JPH0733034A - 動力舵取装置 - Google Patents
動力舵取装置Info
- Publication number
- JPH0733034A JPH0733034A JP19922393A JP19922393A JPH0733034A JP H0733034 A JPH0733034 A JP H0733034A JP 19922393 A JP19922393 A JP 19922393A JP 19922393 A JP19922393 A JP 19922393A JP H0733034 A JPH0733034 A JP H0733034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- shaft
- transmission
- transmission shaft
- steering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 操舵補助用のモータから舵取機構への伝動系
に介在する歯車式減速装置のバックラッシュ調整と、モ
ータと舵取機構とを係断する電磁クラッチのギャップ調
整とが、容易にしかも確実に行う。 【構成】 伝動ハウジング10の内側に形成したねじ孔 1
0aに軸受ケース8を螺合し、操舵補助用のモータ11の伝
動軸14を、軸受ケースに内嵌固定された玉軸受13に支持
させ、この伝動軸の小歯車7bを、軸受ケースの螺進によ
って軸長方向に動かし、ロックナット80の締め付けによ
り固定する手順により、減速装置のバックラッシュ調整
を行う。また、伝動軸の他側に摺動自在に嵌挿されたア
ーマチュア22と、モータの出力軸に嵌着されたクラッチ
ロータ20とにより、電磁クラッチ12を構成し、アーマチ
ュアを、カラー15との間に介装したコイルばね9により
モータ側に向けて付勢する。
に介在する歯車式減速装置のバックラッシュ調整と、モ
ータと舵取機構とを係断する電磁クラッチのギャップ調
整とが、容易にしかも確実に行う。 【構成】 伝動ハウジング10の内側に形成したねじ孔 1
0aに軸受ケース8を螺合し、操舵補助用のモータ11の伝
動軸14を、軸受ケースに内嵌固定された玉軸受13に支持
させ、この伝動軸の小歯車7bを、軸受ケースの螺進によ
って軸長方向に動かし、ロックナット80の締め付けによ
り固定する手順により、減速装置のバックラッシュ調整
を行う。また、伝動軸の他側に摺動自在に嵌挿されたア
ーマチュア22と、モータの出力軸に嵌着されたクラッチ
ロータ20とにより、電磁クラッチ12を構成し、アーマチ
ュアを、カラー15との間に介装したコイルばね9により
モータ側に向けて付勢する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操舵補助力の発生源と
して電動モータを用いる電動式の動力舵取装置(パワー
ステアリング装置)に関する。
して電動モータを用いる電動式の動力舵取装置(パワー
ステアリング装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】舵輪(ステアリングホィール)に加わる
操舵トルクの検出結果に基づいて舵取機構の中途に配さ
れた操舵補助用のモータを駆動し、該モータの回転力を
舵取機構に加えて舵取りを補助すべくなした電動式の動
力舵取装置は、操舵補助力の発生源として油圧アクチュ
エータを用いる油圧式の動力舵取装置と比較した場合、
車速の高低,操舵の頻度等、走行状態に応じた補助力特
性の変更が、前記モータの回転制御により容易に行える
利点を有している。
操舵トルクの検出結果に基づいて舵取機構の中途に配さ
れた操舵補助用のモータを駆動し、該モータの回転力を
舵取機構に加えて舵取りを補助すべくなした電動式の動
力舵取装置は、操舵補助力の発生源として油圧アクチュ
エータを用いる油圧式の動力舵取装置と比較した場合、
車速の高低,操舵の頻度等、走行状態に応じた補助力特
性の変更が、前記モータの回転制御により容易に行える
利点を有している。
【0003】一方、電動式の動力舵取装置の難点は、舵
取り補助のために十分な回転力を発生し得る小型のモー
タが得難いことにあり、この難点の解消のため、従来か
ら、操舵補助用のモータの出力側から舵取機構への伝動
系の中途に減速装置を介在させ、前記モータの出力軸に
取り出される出力を減速により増力して舵取機構に加え
る構成が採用されている。操舵補助用のモータの出力軸
と舵取機構への入力軸とは、互いの軸心を交叉させた配
置とされる場合が多く、前記減速装置は、高い減速比が
得られると共に、前記入力軸への伝動方向の変換が可能
なものであるのが望ましく、本願出願人は、このような
要求に応えると共に、伝動系全体の小型化を図るべく、
前記減速装置としてハイポイドギヤを用いた動力舵取装
置を先に提案している。
取り補助のために十分な回転力を発生し得る小型のモー
タが得難いことにあり、この難点の解消のため、従来か
ら、操舵補助用のモータの出力側から舵取機構への伝動
系の中途に減速装置を介在させ、前記モータの出力軸に
取り出される出力を減速により増力して舵取機構に加え
る構成が採用されている。操舵補助用のモータの出力軸
と舵取機構への入力軸とは、互いの軸心を交叉させた配
置とされる場合が多く、前記減速装置は、高い減速比が
得られると共に、前記入力軸への伝動方向の変換が可能
なものであるのが望ましく、本願出願人は、このような
要求に応えると共に、伝動系全体の小型化を図るべく、
前記減速装置としてハイポイドギヤを用いた動力舵取装
置を先に提案している。
【0004】また、操舵補助用のモータから舵取機構へ
の伝動系に減速装置が介在することから、前記モータの
非動作時に、該モータの回転部分の慣性が増幅されて舵
取機構に加わり、舵取り機構の動作、特に、直進状態へ
の復帰動作に悪影響を及ぼすという問題がある。そこで
従来から、モータの出力軸と舵取機構への入力軸との間
に伝動軸を配し、この伝動軸と舵取機構への入力軸との
間に前記減速装置を構成すると共に、前記伝動軸とモー
タの出力軸との間に電磁クラッチを配し、この電磁クラ
ッチを所要時にのみ係合せしめる構成とし、モータの慣
性の影響を排除するようにしている。
の伝動系に減速装置が介在することから、前記モータの
非動作時に、該モータの回転部分の慣性が増幅されて舵
取機構に加わり、舵取り機構の動作、特に、直進状態へ
の復帰動作に悪影響を及ぼすという問題がある。そこで
従来から、モータの出力軸と舵取機構への入力軸との間
に伝動軸を配し、この伝動軸と舵取機構への入力軸との
間に前記減速装置を構成すると共に、前記伝動軸とモー
タの出力軸との間に電磁クラッチを配し、この電磁クラ
ッチを所要時にのみ係合せしめる構成とし、モータの慣
性の影響を排除するようにしている。
【0005】図3は、従来の電動式の動力舵取装置の要
部を示す縦断面図である。図において、1は上部軸であ
り、また2は下部軸であって、これらは、上下に2分割
可能な筒形のハウジング4内に回動自在に支承され、ト
ーションバー3を介して同軸上に連結されている。上部
軸1は、ハウジング4の上側に適長突出し、この突出端
は、図示しない舵輪に連結されている。ハウジング4の
下部には、上部軸1及び下部軸2の軸心と略直交する態
様にてラック軸5が支承され、このラック軸5は、下部
軸2の下半部外周に形成されたピニオン2aに噛合し、下
部軸2の回転に応じたラック軸5の軸長方向への摺動に
より舵取りがなされるラック・ピニオン式の舵取機構を
構成している。
部を示す縦断面図である。図において、1は上部軸であ
り、また2は下部軸であって、これらは、上下に2分割
可能な筒形のハウジング4内に回動自在に支承され、ト
ーションバー3を介して同軸上に連結されている。上部
軸1は、ハウジング4の上側に適長突出し、この突出端
は、図示しない舵輪に連結されている。ハウジング4の
下部には、上部軸1及び下部軸2の軸心と略直交する態
様にてラック軸5が支承され、このラック軸5は、下部
軸2の下半部外周に形成されたピニオン2aに噛合し、下
部軸2の回転に応じたラック軸5の軸長方向への摺動に
より舵取りがなされるラック・ピニオン式の舵取機構を
構成している。
【0006】従って、舵輪に操舵トルクが加えられた場
合、上部軸1はこれに伴って回動しようとする一方、下
部軸2の回動は舵取機構に加わる抵抗により拘束されて
いるから、トーションバー3に前記操舵トルクの大きさ
及び方向に対応する捩れが生じる。図中6は、舵輪に加
わる操舵トルクを検出するトルクセンサである。図示の
トルクセンサ6は、上部軸1と下部軸2との連結部に磁
気回路を形成し、この磁気回路に前記トーションバー3
の捩れに伴って生じる磁気抵抗の変化を出力コイルのイ
ンピーダンス変化として取り出す構成とした公知のもの
である。
合、上部軸1はこれに伴って回動しようとする一方、下
部軸2の回動は舵取機構に加わる抵抗により拘束されて
いるから、トーションバー3に前記操舵トルクの大きさ
及び方向に対応する捩れが生じる。図中6は、舵輪に加
わる操舵トルクを検出するトルクセンサである。図示の
トルクセンサ6は、上部軸1と下部軸2との連結部に磁
気回路を形成し、この磁気回路に前記トーションバー3
の捩れに伴って生じる磁気抵抗の変化を出力コイルのイ
ンピーダンス変化として取り出す構成とした公知のもの
である。
【0007】下部軸2の中途部外周には、ハイポイドギ
ヤ7の大歯車7aが、歯面を下に向けて嵌着してある。ハ
ウジング4は、前記大歯車7aの嵌着部位を臨む位置に、
外方に向けて突設された円筒形の固定ブラケット40を備
えており、この固定ブラケット40の端部には、伝動ハウ
ジング10を介して操舵補助用のモータ11が固定されてい
る。
ヤ7の大歯車7aが、歯面を下に向けて嵌着してある。ハ
ウジング4は、前記大歯車7aの嵌着部位を臨む位置に、
外方に向けて突設された円筒形の固定ブラケット40を備
えており、この固定ブラケット40の端部には、伝動ハウ
ジング10を介して操舵補助用のモータ11が固定されてい
る。
【0008】伝動ハウジング10の内部には、伝動軸14が
同軸的に支持されている。固定ブラケット40を経てハウ
ジング4の内部に延設された伝動軸14の一側端部には、
ハイポイドギヤ7の小歯車7bが嵌着され、前記下部軸2
に嵌着された大歯車7aに噛合させてあり、舵取機構への
入力軸となる下部軸2に伝動軸14の回転を減速して伝え
る減速装置が構成されている。また、伝動軸14の他端部
は、前記モータ11の出力軸 11aに同軸的に対向させてあ
り、この対向部には、電磁クラッチ12が構成されてい
る。
同軸的に支持されている。固定ブラケット40を経てハウ
ジング4の内部に延設された伝動軸14の一側端部には、
ハイポイドギヤ7の小歯車7bが嵌着され、前記下部軸2
に嵌着された大歯車7aに噛合させてあり、舵取機構への
入力軸となる下部軸2に伝動軸14の回転を減速して伝え
る減速装置が構成されている。また、伝動軸14の他端部
は、前記モータ11の出力軸 11aに同軸的に対向させてあ
り、この対向部には、電磁クラッチ12が構成されてい
る。
【0009】操舵補助用のモータ11は、前記トルクセン
サ6による操舵トルクの検出結果に基づいて駆動され、
舵輪に加わる操舵トルクの方向に、該操舵トルクの大き
さに対応する出力を発生するようになしてある。出力軸
11aに取り出されるモータ11の出力は、電磁クラッチ12
を介して伝動軸14に伝達され、次いで、小歯車7bと大歯
車7aとからなるハイポイドギヤ7により、減速と共に方
向転換されて下部軸2に伝達されることになり、更に、
下部軸2に形成されたピニオン2aに噛合するラック軸5
に伝達されて、該ラック軸5の摺動、即ち、舵取り動作
が生じる。このようにして、舵取りのための舵輪操作に
要する力が前記モータ11の発生力により補助されるので
ある。
サ6による操舵トルクの検出結果に基づいて駆動され、
舵輪に加わる操舵トルクの方向に、該操舵トルクの大き
さに対応する出力を発生するようになしてある。出力軸
11aに取り出されるモータ11の出力は、電磁クラッチ12
を介して伝動軸14に伝達され、次いで、小歯車7bと大歯
車7aとからなるハイポイドギヤ7により、減速と共に方
向転換されて下部軸2に伝達されることになり、更に、
下部軸2に形成されたピニオン2aに噛合するラック軸5
に伝達されて、該ラック軸5の摺動、即ち、舵取り動作
が生じる。このようにして、舵取りのための舵輪操作に
要する力が前記モータ11の発生力により補助されるので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上の如く構成
された従来の動力舵取装置において、出力軸 11aに取り
出されるモータ11の出力は、電磁クラッチ12及びハイポ
イドギヤ7を経て、舵取機構への入力軸となる下部軸2
に伝達されるが、この伝達を良好に行わせるためには、
電磁クラッチ12における摩擦板間のギャップ(クラッチ
ギャップ)が適正に保たれ、また、ハイポイドギヤ7の
大歯車7aと小歯車7bとの噛み合い部におけるバックラッ
シュが正しく調整されていることが重要である。
された従来の動力舵取装置において、出力軸 11aに取り
出されるモータ11の出力は、電磁クラッチ12及びハイポ
イドギヤ7を経て、舵取機構への入力軸となる下部軸2
に伝達されるが、この伝達を良好に行わせるためには、
電磁クラッチ12における摩擦板間のギャップ(クラッチ
ギャップ)が適正に保たれ、また、ハイポイドギヤ7の
大歯車7aと小歯車7bとの噛み合い部におけるバックラッ
シュが正しく調整されていることが重要である。
【0011】前記伝動軸14は、伝動ハウジング10に内嵌
固定された4点接触玉軸受13により軸長方向への移動を
拘束して支持されており、また、ハイポイドギヤ7の伝
動軸14側の構成部材である前記小歯車7bは、伝動軸14の
一端部に一体成形され、電磁クラッチ12の伝動軸14側の
構成部材であるアーマチュア22は、伝動軸14の他端部に
軸長方向の移動を拘束して固定されている。
固定された4点接触玉軸受13により軸長方向への移動を
拘束して支持されており、また、ハイポイドギヤ7の伝
動軸14側の構成部材である前記小歯車7bは、伝動軸14の
一端部に一体成形され、電磁クラッチ12の伝動軸14側の
構成部材であるアーマチュア22は、伝動軸14の他端部に
軸長方向の移動を拘束して固定されている。
【0012】而して、ハイポイドギヤ7のバックラッシ
ュの調整は、伝動軸14を組み込んだ伝動ハウジング10を
固定ブラケット40に組み付ける際に、両者の突き合わせ
部に薄板状のシムS1を介装し、小歯車7bが嵌着された伝
動軸14の軸方向位置を変え、大歯車7aが嵌着された下部
軸2に対する相対位置を適正化する手順により行われて
おり、同様にして電磁クラッチ12のクラッチギャップの
調整は、伝動ハウジング10の端部にモータ11を組み付け
る際に、両者の突き合わせ部にシムS2を介装し、クラッ
チロータ20が固定されたモータ11の出力軸 11aの軸方向
位置を変えて、アーマチュア22が嵌着された伝動軸14に
対する相対位置を適正化する手順により行われている。
ュの調整は、伝動軸14を組み込んだ伝動ハウジング10を
固定ブラケット40に組み付ける際に、両者の突き合わせ
部に薄板状のシムS1を介装し、小歯車7bが嵌着された伝
動軸14の軸方向位置を変え、大歯車7aが嵌着された下部
軸2に対する相対位置を適正化する手順により行われて
おり、同様にして電磁クラッチ12のクラッチギャップの
調整は、伝動ハウジング10の端部にモータ11を組み付け
る際に、両者の突き合わせ部にシムS2を介装し、クラッ
チロータ20が固定されたモータ11の出力軸 11aの軸方向
位置を変えて、アーマチュア22が嵌着された伝動軸14に
対する相対位置を適正化する手順により行われている。
【0013】このように従来の動力舵取装置において
は、ハイポイドギヤ7のバックラッシュ調整に際し、小
歯車7bと大歯車7aとの噛み合い状態を確認しつつ、固定
ブラケット40と伝動ハウジング10との間に介装するシム
S1の厚さを変えて複数回の組み直しを行い、電磁クラッ
チ12のクラッチギャップ調整に際しても同様に、クラッ
チロータ20とアーマチュア22との間のギャップを確認し
つつ伝動ハウジング10とモータ11との間に介装するシム
S2の厚さを変えて複数回の組み直しを行う必要があっ
て、これらの調整作業は、熟練した組み立て作業者によ
っても多大の時間を要し、組み立て工数の増加を招来す
るという問題があった。
は、ハイポイドギヤ7のバックラッシュ調整に際し、小
歯車7bと大歯車7aとの噛み合い状態を確認しつつ、固定
ブラケット40と伝動ハウジング10との間に介装するシム
S1の厚さを変えて複数回の組み直しを行い、電磁クラッ
チ12のクラッチギャップ調整に際しても同様に、クラッ
チロータ20とアーマチュア22との間のギャップを確認し
つつ伝動ハウジング10とモータ11との間に介装するシム
S2の厚さを変えて複数回の組み直しを行う必要があっ
て、これらの調整作業は、熟練した組み立て作業者によ
っても多大の時間を要し、組み立て工数の増加を招来す
るという問題があった。
【0014】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、操舵補助用のモータから舵取機構への伝動系に
介在する歯車式減速装置のバックラッシュと、電磁クラ
ッチのクラッチギャップとが、煩わしい作業を強いるこ
となく容易に調整でき、組み立て工数の大幅な削減が図
れる動力舵取装置を提供することを目的とする。
であり、操舵補助用のモータから舵取機構への伝動系に
介在する歯車式減速装置のバックラッシュと、電磁クラ
ッチのクラッチギャップとが、煩わしい作業を強いるこ
となく容易に調整でき、組み立て工数の大幅な削減が図
れる動力舵取装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動力舵取装
置は、舵取機構の一部に連なる伝動ハウジングの内部に
伝動軸を支持し、該伝動ハウジングの他側に操舵補助用
のモータを取り付け、該モータの出力軸と前記伝動軸と
の間に電磁クラッチを、前記舵取機構への入力軸と前記
伝動軸との間に歯車式の減速装置を夫々構成してなり、
前記出力軸に取り出される前記モータの回転力を前記電
磁クラッチにより係断し、前記減速装置による減速を経
て前記入力軸に伝えて、前記舵取機構の舵取り動作を補
助するようにした電動式の動力舵取装置において、前記
伝動ハウジングの内部に軸長方向への移動可能に装着さ
れ、前記伝動軸の支持用軸受を内嵌保持する軸受ケース
と、該軸受ケースの移動を適宜の位置にて拘束する拘束
手段と、前記伝動軸の前記出力軸側の端部に軸長方向へ
の摺動自在に嵌挿された前記電磁クラッチの構成部材
と、該構成部材と前記伝動軸の一部との間に介装され、
前記構成部材を前記モータ側に向けて付勢する付勢手段
とを具備することを特徴とする。
置は、舵取機構の一部に連なる伝動ハウジングの内部に
伝動軸を支持し、該伝動ハウジングの他側に操舵補助用
のモータを取り付け、該モータの出力軸と前記伝動軸と
の間に電磁クラッチを、前記舵取機構への入力軸と前記
伝動軸との間に歯車式の減速装置を夫々構成してなり、
前記出力軸に取り出される前記モータの回転力を前記電
磁クラッチにより係断し、前記減速装置による減速を経
て前記入力軸に伝えて、前記舵取機構の舵取り動作を補
助するようにした電動式の動力舵取装置において、前記
伝動ハウジングの内部に軸長方向への移動可能に装着さ
れ、前記伝動軸の支持用軸受を内嵌保持する軸受ケース
と、該軸受ケースの移動を適宜の位置にて拘束する拘束
手段と、前記伝動軸の前記出力軸側の端部に軸長方向へ
の摺動自在に嵌挿された前記電磁クラッチの構成部材
と、該構成部材と前記伝動軸の一部との間に介装され、
前記構成部材を前記モータ側に向けて付勢する付勢手段
とを具備することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、伝動ハウジングの内部に軸
長方向への移動可能に装着した軸受ケースに伝動軸の支
持用軸受が内嵌保持させてあり、この軸受ケースの移動
により伝動軸の軸長方向位置を変えて、舵取機構への入
力軸との間に構成した減速装置のバックラッシュ調整を
行う。この調整の後、軸受ケースの移動を拘束手段によ
り拘束し、これにより軸長方向位置を拘束された伝動軸
の軸端に電磁クラッチの構成部材を軸長方向への摺動自
在に嵌挿すると共に、この構成部材と伝動軸の一部との
間に付勢手段を介装し、伝動ハウジングの他側に固定さ
れるモータ側に向けて付勢して、モータ側の電磁クラッ
チの構成部材との間の相対的な位置関係を自動的に定
め、電磁クラッチのクラッチギャップを適正範囲に保
つ。
長方向への移動可能に装着した軸受ケースに伝動軸の支
持用軸受が内嵌保持させてあり、この軸受ケースの移動
により伝動軸の軸長方向位置を変えて、舵取機構への入
力軸との間に構成した減速装置のバックラッシュ調整を
行う。この調整の後、軸受ケースの移動を拘束手段によ
り拘束し、これにより軸長方向位置を拘束された伝動軸
の軸端に電磁クラッチの構成部材を軸長方向への摺動自
在に嵌挿すると共に、この構成部材と伝動軸の一部との
間に付勢手段を介装し、伝動ハウジングの他側に固定さ
れるモータ側に向けて付勢して、モータ側の電磁クラッ
チの構成部材との間の相対的な位置関係を自動的に定
め、電磁クラッチのクラッチギャップを適正範囲に保
つ。
【0017】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は本発明に係る動力舵取装置の要部を
示す縦断面図である。なお本図は、前記図3に示す如く
構成された電動式の動力舵取装置において、操舵補助用
のモータ11の出力を舵取機構の下部軸2に伝達する伝動
系の一部を拡大して示すものである。
て詳述する。図1は本発明に係る動力舵取装置の要部を
示す縦断面図である。なお本図は、前記図3に示す如く
構成された電動式の動力舵取装置において、操舵補助用
のモータ11の出力を舵取機構の下部軸2に伝達する伝動
系の一部を拡大して示すものである。
【0018】図において10は、その内部に伝動軸14を同
軸的に支持する伝動ハウジングである。該伝動ハウジン
グ10は、図3に示す伝動ハウジング10とは異なり、上部
軸1及び下部軸2を支承するハウジング4の外側に突出
する態様にて一体的に構成してあり、その先端側の開口
部には、操舵補助用のモータ11が同軸的に固定されてい
る。伝動ハウジング10の内側には、円筒形をなす軸受ケ
ース8が、長手方向の中途部に位置して同軸的に装着し
てあり、伝動軸14は、該軸受ケース8に内嵌保持された
4点接触玉軸受13により支持されている。
軸的に支持する伝動ハウジングである。該伝動ハウジン
グ10は、図3に示す伝動ハウジング10とは異なり、上部
軸1及び下部軸2を支承するハウジング4の外側に突出
する態様にて一体的に構成してあり、その先端側の開口
部には、操舵補助用のモータ11が同軸的に固定されてい
る。伝動ハウジング10の内側には、円筒形をなす軸受ケ
ース8が、長手方向の中途部に位置して同軸的に装着し
てあり、伝動軸14は、該軸受ケース8に内嵌保持された
4点接触玉軸受13により支持されている。
【0019】軸受ケース8の外周には、一側から適長に
亘って雄ねじが形成してあり、伝動ハウジング10の内周
の所定位置には、前記雄ねじに対応する雌ねじを内周に
備えたねじ孔 10aが、前記モータ11の固定側に開口を有
して形成してある。軸受ケース8の装着は、前記雄ねじ
の非形成側を先として前記ねじ孔 10aに挿入し、該ねじ
孔 10aに前記雄ねじの形成部を螺合する一方、ねじ孔 1
0aの開口側への突出部位に環状をなすロックナット80を
螺合せしめてなされており、このように装着された軸受
ケース8は、自身の回転に伴うねじ孔 10a内での螺進に
より、伝動ハウジング10に対して軸長方向に移動するこ
とができ、また、適宜の移動位置での前記ロックナット
80の締め付けにより、該位置に固定することが可能であ
る。
亘って雄ねじが形成してあり、伝動ハウジング10の内周
の所定位置には、前記雄ねじに対応する雌ねじを内周に
備えたねじ孔 10aが、前記モータ11の固定側に開口を有
して形成してある。軸受ケース8の装着は、前記雄ねじ
の非形成側を先として前記ねじ孔 10aに挿入し、該ねじ
孔 10aに前記雄ねじの形成部を螺合する一方、ねじ孔 1
0aの開口側への突出部位に環状をなすロックナット80を
螺合せしめてなされており、このように装着された軸受
ケース8は、自身の回転に伴うねじ孔 10a内での螺進に
より、伝動ハウジング10に対して軸長方向に移動するこ
とができ、また、適宜の移動位置での前記ロックナット
80の締め付けにより、該位置に固定することが可能であ
る。
【0020】軸受ケース8の内側は、ねじ孔 10aへの挿
入側端部から所定長に亘って他部よりも大径に加工して
あり、この大径部には、前記伝動軸14を支持する4点接
触玉軸受13が内嵌されている。4点接触玉軸受13は、前
記大径部への内嵌の後、該大径部の開口端に周設された
薄肉のかしめ縁8aを内向きにかしめて固定され、軸受ケ
ース8の内部に軸長方向への移動を拘束して保持されて
いる。
入側端部から所定長に亘って他部よりも大径に加工して
あり、この大径部には、前記伝動軸14を支持する4点接
触玉軸受13が内嵌されている。4点接触玉軸受13は、前
記大径部への内嵌の後、該大径部の開口端に周設された
薄肉のかしめ縁8aを内向きにかしめて固定され、軸受ケ
ース8の内部に軸長方向への移動を拘束して保持されて
いる。
【0021】伝動軸14は、前記4点接触玉軸受13の内輪
に嵌入され、モータ11側の外周に嵌着されたカラー15に
より、他側(舵取機構への連結側)の大径部16との間に
前記内輪を挾持した状態で支持され、4点接触玉軸受1
3、及びこれを保持する軸受ケース8に軸長方向の移動
を拘束されている。更に伝動軸14は、舵取機構との連結
側への延設部を、伝動ハウジング10に内嵌固定された針
状ころ軸受17により、またモータ11側への延設端を、後
述する電磁クラッチ12のクラッチロータ20の軸心部に嵌
着された玉軸受18により夫々支持されているが、これら
の軸受17,18による支持は、軸長方向の移動を許容した
状態でなされている。
に嵌入され、モータ11側の外周に嵌着されたカラー15に
より、他側(舵取機構への連結側)の大径部16との間に
前記内輪を挾持した状態で支持され、4点接触玉軸受1
3、及びこれを保持する軸受ケース8に軸長方向の移動
を拘束されている。更に伝動軸14は、舵取機構との連結
側への延設部を、伝動ハウジング10に内嵌固定された針
状ころ軸受17により、またモータ11側への延設端を、後
述する電磁クラッチ12のクラッチロータ20の軸心部に嵌
着された玉軸受18により夫々支持されているが、これら
の軸受17,18による支持は、軸長方向の移動を許容した
状態でなされている。
【0022】而して伝動軸14は、軸受ケース8の前述し
た如き移動により、伝動ハウジング10内での軸長方向位
置を適宜に変え、またロックナット80の締め付けにより
適宜の移動位置に拘束される。本発明に係る動力舵取装
置においては、このような伝動軸14の軸長方向位置の変
更により、舵取機構との連結側への延設端におけるハイ
ポイドギヤ7(図3参照)のバックラッシュ調整を行
う。
た如き移動により、伝動ハウジング10内での軸長方向位
置を適宜に変え、またロックナット80の締め付けにより
適宜の移動位置に拘束される。本発明に係る動力舵取装
置においては、このような伝動軸14の軸長方向位置の変
更により、舵取機構との連結側への延設端におけるハイ
ポイドギヤ7(図3参照)のバックラッシュ調整を行
う。
【0023】図2は、バックラッシュ調整の実施手順の
説明図である。本図に示す如く、伝動軸14を組み付けて
なる軸受ケース8を伝動ハウジング10のねじ孔 10aに螺
合せしめ、該軸受ケース8を回転させてねじ孔 10aに沿
って螺進させた場合、これに伴って伝動軸14が軸長方向
に移動し、該伝動軸14の端部に一体成形されたハイポイ
ドギヤ7の小歯車7bは、舵取機構の下部軸2に嵌着され
た大歯車7aに向けて進出し、両歯車7a,7b間のバックラ
ッシュは減じられる。
説明図である。本図に示す如く、伝動軸14を組み付けて
なる軸受ケース8を伝動ハウジング10のねじ孔 10aに螺
合せしめ、該軸受ケース8を回転させてねじ孔 10aに沿
って螺進させた場合、これに伴って伝動軸14が軸長方向
に移動し、該伝動軸14の端部に一体成形されたハイポイ
ドギヤ7の小歯車7bは、舵取機構の下部軸2に嵌着され
た大歯車7aに向けて進出し、両歯車7a,7b間のバックラ
ッシュは減じられる。
【0024】従って、軸受ケース8の回転により伝動軸
14を移動させ、ハイポイドギヤ7のバックラッシュが零
となる状態を得て、この状態から所定回数だけ軸受ケー
ス8を戻し回転せしめ、この位置にてロックナット80を
締め付けることにより、ハイポイドギヤ7のバックラッ
シュを正確に調整できる。この調整は、軸受ケース8及
びロックナット80に回転力を加える作業のみで実施で
き、このような回転力の付加は、図2に明らかな如く、
伝動ハウジング10の開口側から容易に行える。また、ロ
ックナット80を締め付けた後には、伝動軸14の軸長方向
位置は拘束されるから、ハイポイドギヤ7のバックラッ
シュは調整時の状態を保ち、伝動軸14から下部軸2への
伝動は良好に行われる。
14を移動させ、ハイポイドギヤ7のバックラッシュが零
となる状態を得て、この状態から所定回数だけ軸受ケー
ス8を戻し回転せしめ、この位置にてロックナット80を
締め付けることにより、ハイポイドギヤ7のバックラッ
シュを正確に調整できる。この調整は、軸受ケース8及
びロックナット80に回転力を加える作業のみで実施で
き、このような回転力の付加は、図2に明らかな如く、
伝動ハウジング10の開口側から容易に行える。また、ロ
ックナット80を締め付けた後には、伝動軸14の軸長方向
位置は拘束されるから、ハイポイドギヤ7のバックラッ
シュは調整時の状態を保ち、伝動軸14から下部軸2への
伝動は良好に行われる。
【0025】操舵補助用のモータ11は、軸受ケース8の
装着の後に伝動ハウジング10の開口端にクラッチハウジ
ング 11bを介して固定される。モータ11の出力軸 11a
は、クラッチハウジング 11bの内部に適長突出し、伝動
ハウジング10内に前述した如く支持された伝動軸14の軸
端部に同軸的に対向せしめてあり、この対向部には、モ
ータ11から伝動軸14への伝動を係断する電磁クラッチ12
が構成されている。
装着の後に伝動ハウジング10の開口端にクラッチハウジ
ング 11bを介して固定される。モータ11の出力軸 11a
は、クラッチハウジング 11bの内部に適長突出し、伝動
ハウジング10内に前述した如く支持された伝動軸14の軸
端部に同軸的に対向せしめてあり、この対向部には、モ
ータ11から伝動軸14への伝動を係断する電磁クラッチ12
が構成されている。
【0026】電磁クラッチ12は、モータ11の出力軸 11a
の軸端部に圧入固定されたクラッチロータ20と、クラッ
チハウジング 11bの内側に面するモータ11の一面に固設
された駆動コイル21と、前記出力軸 11aに対向する伝動
軸14の軸端部に取り付けられたアーマチュア22とを備え
てなる。クラッチロータ20は、厚肉円板状の部材であ
り、モータ11と対向する側の面には、全周に亘って凹部
が形成され、前記駆動コイル21は、この凹部の底面に微
小な間隙を隔てて対向させてある。一方、クラッチロー
タ20の伝動軸14と対向する側の面には、軸心位置に所定
深さの支持孔23が形成され、この支持孔23内には、前述
した如く伝動軸14の軸端部を支持する玉軸受18が嵌着し
てあり、また他面側の前記凹部と径方向に略整合する位
置に摩擦板20aが周着されている。
の軸端部に圧入固定されたクラッチロータ20と、クラッ
チハウジング 11bの内側に面するモータ11の一面に固設
された駆動コイル21と、前記出力軸 11aに対向する伝動
軸14の軸端部に取り付けられたアーマチュア22とを備え
てなる。クラッチロータ20は、厚肉円板状の部材であ
り、モータ11と対向する側の面には、全周に亘って凹部
が形成され、前記駆動コイル21は、この凹部の底面に微
小な間隙を隔てて対向させてある。一方、クラッチロー
タ20の伝動軸14と対向する側の面には、軸心位置に所定
深さの支持孔23が形成され、この支持孔23内には、前述
した如く伝動軸14の軸端部を支持する玉軸受18が嵌着し
てあり、また他面側の前記凹部と径方向に略整合する位
置に摩擦板20aが周着されている。
【0027】また、電磁クラッチ12のアーマチュア22
は、伝動軸14の軸端部にスプライン結合されたボス部 2
2bに円板形の保持板を周設し、該保持板の前記クラッチ
ロータ20との対向面に薄肉の可動板を介して摩擦板 22a
を鋲着した構成となっている。この摩擦板 22aは、前記
クラッチロータ20に周着された摩擦板 20aと径方向に整
合されている。
は、伝動軸14の軸端部にスプライン結合されたボス部 2
2bに円板形の保持板を周設し、該保持板の前記クラッチ
ロータ20との対向面に薄肉の可動板を介して摩擦板 22a
を鋲着した構成となっている。この摩擦板 22aは、前記
クラッチロータ20に周着された摩擦板 20aと径方向に整
合されている。
【0028】而して、駆動コイル21が励磁されている場
合、クラッチロータ20を経てアーマチュア22の近傍に形
成される磁界の作用により、該アーマチュア22の摩擦板
22aが前記可動板の撓み変形を伴ってクラッチロータ20
側に引きつけられ、クラッチロータ20の摩擦板 20aに摺
接し、出力軸 11aに取り出されるモータ11の出力は、ク
ラッチロータ20及びアーマチュア22を経て伝動軸14に伝
達されるが、駆動コイル21が消磁されている場合には、
摩擦板 20a,22aも摺接が解除され、モータ11と伝動軸14
との連結が遮断される。
合、クラッチロータ20を経てアーマチュア22の近傍に形
成される磁界の作用により、該アーマチュア22の摩擦板
22aが前記可動板の撓み変形を伴ってクラッチロータ20
側に引きつけられ、クラッチロータ20の摩擦板 20aに摺
接し、出力軸 11aに取り出されるモータ11の出力は、ク
ラッチロータ20及びアーマチュア22を経て伝動軸14に伝
達されるが、駆動コイル21が消磁されている場合には、
摩擦板 20a,22aも摺接が解除され、モータ11と伝動軸14
との連結が遮断される。
【0029】以上の如き構成の電磁クラッチ12におい
て、伝動軸14側の構成部材であるアーマチュア22の取り
付けは、伝動軸14へのボス部 22bのスプライン結合によ
り軸長方向への摺動自在になされている。アーマチュア
22のボス部 22bと、4点接触玉軸受13の内輪を挾持すべ
く伝動軸14に嵌着された前記カラー15との間には、伝動
軸14に遊嵌されたコイルばね9が介装してあり、アーマ
チュア22は、ボス部 22bに作用するコイルばね9のばね
力によりモータ11側に向けて付勢され、図示の如く、ク
ラッチロータ20の軸心部に嵌着された玉軸受18の内輪に
ボス部 22bの端面を押し付けた位置に位置決めされるよ
うになっている。
て、伝動軸14側の構成部材であるアーマチュア22の取り
付けは、伝動軸14へのボス部 22bのスプライン結合によ
り軸長方向への摺動自在になされている。アーマチュア
22のボス部 22bと、4点接触玉軸受13の内輪を挾持すべ
く伝動軸14に嵌着された前記カラー15との間には、伝動
軸14に遊嵌されたコイルばね9が介装してあり、アーマ
チュア22は、ボス部 22bに作用するコイルばね9のばね
力によりモータ11側に向けて付勢され、図示の如く、ク
ラッチロータ20の軸心部に嵌着された玉軸受18の内輪に
ボス部 22bの端面を押し付けた位置に位置決めされるよ
うになっている。
【0030】伝動ハウジング10内部の伝動軸14は、前述
の如く行われるハイポイドギヤ7のバックラッシュ調整
において軸長方向に移動せしめられることから、該伝動
軸14の軸長方向の相対位置は、伝動ハウジング10、及び
これに固定されるモータ11に対して一定ではないが、電
磁クラッチ12の伝動軸14側の構成部材であるアーマチュ
ア22は、コイルばね9のばね力によりモータ11側に向け
て付勢され、クラッチロータ20に一体的に嵌着された玉
軸受18に押し付けられるから、アーマチュア22とクラッ
チロータ20との軸長方向の位置関係は、伝動軸14の相対
位置の如何に拘わらず不変であり、夫々の摩擦板 20a,2
2a間のギャップGは、クラッチロータ20及びアーマチュ
ア22における軸長方向の加工精度の範囲内で略一定値に
自動調整される。
の如く行われるハイポイドギヤ7のバックラッシュ調整
において軸長方向に移動せしめられることから、該伝動
軸14の軸長方向の相対位置は、伝動ハウジング10、及び
これに固定されるモータ11に対して一定ではないが、電
磁クラッチ12の伝動軸14側の構成部材であるアーマチュ
ア22は、コイルばね9のばね力によりモータ11側に向け
て付勢され、クラッチロータ20に一体的に嵌着された玉
軸受18に押し付けられるから、アーマチュア22とクラッ
チロータ20との軸長方向の位置関係は、伝動軸14の相対
位置の如何に拘わらず不変であり、夫々の摩擦板 20a,2
2a間のギャップGは、クラッチロータ20及びアーマチュ
ア22における軸長方向の加工精度の範囲内で略一定値に
自動調整される。
【0031】即ち、本発明に係る動力舵取装置において
は、電磁クラッチ12のクラッチギャップGの調整が、伝
動ハウジング10へのモータ11の固定に際し、特別な調整
作業を強いることなく自動的に行われ、駆動コイル21の
励磁に伴う電磁クラッチ12の係合動作、即ち、摩擦板 2
0a,22aの摺接は、常に一定の条件下にて確実に行われ
る。なお、コイルばね9は、アーマチュア22をモータ11
側に向けて付勢する機能を果たすものであり、コイルば
ね9に代えて、皿ばね、ウエーブワッシャ等の他の付勢
手段を用いてもよい。また本実施例においては、アーマ
チュア22との間のコイルばね9の介装のために、4点接
触玉軸受13の固定用カラー15を利用しているが、コイル
ばね9は、アーマチュア22と伝動軸14の一部との間に介
装してあればよく、例えば、伝動軸14の中途部に大径部
を設け、この大径部とアーマチュア22との間にコイルば
ね9、又は他の付勢手段を介装するようにしてもよい。
は、電磁クラッチ12のクラッチギャップGの調整が、伝
動ハウジング10へのモータ11の固定に際し、特別な調整
作業を強いることなく自動的に行われ、駆動コイル21の
励磁に伴う電磁クラッチ12の係合動作、即ち、摩擦板 2
0a,22aの摺接は、常に一定の条件下にて確実に行われ
る。なお、コイルばね9は、アーマチュア22をモータ11
側に向けて付勢する機能を果たすものであり、コイルば
ね9に代えて、皿ばね、ウエーブワッシャ等の他の付勢
手段を用いてもよい。また本実施例においては、アーマ
チュア22との間のコイルばね9の介装のために、4点接
触玉軸受13の固定用カラー15を利用しているが、コイル
ばね9は、アーマチュア22と伝動軸14の一部との間に介
装してあればよく、例えば、伝動軸14の中途部に大径部
を設け、この大径部とアーマチュア22との間にコイルば
ね9、又は他の付勢手段を介装するようにしてもよい。
【0032】操舵補助用のモータ11は、前述した如く、
トルクセンサ6(図3参照)による操舵トルクの検出結
果に基づいて回転駆動されており、該モータ11の出力
は、係合状態にある電磁クラッチ12を介して伝動軸14に
取り出され、該伝動軸14の他側に構成されたハイポイド
ギヤ7により減速されて下部軸2に伝達され、更に、ピ
ニオン2aとラック軸5との噛合により該ラック軸5の軸
長方向の摺動に変換されて舵取りが補助される。
トルクセンサ6(図3参照)による操舵トルクの検出結
果に基づいて回転駆動されており、該モータ11の出力
は、係合状態にある電磁クラッチ12を介して伝動軸14に
取り出され、該伝動軸14の他側に構成されたハイポイド
ギヤ7により減速されて下部軸2に伝達され、更に、ピ
ニオン2aとラック軸5との噛合により該ラック軸5の軸
長方向の摺動に変換されて舵取りが補助される。
【0033】このような操舵補助が確実に行われるに
は、電磁クラッチ12の係合が確実に生じ、またハイポイ
ドギヤ7による伝動が滑らかに生じることが必要であ
る。本発明に係る動力舵取装置においては、伝動軸14を
軸受ケース8と共に無段階に移動させることより、ハイ
ポイドギヤ7のバックラッシュ調整が容易にしかも正確
になされ、また、伝動ハウジング10の端部にクラッチハ
ウジング 11bを介してモータ11を固定することにより、
電磁クラッチ12のクラッチギャップGが自動的に適正化
されるから、前記モータ11の出力による操舵補助は、確
実に行われ、また組み立てに際しての煩雑な調整作業を
強いることがない。
は、電磁クラッチ12の係合が確実に生じ、またハイポイ
ドギヤ7による伝動が滑らかに生じることが必要であ
る。本発明に係る動力舵取装置においては、伝動軸14を
軸受ケース8と共に無段階に移動させることより、ハイ
ポイドギヤ7のバックラッシュ調整が容易にしかも正確
になされ、また、伝動ハウジング10の端部にクラッチハ
ウジング 11bを介してモータ11を固定することにより、
電磁クラッチ12のクラッチギャップGが自動的に適正化
されるから、前記モータ11の出力による操舵補助は、確
実に行われ、また組み立てに際しての煩雑な調整作業を
強いることがない。
【0034】なお以上の実施例においては、操舵補助用
のモータ11の出力をラック・ピニオン式舵取機構におけ
るピニオン2aに伝達する構成について述べたが、モータ
11の出力は前記舵取機構中の他の部分、例えば、ラック
軸5に直接的に伝達されるようにしてもよく、更に本発
明は、ボールねじ式等、他の形式の舵取機構を備えた動
力舵取装置への適用も可能である。
のモータ11の出力をラック・ピニオン式舵取機構におけ
るピニオン2aに伝達する構成について述べたが、モータ
11の出力は前記舵取機構中の他の部分、例えば、ラック
軸5に直接的に伝達されるようにしてもよく、更に本発
明は、ボールねじ式等、他の形式の舵取機構を備えた動
力舵取装置への適用も可能である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る動力舵取
装置においては、操舵補助用のモータから舵取機構への
伝動のための伝動軸が、伝動ハウジングの内部に軸長方
向への移動、及び各移動位置での拘束可能に設けた軸受
ケースに支持されているから、伝動ハウジングに対する
軸受ケースの移動により、舵取機構への入力のための減
速装置のバックラッシュ調整が容易にしかも確実に行え
る。また伝動軸とモータとの間に構成された電磁クラッ
チの伝動軸側の構成部材が、伝動軸の一部との間に介装
された付勢手段によりモータ側に向けて付勢されている
から、伝動軸を支持する伝動ハウジングにモータを固定
することにより、前記構成部材がモータ側の構成部材に
押し付けられ、両者間のクラッチギャップが適正値に自
動調整される。これらにより、操舵補助用のモータから
舵取機構への伝動系における煩わしい調整作業が不要と
なり、組み立て工数の大幅な削減が達成される等、本発
明は優れた効果を奏する。
装置においては、操舵補助用のモータから舵取機構への
伝動のための伝動軸が、伝動ハウジングの内部に軸長方
向への移動、及び各移動位置での拘束可能に設けた軸受
ケースに支持されているから、伝動ハウジングに対する
軸受ケースの移動により、舵取機構への入力のための減
速装置のバックラッシュ調整が容易にしかも確実に行え
る。また伝動軸とモータとの間に構成された電磁クラッ
チの伝動軸側の構成部材が、伝動軸の一部との間に介装
された付勢手段によりモータ側に向けて付勢されている
から、伝動軸を支持する伝動ハウジングにモータを固定
することにより、前記構成部材がモータ側の構成部材に
押し付けられ、両者間のクラッチギャップが適正値に自
動調整される。これらにより、操舵補助用のモータから
舵取機構への伝動系における煩わしい調整作業が不要と
なり、組み立て工数の大幅な削減が達成される等、本発
明は優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る動力舵取装置の要部を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】減速装置のバックラッシュ調整の実施手順の説
明図である。
明図である。
【図3】従来の動力舵取装置の縦断面図である。
7 ハイポイドギヤ 8 軸受ケース 9 コイルばね 10 伝動ハウジング 11 モータ 11a 出力軸 12 電磁クラッチ 13 4点接触玉軸受 14 伝動軸 15 カラー 20 クラッチロータ 22 アーマチュア 80 ロックナット
Claims (1)
- 【請求項1】 舵取機構の一部に連なる伝動ハウジング
の内部に伝動軸を支持し、該伝動ハウジングの他側に操
舵補助用のモータを取り付け、該モータの出力軸と前記
伝動軸との間に電磁クラッチを、前記舵取機構への入力
軸と前記伝動軸との間に歯車式の減速装置を夫々構成し
てなり、前記出力軸に取り出される前記モータの回転力
を前記電磁クラッチにより係断し、前記減速装置による
減速を経て前記入力軸に伝えて、前記舵取機構の舵取り
動作を補助するようにした電動式の動力舵取装置におい
て、前記伝動ハウジングの内部に軸長方向への移動可能
に装着され、前記伝動軸の支持用軸受を内嵌保持する軸
受ケースと、該軸受ケースの移動を適宜の位置にて拘束
する拘束手段と、前記伝動軸の前記出力軸側の端部に軸
長方向への摺動自在に嵌挿された前記電磁クラッチの構
成部材と、該構成部材と前記伝動軸の一部との間に介装
され、前記構成部材を前記モータ側に向けて付勢する付
勢手段とを具備することを特徴とする動力舵取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19922393A JPH0733034A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 動力舵取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19922393A JPH0733034A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 動力舵取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733034A true JPH0733034A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16404198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19922393A Pending JPH0733034A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 動力舵取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733034A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0748735A3 (en) * | 1995-06-14 | 1998-10-07 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Motor operated power steering device |
| CN109895680A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-06-18 | 常熟理工学院 | 一种电磁锁止的房车单双侧扩展车厢传动机构 |
| CN113184041A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-07-30 | 衢州职业技术学院 | 一种具有间隙补偿机构的电动助力转向系统 |
| CN113184045A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-07-30 | 衢州职业技术学院 | 一种电动助力转向系统及其间隙调节方法 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP19922393A patent/JPH0733034A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0748735A3 (en) * | 1995-06-14 | 1998-10-07 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Motor operated power steering device |
| CN109895680A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-06-18 | 常熟理工学院 | 一种电磁锁止的房车单双侧扩展车厢传动机构 |
| CN113184041A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-07-30 | 衢州职业技术学院 | 一种具有间隙补偿机构的电动助力转向系统 |
| CN113184045A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-07-30 | 衢州职业技术学院 | 一种电动助力转向系统及其间隙调节方法 |
| CN113184045B (zh) * | 2021-06-08 | 2022-10-21 | 衢州职业技术学院 | 一种电动助力转向系统及其间隙调节方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1433975B1 (en) | Power transmission device, electric power steering device, and methods of producing the same | |
| JP3604460B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP5023606B2 (ja) | 電動式駆動装置 | |
| US6026925A (en) | Electrically driven power assisting device | |
| US7604560B2 (en) | Planetary roller driving device and steering apparatus comprising the same | |
| US8784253B2 (en) | Transmission ratio variable device | |
| JP2003014055A (ja) | ウォーム減速装置のバックラッシュ調整装置 | |
| JPH09226607A (ja) | パワーステアリング装置用電動機およびこの電動機を用いたパワーステアリング装置 | |
| EP0627352A1 (en) | Electric power steering device | |
| JP3328719B2 (ja) | 動力舵取装置 | |
| JP3587614B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JPH03176270A (ja) | 電動式動力舵取装置およびその組立方法 | |
| JPH10329732A (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
| JP2004320842A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP3328718B2 (ja) | 動力舵取装置 | |
| JPH05338543A (ja) | 動力舵取装置 | |
| JPH061902Y2 (ja) | 電動式パワーステアリング装置の電動機出力部構造 | |
| JPH078650B2 (ja) | 電気式動力舵取装置 | |
| JP2010188876A (ja) | 可変式ステアリング機構及び舵角可変式ステアリング装置 | |
| JPH0537899Y2 (ja) | ||
| JP3074336B2 (ja) | 動力舵取装置 | |
| JPH04123875U (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
| JPH03266772A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JPH045168A (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
| JP2000326854A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |