設けるとともにモ
ノレール走行装置側にピニオンを設け、ラックとピニオ
ンとの噛み合わせにより駆動力を得るラックピニオン方
式、チェーンやベルトを用いて引っ張りまたは吊り下げ
ることにより駆動力を得るチェーンやベルトを用いた方
式、レールに駆動輪を押し付けることにより進行方向へ
の駆動力を得る摩擦駆動方式等が主に用いられている。
【0003】中でも摩擦駆動方式は、構造が簡単なため
に多用されている。例えば、押し付け力を発生する最も
容易な手段としてバネを用いたものは、水平走行のみの
駆動手段としては最も有効なものである。しかしなが
ら、水平走行から垂直走行、または垂直走行から水平走
行へ移行する際の、上方または下方に曲がったレールの
走行時においては、押し付け力を発生しているバネのた
わみ量が変化する。それによって必要な押し付け力を得
ることが出来なかったり、あるいはバネの許容たわみ量
を越えたたわみ量になってしまうことがある。そこで、
この摩擦駆動方式を用いたものについては、水平走行時
には同方式を用い、垂直走行時には前記ラックピニオン
方式や、チェーンやベルトを用いた方式を用いるよう
に、摩擦駆動方式とラックピニオン方式やチェーンやベ
ルトを用いた方式とを併用する方式が採用されることが
多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のモノレール走行
装置は以上のように構成されているので、ラックピニオ
ン方式やチェーンやベルトを用いた方式では、レールに
ラックを取り付けたり、チェーンの取り付けを考慮した
りしなければならず、構造的に複雑になるとともに、チ
ェーン等の取り付け及び動作のためのスペースが必要に
なるという問題点があった。例えば、点検監視用に用い
られるモノレール走行装置の場合、原子力発電所の構内
など狭隘なスペースの場所に対応しなければならず、チ
ェーンなどの設置は適さない。また、レールに対しての
ラックの加工または取り付けなどについては、コストア
ップにつながるという問題点があった。また、摩擦駆動
方式とラックピニオン方式や、チェーンやベルトを用い
た方式との併用については、いうまでもなく構造的に複
雑になり、コストアップにつながるという問題点があっ
た。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、請求項1ないし4の発明は、摩
擦駆動方式のみで水平走行及び垂直走行を行なうことが
でき、しかも構造が簡単な単軌道走行装置を得ることを
目的とする。請求項5ないし7の発明は、駆動輪の駆動
力の変動を小さくすることができる単軌道走行装置を得
ることを目的とする。請求項8または9の発明は駆動輪
の駆動力をさらに大きくすることができる単軌道走行装
置を得ることを目的とする。請求項10または11の発
明は走行する単軌道走行装置の駆動力をさらに大きくす
ることができる単軌道を得ることを目的とする。請求項
12の発明は単軌道走行装置を単軌道から容易に取り外
すことができる取り外し部材を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る単
軌道走行装置は、単軌道走行用の車体に揺動自在に支持
される支持部材と、前記単軌道を挾持する複数の回転部
材と、前記支持部材と複数の該回転部材との間各々に設
けられ、該回転部材を前記単軌道に押圧する複数の押圧
手段とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明に係る単軌道走行装置は、
単軌道走行用の車体に揺動自在に支持される支持部材
と、該支持部材に支持されるとともに前記単軌道を挾持
する複数の回転部材と、前記支持部材と複数の該回転部
材の1つとの間に設けられ、該回転部材を前記単軌道に
押圧する押圧手段とを備えたものである。
【0008】請求項3の発明に係る単軌道走行装置は、
前記複数の回転部材を、前記単軌道を非対称の位置で挾
むように配置したものである。
【0009】請求項4の発明に係る単軌道走行装置は、
前記押圧手段を、前記支持部材と回転部材とを互に離間
する方向へ付勢する付勢手段、または弾性力により回転
部材を単軌道に押圧する弾性部材のいずれかとしたもの
である。
【0010】請求項5の発明に係る単軌道走行装置は、
単軌道に接触する回転部材と、前記車体に設けられた案
内部材に沿って摺動する摺動部材と、前記案内部材に設
けられて該摺動部材を一方向に付勢する付勢手段と、中
央部が前記車体に揺動自在に支持され、一端部が前記摺
動部材に回動自在に支持されるとともに他端部に前記回
転部材が軸支された支持部材とを備えたものである。
【0011】請求項6の発明に係る単軌道走行装置は、
単軌道走行用の車体に回動自在に設けられた支持部材
と、該支持部材を回動駆動させる駆動手段と、前記支持
部材に支持され該支持部材の回動力により前記単軌道に
押圧される回転部材と、前記駆動輪に設けられた該駆動
輪の前記単軌道への押圧力を検知しその信号に基づき前
記駆動手段を制御する押圧力検知手段とを備えたもので
ある。
【0012】請求項7の発明に係る単軌道走行装置は、
単軌道走行用の車体に固定され並進力を発生させる並進
力発生手段と、該並進力発生手段により発生される並進
力を受ける支持部材と、該支持部材に軸支され前記並進
力により前記単軌道に押圧される回転部材と、前記駆動
輪に設けられ該駆動輪の前記単軌道への押圧力を検知し
その信号に基づき前記並進力発生手段を制御する押圧力
検知手段とを備えたものである。
【0013】請求項8の発明に係る単軌道走行装置は、
前記駆動輪の単軌道に接触する面を粗面としたものであ
る。
【0014】請求項9の発明に係る単軌道走行装置は、
前記駆動輪の少なくとも単軌道に接触する面を摩擦係数
の大きな材料により構成したものである。
【0015】請求項10の発明に係る単軌道は、前記駆
動輪と接触する面を粗面としたものである。
【0016】請求項11の発明に係る単軌道は、少なく
とも前記駆動輪と接触する面を摩擦係数の大きな材料に
より構成したものである。
【0017】請求項12の発明に係る取り外し部材は、
単軌道の端部に同軸的に設けられた軌道部材からなるも
ので、この軌道部材の前記回転部材により押圧される方
向の厚みを前記端部側から先端部に向かって漸次薄くな
るように構成したものである。
【0018】
【作用】請求項1の発明における単軌道走行装置は、各
押圧手段が対応する各回転部材を単軌道に押圧すること
により、支持部材の支持部に単軌道に向かう力が発生
し、この力が車体に支持された駆動輪を単軌道に押圧す
る。該単軌道が一方の回転部材側に曲がった場合、挾持
する各回転部材の押圧力の方向が異なり、支持部材の支
持部に発生する単軌道に向かう力が増加し、駆動輪の単
軌道への押圧力が増加し駆動力が増す。この場合、支持
部材が揺動することにより駆動輪に許容量を越える押圧
力が加わるのを防止する。これにより、駆動輪に走行に
必要な押圧力を付与し、該押圧力の変動を許容範囲内に
抑制する。
【0019】請求項2の発明における単軌道走行装置
は、押圧手段が1つの回転部材を単軌道に押圧すること
により、他の回転部材及び支持部材の支持部に単軌道に
向かう力が発生し、これらの力の合力が車体に支持され
た駆動輪を単軌道に押圧する。該単軌道が一方の回転部
材側に曲がった場合、各々の回転部材の押圧力の方向が
異なり、支持部材の支持部に発生する単軌道に向かう力
が増加し、駆動輪の単軌道への押圧力が増加し、駆動力
が増す。この場合、支持部材が揺動することにより駆動
輪に許容量を越える押圧力が加わるのを防止する。これ
により、駆動輪に走行に必要な押圧力を付与し、該押圧
力の変動を許容範囲内に抑制する。
【0020】請求項3の発明における単軌道走行装置
は、前記複数の回転部材を前記単軌道を非対称の位置で
挾むように配置したことにより押圧手段の押圧力が弱い
場合であっても、支持部に単軌道に向かう力が発生し、
駆動輪に走行に必要な押圧力を安定的に付与する。
【0021】請求項4の発明における単軌道走行装置
は、前記押圧手段を付勢手段または弾性部材のいずれか
としたことにより、簡単な構造で必要な押圧力を付与す
ることが可能になる。
【0022】請求項5の発明における単軌道走行装置
は、付勢手段が摺動部材を一方向に付勢することによ
り、摺動部材に支持される支持部材が回転部材を単軌道
に略一定の押圧力で押圧する。
【0023】請求項6の発明における単軌道走行装置
は、押圧力検知手段により検知した押圧力を信号に換え
て前記駆動手段に入力することにより、該駆動手段の回
動駆動力を略一定に制御し、前記支持部材が回転部材に
略一定の押圧力を付与する。
【0024】請求項7の発明における単軌道走行装置
は、押圧力検知手段により検知した押圧力を信号に換え
て前記並進力発生手段に入力することにより該並進力発
生手段の発生する並進力を略一定に制御し、前記支持部
材が回転部材に略一定の押圧力を付与する。
【0025】請求項8の発明における単軌道走行装置
は、前記駆動輪の単軌道に接触する面を粗面としたこと
により、該駆動輪と単軌道との間の摩擦力が大きくなり
該駆動輪の駆動力が増大する。
【0026】請求項9の発明における単軌道走行装置
は、前記駆動輪の少なくとも単軌道に接触する面を摩擦
係数の大きな材料により構成したことにより、該駆動輪
と単軌道との間の摩擦力が大きくなり該駆動輪の駆動力
が増大する。
【0027】請求項10の発明における単軌道は、前記
駆動輪と接触する面を粗面としたことにより、該単軌道
と駆動輪との間の摩擦力が大きくなり該駆動輪の駆動力
が増大する。
【0028】請求項11の発明における単軌道は、少な
くとも前記駆動輪と接触する面を摩擦係数の大きな材料
により構成したことにより、該単軌道と駆動輪との間の
摩擦力が大きくなり、該駆動輪の駆動力が増大する。
【0029】請求項12の発明における取り外し部材
は、前記軌道部材の回転部材により押圧される方向の厚
みを端部側から先端部に向かって漸次薄くなるように構
成したことにより、単軌道走行装置を単軌道から取り外
す際に該単軌道走行装置を前記軌道部材に沿って走行さ
せれば、単軌道を挾持する回転部材の押圧力が徐々に緩
和され該回転部材が急激に跳ね返る等の不具合がなくな
り、単軌道走行装置の取り外し作業及び保守点検作業の
安全性が高まる。
【0030】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1はモノレール(単軌道)走行用
のシャーシ(車体)、2はシャーシ1に回転自在に支持
されかつレール3に所定の押圧力で押圧され図示しない
駆動装置により回転駆動され、進行方向への駆動力を得
る駆動輪、4はシャーシ1に対して上下方向に揺動自在
に支持されたフレーム(支持部材)、5はレール3を上
下方向から非対称の位置で挾むように配置されたローラ
(回転部材)、6はローラ5をフレーム4からレール3
に向かう方向に付勢し該ローラ5をレール3に押圧する
支持バネ(付勢手段)、Aはフレームの軸である。図1
ではモノレール走行装置のシャーシ1の片側半分を描い
ており、シャーシ1は駆動輪2を中心にして前後対称で
ある。
【0031】ローラ5a,5bはレール3に押し付けら
れることによりレール3からの反力として、それぞれ力
f1,f2を受ける。またフレーム4は力の釣合から点
Aにおいて力f3を受けることになる。この力f3は点
Aがシャーシ1と並進方向において一体であることか
ら、シャーシ1に取り付けられた駆動輪2のレール3に
対する押し付け力となって作用する。
【0032】ここで、図1を用いて力の釣合について説
明する。ここでは、ローラ5bはローラ5aからxの距
離にあり、点Aはローラ5aからyの距離にあるとす
る。このような状態においては次のような関係式が成り
立つ。 f1・x=f3・y ・・・・(1) f2 =f1+f3 ・・・・(2) これら式(1)及び式(2)より、f1,f2はそれぞ
れ次のように表すことができる。 f1=(y/x)・f3 ・・・・(3) f2={(x+y)/x}・f3 ・・・・(4)
【0033】ここでは、駆動輪2には前後対称な位置に
同じ押しつけ機構が設けられているため、今駆動輪2に
必要な押しつけ力(押圧力)をPとすると、点Aにおけ
る反力f3の大きさは、ほぼP/2に等しくとる必要が
ある。つまり、モノレール走行装置全体の重量と、駆動
輪2とレール3との摩擦係数とから駆動に必要な押しつ
け力が求められ、その押しつけ力をもとにして式
(3),式(4)からf1,f2,x,yを設定すれば
良い。
【0034】次にレール3が曲がった場合について考え
る。図2は図1のモノレール走行装置が、水平走行の状
態から進行方向に向かって登りの垂直走行に移る状態を
示したもので、このときのレール3は下に凸になる。こ
の場合、レール3に沿って支持バネ6bはたわみ量が減
り、支持バネ6aはたわみ量が増す方向となる。つまり
言い換えれば、f1は減少し、f2は増加することにな
る。このままの状態であれば、式(3),式(4)の釣
合が大きく崩れ、押しつけ力f3が必要な大きさからか
け離れたものとなってしまうおそれがある。
【0035】本実施例では、押しつけ機構を形成するフ
レーム4をシャーシ1に対して点Aにおいて揺動自在と
している。このため、図2に示す走行状態においては、
フレーム4が図2中時計回りに揺動することにより、f
1を増加させf2を減少させて、元の水平走行状態にお
ける釣合の状態に極めて近い状態とすることができる。
そのため、水平走行状態から垂直走行に移る上方に曲が
ったレール3の走行時においても、支持バネ6のたわみ
量の変動を小さくし、駆動輪2における押しつけ力の変
動を必要な範囲内に抑えることができる。
【0036】上述の実施例では、レール3が水平方向か
ら上方へ曲がっている場合について述べたが、レール3
が水平方向から下方へ曲がっている場合、垂直方向へ上
昇している走行状態からレール3が水平へ曲がっている
場合、垂直方向へ下降している走行状態からレール3が
水平へ曲がっている場合の各場合においても、同様にし
て駆動輪3における押しつけ力の変動を必要な範囲内に
抑えることができる。
【0037】実施例2.図3はこの発明の実施例2のモ
ノレール走行装置を示す側面図であり、図において、1
1は中央部がシャーシ1に軸Aにおいて揺動自在に支持
されたフレーム(支持部材)、12はフレームの両端各
々に固定された板バネ(弾性部材)であり、レール3上
側のローラ5aは板バネ12aの先端に、レール3下側
のローラ5bは板バネ12bの先端にそれぞれ回転自在
に支持され、共にレール3に押し付けられている。そし
て、ローラ5aとローラ5bとの距離はxに、ローラ5
aと軸Aとの距離はyにそれぞれ設定されている。
【0038】前記駆動輪2とレール3との摩擦係数とモ
ノレール走行装置の重量から必要な押しつけ力Pが設定
され、この設定値Pより点Aに発生させるべき力f3が
求められる。これより式(3),式(4)を用いて、ロ
ーラ5a及びローラ5bがレール3より受ける力f1,
f2を求め、これらをもとに板バネ12a,12bの押
圧力を設定する。
【0039】実施例1と同様に、水平走行から垂直走
行、および垂直走行から水平走行に移る際の上方または
下方に曲がったレールの走行時においては、点Aを中心
にしてシャーシ1に対してフレーム11が揺動すること
により、駆動輪2のレール3に対する押しつけ力の変動
を極めて小さく抑制することができる。
【0040】尚、本実施例におけるフレーム11の形状
は、図3に示すものに限定するものではなく、様々な形
状に変形可能である。また、ローラ5a,5bはモノレ
ール走行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後
にふたつ配置された例を示したが、全体の寸法等を考慮
し、進行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、
合わせて4個ずつとしても差し支えない。
【0041】実施例3.図4はこの発明の実施例3のモ
ノレール走行装置を示す断面図であり、図において、2
1はシャーシ1に軸Aにおいて揺動自在に支持されたフ
レーム(支持部材)であり、レール3上側のローラ5a
は板バネ12aを介してフレーム21の一端部に、レー
ル3下側のローラ5bはフレーム21の他端部にそれぞ
れ回転自在に支持され、共にレール3に押し付けられて
いる。
【0042】ここでは、駆動輪2とレール3との摩擦係
数とモノレール走行装置の重量から必要な押しつけ力P
が設定され、この設定値Pより点Aに発生させるべき力
f3が求められる。これより式(4)を用いて、ローラ
5aがレール3より受ける力f2を求め、これらをもと
に板バネ12aの押圧力を設定する。
【0043】水平および垂直走行の状態では、式
(3),式(4)で示された釣合条件に従って、ローラ
5bにはレール3からの反力f1が、また点Aには駆動
輪2をレール3に押しつける力f3がそれぞれ発生す
る。
【0044】上方または下方に曲がったレール3の走行
時では、前述の板バネ12aのたわみ量が変化する。レ
ール3が上に凸に曲がっているときは、フレーム21が
シャーシ1に対して点Aまわりにそれぞれ下方に曲が
る。また逆にレール3が下に凸に曲がっているときは、
フレーム21がシャーシ1に対して点Aまわりにそれぞ
れ上方に曲がる。これにより、上方または下方に曲がっ
たレール3の走行時においても、板バネ12aのたわみ
量は水平および垂直走行時の釣合状態と極めて近い状態
となり、摩擦駆動に必要な押しつけ力を得ることができ
る。
【0045】尚、本実施例におけるフレーム21の形状
は、図4に示すものに限定するものではなく、様々な形
状に変形可能である。また、ローラ5a,5bはモノレ
ール走行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後
ふたつ配置した例を示したが、全体の寸法等を考慮し、
進行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、合わ
せて4個ずつとしても差し支えない。
【0046】実施例4.図5はこの発明の実施例4のモ
ノレール走行装置を示す断面図であり、図において、3
1はシャーシ1に軸Aにおいて揺動自在に支持されたフ
レーム(支持部材)であり、レール3上側のローラ5a
はフレーム31の一端部に、レール3下側のローラ5b
は板バネ12bを介してフレーム31の他端部にそれぞ
れ回転自在に支持され、共にレール3に押し付けられて
いる。
【0047】ここでは、駆動輪2とレール3との摩擦係
数とモノレール走行装置の重量から必要な押しつけ力が
設定され、この設定値Pより点Aに発生させるべき力f
3が求められる。これより式(3)を用いて、ローラ5
bがレール3より受ける力f1を求め、これらをもとに
板バネ12bの押圧力を設定する。
【0048】水平および垂直走行の状態では、式
(3),式(4)で示された釣合条件に従って、ローラ
5aにはレール3からの反力f2が、また点Aには駆動
輪2をレール3に押しつける力f3がそれぞれ発生す
る。
【0049】上方または下方に曲がったレールの走行時
では前述の板バネ12bのたわみ量が変化する。レール
3が上に凸に曲がっているときは、フレーム31がシャ
ーシ1に対して点Aまわりにそれぞれ下方に曲がる。ま
た逆にレール3が下に凸に曲がっているときは、フレー
ム31がシャーシ1に対して点Aまわりにそれぞれ上方
に曲がる。これにより、上方または下方に曲がったレー
ル3の走行時においても、板バネ12bのたわみ量は水
平および垂直走行時の釣合状態と極めて近い状態とな
り、摩擦駆動に必要な押しつけ力を得ることができる。
【0050】尚、本実施例におけるフレーム31の形状
は、図5に示すものに限定するものではなく、様々な形
状に変形可能である。また、ローラ5a,5bはモノレ
ール走行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後
にふたつ配置した例を示したが、全体の寸法等を考慮
し、進行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、
合わせて4個ずつとしても差し支えない。
【0051】実施例5.図6はこの発明の実施例5のモ
ノレール走行装置を示す断面図であり、図において、4
1は略中央部がシャーシ1に軸Aにおいて揺動自在に支
持されたフレーム(支持部材)、42はコイルバネ(付
勢手段)であり、レール3上側のローラ5aはコイルバ
ネ42aを介してフレーム41の一端部に、レール3下
側のローラ5bはコイルバネ42bを介してフレーム4
1の他端部にそれぞれ回転自在に支持され、共にレール
3に押し付けられている。
【0052】ここでは、駆動輪2とレール3との摩擦係
数とモノレール走行装置の重量から必要な押しつけ力P
が設定され、この設定値Pより点Aに発生させるべき力
f3が求められる。これより式(3),式(4)を用い
て、ローラ5a及びローラ5bがレール3より受ける力
f1,f2を求め、これらをもとにコイルバネ42a,
42bの押圧力を設定する。
【0053】実施例1と同様に、水平走行から垂直走
行、および垂直走行から水平走行に移る際の上方または
下方に曲がったレール3の走行時においては、点Aを中
心にしてフレーム41が揺動することにより、駆動輪2
のレール3に対する押しつけ力の変動を極めて小さく抑
制することができる。
【0054】尚、本実施例におけるフレームの形状は、
図6に示すものに限定するものではなく、様々な形状に
変形可能である。また、ローラ5a,5bはモノレール
走行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後にふ
たつ配置した例を示したが、全体の寸法等を考慮し、進
行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、合わせ
て4個ずつとしても差し支えない。
【0055】実施例6.図7はこの発明の実施例6のモ
ノレール走行装置を示す断面図であり、図において、5
1は略中央部がシャーシ1に軸Aにおいて揺動自在に支
持されたフレーム(支持部材)であり、レール3上側の
ローラ5aはコイルバネ42aを介してフレーム51の
一端部に、レール3下側のローラ5bはフレーム51の
他端部にそれぞれ回転自在に支持され、共にレール3に
押し付けられている。
【0056】ここでは、駆動輪2とレール3との摩擦係
数とモノレール走行装置の重量から必要な押しつけ力P
が設定され、この設定値Pより点Aに発生させるべき力
f3が求められる。これより式(4)を用いて、ローラ
5aがレール3より受ける力f2を求め、これらをもと
にコイルバネ42aの押圧力を設定する。
【0057】水平および垂直走行の状態では、式
(3),式(4)で示された釣合条件に従って、ローラ
5bにはレール3からの反力f1が、また点Aには駆動
輪2をレール3に押しつける力f3がそれぞれ発生す
る。
【0058】上方または下方に曲がったレール3の走行
時では、前述のコイルバネ42aのたわみ量が変化す
る。レール3が上に凸に曲がっているときは、フレーム
51がシャーシ1に対して点Aまわりにそれぞれ下方に
曲がる。また逆にレール3が下に凸に曲がっているとき
は、フレーム51がシャーシ1に対して点Aまわりにそ
れぞれ上方に曲がる。これにより、上方または下方に曲
がったレール3の走行時においても、コイルバネ42a
のたわみ量は水平および垂直走行時の釣合状態と極めて
近い状態となり、摩擦駆動に必要な押しつけ力を得るこ
とができる。
【0059】尚、本実施例におけるフレーム51の形状
は、図7に示すものに限定するものではなく、様々な形
状に変形可能である。また、ローラ5a,5bはモノレ
ール走行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後
にふたつ配置した例を示したが、全体の寸法等を考慮
し、進行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、
合わせて4個ずつとしても差し支えない。
【0060】実施例7.図8はこの発明の実施例7のモ
ノレール走行装置を示す断面図であり、レール3上側の
ローラ5aはフレーム51の一端部に、レール3下側の
ローラ5bはコイルバネ42bを介してフレーム51の
他端部にそれぞれ回転自在に支持され、共にレール3に
押し付けられている。
【0061】ここでは、駆動輪2とレール3との摩擦係
数とモノレール走行装置の重量から必要な押しつけ力P
が設定され、この設定値Pより点Aに発生させるべき力
f3が求められる。これより式(3)を用いて、ローラ
5bがレール3より受ける力f1を求め、これらをもと
にコイルバネ42bの押圧力を設定する。
【0062】水平および垂直走行の状態では、式
(3),式(4)で示された釣合条件に従って、ローラ
5aにはレール3からの反力f2が、また点Aには駆動
輪2をレール3に押しつける力f3がそれぞれ発生す
る。
【0063】上方または下方に曲がったレール3の走行
時では、前述のコイルバネ42bのたわみ量が変化す
る。レール3が上に凸に曲がっているときは、フレーム
51がシャーシ1に対して点Aまわりにそれぞれ下方に
曲がる。また逆にレール3が下に凸に曲がっているとき
は、フレーム51がシャーシ1に対して点Aまわりにそ
れぞれ上方に曲がる。これにより、上方または下方に曲
がったレール3の走行時においても、コイルバネ42b
のたわみ量は水平および垂直走行時の釣合状態と極めて
近い状態となり、摩擦駆動に必要な押しつけ力を得るこ
とができる。尚、本実施例におけるフレーム51の形状
は、図8に示すものに限定するものではなく、様々な形
状に変形可能である。また、ローラ5a,5bはモノレ
ール走行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後
にふたつ配置され例を示したが、全体の寸法等を考慮
し、進行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、
合わせて4個ずつとしても差し支えない。
【0064】実施例8.図9はこの発明の実施例8のモ
ノレール走行装置を示す断面図であり、図において、6
1はシャーシ1に水平に設けられたガイド(案内部
材)、62はガイド61に摺動自在に設けられたスライ
ダー(摺動部材)、63はガイド61に同軸的に設けら
れスライダー62を一方向に付勢する圧縮バネ(付勢手
段)、64はリンク(支持部材)、65は中央部がリン
ク64を介してシャーシ1に揺動自在に支持され、一端
部がスライダー62に回動自在に支持されるとともに他
端部にローラ5が軸支されたフレーム(支持部材)であ
る。リンク64はフレーム65の1/2の長さとされて
いる。
【0065】ここでは、駆動輪2は前後に2輪あり、シ
ャーシ1に回転可能に取り付けられており、駆動力発生
装置(図示していない)により回転する。駆動輪2とレ
ール3との摩擦係数とモノレール走行装置の重量から必
要な押しつけ力Pが設定される。圧縮バネ63の力に対
して、ローラ5に働く押しつけ力が1/2になることか
ら、圧縮バネ63の押圧力が設定される。
【0066】このモノレール走行装置によれば、フレー
ム65がローラ5をレール3に略一定の押圧力が押圧す
ることにより、駆動輪2の駆動力を略一定の大きさに制
御することができる。
【0067】尚、本実施例におけるフレーム65及びリ
ンク64の形状は、図9に示すものに限定するものでは
なく、様々な形状に変形可能である。また、ローラ5は
モノレール走行装置の進行方向に対して前後にふたつ配
置した例を示したが、全体の寸法等を考慮し、進行方向
に対して左右にも設け、合わせて4個ずつとしても差し
支えない。
【0068】また、駆動輪2は2輪とも駆動されるもの
を示したが、2輪のうち1輪だけが駆動され、1輪は回
動自在であっても差し支えない。また、バネは圧縮バネ
63の場合を示したが、スライダー62に対して反対側
に引っ張りバネを設けても同様の効果を奏する。
【0069】実施例9.図10はこの発明の実施例9の
モノレール走行装置を示す断面図であり、図において、
71はシャーシ1の軸Aに回動自在に設けられたフレー
ム(支持部材)、72はフレーム71を回動駆動する駆
動機構(駆動手段)、73は駆動輪2に設けられ該駆動
輪2のレール3からの反力を検知するセンサ(押圧力検
知手段)である。また、図11は駆動機構72の駆動回
路を示すブロック図である。
【0070】このモノレール走行装置では、レール3上
面のローラ5は、フレーム71により支持され、フレー
ム71は点Aにおいてシャーシ1に固定された回動力を
発生する駆動機構72によって回転力を受ける。その回
動力によりローラ5はレール3に押しつけられる。同時
にシャーシ1は点Aにおいて駆動機構72の回動力によ
って、ローラ5を中心としたモーメントを受け、このモ
ーメントがシャーシ1に回転可能に取り付けられた駆動
輪2をレール3に押しつける力となる。
【0071】ここでは駆動輪2の押しつけ力を一定に保
つために、駆動輪2がレール3から受ける反力を測定す
るセンサ73を設けている。このセンサ73から得られ
る情報を駆動機構72の駆動回路に組み込むことによ
り、常に一定の押しつけ力を駆動輪2に発生させること
ができる。
【0072】尚、本実施例におけるフレーム71の形状
は、図10に示すものに限定するものではなく、様々な
形状に変形可能である。また、ローラ5はモノレール走
行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後にふた
つ配置された例を示したが、全体の寸法等を考慮し、進
行方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、合わせ
て4個としても差し支えない。
【0073】実施例10.図12はこの発明の実施例1
0のモノレール走行装置を示す断面図であり、図におい
て、81はローラ5を軸支しかつレール3に押圧するフ
レーム(支持部材)、82はシャーシ1に固定され並進
力を発生させるモータ(並進力発生手段)である。
【0074】レール3上面のローラ5は、フレーム81
により支持され、フレーム81はシャーシ1に固定され
た並進力を発生するモータ82によって並進力を受け
る。その並進力によりローラ5はレール3に押しつけら
れる。同時にシャーシ1はモータ82の並進力によっ
て、その反力を受け、それがシャーシ1に回転可能に取
り付けられた駆動輪2をレール3に押しつける力とな
る。
【0075】ここで駆動輪2の押しつけ力を一定に保つ
ために、駆動輪2がレール3から受ける反力を測定する
センサ73を設ける。このセンサ73から得られる情報
をモータ82の駆動回路に組み込むことにより、常に一
定の押しつけ力を駆動輪2に発生させることができる。
本実施例の駆動回路のブロック図は実施例8に示すもの
と同様である。
【0076】尚、本実施例におけるフレーム81の形状
は、図12に示すものに限定するものではなく、様々な
形状に変形可能である。また、ローラ5はモノレール走
行装置の進行方向に対して駆動輪2を中心に前後にふた
つ配置した例を示したが、全体の寸法等を考慮し、進行
方向に対して駆動輪2を中心に左右にも設け、合わせて
4個としても差し支えない。
【0077】実施例11.図13はこの発明の実施例1
1のモノレール走行装置の駆動輪及びレールを示す斜視
図であり、図において、91は駆動輪、92はレールで
ある。駆動輪91のレール92に接触する外周面91a
は摩擦係数を大きくするために粗面に加工されている。
また、レール92の駆動輪91と接触する帯状面92a
は摩擦係数を大きくするために粗面に加工されている。
【0078】駆動輪91のレール92に対する押し付け
力をP、駆動輪91とレール92間の摩擦係数をμとす
ると、駆動輪91の得る駆動力Qは Q=μP ・・・・・(5) で表わすことができる。ここで押し付け力Pを一定とす
ると、駆動力Qは摩擦係数μに比例するから、より大き
な駆動力Qを得るためには摩擦係数μを大きくすればよ
いことがわかる。
【0079】本実施例の駆動輪及びレールによれば、同
じ押し付け力でより大きな駆動力を得ることができる。
尚、本実施例においてレール92の表面を粗面加工する
かわりに、レール92表面に駆動輪91表面との摩擦係
数が大きい材料を貼着しても何等差し支えない。また、
レール92の材質自体を駆動輪91の外周面91aとの
摩擦係数の大きな材料により構成しても、何等差し支え
ない。
【0080】さらに、駆動輪91の外周面91aをレー
ル92との摩擦係数が大きな材料により構成しても、同
じ押し付け力でより大きな駆動力を得ることができる。
尚、駆動輪91の材質自体をレール92の摩擦係数の大
きな材料としても何等差し支えない。
【0081】実施例12.図14はこの発明の実施例1
2のモノレール走行装置取り外し用部材を示す斜視図で
あり、図において101はレール3の端部3aに同軸的
に設けられた取り外し用部材であり、上下方向の厚みが
端部3a側から先端部101aに向かって略台形状とな
るように略中央部から先端部に向かって上面が傾斜され
ている。
【0082】上記実施例1ないし7のいずれかのモノレ
ール走行装置では、通常作業時レール3をバネ6,1
2,42によって挟み込んだ状態になっている。つまり
あるたわみ量を持ったバネ6,12,42が内力を持っ
ている状態である。構成部品の交換や定期点検などでモ
ノレール走行装置をレール3から取り外す際、バネ6,
12,42が内力を持った状態であると、その力により
ローラ5が跳ね返され、人体に対して危険であると同時
に他の構成部品を破損する恐れがある。
【0083】本実施例では、走行時ローラ5が挾んでい
るレール3と厚みを同じくする取り外し用部材101を
用いる。保守点検作業のためにモノレール走行装置をレ
ール3より取り外す際、取り外すレール3の端部3aに
部材101のレール3と厚みを同じくする端部101b
を図14に示すようにあわせる。そしてそれを沿わせる
ようにしてモノレール走行装置をレール3から部材10
1に移す。これによりまずモノレール走行装置をレール
3から取り外す作業が完了する。簡単な保守点検作業で
あれば、このまま部材101に取り付けたままで、作業
を行うことができる。
【0084】また、構成部品の交換や修理などのために
モノレール走行装置を取り外す必要のある場合、モノレ
ール走行装置を部材101に沿って部材101の厚みの
薄くなる方向に徐々に動かし、部材101の厚みがゼロ
となる端からローラ5を取り外す。このようにすると、
バネ6,12,42のたわみ量は、部材101の勾配に
沿って徐々に小さくなるため、内力による急激な跳ね返
りなどが生じず、安全な取り外し作業を行うことができ
る。
【0085】尚、本実施例においてレール3と部材10
1をあわせる際に固定するための部材を設置しても何等
差し支えない。また、取り外し用部材101の材質は、
何等制約を受けるものではない。また、取り外し用部材
101の厚みを端面が完全にゼロとなる必要はなく、取
り外しに安全なものであれば、何等制約を受けるもので
はない。また、厚みの勾配についても同様に、何等制約
を受けるものではない。なお、上記各実施例ではレール
3の断面はすべて単に板としたが、板に限定されること
なく、例えば、山形材、不等辺山形材、H型材、I型
材、みぞ型材(コの字)などとしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上のように、この請求項1の発明によ
れば、前記車体に揺動自在に支持される支持部材と、前
記単軌道を挾持する複数の回転部材と、前記支持部材と
複数の該回転部材との間各々に設けられ、該回転部材を
前記単軌道に押圧する複数の押圧手段とを備えるように
構成したので、駆動輪に走行に必要な押圧力を付与する
ことができ、したがって駆動輪の駆動力を増加させると
ともにその変動を許容範囲内に抑制することができる。
また駆動輪の外に回転部材をも用いているために、取り
付け誤差やレールの傾き等に起因する走行装置の揺れを
抑制することができる。また、簡単な構造により、上方
または下方に曲がったレールの走行においても必要な押
しつけ力を発生することができ、摩擦駆動方式のみによ
り垂直走行も可能なモノレール走行装置を構成すること
ができ、全体のコストダウンを図ることができる効果が
ある。
【0087】請求項2の発明によれば、前記車体に揺動
自在に支持される支持部材と、該支持部材に支持され前
記単軌道を挾持する複数の回転部材と、前記支持部材と
複数の該回転部材の1つとの間に設けられ、該回転部材
を前記単軌道に押圧する押圧手段とを備えるように構成
したので、駆動輪に走行に必要な押圧力を付与すること
ができ、したがって駆動輪の駆動力を増加させるととも
にその変動を許容範囲内に抑制することができる効果が
ある。
【0088】請求項3の発明によれば、前記複数の回転
部材を、前記単軌道を非対称の位置で挾むように配置す
るように構成したので、駆動輪に走行に必要な押圧力を
安定した状態で付与することができ、駆動力の変動を許
容範囲内に抑制することができる効果がある。
【0089】請求項4の発明によれば、前記押圧手段
を、前記支持部材と回転部材とを互に離間する方向へ付
勢する付勢手段、または弾性力により回転部材を単軌道
に押圧する弾性部材のいずれかであるように構成したの
で、簡単な構造により必要な駆動力を得ることができる
効果がある。
【0090】請求項5の発明によれば、前記単軌道に接
触する回転部材と、前記車体に設けられた案内部材に沿
って摺動する摺動部材と、前記案内部材に設けられ該摺
動部材を一方向に付勢する付勢手段と、中央部が前記車
体に揺動自在に支持され、一端部が前記摺動部材に回動
自在に支持されるとともに他端部に前記回転部材が軸支
された支持部材とを備えるように構成したので、前記回
転部材を単軌道に略一定の押圧力で押圧することによ
り、常に一定の駆動力を得ることができ、非常に安定し
た走行を実現することができる効果がある。
【0091】請求項6の発明によれば、前記車体に回動
自在に設けられた支持部材と、該支持部材を回動駆動さ
せる駆動手段と、前記支持部材に支持され該支持部材の
回動力により前記単軌道に押圧される回転部材と、前記
駆動輪に設けられ該駆動輪の前記単軌道への押圧力を検
知しその信号に基づき前記駆動手段を制御する押圧力検
知手段とを備えるように構成したので、前記駆動手段の
回転駆動力を略一定に制御することにより、常に一定の
駆動力を得ることができ、非常に安定した走行を実現す
ることができる効果がある。
【0092】請求項7の発明によれば、前記車体に固定
され並進力を発生させる並進力発生手段と、該並進力発
生手段により発生される並進力を受ける支持部材と、該
支持部材に軸支され前記並進力により前記単軌道に押圧
される回転部材と、前記駆動輪に設けられ該駆動輪の前
記単軌道への押圧力を検知しその信号に基づき前記並進
力発生手段を制御する押圧力検知手段とを備えるように
構成したので、前記並進力発生手段の発生する並進力を
略一定に制御することにより、常に一定の駆動力を得る
ことができ、非常に安定した走行を実現することができ
る効果がある。
【0093】請求項8の発明によれば、前記駆動輪の単
軌道に接触する面を粗面とするように構成したので、駆
動輪の駆動力を増大させることができ、単軌道走行装置
全体を小型化,軽量化することができる効果がある。
【0094】請求項9の発明によれば、前記駆動輪の少
なくとも単軌道に接触する面を摩擦係数の大きな材料と
するように構成したので、駆動輪の駆動力を増大させる
ことができ、単軌道走行装置全体を小型化,軽量化する
ことができる効果がある。
【0095】請求項10の発明によれば、単軌道の駆動
輪と接触する面を粗面とするように構成したので、駆動
輪の駆動力を増大させることができ、単軌道走行装置全
体を小型化,軽量化することができる効果がある。
【0096】請求項11の発明によれば、単軌道の少な
くとも駆動輪と接触する面を摩擦係数の大きな材料とす
るように構成したので、駆動輪の駆動力を増大させるこ
とができ、単軌道走行装置全体を小型化,軽量化するこ
とができる効果がある。
【0097】請求項12の発明によれば、単軌道の端部
に同軸的に設けられた軌道部材の前記回転部材により押
圧される方向の厚みを、前記端部側から先端部に向かっ
て漸次薄くなるように構成したので、回転部材の押圧力
が徐々に緩和され、急激に跳ね返る等の不具合がなくな
り、単軌道走行装置の取り外し作業及び保守点検作業の
安全性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図2】 この発明の実施例1のモノレール走行装置の
上方または下方に曲がったレールにおける走行状態を示
す側面図である。
【図3】 この発明の実施例2によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図4】 この発明の実施例3によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図5】 この発明の実施例4によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図6】 この発明の実施例5によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図7】 この発明の実施例6によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図8】 この発明の実施例7によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図9】 この発明の実施例8によるモノレール走行装
置を示す側面図である。
【図10】 この発明の実施例9によるモノレール走行
装置を示す側面図である。
【図11】 この発明の実施例9によるモノレール走行
装置の駆動機構の駆動回路を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施例10によるモノレール走
行装置を示す側面図である。
【図13】 この発明の実施例11によるレールと駆動
輪との接触状態を示す斜視図である。
【図14】 この発明の実施例13による取り外し用部
材とレールとの接合状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーシ(車体)、2 駆動輪、3 レール(単軌
道)、4,11,21,31,41,51,65,7
1,81 フレーム(支部部材)、5 ローラ(回転部
材)、6 支持バネ(付勢手段)、12 板バネ(弾性
部材)、42 コイルバネ(付勢手段)、61 ガイド
(案内部材)、62 スライダー(摺動部材)、63
圧縮バネ(付勢手段)、64 リンク(支持部材)、7
2 駆動機構(駆動手段)、73 センサ(押圧力検知
手段)、82 モータ(並進力発生手段)、91 駆動
輪、91a 外周面(接触する面)、92 レール(単
軌道)、92a 帯状面(接触する面)、101 取り
外し用部材(軌道部材)、101a 先端部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、該車体に回転自在に支持されか
    つ単軌道に押圧される1つ以上の駆動輪と、前記車体に
    揺動自在に支持される支持部材と、前記単軌道を挾持す
    る複数の回転部材と、前記支持部材と複数の該回転部材
    との間各々に設けられ、該回転部材を前記単軌道に押圧
    する複数の押圧手段とを備えたことを特徴とする単軌道
    走行装置。
  2. 【請求項2】 車体と、該車体に回転自在に支持されか
    つ単軌道に押圧される1つ以上の駆動輪と、前記車体に
    揺動自在に支持される支持部材と、該支持部材に支持さ
    れ前記単軌道を挾持する複数の回転部材と、前記支持部
    材と複数の該回転部材の1つとの間に設けられ、該回転
    部材を前記単軌道に押圧する押圧手段とを備えたことを
    特徴とする単軌道走行装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の回転部材は、前記単軌道を非
    対称の位置で挾むように配置されていることを特徴とす
    る請求項1または2のいずれか1項記載の単軌道走行装
    置。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、前記支持部材と回転部
    材とを互に離間する方向へ付勢する付勢手段、または弾
    性力により回転部材を単軌道に押圧する弾性部材のいず
    れかであることを特徴とする請求項1または2のいずれ
    か1項記載の単軌道走行装置。
  5. 【請求項5】 車体と、該車体に回転自在に支持されか
    つ単軌道に押圧される1つ以上の駆動輪と、前記単軌道
    に接触する回転部材と、前記車体に設けられた案内部材
    に沿って摺動する摺動部材と、前記案内部材に設けられ
    該摺動部材を一方向に付勢する付勢手段と、中央部が前
    記車体に揺動自在に支持され、一端部が前記摺動部材に
    回動自在に支持されるとともに他端部に前記回転部材が
    軸止された支持部材とを備えたことを特徴とする単軌道
    走行装置。
  6. 【請求項6】 車体と、該車体に回転自在に支持されか
    つ単軌道に押圧される1つ以上の駆動輪と、前記車体に
    回動自在に設けられた支持部材と、該支持部材を回動駆
    動させる駆動手段と、前記支持部材に支持され該支持部
    材の回動力により前記単軌道に押圧される回転部材と、
    前記駆動輪に設けられ該駆動輪の前記単軌道への押圧力
    を検知しその信号に基づき前記駆動手段を制御する押圧
    力検知手段とを備えたことを特徴とする単軌道走行装
    置。
  7. 【請求項7】 車体と、該車体に回転自在に支持されか
    つ単軌道に押圧される1つ以上の駆動輪と、前記車体に
    固定され並進力を発生させる並進力発生手段と、該並進
    力発生手段により発生される並進力を受ける支持部材
    と、該支持部材に軸支され前記並進力により前記単軌道
    に押圧される回転部材と、前記駆動輪に設けられ該駆動
    輪の前記単軌道への押圧力を検知しその信号に基づき前
    記並進力発生手段を制御する押圧力検知手段とを備えた
    ことを特徴とする単軌道走行装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動輪の単軌道に接触する面を、粗
    面としたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    1項記載の単軌道走行装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動輪の少なくとも単軌道に接触す
    る面を、摩擦係数の大きな材料により構成したことを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の単軌道
    走行装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項記載
    の単軌道走行装置を走行させる単軌道の前記単軌道走行
    装置の駆動輪と接触する面を、粗面としたことを特徴と
    する単軌道。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれか1項記載
    の単軌道走行装置を走行させる単軌道の少なくとも前記
    単軌道走行装置の駆動輪と接触する面を、摩擦係数の大
    きな材料により構成したことを特徴とする単軌道。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし7のいずれか1項記載
    の単軌道走行装置を走行させる単軌道の端部に同軸的に
    設けられた軌道部材からなり、該軌道部材の前記単軌道
    走行装置の回転部材により押圧される方向の厚みを前記
    端部側から先端部に向かって漸次薄くなるように構成し
    たことを特徴とする取り外し部材。
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