JPH07331064A - ポリエステルアミド共重合体及びその製造方法 - Google Patents
ポリエステルアミド共重合体及びその製造方法Info
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- JPH07331064A JPH07331064A JP12881994A JP12881994A JPH07331064A JP H07331064 A JPH07331064 A JP H07331064A JP 12881994 A JP12881994 A JP 12881994A JP 12881994 A JP12881994 A JP 12881994A JP H07331064 A JPH07331064 A JP H07331064A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブロック性の低下がなくて優れた機械的強
度、成形加工性を有し、特に耐熱性、柔軟性に優れてお
り、架橋による耐熱性の改善も可能なポリエステルアミ
ド共重合体及びその製造方法を提供する。 【構成】 ポリエステル構成成分、ポリアミド構成成分
及びアクリロニトリル−ブタジエン共重合体からなるポ
リエステルアミド共重合体であって、ポリエステル構成
成分/ポリアミド構成成分の重量比が97/3〜30/
70であり、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体の
含有量がポリエステルアミド共重合体に対して1〜80
重量%であり、極限粘度(オルトクロロフェノール中、
30℃)が0.3dL/g以上であるポリエステルアミ
ド共重合体。
度、成形加工性を有し、特に耐熱性、柔軟性に優れてお
り、架橋による耐熱性の改善も可能なポリエステルアミ
ド共重合体及びその製造方法を提供する。 【構成】 ポリエステル構成成分、ポリアミド構成成分
及びアクリロニトリル−ブタジエン共重合体からなるポ
リエステルアミド共重合体であって、ポリエステル構成
成分/ポリアミド構成成分の重量比が97/3〜30/
70であり、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体の
含有量がポリエステルアミド共重合体に対して1〜80
重量%であり、極限粘度(オルトクロロフェノール中、
30℃)が0.3dL/g以上であるポリエステルアミ
ド共重合体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室温及び高温での機械
的強度、柔軟性に優れ、架橋による耐熱性の改善も可能
なポリエステルアミド共重合体及びその製造方法に関す
る。
的強度、柔軟性に優れ、架橋による耐熱性の改善も可能
なポリエステルアミド共重合体及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド構成成分を有するナイロン系
樹脂は、耐油性、耐薬品性、可とう性に優れた樹脂とし
て、自動車、各種工業等の分野において使用されてお
り、特に耐油性、耐ガソリン性が要求されるホース、チ
ューブ用樹脂として重用されている。上記用途に使用さ
れる上記ナイロン系樹脂としては、可とう性を有するも
のとして、可塑化ナイロンが挙げられ、特開昭60−1
73047号公報にはポリアミド樹脂に酸変性オレフィ
ン共重合体及び可塑剤を配合した可塑化ナイロン組成物
が開示されている。しかし、上記可塑化ナイロン組成物
は、酸変性オレフィン共重合体の配合により、オイル中
に可塑剤が抽出されることは抑制されているが、柔軟性
が不足しショアーD硬度50以下の柔軟な樹脂を得るこ
とができない。また、ガラス転移温度が高いため、低温
衝撃性や、低温での伸び等の低温特性が不充分である。
樹脂は、耐油性、耐薬品性、可とう性に優れた樹脂とし
て、自動車、各種工業等の分野において使用されてお
り、特に耐油性、耐ガソリン性が要求されるホース、チ
ューブ用樹脂として重用されている。上記用途に使用さ
れる上記ナイロン系樹脂としては、可とう性を有するも
のとして、可塑化ナイロンが挙げられ、特開昭60−1
73047号公報にはポリアミド樹脂に酸変性オレフィ
ン共重合体及び可塑剤を配合した可塑化ナイロン組成物
が開示されている。しかし、上記可塑化ナイロン組成物
は、酸変性オレフィン共重合体の配合により、オイル中
に可塑剤が抽出されることは抑制されているが、柔軟性
が不足しショアーD硬度50以下の柔軟な樹脂を得るこ
とができない。また、ガラス転移温度が高いため、低温
衝撃性や、低温での伸び等の低温特性が不充分である。
【0003】柔軟なナイロン系樹脂としてはポリエーテ
ルアミドエラストマーが知られており、その製法とし
て、特開昭61−247732号公報には分子量800
〜5000のポリエーテルセグメント存在下でカプロラ
クタムの重合を行う方法が開示されている。しかし、上
記方法により得られるポリエーテルアミドエラストマー
は、ポリエーテルセグメントがかなりの割合で導入され
ているため、ナイロンに比べて耐薬品性に劣り、高度の
耐薬品性が要求される用途には使用できない。また、耐
熱劣化性が低いため、150℃程度の高温での連続使用
に耐えることができない。
ルアミドエラストマーが知られており、その製法とし
て、特開昭61−247732号公報には分子量800
〜5000のポリエーテルセグメント存在下でカプロラ
クタムの重合を行う方法が開示されている。しかし、上
記方法により得られるポリエーテルアミドエラストマー
は、ポリエーテルセグメントがかなりの割合で導入され
ているため、ナイロンに比べて耐薬品性に劣り、高度の
耐薬品性が要求される用途には使用できない。また、耐
熱劣化性が低いため、150℃程度の高温での連続使用
に耐えることができない。
【0004】上記欠点を補う樹脂としては、可塑化ナイ
ロンよりも柔軟性があり、耐薬品性にも優れているポリ
エステルアミドがある。上記ポリエステルアミドの製法
としては、例えば、特開昭61−36858号公報に飽
和二量体脂肪酸を用いる方法が開示されている。しか
し、上記飽和二量体脂肪酸を使用する方法は、反応に長
時間を要する等の欠点を有している。また、特開昭46
−2268号公報には、ポリアミドと2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール及び脂肪族ジカルボン酸か
ら形成されるポリエステルとのコポリマーを製造する方
法が開示されている。しかし、上記コポリマーを製造す
る方法は、重合に長時間を要してブロック性が低下する
ため、得られるコポリマーの機械的性質が劣るという問
題が存在する。
ロンよりも柔軟性があり、耐薬品性にも優れているポリ
エステルアミドがある。上記ポリエステルアミドの製法
としては、例えば、特開昭61−36858号公報に飽
和二量体脂肪酸を用いる方法が開示されている。しか
し、上記飽和二量体脂肪酸を使用する方法は、反応に長
時間を要する等の欠点を有している。また、特開昭46
−2268号公報には、ポリアミドと2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール及び脂肪族ジカルボン酸か
ら形成されるポリエステルとのコポリマーを製造する方
法が開示されている。しかし、上記コポリマーを製造す
る方法は、重合に長時間を要してブロック性が低下する
ため、得られるコポリマーの機械的性質が劣るという問
題が存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、ブロック性の低下がなくて優れた機械的強度、成形
加工性を有し、特に耐熱性、柔軟性に優れており、架橋
による耐熱性の改善も可能なポリエステルアミド共重合
体及びその製造方法を提供することを目的とする。
み、ブロック性の低下がなくて優れた機械的強度、成形
加工性を有し、特に耐熱性、柔軟性に優れており、架橋
による耐熱性の改善も可能なポリエステルアミド共重合
体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ポリエ
ステル構成成分、ポリアミド構成成分及びアクリロニト
リル−ブタジエン共重合体からなるポリエステルアミド
共重合体を、ポリエステル構成成分/ポリアミド構成成
分の重量比が97/3〜30/70であり、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体の含有量がポリエステルア
ミド共重合体に対して1〜80重量%であり、極限粘度
(オルトクロロフェノール中、30℃)が0.3dL/
g以上のものとするところに存する。
ステル構成成分、ポリアミド構成成分及びアクリロニト
リル−ブタジエン共重合体からなるポリエステルアミド
共重合体を、ポリエステル構成成分/ポリアミド構成成
分の重量比が97/3〜30/70であり、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体の含有量がポリエステルア
ミド共重合体に対して1〜80重量%であり、極限粘度
(オルトクロロフェノール中、30℃)が0.3dL/
g以上のものとするところに存する。
【0007】本発明のポリエステルアミド共重合体は、
ポリエステル構成成分、ポリアミド構成成分及びアクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合体からなる。上記ポリエ
ステル構成成分には、ジカルボン酸成分及びジオール成
分が含有される。
ポリエステル構成成分、ポリアミド構成成分及びアクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合体からなる。上記ポリエ
ステル構成成分には、ジカルボン酸成分及びジオール成
分が含有される。
【0008】上記ポリエステル構成成分に含有される上
記ジカルボン酸としては特に限定されず、芳香族ジカル
ボン酸であってもよく、脂肪族ジカルボン酸であっても
よいが、柔軟なポリエステルアミド共重合体を得るため
には、特に次の一般式(I)で表される脂肪族ジカルボ
ン酸が好ましい。 HOOC−R1 −COOH 式(1) 式中、R1 は、炭素数2〜8のアルキレン基を表す。上
記一般式(I)で表される脂肪族ジカルボン酸としては
特に限定されず、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸等が挙げられる。また、これらの脂肪族ジカルボン
酸以外に、生成するポリエステルアミド共重合体の物性
を損なわない範囲で、さらに各種ジカルボン酸が適宜使
用されてもよい。
記ジカルボン酸としては特に限定されず、芳香族ジカル
ボン酸であってもよく、脂肪族ジカルボン酸であっても
よいが、柔軟なポリエステルアミド共重合体を得るため
には、特に次の一般式(I)で表される脂肪族ジカルボ
ン酸が好ましい。 HOOC−R1 −COOH 式(1) 式中、R1 は、炭素数2〜8のアルキレン基を表す。上
記一般式(I)で表される脂肪族ジカルボン酸としては
特に限定されず、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸等が挙げられる。また、これらの脂肪族ジカルボン
酸以外に、生成するポリエステルアミド共重合体の物性
を損なわない範囲で、さらに各種ジカルボン酸が適宜使
用されてもよい。
【0009】上記ポリエステル構成成分に含有される上
記ジオール成分としては特に限定されず、芳香族ジオー
ルであってもよく、脂肪族ジオールであってもよいが、
柔軟なポリエステルアミド共重合体を得るためには、特
に次の一般式(II)で表されるジオールが好ましい。 HO−R2 −OH 式(2) 式中、R2 は、炭素数2〜6のアルキレン基を表す。
記ジオール成分としては特に限定されず、芳香族ジオー
ルであってもよく、脂肪族ジオールであってもよいが、
柔軟なポリエステルアミド共重合体を得るためには、特
に次の一般式(II)で表されるジオールが好ましい。 HO−R2 −OH 式(2) 式中、R2 は、炭素数2〜6のアルキレン基を表す。
【0010】上記一般式(II)で表されるジオールと
しては特に限定されず、例えば、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール等;1,7−ヘプタンジ
オール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、1,10−デカンジオール、シクロペンタン−
1,2−ジオール、シクロヘキサン−1,2−ジオー
ル、シクロヘキサン−1,3−ジオール、シクロヘキサ
ン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメ
タノール等のグリコール等が挙げられる。また、これら
のジオール以外に、生成するポリエステルアミド共重合
体の物性を損なわない範囲で、ポリアルキレンオキシド
が適宜使用されてもよい。
しては特に限定されず、例えば、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール等;1,7−ヘプタンジ
オール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、1,10−デカンジオール、シクロペンタン−
1,2−ジオール、シクロヘキサン−1,2−ジオー
ル、シクロヘキサン−1,3−ジオール、シクロヘキサ
ン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメ
タノール等のグリコール等が挙げられる。また、これら
のジオール以外に、生成するポリエステルアミド共重合
体の物性を損なわない範囲で、ポリアルキレンオキシド
が適宜使用されてもよい。
【0011】上記ポリアルキレンオキシドとしては特に
限定されず、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロ
ピレンオキシド、ポリテトラメチレンオキシド、ポリヘ
キサメチレンオキシド等が挙げられる。
限定されず、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロ
ピレンオキシド、ポリテトラメチレンオキシド、ポリヘ
キサメチレンオキシド等が挙げられる。
【0012】本発明においては、上記ポリエステル構成
成分には、分子量の増大、増粘、重合時間の短縮等のた
めに、分岐剤が添加されてもよい。上記分岐剤として
は、例えば、ポリオール、ポリカルボン酸、オキシ酸等
が挙げられる。上記ポリオールとしては特に限定され
ず、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、ソルビトール、1,1,4,4−テトラキスヒドロ
キシメチルシクロヘキサン、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレート、ジペンタエリスリトール等が
挙げられる。
成分には、分子量の増大、増粘、重合時間の短縮等のた
めに、分岐剤が添加されてもよい。上記分岐剤として
は、例えば、ポリオール、ポリカルボン酸、オキシ酸等
が挙げられる。上記ポリオールとしては特に限定され
ず、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、ソルビトール、1,1,4,4−テトラキスヒドロ
キシメチルシクロヘキサン、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレート、ジペンタエリスリトール等が
挙げられる。
【0013】上記ポリカルボン酸としては特に限定され
ず、例えば、ヘミメリット酸、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸、1,1,2,2−エタンテト
ラカルボン酸等が挙げられる。上記オキシ酸としては特
に限定されず、例えば、クエン酸、酒石酸、3−ヒドロ
キシグルタル酸、トリヒドロキシグルタル酸、4−β−
ヒドロキシエチルフタル酸等が挙げられる。上記分岐剤
の添加量は、多すぎると、ゲル化が起こり、少なすぎる
と、分子量が上がらず、機械的強度に優れた樹脂組成物
を得ることができないため、上記ジカルボン酸100モ
ル当たり0.1〜2.5モル用が好ましい。
ず、例えば、ヘミメリット酸、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸、1,1,2,2−エタンテト
ラカルボン酸等が挙げられる。上記オキシ酸としては特
に限定されず、例えば、クエン酸、酒石酸、3−ヒドロ
キシグルタル酸、トリヒドロキシグルタル酸、4−β−
ヒドロキシエチルフタル酸等が挙げられる。上記分岐剤
の添加量は、多すぎると、ゲル化が起こり、少なすぎる
と、分子量が上がらず、機械的強度に優れた樹脂組成物
を得ることができないため、上記ジカルボン酸100モ
ル当たり0.1〜2.5モル用が好ましい。
【0014】本発明においては、上記ポリアミド構成成
分が使用される。上記ポリアミド構成成分は、ポリマー
主鎖にアミド結合を有するものであって、加熱溶融でき
るものであれば特に限定されず、例えば、4−ナイロ
ン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、11−ナイロ
ン、12−ナイロン、6,10−ナイロン、6,12−
ナイロン等の脂肪族ナイロン;イソフタル酸、テレフタ
ル酸等のカルボン酸とメタキシリレンジアミン、2,2
−ビス(パラアミノシクロヘキシル)プロパン、4,
4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン等の芳香族アミン、脂環
式アミン、側鎖置換脂肪族アミン等とを重縮合したポリ
アミド等が挙げられる。
分が使用される。上記ポリアミド構成成分は、ポリマー
主鎖にアミド結合を有するものであって、加熱溶融でき
るものであれば特に限定されず、例えば、4−ナイロ
ン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、11−ナイロ
ン、12−ナイロン、6,10−ナイロン、6,12−
ナイロン等の脂肪族ナイロン;イソフタル酸、テレフタ
ル酸等のカルボン酸とメタキシリレンジアミン、2,2
−ビス(パラアミノシクロヘキシル)プロパン、4,
4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン等の芳香族アミン、脂環
式アミン、側鎖置換脂肪族アミン等とを重縮合したポリ
アミド等が挙げられる。
【0015】上記ポリアミド構成成分は、トルエン/イ
ソオクタン=1/1(重量比)混合溶媒に対する膨潤度
が重量変化率で5.0%以下のものであることが好まし
い。また、上記ポリアミド構成成分の還元粘度は、小さ
すぎると得られる樹脂組成物の高温での機械的強度が不
足し、大きすぎるとナイロンのポリエステルに対する溶
解性が低下して合成が困難となるため、1.8〜7.0
(1g/dL98%硫酸溶液、20℃)が好ましい。上
記ポリアミド構成成分の分子量は10000〜6000
0が好ましい。さらに好ましくは20000〜5000
0である。
ソオクタン=1/1(重量比)混合溶媒に対する膨潤度
が重量変化率で5.0%以下のものであることが好まし
い。また、上記ポリアミド構成成分の還元粘度は、小さ
すぎると得られる樹脂組成物の高温での機械的強度が不
足し、大きすぎるとナイロンのポリエステルに対する溶
解性が低下して合成が困難となるため、1.8〜7.0
(1g/dL98%硫酸溶液、20℃)が好ましい。上
記ポリアミド構成成分の分子量は10000〜6000
0が好ましい。さらに好ましくは20000〜5000
0である。
【0016】上記ポリエステル構成成分及び上記ポリア
ミド構成成分の含有割合は、ポリエステル構成成分/ポ
リアミド構成成分の重量比が97/3〜30/70であ
る。ポリエステル構成成分/ポリアミド構成成分の重量
比が97/3を超えると、生成するポリエステルアミド
共重合体から得られる成形体の機械強度が不足し、30
/70未満であると、ナイロンの溶解が困難になり良好
なゴム弾性を有するポリエステルアミド共重合体を得る
ことができないため、上記範囲に限定される。
ミド構成成分の含有割合は、ポリエステル構成成分/ポ
リアミド構成成分の重量比が97/3〜30/70であ
る。ポリエステル構成成分/ポリアミド構成成分の重量
比が97/3を超えると、生成するポリエステルアミド
共重合体から得られる成形体の機械強度が不足し、30
/70未満であると、ナイロンの溶解が困難になり良好
なゴム弾性を有するポリエステルアミド共重合体を得る
ことができないため、上記範囲に限定される。
【0017】本発明においては、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体が使用される。上記アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体は、その構造中にカルボキシル
基、アミノ基または水酸基を含有するものが好ましい。
上記構造中に含有される上記カルボキシル基、アミノ基
または水酸基の数は2個以上であることが好ましい。上
記アクリロニトリル−ブタジエン共重合体の分子量は、
小さすぎると、生成するポリエステルアミド共重合体か
ら得られる成形体の柔軟性が不足し、大きすぎると、ポ
リエステル構成成分及びポリアミド構成成分との相溶性
が低下して均一な樹脂組成物が得られないため、100
0〜10000が好ましい。より好ましくは2000〜
50000である。
タジエン共重合体が使用される。上記アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体は、その構造中にカルボキシル
基、アミノ基または水酸基を含有するものが好ましい。
上記構造中に含有される上記カルボキシル基、アミノ基
または水酸基の数は2個以上であることが好ましい。上
記アクリロニトリル−ブタジエン共重合体の分子量は、
小さすぎると、生成するポリエステルアミド共重合体か
ら得られる成形体の柔軟性が不足し、大きすぎると、ポ
リエステル構成成分及びポリアミド構成成分との相溶性
が低下して均一な樹脂組成物が得られないため、100
0〜10000が好ましい。より好ましくは2000〜
50000である。
【0018】上記アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体中のポリブタジエン含有量は、少なすぎると、炭素−
炭素二重結合濃度が低すぎて架橋効率がよくなく、架橋
度が上がらないので機械的強度に改善がみられず、多す
ぎると、炭素−炭素二重結合濃度が高すぎて高温におけ
る酸素劣化を生じ、長期安定性も低下するため、5〜9
0重量%が好ましい。
体中のポリブタジエン含有量は、少なすぎると、炭素−
炭素二重結合濃度が低すぎて架橋効率がよくなく、架橋
度が上がらないので機械的強度に改善がみられず、多す
ぎると、炭素−炭素二重結合濃度が高すぎて高温におけ
る酸素劣化を生じ、長期安定性も低下するため、5〜9
0重量%が好ましい。
【0019】本発明のポリエステルアミド共重合体中に
おける上記アクリロニトリル−ブタジエン共重合体の含
有量は、1〜80重量%である。上記アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体の含有量が1重量%未満である
と、耐熱性の向上が認められず、炭素−炭素二重結合濃
度が低すぎて架橋度が上がらないので機械的強度の改善
もみられず、80重量%を超えると、ポリエステル構成
成分及びポリアミド構成成分との相溶性が低下して均一
な樹脂組成物が得られないため、上記範囲に限定され
る。
おける上記アクリロニトリル−ブタジエン共重合体の含
有量は、1〜80重量%である。上記アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体の含有量が1重量%未満である
と、耐熱性の向上が認められず、炭素−炭素二重結合濃
度が低すぎて架橋度が上がらないので機械的強度の改善
もみられず、80重量%を超えると、ポリエステル構成
成分及びポリアミド構成成分との相溶性が低下して均一
な樹脂組成物が得られないため、上記範囲に限定され
る。
【0020】本発明のポリエステルアミド共重合体は、
オルトクロロフェノール中、30℃における極限粘度が
0.3dL/g以上のものである。オルトクロロフェノ
ール中、30℃における極限粘度が0.3dL/g未満
であると、機械的強度等の各種物性が不充分となるた
め、上記範囲に限定される。好ましくは0.5dL/g
以上である。
オルトクロロフェノール中、30℃における極限粘度が
0.3dL/g以上のものである。オルトクロロフェノ
ール中、30℃における極限粘度が0.3dL/g未満
であると、機械的強度等の各種物性が不充分となるた
め、上記範囲に限定される。好ましくは0.5dL/g
以上である。
【0021】本発明のポリエステルアミド共重合体の製
造は、上記ポリアミド構成成分、上記アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体を、ポリエステルを構成する成分
に溶解し、その後、上記ポリエステルを構成する成分の
エステル化反応を行い、得られた反応溶液を減圧下で重
合する方法により行うことができる。上記製造方法にお
いては、反応を効率よく進行させるため、上記ポリアミ
ド構成成分を上記ポリエステルを構成する成分に溶解さ
せて、透明均質溶液状態とすることが好ましい。上記溶
解の温度は、低すぎると、ポリアミド構成成分の溶解が
困難となり、高すぎると、分解反応が生じる可能性があ
るため、150〜230℃が好ましい。上記製造方法に
おける上記エステル化反応は、150〜230℃で行う
ことが好ましい。
造は、上記ポリアミド構成成分、上記アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体を、ポリエステルを構成する成分
に溶解し、その後、上記ポリエステルを構成する成分の
エステル化反応を行い、得られた反応溶液を減圧下で重
合する方法により行うことができる。上記製造方法にお
いては、反応を効率よく進行させるため、上記ポリアミ
ド構成成分を上記ポリエステルを構成する成分に溶解さ
せて、透明均質溶液状態とすることが好ましい。上記溶
解の温度は、低すぎると、ポリアミド構成成分の溶解が
困難となり、高すぎると、分解反応が生じる可能性があ
るため、150〜230℃が好ましい。上記製造方法に
おける上記エステル化反応は、150〜230℃で行う
ことが好ましい。
【0022】本発明においては、上記ポリエステルを構
成する成分の上記ジカルボン酸/上記ジオールの仕込時
のモル比は、上記ジオールが少なすぎると、エステル化
反応が効率よく進行せず、上記ジオールが多すぎると、
過剰なジオール成分によるポリアミドの切断反応が起こ
りやすくなりブロック性の低下が生じて耐熱性が低下
し、また、過剰のジオールを用いることからコスト面で
も不利であるため、1/1.2〜1/3が好ましい。
成する成分の上記ジカルボン酸/上記ジオールの仕込時
のモル比は、上記ジオールが少なすぎると、エステル化
反応が効率よく進行せず、上記ジオールが多すぎると、
過剰なジオール成分によるポリアミドの切断反応が起こ
りやすくなりブロック性の低下が生じて耐熱性が低下
し、また、過剰のジオールを用いることからコスト面で
も不利であるため、1/1.2〜1/3が好ましい。
【0023】上記製造方法においては、上記エステル化
反応に続いて重合を行う。上記重合は減圧下、好ましく
は1mmHg以下で行う。上記重合の温度は、低すぎる
と、反応速度が小さく、重合粘度が高くなって効率的な
重合が困難となり、高すぎると、分解反応や着色が起こ
るため、200〜260℃が好ましい。
反応に続いて重合を行う。上記重合は減圧下、好ましく
は1mmHg以下で行う。上記重合の温度は、低すぎる
と、反応速度が小さく、重合粘度が高くなって効率的な
重合が困難となり、高すぎると、分解反応や着色が起こ
るため、200〜260℃が好ましい。
【0024】上記重合に際しては、ポリエステルを製造
する際に一般に使用される触媒が使用できる。上記触媒
としては特に限定されず、例えば、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、
バリウム、ストロンチウム、亜鉛、アルミニウム、チタ
ン、コバルト、ゲルマニウム、タングステン、すず、
鉛、アンチモン、ひ素、セリウム、ほう素、カドミウ
ム、マンガン、ジルコニウム等の金属;上記金属の有機
金属化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、金属酸化物
等が挙げられ、これらは単独で使用されてもよく、2種
以上が併用されてもよい。
する際に一般に使用される触媒が使用できる。上記触媒
としては特に限定されず、例えば、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、
バリウム、ストロンチウム、亜鉛、アルミニウム、チタ
ン、コバルト、ゲルマニウム、タングステン、すず、
鉛、アンチモン、ひ素、セリウム、ほう素、カドミウ
ム、マンガン、ジルコニウム等の金属;上記金属の有機
金属化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、金属酸化物
等が挙げられ、これらは単独で使用されてもよく、2種
以上が併用されてもよい。
【0025】これらのうち特に好ましい触媒としては、
例えば、テトラブトキシチタン、酢酸カルシウム、ジア
シル第一すず、テトラアシル第二すず、ジブチルすずオ
キサイド、ジブチルすずジラウレート、ジメチルすずマ
レート、すずジオクタノエート、すずテトラアセテー
ト、トリイソブチルアルミニウム、テトラブチルチタネ
ート、テトラプロポキシチタネート、チタン(オキシ)
アセチルアセトネート、二酸化ゲルマニウム、タングス
テン酸、三酸化アンチモン等が挙げられる。これらは二
種類以上が併用されてもよい。
例えば、テトラブトキシチタン、酢酸カルシウム、ジア
シル第一すず、テトラアシル第二すず、ジブチルすずオ
キサイド、ジブチルすずジラウレート、ジメチルすずマ
レート、すずジオクタノエート、すずテトラアセテー
ト、トリイソブチルアルミニウム、テトラブチルチタネ
ート、テトラプロポキシチタネート、チタン(オキシ)
アセチルアセトネート、二酸化ゲルマニウム、タングス
テン酸、三酸化アンチモン等が挙げられる。これらは二
種類以上が併用されてもよい。
【0026】上記重合に際しては、適宜安定剤が使用さ
れてよい。上記安定剤としては特に限定されず、例え
ば、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、3,9−ビス〔2−〔3−(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニロ
キシ〕−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10
−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン等のヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤;トリス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ホスファイト;トリラウリルホスフ
ァイト;2−t−ブチル−α−(3−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)−p−クメニルビス(p−ノニル
フェニル)ホスファイト;ジミリスチル−3,3′−チ
オジプロピオネート;ジステアリル−3,3′−チオジ
プロピオネート;ペンタエリスチリルテトラキス(3−
ラウリルチオプロピオネート);ジトリデシル−3,
3′−チオジプロピオネート等が挙げられる。
れてよい。上記安定剤としては特に限定されず、例え
ば、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、3,9−ビス〔2−〔3−(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニロ
キシ〕−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10
−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン等のヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤;トリス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ホスファイト;トリラウリルホスフ
ァイト;2−t−ブチル−α−(3−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)−p−クメニルビス(p−ノニル
フェニル)ホスファイト;ジミリスチル−3,3′−チ
オジプロピオネート;ジステアリル−3,3′−チオジ
プロピオネート;ペンタエリスチリルテトラキス(3−
ラウリルチオプロピオネート);ジトリデシル−3,
3′−チオジプロピオネート等が挙げられる。
【0027】本発明のポリエステルアミド共重合体は、
架橋させることにより耐熱性、機械強度等の物性をさら
に改善することができる。上記架橋は、構造中の炭素−
炭素二重結合部で効率的に進行する。上記架橋の方法と
しては、例えば、放射線架橋、硫黄による架橋、過酸化
物による架橋等が挙げられる。上記放射線架橋において
は、電子線、ガンマ線、X線等の線源が用いられるが、
これらのうち電子線が特に好ましい。上記架橋は、通常
の架橋ゴムの場合と同様の方法によることができるが、
成形後に架橋を行ってもよく、その場合には架橋に必要
な架橋剤は成形時または成形前に配合しておくことが好
ましい。
架橋させることにより耐熱性、機械強度等の物性をさら
に改善することができる。上記架橋は、構造中の炭素−
炭素二重結合部で効率的に進行する。上記架橋の方法と
しては、例えば、放射線架橋、硫黄による架橋、過酸化
物による架橋等が挙げられる。上記放射線架橋において
は、電子線、ガンマ線、X線等の線源が用いられるが、
これらのうち電子線が特に好ましい。上記架橋は、通常
の架橋ゴムの場合と同様の方法によることができるが、
成形後に架橋を行ってもよく、その場合には架橋に必要
な架橋剤は成形時または成形前に配合しておくことが好
ましい。
【0028】本発明のポリエステルアミド共重合体は、
プレス成形、押出成形、射出成形、ブロー成形等によっ
て成形することができる。本発明のポリエステルアミド
共重合体は、自動車部品、電気電子部品、工業部品、ス
ポーツ用品、メディカル用品等の用途に好適に使用する
ことができる。上記自動車部品としては、例えば、等速
ジョイントブーツ、ラックアンドオピニオンブーツ等の
ブーツ類;ボールジョイントシール;安全ベルト部品;
バンパーフェイシア;エンブレム;モール等が挙げられ
る。
プレス成形、押出成形、射出成形、ブロー成形等によっ
て成形することができる。本発明のポリエステルアミド
共重合体は、自動車部品、電気電子部品、工業部品、ス
ポーツ用品、メディカル用品等の用途に好適に使用する
ことができる。上記自動車部品としては、例えば、等速
ジョイントブーツ、ラックアンドオピニオンブーツ等の
ブーツ類;ボールジョイントシール;安全ベルト部品;
バンパーフェイシア;エンブレム;モール等が挙げられ
る。
【0029】上記電気電子部品としては、例えば、電線
被覆材、ギア類、ラバースイッチ、メンブレンスイッ
チ、タクトスイッチ、O−リング等が挙げられる。上記
工業部品としては、例えば、油圧ホース、コイルチュー
ブ、シール材、パッキン、Vベルト、ロール、防振制振
材料、ショックアブソーバー、カップリング、ダイヤフ
ラム等が挙げられる。上記スポーツ用品としては、例え
ば、靴底、球技用ボール等が挙げられる。上記メディカ
ル用品としては、例えば、メディカルチューブ、輸血パ
ック、カテーテル等が挙げられる。上記用途の他、弾性
繊維、弾性シート、複合シート、ホットメルト接着剤、
他の樹脂とのアロイ用素材等としても好適に用いること
ができる。
被覆材、ギア類、ラバースイッチ、メンブレンスイッ
チ、タクトスイッチ、O−リング等が挙げられる。上記
工業部品としては、例えば、油圧ホース、コイルチュー
ブ、シール材、パッキン、Vベルト、ロール、防振制振
材料、ショックアブソーバー、カップリング、ダイヤフ
ラム等が挙げられる。上記スポーツ用品としては、例え
ば、靴底、球技用ボール等が挙げられる。上記メディカ
ル用品としては、例えば、メディカルチューブ、輸血パ
ック、カテーテル等が挙げられる。上記用途の他、弾性
繊維、弾性シート、複合シート、ホットメルト接着剤、
他の樹脂とのアロイ用素材等としても好適に用いること
ができる。
【0030】
【実施例】以下に、実施例を掲げて本発明を更に詳しく
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0031】実施例1 アジピン酸146重量部、ブチレングリコール108重
量部、ネオペンチルグリコール125重量部(ブチレン
グリコール/ネオペンチルグリコールのモル比50/5
0であり、アジピン酸/ジオールの仕込比がモル比1/
2.4である。)、ポリアミドとしてT850(6−ナ
イロン、98%硫酸中20℃での還元粘度3.5、東洋
紡績社製)150重量部、カルボキシル基含有アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体としてHycarCTB
N1300×13(分子量3500、宇部興産社製)3
0重量部、触媒としてテトラブトキシチタン0.25重
量部、安定剤として1,3,5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン0.4重量部、トリス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)ホスファイト0.4重量部を仕
込み、反応系を窒素雰囲気下で200℃に昇温した。昇
温して10分後にはナイロンが溶解し、透明な溶液とな
った。この温度でさらに1時間保ち、エステル化反応を
行った。エステル化反応の進行は留出する水分量を計量
することにより確認した。エステル化反応進行後、20
分間で240℃まで昇温し、減圧操作を行った。重合系
は10分間で1mmHg以下の減圧度に達した。この状
態で1時間重縮合反応を行った結果、透明の樹脂組成物
が得られた。得られた樹脂組成物の量は387重量部で
あった。得られた樹脂組成物のポリアミド含量は38.
8重量%であり、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体含量は7.8重量%であった。ポリアミド含量は、得
られた樹脂組成物の重量に対する仕込み時のポリアミド
の重量から算出した。得られたポリエステルアミド共重
合体の極限粘度〔η〕は、ウベローデ粘度管を用い、オ
ルトクロルフェノール中、30℃での測定の結果、0.
99dL/gであった。
量部、ネオペンチルグリコール125重量部(ブチレン
グリコール/ネオペンチルグリコールのモル比50/5
0であり、アジピン酸/ジオールの仕込比がモル比1/
2.4である。)、ポリアミドとしてT850(6−ナ
イロン、98%硫酸中20℃での還元粘度3.5、東洋
紡績社製)150重量部、カルボキシル基含有アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体としてHycarCTB
N1300×13(分子量3500、宇部興産社製)3
0重量部、触媒としてテトラブトキシチタン0.25重
量部、安定剤として1,3,5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン0.4重量部、トリス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)ホスファイト0.4重量部を仕
込み、反応系を窒素雰囲気下で200℃に昇温した。昇
温して10分後にはナイロンが溶解し、透明な溶液とな
った。この温度でさらに1時間保ち、エステル化反応を
行った。エステル化反応の進行は留出する水分量を計量
することにより確認した。エステル化反応進行後、20
分間で240℃まで昇温し、減圧操作を行った。重合系
は10分間で1mmHg以下の減圧度に達した。この状
態で1時間重縮合反応を行った結果、透明の樹脂組成物
が得られた。得られた樹脂組成物の量は387重量部で
あった。得られた樹脂組成物のポリアミド含量は38.
8重量%であり、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体含量は7.8重量%であった。ポリアミド含量は、得
られた樹脂組成物の重量に対する仕込み時のポリアミド
の重量から算出した。得られたポリエステルアミド共重
合体の極限粘度〔η〕は、ウベローデ粘度管を用い、オ
ルトクロルフェノール中、30℃での測定の結果、0.
99dL/gであった。
【0032】得られたポリエステルアミド共重合体を、
インジェクション成形(射出圧1500kgf/c
m2 、金型温度70℃、シリンダー温度200℃)によ
り、JIS K 6301に準拠して試料を作製し、次
の項目について試験を行った。結果を表1に示した。 破断強度及び破断伸度 JIS K 6301に準拠して作製した3号ダンベル
を加熱により架橋させた後、室温(23℃)、70℃及
び150℃にて測定した。 表面硬度 ASTM D 2240に準拠してDタイプデュローメ
ーター又はAタイプデュローメーターにて測定した。 融点 示差走査熱量計(DSC)を用い、昇温速度10℃/分
で測定を行った。
インジェクション成形(射出圧1500kgf/c
m2 、金型温度70℃、シリンダー温度200℃)によ
り、JIS K 6301に準拠して試料を作製し、次
の項目について試験を行った。結果を表1に示した。 破断強度及び破断伸度 JIS K 6301に準拠して作製した3号ダンベル
を加熱により架橋させた後、室温(23℃)、70℃及
び150℃にて測定した。 表面硬度 ASTM D 2240に準拠してDタイプデュローメ
ーター又はAタイプデュローメーターにて測定した。 融点 示差走査熱量計(DSC)を用い、昇温速度10℃/分
で測定を行った。
【0033】実施例2 アジピン酸を161重量部、ブチレングリコールを11
9重量部、ネオペンチルグリコールを137重量部(ブ
チレングリコール/ネオペンチルグリコールのモル比5
0/50であり、アジピン酸/ジオールの仕込比がモル
比1/2.4である。)、T850を40重量部、Hy
carCTBN1300×13を50重量部とし、分岐
剤としてペンタエリスリトール0.45重量部(アジピ
ン酸100モル当たり0.3当量)を用い、触媒として
テトラブトキシチタンを0.20重量部とし、タングス
テン酸0.20重量部を用い、成形時のシリンダーを1
80℃としたこと以外は、実施例1と同様に操作してポ
リアミド含量12.6重量%、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体含量15.7重量%、極限粘度1.42
dL/gの樹脂組成物を318重量部得、試料を作製し
て試験を行った。結果を表1に示した。
9重量部、ネオペンチルグリコールを137重量部(ブ
チレングリコール/ネオペンチルグリコールのモル比5
0/50であり、アジピン酸/ジオールの仕込比がモル
比1/2.4である。)、T850を40重量部、Hy
carCTBN1300×13を50重量部とし、分岐
剤としてペンタエリスリトール0.45重量部(アジピ
ン酸100モル当たり0.3当量)を用い、触媒として
テトラブトキシチタンを0.20重量部とし、タングス
テン酸0.20重量部を用い、成形時のシリンダーを1
80℃としたこと以外は、実施例1と同様に操作してポ
リアミド含量12.6重量%、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体含量15.7重量%、極限粘度1.42
dL/gの樹脂組成物を318重量部得、試料を作製し
て試験を行った。結果を表1に示した。
【0034】実施例3 実施例2と同様に操作して樹脂組成物を得、試料を作製
し、作製した試料に20Mradの電子線を照射した
後、実施例1と同様にして試験を行った。結果を表1に
示した。
し、作製した試料に20Mradの電子線を照射した
後、実施例1と同様にして試験を行った。結果を表1に
示した。
【0035】実施例4 アジピン酸を161重量部とし、ジオールとして1,3
−プロパンジオール101重量部、エチレングリコール
82重量部(1,3−プロパンジオール/エチレングリ
コールのモル比50/50であり、アジピン酸/ジオー
ルの仕込比がモル比1/2.4である。)用い、T85
0を50重量部とし、アミノ基含有アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体としてHycarATBN1300
×16(宇部興産社製)300重量部、分岐剤としてペ
ンタエリスリトール0.45重量部(アジピン酸100
モル当たり0.3当量)用い、触媒としてテトラブトキ
シチタンを0.20重量部とし、タングステン酸0.2
0重量部用い、成形時のシリンダーを180℃としたこ
と以外は、実施例1と同様に操作してポリアミド含量
9.2重量%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
含量54.9重量%、極限粘度1.46dL/gの樹脂
組成物を546重量部得、試料を作製して試験を行っ
た。結果を表1に示した。
−プロパンジオール101重量部、エチレングリコール
82重量部(1,3−プロパンジオール/エチレングリ
コールのモル比50/50であり、アジピン酸/ジオー
ルの仕込比がモル比1/2.4である。)用い、T85
0を50重量部とし、アミノ基含有アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体としてHycarATBN1300
×16(宇部興産社製)300重量部、分岐剤としてペ
ンタエリスリトール0.45重量部(アジピン酸100
モル当たり0.3当量)用い、触媒としてテトラブトキ
シチタンを0.20重量部とし、タングステン酸0.2
0重量部用い、成形時のシリンダーを180℃としたこ
と以外は、実施例1と同様に操作してポリアミド含量
9.2重量%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
含量54.9重量%、極限粘度1.46dL/gの樹脂
組成物を546重量部得、試料を作製して試験を行っ
た。結果を表1に示した。
【0036】実施例5 アジピン酸を73重量部とし、ジオールとしてブチレン
グリコールを60.8重量部とし、1,2−プロパンジ
オール51.3重量部(ブチレングリコール/1,2−
プロパンジオールのモル比50/50であり、アジピン
酸/ジオールの仕込比がモル比1/2.7である。)用
い、水酸基含有アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
としてPoly−bd CN−15(分子量3500、
出光石油化学社製)15重量部用い、重縮合反応時間を
2時間とし、成形時のシリンダーを220℃としたこと
以外は、実施例1と同様に操作してポリアミド含量5
7.3重量%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
含量5.7重量%、極限粘度0.95dL/gの樹脂組
成物を262重量部得、試料を作製して試験を行った。
結果を表1に示した。
グリコールを60.8重量部とし、1,2−プロパンジ
オール51.3重量部(ブチレングリコール/1,2−
プロパンジオールのモル比50/50であり、アジピン
酸/ジオールの仕込比がモル比1/2.7である。)用
い、水酸基含有アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
としてPoly−bd CN−15(分子量3500、
出光石油化学社製)15重量部用い、重縮合反応時間を
2時間とし、成形時のシリンダーを220℃としたこと
以外は、実施例1と同様に操作してポリアミド含量5
7.3重量%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
含量5.7重量%、極限粘度0.95dL/gの樹脂組
成物を262重量部得、試料を作製して試験を行った。
結果を表1に示した。
【0037】比較例1 T850の添加量を5重量部としたこと以外は、実施例
1と同様に操作してポリアミド含量2.0重量%、アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体含量12.4重量
%、極限粘度0.71dL/gの樹脂組成物を242重
量部得、試料を作製して試験を行った。結果を表1に示
した。
1と同様に操作してポリアミド含量2.0重量%、アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体含量12.4重量
%、極限粘度0.71dL/gの樹脂組成物を242重
量部得、試料を作製して試験を行った。結果を表1に示
した。
【0038】比較例2 T850の添加量を800重量部とし、HycarCT
BN1300×13を50重量部としたこと以外は、実
施例1と同様に操作してポリアミド含量75.7重量
%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体含量4.7
重量%の樹脂組成物を1057重量部得たが、6−ナイ
ロンがポリエステル構成成分に溶解せず、弾性体を得る
ことができなかった。結果を表1に示した。
BN1300×13を50重量部としたこと以外は、実
施例1と同様に操作してポリアミド含量75.7重量
%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体含量4.7
重量%の樹脂組成物を1057重量部得たが、6−ナイ
ロンがポリエステル構成成分に溶解せず、弾性体を得る
ことができなかった。結果を表1に示した。
【0039】比較例3 HycarCTBN1300×13を添加しなかったこ
と以外は、実施例2と同様に操作してポリアミド含量1
4.9重量%、極限粘度1.40dL/gの樹脂組成物
を268重量部得、試料を作製して試験を行った。結果
を表1に示した。
と以外は、実施例2と同様に操作してポリアミド含量1
4.9重量%、極限粘度1.40dL/gの樹脂組成物
を268重量部得、試料を作製して試験を行った。結果
を表1に示した。
【0040】比較例4 比較例3と同様に操作して樹脂組成物を得、試料を作製
し、作製した試料を20Mradの電子線照射をした
後、試験を行った。結果を表1に示した。
し、作製した試料を20Mradの電子線照射をした
後、試験を行った。結果を表1に示した。
【0041】比較例5 Poly−bd CN−15を1000重量部添加した
こと以外は、実施例4と同様に操作してポリアミド含量
12.0重量%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体含量80.2重量%の樹脂組成物を1247重量部得
たが、アミノ基含有アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体がポリエステル及びポリアミド構成成分に相溶しな
かったため均一な弾性体が得られず、得られた樹脂は脆
いものであった。結果を表1に示した。
こと以外は、実施例4と同様に操作してポリアミド含量
12.0重量%、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体含量80.2重量%の樹脂組成物を1247重量部得
たが、アミノ基含有アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体がポリエステル及びポリアミド構成成分に相溶しな
かったため均一な弾性体が得られず、得られた樹脂は脆
いものであった。結果を表1に示した。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明は、上述の構成としたので、室温
及び高温での機械的強度、柔軟性、成形加工性に優れ、
架橋による耐熱性の改善も可能なポリエステルアミド共
重合体を提供することができる。
及び高温での機械的強度、柔軟性、成形加工性に優れ、
架橋による耐熱性の改善も可能なポリエステルアミド共
重合体を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステル構成成分、ポリアミド構成
成分及びアクリロニトリル−ブタジエン共重合体からな
るポリエステルアミド共重合体であって、ポリエステル
構成成分/ポリアミド構成成分の重量比が97/3〜3
0/70であり、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体の含有量がポリエステルアミド共重合体に対して1〜
80重量%であり、極限粘度(オルトクロロフェノール
中、30℃)が0.3dL/g以上であることを特徴と
するポリエステルアミド共重合体。 - 【請求項2】 ポリエステル構成成分が、次の一般式
(I)で表されるジカルボン酸のうち少なくとも1種及
び次の一般式(II)で表されるジオールのうち少なく
とも1種からなり、ポリアミド構成成分が、還元粘度
1.8〜7.0(1g/dL98%硫酸溶液、20℃)
のものであり、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
が、カルボキシル基、アミノ基又は水酸基を含有するも
のである請求項1記載のポリエステルアミド共重合体。 HOOC−R1 −COOH (I) 式中、R1 は、炭素数2〜8のアルキレン基を表す。 HO−R2 −OH (II) 式中、R2 は、炭素数2〜6のアルキレン基を表す。 - 【請求項3】 ポリアミド構成成分及びアクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体をポリエステルを構成する成分
に溶解し、その後、前記ポリエステルを構成する成分の
エステル化反応を行い、得られた反応溶液を減圧下で重
合することを特徴とする請求項2記載のポリエステルア
ミド共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12881994A JPH07331064A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ポリエステルアミド共重合体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12881994A JPH07331064A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ポリエステルアミド共重合体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07331064A true JPH07331064A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14994205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12881994A Pending JPH07331064A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ポリエステルアミド共重合体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07331064A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7217763B2 (en) * | 2001-10-29 | 2007-05-15 | Lg Chem, Ltd. | Acrylonitrile-butadiene-styrene copolymer transparent resin having superior chemical resistance and transparency and preparation thereof |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12881994A patent/JPH07331064A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7217763B2 (en) * | 2001-10-29 | 2007-05-15 | Lg Chem, Ltd. | Acrylonitrile-butadiene-styrene copolymer transparent resin having superior chemical resistance and transparency and preparation thereof |
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