JPH0733016A - 車両構体の製作方法および装置 - Google Patents
車両構体の製作方法および装置Info
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- JPH0733016A JPH0733016A JP15011893A JP15011893A JPH0733016A JP H0733016 A JPH0733016 A JP H0733016A JP 15011893 A JP15011893 A JP 15011893A JP 15011893 A JP15011893 A JP 15011893A JP H0733016 A JPH0733016 A JP H0733016A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】パネルの組合せて構成する車両構体において、
高品質、高精度、高能率を達成する製作方法および装置
を提供する。 【構成】まず、ハニカムパネルの曲面方向をレーザビー
ム溶接により接合して長尺パネルを作り、該長尺ブロッ
クを複数並べて長手方向をMIG・TIG溶接すること
により、歪変形を抑え高精度のブロックを製作する。ま
た、治具によってハニカムパネルを拘束し、該治具の溶
接用溝により拘束を解除することなく表裏の溶接を行う
ことで精度の低下を防ぎ、高能率化を図る。
高品質、高精度、高能率を達成する製作方法および装置
を提供する。 【構成】まず、ハニカムパネルの曲面方向をレーザビー
ム溶接により接合して長尺パネルを作り、該長尺ブロッ
クを複数並べて長手方向をMIG・TIG溶接すること
により、歪変形を抑え高精度のブロックを製作する。ま
た、治具によってハニカムパネルを拘束し、該治具の溶
接用溝により拘束を解除することなく表裏の溶接を行う
ことで精度の低下を防ぎ、高能率化を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両構体の製作方法お
よび装置に係り、特にパネルを組合せこれらを溶接によ
り接合して車両構体を製作する場合に好適な車両構体の
製作方法および装置に関するものである。
よび装置に係り、特にパネルを組合せこれらを溶接によ
り接合して車両構体を製作する場合に好適な車両構体の
製作方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道車両の高速化の要求が高まっ
ている。しかし、鉄道車両の高速化は、軌道破壊、走行
時における騒音の増大、あるいは動力費の増加などの問
題を生じる。これらの問題を解決するためには、鉄道車
両の走行速度に応じた軽量化が必要である。また、鉄道
車両が高速でトンネル内ですれ違う場合には、大きな圧
力変動が短時間に発生する。したがって、車両の構体
は、乗客、各種機器の荷重および構体の自重に加えて、
上述した車両外圧力変動による圧力が該構体に繰返し作
用することになる。
ている。しかし、鉄道車両の高速化は、軌道破壊、走行
時における騒音の増大、あるいは動力費の増加などの問
題を生じる。これらの問題を解決するためには、鉄道車
両の走行速度に応じた軽量化が必要である。また、鉄道
車両が高速でトンネル内ですれ違う場合には、大きな圧
力変動が短時間に発生する。したがって、車両の構体
は、乗客、各種機器の荷重および構体の自重に加えて、
上述した車両外圧力変動による圧力が該構体に繰返し作
用することになる。
【0003】従来の鉄道車両構体は、屋根部、側部、台
枠部、妻部の6面体より構成され、強度部材としての骨
部材と、車内外を区分する外板とからなっており、素材
としては軟鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、アル
ミ合金押出型材などがある。特に軽量化を図ったものと
しては、例えば特開平3−90468号公報に示されて
いる軽合金製ろう付けハニカムパネルを用いたものが知
られている。
枠部、妻部の6面体より構成され、強度部材としての骨
部材と、車内外を区分する外板とからなっており、素材
としては軟鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、アル
ミ合金押出型材などがある。特に軽量化を図ったものと
しては、例えば特開平3−90468号公報に示されて
いる軽合金製ろう付けハニカムパネルを用いたものが知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のろう付
けアルミハニカムパネル(以下、単にハニカムパネルと
いう)を組合せ溶接して、屋根ブロックや側ブロック等
のブロックを製作する場合、溶接の入熱によるろう付部
への影響を少なくしなければならない。また、ハニカム
パネルよりなる各ブロックは、軽量化を図るため薄肉化
されている。このため、強度を確保するため各面板に効
率良く力を伝える高品質の2面溶接を行わねばならな
い。ハニカムパネルの表と裏の2面を溶接する場合、表
側を溶接した後にパネルを組立て治具から外してクレ−
ンなどで反転し、また別の治具へセットしなおして裏面
の溶接をするという作業が予想されるが、この間で組合
せ精度の低下を招く恐れがあった。
けアルミハニカムパネル(以下、単にハニカムパネルと
いう)を組合せ溶接して、屋根ブロックや側ブロック等
のブロックを製作する場合、溶接の入熱によるろう付部
への影響を少なくしなければならない。また、ハニカム
パネルよりなる各ブロックは、軽量化を図るため薄肉化
されている。このため、強度を確保するため各面板に効
率良く力を伝える高品質の2面溶接を行わねばならな
い。ハニカムパネルの表と裏の2面を溶接する場合、表
側を溶接した後にパネルを組立て治具から外してクレ−
ンなどで反転し、また別の治具へセットしなおして裏面
の溶接をするという作業が予想されるが、この間で組合
せ精度の低下を招く恐れがあった。
【0005】本発明の目的とするところは、組合せ精度
の低下,変形を防ぎ、かつ、高品質の車両構体を製作す
ることのできる車両構体の製作方法および装置を提供す
ることにある。
の低下,変形を防ぎ、かつ、高品質の車両構体を製作す
ることのできる車両構体の製作方法および装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ハニカムパ
ネルよりなる車両構体の製作方法において、二次曲面を
なす複数のハニカムパネル同志の曲面方向を溶接により
接合して長尺ブロックを構成し、該長尺ブロックを複数
その幅方向に並べて長手方向を溶接により接合して構体
ブロックを構成し、複数の前記構体ブロックを溶接によ
って接合することにより、達成される。
ネルよりなる車両構体の製作方法において、二次曲面を
なす複数のハニカムパネル同志の曲面方向を溶接により
接合して長尺ブロックを構成し、該長尺ブロックを複数
その幅方向に並べて長手方向を溶接により接合して構体
ブロックを構成し、複数の前記構体ブロックを溶接によ
って接合することにより、達成される。
【0007】また、上記目的は、複数のハニカムパネル
を位置決めした状態で拘束して保持し、各ハニカムパネ
ルの表裏両面の各接合溶接部が開口した治具と、該治具
を前記複数のハニカムパネルを保持した状態で反転する
支持手段とから構成することにより、達成される。
を位置決めした状態で拘束して保持し、各ハニカムパネ
ルの表裏両面の各接合溶接部が開口した治具と、該治具
を前記複数のハニカムパネルを保持した状態で反転する
支持手段とから構成することにより、達成される。
【0008】
【作用】本発明によれば、まず隣接したハニカムパネル
の曲面方向を溶接接合することにより、煩雑な曲面同士
の位置決めをハニカムパネルの最小単位の状態で行なえ
るため、歪が最小限に抑えられた高精度の長尺ブロック
が得ることができる。この長尺ブロック同士或いは他の
パネル等を組合せ、長手方向を溶接することにより、長
手方向の連続溶接が可能となり、溶接の自動化が容易と
なる。
の曲面方向を溶接接合することにより、煩雑な曲面同士
の位置決めをハニカムパネルの最小単位の状態で行なえ
るため、歪が最小限に抑えられた高精度の長尺ブロック
が得ることができる。この長尺ブロック同士或いは他の
パネル等を組合せ、長手方向を溶接することにより、長
手方向の連続溶接が可能となり、溶接の自動化が容易と
なる。
【0009】また、本発明によれば組合せ溶接の際に溶
接線をさえぎらないように隣接したハニカムパネル同士
等の接合部を開口させて拘束し、一旦拘束すればその拘
束を解除することなく表と裏の両面の溶接ができる製作
装置を使用することにより、組合せ精度の低下を防ぎ、
能率良く各ブロックを製作することができる。
接線をさえぎらないように隣接したハニカムパネル同士
等の接合部を開口させて拘束し、一旦拘束すればその拘
束を解除することなく表と裏の両面の溶接ができる製作
装置を使用することにより、組合せ精度の低下を防ぎ、
能率良く各ブロックを製作することができる。
【0010】
【実施例】鉄道車両が高速でトンネル内を走行する際、
車内外圧力差が急激に変化する。特に車両同志がトンネ
ル内ですれ違う場合には、大きな圧力変動が短時間に発
生する。したがって車両の構体は乗客、各種機器の荷重
および構体に加えて、上述した車内外圧力差による荷重
にさらされることになる。そのため構体の剛性および圧
力荷重に対する強度向上を図らなければならない。この
ような荷重による応力集中を小さく抑えるための車両の
構体は近似円筒形構造となり、車両構体を構成するハニ
カムパネルも曲率をおびた二次曲面形状となっている。
車内外圧力差が急激に変化する。特に車両同志がトンネ
ル内ですれ違う場合には、大きな圧力変動が短時間に発
生する。したがって車両の構体は乗客、各種機器の荷重
および構体に加えて、上述した車内外圧力差による荷重
にさらされることになる。そのため構体の剛性および圧
力荷重に対する強度向上を図らなければならない。この
ような荷重による応力集中を小さく抑えるための車両の
構体は近似円筒形構造となり、車両構体を構成するハニ
カムパネルも曲率をおびた二次曲面形状となっている。
【0011】図1は本発明の車両構体に用いるハニカム
パネルの一例を示す分解斜視図であり、図2はその平面
図である。ハニカムパネル1は芯材としてのハニカムコ
ア2、端材としての外部結合部材3および一対の面板
4、5により構成される。材料はいずれも軽合金材であ
る。例えばハニカムコア2および面板4、5の材質は、
JIS規格A6N01である。
パネルの一例を示す分解斜視図であり、図2はその平面
図である。ハニカムパネル1は芯材としてのハニカムコ
ア2、端材としての外部結合部材3および一対の面板
4、5により構成される。材料はいずれも軽合金材であ
る。例えばハニカムコア2および面板4、5の材質は、
JIS規格A6N01である。
【0012】ハニカムコア2は、波形形状の板が六角形
のセルを形成するように重ねあわせ、それらの隙間をろ
う材にて接合する構造になっている。このハニカムパネ
ル1内には、さらに必要な強度を確保するために、軽合
金製の強度部材6が組込まれている。一例として、図1
の実施例において、ハニカムパネル1のコア2は板厚
0.2mm、高さ58mmであり、面板4、5の板厚1mm、
外部結合材3の板厚2mmである。また、パネル単体の大
きさは、ろう付けを行なう炉の大きさによって制約さ
れ、例えば長さ4m、幅1.2m程度である。
のセルを形成するように重ねあわせ、それらの隙間をろ
う材にて接合する構造になっている。このハニカムパネ
ル1内には、さらに必要な強度を確保するために、軽合
金製の強度部材6が組込まれている。一例として、図1
の実施例において、ハニカムパネル1のコア2は板厚
0.2mm、高さ58mmであり、面板4、5の板厚1mm、
外部結合材3の板厚2mmである。また、パネル単体の大
きさは、ろう付けを行なう炉の大きさによって制約さ
れ、例えば長さ4m、幅1.2m程度である。
【0013】このようなハニカムパネル1を構成する各
部材について下拵した後、一枚のパネルとして一体化す
るために、ろう付け処理がなされる。このろう付けは、
予めパネルを構成する各部材表面にろう材、例えばBA
4045をクラッドしておき、パネルとして治具内で組
立て、加熱するものである。
部材について下拵した後、一枚のパネルとして一体化す
るために、ろう付け処理がなされる。このろう付けは、
予めパネルを構成する各部材表面にろう材、例えばBA
4045をクラッドしておき、パネルとして治具内で組
立て、加熱するものである。
【0014】強度部材6は外部結合部材3と共に面外曲
げ剛性の向上に寄与している。そして、表面の面板4、
5の間にハニカムコア2を配置することにより厚さ方向
の距離を十分に確保して断面係数を大きくすることと併
せて、ハニカムパネル1としての剛性が確保される。
げ剛性の向上に寄与している。そして、表面の面板4、
5の間にハニカムコア2を配置することにより厚さ方向
の距離を十分に確保して断面係数を大きくすることと併
せて、ハニカムパネル1としての剛性が確保される。
【0015】図3はハニカムパネル1,吹き寄せパネル
1a,出入口用パネル8から車両構体の側ブロックを製
作していく手順を示す図である。まず、製造されたハニ
カムパネル1の少なくとも次工程溶接部を、図4に示す
ようなトリミング加工機を使用して高精度にトリミング
加工し、溶接開先部を作る。図4において、加工するハ
ニカムパネル1をベース12の上に載せて拘束した状態
で、加工ヘッド10により該ハニカムパネル1の次工程
の溶接開先を加工する。これらの動作は制御盤11に組
み込まれた数値制御系によって自動的に行なわれる。本
トリミング加工機は、最小単位のハニカムパネル1の加
工および長尺ブロックの加工も行なえる。
1a,出入口用パネル8から車両構体の側ブロックを製
作していく手順を示す図である。まず、製造されたハニ
カムパネル1の少なくとも次工程溶接部を、図4に示す
ようなトリミング加工機を使用して高精度にトリミング
加工し、溶接開先部を作る。図4において、加工するハ
ニカムパネル1をベース12の上に載せて拘束した状態
で、加工ヘッド10により該ハニカムパネル1の次工程
の溶接開先を加工する。これらの動作は制御盤11に組
み込まれた数値制御系によって自動的に行なわれる。本
トリミング加工機は、最小単位のハニカムパネル1の加
工および長尺ブロックの加工も行なえる。
【0016】前記トリミング加工機によって開先が形成
されたハニカムパネル1を複数準備し、治具上でその平
面方向に並べ、隣接したハニカムパネル1同士の曲面の
位置決めを行なって拘束する。そして、前記隣接したハ
ニカムパネル1の曲面方向を溶接によって接合し、長尺
ブロック7を製作する。このような曲面方向の溶接に
は、熱入熱が極めて小さく、よって歪変形を抑えること
ができるレ−ザビ−ム溶接を採用するのが良い。このよ
うにして製作された長尺ブロック7と吹き寄せパネル1
a,出入口用パネル8を所定の位置に位置決めして拘束
し、MIGまたはTIG溶接によって接合して側ブロッ
ク9を構成する。なお、前記吹き寄せパネル1a,出入
口用パネル8は、ハニカムパネルで構成してもよく、ま
た、局部的に過大な加重が作用する部分には、型材を用
いても良い。
されたハニカムパネル1を複数準備し、治具上でその平
面方向に並べ、隣接したハニカムパネル1同士の曲面の
位置決めを行なって拘束する。そして、前記隣接したハ
ニカムパネル1の曲面方向を溶接によって接合し、長尺
ブロック7を製作する。このような曲面方向の溶接に
は、熱入熱が極めて小さく、よって歪変形を抑えること
ができるレ−ザビ−ム溶接を採用するのが良い。このよ
うにして製作された長尺ブロック7と吹き寄せパネル1
a,出入口用パネル8を所定の位置に位置決めして拘束
し、MIGまたはTIG溶接によって接合して側ブロッ
ク9を構成する。なお、前記吹き寄せパネル1a,出入
口用パネル8は、ハニカムパネルで構成してもよく、ま
た、局部的に過大な加重が作用する部分には、型材を用
いても良い。
【0017】図5はレ−ザビ−ム溶接装置の一例であり
上下一対の治具18で拘束されたハニカムパネル1の開
先部を該治具18に設けられた溶接用溝17を通して溶
接装置15で接合する。13はレーザ発振器、14は制
御盤、16は加工テーブルである。次に溶接した部分を
変形させないように拘束したまま全体を持ち上げ反転
し、元の位置に下ろし裏面側を溶接して、長尺ブロック
7の製作が終了する。長手方向と残った曲面方向の溶接
には高速のMIGまたはTIG溶接を採用する。これ
は、レーザビーム溶接で作られた長尺ブロック7の開先
部が、歪などにより多少精度が悪くても、MIGまたは
TIG溶接であれば裕度が広いため、開先部の多少の狂
いを許容できるからである。また、最初に曲面方向を溶
接し、長尺ブロック7を製作することで、残された長手
方向の溶接は、連続した直線溶接となり自動化が容易で
あるという利点を有している。
上下一対の治具18で拘束されたハニカムパネル1の開
先部を該治具18に設けられた溶接用溝17を通して溶
接装置15で接合する。13はレーザ発振器、14は制
御盤、16は加工テーブルである。次に溶接した部分を
変形させないように拘束したまま全体を持ち上げ反転
し、元の位置に下ろし裏面側を溶接して、長尺ブロック
7の製作が終了する。長手方向と残った曲面方向の溶接
には高速のMIGまたはTIG溶接を採用する。これ
は、レーザビーム溶接で作られた長尺ブロック7の開先
部が、歪などにより多少精度が悪くても、MIGまたは
TIG溶接であれば裕度が広いため、開先部の多少の狂
いを許容できるからである。また、最初に曲面方向を溶
接し、長尺ブロック7を製作することで、残された長手
方向の溶接は、連続した直線溶接となり自動化が容易で
あるという利点を有している。
【0018】図6は、MIGまたはTIG溶接装置の一
例であり、図5のレ−ザビ−ム溶接装置と同様の方法で
側ブロックを製作する。19は前記長尺ブロック7およ
び出入口パネル,吹き寄せパネル等を位置決め拘束する
側ブロック9用の治具である。20は前記治具19の長
手方向端部に設けられ反転させる際の中心軸となる反転
軸である。前記治具19には長尺ブロック7,出入口パ
ネル、吹き寄せパネル等のそれぞれ隣接したパネル同士
の接合位置に対応して開口された溶接用溝17が形成さ
れている。溶接装置24は該溶接用溝17を介して溶接
位置をセンサー23でセンシングしながら溶接を行な
う。前記治具19内の側ブロック9の片面の溶接が終了
した時点で、治具19全体を拘束を解除することなく支
持装置で反転させ、側ブロック9の反対側の面の溶接作
業を行なう。この溶接も前記と同様に溶接用溝17を介
して前記溶接装置24によって各パネルの接合を行な
う。
例であり、図5のレ−ザビ−ム溶接装置と同様の方法で
側ブロックを製作する。19は前記長尺ブロック7およ
び出入口パネル,吹き寄せパネル等を位置決め拘束する
側ブロック9用の治具である。20は前記治具19の長
手方向端部に設けられ反転させる際の中心軸となる反転
軸である。前記治具19には長尺ブロック7,出入口パ
ネル、吹き寄せパネル等のそれぞれ隣接したパネル同士
の接合位置に対応して開口された溶接用溝17が形成さ
れている。溶接装置24は該溶接用溝17を介して溶接
位置をセンサー23でセンシングしながら溶接を行な
う。前記治具19内の側ブロック9の片面の溶接が終了
した時点で、治具19全体を拘束を解除することなく支
持装置で反転させ、側ブロック9の反対側の面の溶接作
業を行なう。この溶接も前記と同様に溶接用溝17を介
して前記溶接装置24によって各パネルの接合を行な
う。
【0019】図7は複数のハニカムパネル1から屋根ブ
ロック21を製作していく手順を示す図である。これも
前記側ブロック9と同様に長尺ブロック7を製作してか
ら、各長尺ブロック7の長手方向を溶接することによ
り、屋根ブロック21を製作する。前記ハニカムパネル
1は、まず、曲面方向の開先加工を先行して行なった
後、溶接により長尺ブロック7として組み立てられる。
その後、前記長尺ブロック7の平面方向すなわち幅方向
端面の開先加工を行なった後、該長尺ブロック7の溶接
によって接合作業を行ない屋根ブロック21を製作す
る。
ロック21を製作していく手順を示す図である。これも
前記側ブロック9と同様に長尺ブロック7を製作してか
ら、各長尺ブロック7の長手方向を溶接することによ
り、屋根ブロック21を製作する。前記ハニカムパネル
1は、まず、曲面方向の開先加工を先行して行なった
後、溶接により長尺ブロック7として組み立てられる。
その後、前記長尺ブロック7の平面方向すなわち幅方向
端面の開先加工を行なった後、該長尺ブロック7の溶接
によって接合作業を行ない屋根ブロック21を製作す
る。
【0020】図8に長尺ブロック組合せ装置の鳥観図を
示す。高精度にトリミング加工されたハニカムパネル1
を基準板20におく。基準板20は、所定の形状すなわ
ち車両構体の前記長尺ブロックが設置される部分の形状
に一致した二次曲面となるように精度良く製作されてい
る。各ハニカムパネル1は、該ハニカムパネル1の固定
位置調整機能を有した位置決め用20aピンで正確に位
置決めされる。その後、ハニカムパネル1の上にもう一
枚の基準板20を載せ、連結用ピン20bで連結し、該
ハニカムパネル1を確実に拘束する。ハニカムパネル1
を2枚の基準板20で挾み込むように拘束するので、局
所的な力に弱いパネル表面部を保護することができる。
溶接は、溶接用溝17を介して行なわれる。溶接用溝1
7は溶接線を全くさえぎらないように形成されている。
表面の溶接が終わると、そのまま反転して裏面を溶接す
る。前記基準板20を溶接線をさえぎらないように構成
することで、精度の向上、作業能率の向上を図ることが
できる。
示す。高精度にトリミング加工されたハニカムパネル1
を基準板20におく。基準板20は、所定の形状すなわ
ち車両構体の前記長尺ブロックが設置される部分の形状
に一致した二次曲面となるように精度良く製作されてい
る。各ハニカムパネル1は、該ハニカムパネル1の固定
位置調整機能を有した位置決め用20aピンで正確に位
置決めされる。その後、ハニカムパネル1の上にもう一
枚の基準板20を載せ、連結用ピン20bで連結し、該
ハニカムパネル1を確実に拘束する。ハニカムパネル1
を2枚の基準板20で挾み込むように拘束するので、局
所的な力に弱いパネル表面部を保護することができる。
溶接は、溶接用溝17を介して行なわれる。溶接用溝1
7は溶接線を全くさえぎらないように形成されている。
表面の溶接が終わると、そのまま反転して裏面を溶接す
る。前記基準板20を溶接線をさえぎらないように構成
することで、精度の向上、作業能率の向上を図ることが
できる。
【0021】ハニカムパネル1の表と裏の両面を溶接す
る方法として図9に示すものもある。すなわち、まずレ
−ザ光を上側の面板4に設けられたMIGまたはTIG
用のル−トギャップにとおして、下側の面板5の開先部
をレ−ザビ−ム溶接する。その後、上側の面板4をMI
GまたはTIG溶接することで片面からだけの溶接を可
能とし、ハニカムパネル1同士の接合を行なう際に反転
する作業をなくすことができ、作業の効率化、精度の向
上を図ることができる。
る方法として図9に示すものもある。すなわち、まずレ
−ザ光を上側の面板4に設けられたMIGまたはTIG
用のル−トギャップにとおして、下側の面板5の開先部
をレ−ザビ−ム溶接する。その後、上側の面板4をMI
GまたはTIG溶接することで片面からだけの溶接を可
能とし、ハニカムパネル1同士の接合を行なう際に反転
する作業をなくすことができ、作業の効率化、精度の向
上を図ることができる。
【0022】図10に側ブロック組合せ装置の鳥観図を
示す。この装置も図8の長尺ブロック組合せ装置と同様
の機能を有している。溶接用溝17は溶接に支障をきた
さないようにハニカムパネル同士或いは他のパネルとの
隣接した開先部に対応して形成されている。ハニカムパ
ネル1を拘束治具すなわち基準板20から外すことなく
全ての溶接を行えるため、精度が良く品質の高いブロッ
クを製作することができる。なお、連結用ピン20bお
よび基準板連結用穴20cの部分の構成を図11により
説明する。連結用ピン20bと基準板連結穴20cは正
確に位置決めできるように各基準板20に正確に設置形
成されている。連結用ピン20bを基準板連結穴20c
へ嵌入することで、一対の基準板20を正確に位置決め
する。そして、押しつけ部20dを介してナット20e
で締めつけることで複数のハニカムパネル1を正確にか
つ確実に拘束する。このようにすることで精度良く、作
業能率良く各ブロックを製作することができる。
示す。この装置も図8の長尺ブロック組合せ装置と同様
の機能を有している。溶接用溝17は溶接に支障をきた
さないようにハニカムパネル同士或いは他のパネルとの
隣接した開先部に対応して形成されている。ハニカムパ
ネル1を拘束治具すなわち基準板20から外すことなく
全ての溶接を行えるため、精度が良く品質の高いブロッ
クを製作することができる。なお、連結用ピン20bお
よび基準板連結用穴20cの部分の構成を図11により
説明する。連結用ピン20bと基準板連結穴20cは正
確に位置決めできるように各基準板20に正確に設置形
成されている。連結用ピン20bを基準板連結穴20c
へ嵌入することで、一対の基準板20を正確に位置決め
する。そして、押しつけ部20dを介してナット20e
で締めつけることで複数のハニカムパネル1を正確にか
つ確実に拘束する。このようにすることで精度良く、作
業能率良く各ブロックを製作することができる。
【0023】各構体ブロックが完成すると、次は、これ
らに艤装取付座を取付ける。艤装取付座は、図13に示
すレ−ル方式のものが考えられる。すなわち、艤装取付
座をなす艤装品取付レール32は、例えば屋根ブロック
21の長手方向に引き通して配置され、リベットボンド
等の接合方法によって取付けられている。前記艤装品取
付レール32は、各ハニカムパネルの外部結合部材或い
は強度部材に固定するようにすれば、該艤装品取付レー
ル32の支持強度を向上させることができる。ところ
で、前記艤装品取付レール32を支えるハニカムパネル
内に設置される前記強度部材としては、その断面形状が
矩形で中空の押出し型材を用いれば前記取付作業も簡略
化でき、かつ、強度上も十分なものにできる。前記艤装
品取付レール32は、艤装品取付において長手方向に調
整可能であり、車体総組における溶接歪、変形を吸収す
ることができる。
らに艤装取付座を取付ける。艤装取付座は、図13に示
すレ−ル方式のものが考えられる。すなわち、艤装取付
座をなす艤装品取付レール32は、例えば屋根ブロック
21の長手方向に引き通して配置され、リベットボンド
等の接合方法によって取付けられている。前記艤装品取
付レール32は、各ハニカムパネルの外部結合部材或い
は強度部材に固定するようにすれば、該艤装品取付レー
ル32の支持強度を向上させることができる。ところ
で、前記艤装品取付レール32を支えるハニカムパネル
内に設置される前記強度部材としては、その断面形状が
矩形で中空の押出し型材を用いれば前記取付作業も簡略
化でき、かつ、強度上も十分なものにできる。前記艤装
品取付レール32は、艤装品取付において長手方向に調
整可能であり、車体総組における溶接歪、変形を吸収す
ることができる。
【0024】このような構成によれば、高精度の接合が
可能であるので今までのような手直し作業を大幅に減少
させることができる。先行して行なうハニカムパネル1
の曲面方向の接合を、レーザビーム溶接等の低入熱、低
歪溶接によって行ない、その後長手方向にル−トギャッ
プの裕度の広いMIGやTIG溶接を行うことにより、
作業性の向上と工数の低減が図れる。また、下の面板を
レ−ザビ−ム溶接し、その後上の面板をMIGまたはT
IG溶接する反転作業を省いた製作方法により、高精度
かつ高品質、剛性の高いブロックを製作することができ
る。しかも、高精度に接合できるので今までのような手
直し作業を大幅に減少できる。また、パネルをしっかり
拘束し、溶接線をさえぎらない組合せ装置を用いること
により、高品質、高精度で作業能率の高いブロック製作
が実現出来る。
可能であるので今までのような手直し作業を大幅に減少
させることができる。先行して行なうハニカムパネル1
の曲面方向の接合を、レーザビーム溶接等の低入熱、低
歪溶接によって行ない、その後長手方向にル−トギャッ
プの裕度の広いMIGやTIG溶接を行うことにより、
作業性の向上と工数の低減が図れる。また、下の面板を
レ−ザビ−ム溶接し、その後上の面板をMIGまたはT
IG溶接する反転作業を省いた製作方法により、高精度
かつ高品質、剛性の高いブロックを製作することができ
る。しかも、高精度に接合できるので今までのような手
直し作業を大幅に減少できる。また、パネルをしっかり
拘束し、溶接線をさえぎらない組合せ装置を用いること
により、高品質、高精度で作業能率の高いブロック製作
が実現出来る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、組
合せ精度の低下を防ぎ、かつ、高品質の車両構体を製作
することができる。
合せ精度の低下を防ぎ、かつ、高品質の車両構体を製作
することができる。
【図1】本発明による製作方法により製作される車両構
体をなすハニカムパネルを示した斜視図である。
体をなすハニカムパネルを示した斜視図である。
【図2】図1のハニカムパネルの平面図を示す。
【図3】本発明の製作方法の一実施例におけるハニカム
パネルを組合せ溶接し側ブロックを製作する手順を示す
図である。
パネルを組合せ溶接し側ブロックを製作する手順を示す
図である。
【図4】図2のハニカムパネルおよび長尺ブロックのト
リミング加工を行なうトリミング加工機を示す斜視図で
ある。
リミング加工を行なうトリミング加工機を示す斜視図で
ある。
【図5】図3の長尺ブロックを製作するレ−ザビ−ム溶
接装置を示した斜視図である。
接装置を示した斜視図である。
【図6】側ブロックを製作している状態の溶接装置を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図7】本発明の製作方法の一実施例におけるハニカム
パネルを組合せ溶接し屋根ブロックを製作する手順を示
す図である。
パネルを組合せ溶接し屋根ブロックを製作する手順を示
す図である。
【図8】図3の長尺ブロックを製作するための治具を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図9】図8の各ハニカムパネルを接合する一つの溶接
方法を説明するための溶接部の断面図である。
方法を説明するための溶接部の断面図である。
【図10】側ブロックを製作するための治具を示した斜
視図である。
視図である。
【図11】図8,10の治具に設置されている基準板連
結部の構造を示した断面図である。
結部の構造を示した断面図である。
【図12】艤装取付レールを設けた屋根ブロックを示す
斜視図である。
斜視図である。
1…ハニカムパネル、7…長尺ブロック、9…側ブロッ
ク、15…溶接装置、17…溶接用溝、18…治具。
ク、15…溶接装置、17…溶接用溝、18…治具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 領一 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (3)
- 【請求項1】ハニカムパネルよりなる車両構体の製作方
法において、二次曲面をなす複数のハニカムパネル同志
の曲面方向を溶接により接合して長尺ブロックを構成
し、該長尺ブロックを複数その幅方向に並べて長手方向
を溶接により接合して構体ブロックを構成し、複数の前
記構体ブロックを溶接によって接合することを特徴とし
た車両構体の製作方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の車両構体の製作方法にお
いて、前記長尺ブロックを構成する際のハニカムパネル
の曲面方向の接合を、レーザビーム溶接によって行なう
ことを特徴とした車両構体の製作方法。 - 【請求項3】複数のハニカムパネルを位置決めした状態
で拘束して保持し、各ハニカムパネルの表裏両面の各接
合溶接部が開口した治具と、該治具を前記複数のハニカ
ムパネルを保持した状態で反転する支持手段とから構成
したことを特徴とする車両構体の製作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150118A JP2626471B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 車両構体の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150118A JP2626471B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 車両構体の製作方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21845994A Division JPH07205806A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 車両構体の製作方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733016A true JPH0733016A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2626471B2 JP2626471B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=15489884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5150118A Expired - Lifetime JP2626471B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 車両構体の製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2626471B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6378754B2 (en) | 1997-07-23 | 2002-04-30 | Hitachi, Ltd. | Friction stir welding method including removal of protruding portion, and structural body formed thereby |
| US6581819B1 (en) | 1996-03-19 | 2003-06-24 | Hitachi, Ltd. | Panel structure, a friction stir welding method, and a panel |
| JP2013161956A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
| CN113799819A (zh) * | 2021-09-14 | 2021-12-17 | 滁州市永通交通设备有限公司 | 一种高铁pc源头用铝蜂窝板及安装方法 |
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| JPH05139296A (ja) * | 1991-11-25 | 1993-06-08 | Hitachi Ltd | 車 両 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5150118A patent/JP2626471B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| US6607837B2 (en) | 1997-07-23 | 2003-08-19 | Hitachi, Ltd. | Structural body formed by friction stir welding method |
| US7036707B2 (en) | 1997-07-23 | 2006-05-02 | Hitachi, Ltd. | Friction stir welding method, frame members used therein, and product formed thereby |
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| US6936332B2 (en) | 1997-07-23 | 2005-08-30 | Hitachi, Ltd. | Extruded frame member for use in friction stir welding |
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| US6613447B2 (en) | 1997-07-23 | 2003-09-02 | Kinya Aota | Structural body formed by friction stir welding and having protrusion at the weld provided prior to the welding |
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|---|---|
| JP2626471B2 (ja) | 1997-07-02 |
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