JPH07330652A - 発色性記録材料 - Google Patents

発色性記録材料

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JPH07330652A
JPH07330652A JP7100802A JP10080295A JPH07330652A JP H07330652 A JPH07330652 A JP H07330652A JP 7100802 A JP7100802 A JP 7100802A JP 10080295 A JP10080295 A JP 10080295A JP H07330652 A JPH07330652 A JP H07330652A
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JP
Japan
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ethane
hydroxyphenyl
tris
color
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JP7100802A
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English (en)
Inventor
Takehiro Sato
剛弘 佐藤
Shinichi Sato
真一 佐藤
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(I)で表されるテトラフェニルエタン
誘導体及び該化合物を含有することを特徴とする記録材
料。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ水素原子、アル
キル基、アルケニル基、アラルキル基、アシル基、フェ
ナシル基またはシンナミル基を示す。但し、R1とR2
とR3 が同時に水素原子であることはない。) 【効果】発色画像の耐可塑剤性及び耐油性に特に優れ、
感熱記録によるラベル等に使用した場合、有機高分子材
料でできた包装材料や人の手に塗られたハンドクリーム
等に接触した場合であっても極めて安定した発色画像が
保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なテトラフェニル
エタン誘導体を顕色剤として含有する記録材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発色性染料と顕色剤との反応による発色
を利用した記録材料は、現像定着等の煩雑な処理を施す
ことなく比較的簡単な装置で短時間に記録できることか
ら、ファクシミリ、プリンター等の出力記録のための感
熱記録紙又は数枚を同時複写する帳票のための感圧複写
紙などで広く使用されている。これらの記録材料として
は、速やかに発色し、未発色部分(以下「地肌」と言
う)の白度が保持され、又発色した画像及び地肌の堅牢
性の高いものが要望されている。更に近年に到ってはラ
ベル等記録画像の信頼性の重視される分野で多量に使用
されるようになり、包装に使用される有機高分子材料に
含まれる可塑剤や油脂類等に対して保存安定性の高い発
色画像を有する記録材料が強く要望されて来た。その為
に、発色性染料、顕色剤、保存安定剤等種々の助剤の開
発等多方面から問題解決の検討がなされているが、十分
満足できるものは未だ見出されていない。
【0003】本発明の化合物に類似するものとしては、
テトラフェノール化合物を顕色剤とする感熱記録体が特
公平4−69555号、特公平6−434号で開示され
ている。しかし、いずれにしても画像の保存安定性の点
で未だ充分であるとはいいがたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した様に、記録材
料においては発色した画像の保存安定性、特に近年では
耐可塑剤性及び耐油脂性の改良が待たれている。本発明
の目的は、上記の様な問題点を解決する発色画像の保存
安定性に優れた顕色剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I)で表されるテトラフェニルエタン誘導体の少なく
とも一種を含有することを特徴とする記録材料である。
【0006】
【化2】
【0007】上記式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ
独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、アラルキ
ル基、アシル基、フェナシル基またはシンナミル基のい
ずれか一種を示すが、アルキル基としては、炭素数1〜
5の直鎖又は分枝のアルキル基が好ましく、例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、ネオペンチル基等が挙げられる。
【0008】アルケニル基としては、炭素数3〜5の直
鎖又は分枝のアルケニル基が好ましく、例えば、プロペ
ニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−ペンテ
ニル基、3−ペンテニル基等が挙げられる。
【0009】アラルキル基としては、炭素数1〜5のア
ルキレン鎖を有し、その有するフェニル基はアルキル
基、ハロゲン原子等で置換されていてもよいものであっ
て、例えば、4位メチル基、3位メチル基、2位メチル
基、4位クロロ基、3位クロロ基、2位クロロ基の置換
基を有していてもよいベンジル基、フェネチル基、α−
メチルベンジル基等が挙げられる。
【0010】アシル基としては、ハロゲン原子、アルキ
ル基等で置換されていてもよいベンゾイル基、例えば、
ベンゾイル基、4−メチルベンゾイル基、4−クロロベ
ンゾイル基、2−フルオロベンゾイル基、3−メチルベ
ンゾイル基やアセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基、シンナモイル基等を挙げることができる。
【0011】本発明の一般式(I)で示される化合物と
して以下のものを例示することができる。 (1) 1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−メトキシフェニル)エタン
融点(℃)223−229 (2) 1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−イソプロポキシフェニル)エタン
融点(℃)108−116 (3) 1−(4−エトキシフェニル)−1,2,2−
トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
融点(℃)188−193 (4) 1,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
1,2−ビス(4−メトキシフェニル)エタン
融点(℃)224−227 (5) 1−(4−ベンジルオキシフェニル)−1,
2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
融点(℃)207−210 (6) 1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,2
−トリス(4−メトキシフェニル)エタン
融点(℃)132−137 (7) 1,2,2−トリス(4−ベンジルオキシフェ
ニル)−1−(4−ヒドロキシフェニル)エタン
融点(℃)183−186 (8) 1−(4−アリルオキシフェニル)−1,2,
2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
融点(℃)195−198 (9) 1−(4−ベンゾイルオキシフェニル)−1,
2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
融点(℃)139−141 (10)1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−n−プロポキシフェニル)エタン
融点(℃)207−210 (11)1−(4−ブチルオキシフェニル)−1,2,
2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン (12)1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−ペンチルオキシフェニル)エタン (13)1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
2,2−ビス(4−メトキシフェニル)エタン (14)1,1−ビス(4−エトキシフェニル)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン (15)1,2−ビス(4−エトキシフェニル)−1,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン (16)1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−イソペンチルオキシフェニル)エタン (17)1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−フェネチルオキシフェニル)エタン (18)1−(4−ブチリルオキシフェニル)−1,
2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン (19)1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−プロピオニルオキシフェニル)エタン (20)1−〔4−(4−メチルベンジルオキシ)フェ
ニル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン (21)1−〔4−(2−メチルベンジルオキシ)フェ
ニル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン (22)1−〔4−(3−メチルベンジルオキシ)フェ
ニル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン (23)1−〔4−(4−クロルベンジルオキシ)フェ
ニル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン (24)1−〔4−(2−クロルベンジルオキシ)フェ
ニル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン (25)1−〔4−(3−クロルベンジルオキシ)フェ
ニル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン (26)1−〔4−(2−ブテニルオキシ)フェニル〕
−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン (27)1−〔4−(3−ブテニルオキシ)フェニル〕
−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン (28)1−〔4−(2−ペンテニルオキシ)フェニ
ル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン (29)1−〔4−(3−ペンテニルオキシ)フェニ
ル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン (30)1−〔4−(4−ペンテニルオキシ)フェニ
ル〕−1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン (31)1−(4−メタリルオキシフェニル)−1,
2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン (32)1−(4−シンナミルオキシフェニル)−1,
2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン (33)1−(4−シンナモイルオキシフェニル)−
1,2,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
【0012】前記一般式(I)で示される化合物は、例
えば、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフ
ェル)エタン等のテトラキスフェノール類に対し、ジア
ルキル硫酸、アルキルハライド、アルケニルハライド、
アラルキルハライド又は酸ハライド類をアルカリの存在
下に反応せしめることにより合成される。
【0013】用いられるアルカリとしては、カセイソー
ダ、カセイカリ、水酸化リチウム、水酸化カルシウム等
のアルカリ金属又はアルカリ土類金属類の水酸化物、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム等のアルカ
リ金属類の炭酸塩等が挙げられる。
【0014】用いられる有機溶媒としては、非水溶性の
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等のB
TX系溶媒、メチルイソブチルケトン、ジエチルケト
ン、エチルメチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル等のエス
テル系溶媒等がそれぞれ単独もしくは混合して使用でき
る。なお、反応は水−有機溶媒の二層系で行うことがよ
り好ましい。
【0015】反応温度は、一般的には−20℃〜100
℃が好ましく、より好ましくは20℃〜90℃である。
【0016】本発明の化合物は、発色性染料を使用する
記録材料ならばどの様な用途にでも利用でき、例えば、
感熱記録紙又は感圧複写紙等に利用することができる。
【0017】本発明の化合物を感熱記録紙に使用する場
合には、既知の顕色剤と同様に使用すればよく、例え
ば、本発明の化合物、助剤及び発色性染料のそれぞれを
水溶性結合剤の水溶液中に分散させ、それらの分散液を
混合して紙等の支持体に塗布して乾燥する。
【0018】また、上述した様に発色層中に含有せしめ
る方法のほか、多層構造からなる場合には、例えば、保
護層、アンダーコート層等任意の層中に含有せしめるこ
ともできる。この際の発色性染料に対する本発明の化合
物の使用割合は、発色性染料1重量部に対し0.1〜5
重量部、好ましくは0.2〜2重量部の割合である。
【0019】上記助剤として、画像安定剤、増感剤、填
料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡
剤、光安定剤、蛍光増白剤等を必要に応じ含有させるこ
とができる。
【0020】増感剤は任意に選択使用できるが、例え
ば、高級脂肪酸アミド、ベンズアミド、ステアリン酸ア
ニリド、アセト酢酸アニリド、チオアセトアニリド、シ
ュウ酸ジベンジル、フタル酸ジメチル、テレフタル酸ジ
ベンジル、イソフタル酸ジベンジル、ビス(tert−ブチ
ルフェノール)類、4、4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホンのジエーテル類、1,2−ビス(フェノキシ)
エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタ
ン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2
−ナフトールベンジルエーテル、ジフェニルアミン、カ
ルバゾ−ル、2,3−ジ−m−トリルブタン、4−ベン
ジルビフェニル、4,4’−ジメチルビフェニル、m−
ターフェニル及びジ−β−ナフチルフェニレンジアミン
等を挙げることができる。
【0021】填料としては、クレー、タルク、カオリ
ン、サテンホワイト、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、硫酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪
酸アルミニウム等を例示することができる。
【0022】分散剤としては、スルホコハク酸ジオクチ
ルナトリウム等のスルホコハク酸エステル類、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫
酸エステルのナトリウム塩、脂肪酸塩等を例示すること
ができる。
【0023】発色画像安定化剤としては、サリチル酸誘
導体、オキシナフトエ酸誘導体の金属塩(特に亜鉛
塩)、その他水不溶性の亜鉛化合物等を例示することが
できる。
【0024】酸化防止剤としては、2,2’−メチレン
ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、4,4’−プロピルメチレンビス(3
−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−
チオビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)
等を、減感剤としては脂肪族高級アルコール、ポリエチ
レングリコール、グアニジン誘導体等を例示することが
できる。
【0025】また粘着防止剤としては、ステアリン酸、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、カルナウ
バワックス、パラフィンワックス、エステルワックス等
を例示することができる。
【0026】本発明の化合物とともに使用される発色性
染料としては,フルオラン系、フタリド系、ラクタム
系、トリフェニルメタン系、フェノチアジン系及びスピ
ロピラン系等のロイコ染料を挙げることができるが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、酸性物質であ
る顕色剤と接触することにより発色する発色性染料であ
れば制限なく使用することができる。
【0027】これらの染料のうち、フルオラン系のもの
としては、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブ
チルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イ
ソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリ
ノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロ
ロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジ
ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−
メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−(N−
エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルア
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−5,6ベンゾ
フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、及び3−ピペリジノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン等を例示することができる。
【0028】また、本発明の化合物とともに他の顕色剤
を併用することができ、例えば、ビスフェノールA、
4,4’-sec- ブチリデンビスフェノール、4,4’−
シクロヘキシリデンビスフェノール、2,2’−ジヒド
ロキシジフェニル、ペンタメチレン−ビス(4−ヒドロ
キシベンゾエート)等のビスフェノール化合物、1,7
−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキ
サヘプタン等の含硫黄ビスフェノール化合物、4−ヒド
ロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸エチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ
安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸イソブチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸クロロベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸メ
チルベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸ジフェニルメチ
ル等の4−ヒドロキシ安息香酸エステル類、安息香酸亜
鉛、4−ニトロ安息香酸亜鉛等の安息香酸金属塩、4−
ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4−ヒ
ドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、
4−ヒドロキシ−4’−ブトキシジフェニルスルホン等
のヒドロキシジフェニルスルホン類、4−ヒドロキシフ
タル酸ジメチル、4−ヒドロキシフタル酸ジシクロヘキ
シル、4−ヒドロキシフタル酸ジフェニル等の4−ヒド
ロキシフタル酸ジエステル類、2−ヒドロキシ−6−カ
ルボキシナフタレン等のヒドロキシナフトエ酸のエステ
ル類、ヒドロキシアセトフェノン、p−フェニルフェノ
ール、4−ヒドロキシフェニル酢酸ベンジル、p−ベン
ジルフェノ−ル、ハイドロキノン−モノベンジルエーテ
ル、及びトリブロモメチルフェニルスルホン等のトリブ
ロモメチルスルホン類等を挙げることができる。
【0029】本発明の化合物は、既知の画像保存安定
剤、顕色剤或いは増感剤を使用する場合と同様に感圧複
写紙に使用することができる。例えば、公知の方法によ
りマイクロカプセル化した発色性染料を適当な分散剤に
よって分散し、紙に塗布して発色剤シートを作製する。
本発明の顕色剤の分散液を紙に塗布して顕色剤シートを
作製することができ、このようにして作製された両シー
トを組合せて感圧複写紙が作製される。
【0030】また、作製される感圧複写紙は、発色性染
料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセルを下面に
塗布担持している上用紙と顕色剤を上面に塗布担持して
いる下用紙とからなるユニットでも、或いは該マイクロ
カプセルと顕色剤とが同一の紙面に塗布されているいわ
ゆるセルフコンテントペーパーであってもよい。
【0031】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明する。 A.テトラフェノール誘導体の合成(実施例1〜3) 以下のようにしてテトラフェノール誘導体の合成した。
化合物の同定は、H1−NMRスペクトル、IRスペク
トル及びマススペクトルにより行った。
【0032】(実施例1)1,2,2−トリス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)エ
タン(化合物(1))の合成 500mlの四径フラスコに水200mlを入れ、これ
にカセイソーダ2gを加え溶解させた。この中へ1,
1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン(以下「TEP」という)20gとメチルイソブチ
ルケトン200ml及びジメチル硫酸6.4gを加えて
2時間加熱還流させた。反応終了後、水層を分離し、有
機層を水100mlで2回水洗後、溶媒を減圧留去して
褐色の油状物を得た。このものをカラムクロマトグラフ
ィで精製し、化合物(1)14gを得た。mp:223
−229℃ 収率68%
【0033】(実施例2)1−(4−ベンジルオキシフ
ェニル)−1,2,2−トリス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン(化合物(5))の合成 500mlの四径フラスコに水200mlを入れ、これ
にカセイソーダ2gを加え溶解させた。この中へTEP
20gとメチルイソブチルケトン200mlを加え、更
にこの中へ攪拌下にベンジルクロライド6.4gを30
分かけて滴下し、滴下終了後3時間加熱還流した。反応
終了後、水層を分離し、有機層を水100mlで2回水
洗して、溶媒を減圧留去することにより褐色の油状物を
得た。カラムクロマトグラフィで精製して、化合物
(5)13.5gを得た。mp:207−210℃ 収
率57%
【0034】(実施例3)1−(4−ベンゾイルオキシ
フェニル)−1,2,2−トリス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン(化合物(9))の合成 500mlの四径フラスコに水200mlを入れ、これ
にカセイソーダ2gを加え溶解させた。この中へTEP
20gとメチルイソブチルケトン200mlを加え、更
にこの中へ室温下にベンゾイルクロライド7.1gを6
0分かけて滴下した。反応後水層を分離した後、有機層
を水100mlで2回水洗し、溶媒を減圧留去すること
により灰白色固体を得た。このものをカラムクロマトグ
ラフィで精製して、化合物(9)18gを得た。mp:
139−141℃ 収率72%
【0035】B.感熱記録紙の作製(実施例4) 染料分散液(A液) 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 7.0g ポリビニルアルコール15%水溶液 30.0g 填料(炭酸カルシウム) 13.5g 純水 49.5g 顕色剤分散液(B液) 本発明の化合物 14.0g ポリビニルアルコール15%水溶液 30.0g 填料(炭酸カルシウム) 6.5g 純水 49.5g 填料分散液(C液) 填料(炭酸カルシウム) 20.5g ポリビニルアルコール15%水溶液 30.0g 純水 49.5g 上記組成の混合物をそれぞれサンドグラインダーで十分
に摩砕して、A液、B液及びC液の各分散液を調製し
た。A液1重量部、B液1重量部及びC液2重量部を混
合して本発明の化合物を含有する塗布液を調製した。こ
の塗布液をワイヤーロッド(No.12 )を使用して白色紙
に塗布・乾燥した後、カレンダー掛け処理をして感熱記
録紙を作製した。
【0036】比較例1 実施例4のB液において、本発明の化合物の代わりに
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(B
PA)を使用して感熱記録紙を作製した。
【0037】C.感熱記録紙の耐可塑剤性試験(実施例
5) 実施例4及び比較例1で作製したそれぞれの感熱記録紙
について、感熱紙発色試験装置(大倉電機製、TH−P
MD型)を使用し、印字電圧22V、パルス幅1.8m
sの条件で市松模様に発色させ、その発色部分及び未発
色部分(地肌)をマクベス反射濃度計RD−514(使
用フィルター:#106)で測定した。次いで、市松模
様に発色させた面に塩化ビニルラップフィルムを密着さ
せ、その状態で室温にて、7日間放置して耐可塑剤性試
験を行った。試験後の発色濃度をマクベス反射濃度計R
D−514(同上)で測定した。
【0038】試験前の発色部分及び未発色部分の発色濃
度を測定した結果、耐可塑剤性を下記の式により算出し
て残存率で表した結果、これらを第1表にまとめて示し
た。
【0039】
【数1】
【0040】D.感熱記録紙の耐油性試験(実施例6) 実施例5で市松模様に発色させた試験紙を使用し、その
発色面にサラダ油の10%n−ヘキサン溶液をマイクロ
シリンジを用いて1μl添着させた。溶媒のn−ヘキサ
ンが揮散したことを確認した後、暗箱に入れて7日間放
置した。試験後の発色濃度をマクベス反射濃度計RD−
514(同上)で測定した。耐油性を耐可塑剤性と同様
の式で残存率で表し、第1表にまとめて示した。
【0041】
【表1】
【0042】上記表により、残存率は大きい数値ほど各
保存性試験後でも画像が安定していることがわかる。ま
た未発色部の数値が少ないほど、地肌の汚れが少ないも
のであること表している。即ち、本発明の化合物は耐可
塑剤性及び耐油性に優れ、しかも地肌汚れのない優れた
顕色剤であるといえる。
【0043】
【発明の効果】本発明の化合物は、発色画像の保存安定
性、特に耐可塑剤性及び耐油性を改良する新規な化合物
及びそれを使用した記録材料であり、例えば、感熱記録
によるラベル等に使用した場合に有機高分子材料ででき
た包装材料と接触する等の環境下でも、また人の手に塗
られたハンドクリーム等に対しても極めて安定な発色画
像が保持できる特性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/30 C07C 69/035 9546−4H 69/773 9546−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で表されるテトラフェニルエ
    タン誘導体。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立に水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アシル
    基、フェナシル基またはシンナミル基を示す。但し、R
    1 とR2 とR3 が同時に水素原子であることはない。)
  2. 【請求項2】通常無色ないし淡色の発色性物質と、請求
    項1に記載のテトラフェニルエタン誘導体の少なくとも
    一種を含有することを特徴とする記録材料。
JP7100802A 1994-04-14 1995-03-31 発色性記録材料 Pending JPH07330652A (ja)

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JP7100802A JPH07330652A (ja) 1994-04-14 1995-03-31 発色性記録材料

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JP6-100683 1994-04-14
JP10068394 1994-04-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265368A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Tokyo Institute Of Technology 新規なテトラキスフェノール誘導体モノマー及びその製造方法並びにそれから得られる(共)重合体
JP2020151930A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社リコー 感熱記録材料、感熱記録方法、感熱記録装置、及び感熱記録媒体

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JP2010265368A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Tokyo Institute Of Technology 新規なテトラキスフェノール誘導体モノマー及びその製造方法並びにそれから得られる(共)重合体
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