JPH07330892A - ポリフェニレンエーテルの製造方法 - Google Patents
ポリフェニレンエーテルの製造方法Info
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- JPH07330892A JPH07330892A JP13062294A JP13062294A JPH07330892A JP H07330892 A JPH07330892 A JP H07330892A JP 13062294 A JP13062294 A JP 13062294A JP 13062294 A JP13062294 A JP 13062294A JP H07330892 A JPH07330892 A JP H07330892A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】着色、特に加熱成形体の黄色味が少ないポリフ
ェニレンエーテルを製造する方法を提供する。 【構成】マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フ
ェノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、気相
部を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触媒を
含む液相部中に、酸素濃度が15容量%以上95容量%
以下である酸素含有ガスを供給し、重合中の気相部の酸
素濃度を12容量%以下に保って酸化重合させることを
特徴とするポリフェニレンエーテルの製造方法。
ェニレンエーテルを製造する方法を提供する。 【構成】マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フ
ェノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、気相
部を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触媒を
含む液相部中に、酸素濃度が15容量%以上95容量%
以下である酸素含有ガスを供給し、重合中の気相部の酸
素濃度を12容量%以下に保って酸化重合させることを
特徴とするポリフェニレンエーテルの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリフェニレンエーテル
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】核置換フェノールの酸化重合によって得
られるポリフェニレンエーテルは有用な樹脂であること
が知られている。特にこれとポリスチレンあるいはポリ
アミドとのポリマーアロイは優れた熱的性質、機械的性
質、電気的性質等を有し、近年、成形材料として自動
車、電気・電子分野等への応用が広がっている。従来、
マンガン、銅またはコバルトなどの遷移金属化合物触媒
系の存在下で核置換フェノールを酸素含有ガスで酸化重
合してポリフェニレンエーテルを製造する方法は種々知
られている。その中でもマンガン化合物触媒系を用いる
方法は経済的に有用であり、例えば、マンガン化合物、
アルカノールアミン、塩基性化合物を含む触媒系(特公
昭63ー6091号公報、特開昭60−8318号公
報)、さらに第二級アミンを加えた触媒系(特公平5−
23291号公報、特開昭62−240322号公
報)、着色改良を目的としてさらにジオールを共存させ
た触媒系(特開平1−304119号公報)等を挙げる
ことができる。また、着色を改良する経済的な方法とし
て重合時の酸素消費量が重合完結に要する酸素理論値の
80から100%に達した後、重合温度をそれ以前より
少なくとも5℃以上低い温度に制御する方法(特開平2
−67318号公報)が提案されている。しかし、これ
らの方法によって成形体の着色はかなり改善されてきて
はいるが、ポリカーボネート等の無色のエンジニアリン
グプラスチックと比較すると着色は十分満足なものとは
言えない。とりわけ、マンガン触媒系で得られるポリフ
ェニレンエーテルは、重合中に過剰な酸素が存在すると
着色、特に加熱成形体の黄色味が多くなるという問題が
ある。これは、核置換フェノールの置換基の酸素原子酸
化によりアルデヒド等が生じるためと推定される。排出
ガス中の酸素濃度を制御する方法として、重合液を2つ
以上の反応器の間で循環させ、重合液で満たした第1反
応器に酸素を供給し、第2反応器に窒素を供給する装置
および方法が提案されている(米国特許4,696,9
96号公報)。この中に、銅触媒系を用いた重合におい
て排出ガス中の酸素濃度を4容量%以下に制御し、副生
成物のジフェノキノン量が低減された例が示されている
が、ジフェノキノンの低減だけでは着色に関して不十分
である。また、酸素濃度が12容量%以下である酸素含
有ガスを用いる方法(特開昭63ー83133号公報)
が提案されている。しかし、重合液の粘度低下には効果
あるが、着色に関しては、十分満足なものとはいえな
い。
られるポリフェニレンエーテルは有用な樹脂であること
が知られている。特にこれとポリスチレンあるいはポリ
アミドとのポリマーアロイは優れた熱的性質、機械的性
質、電気的性質等を有し、近年、成形材料として自動
車、電気・電子分野等への応用が広がっている。従来、
マンガン、銅またはコバルトなどの遷移金属化合物触媒
系の存在下で核置換フェノールを酸素含有ガスで酸化重
合してポリフェニレンエーテルを製造する方法は種々知
られている。その中でもマンガン化合物触媒系を用いる
方法は経済的に有用であり、例えば、マンガン化合物、
アルカノールアミン、塩基性化合物を含む触媒系(特公
昭63ー6091号公報、特開昭60−8318号公
報)、さらに第二級アミンを加えた触媒系(特公平5−
23291号公報、特開昭62−240322号公
報)、着色改良を目的としてさらにジオールを共存させ
た触媒系(特開平1−304119号公報)等を挙げる
ことができる。また、着色を改良する経済的な方法とし
て重合時の酸素消費量が重合完結に要する酸素理論値の
80から100%に達した後、重合温度をそれ以前より
少なくとも5℃以上低い温度に制御する方法(特開平2
−67318号公報)が提案されている。しかし、これ
らの方法によって成形体の着色はかなり改善されてきて
はいるが、ポリカーボネート等の無色のエンジニアリン
グプラスチックと比較すると着色は十分満足なものとは
言えない。とりわけ、マンガン触媒系で得られるポリフ
ェニレンエーテルは、重合中に過剰な酸素が存在すると
着色、特に加熱成形体の黄色味が多くなるという問題が
ある。これは、核置換フェノールの置換基の酸素原子酸
化によりアルデヒド等が生じるためと推定される。排出
ガス中の酸素濃度を制御する方法として、重合液を2つ
以上の反応器の間で循環させ、重合液で満たした第1反
応器に酸素を供給し、第2反応器に窒素を供給する装置
および方法が提案されている(米国特許4,696,9
96号公報)。この中に、銅触媒系を用いた重合におい
て排出ガス中の酸素濃度を4容量%以下に制御し、副生
成物のジフェノキノン量が低減された例が示されている
が、ジフェノキノンの低減だけでは着色に関して不十分
である。また、酸素濃度が12容量%以下である酸素含
有ガスを用いる方法(特開昭63ー83133号公報)
が提案されている。しかし、重合液の粘度低下には効果
あるが、着色に関しては、十分満足なものとはいえな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は着色、
特に加熱成形体の黄色味が少ないポリフェニレンエーテ
ルを製造する方法を提供することにある。
特に加熱成形体の黄色味が少ないポリフェニレンエーテ
ルを製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下にあっ
て、本研究者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を行っ
た結果、マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フ
ェノ−ル類を酸化重合させる際に、酸素濃度が15容量
%以上95容量%以下である酸素含有ガスを用いて、重
合中の気相部の酸素濃度を12容量%以下にすることに
より、着色、特に加熱成形体の黄色味が少ないポリフェ
ニレンエーテルを製造できることを見出し、本発明を完
成するに至った。
て、本研究者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を行っ
た結果、マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フ
ェノ−ル類を酸化重合させる際に、酸素濃度が15容量
%以上95容量%以下である酸素含有ガスを用いて、重
合中の気相部の酸素濃度を12容量%以下にすることに
より、着色、特に加熱成形体の黄色味が少ないポリフェ
ニレンエーテルを製造できることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は次に記す発明である。 〔1〕マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フェ
ノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、気相部
を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触媒を含
む液相部中に、酸素濃度が15容量%以上95容量%以
下である酸素含有ガスを供給し、重合中の気相部の酸素
濃度を12容量%以下に保って酸化重合させることを特
徴とするポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔2〕用いる酸素含有ガスが空気であることを特徴とす
る〔1〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔3〕触媒成分として、周期律表Ia族金属の水酸化
物、アルコキシド類またはフェノキシド類、IIa族金
属の水酸化物または酸化物から選ばれた少なくとも1種
の塩基性化合物および一般式(1) R1 ―NH―R2 ―OH (1) (式中、R1 は水素、炭素数1〜12のアルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、フェ
ニル基または置換フェニル基を示し、R2 は炭素数2〜
12のアルキレン基または置換アルキレン基を示す。)
で表されるアルカノールアミンをさらに含む触媒である
ことを特徴とする〔1〕または〔2〕記載のポリフェニ
レンエーテルの製造方法。
ノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、気相部
を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触媒を含
む液相部中に、酸素濃度が15容量%以上95容量%以
下である酸素含有ガスを供給し、重合中の気相部の酸素
濃度を12容量%以下に保って酸化重合させることを特
徴とするポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔2〕用いる酸素含有ガスが空気であることを特徴とす
る〔1〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔3〕触媒成分として、周期律表Ia族金属の水酸化
物、アルコキシド類またはフェノキシド類、IIa族金
属の水酸化物または酸化物から選ばれた少なくとも1種
の塩基性化合物および一般式(1) R1 ―NH―R2 ―OH (1) (式中、R1 は水素、炭素数1〜12のアルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、フェ
ニル基または置換フェニル基を示し、R2 は炭素数2〜
12のアルキレン基または置換アルキレン基を示す。)
で表されるアルカノールアミンをさらに含む触媒である
ことを特徴とする〔1〕または〔2〕記載のポリフェニ
レンエーテルの製造方法。
【0006】〔4〕アルカノールアミンが、一般式
(1)においてR1 が水素またはヒドロキシ基の置換し
た炭素数1〜12のアルキル基であり、R2 が炭素数2
〜12のアルキレン基であることを特徴とする〔3〕記
載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔5〕触媒成分として、一般式(2) R3 R4 NH (2) (式中、R3 、R4 は各々独立に炭素数1〜12のアル
キル基、置換アルキル基、アルケニル基または置換アル
ケニル基を示す。R3 とR4 が環を形成して結ばれてい
るものを含む。)で表される第二級アミンをさらに含む
触媒であることを特徴とする〔3〕または〔4〕記載の
ポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔6〕触媒成分として、一般式(3) HO―R5 ―OH (3) 〔式中、R5 は炭素数2〜12のアルキレン基、置換ア
ルキレン基、−(CH2CH2 O )n −CH2 CH2
−、および−[CH(CH3 )CH2 O]n −CH(C
H3 )CH2 −からなる群から選ばれた二価の有機基を
示す。ここに、nは1〜5の整数を示す。〕で表される
ジオールをさらに含む触媒であることを特徴とする
〔5〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔7〕酸化重合させる際の重合温度が、酸素消費量が重
合完結に必要な酸素理論量に対して50%以上80%未
満に達するまで(前段)は35℃以上100℃以下であ
り、酸素消費量が該所定量に達した後(後段)は5℃以
上35℃未満であることを特徴とする〔5〕または
〔6〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔8〕前段の重合温度が35℃以上60℃以下であり、
後段の重合温度が20℃以上35℃未満であることを特
徴とする〔7〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方
法。
(1)においてR1 が水素またはヒドロキシ基の置換し
た炭素数1〜12のアルキル基であり、R2 が炭素数2
〜12のアルキレン基であることを特徴とする〔3〕記
載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔5〕触媒成分として、一般式(2) R3 R4 NH (2) (式中、R3 、R4 は各々独立に炭素数1〜12のアル
キル基、置換アルキル基、アルケニル基または置換アル
ケニル基を示す。R3 とR4 が環を形成して結ばれてい
るものを含む。)で表される第二級アミンをさらに含む
触媒であることを特徴とする〔3〕または〔4〕記載の
ポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔6〕触媒成分として、一般式(3) HO―R5 ―OH (3) 〔式中、R5 は炭素数2〜12のアルキレン基、置換ア
ルキレン基、−(CH2CH2 O )n −CH2 CH2
−、および−[CH(CH3 )CH2 O]n −CH(C
H3 )CH2 −からなる群から選ばれた二価の有機基を
示す。ここに、nは1〜5の整数を示す。〕で表される
ジオールをさらに含む触媒であることを特徴とする
〔5〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔7〕酸化重合させる際の重合温度が、酸素消費量が重
合完結に必要な酸素理論量に対して50%以上80%未
満に達するまで(前段)は35℃以上100℃以下であ
り、酸素消費量が該所定量に達した後(後段)は5℃以
上35℃未満であることを特徴とする〔5〕または
〔6〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 〔8〕前段の重合温度が35℃以上60℃以下であり、
後段の重合温度が20℃以上35℃未満であることを特
徴とする〔7〕記載のポリフェニレンエーテルの製造方
法。
【0007】次に本発明を詳細に説明する。本発明に用
いられる核置換フェノール類とは、一般式(4)
いられる核置換フェノール類とは、一般式(4)
【化1】 (式中、R6 、R7 、R9 、R10およびR11は各々独立
に水素、ハロゲン、炭素数1〜20のアルキル基、置換
アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリー
ル基または置換アリール基であり、R8 は水素または炭
素数1〜4の直鎖アルキル基である。)で表される化合
物である。好ましい核置換フェノールとしては、2,6
−ジメチルフェノール、2,6−ジエチルフェノール、
2,6−ジアリルフェノール、2−エチル−6−メチル
フェノール、2−ベンジル−6−メチルフェノール、2
−メチル−6−(2ーオクチル)フェノ−ル、2−アリ
ル−6−メチルフェノール、2−(3−ヒドロキシプロ
ピル)−6−メチルフェノール、2−(3−〔2−アミ
ノエチルチオ〕プロピル)−6−メチルフェノール、2
−メチル−6−フェニルフェノール、2,3,6−トリ
メチルフェノール、2,4,6−トリメチルフェノール
等が挙げられる。これらは単独で、もしくは2種以上を
併用して用いることができる。特に好ましい核置換フェ
ノールとしては、2,6−ジメチルフェノール、2,
3,6−トリメチルフェノール等を挙げることができ
る。
に水素、ハロゲン、炭素数1〜20のアルキル基、置換
アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリー
ル基または置換アリール基であり、R8 は水素または炭
素数1〜4の直鎖アルキル基である。)で表される化合
物である。好ましい核置換フェノールとしては、2,6
−ジメチルフェノール、2,6−ジエチルフェノール、
2,6−ジアリルフェノール、2−エチル−6−メチル
フェノール、2−ベンジル−6−メチルフェノール、2
−メチル−6−(2ーオクチル)フェノ−ル、2−アリ
ル−6−メチルフェノール、2−(3−ヒドロキシプロ
ピル)−6−メチルフェノール、2−(3−〔2−アミ
ノエチルチオ〕プロピル)−6−メチルフェノール、2
−メチル−6−フェニルフェノール、2,3,6−トリ
メチルフェノール、2,4,6−トリメチルフェノール
等が挙げられる。これらは単独で、もしくは2種以上を
併用して用いることができる。特に好ましい核置換フェ
ノールとしては、2,6−ジメチルフェノール、2,
3,6−トリメチルフェノール等を挙げることができ
る。
【0008】本発明に用いられるマンガン化合物を含む
触媒として、(i)マンガン塩、塩基性化合物およびア
ルカノールアミンを含む触媒が好ましく、(ii)さら
に第二級アミンを含む触媒がより好ましく、(iii)
さらにジオールを含む触媒がさらに好ましい。
触媒として、(i)マンガン塩、塩基性化合物およびア
ルカノールアミンを含む触媒が好ましく、(ii)さら
に第二級アミンを含む触媒がより好ましく、(iii)
さらにジオールを含む触媒がさらに好ましい。
【0009】本発明に用いられるマンガン塩として、好
ましくは、塩化マンガン、臭化マンガン等のハロゲン化
マンガン、硝酸マンガン、硫酸マンガン、炭酸マンガ
ン、蟻酸マンガン、酢酸マンガン、蓚酸マンガン等の無
機酸又は有機酸のマンガン塩等が挙げられる。これら
は、1種単独でまたは2種以上同時に使用することがで
きる。特に好ましいマンガン化合物としては、塩化マン
ガン、臭化マンガン、酢酸マンガン等を挙げることがで
きる。
ましくは、塩化マンガン、臭化マンガン等のハロゲン化
マンガン、硝酸マンガン、硫酸マンガン、炭酸マンガ
ン、蟻酸マンガン、酢酸マンガン、蓚酸マンガン等の無
機酸又は有機酸のマンガン塩等が挙げられる。これら
は、1種単独でまたは2種以上同時に使用することがで
きる。特に好ましいマンガン化合物としては、塩化マン
ガン、臭化マンガン、酢酸マンガン等を挙げることがで
きる。
【0010】上記マンガン塩は、使用する核置換フェノ
ール類1モル当り好ましくは0.0001〜0.02モ
ル、さらに好ましくは0.0002〜0.01モルの割
合で使用される。使用割合が核置換フェノール類1モル
当り0.0001モルより少ない場合は重合速度が極め
て遅く、また0.02モルより多い場合はポリマーの分
子量制御が難しく、いずれも好ましくない。
ール類1モル当り好ましくは0.0001〜0.02モ
ル、さらに好ましくは0.0002〜0.01モルの割
合で使用される。使用割合が核置換フェノール類1モル
当り0.0001モルより少ない場合は重合速度が極め
て遅く、また0.02モルより多い場合はポリマーの分
子量制御が難しく、いずれも好ましくない。
【0011】本発明に用いられる塩基性化合物とは、周
期律表Ia族金属の水酸化物、アルコキシド類またはフ
ェノキシド類、IIa族金属の水酸化物または酸化物か
ら選ばれた少なくとも1種の化合物が挙げられる。好ま
しい塩基性化合物としては、水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等の周期律表Ia族金属の水
酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等の周
期律表IIa族金属の水酸化物及びそれらの酸化物;ナ
トリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、ナトリウムn−プロポキシド、ナトリウム
イソプロポキシド、ナトリウムt−ブトキシド等の周期
律表Ia族金属のアルコキシド類;ナトリウムフェノキ
シド、カリウムフェノキシド等の周期律表Ia族金属の
フェノキシド類等が挙げられる。特に好ましい塩基性化
合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を
挙げることができる。これらの塩基性化合物はそのまま
またはアルコールのような極性溶媒に溶解した状態で反
応系に供給されることが好ましい。
期律表Ia族金属の水酸化物、アルコキシド類またはフ
ェノキシド類、IIa族金属の水酸化物または酸化物か
ら選ばれた少なくとも1種の化合物が挙げられる。好ま
しい塩基性化合物としては、水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等の周期律表Ia族金属の水
酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等の周
期律表IIa族金属の水酸化物及びそれらの酸化物;ナ
トリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、ナトリウムn−プロポキシド、ナトリウム
イソプロポキシド、ナトリウムt−ブトキシド等の周期
律表Ia族金属のアルコキシド類;ナトリウムフェノキ
シド、カリウムフェノキシド等の周期律表Ia族金属の
フェノキシド類等が挙げられる。特に好ましい塩基性化
合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を
挙げることができる。これらの塩基性化合物はそのまま
またはアルコールのような極性溶媒に溶解した状態で反
応系に供給されることが好ましい。
【0012】上記塩基性化合物は、使用するマンガン化
合物1モル当り好ましくは10〜1000モル、さらに
好ましくは50〜300モルの割合で使用される。使用
割合がマンガン塩1モル当り10モルより少ない場合は
重合速度が極めて遅く、また1000モルより多い場合
は経済的に不利益であり、いずれも好ましくない。
合物1モル当り好ましくは10〜1000モル、さらに
好ましくは50〜300モルの割合で使用される。使用
割合がマンガン塩1モル当り10モルより少ない場合は
重合速度が極めて遅く、また1000モルより多い場合
は経済的に不利益であり、いずれも好ましくない。
【0013】本発明に用いられるアルカノールアミンと
は、一般式(1) R1 ―NH―R2 ―OH (1) (式中、R1 とR2 は前記の定義である。)で表される
化合物である。式中のR1 としては、水素、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチ
ル基、アリル基、フェニル基等が挙げられる。また、R
2 としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、
1、2−ジメチルエチレン基等が挙げられる。好ましい
アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N
−エチルエタノールアミン、N−アリルエタノールアミ
ン、N−フェニルエタノールアミン、3−アミノ−1−
プロパノール、2−アミノ−1−プロパノール、1−ア
ミノ−2−プロパノール、ジ(2−ヒドロキシ−1−プ
ロピル)アミン、4−アミノ−1−ブタノール等を挙げ
ることができる。
は、一般式(1) R1 ―NH―R2 ―OH (1) (式中、R1 とR2 は前記の定義である。)で表される
化合物である。式中のR1 としては、水素、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチ
ル基、アリル基、フェニル基等が挙げられる。また、R
2 としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、
1、2−ジメチルエチレン基等が挙げられる。好ましい
アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N
−エチルエタノールアミン、N−アリルエタノールアミ
ン、N−フェニルエタノールアミン、3−アミノ−1−
プロパノール、2−アミノ−1−プロパノール、1−ア
ミノ−2−プロパノール、ジ(2−ヒドロキシ−1−プ
ロピル)アミン、4−アミノ−1−ブタノール等を挙げ
ることができる。
【0014】本発明に用いられるさらに好ましいアルカ
ノールアミンは、一般式(2)においてR1 が水素また
はヒドロキシ基の置換した炭素数1〜12のアルキル基
を示し、R2 は炭素数2〜12のアルキレン基または置
換アルキレン基を示す化合物である。特に好ましいアル
カノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン等を挙げることができる。
ノールアミンは、一般式(2)においてR1 が水素また
はヒドロキシ基の置換した炭素数1〜12のアルキル基
を示し、R2 は炭素数2〜12のアルキレン基または置
換アルキレン基を示す化合物である。特に好ましいアル
カノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン等を挙げることができる。
【0015】上記アルカノールアミンは、使用するマン
ガン化合物1モル当り好ましくは10〜500モル、さ
らに好ましくは20〜200モルの割合で使用される。
使用割合がマンガン塩1モル当り10モルより少ない場
合は実用的に十分な分子量の重合体が得られず、またマ
ンガン塩1モル当り500モルより多い場合は経済的に
不利益であり、いずれも好ましくない。
ガン化合物1モル当り好ましくは10〜500モル、さ
らに好ましくは20〜200モルの割合で使用される。
使用割合がマンガン塩1モル当り10モルより少ない場
合は実用的に十分な分子量の重合体が得られず、またマ
ンガン塩1モル当り500モルより多い場合は経済的に
不利益であり、いずれも好ましくない。
【0016】本発明に用いられる触媒の成分である第二
級アミンとは、一般式(2) R3 R4 NH (2) (式中、R3 とR4 は前記の定義である。)で表される
化合物である。好ましい第二級アミンとしては、ジメチ
ルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、
ジ−n−ブチルアミン、ジ(2−メチル−1−プロピ
ル)アミン、ジ−n−ヘキシルアミン、ジ−n−オクチ
ルアミン、n−ブチルメチルアミン、ジ(2−メトキシ
エチル)アミン、ジアリルアミン、ピロリジン、ピペリ
ジン、2−ピペコリン、モルフォリン等が挙げられる。
特に好ましい第二級アミンとしては、ジメチルアミン、
ジ−n−ブチルアミン等を挙げることができる。
級アミンとは、一般式(2) R3 R4 NH (2) (式中、R3 とR4 は前記の定義である。)で表される
化合物である。好ましい第二級アミンとしては、ジメチ
ルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、
ジ−n−ブチルアミン、ジ(2−メチル−1−プロピ
ル)アミン、ジ−n−ヘキシルアミン、ジ−n−オクチ
ルアミン、n−ブチルメチルアミン、ジ(2−メトキシ
エチル)アミン、ジアリルアミン、ピロリジン、ピペリ
ジン、2−ピペコリン、モルフォリン等が挙げられる。
特に好ましい第二級アミンとしては、ジメチルアミン、
ジ−n−ブチルアミン等を挙げることができる。
【0017】上記第二級アミンは、使用する核置換フェ
ノール類1モル当り好ましくは0.001〜0.1モ
ル、さらに好ましくは0.005〜0.05モルの割合
で使用される。使用割合が核置換フェノール類1モル当
り0.001モルより少ない場合は成形体の衝撃特性が
不満足であり、また0.1モルより多い場合は経済的に
不利益であり、いずれも好ましくない。
ノール類1モル当り好ましくは0.001〜0.1モ
ル、さらに好ましくは0.005〜0.05モルの割合
で使用される。使用割合が核置換フェノール類1モル当
り0.001モルより少ない場合は成形体の衝撃特性が
不満足であり、また0.1モルより多い場合は経済的に
不利益であり、いずれも好ましくない。
【0018】本発明に用いられるジオールとは、一般式
(3) HO―R5 ―OH (3) (式中、R5 は前記の定義である。)で表される化合物
である。好ましいジオールとしては、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール等が挙げられる。特に好ましい
ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール等を挙げることができる。
(3) HO―R5 ―OH (3) (式中、R5 は前記の定義である。)で表される化合物
である。好ましいジオールとしては、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール等が挙げられる。特に好ましい
ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール等を挙げることができる。
【0019】上記ジオールは、使用する核置換フェノー
ル類1モル当り好ましくは0.001〜0.5モル、さ
らに好ましくは0.01〜0.1モルの割合で使用され
る。使用割合が核置換フェノール類1モル当り0.00
1モルより少ない場合は実質的な効果が得られず、また
0.5モルより多い場合は経済的に不利益であり、いず
れも好ましくない。
ル類1モル当り好ましくは0.001〜0.5モル、さ
らに好ましくは0.01〜0.1モルの割合で使用され
る。使用割合が核置換フェノール類1モル当り0.00
1モルより少ない場合は実質的な効果が得られず、また
0.5モルより多い場合は経済的に不利益であり、いず
れも好ましくない。
【0020】本発明の実施に際して有機溶媒を用いるこ
とが望ましいが、核置換フェノール類に対し不活性でか
つ反応温度において液体であればよく、特に限定される
ものではない。好ましい有機溶媒の例を示すならば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプ
タン、シクロヘキサン等の鎖状及び環状の脂肪族炭化水
素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタ
ン等のハロゲン化炭化水素;アセトニトリル、ベンゾニ
トリル等のニトリル類、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s
ec−ブタノール等のアルコール類;ニトロベンゼン;
スルフォラン等が挙げられる。これらは単独あるいは混
合物として使用される。好ましい有機溶媒としては、芳
香族炭化水素とアルコール類の混合溶媒である。有機溶
媒は、使用される核置換フェノール類の濃度が好ましく
は5〜35重量%、さらに好ましくは10〜25重量%
になるような割合で使用される。
とが望ましいが、核置換フェノール類に対し不活性でか
つ反応温度において液体であればよく、特に限定される
ものではない。好ましい有機溶媒の例を示すならば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプ
タン、シクロヘキサン等の鎖状及び環状の脂肪族炭化水
素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタ
ン等のハロゲン化炭化水素;アセトニトリル、ベンゾニ
トリル等のニトリル類、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s
ec−ブタノール等のアルコール類;ニトロベンゼン;
スルフォラン等が挙げられる。これらは単独あるいは混
合物として使用される。好ましい有機溶媒としては、芳
香族炭化水素とアルコール類の混合溶媒である。有機溶
媒は、使用される核置換フェノール類の濃度が好ましく
は5〜35重量%、さらに好ましくは10〜25重量%
になるような割合で使用される。
【0021】本発明のポリフェニレンエーテルの製造方
法は、マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フェ
ノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、気相部
を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触媒とを
含む液相部中に、特定の酸素濃度を有する酸素含有ガス
を供給し、重合中の気相部の酸素濃度を特定の値以下に
保って酸化重合させることを特徴とする。核置換フェノ
ール類、触媒および溶媒類等は各々別々に、またはこれ
らの一部もしくは全部をあらかじめ混合した後に反応器
に供給されることが好ましく、液相部として反応器容量
の30〜90容量%になることが好ましい。酸素と反応
混合物とは十分に接触させる必要があり、この手段とし
て例えば、強撹拌下に酸素含有ガスを液相部中に吹き込
む等の気液接触手段を用いることができる。重合時の圧
力は常圧もしくは20気圧までの加圧が選ばれるが、2
0気圧までの加圧が好ましい。また、重合の方式として
はバッチ式または連続式のいずれも採用が可能である。
法は、マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置換フェ
ノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、気相部
を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触媒とを
含む液相部中に、特定の酸素濃度を有する酸素含有ガス
を供給し、重合中の気相部の酸素濃度を特定の値以下に
保って酸化重合させることを特徴とする。核置換フェノ
ール類、触媒および溶媒類等は各々別々に、またはこれ
らの一部もしくは全部をあらかじめ混合した後に反応器
に供給されることが好ましく、液相部として反応器容量
の30〜90容量%になることが好ましい。酸素と反応
混合物とは十分に接触させる必要があり、この手段とし
て例えば、強撹拌下に酸素含有ガスを液相部中に吹き込
む等の気液接触手段を用いることができる。重合時の圧
力は常圧もしくは20気圧までの加圧が選ばれるが、2
0気圧までの加圧が好ましい。また、重合の方式として
はバッチ式または連続式のいずれも採用が可能である。
【0022】本発明で用いられる酸素含有ガスとは、酸
素含有量が15容量%以上95容量%以下の気体であ
り、酸素を除いた他の気体は、窒素、アルゴン、ヘリウ
ム等の不活性気体が好ましい。好ましい酸素含有ガスと
しては、空気を挙げることができる。酸素含有量が15
容量%より低い場合は重合速度が遅くなり経済的に不利
益となり、95容量%より高い場合は重合中の気相部の
酸素濃度の制御が困難となり、いずれも好ましくない。
酸素含有ガスの供給速度は除熱等を考慮して任意に選ぶ
ことができるが、仕込み核置換フェノール類1モル当り
純酸素として10Nml/分以上が好ましい。
素含有量が15容量%以上95容量%以下の気体であ
り、酸素を除いた他の気体は、窒素、アルゴン、ヘリウ
ム等の不活性気体が好ましい。好ましい酸素含有ガスと
しては、空気を挙げることができる。酸素含有量が15
容量%より低い場合は重合速度が遅くなり経済的に不利
益となり、95容量%より高い場合は重合中の気相部の
酸素濃度の制御が困難となり、いずれも好ましくない。
酸素含有ガスの供給速度は除熱等を考慮して任意に選ぶ
ことができるが、仕込み核置換フェノール類1モル当り
純酸素として10Nml/分以上が好ましい。
【0023】本発明における重合中の気相部の酸素濃度
は、12容量%以下に制御しなければならない。マンガ
ン触媒系の場合、重合中の気相部の酸素濃度が12容量
%より高くなると、ポリマーの着色、特に成形体の黄着
色が多くなり好ましくない。
は、12容量%以下に制御しなければならない。マンガ
ン触媒系の場合、重合中の気相部の酸素濃度が12容量
%より高くなると、ポリマーの着色、特に成形体の黄着
色が多くなり好ましくない。
【0024】本発明における重合中の気相部の酸素濃度
を制御する方法について特に限定はないが、重合中に所
定の酸素濃度に達した時点で、酸素含有ガスの供給速度
を落とすかまたは酸素含有ガスの供給を停止すればよ
い。
を制御する方法について特に限定はないが、重合中に所
定の酸素濃度に達した時点で、酸素含有ガスの供給速度
を落とすかまたは酸素含有ガスの供給を停止すればよ
い。
【0025】本発明実施に際して重合温度に関して特に
限定はないが、第二級アミンを含む触媒系を用いる場
合、酸素消費量が重合完結に必要な酸素理論量に対して
50%以上80%未満に達するまで(前段)は35℃以
上100℃以下にし、酸素消費量が該所定量に達した後
(後段)は5℃以上35℃未満とすることが望ましい。
限定はないが、第二級アミンを含む触媒系を用いる場
合、酸素消費量が重合完結に必要な酸素理論量に対して
50%以上80%未満に達するまで(前段)は35℃以
上100℃以下にし、酸素消費量が該所定量に達した後
(後段)は5℃以上35℃未満とすることが望ましい。
【0026】本発明における前段の重合温度は、35℃
以上100℃以下が好ましく、さらに好ましくは35℃
以上60℃以下であり、特に好ましくは38℃以上60
℃以下である。核置換フェノールの酸化重合は大きな発
熱反応であり、発熱の大半は前段で生じるので、前段の
重合温度はなるべく高い方が除熱の面で経済的である。
前段の重合温度を35℃より低い温度に保つためには、
相当の除熱能力が必要となり経済的利益が著しく損なわ
れるので好ましくない。しかし、前段の重合温度が10
0℃を超える場合は、重合が円滑に進行しないので適当
でない。前段の重合時間は触媒量、核置換フェノール類
の濃度及び酸素含有ガスの供給速度等選んだ条件により
異なるが、一般には0.5〜20時間が好ましい。
以上100℃以下が好ましく、さらに好ましくは35℃
以上60℃以下であり、特に好ましくは38℃以上60
℃以下である。核置換フェノールの酸化重合は大きな発
熱反応であり、発熱の大半は前段で生じるので、前段の
重合温度はなるべく高い方が除熱の面で経済的である。
前段の重合温度を35℃より低い温度に保つためには、
相当の除熱能力が必要となり経済的利益が著しく損なわ
れるので好ましくない。しかし、前段の重合温度が10
0℃を超える場合は、重合が円滑に進行しないので適当
でない。前段の重合時間は触媒量、核置換フェノール類
の濃度及び酸素含有ガスの供給速度等選んだ条件により
異なるが、一般には0.5〜20時間が好ましい。
【0027】本発明における前段と後段の温度切替えの
時期は、酸素消費量が重合完結に必要な酸素理論量に対
して50%以上80%未満、好ましくは60%以上80
%未満に達した時である。温度切替え時期が80%以上
の場合はポリマーの黄着色および窒素含量の低減化が十
分達成されず、80%未満において温度を切替えること
により黄着色および窒素含量が少なく、分子量分布の狭
いポリマーが得られる。しかし、温度切替え時期が50
%未満の場合は、除熱の負担が大きくなり経済的利益が
大幅に減少するので好ましくない。つまり、本発明にお
ける前段と後段の温度を切替えることにより、得られる
ポリマーの品質と製造における経済性とがバランスよく
好ましく達成される。
時期は、酸素消費量が重合完結に必要な酸素理論量に対
して50%以上80%未満、好ましくは60%以上80
%未満に達した時である。温度切替え時期が80%以上
の場合はポリマーの黄着色および窒素含量の低減化が十
分達成されず、80%未満において温度を切替えること
により黄着色および窒素含量が少なく、分子量分布の狭
いポリマーが得られる。しかし、温度切替え時期が50
%未満の場合は、除熱の負担が大きくなり経済的利益が
大幅に減少するので好ましくない。つまり、本発明にお
ける前段と後段の温度を切替えることにより、得られる
ポリマーの品質と製造における経済性とがバランスよく
好ましく達成される。
【0028】本発明における後段の重合温度は、好まし
くは5℃以上35℃未満であり、さらに好ましくは20
℃以上35℃未満であり、特に好ましくは20℃以上3
3℃以下である。後段の重合温度が35℃以上の場合
は、本発明の目的である黄着色および窒素含量が十分達
成されないので好ましくない。しかし、後段の重合温度
が5℃より低い場合は、実質的に反応が進行しないか極
めて遅く適当でない。後段の重合時間は触媒量、核置換
フェノール類の濃度及び酸素含有ガスの供給速度等選ん
だ条件により異なるが、一般には0.5〜20時間が好
ましい。
くは5℃以上35℃未満であり、さらに好ましくは20
℃以上35℃未満であり、特に好ましくは20℃以上3
3℃以下である。後段の重合温度が35℃以上の場合
は、本発明の目的である黄着色および窒素含量が十分達
成されないので好ましくない。しかし、後段の重合温度
が5℃より低い場合は、実質的に反応が進行しないか極
めて遅く適当でない。後段の重合時間は触媒量、核置換
フェノール類の濃度及び酸素含有ガスの供給速度等選ん
だ条件により異なるが、一般には0.5〜20時間が好
ましい。
【0029】所定時間反応後、生成したポリフェニレン
エーテルは重合溶媒に溶解した溶液上の反応混合物また
は固体状で遊離分散したスラリー状の反応混合物として
得られる。反応混合物から最終製品としてのポリフェニ
レンエーテルを取り出すための後処理方法としては各種
の公知の方法を採用できる。例えば、系中の触媒を失活
させるために塩酸または酢酸等の酸により反応混合物を
処理した後、アルコール等のポリフェニレンエーテルに
対する貧溶剤と接触させ、得られたスラリーを固液分
離、洗浄及び乾燥に供する方法、反応混合物をEDTA
等のキレート剤および/またはピロリン酸ナトリウム、
ハイドロサルファイトナトリウム等の還元剤を含む水で
処理した後分液し、分液後の有機相中の有機溶媒をスチ
ームストリッピングにより留去することにより水分散ス
ラリーを得、固液分離および乾燥に供する方法等を挙げ
ることができる。固液分離には遠心分離機、スーパーデ
カンター、真空濾過機等の汎用の固液分離手段が使用で
きる。また乾燥には、真空乾燥機、ロータリードライヤ
ー、パドルドライヤー、フロードライヤー等の通常の乾
燥手段が利用できる。
エーテルは重合溶媒に溶解した溶液上の反応混合物また
は固体状で遊離分散したスラリー状の反応混合物として
得られる。反応混合物から最終製品としてのポリフェニ
レンエーテルを取り出すための後処理方法としては各種
の公知の方法を採用できる。例えば、系中の触媒を失活
させるために塩酸または酢酸等の酸により反応混合物を
処理した後、アルコール等のポリフェニレンエーテルに
対する貧溶剤と接触させ、得られたスラリーを固液分
離、洗浄及び乾燥に供する方法、反応混合物をEDTA
等のキレート剤および/またはピロリン酸ナトリウム、
ハイドロサルファイトナトリウム等の還元剤を含む水で
処理した後分液し、分液後の有機相中の有機溶媒をスチ
ームストリッピングにより留去することにより水分散ス
ラリーを得、固液分離および乾燥に供する方法等を挙げ
ることができる。固液分離には遠心分離機、スーパーデ
カンター、真空濾過機等の汎用の固液分離手段が使用で
きる。また乾燥には、真空乾燥機、ロータリードライヤ
ー、パドルドライヤー、フロードライヤー等の通常の乾
燥手段が利用できる。
【0030】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例によりその範囲を
限定されるものではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例によりその範囲を
限定されるものではない。
【0031】ポリフェニレンエーテルの還元粘度(ηsp
/c):ポリフェニレンエーテルの濃度が0.5g/dl
であるクロロホルム溶液について25℃で測定した値で
ある。 ポリフェニレンエーテル成形体の黄色度(イエローイン
デックス。以下、Y.I.ということがある。):JI
S K7103に準じて、ポリフェニレンエーテル粉末
を厚さ1mmの金型に入れて、250℃、10〜100
kg/cm2 下で10分間プレス成形し、得られた厚み
1mmのプレスシートについて日本電色工業社製色差計
Z−1001DP型で透過色を測定し、得られたX、
Y、Zの値から次式によって算出される値を黄色度とし
て評価した。
/c):ポリフェニレンエーテルの濃度が0.5g/dl
であるクロロホルム溶液について25℃で測定した値で
ある。 ポリフェニレンエーテル成形体の黄色度(イエローイン
デックス。以下、Y.I.ということがある。):JI
S K7103に準じて、ポリフェニレンエーテル粉末
を厚さ1mmの金型に入れて、250℃、10〜100
kg/cm2 下で10分間プレス成形し、得られた厚み
1mmのプレスシートについて日本電色工業社製色差計
Z−1001DP型で透過色を測定し、得られたX、
Y、Zの値から次式によって算出される値を黄色度とし
て評価した。
【数1】 Y.I.=100(1.28X−1.06Z)/Y ここに、Y.I.はその値が小さい程、黄着色が少ない
ことを示す。
ことを示す。
【0032】実施例1 撹拌機、温度計、コンデンサーおよびオートクレーブの
底部まで届いた空気導入管を備えた容量1リットルのジ
ャケット付きオートクレーブにキシレン214g、メタ
ノール60g、2,6−ジメチルフェノール73.3g
(0.60モル)および水酸化ナトリウム1.92g
(48ミリモル)を仕込み均一な液とした後、該溶液に
モノエタノールアミン1.32g(21.6ミリモ
ル)、エチレングリコール1.49g(24ミリモ
ル)、ジ−n−ブチルアミン0.78g(6ミリモル)
および塩化マンガン・四水和物53.4mg(0.27
ミリモル)をメタノール19.2gに溶解した溶液を加
えた。ついで、反応圧力を6kg/cm2 に保ち、内容
物を950rpmで激しく撹拌しながら、これに空気を
吹き込んだ。空気の供給速度は、0〜2時間目までは4
00Nml/分/モルに、2〜3時間目までは150N
ml/分/モルに、3時間目以降は70Nml/分/モ
ルにした。気相部の酸素濃度が7.0容量%に達した時
点で空気の供給を停止したが、攪拌は重合を終了するま
で継続した。なお、前段の重合温度を40℃に維持し、
酸素消費量が酸素理論量に対して78%に達した時点で
40℃から30℃に降温し、後段の重合温度を30℃に
保持した。空気吹き込み開始から6時間経過した時点で
重合を終了した。重合終了時の気相部の酸素濃度は2.
6容量%であり、直ちに常圧に戻しても爆発下限以下で
あった。反応混合物60gを抜き出し、メタノール28
gを加え、析出した重合体を吸引濾過した後、メタノー
ル100mlで2回洗浄し吸引濾過した。得られた重合
体を、ピロリン酸ナトリウム0.29g及びハイドロサ
ルファイトナトリウム0.19gをイオン交換水50m
lに溶かした溶液中に分散させ、撹拌下80℃で10分
間処理した。吸引濾過して得られた重合体をイオン交換
水200mlで2回洗浄、吸引濾過した。湿った重合体
を150℃で5時間減圧乾燥し、11.1gの粉末状の
ポリフェニレンエーテルを得た。表1に結果を示す。
底部まで届いた空気導入管を備えた容量1リットルのジ
ャケット付きオートクレーブにキシレン214g、メタ
ノール60g、2,6−ジメチルフェノール73.3g
(0.60モル)および水酸化ナトリウム1.92g
(48ミリモル)を仕込み均一な液とした後、該溶液に
モノエタノールアミン1.32g(21.6ミリモ
ル)、エチレングリコール1.49g(24ミリモ
ル)、ジ−n−ブチルアミン0.78g(6ミリモル)
および塩化マンガン・四水和物53.4mg(0.27
ミリモル)をメタノール19.2gに溶解した溶液を加
えた。ついで、反応圧力を6kg/cm2 に保ち、内容
物を950rpmで激しく撹拌しながら、これに空気を
吹き込んだ。空気の供給速度は、0〜2時間目までは4
00Nml/分/モルに、2〜3時間目までは150N
ml/分/モルに、3時間目以降は70Nml/分/モ
ルにした。気相部の酸素濃度が7.0容量%に達した時
点で空気の供給を停止したが、攪拌は重合を終了するま
で継続した。なお、前段の重合温度を40℃に維持し、
酸素消費量が酸素理論量に対して78%に達した時点で
40℃から30℃に降温し、後段の重合温度を30℃に
保持した。空気吹き込み開始から6時間経過した時点で
重合を終了した。重合終了時の気相部の酸素濃度は2.
6容量%であり、直ちに常圧に戻しても爆発下限以下で
あった。反応混合物60gを抜き出し、メタノール28
gを加え、析出した重合体を吸引濾過した後、メタノー
ル100mlで2回洗浄し吸引濾過した。得られた重合
体を、ピロリン酸ナトリウム0.29g及びハイドロサ
ルファイトナトリウム0.19gをイオン交換水50m
lに溶かした溶液中に分散させ、撹拌下80℃で10分
間処理した。吸引濾過して得られた重合体をイオン交換
水200mlで2回洗浄、吸引濾過した。湿った重合体
を150℃で5時間減圧乾燥し、11.1gの粉末状の
ポリフェニレンエーテルを得た。表1に結果を示す。
【0033】実施例2〜4および比較例1〜2 塩化マンガン・四水和物を71.2mg(0.36ミリ
モル)に、モノエタノールアミンを1.76g(28.
8ミリモル)にし、空気停止時の気相部酸素濃度(気相
部最大酸素濃度)、前段重合温度、後段重合温度および
温度切替え時の酸素消費量を表1に示す通りに変えた以
外は、実施例1と同様に操作しポリフェニレンエーテル
を得た。表1に結果を示す。なお、比較例2は重合終了
まで空気の供給を停止しなかったが、重合終了時の気相
部の酸素濃度は15.2容量%であり、直ちに常圧に戻
すと爆発範囲内となるので十分窒素置換した後、圧を抜
いた。
モル)に、モノエタノールアミンを1.76g(28.
8ミリモル)にし、空気停止時の気相部酸素濃度(気相
部最大酸素濃度)、前段重合温度、後段重合温度および
温度切替え時の酸素消費量を表1に示す通りに変えた以
外は、実施例1と同様に操作しポリフェニレンエーテル
を得た。表1に結果を示す。なお、比較例2は重合終了
まで空気の供給を停止しなかったが、重合終了時の気相
部の酸素濃度は15.2容量%であり、直ちに常圧に戻
すと爆発範囲内となるので十分窒素置換した後、圧を抜
いた。
【0034】比較例3 特開昭59−140225号公報記載の銅触媒系を参照
した。撹拌機、温度計、コンデンサーおよびオートクレ
ーブの底部まで届いた空気導入管を備えた容量1リット
ルのジャケット付きオートクレーブにトルエン400g
および2,6−ジメチルフェノール73.3g(0.6
0モル)を仕込み均一な液とした後、該溶液にN,N’
−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.40g(2.4
ミリモル)、n−ブチルジメチルアミン3.20g(3
2ミリモル)、ジ−n−ブチルアミン1.30g(10
ミリモル)をトルエン73.7gに溶解した溶液、酸化
第一銅56.0mg(0.39ミリモル)を48%臭化
水素0.64gに溶解した溶液および臭化ナトリウム
2.40gを加えた。ついで、反応圧力を6kg/cm
2 に保ち、内容物を950rpmで激しく撹拌しなが
ら、これに空気を吹き込んだ。
した。撹拌機、温度計、コンデンサーおよびオートクレ
ーブの底部まで届いた空気導入管を備えた容量1リット
ルのジャケット付きオートクレーブにトルエン400g
および2,6−ジメチルフェノール73.3g(0.6
0モル)を仕込み均一な液とした後、該溶液にN,N’
−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.40g(2.4
ミリモル)、n−ブチルジメチルアミン3.20g(3
2ミリモル)、ジ−n−ブチルアミン1.30g(10
ミリモル)をトルエン73.7gに溶解した溶液、酸化
第一銅56.0mg(0.39ミリモル)を48%臭化
水素0.64gに溶解した溶液および臭化ナトリウム
2.40gを加えた。ついで、反応圧力を6kg/cm
2 に保ち、内容物を950rpmで激しく撹拌しなが
ら、これに空気を吹き込んだ。
【0035】空気の供給速度は、0〜1.7時間目まで
は400Nml/分/モルに、1.7〜2時間目までは
230Nml/分/モルに、2時間目以降は70Nml
/分/モルにした。気相部の酸素濃度が9.2容量%に
達した時点で空気の供給を停止したが、攪拌は重合を終
了するまで継続した。なお、前段の重合温度を40℃に
維持し、酸素消費量が酸素理論量に対して75%に達し
た時点で40℃から30℃に降温し、後段の重合温度を
30℃に保持した。空気吹き込み開始から6時間経過し
た時点で重合を終了した。反応混合物60gを抜き出
し、メタノール28gを加え、析出した重合体を吸引濾
過した後、メタノール100mlで2回洗浄し吸引濾過
した。得られた重合体を、ピロリン酸ナトリウム0.2
9g及びハイドロサルファイトナトリウム0.19gを
イオン交換水50mlに溶かした溶液中に分散させ、撹
拌下80℃で10分間処理した。吸引濾過して得られた
重合体をイオン交換水200mlで2回洗浄、吸引濾過
した。湿った重合体を150℃で5時間減圧乾燥し、1
1.1gの粉末状のポリフェニレンエーテルを得た。な
お、プレス成形温度は280℃で行なった。表1に結果
を示す。
は400Nml/分/モルに、1.7〜2時間目までは
230Nml/分/モルに、2時間目以降は70Nml
/分/モルにした。気相部の酸素濃度が9.2容量%に
達した時点で空気の供給を停止したが、攪拌は重合を終
了するまで継続した。なお、前段の重合温度を40℃に
維持し、酸素消費量が酸素理論量に対して75%に達し
た時点で40℃から30℃に降温し、後段の重合温度を
30℃に保持した。空気吹き込み開始から6時間経過し
た時点で重合を終了した。反応混合物60gを抜き出
し、メタノール28gを加え、析出した重合体を吸引濾
過した後、メタノール100mlで2回洗浄し吸引濾過
した。得られた重合体を、ピロリン酸ナトリウム0.2
9g及びハイドロサルファイトナトリウム0.19gを
イオン交換水50mlに溶かした溶液中に分散させ、撹
拌下80℃で10分間処理した。吸引濾過して得られた
重合体をイオン交換水200mlで2回洗浄、吸引濾過
した。湿った重合体を150℃で5時間減圧乾燥し、1
1.1gの粉末状のポリフェニレンエーテルを得た。な
お、プレス成形温度は280℃で行なった。表1に結果
を示す。
【0036】比較例4 空気の供給速度を0〜3時間目までは400Nml/分
/モルに、3時間目以降は70Nml/分/モルにし、
重合終了まで空気の供給を停止しなかった以外は、比較
例3と同様に操作しポリフェニレンエーテルを得た。表
1に結果を示す。なお、PPE中の3,3’,5,5’
−テトラメチル−4,4’−ジフェノキノン量の目安と
して、PPEの濃度が0.25g/dlであるパウダー
を溶解したクロロホルム溶液について光路長10mmの
石英セルを用いて分光光度計(日立製作所製 U−35
00型)による420nmの吸光度を測定したところ、
比較例3で0.22、比較例4で0.51であった。銅
触媒系において気相部の酸素濃度を制御することによっ
て、ジフェノキノン副生量は抑制されるが、プレス成形
体の黄色度はほとんど変わらなかったことは、マンガン
触媒系における効果を容易に類推することが困難であっ
たことを示している。
/モルに、3時間目以降は70Nml/分/モルにし、
重合終了まで空気の供給を停止しなかった以外は、比較
例3と同様に操作しポリフェニレンエーテルを得た。表
1に結果を示す。なお、PPE中の3,3’,5,5’
−テトラメチル−4,4’−ジフェノキノン量の目安と
して、PPEの濃度が0.25g/dlであるパウダー
を溶解したクロロホルム溶液について光路長10mmの
石英セルを用いて分光光度計(日立製作所製 U−35
00型)による420nmの吸光度を測定したところ、
比較例3で0.22、比較例4で0.51であった。銅
触媒系において気相部の酸素濃度を制御することによっ
て、ジフェノキノン副生量は抑制されるが、プレス成形
体の黄色度はほとんど変わらなかったことは、マンガン
触媒系における効果を容易に類推することが困難であっ
たことを示している。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明のポリフェニレンエーテルの製造
方法によれば、着色特に成形体の黄色味が極めて少ない
ポリフェニレンエーテルを得ることができ、さらに重合
終了後の気相部酸素濃度を爆発下限以下にする操作を省
略することも可能であり、その工業的価値はすこぶる大
である。
方法によれば、着色特に成形体の黄色味が極めて少ない
ポリフェニレンエーテルを得ることができ、さらに重合
終了後の気相部酸素濃度を爆発下限以下にする操作を省
略することも可能であり、その工業的価値はすこぶる大
である。
フロントページの続き (72)発明者 松居 隆平 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 桐山 茂樹 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】マンガン化合物を含む触媒の存在下に核置
換フェノ−ル類を酸素含有ガスで酸化重合させる際に、
気相部を有する反応器中の核置換フェノ−ル類および触
媒を含む液相部中に、酸素濃度が15容量%以上95容
量%以下である酸素含有ガスを供給し、重合中の気相部
の酸素濃度を12容量%以下に保って酸化重合させるこ
とを特徴とするポリフェニレンエーテルの製造方法。 - 【請求項2】用いる酸素含有ガスが空気であることを特
徴とする請求項1記載のポリフェニレンエーテルの製造
方法。 - 【請求項3】触媒成分として、周期律表Ia族金属の水
酸化物、アルコキシド類またはフェノキシド類、IIa
族金属の水酸化物または酸化物から選ばれた少なくとも
1種の塩基性化合物および一般式(1) R1 ―NH―R2 ―OH (1) (式中、R1 は水素、炭素数1〜12のアルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、フェ
ニル基または置換フェニル基を示し、R2 は炭素数2〜
12のアルキレン基または置換アルキレン基を示す。)
で表されるアルカノールアミンをさらに含む触媒である
ことを特徴とする請求項1または2記載のポリフェニレ
ンエーテルの製造方法。 - 【請求項4】アルカノールアミンが、一般式(1)にお
いてR1 が水素またはヒドロキシ基の置換した炭素数1
〜12のアルキル基であり、R2 が炭素数2〜12のア
ルキレン基であることを特徴とする請求項3記載のポリ
フェニレンエーテルの製造方法。 - 【請求項5】触媒成分として、一般式(2) R3 R4 NH (2) (式中、R3 、R4 は各々独立に炭素数1〜12のアル
キル基、置換アルキル基、アルケニル基または置換アル
ケニル基を示す。R3 とR4 が環を形成して結ばれてい
るものを含む。)で表される第二級アミンをさらに含む
触媒であることを特徴とする請求項3または4記載のポ
リフェニレンエーテルの製造方法。 - 【請求項6】触媒成分として、一般式(3) HO―R5 ―OH (3) 〔式中、R5 は炭素数2〜12のアルキレン基、置換ア
ルキレン基、−(CH2CH2 O )n −CH2 CH2
−、および−[CH(CH3 )CH2 O]n −CH(C
H3 )CH2 −からなる群から選ばれた二価の有機基を
示す。ここに、nは1〜5の整数を示す。〕で表される
ジオールをさらに含む触媒であることを特徴とする請求
項5記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 - 【請求項7】酸化重合させる際の重合温度が、酸素消費
量が重合完結に必要な酸素理論量に対して50%以上8
0%未満に達するまで(前段)は35℃以上100℃以
下であり、酸素消費量が該所定量に達した後(後段)は
5℃以上35℃未満であることを特徴とする請求項5ま
たは6記載のポリフェニレンエーテルの製造方法。 - 【請求項8】前段の重合温度が35℃以上60℃以下で
あり、後段の重合温度が20℃以上35℃未満であるこ
とを特徴とする請求項7記載のポリフェニレンエーテル
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13062294A JPH07330892A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13062294A JPH07330892A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07330892A true JPH07330892A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15038640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13062294A Pending JPH07330892A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07330892A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001342251A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-11 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP13062294A patent/JPH07330892A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001342251A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-11 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
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