JPH0733003Y2 - 伝動用vベルト - Google Patents
伝動用vベルトInfo
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- JPH0733003Y2 JPH0733003Y2 JP7367290U JP7367290U JPH0733003Y2 JP H0733003 Y2 JPH0733003 Y2 JP H0733003Y2 JP 7367290 U JP7367290 U JP 7367290U JP 7367290 U JP7367290 U JP 7367290U JP H0733003 Y2 JPH0733003 Y2 JP H0733003Y2
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- Japan
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- retainer
- strap
- groove
- pushing piece
- belt
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Description
【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、無端ベルト状のストラップと、このストラッ
プに沿って支持される多数の押し駒と、この押し駒の前
記ストラップからの脱落を防止する無端ベルト状のリテ
ーナとを備え、前記押し駒にその底部に前記ストラップ
を収納する概略U字状のストラップ配置溝と前記リテー
ナの両側縁を係止するリテーナ係止溝を形成して成る伝
動用Vベルトに関する。
プに沿って支持される多数の押し駒と、この押し駒の前
記ストラップからの脱落を防止する無端ベルト状のリテ
ーナとを備え、前記押し駒にその底部に前記ストラップ
を収納する概略U字状のストラップ配置溝と前記リテー
ナの両側縁を係止するリテーナ係止溝を形成して成る伝
動用Vベルトに関する。
(2)従来の技術 かかる伝動用Vベルトは、本出願人による特願平1−13
3341号において既に提案されている。
3341号において既に提案されている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで、上記伝動用Vベルトの押し駒に形成されるリ
テーナ係止溝は、その係止溝に係合するリテーナの厚さ
に略等しい溝幅を有することが望ましいが、一般に金属
製の薄い無端ベルトよりなるリテーナと略等しい幅の溝
を押し駒のストラップ配置溝に形成することは機械加工
上極めて困難であり、このためにリテーナ係止溝の溝幅
はリテーナの厚さに比べてかなり幅広にならざるを得な
いのが実情である。
テーナ係止溝は、その係止溝に係合するリテーナの厚さ
に略等しい溝幅を有することが望ましいが、一般に金属
製の薄い無端ベルトよりなるリテーナと略等しい幅の溝
を押し駒のストラップ配置溝に形成することは機械加工
上極めて困難であり、このためにリテーナ係止溝の溝幅
はリテーナの厚さに比べてかなり幅広にならざるを得な
いのが実情である。
しかしながら、リテーナにより押さえられるストラップ
は多数の薄い無端ベルトを重ね合わせて構成されるた
め、加工の便を図るために前記リテーナ係止溝の溝幅を
大きく取ると、ストラップが横方向に位置ずれした際
に、そのストラップを構成する無端ベルトの側縁部がリ
テーナ係止溝に嵌合して傷付く虞れがある。
は多数の薄い無端ベルトを重ね合わせて構成されるた
め、加工の便を図るために前記リテーナ係止溝の溝幅を
大きく取ると、ストラップが横方向に位置ずれした際
に、そのストラップを構成する無端ベルトの側縁部がリ
テーナ係止溝に嵌合して傷付く虞れがある。
かかる不都合を回避すべく、特公昭57−23820号公報に
開示されているように、ストラップの最内層の無端ベル
トが当接する押し駒のサドル面をクラウニングにより円
弧状に突出させて前記ストラップをセンタリングするこ
とが考えられるが、このようにしても、クラウニングの
効果が及びにくいストラップの最外層の無端ベルトを確
実にセンタリングしてリテーナ係止溝への嵌合を防止す
ることは困難である。
開示されているように、ストラップの最内層の無端ベル
トが当接する押し駒のサドル面をクラウニングにより円
弧状に突出させて前記ストラップをセンタリングするこ
とが考えられるが、このようにしても、クラウニングの
効果が及びにくいストラップの最外層の無端ベルトを確
実にセンタリングしてリテーナ係止溝への嵌合を防止す
ることは困難である。
本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、簡単な構
造でストラップがリテーナ係止溝に嵌合することを防止
し得る伝動用Vベルトを提供することを目的とする。
造でストラップがリテーナ係止溝に嵌合することを防止
し得る伝動用Vベルトを提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案は、無端ベルト状の
ストラップと、このストラップに沿って支持される多数
の押し駒と、この押し駒の前記ストラップからの脱落を
防止する無端ベルト状のリテーナとを備え、前記押し駒
にその底部に前記ストラップを収納する概略U字状のス
トラップ配置溝と前記リテーナの両側縁を係止するリテ
ーナ係止溝を形成して成る伝動用Vベルトにおいて、異
なる形状のリテーナ係止溝を有する押し駒を交互に配置
し、各押し駒に形成したリテーナ係止溝の共通重合部分
の溝幅を前記リテーナの厚さに略等しくしたことを特徴
とする。
ストラップと、このストラップに沿って支持される多数
の押し駒と、この押し駒の前記ストラップからの脱落を
防止する無端ベルト状のリテーナとを備え、前記押し駒
にその底部に前記ストラップを収納する概略U字状のス
トラップ配置溝と前記リテーナの両側縁を係止するリテ
ーナ係止溝を形成して成る伝動用Vベルトにおいて、異
なる形状のリテーナ係止溝を有する押し駒を交互に配置
し、各押し駒に形成したリテーナ係止溝の共通重合部分
の溝幅を前記リテーナの厚さに略等しくしたことを特徴
とする。
(2)作用 前述の本考案の特徴によれば、押し駒に形成したストラ
ップ配置溝に無端ベルト状のストラップを収納し、更に
その押し駒に形成したリテーナ係止溝に無端ベルト状の
リテーナの両側縁を係合させることにより前記ストラッ
プに沿って多数の押し駒が支持される。このとき、リテ
ーナ係止溝の形状が異なる押し駒が交互に配置され、そ
れらの異なる形状のリテーナ係止溝の共通重合部分によ
りリテーナが支持されるので、機械加工を容易に行うべ
く個々のリテーナ係止溝の溝幅を大きく取っても、それ
らの共通重合部分の溝幅をリテーナの厚さに略等しくな
るように極めて細幅に形成することができる。これによ
り、押し駒のストラップ配置溝に嵌合するストラップが
横方向に位置ずれした場合でも、そのストラップがリテ
ーナ係止溝に嵌合して傷付くことが防止される。
ップ配置溝に無端ベルト状のストラップを収納し、更に
その押し駒に形成したリテーナ係止溝に無端ベルト状の
リテーナの両側縁を係合させることにより前記ストラッ
プに沿って多数の押し駒が支持される。このとき、リテ
ーナ係止溝の形状が異なる押し駒が交互に配置され、そ
れらの異なる形状のリテーナ係止溝の共通重合部分によ
りリテーナが支持されるので、機械加工を容易に行うべ
く個々のリテーナ係止溝の溝幅を大きく取っても、それ
らの共通重合部分の溝幅をリテーナの厚さに略等しくな
るように極めて細幅に形成することができる。これによ
り、押し駒のストラップ配置溝に嵌合するストラップが
横方向に位置ずれした場合でも、そのストラップがリテ
ーナ係止溝に嵌合して傷付くことが防止される。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図はそのVベルトを用いたベルト式無段変速機の概略
側面図、第2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図
は第1図の要部拡大図、第4図は第3図のIV−IV線断面
図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は作用の
説明図である。
1図はそのVベルトを用いたベルト式無段変速機の概略
側面図、第2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図
は第1図の要部拡大図、第4図は第3図のIV−IV線断面
図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は作用の
説明図である。
第1図〜第3図に示すように、ベルト式無段変速機1は
駆動軸2に支持した駆動プーリ3と従動軸4に支持した
従動プーリ5を備え、両プーリ3,5間に本考案による伝
動用Vベルト6が巻き掛けられる。駆動プーリ3は駆動
軸2に固着された固定側プーリ半体31と、前記駆動軸2
に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持された
可動側プーリ半体32より成り、駆動軸2の回転速度の変
化に伴って前記両プーリ半体31,32の距離が接近する
と、その有効半径が増加してVベルト6が半径方向外側
に移動し、逆に両プーリ半体31,32の距離が離間する
と、その有効半径が減少してVベルト6が半径方向内側
に移動する。また、従動軸4に支持した従動プーリ5も
前述の駆動プーリ3と同様にその有効半径が可変とさ
れ、駆動プーリ3の有効半径の増減に伴って従動プーリ
5の有効半径が逆方向に増減することにより、駆動軸2
から従動軸4に伝達される回転速度とトルクが無段階に
変更される。
駆動軸2に支持した駆動プーリ3と従動軸4に支持した
従動プーリ5を備え、両プーリ3,5間に本考案による伝
動用Vベルト6が巻き掛けられる。駆動プーリ3は駆動
軸2に固着された固定側プーリ半体31と、前記駆動軸2
に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持された
可動側プーリ半体32より成り、駆動軸2の回転速度の変
化に伴って前記両プーリ半体31,32の距離が接近する
と、その有効半径が増加してVベルト6が半径方向外側
に移動し、逆に両プーリ半体31,32の距離が離間する
と、その有効半径が減少してVベルト6が半径方向内側
に移動する。また、従動軸4に支持した従動プーリ5も
前述の駆動プーリ3と同様にその有効半径が可変とさ
れ、駆動プーリ3の有効半径の増減に伴って従動プーリ
5の有効半径が逆方向に増減することにより、駆動軸2
から従動軸4に伝達される回転速度とトルクが無段階に
変更される。
前記Vベルト6は複数枚の金属製無端ベルトを重ね合わ
せたストラップ7を備え、そのストラップ7に沿って僅
かに形状が異なる金属製の第1押し駒8および第2押し
駒8が交互に装着される。そして、前記両押し駒8,9の
脱落を防止すべく、ストラップ7の外周には金属製の無
端ベルトよりなるリテーナ10が装着される。
せたストラップ7を備え、そのストラップ7に沿って僅
かに形状が異なる金属製の第1押し駒8および第2押し
駒8が交互に装着される。そして、前記両押し駒8,9の
脱落を防止すべく、ストラップ7の外周には金属製の無
端ベルトよりなるリテーナ10が装着される。
第4図を併せて参照すると明らかなように、第1押し駒
8は概略梯形状の板体よりなり、その左右両端には前記
駆動プーリ3と従動プーリ5の内面に接触するように外
側に向けてV字状に拡開した接触面11,11が形成され
る。第1押し駒8の上半部には、その上縁に開口する概
略U字状のストラップ配置溝12が形成され、更に、その
ストラップ配置溝12の左右側壁の上下方向中間部には、
外側に向けて切り欠いた左右一対のリテーナ係止溝13,1
3が形成される。そして、前記ストラップ配置溝12の左
右側壁の間隔L1はストラップ7の幅Wsよりも大きく、且
つリテーナ10の幅Wrよりも僅かに小さく形成されるとと
もに、前記左右のリテーナ係止溝13,13の溝底部間の距
離L2は前記リテーナの幅Wrよりも僅かに大きく形成され
る。
8は概略梯形状の板体よりなり、その左右両端には前記
駆動プーリ3と従動プーリ5の内面に接触するように外
側に向けてV字状に拡開した接触面11,11が形成され
る。第1押し駒8の上半部には、その上縁に開口する概
略U字状のストラップ配置溝12が形成され、更に、その
ストラップ配置溝12の左右側壁の上下方向中間部には、
外側に向けて切り欠いた左右一対のリテーナ係止溝13,1
3が形成される。そして、前記ストラップ配置溝12の左
右側壁の間隔L1はストラップ7の幅Wsよりも大きく、且
つリテーナ10の幅Wrよりも僅かに小さく形成されるとと
もに、前記左右のリテーナ係止溝13,13の溝底部間の距
離L2は前記リテーナの幅Wrよりも僅かに大きく形成され
る。
Vベルト6が前記駆動プーリ3あるいは従動プーリ5に
巻き付くとき、隣接する第1押し駒8と第2押し駒9の
下部が干渉することを防止すべく、その第1押し駒8の
後面側の下半部には、左右方向に延びるピボット線14を
境にして下方に向け先細に傾斜する傾斜面15が形成され
る(第3図参照)。また、第1押し駒8の後面の上部に
は左右一対の裁頭円錐状の突起16,16が形成されるとと
もに、その突起16,16の裏側には同形の裁頭円錐状の凹
部17,17が形成される。
巻き付くとき、隣接する第1押し駒8と第2押し駒9の
下部が干渉することを防止すべく、その第1押し駒8の
後面側の下半部には、左右方向に延びるピボット線14を
境にして下方に向け先細に傾斜する傾斜面15が形成され
る(第3図参照)。また、第1押し駒8の後面の上部に
は左右一対の裁頭円錐状の突起16,16が形成されるとと
もに、その突起16,16の裏側には同形の裁頭円錐状の凹
部17,17が形成される。
第5図に示すように、第2押し駒9は前述の第1押し駒
8と類似の形状を有しており、第1押し駒8の各部分に
対応する部分には同一の符合が付してある。この第2押
し駒9と第1押し駒8の相違は、そのストラップ配置溝
12の左右両側縁に形成される一対のリテーナ係止溝18,1
8の位置が、第1押し駒8のリテーナ係止溝13,13よりも
下側にずれて形成されるとともに、そのリテーナ係止溝
18,18の溝底部の間隔L3が第1押し駒8のリテーナ係止
溝13,13の溝底部の間隔L2よりも大きく形成される点で
ある。
8と類似の形状を有しており、第1押し駒8の各部分に
対応する部分には同一の符合が付してある。この第2押
し駒9と第1押し駒8の相違は、そのストラップ配置溝
12の左右両側縁に形成される一対のリテーナ係止溝18,1
8の位置が、第1押し駒8のリテーナ係止溝13,13よりも
下側にずれて形成されるとともに、そのリテーナ係止溝
18,18の溝底部の間隔L3が第1押し駒8のリテーナ係止
溝13,13の溝底部の間隔L2よりも大きく形成される点で
ある。
したがって、第6図に示すように、前記第1押し駒8と
第2押し駒9を交互に配置すると、両押し駒8,9のリテ
ーナ係止溝13,13;18,18の共通重合部分の溝幅tはリテ
ーナ10の厚さに略等しく、且つその左右両側縁が隙間無
く係合する形状となる。そして、前記リテーナ10によっ
て固定されるストラップ7の内周面は前記ストラップ配
置溝12の底部に密着し、且つその外周面はリテーナ10の
内周に密着する。
第2押し駒9を交互に配置すると、両押し駒8,9のリテ
ーナ係止溝13,13;18,18の共通重合部分の溝幅tはリテ
ーナ10の厚さに略等しく、且つその左右両側縁が隙間無
く係合する形状となる。そして、前記リテーナ10によっ
て固定されるストラップ7の内周面は前記ストラップ配
置溝12の底部に密着し、且つその外周面はリテーナ10の
内周に密着する。
次に、前述の本考案の第1実施例の作用を説明する。
無端ベルト1を組み立てるには、ストラップ7の外側に
リテーナ10を重ね合わせた状態で、そのリテーナ10の一
部に外力を加えて外側に雨とい状に湾曲させる(第6図
の鎖線参照)。次に、前記リテーナ10の幅狭になった湾
曲部を利用して、例えば第1押し駒駒8をそのストラッ
プ配置溝12の底部にストラップ7が当接する位置まで嵌
合させた後、その第1押し駒8をストラップ7に沿って
摺動させる。これにより、リテーナ10の湾曲していない
部分の両側縁が第1押し駒8のリテーナ係止溝13に係合
して該第1押し駒8の脱落が防止される。次に、第2押
し駒9を前述と同様にリテーナ10の湾曲部を介してスト
ラップ7に装着し、以下第1押し駒8と第2押し駒9を
交互にストラップ7に装着する。
リテーナ10を重ね合わせた状態で、そのリテーナ10の一
部に外力を加えて外側に雨とい状に湾曲させる(第6図
の鎖線参照)。次に、前記リテーナ10の幅狭になった湾
曲部を利用して、例えば第1押し駒駒8をそのストラッ
プ配置溝12の底部にストラップ7が当接する位置まで嵌
合させた後、その第1押し駒8をストラップ7に沿って
摺動させる。これにより、リテーナ10の湾曲していない
部分の両側縁が第1押し駒8のリテーナ係止溝13に係合
して該第1押し駒8の脱落が防止される。次に、第2押
し駒9を前述と同様にリテーナ10の湾曲部を介してスト
ラップ7に装着し、以下第1押し駒8と第2押し駒9を
交互にストラップ7に装着する。
このようにして組み立てられたVベルト6は、第1押し
駒8と第2押し駒9の突起16,16と凹部17,17が嵌合し、
且つストラップ7に作用する張力によって両押し駒8,9
が相互に密着した状態となる。そして、第1押し駒8と
第2押し駒9が交互に装着されることにより、第6図に
示すように、リテーナ10は第1押し駒8のリテーナ係止
溝13,13と第2押し駒9のリテーナ係止溝18,18の共通重
合部分によって上下方向に位置決めされ、リテーナ7は
両押し駒8,9のストラップ配置溝12の底面と前記リテー
ナ10の下面に挟まれて保持される。而して、前述のVベ
ルト6による駆動プーリ3から従動プーリ5への動力伝
達は、第1押し駒8と第2押し駒9の前記ピボット線14
より上側の平行部が相互に密着して押圧力を伝達するこ
とにより行われる。そして、Vベルト6が駆動プーリ3
あるいは従動プーリ5に巻き付いた時にピボット線14を
中心にして両押し駒8,9が揺動するが、その際ピボット
線14の下側に形成した傾斜面15の作用で両押し駒8,9の
干渉が防止される。
駒8と第2押し駒9の突起16,16と凹部17,17が嵌合し、
且つストラップ7に作用する張力によって両押し駒8,9
が相互に密着した状態となる。そして、第1押し駒8と
第2押し駒9が交互に装着されることにより、第6図に
示すように、リテーナ10は第1押し駒8のリテーナ係止
溝13,13と第2押し駒9のリテーナ係止溝18,18の共通重
合部分によって上下方向に位置決めされ、リテーナ7は
両押し駒8,9のストラップ配置溝12の底面と前記リテー
ナ10の下面に挟まれて保持される。而して、前述のVベ
ルト6による駆動プーリ3から従動プーリ5への動力伝
達は、第1押し駒8と第2押し駒9の前記ピボット線14
より上側の平行部が相互に密着して押圧力を伝達するこ
とにより行われる。そして、Vベルト6が駆動プーリ3
あるいは従動プーリ5に巻き付いた時にピボット線14を
中心にして両押し駒8,9が揺動するが、その際ピボット
線14の下側に形成した傾斜面15の作用で両押し駒8,9の
干渉が防止される。
さて、何らかの理由でストラップ7を構成する無端ベル
トが横方向に位置ずれした場合であっても、前記第1押
し駒8のリテーナ係止溝13,13と第2押し駒9のリテー
ナ係止溝18,18の共通重合部分にリテーナ10が隙間なく
係合しているため、そのリテーナ係止溝13,13;18,18に
ストラップ7の無端ベルトが嵌合して傷付くことが確実
に回避される。また、第1押し駒8のリテーナ係止溝1
3,13の溝底部の間隔L2よりも第2押し駒9のリテーナ係
止溝18,18の溝底部の間隔L3が大きく形成されているこ
とにより、前記共通重合部分の上側のエッジEが略直角
を成すシャープな形状となり、その結果リテーナ10の左
右両側縁が前記エッジEに乗り上げて傷付くことが防止
される。
トが横方向に位置ずれした場合であっても、前記第1押
し駒8のリテーナ係止溝13,13と第2押し駒9のリテー
ナ係止溝18,18の共通重合部分にリテーナ10が隙間なく
係合しているため、そのリテーナ係止溝13,13;18,18に
ストラップ7の無端ベルトが嵌合して傷付くことが確実
に回避される。また、第1押し駒8のリテーナ係止溝1
3,13の溝底部の間隔L2よりも第2押し駒9のリテーナ係
止溝18,18の溝底部の間隔L3が大きく形成されているこ
とにより、前記共通重合部分の上側のエッジEが略直角
を成すシャープな形状となり、その結果リテーナ10の左
右両側縁が前記エッジEに乗り上げて傷付くことが防止
される。
第7図は本考案の第2実施例を示すもので、この実施例
は第1押し駒8と第2押し駒9が、先の実施例の2種類
のリテーナ係止溝13,18をそれぞれ1個ずつ備えた点に
特徴を有している。すなわち、同図において手前側の第
1押し駒8は、その右側にリテーナ係止溝13を備えると
ともに左側にリテーナ係止溝18を備える。また、後ろ側
の第2押し駒9は、右側にリテーナ係止溝18を備えると
ともに左側にリテーナ係止溝13を備える。而して、両押
し駒8,9を交互に配置することにより、リテーナ10が保
持される共通重合部分を先の実施例と同一形状にするこ
とができる。
は第1押し駒8と第2押し駒9が、先の実施例の2種類
のリテーナ係止溝13,18をそれぞれ1個ずつ備えた点に
特徴を有している。すなわち、同図において手前側の第
1押し駒8は、その右側にリテーナ係止溝13を備えると
ともに左側にリテーナ係止溝18を備える。また、後ろ側
の第2押し駒9は、右側にリテーナ係止溝18を備えると
ともに左側にリテーナ係止溝13を備える。而して、両押
し駒8,9を交互に配置することにより、リテーナ10が保
持される共通重合部分を先の実施例と同一形状にするこ
とができる。
なお、この第2実施例において、両押し駒8,9の傾斜面1
5をその前面と後面に対称に形成し、かつ左右何れか一
方の突起16と凹部17を前面と後面で逆に形成すれば、そ
の1種類の押し駒を表裏逆にして交互に配置することに
より、前述と同一の作用効果を得ることが可能となる。
5をその前面と後面に対称に形成し、かつ左右何れか一
方の突起16と凹部17を前面と後面で逆に形成すれば、そ
の1種類の押し駒を表裏逆にして交互に配置することに
より、前述と同一の作用効果を得ることが可能となる。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施
例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲
に記載された本考案を逸脱することなく種々の小設計変
更を行うことが可能である。
例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲
に記載された本考案を逸脱することなく種々の小設計変
更を行うことが可能である。
例えば、実施例ではストラップ配置溝13,13;18,18の形
状が異なる2種類の押し駒8,9を交互に配置している
が、3種類以上の押し駒を交互に配置することも可能で
ある。
状が異なる2種類の押し駒8,9を交互に配置している
が、3種類以上の押し駒を交互に配置することも可能で
ある。
C.考案の効果 以上のように、本考案によれば、リテーナ係止溝の形状
が異なる押し駒を交互に配置し、それらの異なる形状の
リテーナ係止溝の共通重合部分によりリテーナを支持し
ているので、個々のリテーナ係止溝の溝幅を大きく形成
しても、それらの共通重合部分の溝幅をリテーナの厚さ
に略等しくなるように極めて細幅に形成することができ
る。その結果、個々のリテーナ係止溝を機械加工が容易
な幅広のものとしても、リテーナの上下両面をいずれか
の押し駒のリテーナ係止溝に密着させることができるの
で、そのリテーナ係止溝にストラップが嵌合して傷付く
不都合を確実に回避することができる。
が異なる押し駒を交互に配置し、それらの異なる形状の
リテーナ係止溝の共通重合部分によりリテーナを支持し
ているので、個々のリテーナ係止溝の溝幅を大きく形成
しても、それらの共通重合部分の溝幅をリテーナの厚さ
に略等しくなるように極めて細幅に形成することができ
る。その結果、個々のリテーナ係止溝を機械加工が容易
な幅広のものとしても、リテーナの上下両面をいずれか
の押し駒のリテーナ係止溝に密着させることができるの
で、そのリテーナ係止溝にストラップが嵌合して傷付く
不都合を確実に回避することができる。
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図はそのVベルトを用いたベルト式無段変速機の概略
側面図、第2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図
は第1図の要部拡大図、第4図は第3図のIV−IV線断面
図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は作用の
説明図、第7図は本考案の第2実施例を示す前記第6図
に対応する図である。 7…ストラップ、8…第1押し駒(押し駒)、9…第2
押し駒(押し駒)、10…リテーナ、12…ストラップ配置
溝、13…リテーナ係止溝、18…リテーナ係止溝、t…溝
幅
1図はそのVベルトを用いたベルト式無段変速機の概略
側面図、第2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図
は第1図の要部拡大図、第4図は第3図のIV−IV線断面
図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は作用の
説明図、第7図は本考案の第2実施例を示す前記第6図
に対応する図である。 7…ストラップ、8…第1押し駒(押し駒)、9…第2
押し駒(押し駒)、10…リテーナ、12…ストラップ配置
溝、13…リテーナ係止溝、18…リテーナ係止溝、t…溝
幅
Claims (1)
- 【請求項1】無端ベルト状のストラップ(7)と、この
ストラップ(7)に沿って支持される多数の押し駒(8,
9)と、この押し駒(8,9)の前記ストラップ(7)から
の脱落を防止する無端ベルト状のリテーナ(10)とを備
え、前記押し駒(8,9)にその底部に前記ストラップ
(7)を収納する概略U字状のストラップ配置溝(12)
と前記リテーナ(10)の両側縁を係止するリテーナ係止
溝(13,18)を形成して成る伝動用Vベルトにおいて、 異なる形状のリテーナ係止溝(13,18)を有する押し駒
(8,9)を交互に配置し、各押し駒(8,9)に形成したリ
テーナ係止溝(13,18)の共通重合部分の溝幅(t)を
前記リテーナ(10)の厚さに略等しくしたことを特徴と
する、伝動用Vベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7367290U JPH0733003Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 伝動用vベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7367290U JPH0733003Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 伝動用vベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0431354U JPH0431354U (ja) | 1992-03-13 |
| JPH0733003Y2 true JPH0733003Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31612697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7367290U Expired - Lifetime JPH0733003Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 伝動用vベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733003Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009096474A1 (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Lc複合部品 |
| JP2019065931A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 伝動ベルト |
| JP2019065930A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 伝動ベルト |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1132649B1 (en) * | 1998-11-05 | 2005-02-02 | Fukuju Kogyo Kabushiki Kaisha | Metal belt element |
| JP4502578B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2010-07-14 | ボッシュ トランズミッション テクノロジー ベー.ファウ. | ベルト |
| EP3404288B1 (en) * | 2017-05-19 | 2020-07-08 | Jatco Ltd | Transverse segment for a drive belt for a continuously variable transmission and a drive belt and a continuously variable trans-mission provided therewith |
-
1990
- 1990-07-11 JP JP7367290U patent/JPH0733003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009096474A1 (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Lc複合部品 |
| JP2019065931A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 伝動ベルト |
| JP2019065930A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 伝動ベルト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0431354U (ja) | 1992-03-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |