JPH07330796A - 新規蛋白質 - Google Patents

新規蛋白質

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JPH07330796A
JPH07330796A JP29088194A JP29088194A JPH07330796A JP H07330796 A JPH07330796 A JP H07330796A JP 29088194 A JP29088194 A JP 29088194A JP 29088194 A JP29088194 A JP 29088194A JP H07330796 A JPH07330796 A JP H07330796A
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JP
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hapten
protein
antibody
cells
leu
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JP29088194A
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Naonobu Yoshizuka
直伸 吉塚
Atsushi Ouchi
敦 大内
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 生体、培養組織又は培養細胞にハプテンが投
与されたとき、そのハプテンと結合する能力を有し、部
分アミノ酸配列、Val−Leu−Met−Thr−G
ln−X−Pro−Leu−Y−Leu−Pro(Xは
His又はThr、YはThr、Gln又はAsn)を
有し、分子量が66,000±4,000である蛋白
質。 【効果】 この蛋白質は、ハプテンとの結合が行なわれ
その後の免疫反応の進展が速やかに行なわれることが特
徴であるから、本蛋白質へハプテンを結合させ、ハプテ
ン特異的抗体の取得やハプテン特異的T細胞の誘導など
のために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体内においてハプテ
ンと結合することによりハプテンの抗原性を高める機能
を有しており、ハプテン特異的抗体の取得やハプテン特
異的T細胞の誘導の材料として有用な新規蛋白質に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハプテンは、一般に単独で動物に投与し
ても免疫反応は生じないが、一定の条件で蛋白質と混合
したり、蛋白質に結合させて動物に投与すると、この物
質と特異的に結合する抗体を産生させたり、これと特異
的に反応するT細胞を誘導する物質をいうとされる。こ
のようにハプテンは一般的にそれ自体を動物に投与して
も免疫反応を生じないとされることから、ハプテン特異
的な抗体、モノクローナル抗体や抗血清を調製する場
合、またハプテン特異的なT細胞を誘導する場合、ハプ
テンをある種の蛋白質に結合させて動物に免疫する方法
がとられる。この目的のための蛋白質(キャリア蛋白
質)としてカサ貝ヘモシアニン蛋白質や牛血清アルブミ
ンや卵白アルブミンなどが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ハプテンが
単独で免疫反応を生じないというのは、抗体産生の側面
であり、ハプテンを経皮的に投与した場合、遅延型過敏
症が生じ明らかに免疫が成立する。また経口的に投与し
た場合、免疫寛容が生じるなど、ハプテン単独で生体に
投与されたとき決して免疫反応が生じないとはいえず、
むしろハプテン自体がどのような過程で処理されるかは
生体防御機構を考えるうえで大変重要なポイントであ
る。
【0004】従来使用されているような前記のキャリア
蛋白質は、便宜的に用いられている蛋白質であり、ハプ
テン自体の免疫反応性を正確に知るための材料とはなり
得ないものである。
【0005】従って、本発明の目的は、ハプテンによる
感作をより効果的に行なわせる蛋白質を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らはハプ
テンが生体内で処理される過程を詳細に解析したとこ
ろ、ハプテンが特定の蛋白質に結合したときに感作が成
立すること、さらに当該蛋白質の単離に成功し、本発明
を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、生体、培養組織又は
培養細胞にハプテンが投与されたとき、そのハプテンと
結合する能力を有し、部分アミノ酸配列、Val−Le
u−Met−Thr−Gln−X−Pro−Leu−Y
−Leu−Pro(ここでXはHis又はThrであ
り、YはThr、Gln又はAsnである)を有し、分
子量が66,000±4,000である蛋白質を提供す
るものである。
【0008】本発明の蛋白質は、生体、培養組織又は培
養細胞にハプテンが投与されたとき、そのハプテンと結
合する能力を有するものであるが、ここで生体としては
ヒトを含む哺乳類、例えばヒト、牛、馬、豚、羊、山
羊、ウサギ、ラット、マウス、モルモット等が挙げられ
る。培養組織、培養細胞としては、これらのヒトを含む
哺乳類由来の組織又は細胞を培養したものが挙げられ
る。またハプテンの投与としては、生体の場合には経口
投与、非経口投与(注射、経皮など)を問わない。
【0009】本発明蛋白質は、前記の部分アミノ酸配列
を有するが、X、Yで示される部分は、それぞれ列記し
たアミノ酸残基のいずれか一つであることを示す。ま
た、本発明蛋白質の分子量はSDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動により測定したものであり、還元条件下
でも非還元条件下でも66,000±4,000を示
す。分子量が同程度である生体内蛋白質としてはIgG
が挙げられる。IgGは非還元条件下では同程度の分子
量を示すが、還元条件下では約23,000の分子量を
有するペプチドと約50,000の分子量を有するペプ
チドに分解するのに対し、本発明蛋白質は還元条件下及
び非還元条件下いずれでも変化しないので両者は明らか
に異なる。
【0010】本発明の蛋白質は、通常用いられる蛋白質
精製技術、遺伝子操作技術の他、本蛋白質に対する抗体
又は抗ハプテン抗体を用いて製造することもできる。抗
ハプテン抗体を用いる製造法は、例えば生体、培養組織
又は培養細胞にハプテンを投与し、ハプテンと結合した
本発明蛋白質をさらに抗ハプテン抗体と結合させること
により採取し、次いでハプテンを除去することにより行
なわれる。
【0011】ここでハプテンとしては前記の定義を満た
すものであれば特に限定されないが、例えば2,4−ジ
ニトロクロロベンゼン(DNCB)、シンナミックアル
デヒド、フルオレセインイソチオシアナート(FIT
C)等が挙げられる。また、この抗ハプテン抗体自体
は、すでに調製され販売されているものを用いることも
できるが、それ自体公知の細胞融合法、すなわち例えば
組織より取得した細胞を免疫した哺乳動物の抗体産生細
胞と哺乳動物の骨髄腫細胞とを融合させ、得られた融合
細胞(ハイブリドーマ)を培養することによりモノクロ
ーナル抗体として製造することができる。またさらに家
兎等の動物に免疫しその血清中よりイミュノグロブリン
画分を得て、これを抗ハプテン抗体として用いることも
できる。この抗体を用い免疫測定法等の方法を用い製造
の指標とすることができるが、ハプテン自体が蛍光を有
する物質を用いたり、また放射標識された物質を用いて
その蛍光や放射活性を指標として製造することもでき
る。
【0012】製造原料としては、アレルギーが関係する
組織、例えば皮膚、腸管粘膜、脾臓、リンパ節、胸腺、
肝臓などを用いることもできるが、好ましくは細胞の形
で用いる方が効率が良い。例えば、実験動物かヒトを問
わず生体から採取された腹腔マクロファージ、表皮ラン
ゲルハンス細胞、血中モノサイト、肝クッパー細胞、肺
胞マクロファージ、脾樹状細胞、リンパ節細胞、リンパ
球や多形核白血球さらに、表皮や肺胞さらに消化管や口
腔及び鼻粘膜や膣粘膜や眼粘膜などの上皮細胞など、さ
らに株化された培養細胞などを用いることができる。
【0013】効率の良い方法として抗ハプテン抗体を用
いて抗体カラムを作製し、このカラムへの吸着画分を得
ることで精製できる。さらに本画分をイオン交換カラム
やゲル濾過カラムなど、さらに電気泳動等の方法を用い
て精製することができる。こうして得られたハプテン結
合本発明蛋白質のハプテンを弱いアルカリ処理などを用
いて取り除き本発明蛋白質を単離することができる。
【0014】このようにして得られた本発明蛋白質はハ
プテンと結合する性質を有し、生成したハプテン化蛋白
質は明確な遅延型アレルギー反応を呈することから、本
発明蛋白質はハプテンを受容して免疫反応の進展に深く
関与していると考えられる。
【0015】
【発明の効果】本発明の蛋白質は、ハプテンとの結合が
行なわれその後の免疫反応の進展が速やかに行なわれる
ことが特徴であるから、本蛋白質へハプテンを結合さ
せ、ハプテン特異的抗体の取得やハプテン特異的T細胞
の誘導などのために用いることができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例及び参考例により本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0017】実施例1(マウス・表皮ランゲルハンス細
胞を用いての製造) マウスを屠殺後背腹部を毛刈りし剃毛し、皮膚を採取
し、皮下組織を除き燐酸緩衝等張液にて数回洗浄、約3
ミリ幅の短冊状にした。それらの皮膚片をディスパーゼ
処理により表皮を分離、デオキシリボヌクレアーゼIを
含むRPMI 1640培地中に回収し、細胞懸濁液を
得た。本細胞懸濁液を洗浄し、抗マウスIa抗体を含む
培地中に浮遊させ、氷中にて1時間処理し洗浄した。あ
らかじめ抗マウスIgG抗体液を加え4℃で一晩静置
し、その後ブロッキング処理さらに洗浄したシャーレ中
に前記の細胞を播き4℃2時間静置した。本シャーレを
洗浄後、ラバーポリスマンにて細胞を回収した。本細胞
をシャーレに播き、2〜3時間のインキュベートにより
シャーレに接着させた後、2,4−ジニトロクロロベン
ゼン(DNCB)含有培養液で1時間インキュベートし
た。その後、細胞を洗浄し、ラバーポリスマンにより細
胞を回収した。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝液(1
0%トリトンX−100燐酸緩衝液、pH7.2 2mM
PMSF、1μMペプスタチン、100μM EDTA
含有)に懸濁し、20分間氷冷した。不溶性画分を除去
したのち、8mlの燐酸緩衝液を加えた。細胞可溶化溶液
を抗DNP抗体を結合させた抗体カラムに供与し、洗浄
後吸着蛋白質を溶出することにより精製した。その後、
本画分をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動及び
ウエスタン・ブロッティングを行ない、抗DNP抗体液
に1時間、ビオチン化抗マウスIgG抗体に30分、A
BC試薬に30分、それぞれ穏やかに攪拌しつつ処理
し、ジアミノベンチジンを基質として呈色させた。その
結果、本蛋白質は主に約66,000の分子量の部位に
検出された。
【0018】実施例2(マウス・ケラチノサイトを用い
ての製造) マウスを屠殺後背腹部を毛刈りし剃毛し、皮膚を採取
し、皮下組織を除き燐酸緩衝等張液にて数回洗浄、約3
ミリ幅の短冊状にした。それらの皮膚片をディスパーゼ
処理により表皮を分離、デオキシリボヌクレアーゼIを
含むRPMI 1640培地中に回収し、細胞懸濁液を
得た。本細胞をシャーレに播き、2〜3時間のインキュ
ベートによりシャーレに接着させた後、DNCB含有培
養液で1時間インキュベートした。その後、細胞を洗浄
し、ラバーポリスマンにより細胞を回収した。細胞ペレ
ットを2mlの可溶化緩衝液に懸濁し、20分間氷冷し
た。不溶性画分を除去したのち、8mlの燐酸緩衝液を加
えた。細胞可溶化溶液を抗DNP抗体を結合させた抗体
カラムに供与し、洗浄後吸着蛋白質を溶出することによ
り精製した。その後、本画分をSDS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動及びウエスタン・ブロッティングを行
ない、抗DNP抗体液に1時間、ビオチン化抗マウスI
gG抗体に30分、ABC試薬に30分、それぞれ穏や
かに攪拌しつつ処理し、ジアミノペンチジンを基質とし
て呈色させた。その結果、染色されたバンドは約10
0,000、66,000、54,000、37,00
0、29,000、15,000の分子量の部位に検出
されたが、66,000のバンドが主要なバンドであっ
た。
【0019】実施例3(マウス・腹腔マクロファージを
用いての製造) 3%チオグリコレート2mlをマウス腹腔内に投与し、4
日後腹腔内に浸潤してきた細胞を採取、遠心で洗浄し、
製造に用いた。本細胞をシャーレに播き、2〜3時間の
インキュベートによりシャーレに接着させた後、DNC
B含有培養液に1時間インキュベートの後、細胞を燐酸
緩衝等張液にて洗浄し、ラバーポリスマンにより細胞を
回収した。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝液に懸濁
し、20分間氷冷した。不溶性画分を除去したのち、8
mlの燐酸緩衝液を加え、抗DNP抗体を結合させた抗体
カラムに供与し、洗浄後溶出することにより精製した。
その後、本画分をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気
泳動及びウエスタン・ブロッティングを行ない、抗DN
P抗体液に1時間、ビオチン化抗マウスIgG抗体に3
0分、ABC試薬に30分、それぞれ穏やかに攪拌しつ
つ処理し、ジアミノペンチジンを基質として呈色させ
た。その結果、本蛋白質は主に分子量約66,000の
位置に認められた。
【0020】実施例4(モルモット・腹腔マクロファー
ジを用いての製造) 流動パラフィン20mlをモルモット腹腔内に投与し、4
日後腹腔内に浸潤してきた細胞を採取、遠心で洗浄し、
製造に用いた。本細胞をシャーレに播き、2〜3時間の
インキュベートによりシャーレに接着させた後、DNC
B含有培養液に1時間インキュベートの後、細胞を燐酸
緩衝等張液にて洗浄し、ラバーポリスマンにより細胞を
回収した。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝液に懸濁
し、20分間氷冷した。不溶性画分を除去したのち、8
mlの燐酸緩衝液を加え、抗DNP抗体を結合させた抗体
カラムに供与し、洗浄後溶出することにより精製した。
その後、本画分をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気
泳動及びウエスタン・ブロッティングを行ない、抗DN
P抗体液に1時間、ビオチン化抗マウスIgG抗体に3
0分、ABC試薬に30分、それぞれ穏やかに攪拌しつ
つ処理し、ジアミノペンチジンを基質として呈色させ
た。その結果、バンドは分子量約100,000、8
3,000、66,000、60,000、40,00
0、30,000の位置に認められたが、66,000
のバンドがもっとも主要なバンドであった。
【0021】さらなる精製を行なう目的で上記と同様の
方法で得た細胞(5×109個)を80mlの可溶化緩衝
液に懸濁し、高圧窒素細胞破砕法により破砕し、2回の
遠心処理(500×g,20min. 100,000×
g,1hr)を行なった。得た上清を遠心(150,00
0×g,15hr)し、沈査を45mlの可溶化緩衝液に懸
濁、超音波処理を行ない、さらに遠心(150,000
×g,1hr)により得た上清を以下の精製に供した。同
試料を抗DNP抗体を結合させた抗体カラムに吸着さ
せ、十分に洗浄したのち溶出緩衝液にて溶出させ、回収
した。溶出試料を5mMトリス緩衝液pH8.0に透析し、
同緩衝液で平衡化したMonoQカラムに供した。溶出
は、1M NaClを含む同緩衝液との直線型濃度勾配
により行なった。それぞれの画分を前述した方法のウエ
スタンブロット解析に供し、66,000の位置に陽性
のバンドを与える画分すなわち、0.4M NaClに
よって溶出された画分を50mMリン酸緩衝液で平衡化し
たSuperose6カラムに供した。溶出後、それぞ
れの画分を12%のポリアクリルアミドゲルプレートを
用いたSDS電気泳動を行ない、泳動後のゲルをPVD
F膜に転写し、その膜の一部をブロッキングしたのち、
その一部を抗DNP抗体液に1時間、ビオチン化抗マウ
スIgG抗体に30分、ABC試薬に30分、それぞれ
穏やかに攪拌しつつ反応させ、ジアミノペンチジンを基
質として呈色させた。一方、残りのPVDF膜をクーマ
シーブリリアントブルーによる蛋白質染色を行なった。
免疫染色陽性バンドと蛋白質染色によるバンドの一致し
たバンドをアミノ酸配列分析に供したところ、その部分
アミノ酸配列は次の配列のいずれかであった。
【0022】Val-Leu-Met-Thr-Gln-His-Pro-Leu-Thr-Le
u-Pro、Val-Leu-Met-Thr-Gln-His-Pro-Leu-Gln-Leu-Pr
o、Val-Leu-Met-Thr-Gln-His-Pro-Leu-Asn-Leu-Pro、Va
l-Leu-Met-Thr-Gln-Thr-Pro-Leu-Thr-Leu-Pro、Val-Leu
-Met-Thr-Gln-Thr-Pro-Leu-Gln-Leu-Pro、Val-Leu-Met-
Thr-Gln-Thr-Pro-Leu-Asn-Leu-Pro
【0023】実施例5(ヒト・末梢血単球を用いての製
造) ヒト末梢血50mlよりパーコールを用いた密度勾配遠心
法により単球を調製した。本細胞をシャーレに播き、2
〜3時間のインキュベートによりシャーレに接着させた
後、DNCB含有培養液に1時間インキュベートの後、
細胞を燐酸緩衝等張液にて洗浄し、ラバーポリスマンに
より細胞を回収した。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝
液に懸濁し、20分間氷冷した。不溶性画分を除去した
のち、8mlの燐酸緩衝液を加え、抗DNP抗体を結合さ
せた抗体カラムに供与し、洗浄後溶出することにより精
製した。その後、本画分をSDS−ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動及びウエスタン・ブロッティングを行な
い、抗DNP抗体液に1時間、ビオチン化抗マウスIg
G抗体に30分、ABC試薬に30分、それぞれ穏やか
に攪拌しつつ処理し、ジアミノペンチジンを基質として
呈色させた。その結果、本蛋白質は分子量約66,00
0の位置に認められた。
【0024】実施例6(モルモット・腹腔マクロファー
ジを用い、抗原としてシンナミックアルデヒドを用いて
の製造) 流動パラフィン20mlをモルモット腹腔内に投与し、4
日後に浸潤してきた細胞を採取、遠心で洗浄し、製造に
用いた。本細胞をシャーレに播き、2〜3時間のインキ
ュベートによりシャーレに接着させた後、シンナミック
アルデヒド含有培養液に1時間インキュベートの後、細
胞を燐酸緩衝等張液にて洗浄し、ラバーポリスマンによ
り細胞を回収した。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝液
に懸濁し、20分間氷冷した。不溶性画分を除去したの
ち、8mlの燐酸緩衝液を加え、抗シンナミック基抗体を
結合させた抗体カラムに供し、洗浄後吸着蛋白質を溶出
することにより精製した。その後、本画分をSDS−ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動及びウエスタン・ブロッ
ティングを行ない、抗シンナミック基抗体液に1時間、
ビオチン化抗マウスIgG抗体に30分、ABC試薬に
30分、それぞれ穏やかに攪拌しつつ処理し、ジアミノ
ペンチジンを基質として呈色させた。その結果、本蛋白
質は主に分子量約66,000の位置に認められた。
【0025】実施例7(モルモット・腹腔マクロファー
ジを用い、抗原としてFITCを用いての製造) 流動パラフィン20mlをモルモット腹腔内に投与し、4
日後腹腔内に浸潤してきた細胞を採取、遠心で洗浄し用
いた。本細胞をシャーレに播き、2〜3時間のインキュ
ベートによりシャーレに接着させた後、FITC含有培
養液に1時間インキュベートの後、細胞を燐酸緩衝等張
液にて洗浄し、ラバーポリスマンにより細胞を回収し
た。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝液に懸濁し、20
分間氷冷し、その後不溶性画分を除去した。細胞可溶化
溶液をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動及びウ
エスタン・ブロッティングを行なったところその蛍光は
主に約66,000に相当する部分に認められた。
【0026】実施例8(精製された本発明蛋白質による
免疫反応) 流動パラフィン20mlをモルモット腹腔内に投与し、4
日後に浸潤してきた細胞を採取、遠心で洗浄し、製造に
用いた。本細胞をシャーレに播き、2〜3時間のインキ
ュベートによりシャーレに接着させた後、DNCB含有
培養液に1時間インキュベートの後、細胞を燐酸緩衝等
張液にて洗浄し、ラバーポリスマンにより細胞を回収し
た。細胞ペレットを2mlの可溶化緩衝液に懸濁し、20
分間氷冷した。不溶性画分を除去した後、8mlの燐酸緩
衝液を加え、抗DNP抗体を結合させた抗体カラムに供
与し、洗浄後溶出することにより精製した。その後、本
画分をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動及びウ
エスタン・ブロッティングを行ない、抗DNP抗体液に
1時間、ビオチン化抗マウスIgG抗体に30分、AB
C試薬に30分、それぞれ穏やかに攪拌しつつ処理し、
ジアミノペンチジンを基質として呈色させ、66,00
0のバンドを確認した。溶出した画分を燐酸緩衝等張液
に透析した(DNP化66K蛋白質と称す)。本画分と
別途通常の方法によって作製されたDNP化牛血清アル
ブミンとDNP量として等しくなるように抗DNP抗体
を用いたエライザ法によって調整し、DNCB感作モル
モットの皮内にそれぞれ両画分を投与し経過を観察し
た。その結果、DNP化牛血清アルブミンの投与部位に
は紅斑・浮腫ともに認められないが、DNP化66K蛋
白質の投与部位には2日後に浮腫を伴う明瞭な紅斑が観
察された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:91)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体、培養組織又は培養細胞にハプテン
    が投与されたときそのハプテンと結合する能力を有し、
    部分アミノ酸配列、Val−Leu−Met−Thr−
    Gln−X−Pro−Leu−Y−Leu−Pro(こ
    こでXはHis又はThrであり、YはThr、Gln
    又はAsnである)を有し、分子量が66,000±
    4,000である蛋白質。
JP29088194A 1994-04-11 1994-11-25 新規蛋白質 Pending JPH07330796A (ja)

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JP29088194A JPH07330796A (ja) 1994-04-11 1994-11-25 新規蛋白質

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JP7189394 1994-04-11
JP6-71893 1994-04-11
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