JPH07331029A - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents
ポリアセタール樹脂組成物Info
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- JPH07331029A JPH07331029A JP12001294A JP12001294A JPH07331029A JP H07331029 A JPH07331029 A JP H07331029A JP 12001294 A JP12001294 A JP 12001294A JP 12001294 A JP12001294 A JP 12001294A JP H07331029 A JPH07331029 A JP H07331029A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリアセタール樹脂にカーボンブラックを配
合する際の、特に滞留熱安定性に優れたポリアセタール
樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリアセタール樹脂にカーボンブラックを配
合する際、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、
アクリロニトリル系重合体(A)0.01〜20.0重
量部、および、トリアジン誘導体(B)0.01〜5.
0重量部を添加せしめて、溶融混練してなる。 【効果】 着色、電気伝導性の付与、耐候性の改良など
を目的とするポリアセタール製品を生産する場合、射出
成形などの成形時において、特に滞留熱安定性に優れた
ポリアセタール樹脂組成物を得ることができる。
合する際の、特に滞留熱安定性に優れたポリアセタール
樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリアセタール樹脂にカーボンブラックを配
合する際、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、
アクリロニトリル系重合体(A)0.01〜20.0重
量部、および、トリアジン誘導体(B)0.01〜5.
0重量部を添加せしめて、溶融混練してなる。 【効果】 着色、電気伝導性の付与、耐候性の改良など
を目的とするポリアセタール製品を生産する場合、射出
成形などの成形時において、特に滞留熱安定性に優れた
ポリアセタール樹脂組成物を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ポリアセタール樹脂
にカーボンブラックを配合する際の、特に滞留熱安定性
に優れたポリアセタール樹脂組成物に関するものであ
る。
にカーボンブラックを配合する際の、特に滞留熱安定性
に優れたポリアセタール樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリアセタール樹脂は、機械的特性、耐
摩擦・摩耗性、耐疲労性、耐薬品性、電気特性などに優
れ、電気・電子、建築、自動車などの分野に広く利用さ
れている。また、各種の製品はその用途に応じて、カー
ボンブラックによる着色、電気伝導性性の付与、耐候性
の改良を行うことが多い。
摩擦・摩耗性、耐疲労性、耐薬品性、電気特性などに優
れ、電気・電子、建築、自動車などの分野に広く利用さ
れている。また、各種の製品はその用途に応じて、カー
ボンブラックによる着色、電気伝導性性の付与、耐候性
の改良を行うことが多い。
【0003】しかし、ポリアセタール樹脂は、そのポリ
マー分子構造上熱安定性に乏しく、成形加工時に、非常
に分解しやすい。特に、着色、電気伝導性の付与や耐候
性の改良などの目的でカーボンブラックを添加する場合
には、カーボンブラックによる悪影響が、他のポリマー
に比較して非常に大きい。例えば、カーボンブラック表
面の活性酸素含有基やカーボンブラックのpH値、およ
び、カーボンブラック中に含む不純物などにより、ポリ
アセタール樹脂の熱分解が促進されて、混練時に著しい
ホルマリン臭が発生し、発泡したりする。また、当該ポ
リアセタール樹脂は、カーボンブラックの配合によって
熱安定性が極端に低下・劣化し、しばしば、成形加工時
に高温度のシリンダー内でシルバーストリークが発生す
る。
マー分子構造上熱安定性に乏しく、成形加工時に、非常
に分解しやすい。特に、着色、電気伝導性の付与や耐候
性の改良などの目的でカーボンブラックを添加する場合
には、カーボンブラックによる悪影響が、他のポリマー
に比較して非常に大きい。例えば、カーボンブラック表
面の活性酸素含有基やカーボンブラックのpH値、およ
び、カーボンブラック中に含む不純物などにより、ポリ
アセタール樹脂の熱分解が促進されて、混練時に著しい
ホルマリン臭が発生し、発泡したりする。また、当該ポ
リアセタール樹脂は、カーボンブラックの配合によって
熱安定性が極端に低下・劣化し、しばしば、成形加工時
に高温度のシリンダー内でシルバーストリークが発生す
る。
【0004】一方、カーボンブラックを添加・配合した
ポリアセタール樹脂の熱安定性を向上させる方法とし
て、例えば、特公昭62−37667号公報に、カーボ
ンブラックをアミン化合物、イソシアネート化合物、ヒ
ドラジン化合物およびアンモニアからなる群より選ばれ
た1種または2種以上の混合物で処理してから、ポリア
セタール樹脂に添加する方法が開示されている。特開昭
64−31857号公報には、カーボンブラックを含有
するポリアセタール樹脂に、カルシウム、マグネシウ
ム、および、バリウムなどの金属酸化物、または、金属
の炭酸塩を添加する方法が開示されている。また、特公
平2ー11624号公報には、カーボンブラックを含有
するポリアセタール樹脂に、ポリプロピレングリコール
ポリエチレングリコール共重合体とモノ、または、ポリ
カルボン酸アミド、および、そのエチレンオキシド付加
物から選ばれるた化合物とを添加する方法が開示されて
いる。カーボンブラックを添加・配合したポリアセター
ル樹脂の熱安定性、即ち、耐熱性は、ここに提案されて
いる方法によって、それなりに改善・改良されるが、そ
の効果は、なお不十分である。
ポリアセタール樹脂の熱安定性を向上させる方法とし
て、例えば、特公昭62−37667号公報に、カーボ
ンブラックをアミン化合物、イソシアネート化合物、ヒ
ドラジン化合物およびアンモニアからなる群より選ばれ
た1種または2種以上の混合物で処理してから、ポリア
セタール樹脂に添加する方法が開示されている。特開昭
64−31857号公報には、カーボンブラックを含有
するポリアセタール樹脂に、カルシウム、マグネシウ
ム、および、バリウムなどの金属酸化物、または、金属
の炭酸塩を添加する方法が開示されている。また、特公
平2ー11624号公報には、カーボンブラックを含有
するポリアセタール樹脂に、ポリプロピレングリコール
ポリエチレングリコール共重合体とモノ、または、ポリ
カルボン酸アミド、および、そのエチレンオキシド付加
物から選ばれるた化合物とを添加する方法が開示されて
いる。カーボンブラックを添加・配合したポリアセター
ル樹脂の熱安定性、即ち、耐熱性は、ここに提案されて
いる方法によって、それなりに改善・改良されるが、そ
の効果は、なお不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記した
問題点を解決し、ポリアセタール樹脂にカーボンブラッ
クを配合する際の、特に滞留熱安定性に優れたポリアセ
タール樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決し、ポリアセタール樹脂にカーボンブラッ
クを配合する際の、特に滞留熱安定性に優れたポリアセ
タール樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、前記し
た問題点を解決すべく鋭意研究を行った結果、ポリアセ
タール樹脂に、カーボンブラックを配合する際に、更
に、アクリロニトリル系重合体(A)とトリアジン誘導
体(B)とを添加・配合することにより、カーボンブラ
ックに起因する熱安定性の低下・劣化を防止しうるとの
知見を得て、更に鋭意改良研究を行い本願発明を完成さ
せた。
た問題点を解決すべく鋭意研究を行った結果、ポリアセ
タール樹脂に、カーボンブラックを配合する際に、更
に、アクリロニトリル系重合体(A)とトリアジン誘導
体(B)とを添加・配合することにより、カーボンブラ
ックに起因する熱安定性の低下・劣化を防止しうるとの
知見を得て、更に鋭意改良研究を行い本願発明を完成さ
せた。
【0007】即ち、本願発明は、熱安定性、特に、滞留
熱安定性に優れたポリアセタール樹脂組成物に関する。
更に詳しく言えば、本願発明は、ポリアセタール樹脂
に、カーボンブラックと(A)アクリロニトリル系重合
体と(B)トリアジン誘導体とを配合し、溶融混練して
均一に分散させてなるポリアセタール樹脂組成物に関す
る。
熱安定性に優れたポリアセタール樹脂組成物に関する。
更に詳しく言えば、本願発明は、ポリアセタール樹脂
に、カーボンブラックと(A)アクリロニトリル系重合
体と(B)トリアジン誘導体とを配合し、溶融混練して
均一に分散させてなるポリアセタール樹脂組成物に関す
る。
【0008】本願発明において、ポリアセタール樹脂と
は、ポリアセタールホモポリマー〔ポリオキシメチレ
ン〕、および、または、ポリアセタールコポリマーを意
味する。更に具体的に言えば、ホルムアルデヒド、また
は、その3量体〔トリオキサン〕や4量体〔テトラオキ
サン〕を原料として製造される実質的にオキシメチレン
基-(CH2-O)- の繰り返し単位から構成されるオキシメチ
レンホモポリマー〔ポリオキシメチレン〕、および、ホ
ルムアルデヒド、または、その3量体〔トリオキサン〕
や4量体〔テトラオキサン〕とエチレンオキサイド、エ
ピクロルヒドリン、1,3−ジオキソラン、1,3,5
−トリオキセパン、グリコ−ルのホルマール、ジグリコ
ールのホルマール、ジグリコールのホルマール等の炭素
数2〜8の環状エーテルとから製造されるオキシアルキ
レン単位構造を0.10〜20重量%含有するオキシメ
チレンコポリマー、或いは、オキシメチレンホモポリマ
ー、オキシメチレンコポリマーを主構造としてオキシメ
チレン単位構造以外のブロック構造、末端構造を有する
オキシメチレンブロックコポリマー、または、オキシメ
チレングラフトポリマー、若しくは、架橋構造を有する
公知のオキシメチレン架橋ポリマーなどのことを意味す
る。
は、ポリアセタールホモポリマー〔ポリオキシメチレ
ン〕、および、または、ポリアセタールコポリマーを意
味する。更に具体的に言えば、ホルムアルデヒド、また
は、その3量体〔トリオキサン〕や4量体〔テトラオキ
サン〕を原料として製造される実質的にオキシメチレン
基-(CH2-O)- の繰り返し単位から構成されるオキシメチ
レンホモポリマー〔ポリオキシメチレン〕、および、ホ
ルムアルデヒド、または、その3量体〔トリオキサン〕
や4量体〔テトラオキサン〕とエチレンオキサイド、エ
ピクロルヒドリン、1,3−ジオキソラン、1,3,5
−トリオキセパン、グリコ−ルのホルマール、ジグリコ
ールのホルマール、ジグリコールのホルマール等の炭素
数2〜8の環状エーテルとから製造されるオキシアルキ
レン単位構造を0.10〜20重量%含有するオキシメ
チレンコポリマー、或いは、オキシメチレンホモポリマ
ー、オキシメチレンコポリマーを主構造としてオキシメ
チレン単位構造以外のブロック構造、末端構造を有する
オキシメチレンブロックコポリマー、または、オキシメ
チレングラフトポリマー、若しくは、架橋構造を有する
公知のオキシメチレン架橋ポリマーなどのことを意味す
る。
【0009】本願発明を実施するとき、原料ポリアセタ
ール樹脂は、特に特殊な品質のポリアセタール樹脂を選
ぶ必要はなく、通常一般に、成形材料として市販されて
いるポリアセタール樹脂ペレットの中から、所望の品質
を考慮して、適宜に選べば良い。
ール樹脂は、特に特殊な品質のポリアセタール樹脂を選
ぶ必要はなく、通常一般に、成形材料として市販されて
いるポリアセタール樹脂ペレットの中から、所望の品質
を考慮して、適宜に選べば良い。
【0010】本願発明において、添加・配合されるアク
リロニトリル系重合体(A)とは、アクリロニトリルの
単独重合体、あるいは、アクリロニトリルと共役ジオレ
フィン、オレフィン、芳香族ビニル化合物、アクリレー
ト誘導体などの群から選ばれた一種類以上のものとの共
重合体であることを意味する。更に具体的に言えば、例
えば、アクリロニトリルの単独重合体として、ポリアク
リロニトリル(PAN)、アクリロニトリルの共重合体
として、アクリロニトリル−スチレン共重合体(A
S)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NB
R)、アクリロニトリル−アクリル共重合体(AN
M)、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエ
ンターポリマー〔EPDM〕−スチレン共重合体(AE
S)、アクリロニトリル−塩素化エチレン−スチレン共
重合体(ACS)、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体(ABS)などを挙げることができる。
リロニトリル系重合体(A)とは、アクリロニトリルの
単独重合体、あるいは、アクリロニトリルと共役ジオレ
フィン、オレフィン、芳香族ビニル化合物、アクリレー
ト誘導体などの群から選ばれた一種類以上のものとの共
重合体であることを意味する。更に具体的に言えば、例
えば、アクリロニトリルの単独重合体として、ポリアク
リロニトリル(PAN)、アクリロニトリルの共重合体
として、アクリロニトリル−スチレン共重合体(A
S)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NB
R)、アクリロニトリル−アクリル共重合体(AN
M)、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエ
ンターポリマー〔EPDM〕−スチレン共重合体(AE
S)、アクリロニトリル−塩素化エチレン−スチレン共
重合体(ACS)、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体(ABS)などを挙げることができる。
【0011】ここに添加・配合されるアクリロニトリル
系重合体のアクリロニトリル単位の含有量には、特に制
限はないが、その作用効果の観点から、1モル%以上含
有するものを選ぶのが好ましい。また、該アクリロニト
リル系重合体の重合度、および、分子構造・形態にも、
特に制限はない。通常一般に公知の、直鎖状、グラフト
状、部分環状、ブロック状、ランダム状、或いは、部分
架橋状の重合体であって、しかも、液状、粉状、塊状、
フレーク状、或いは、ペレット状の重合体であれは良
い。
系重合体のアクリロニトリル単位の含有量には、特に制
限はないが、その作用効果の観点から、1モル%以上含
有するものを選ぶのが好ましい。また、該アクリロニト
リル系重合体の重合度、および、分子構造・形態にも、
特に制限はない。通常一般に公知の、直鎖状、グラフト
状、部分環状、ブロック状、ランダム状、或いは、部分
架橋状の重合体であって、しかも、液状、粉状、塊状、
フレーク状、或いは、ペレット状の重合体であれは良
い。
【0012】本願発明を実施するとき、アクリロニトリ
ル系重合体(A)の配合量は、ポリアセタール樹脂10
0重量部に対して、0.01〜20.0重量部より好ま
しくは0.5〜5.0重量部である。アクリロニトリル
系重合体の配合量が0.01重量部より少ないと、本発
明の目的効果は少ない。また、逆に、20.0重量部を
超える量を用いると、ポリアセタール樹脂の機械物性が
低下する恐れがあるので好ましくない。
ル系重合体(A)の配合量は、ポリアセタール樹脂10
0重量部に対して、0.01〜20.0重量部より好ま
しくは0.5〜5.0重量部である。アクリロニトリル
系重合体の配合量が0.01重量部より少ないと、本発
明の目的効果は少ない。また、逆に、20.0重量部を
超える量を用いると、ポリアセタール樹脂の機械物性が
低下する恐れがあるので好ましくない。
【0013】また、本願発明を実施するとき、ポリアセ
タール樹脂100重量部に対して、アクリロニトリル系
重合体の配合量は0.01〜20.0重量部の範囲であ
れば、単独で使用してもよいし、一種類以上組み合わせ
て使用してもよい。
タール樹脂100重量部に対して、アクリロニトリル系
重合体の配合量は0.01〜20.0重量部の範囲であ
れば、単独で使用してもよいし、一種類以上組み合わせ
て使用してもよい。
【0014】本願発明において添加・配合されるトリア
ジン誘導体(B)とは、各種のアミン置換トリアジン化
合物であることを意味する。更に具体的に言えば、例え
ば、メラミン、ベンゾグアナミン、N−メチロール化メ
ラミン、または、N−メチロール化ベンゾグアナミンな
どを挙げることができる。
ジン誘導体(B)とは、各種のアミン置換トリアジン化
合物であることを意味する。更に具体的に言えば、例え
ば、メラミン、ベンゾグアナミン、N−メチロール化メ
ラミン、または、N−メチロール化ベンゾグアナミンな
どを挙げることができる。
【0015】本願発明を実施するとき、トリアジン誘導
体(B)の配合量は、ポリアセタール樹脂100重量部
に対して0.01〜5.0重量部、より好ましくは0.
10〜3.0重量部である。トリアジン誘導体の配合量
は0.01重量部より少ないと本発明の目的効果が十分
ではない。トリアジン誘導体の配合量は5.0重量部を
超えると塩基性の作用が強過ぎて好ましくない。また、
トリアジン誘導体(B)の配合量は0.01〜5.0重
量部の範囲であれば、単独で使用してもよいし、一種類
以上組み合わせて使用してもよい。
体(B)の配合量は、ポリアセタール樹脂100重量部
に対して0.01〜5.0重量部、より好ましくは0.
10〜3.0重量部である。トリアジン誘導体の配合量
は0.01重量部より少ないと本発明の目的効果が十分
ではない。トリアジン誘導体の配合量は5.0重量部を
超えると塩基性の作用が強過ぎて好ましくない。また、
トリアジン誘導体(B)の配合量は0.01〜5.0重
量部の範囲であれば、単独で使用してもよいし、一種類
以上組み合わせて使用してもよい。
【0016】前記ポリアセタール樹脂に添加・配合され
るカーボンブラックとしては、公知の各種カーボンブラ
ックが使用することができる。
るカーボンブラックとしては、公知の各種カーボンブラ
ックが使用することができる。
【0017】本願発明を実施するとき、ポリアセタール
樹脂にカーボンブラックを添加・配合する目的は、本願
発明の範囲を限定するものとして意図されるものではな
い。例えば、ポリアセタール樹脂にカーボンブラックを
添加・配合する場合、その目的は、黒色の付与、導電性
の付与、および、耐候性の付与などのいかなるもので
も、本発明に含まれる。
樹脂にカーボンブラックを添加・配合する目的は、本願
発明の範囲を限定するものとして意図されるものではな
い。例えば、ポリアセタール樹脂にカーボンブラックを
添加・配合する場合、その目的は、黒色の付与、導電性
の付与、および、耐候性の付与などのいかなるもので
も、本発明に含まれる。
【0018】本願発明を実施するとき、本願発明のポリ
アセタール樹脂組成物には、所望により更に、公知の充
填剤、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、核化剤など
の従来公知の添加剤一種類以上を添加することができ
る。
アセタール樹脂組成物には、所望により更に、公知の充
填剤、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、核化剤など
の従来公知の添加剤一種類以上を添加することができ
る。
【0019】本願発明を実施するとき、本願発明のポリ
アセタール樹脂組成物の混合・混練の方法については、
特に制限はなく、一般公知の混合・混練装置で容易に製
造することができる。
アセタール樹脂組成物の混合・混練の方法については、
特に制限はなく、一般公知の混合・混練装置で容易に製
造することができる。
【0020】本願発明のポリアセタール組成物は、一般
公知の成形方法、即ち、射出成形法、押出成形法、圧縮
成形法、吹込成形法、真空成形法などによって容易に成
形することができる。
公知の成形方法、即ち、射出成形法、押出成形法、圧縮
成形法、吹込成形法、真空成形法などによって容易に成
形することができる。
【0021】
【実施例】以下、本願発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、本願発明の実施態様や発明の範囲を限定
するものではない。なお、本願発明のポリアセタール組
成物の滞留熱安定性は次の方法に従って求めた。温度8
0℃の熱風乾燥機を用いて4時間乾燥させた組成物を、
射出成形機〔東芝製、IS−75E〕を用いて、シリン
ダー設定温度220℃、230℃の条件下で、1ショッ
ト成形する毎に5分間延長〔成形サイクル:0分、5
分、10分、15分、20分、・・・・〕しながら、3
0分間まで組成物を滞留させ、各時間ごとに試験片(三
段プレート形)の表面のシルバー発生の有無を観察し、
試験片表面にシルバーストリークが発生していないもの
を○、少々発生しているものを△とし、多数発生してい
るものを▲として表示した。
に説明するが、本願発明の実施態様や発明の範囲を限定
するものではない。なお、本願発明のポリアセタール組
成物の滞留熱安定性は次の方法に従って求めた。温度8
0℃の熱風乾燥機を用いて4時間乾燥させた組成物を、
射出成形機〔東芝製、IS−75E〕を用いて、シリン
ダー設定温度220℃、230℃の条件下で、1ショッ
ト成形する毎に5分間延長〔成形サイクル:0分、5
分、10分、15分、20分、・・・・〕しながら、3
0分間まで組成物を滞留させ、各時間ごとに試験片(三
段プレート形)の表面のシルバー発生の有無を観察し、
試験片表面にシルバーストリークが発生していないもの
を○、少々発生しているものを△とし、多数発生してい
るものを▲として表示した。
【0022】実施例1 ポリアセタール樹脂〔三菱瓦斯化学製、ユピタール、メ
ルトインデックスMI10g/10min 〕100重量部、
テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブ
チル−4’−ヒドロキシフェニル) プロピオネート〕メ
タン0.30重量部、メラミン0.20重量部、およ
び、ステアリン酸カルシウム0.05重量部を秤取り、
スーパーミキサー〔川田製作所製〕を用いて均一に混合
したのち、常法に従って2軸押出機〔池貝鉄工製、PC
M−30、スクリュー径30mm〕を用いて、スクリュー
回転数50rpm、シリンダー設定温度220℃の条件
下に溶融混練したのち、ペレット化した。得られたペレ
ットをベースペレットとした。温度80℃の熱風乾燥機
を用いて4時間乾燥させたベースペレット100重量部
に対して、液体パラフィン〔大倉油研製、#350〕
0.15重量部を秤取り、タンブラー式混合機〔森田精
機工業製、MT−50型〕を用いて2分間混合してか
ら、ベースペレット100重量部に対して、カーボンブ
ラック〔三菱化成製、#950〕2.0重量部、ABS
〔JSR製、ABS−12〕0.50重量部、メラミン
0.20重量部をそれぞれ秤取り、さらに、タンブラー
式混合機で10分間混合したのち、2軸押出機〔同上〕
を用いて、スクリュー回転数50rpm、シリンダー設
定温度200℃の条件下において再ペレット化し、着色
ペレットを得た。引続き、上述した方法で着色ペレット
の滞留安定性を測定した〔表1と表2参照〕。
ルトインデックスMI10g/10min 〕100重量部、
テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブ
チル−4’−ヒドロキシフェニル) プロピオネート〕メ
タン0.30重量部、メラミン0.20重量部、およ
び、ステアリン酸カルシウム0.05重量部を秤取り、
スーパーミキサー〔川田製作所製〕を用いて均一に混合
したのち、常法に従って2軸押出機〔池貝鉄工製、PC
M−30、スクリュー径30mm〕を用いて、スクリュー
回転数50rpm、シリンダー設定温度220℃の条件
下に溶融混練したのち、ペレット化した。得られたペレ
ットをベースペレットとした。温度80℃の熱風乾燥機
を用いて4時間乾燥させたベースペレット100重量部
に対して、液体パラフィン〔大倉油研製、#350〕
0.15重量部を秤取り、タンブラー式混合機〔森田精
機工業製、MT−50型〕を用いて2分間混合してか
ら、ベースペレット100重量部に対して、カーボンブ
ラック〔三菱化成製、#950〕2.0重量部、ABS
〔JSR製、ABS−12〕0.50重量部、メラミン
0.20重量部をそれぞれ秤取り、さらに、タンブラー
式混合機で10分間混合したのち、2軸押出機〔同上〕
を用いて、スクリュー回転数50rpm、シリンダー設
定温度200℃の条件下において再ペレット化し、着色
ペレットを得た。引続き、上述した方法で着色ペレット
の滞留安定性を測定した〔表1と表2参照〕。
【0023】実施例2 実施例1において、カーボンブラック〔三菱化成製、#
950〕の替わりに、同重量部のカーボンブラック〔三
菱化成製、#900〕使用〔表1参照〕した以外は、全
て実施例1と同様に処理して、表2に示す結果を得た。
950〕の替わりに、同重量部のカーボンブラック〔三
菱化成製、#900〕使用〔表1参照〕した以外は、全
て実施例1と同様に処理して、表2に示す結果を得た。
【0024】実施例3、4 実施例1において、ベースペレットに配合するカーボン
ブラック〔三菱化成製、#950〕の配合量、および、
ABS〔JSR製、ABS−12〕の配合量を表1に示
したように変更した以外は、全て実施例1と同様に処理
して、表2に示す結果を得た。
ブラック〔三菱化成製、#950〕の配合量、および、
ABS〔JSR製、ABS−12〕の配合量を表1に示
したように変更した以外は、全て実施例1と同様に処理
して、表2に示す結果を得た。
【0025】実施例5、6 実施例1において、ABS〔JSR製、ABS−12〕
の替わりに、NBR〔ゼオン製、Nipol DN21
4〕を、それぞれ0.50重量部と1.0重量部使用
〔表1参照〕した以外は、全て実施例1と同様に処理し
て、表2と表3に示す結果を得た。
の替わりに、NBR〔ゼオン製、Nipol DN21
4〕を、それぞれ0.50重量部と1.0重量部使用
〔表1参照〕した以外は、全て実施例1と同様に処理し
て、表2と表3に示す結果を得た。
【0026】実施例7 実施例1において、ベースペレットに配合するメラミン
の替わりに、ベンゾグアナミン〔日本触媒製〕0.20
重量部を使用〔表1参照〕した以外は、全て実施例1と
同様に処理して、表3に示す結果を得た。
の替わりに、ベンゾグアナミン〔日本触媒製〕0.20
重量部を使用〔表1参照〕した以外は、全て実施例1と
同様に処理して、表3に示す結果を得た。
【0027】実施例8 実施例1において、ベースペレットに配合するメラミン
の替わりに、メチロールメラミン〔日本カーバイド製、
カレヂンS−176〕0.20重量部を使用〔表1参
照〕した以外は、全て実施例1と同様に処理して、表3
に示す結果を得た。
の替わりに、メチロールメラミン〔日本カーバイド製、
カレヂンS−176〕0.20重量部を使用〔表1参
照〕した以外は、全て実施例1と同様に処理して、表3
に示す結果を得た。
【0028】比較例1 実施例1において、ベースペレットに、ABS、およ
び、メラミンを配合しなかった以外は、全て実施例1と
同様に処理して、得られた結果を表3に示した。
び、メラミンを配合しなかった以外は、全て実施例1と
同様に処理して、得られた結果を表3に示した。
【0029】比較例2 実施例1において、ベースペレットに、ABSを配合し
なかった以外は、全て実施例1と同様に処理して、得ら
れた結果を表3に示した。
なかった以外は、全て実施例1と同様に処理して、得ら
れた結果を表3に示した。
【0030】
【発明の効果】本発明、即ち、ポリアセタール樹脂に、
カーボンブラックを配合する際に、併せてアクリロニト
リル系重合体(A)とトリアジン誘導体(B)とを、特
に、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、アクリ
ロニトリル系重合体(A)0.01〜20.0重量部と
トリアジン誘導体(B)0.01〜5.0重量部とを添
加・配合し、溶融混練して均一に分散させることによっ
て、射出成形などの成形加工時の熱安定性、特に、滞留
熱安定性の改善されたポリアセタール樹脂組成物を得る
ことができる。
カーボンブラックを配合する際に、併せてアクリロニト
リル系重合体(A)とトリアジン誘導体(B)とを、特
に、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、アクリ
ロニトリル系重合体(A)0.01〜20.0重量部と
トリアジン誘導体(B)0.01〜5.0重量部とを添
加・配合し、溶融混練して均一に分散させることによっ
て、射出成形などの成形加工時の熱安定性、特に、滞留
熱安定性の改善されたポリアセタール樹脂組成物を得る
ことができる。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリアセタール樹脂に、カーボンブラッ
クと(A)アクリロニトリル系重合体と(B)トリアジ
ン誘導体とを配合し、溶融混練して均一に分散させてな
るポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリアセタール樹脂100重量部に対し
て、アクリロニトリル系重合体(A)0.01〜20.
0重量部と、トリアジン誘導体(B)0.01〜5.0
重量部とを配合してなる請求項1記載のポリアセタール
樹脂組成物。 - 【請求項3】 アクリロニトリル系重合体(A)が、ア
クリロニトリルの単独重合体、或いは、アクリロニトリ
ルと共役ジオレフィン、オレフィン、芳香族ビニル化合
物、アクリレート誘導体などの群から選ばれた1種類以
上との共重合体である請求項1、または、請求項2記載
のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項4】 トリアジン誘導体(B)が、メラミン、
ベンゾグアナミン、N−メチロール化メラミン、また
は、N−メチロール化ベンゾグアナミンなどのアミン置
換トリアジン化合物である請求項1、または、請求項2
記載のポリアセタール樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12001294A JPH07331029A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | ポリアセタール樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12001294A JPH07331029A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | ポリアセタール樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07331029A true JPH07331029A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14775721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12001294A Pending JPH07331029A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | ポリアセタール樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07331029A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002309061A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-23 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | ポリオキシメチレン樹脂組成物 |
| WO2004046244A1 (en) * | 2002-11-18 | 2004-06-03 | Korea Engineering Plastics Co., Ltd. | Polyoxymethylene resin composition for laser marking |
| US7259196B2 (en) | 2002-07-23 | 2007-08-21 | Kaneka Corporation | Polyamide resin composition and process for producing the same |
| JP2009532522A (ja) * | 2006-03-30 | 2009-09-10 | ティコナ・エルエルシー | ポリオキシメチレン及び高構造化カーボンブラックをベースとする導電性樹脂混合物 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP12001294A patent/JPH07331029A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002309061A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-23 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | ポリオキシメチレン樹脂組成物 |
| US7259196B2 (en) | 2002-07-23 | 2007-08-21 | Kaneka Corporation | Polyamide resin composition and process for producing the same |
| WO2004046244A1 (en) * | 2002-11-18 | 2004-06-03 | Korea Engineering Plastics Co., Ltd. | Polyoxymethylene resin composition for laser marking |
| JP2009532522A (ja) * | 2006-03-30 | 2009-09-10 | ティコナ・エルエルシー | ポリオキシメチレン及び高構造化カーボンブラックをベースとする導電性樹脂混合物 |
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