JPH07331090A - 感温変色樹脂組成物とそれを用いた建築用部材 - Google Patents
感温変色樹脂組成物とそれを用いた建築用部材Info
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- JPH07331090A JPH07331090A JP6145769A JP14576994A JPH07331090A JP H07331090 A JPH07331090 A JP H07331090A JP 6145769 A JP6145769 A JP 6145769A JP 14576994 A JP14576994 A JP 14576994A JP H07331090 A JPH07331090 A JP H07331090A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 樹脂100重量部に対して、可逆的熱変色性色
材を内包させたマイクロカプセル1〜50重量部、紫外線
吸収剤0.5〜5重量部、酸化防止剤0.01〜2重量部を含
有するペレット状または繊維状感温変色樹脂組成物であ
り、この感温変色樹脂組成物を5〜30重量%含有する建
築用部材である。 【効果】 耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れ
た感温変色樹脂組成物であり、取扱いも簡単である。こ
の感温変色樹脂組成物を用いた建築用部材は、屋内、屋
外を問わず広く利用でき、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、
耐衝撃性等の耐久性に優れており、ほとんど全ての色に
制限を受けることなく、鮮明な色、模様、絵及び文字等
が表示でき、周囲の温度変化に応じて多段階にその表示
が変化し、大きな演出効果が得られる。
材を内包させたマイクロカプセル1〜50重量部、紫外線
吸収剤0.5〜5重量部、酸化防止剤0.01〜2重量部を含
有するペレット状または繊維状感温変色樹脂組成物であ
り、この感温変色樹脂組成物を5〜30重量%含有する建
築用部材である。 【効果】 耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れ
た感温変色樹脂組成物であり、取扱いも簡単である。こ
の感温変色樹脂組成物を用いた建築用部材は、屋内、屋
外を問わず広く利用でき、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、
耐衝撃性等の耐久性に優れており、ほとんど全ての色に
制限を受けることなく、鮮明な色、模様、絵及び文字等
が表示でき、周囲の温度変化に応じて多段階にその表示
が変化し、大きな演出効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周囲の温度変化に応じ
て可逆的に変色する感温変色樹脂組成物に関する。より
詳細には、周囲の温度変化に応じて可逆的に変色する耐
光性の優れた感温変色樹脂組成物に関する。また、この
感温変色樹脂組成物を用いた、周囲の温度変化に応じて
可逆的に変色しかつ鮮明な色を呈する、耐光性に優れた
建築用部材に関する。
て可逆的に変色する感温変色樹脂組成物に関する。より
詳細には、周囲の温度変化に応じて可逆的に変色する耐
光性の優れた感温変色樹脂組成物に関する。また、この
感温変色樹脂組成物を用いた、周囲の温度変化に応じて
可逆的に変色しかつ鮮明な色を呈する、耐光性に優れた
建築用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、周囲の温度の変化に応じて変色す
る可逆的熱変色性色材は、相転移により変色する金属塩
及び金属錯塩系色材、配向の変化により変色するコレス
テリック液晶系色材並びに電子の授受により変色する有
機化合物系色材の3種類が実用化されている。
る可逆的熱変色性色材は、相転移により変色する金属塩
及び金属錯塩系色材、配向の変化により変色するコレス
テリック液晶系色材並びに電子の授受により変色する有
機化合物系色材の3種類が実用化されている。
【0003】これらの可逆的熱変色性色材は、特別な機
械を必要せず、取扱いが簡単で、かつ温度の変化に応じ
て様々な色が出せることから、簡易温度計、食品、化粧
品及び精密機械等の適温表示機能付き包装材料、温度変
化に応じて変色する衣料品及び寝具等の繊維製品、印刷
インキ等の感熱記録材料、並びに玩具等幅広い分野にわ
たって使用されている。
械を必要せず、取扱いが簡単で、かつ温度の変化に応じ
て様々な色が出せることから、簡易温度計、食品、化粧
品及び精密機械等の適温表示機能付き包装材料、温度変
化に応じて変色する衣料品及び寝具等の繊維製品、印刷
インキ等の感熱記録材料、並びに玩具等幅広い分野にわ
たって使用されている。
【0004】しかしながら、これらの可逆的熱変色性色
材は、耐熱性、耐光性の点に問題があり、長期間の使用
や高温加熱後は変色機能の低下が著しく、その利用範囲
は、使い捨てや短期間の実用性を目的としたもの、屋内
で使用するもの、一瞬の意外性や面白さといった遊び心
に主眼を置いた玩具的要素の強いもの、または成型時に
高熱を必要としないもの等に限られている。
材は、耐熱性、耐光性の点に問題があり、長期間の使用
や高温加熱後は変色機能の低下が著しく、その利用範囲
は、使い捨てや短期間の実用性を目的としたもの、屋内
で使用するもの、一瞬の意外性や面白さといった遊び心
に主眼を置いた玩具的要素の強いもの、または成型時に
高熱を必要としないもの等に限られている。
【0005】この耐熱性の問題を解決するために、可逆
的熱変色性色材を熱硬化性樹脂のマイクロカプセルに内
包させることが開示(特公昭51−44708号公報、
特公昭52−30271号公報、特開昭58−3267
1号公報、特開平1−115947号公報等)されてい
る。しかしながら、耐熱性は改善されるものの、膜壁樹
脂である熱硬化性樹脂自身の紫外線による劣化の問題は
解決されず、耐光性の問題が残っている。
的熱変色性色材を熱硬化性樹脂のマイクロカプセルに内
包させることが開示(特公昭51−44708号公報、
特公昭52−30271号公報、特開昭58−3267
1号公報、特開平1−115947号公報等)されてい
る。しかしながら、耐熱性は改善されるものの、膜壁樹
脂である熱硬化性樹脂自身の紫外線による劣化の問題は
解決されず、耐光性の問題が残っている。
【0006】耐光性の問題を改善するために、可逆的熱
変色性色材及び紫外線吸収剤を内包させた熱硬化性樹脂
のマイクロカプセルも提案されているが、可逆的熱変色
性色材と紫外線吸収剤とが互いに影響しないものを選択
しなければならず、また、膜壁樹脂である熱硬化性樹脂
自身の紫外線による劣化も依然残っており、膜壁樹脂の
劣化、破損により、可逆的熱変色性色材が流出するとい
う問題点がある。
変色性色材及び紫外線吸収剤を内包させた熱硬化性樹脂
のマイクロカプセルも提案されているが、可逆的熱変色
性色材と紫外線吸収剤とが互いに影響しないものを選択
しなければならず、また、膜壁樹脂である熱硬化性樹脂
自身の紫外線による劣化も依然残っており、膜壁樹脂の
劣化、破損により、可逆的熱変色性色材が流出するとい
う問題点がある。
【0007】その他、耐光性を解決するために、可逆的
熱変色性色材を含有した着色層の上に保護層を形成する
方法が開示(特公昭51−44908号公報、特公昭5
1−46548号公報、特開平4−284286号公報
等)されている。しかしながら、着色層全体を一枚の保
護層で被う二重構造のため、全ての保護層がいっぺんに
剥離して着色層が劣化したり、あるいは保護層の剥離が
一部分であってもそこから着色層全体に劣化が広がって
しまうという問題点がある。
熱変色性色材を含有した着色層の上に保護層を形成する
方法が開示(特公昭51−44908号公報、特公昭5
1−46548号公報、特開平4−284286号公報
等)されている。しかしながら、着色層全体を一枚の保
護層で被う二重構造のため、全ての保護層がいっぺんに
剥離して着色層が劣化したり、あるいは保護層の剥離が
一部分であってもそこから着色層全体に劣化が広がって
しまうという問題点がある。
【0008】このように、可逆的熱変色性色材を用いた
もので、耐光性の問題は依然十分解決されておらず、耐
光性に優れたものが強く望まれている。
もので、耐光性の問題は依然十分解決されておらず、耐
光性に優れたものが強く望まれている。
【0009】一方、我々の生活圏の至るところに様々な
形で存在しているコンクリートやモルタル等の建造物
は、その構成成分上白色の建造物が多い。しかしなが
ら、白色の建造物、特に道路沿いあるいは河川沿いに長
く続く防止壁のようなものは、太陽光の反射による照り
と同じ白色の連なりにより、運転手等の眼を疲れさせた
り、また眠気を催させることがあり、事故等の原因とも
なる恐れがある。
形で存在しているコンクリートやモルタル等の建造物
は、その構成成分上白色の建造物が多い。しかしなが
ら、白色の建造物、特に道路沿いあるいは河川沿いに長
く続く防止壁のようなものは、太陽光の反射による照り
と同じ白色の連なりにより、運転手等の眼を疲れさせた
り、また眠気を催させることがあり、事故等の原因とも
なる恐れがある。
【0010】このようなことを解決するために、塗料に
よる着色や色素の混和等の方法により、白色の建造物の
表面を着色することが、しばしば行われている。
よる着色や色素の混和等の方法により、白色の建造物の
表面を着色することが、しばしば行われている。
【0011】建造物の表面を塗料で着色した場合、一般
に着色層が薄く、風雨等による摩耗によって短期間に着
色層が摩耗してなくなってしまうという問題がある。ま
た、コンクリートやモルタルの表面部分に色素を混ぜる
ことにより、ある程度厚みを持たせた着色層を形成した
場合、摩耗による脱色という問題は解決するが、使用で
きる色素としては、主に耐光性の高い無機顔料で、色が
限定されるとともに、バインダー等の色と混ざりあって
しまい鮮明な色が出しにくいという問題があり、耐久性
に優れた建造物の着色が望まれている。
に着色層が薄く、風雨等による摩耗によって短期間に着
色層が摩耗してなくなってしまうという問題がある。ま
た、コンクリートやモルタルの表面部分に色素を混ぜる
ことにより、ある程度厚みを持たせた着色層を形成した
場合、摩耗による脱色という問題は解決するが、使用で
きる色素としては、主に耐光性の高い無機顔料で、色が
限定されるとともに、バインダー等の色と混ざりあって
しまい鮮明な色が出しにくいという問題があり、耐久性
に優れた建造物の着色が望まれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を克服した、耐光性に優れた感温変色樹脂組成物を
提供することであり、また、この感温変色樹脂組成物を
用いた、周囲の温度変化に応じて変化する様々な色、
絵、模様、文字等が表示でき、演出効果が高く、屋内、
屋外を問わず広く利用できる耐久性に優れた建築用部材
を提供することである。
問題を克服した、耐光性に優れた感温変色樹脂組成物を
提供することであり、また、この感温変色樹脂組成物を
用いた、周囲の温度変化に応じて変化する様々な色、
絵、模様、文字等が表示でき、演出効果が高く、屋内、
屋外を問わず広く利用できる耐久性に優れた建築用部材
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
を重ねた結果、可逆的熱変色性色材を内包させたマイク
ロカプセル、紫外線吸収剤及び酸化防止剤を、樹脂中に
分散、混練した後、ペレット状または繊維状に成形し、
耐光性、耐摩擦性、耐衝撃性に優れ、かつ実用性の高い
感温変色樹脂組成物を得、また、セメント等のバインダ
ーに、この感温変色樹脂組成物を混合、固化した後、表
面を研磨し、感温変色樹脂組成物を露出させて、色が鮮
明で、温度の変化に応じて様々な色に変化し、かつ耐熱
性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性等の耐久性に優れた建
築用部材を得、本発明を完成するに至った。
を重ねた結果、可逆的熱変色性色材を内包させたマイク
ロカプセル、紫外線吸収剤及び酸化防止剤を、樹脂中に
分散、混練した後、ペレット状または繊維状に成形し、
耐光性、耐摩擦性、耐衝撃性に優れ、かつ実用性の高い
感温変色樹脂組成物を得、また、セメント等のバインダ
ーに、この感温変色樹脂組成物を混合、固化した後、表
面を研磨し、感温変色樹脂組成物を露出させて、色が鮮
明で、温度の変化に応じて様々な色に変化し、かつ耐熱
性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性等の耐久性に優れた建
築用部材を得、本発明を完成するに至った。
【0014】すなわち、本発明は、可逆的熱変色性色材
を内包させたマイクロカプセル、紫外線吸収剤及び酸化
防止剤を、樹脂に含有させてなるペレット状または繊維
状の感温変色樹脂組成物であり、また、この感温変色樹
脂組成物を含有させてなる建築用部材である。
を内包させたマイクロカプセル、紫外線吸収剤及び酸化
防止剤を、樹脂に含有させてなるペレット状または繊維
状の感温変色樹脂組成物であり、また、この感温変色樹
脂組成物を含有させてなる建築用部材である。
【0015】本発明の感温変色樹脂組成物は、その各々
が、樹脂中に1種または2種以上の可逆的熱変色性色材
を内包させたマイクロカプセルと共に、紫外線吸収剤及
び酸化防止剤を含んでおり、その一部が摩耗、破損して
も、感温変色樹脂組成物全体に劣化が及ぶことはなく、
耐光性、耐摩擦性、耐衝撃性に優れている。
が、樹脂中に1種または2種以上の可逆的熱変色性色材
を内包させたマイクロカプセルと共に、紫外線吸収剤及
び酸化防止剤を含んでおり、その一部が摩耗、破損して
も、感温変色樹脂組成物全体に劣化が及ぶことはなく、
耐光性、耐摩擦性、耐衝撃性に優れている。
【0016】また、同様にして、この感温変色樹脂組成
物を用いて作製した建築用部材も、その部材に含まれて
いる各々の感温変色樹脂組成物が、紫外線や酸素による
劣化を防ぐ保護能力を持っており、一部の感温変色樹脂
組成物が摩耗、破損しても、建築用部材全体に劣化が及
ぶことはなく、耐久性に優れ、長期間の使用が可能であ
る。
物を用いて作製した建築用部材も、その部材に含まれて
いる各々の感温変色樹脂組成物が、紫外線や酸素による
劣化を防ぐ保護能力を持っており、一部の感温変色樹脂
組成物が摩耗、破損しても、建築用部材全体に劣化が及
ぶことはなく、耐久性に優れ、長期間の使用が可能であ
る。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。
【0018】本発明の感温変色樹脂組成物に用いられる
可逆的熱変色性色材は、周囲の温度に応じて瞬時に色が
変化するものであればどのようなものでもよい。例え
ば、相転移によって変色する金属のヨウ化物及び錯塩、
結晶構造の変化に伴う光学的変化によって変色する化合
物、電子の授受によって変色する有機化合物等があげら
れる。特に、通常の気温変化の範囲内で変色するものが
よいため、電子の授受によって変色する有機化合物が好
ましい。
可逆的熱変色性色材は、周囲の温度に応じて瞬時に色が
変化するものであればどのようなものでもよい。例え
ば、相転移によって変色する金属のヨウ化物及び錯塩、
結晶構造の変化に伴う光学的変化によって変色する化合
物、電子の授受によって変色する有機化合物等があげら
れる。特に、通常の気温変化の範囲内で変色するものが
よいため、電子の授受によって変色する有機化合物が好
ましい。
【0019】金属のヨウ化物及び錯塩としては、例え
ば、CdI2、CuI、AgI−PdI2、Ag2HgI4または
Cu2HgI4等があげられる。
ば、CdI2、CuI、AgI−PdI2、Ag2HgI4または
Cu2HgI4等があげられる。
【0020】結晶構造変化によって変色する化合物とし
ては、ビアントロンやジキサンチレンに代表されるスピ
ロピラン化合物等の縮合芳香族環置換エチレン誘導体や
らせんピッチの変化で色の変わるコレステリック液晶等
があげられる。
ては、ビアントロンやジキサンチレンに代表されるスピ
ロピラン化合物等の縮合芳香族環置換エチレン誘導体や
らせんピッチの変化で色の変わるコレステリック液晶等
があげられる。
【0021】電子の授受によって変色する有機化合物
は、通常、電子供与性呈色性化合物、電子受容性化合物
及びこの両者の反応媒体となる化合物の3成分からな
る。
は、通常、電子供与性呈色性化合物、電子受容性化合物
及びこの両者の反応媒体となる化合物の3成分からな
る。
【0022】電子供与性呈色性化合物としては、例え
ば、各種フルオラン、フェニルフタリド類等のフェニル
メタン系化合物、インドリルフタリド類、スピロピラン
類、ロイコオーラミン類、アシルまたはアリルオーラミ
ン類、ポリアリールカルビノール類、ローダミンBラク
タム類あるいはインドリン類等があげられる。
ば、各種フルオラン、フェニルフタリド類等のフェニル
メタン系化合物、インドリルフタリド類、スピロピラン
類、ロイコオーラミン類、アシルまたはアリルオーラミ
ン類、ポリアリールカルビノール類、ローダミンBラク
タム類あるいはインドリン類等があげられる。
【0023】電子受容性化合物としては、例えば、フェ
ノール性水酸基を有する化合物及びその金属塩、各種ト
リアゾール類、芳香族及び脂肪族カルボン酸及びその金
属塩あるいは酸性リン酸エステル類及びその金属塩等が
あげられる。
ノール性水酸基を有する化合物及びその金属塩、各種ト
リアゾール類、芳香族及び脂肪族カルボン酸及びその金
属塩あるいは酸性リン酸エステル類及びその金属塩等が
あげられる。
【0024】反応媒体となる化合物としては、アルコー
ル類、アミド類、エステル類、難水溶性のカルボン酸の
第1級アミン塩、ケトンまたはエーテル類あるいは少な
くとも1個の芳香族残基を結合基とするアゾメチン類等
があげられ、1種または2種以上を混合したものが用い
られる。
ル類、アミド類、エステル類、難水溶性のカルボン酸の
第1級アミン塩、ケトンまたはエーテル類あるいは少な
くとも1個の芳香族残基を結合基とするアゾメチン類等
があげられ、1種または2種以上を混合したものが用い
られる。
【0025】本発明の感温変色樹脂組成物に用いられる
可逆的熱変色性色材は、用途に応じて、1種または2種
以上を組み合せて、ほとんど任意の色が得られ、温度−
50〜200℃の範囲で、任意の変色温度が選択できるた
め、適宜に調節して色と温度を組み合わせることによ
り、ほとんど全ての色に制限を受けることなく、かつ温
度の変化に応じて多段階に色を変化させることができ
る。
可逆的熱変色性色材は、用途に応じて、1種または2種
以上を組み合せて、ほとんど任意の色が得られ、温度−
50〜200℃の範囲で、任意の変色温度が選択できるた
め、適宜に調節して色と温度を組み合わせることによ
り、ほとんど全ての色に制限を受けることなく、かつ温
度の変化に応じて多段階に色を変化させることができ
る。
【0026】可逆的熱変色性色材を内包させたマイクロ
カプセルは、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、エポキシフタレート樹脂、フェノール樹脂またはケ
イ素樹脂等の無色透明あるいはそれに近い熱硬化性樹脂
を膜壁樹脂として、界面重合、インサイト重合、液中硬
化被膜、水溶液からの相分離、有機溶媒からの相分離、
融解分散冷却、気中懸濁被覆及びスプレードダイニング
等の公知の方法により得られる。得られるマイクロカプ
セルの大きさは、直径1〜20μmである。
カプセルは、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、エポキシフタレート樹脂、フェノール樹脂またはケ
イ素樹脂等の無色透明あるいはそれに近い熱硬化性樹脂
を膜壁樹脂として、界面重合、インサイト重合、液中硬
化被膜、水溶液からの相分離、有機溶媒からの相分離、
融解分散冷却、気中懸濁被覆及びスプレードダイニング
等の公知の方法により得られる。得られるマイクロカプ
セルの大きさは、直径1〜20μmである。
【0027】本発明の感温変色樹脂組成物に用いる紫外
線吸収剤及び酸化防止剤は、無色透明あるいはそれに近
いものが好ましいが、本発明の目的を阻害しない限り有
色のものでもよい。
線吸収剤及び酸化防止剤は、無色透明あるいはそれに近
いものが好ましいが、本発明の目的を阻害しない限り有
色のものでもよい。
【0028】紫外線吸収剤としては、例えば、ヒドロキ
シベンゾフェノン化合物、ヒドロキシナフトフェノン化
合物、フェニルサリシレート化合物、ベンゾトリアゾー
ル化合物またはアクリロニトリル化合物等があげられ
る。
シベンゾフェノン化合物、ヒドロキシナフトフェノン化
合物、フェニルサリシレート化合物、ベンゾトリアゾー
ル化合物またはアクリロニトリル化合物等があげられ
る。
【0029】また、酸化防止剤としては、例えば、フェ
ノール系化合物、ナフチルアミン、フェニレンジアミ
ン、ハイドロキノリン等のアミン系化合物、チオエーテ
ル、チアゾール、イミダゾール等の硫黄系化合物あるい
は有機リン酸系化合物等があげられる。
ノール系化合物、ナフチルアミン、フェニレンジアミ
ン、ハイドロキノリン等のアミン系化合物、チオエーテ
ル、チアゾール、イミダゾール等の硫黄系化合物あるい
は有機リン酸系化合物等があげられる。
【0030】本発明の感温変色樹脂組成物に用いる樹脂
としては、無色透明あるいはそれに近いもので、かつ可
逆的熱変色性色材を包含させたマイクロカプセル、紫外
線吸収剤、酸化防止剤及びその他の添加剤と反応しない
ものならなんでもよい。例えば、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアクリル
樹脂、ABS樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン−ブタジエン樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂、ポリアミド樹脂または飽和ポリエステル
樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはポリエポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂またはポリウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂があげられる。これらは1種または
2種以上で用いられる。
としては、無色透明あるいはそれに近いもので、かつ可
逆的熱変色性色材を包含させたマイクロカプセル、紫外
線吸収剤、酸化防止剤及びその他の添加剤と反応しない
ものならなんでもよい。例えば、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアクリル
樹脂、ABS樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン−ブタジエン樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂、ポリアミド樹脂または飽和ポリエステル
樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはポリエポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂またはポリウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂があげられる。これらは1種または
2種以上で用いられる。
【0031】ただし、熱可塑性樹脂の場合には、含有す
るマイクロカプセルの隔壁樹脂の融点よりも低い融点の
樹脂が、また熱硬化性樹脂の場合には、含有するマイク
ロカプセルの隔壁樹脂の融点よりも低い硬化温度の樹脂
が用いられる。
るマイクロカプセルの隔壁樹脂の融点よりも低い融点の
樹脂が、また熱硬化性樹脂の場合には、含有するマイク
ロカプセルの隔壁樹脂の融点よりも低い硬化温度の樹脂
が用いられる。
【0032】本発明の感温変色樹脂組成物は、必要に応
じ、老化防止剤、希釈剤、溶解助剤、消泡剤、増粘剤、
発泡剤、界面活性剤、可塑剤、硬化剤、電解質及び防錆
剤等を含有してもよい。これらは、無色透明あるいはそ
れに近いものが好ましいが、本発明の目的を阻害しない
限り有色のものでもよい。さらに、染料、顔料も本発明
の目的の範囲を阻害しない限り用いることができる。
じ、老化防止剤、希釈剤、溶解助剤、消泡剤、増粘剤、
発泡剤、界面活性剤、可塑剤、硬化剤、電解質及び防錆
剤等を含有してもよい。これらは、無色透明あるいはそ
れに近いものが好ましいが、本発明の目的を阻害しない
限り有色のものでもよい。さらに、染料、顔料も本発明
の目的の範囲を阻害しない限り用いることができる。
【0033】本発明の感温変色樹脂組成物は、以下の方
法により得られる。
法により得られる。
【0034】本発明のペレット状感温変色樹脂組成物
は、熱可塑性樹脂の場合、液状はそのまま、また固体状
は加熱溶融し、可逆的熱変色性色材を内包させたマイク
ロカプセル、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を入れ、分
散、混練した後、押出し成形、トランスファー成形、射
出成形、インフレーション成形等により、直接ペレット
状に成形するか、あるいは細長い棒状に成形した後、適
当な大きさに切断して得る。
は、熱可塑性樹脂の場合、液状はそのまま、また固体状
は加熱溶融し、可逆的熱変色性色材を内包させたマイク
ロカプセル、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を入れ、分
散、混練した後、押出し成形、トランスファー成形、射
出成形、インフレーション成形等により、直接ペレット
状に成形するか、あるいは細長い棒状に成形した後、適
当な大きさに切断して得る。
【0035】熱硬化性樹脂の場合、液状はそのまま、ま
た固体状は粉砕後、溶媒または反応性希釈剤で溶解し、
可逆的熱変色性色材を内包させたマイクロカプセル、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等を入れ、分散、混練した後、
注形、圧縮成形、押出し成形、トランスファー成形また
は射出成形等により、成形した樹脂を、熱空気中で硬
化、乾燥させるかあるいは適当な凝固液中に入れ硬化さ
せて、直接ペレット状のものを得るかまたは、棒状に成
形したものを適当な大きさに切断してペレット状のもの
を得る。
た固体状は粉砕後、溶媒または反応性希釈剤で溶解し、
可逆的熱変色性色材を内包させたマイクロカプセル、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等を入れ、分散、混練した後、
注形、圧縮成形、押出し成形、トランスファー成形また
は射出成形等により、成形した樹脂を、熱空気中で硬
化、乾燥させるかあるいは適当な凝固液中に入れ硬化さ
せて、直接ペレット状のものを得るかまたは、棒状に成
形したものを適当な大きさに切断してペレット状のもの
を得る。
【0036】また、成形機の口金の型を替えることによ
り、以下に示すような種々の形状のものを得ることがで
きる。
り、以下に示すような種々の形状のものを得ることがで
きる。
【0037】本発明のペレット状感温変色樹脂組成物の
形状は、球、円柱、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱、
星形柱、花形柱または立方体等いずれでもよく、また、
その断面がストロー状、田字状または蓮根状等の中空で
もよく、その大きさは最短方向で0.1〜20mm、最長方向
で0.1〜50mmである。
形状は、球、円柱、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱、
星形柱、花形柱または立方体等いずれでもよく、また、
その断面がストロー状、田字状または蓮根状等の中空で
もよく、その大きさは最短方向で0.1〜20mm、最長方向
で0.1〜50mmである。
【0038】本発明の繊維状感温変色樹脂組成物もま
た、上記に示した方法により、同様にして得られる。さ
らに必要であれば、成形機で成形したものを、延伸して
細長くしたり、あるいは巻取り、ねじり、切断、交差、
接着等により、以下に示すような形状のものを得ること
ができる。網目状のものは、樹脂中に発泡剤を添加する
ことにより、得ることもできる。
た、上記に示した方法により、同様にして得られる。さ
らに必要であれば、成形機で成形したものを、延伸して
細長くしたり、あるいは巻取り、ねじり、切断、交差、
接着等により、以下に示すような形状のものを得ること
ができる。網目状のものは、樹脂中に発泡剤を添加する
ことにより、得ることもできる。
【0039】本発明の繊維状感温変色樹脂組成物の形状
は、直線状、コイル状、円形状または網目状等いずれで
もよく、その大きさは、断面の直径が0.1〜3mmであ
る。
は、直線状、コイル状、円形状または網目状等いずれで
もよく、その大きさは、断面の直径が0.1〜3mmであ
る。
【0040】また、多官能アクリル酸エステル、ポリオ
ルガノシロキサンあるいはジエチレングリコールビスア
リールカーボネート等の耐熱性、耐光性、耐摩耗性及び
耐衝撃性の高い、無色透明またはそれに近い樹脂で、本
発明の感温変色樹脂組成物をコーティングすることによ
り、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性を向上させる
こともできる。
ルガノシロキサンあるいはジエチレングリコールビスア
リールカーボネート等の耐熱性、耐光性、耐摩耗性及び
耐衝撃性の高い、無色透明またはそれに近い樹脂で、本
発明の感温変色樹脂組成物をコーティングすることによ
り、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性を向上させる
こともできる。
【0041】本発明の感温変色樹脂組成物中の可逆的熱
変色性色材を内包させたマイクロカプセルの含有量は、
感温変色樹脂組成物中の樹脂100重量部に対し、1〜50
重量部、好ましくは1〜20重量部である。また、同様
に、紫外線吸収剤の含有量は、0.5〜5重量部、酸化防
止剤の含有量は、0.01〜2重量部である。
変色性色材を内包させたマイクロカプセルの含有量は、
感温変色樹脂組成物中の樹脂100重量部に対し、1〜50
重量部、好ましくは1〜20重量部である。また、同様
に、紫外線吸収剤の含有量は、0.5〜5重量部、酸化防
止剤の含有量は、0.01〜2重量部である。
【0042】マイクロカプセルの含有量が、1重量部よ
り少ない場合には、色がはっきりしなくなり、また、50
重量部より多い場合、感温変色樹脂組成物が成形しにく
くなると同時に、各々のマイクロカプセルを保護する膜
として働く樹脂の厚さが薄くなってしまい、耐光性に問
題が出てくる。
り少ない場合には、色がはっきりしなくなり、また、50
重量部より多い場合、感温変色樹脂組成物が成形しにく
くなると同時に、各々のマイクロカプセルを保護する膜
として働く樹脂の厚さが薄くなってしまい、耐光性に問
題が出てくる。
【0043】紫外線吸収剤の含有量が、0.5重量部より
少ない場合には、効果が得られず、また5重量部より多
くなっても、効果はほとんど変化せず、経済的に不利で
ある。
少ない場合には、効果が得られず、また5重量部より多
くなっても、効果はほとんど変化せず、経済的に不利で
ある。
【0044】酸化防止剤の含有量が、0.01重量部より少
ない場合、効果が得られず、また2重量部より多い場
合、逆に効果が減少するだけでなく、相溶性の問題が出
てくる。
ない場合、効果が得られず、また2重量部より多い場
合、逆に効果が減少するだけでなく、相溶性の問題が出
てくる。
【0045】本発明の建築用部材は、以下に示す工程に
より得られる。
より得られる。
【0046】<工程A> (1)ペレット状感温変色樹脂組成物をバインダーあるい
はバインダー及び骨材中に入れ、混合し、型に流し込
む。(2)圧縮成型する。(3)蒸気養生する。(4)乾燥す
る。(5)感温変色樹脂組成物が表面に露出するように研
磨する。
はバインダー及び骨材中に入れ、混合し、型に流し込
む。(2)圧縮成型する。(3)蒸気養生する。(4)乾燥す
る。(5)感温変色樹脂組成物が表面に露出するように研
磨する。
【0047】繊維状感温樹脂組成物を用いた場合もま
た、<工程A>により得られるが、繊維が長くて、<工
程A>で得ることが困難な場合は、下記に示す<工程B
>により得る。
た、<工程A>により得られるが、繊維が長くて、<工
程A>で得ることが困難な場合は、下記に示す<工程B
>により得る。
【0048】<工程B> (1)繊維状感温変色樹脂組成物を型に入れた後、バイン
ダーあるいはバインダー及び骨材を型に流し込む。(2)
の圧縮成型以降は、<工程A>と同様である。
ダーあるいはバインダー及び骨材を型に流し込む。(2)
の圧縮成型以降は、<工程A>と同様である。
【0049】本発明の建築用部材に用いられるバインダ
ーは、本発明の感温変色樹脂組成物との接着性がよいも
のであれば特に限定されないが、感温変色樹脂組成物の
色に影響しないよう、白色または透明に近いものがよ
い。例えば、セメントペースト、プラスチック、プラス
チックとセメントとのエマルジョンあるいは合成ゴムラ
テックス等があげられる。
ーは、本発明の感温変色樹脂組成物との接着性がよいも
のであれば特に限定されないが、感温変色樹脂組成物の
色に影響しないよう、白色または透明に近いものがよ
い。例えば、セメントペースト、プラスチック、プラス
チックとセメントとのエマルジョンあるいは合成ゴムラ
テックス等があげられる。
【0050】本発明の建築用部材に、必要に応じて用い
られる骨材は、土木学会で規定されている品質に合格す
るものであれば、河川、海浜、山陸で採集される天然骨
材あるいは砕砂、砕石、人工軽量骨材、人工重量骨材、
高炉スラグ等の人工骨材のいずれでもよい。
られる骨材は、土木学会で規定されている品質に合格す
るものであれば、河川、海浜、山陸で採集される天然骨
材あるいは砕砂、砕石、人工軽量骨材、人工重量骨材、
高炉スラグ等の人工骨材のいずれでもよい。
【0051】本発明の建築用部材は、本発明の目的を阻
害しない限り、AE(空気連行)剤、減水剤、促進剤、
遅延剤、ポゾラン、膨張剤、発泡剤、気泡剤、グラウト
剤、防錆剤、防水剤、補強剤及び着色剤等を含有するこ
とができる。
害しない限り、AE(空気連行)剤、減水剤、促進剤、
遅延剤、ポゾラン、膨張剤、発泡剤、気泡剤、グラウト
剤、防錆剤、防水剤、補強剤及び着色剤等を含有するこ
とができる。
【0052】本発明の建築用部材の厚みは、0.5〜1.5cm
であるが、場合によっては1.5cm以上でもよい。また、
その形状としては、板状、管状、容器状またはカワラ状
等があげられる。
であるが、場合によっては1.5cm以上でもよい。また、
その形状としては、板状、管状、容器状またはカワラ状
等があげられる。
【0053】本発明の建築用部材中の感温変色樹脂組成
物の含有量は、建築用部材全100重量部に対し、5〜30
重量部で、好ましくは5〜20重量部である。含有量が5
重量部より少ない場合、遠くから見た時に色が鮮明でな
い。また含有量が30重量部より多い場合、建築用部材の
強度が低下する。
物の含有量は、建築用部材全100重量部に対し、5〜30
重量部で、好ましくは5〜20重量部である。含有量が5
重量部より少ない場合、遠くから見た時に色が鮮明でな
い。また含有量が30重量部より多い場合、建築用部材の
強度が低下する。
【0054】また、多官能アクリル酸エステル、ポリオ
ルガノシロキサンあるいはジエチレングリコールビスア
リールカーボネート等の耐摩耗性の高い無色透明な樹脂
により、本発明の感温樹脂変色組成物をコーティングし
たものを用いた場合、圧縮成型後の研磨で、感温樹脂組
成物部分のみを削り残して突出させることによって、よ
り色を鮮明にみせることのできる建築用部材が得られ
る。
ルガノシロキサンあるいはジエチレングリコールビスア
リールカーボネート等の耐摩耗性の高い無色透明な樹脂
により、本発明の感温樹脂変色組成物をコーティングし
たものを用いた場合、圧縮成型後の研磨で、感温樹脂組
成物部分のみを削り残して突出させることによって、よ
り色を鮮明にみせることのできる建築用部材が得られ
る。
【0055】さらに、<工程A>または<工程B>で、
(5)の乾燥する前の型に、軽石及びセメントを主とした
ブロック原料を流し入れてブロックと一緒に一体成型す
ることもできる。
(5)の乾燥する前の型に、軽石及びセメントを主とした
ブロック原料を流し入れてブロックと一緒に一体成型す
ることもできる。
【0056】建築用部材を作製する際に用いる本発明の
ペレット状または繊維状感温変色樹脂組成物は、そのま
まで用いることができ、取扱いが簡便で、経済性がよ
い。
ペレット状または繊維状感温変色樹脂組成物は、そのま
まで用いることができ、取扱いが簡便で、経済性がよ
い。
【0057】本発明の建築用部材は、セメント用接着剤
で壁面等に容易に接着でき、かつ優れた耐熱性、耐光
性、耐摩耗性、耐衝撃性等の耐久性をもっており、この
建築用部材を組み合わせ接着して得られた壁面は、ほと
んど全ての色に制限を受けることなく、色、模様、絵及
び文字等が表示でき、周囲の温度変化に応じて多段階に
その表示を変化させることができる。
で壁面等に容易に接着でき、かつ優れた耐熱性、耐光
性、耐摩耗性、耐衝撃性等の耐久性をもっており、この
建築用部材を組み合わせ接着して得られた壁面は、ほと
んど全ての色に制限を受けることなく、色、模様、絵及
び文字等が表示でき、周囲の温度変化に応じて多段階に
その表示を変化させることができる。
【0058】本発明のペレット状または繊維状感温変色
樹脂組成物の大きさは、通常の色素分子や色素のマイク
ロカプセルよりも数十〜数万倍大きく、建築用部材の原
料中に混合しても、感温変色樹脂組成物の色が建築用部
材の原料の色と混ざりあって不鮮明になることもなく、
感温変色樹脂組成物の本来の色を呈すことができる。こ
のため、遠目で見ると、感温変色樹脂組成物の色のみが
鮮明に浮き上がり、建築用部材全体が感温変色樹脂組成
物の色に染まったように見せることができる。
樹脂組成物の大きさは、通常の色素分子や色素のマイク
ロカプセルよりも数十〜数万倍大きく、建築用部材の原
料中に混合しても、感温変色樹脂組成物の色が建築用部
材の原料の色と混ざりあって不鮮明になることもなく、
感温変色樹脂組成物の本来の色を呈すことができる。こ
のため、遠目で見ると、感温変色樹脂組成物の色のみが
鮮明に浮き上がり、建築用部材全体が感温変色樹脂組成
物の色に染まったように見せることができる。
【0059】本発明の建築用部材は、ビル、店舗、工
場、倉庫、病院等の建物の内壁、外壁、屋根(屋上)及
び周囲を取り巻く塀、あるいは歩道、広場、公園等の石
畳や縁石、マンホール、さらには道路、山、河川、港湾
等の護岸壁、広告板等、屋内、屋外を問わず広く用いる
ことができ、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性等の
耐久性に優れており、かつ周囲の温度変化に応じて変化
する模様、絵及び文字等が表示できるため、大きな演出
効果が得られる。
場、倉庫、病院等の建物の内壁、外壁、屋根(屋上)及
び周囲を取り巻く塀、あるいは歩道、広場、公園等の石
畳や縁石、マンホール、さらには道路、山、河川、港湾
等の護岸壁、広告板等、屋内、屋外を問わず広く用いる
ことができ、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性等の
耐久性に優れており、かつ周囲の温度変化に応じて変化
する模様、絵及び文字等が表示できるため、大きな演出
効果が得られる。
【0060】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。なお、実施例及び比較例中の「部」は、重量部を表
す。
る。なお、実施例及び比較例中の「部」は、重量部を表
す。
【0061】実施例1 <実施例1−1> 温度35℃を越えると赤色から無色に
変化するローダミンBラクタム、p−オキシ安息香酸オ
クチル及びセチルアルコールからなる可逆的変色性色材
を包含させたメラミン樹脂マイクロカプセル20部並びに
温度35℃を越えると無色から青色に変化するクリスタル
バイオレットラクトン(以下、CVLと略称)、没食子
酸−n−ドデシルエステル及びn−セチルアルコールから
なる可逆的熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マイ
クロカプセル20部と、紫外線吸収剤として2−ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン1部及びHAL
S(セバケート化合物、チバガイギー社製)1部並びに
酸化防止剤としてジラウリルチオジプロピオネート1部
及び2,2'−チオビス−(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)1部とを、ポリプロピレン樹脂200部に分散、
混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成物
(直径:約2mm×長さ:約5mmの円柱)を得た。組成を表1
に示す。
変化するローダミンBラクタム、p−オキシ安息香酸オ
クチル及びセチルアルコールからなる可逆的変色性色材
を包含させたメラミン樹脂マイクロカプセル20部並びに
温度35℃を越えると無色から青色に変化するクリスタル
バイオレットラクトン(以下、CVLと略称)、没食子
酸−n−ドデシルエステル及びn−セチルアルコールから
なる可逆的熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マイ
クロカプセル20部と、紫外線吸収剤として2−ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン1部及びHAL
S(セバケート化合物、チバガイギー社製)1部並びに
酸化防止剤としてジラウリルチオジプロピオネート1部
及び2,2'−チオビス−(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)1部とを、ポリプロピレン樹脂200部に分散、
混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成物
(直径:約2mm×長さ:約5mmの円柱)を得た。組成を表1
に示す。
【0062】<実施例1−2> <実施例1−1>で得
たペレット状感温樹脂組成物120部を、骨材及びセメン
トペースト合計1000部中に入れ、混合して、縦横25cmの
型に流し込んだ。これを成型(圧力:50kg/cm2)し、そ
のまま温度40〜60℃、湿度100%の養生室で、養生(500
℃・時)し、脱型した。その後、多湿状態で10日間放置
し、さらに空気中で7日間乾燥した。乾燥後、500、100
0、2000番の紙やすりで、順次表面を研磨し、さらに200
0番の水ペーパーで仕上げ、建築用部材(厚さ:約0.7m
m)を作製した。建築用部材の組成を表6に示す。
たペレット状感温樹脂組成物120部を、骨材及びセメン
トペースト合計1000部中に入れ、混合して、縦横25cmの
型に流し込んだ。これを成型(圧力:50kg/cm2)し、そ
のまま温度40〜60℃、湿度100%の養生室で、養生(500
℃・時)し、脱型した。その後、多湿状態で10日間放置
し、さらに空気中で7日間乾燥した。乾燥後、500、100
0、2000番の紙やすりで、順次表面を研磨し、さらに200
0番の水ペーパーで仕上げ、建築用部材(厚さ:約0.7m
m)を作製した。建築用部材の組成を表6に示す。
【0063】紫外線カーボンフェードメーターを用い
て、得られた建築用部材に紫外線を照射し、色鮮明性及
び熱変色性についての耐光性試験を行った。(JIS
A1415)
て、得られた建築用部材に紫外線を照射し、色鮮明性及
び熱変色性についての耐光性試験を行った。(JIS
A1415)
【0064】紫外線カーボン灯2本を用いての紫外線照
射300時間後から1000時間照射(屋外ばく露の5年間に
相当)までの間、各100時間照射(屋外ばく露の半年間
に相当)毎に建築用部材を取り出し、温度−5℃に冷却
し、その後徐々に温度100℃まで加熱、ついで徐々に温
度−5℃まで冷却する操作を50回繰り返し、その時の建
築用部材の色を5m離れた地点から目視することによ
り、色鮮明性と熱変色性の評価を行った。
射300時間後から1000時間照射(屋外ばく露の5年間に
相当)までの間、各100時間照射(屋外ばく露の半年間
に相当)毎に建築用部材を取り出し、温度−5℃に冷却
し、その後徐々に温度100℃まで加熱、ついで徐々に温
度−5℃まで冷却する操作を50回繰り返し、その時の建
築用部材の色を5m離れた地点から目視することによ
り、色鮮明性と熱変色性の評価を行った。
【0065】色鮮明性については、鮮明な色を呈するも
のは「○」、ぼやけた色を呈するものは「△」、色のほ
とんどないものは「×」の3段階で、また、熱変色性に
ついては、変色が速やかに起こるものは「○」、変色が
速やかに起こらないものは「△」、全く変色しないもの
は「×」の3段階で評価した。
のは「○」、ぼやけた色を呈するものは「△」、色のほ
とんどないものは「×」の3段階で、また、熱変色性に
ついては、変色が速やかに起こるものは「○」、変色が
速やかに起こらないものは「△」、全く変色しないもの
は「×」の3段階で評価した。
【0066】得られた建築用部材は、変色温度35℃を境
にして毎回速やかに変色し、温度35℃以下では鮮明な赤
色、それ以上では鮮明な青色を呈した。結果を表8に示
す。
にして毎回速やかに変色し、温度35℃以下では鮮明な赤
色、それ以上では鮮明な青色を呈した。結果を表8に示
す。
【0067】実施例2 <実施例2−1> 温度25℃を越えると黄色から無色に
変化するY−1(フルオラン系ロイコ化合物、山本化学
合成(株)製)、ビスフェノールA、ミリスチルアルコー
ル及びミリスチン酸セチルからなる可逆的熱変色性色材
を内包させたエポキシ樹脂マイクロカプセル40部並びに
温度100℃を越えると青色から無色に変化するCVL、t
−ブチルカテコール及びn−ドコシルアルコールからな
る可逆的熱変色性色材を内包させたエポキシ樹脂マイク
ロカプセル60部と、紫外線吸収剤として2,4−ジヒド
ロキシベンゾフェノン5部及び酸化防止剤としてトリフ
ェニルホスフェート3部とを、ポリエポキシ樹脂200部
に分散、混練した後、成形し、繊維状感温変色樹脂組成
物(断面の直径:約2mm×長さ:5cm〜20cm)を得た。組
成を表1に示す。
変化するY−1(フルオラン系ロイコ化合物、山本化学
合成(株)製)、ビスフェノールA、ミリスチルアルコー
ル及びミリスチン酸セチルからなる可逆的熱変色性色材
を内包させたエポキシ樹脂マイクロカプセル40部並びに
温度100℃を越えると青色から無色に変化するCVL、t
−ブチルカテコール及びn−ドコシルアルコールからな
る可逆的熱変色性色材を内包させたエポキシ樹脂マイク
ロカプセル60部と、紫外線吸収剤として2,4−ジヒド
ロキシベンゾフェノン5部及び酸化防止剤としてトリフ
ェニルホスフェート3部とを、ポリエポキシ樹脂200部
に分散、混練した後、成形し、繊維状感温変色樹脂組成
物(断面の直径:約2mm×長さ:5cm〜20cm)を得た。組
成を表1に示す。
【0068】<実施例2−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例2−1>で得た繊維状感温変色樹
脂組成物180部を用いた以外は、<実施例1−2>と同
様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組成を
表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮明性
及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部材は、
変色温度25℃を境にして毎回速やかに変色し、温度25℃
以下では鮮明な緑色、それ以上では鮮明な青色を呈し
た。結果を表8に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例2−1>で得た繊維状感温変色樹
脂組成物180部を用いた以外は、<実施例1−2>と同
様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組成を
表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮明性
及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部材は、
変色温度25℃を境にして毎回速やかに変色し、温度25℃
以下では鮮明な緑色、それ以上では鮮明な青色を呈し
た。結果を表8に示す。
【0069】実施例3 <実施例3−1> 温度20℃を越えると赤色から無色に
変化するRed−3P(フルオラン化合物、山本化学合成
(株)製)、没食子酸イソオクチルエステル及びn−ラウ
リルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させ
たウレタン樹脂マイクロカプセル40部と、紫外線吸収剤
として2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール3部及び酸化防止剤としてトリ
ス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフ
ェニル)ブタン0.1部とを、ポリメタクリル樹脂200部に
分散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組
成物(一辺:約0.1mmの立方体)を得た。組成を表1に示
す。
変化するRed−3P(フルオラン化合物、山本化学合成
(株)製)、没食子酸イソオクチルエステル及びn−ラウ
リルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させ
たウレタン樹脂マイクロカプセル40部と、紫外線吸収剤
として2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール3部及び酸化防止剤としてトリ
ス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフ
ェニル)ブタン0.1部とを、ポリメタクリル樹脂200部に
分散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組
成物(一辺:約0.1mmの立方体)を得た。組成を表1に示
す。
【0070】<実施例3−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例3−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物100部及び2(Al2Na2Si3O10)Na2S4
を主成分とする群青100部を用いた以外は、<実施例1
−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部
材の組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にし
て、色鮮明性及び熱変色性の評価を行った。 得られた
建築用部材は、変色温度20℃を境にして毎回速やかに変
色し、温度20℃以下では鮮明な赤紫色を呈した。結果を
表8に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例3−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物100部及び2(Al2Na2Si3O10)Na2S4
を主成分とする群青100部を用いた以外は、<実施例1
−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部
材の組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にし
て、色鮮明性及び熱変色性の評価を行った。 得られた
建築用部材は、変色温度20℃を境にして毎回速やかに変
色し、温度20℃以下では鮮明な赤紫色を呈した。結果を
表8に示す。
【0071】実施例4 <実施例4−1> 温度20℃を越えると青色から無色に
変化するCVL、p−オキシ安息香酸−n−ドデシルエス
テル及びn−ミリスチルアルコールからなる可逆的熱変
色性色材を内包させたベンゾグアナミン樹脂マイクロカ
プセル10部と、紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン1.6部、酸化防止剤として2,2'−メ
チレンビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)0.02部及びカドミウムオレンジ20部とを、ポリスチ
レン樹脂200部に分散、混練した後、成形し、ペレット
状感温変色樹脂組成物(内径:約3mm、外径:約5mm、長
さ:約1cmのストロー)を得た。組成を表2に示す。
変化するCVL、p−オキシ安息香酸−n−ドデシルエス
テル及びn−ミリスチルアルコールからなる可逆的熱変
色性色材を内包させたベンゾグアナミン樹脂マイクロカ
プセル10部と、紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン1.6部、酸化防止剤として2,2'−メ
チレンビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)0.02部及びカドミウムオレンジ20部とを、ポリスチ
レン樹脂200部に分散、混練した後、成形し、ペレット
状感温変色樹脂組成物(内径:約3mm、外径:約5mm、長
さ:約1cmのストロー)を得た。組成を表2に示す。
【0072】<実施例4−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例4−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物100部を用いた以外は、<実施例1−2>
と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組
成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮
明性及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部材
は、変色温度20℃を境にして毎回速やかに変色し、温度
20℃以下では鮮明な茶色、それ以上では薄橙色を呈し
た。結果を表8に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例4−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物100部を用いた以外は、<実施例1−2>
と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組
成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮
明性及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部材
は、変色温度20℃を境にして毎回速やかに変色し、温度
20℃以下では鮮明な茶色、それ以上では薄橙色を呈し
た。結果を表8に示す。
【0073】実施例5 <実施例5−1> 温度20℃を越えると緑色から無色に
変化するPSD−G(フルオラン化合物、日曹化工(株)
製)、没食子酸イソオクチルエステル及びn−ラウリル
アルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させた不
飽和ポリエステル樹脂マイクロカプセル60部並びに温度
100℃を越えると青色から無色に変化するCVL、t−ブ
チルカテコール及びn−ドコシルアルコールからなる可
逆的熱変色性色材を内包させた不飽和ポリエステル樹脂
マイクロカプセル40部と、紫外線吸収剤として2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン3部及び酸化防止剤として
KEMINOX 326(ケミプロ化成(株)製)2部と
を、不飽和ポリエステル樹脂200部に分散、混練した
後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成物(直径:約
5mmの球)を得た。さらに、その表面を耐摩耗性のジエ
チレングリコールビスアリールカーボネートでコーティ
ングした。組成を表2に示す。
変化するPSD−G(フルオラン化合物、日曹化工(株)
製)、没食子酸イソオクチルエステル及びn−ラウリル
アルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させた不
飽和ポリエステル樹脂マイクロカプセル60部並びに温度
100℃を越えると青色から無色に変化するCVL、t−ブ
チルカテコール及びn−ドコシルアルコールからなる可
逆的熱変色性色材を内包させた不飽和ポリエステル樹脂
マイクロカプセル40部と、紫外線吸収剤として2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン3部及び酸化防止剤として
KEMINOX 326(ケミプロ化成(株)製)2部と
を、不飽和ポリエステル樹脂200部に分散、混練した
後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成物(直径:約
5mmの球)を得た。さらに、その表面を耐摩耗性のジエ
チレングリコールビスアリールカーボネートでコーティ
ングした。組成を表2に示す。
【0074】<実施例5−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例5−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物300部を用いた以外は、<実施例1−2>
と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組
成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮
明性及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部材
は、変色温度20℃を境にして毎回速やかに変色し、温度
20℃以下では鮮明な青緑色、それ以上では鮮明な青色を
呈した。結果を表8に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例5−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物300部を用いた以外は、<実施例1−2>
と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組
成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮
明性及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部材
は、変色温度20℃を境にして毎回速やかに変色し、温度
20℃以下では鮮明な青緑色、それ以上では鮮明な青色を
呈した。結果を表8に示す。
【0075】実施例6 <実施例6−1> 温度0℃を越えると赤色から無色に
変化するPSD−RR(フルオラン系ロイコ化合物、日
曹化工(株)製)、オクチルフェノール、セチルアルコー
ル及びミリスチン酸メチルからなる可逆的熱変色性色材
を内包させたフェノール樹脂マイクロカプセル20部並び
に温度10℃を越えると橙色から黄色に変化するPSD−
V(フルオラン系化合物、日曹化工(株)製)、フェノー
ル樹脂PP−810(群栄化学(株)製)、ステアリン酸
ブチル及びASY−GRH(スピッリト染料、保土谷化
学工業(株)製)からなる可逆的熱変色性色材を内包させ
たフェノール樹脂マイクロカプセル80部と、紫外線吸収
剤として2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール2部及び酸化防止剤として
4,4'−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)1.6部とを、ポリカーボネート樹脂200部に分
散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成
物(底辺:約2cm、高さ:約5cmの三角柱)を得た。組成
を表2に示す。
変化するPSD−RR(フルオラン系ロイコ化合物、日
曹化工(株)製)、オクチルフェノール、セチルアルコー
ル及びミリスチン酸メチルからなる可逆的熱変色性色材
を内包させたフェノール樹脂マイクロカプセル20部並び
に温度10℃を越えると橙色から黄色に変化するPSD−
V(フルオラン系化合物、日曹化工(株)製)、フェノー
ル樹脂PP−810(群栄化学(株)製)、ステアリン酸
ブチル及びASY−GRH(スピッリト染料、保土谷化
学工業(株)製)からなる可逆的熱変色性色材を内包させ
たフェノール樹脂マイクロカプセル80部と、紫外線吸収
剤として2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール2部及び酸化防止剤として
4,4'−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)1.6部とを、ポリカーボネート樹脂200部に分
散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成
物(底辺:約2cm、高さ:約5cmの三角柱)を得た。組成
を表2に示す。
【0076】<実施例6−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例6−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物55部を用いた以外は、<実施例1−2>と
同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組成
を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、得られ
た建築用部材の色鮮明性及び熱変色性について評価し
た。得られた建築用部材は、変色温度0℃及び10℃を境
にして毎回速やかに変色し、温度0℃以下では鮮明な赤
橙色、0〜10℃では鮮明な橙色、10℃以上では鮮明な黄
色を呈した。結果を表8に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例6−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物55部を用いた以外は、<実施例1−2>と
同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組成
を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、得られ
た建築用部材の色鮮明性及び熱変色性について評価し
た。得られた建築用部材は、変色温度0℃及び10℃を境
にして毎回速やかに変色し、温度0℃以下では鮮明な赤
橙色、0〜10℃では鮮明な橙色、10℃以上では鮮明な黄
色を呈した。結果を表8に示す。
【0077】実施例7 <実施例7−1> 温度10℃を越えると赤色から無色に
変化するPSD−RR、オクチルフェノール及びステア
リルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させ
たケイ素樹脂マイクロカプセル15部、温度25℃を越える
と黄色から無色に変化するY−1、ビスフェノールA、
ミリスチルアルコール及びミリスチン酸セチルからなる
可逆的熱変色性色材を内包させたケイ素樹脂マイクロカ
プセル15部並びに温度50℃を越えると青色から無色に変
化するCVL、没食子酸プロピルエステル、ステアリル
アルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させたケ
イ素樹脂マイクロカプセル15部と、紫外線吸収剤として
2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン6
部及び酸化防止剤としてトリ(ノニルフェニル)ホスフ
ェート0.6部とを、ポリ塩化ビニル樹脂200部に分散、混
練した後、成形し、繊維状感温変色樹脂組成物(直径:
約0.2mm、長さ:約5mのコイル)を得た。組成を表3に
示す。
変化するPSD−RR、オクチルフェノール及びステア
リルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させ
たケイ素樹脂マイクロカプセル15部、温度25℃を越える
と黄色から無色に変化するY−1、ビスフェノールA、
ミリスチルアルコール及びミリスチン酸セチルからなる
可逆的熱変色性色材を内包させたケイ素樹脂マイクロカ
プセル15部並びに温度50℃を越えると青色から無色に変
化するCVL、没食子酸プロピルエステル、ステアリル
アルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包させたケ
イ素樹脂マイクロカプセル15部と、紫外線吸収剤として
2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン6
部及び酸化防止剤としてトリ(ノニルフェニル)ホスフ
ェート0.6部とを、ポリ塩化ビニル樹脂200部に分散、混
練した後、成形し、繊維状感温変色樹脂組成物(直径:
約0.2mm、長さ:約5mのコイル)を得た。組成を表3に
示す。
【0078】<実施例7−2> <実施例1−2>にお
いて、骨材及びセメントペースト合計1000部中に、<実
施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成物120部を
加え、均一に混合して、縦横25cmの型に流し込む代り
に、<実施例7−1>で得た繊維状感温変色樹脂組成物
90部を縦横25cmの型に入れた後、骨材及びセメントペー
スト合計1000部を型に流し込む以外は、<実施例1−2
>と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の
組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色
鮮明性及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部
材は、毎回変色温度10℃、25℃、50℃を境にして速やか
に変色し、温度10℃以下では鮮明な黒色、10〜25℃では
鮮明な緑色、25〜50℃では鮮明な青色を呈した。結果を
表8に示す。
いて、骨材及びセメントペースト合計1000部中に、<実
施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成物120部を
加え、均一に混合して、縦横25cmの型に流し込む代り
に、<実施例7−1>で得た繊維状感温変色樹脂組成物
90部を縦横25cmの型に入れた後、骨材及びセメントペー
スト合計1000部を型に流し込む以外は、<実施例1−2
>と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の
組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色
鮮明性及び熱変色性の評価を行った。得られた建築用部
材は、毎回変色温度10℃、25℃、50℃を境にして速やか
に変色し、温度10℃以下では鮮明な黒色、10〜25℃では
鮮明な緑色、25〜50℃では鮮明な青色を呈した。結果を
表8に示す。
【0079】実施例8 <実施例8−1> 温度25℃を越えると黄色から無色に
変化するY−1、ビスフェノールA、ミリスチルアルコ
ール及びミリスチン酸セチルからなる可逆的熱変色性色
材を内包させたメラミン樹脂マイクロカプセル30部並び
に温度100℃を越えると青色から無色に変化するCV
L、t−ブチルカテコール及びn−ドコシルアルコールか
らなる可逆的熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マ
イクロカプセル15部と、紫外線吸収剤として2−(2'
−ヒドロキシ−3'−t−ブチル−5'−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール2.4部及び酸化防
止剤として4,4'−チオビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)3.6部とを、ポリエチレン樹脂200部に
分散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組
成物(縦約:0.5mm、横:約8mm、高さ:約2cmの直方体)
を得た。組成を表3に示す。
変化するY−1、ビスフェノールA、ミリスチルアルコ
ール及びミリスチン酸セチルからなる可逆的熱変色性色
材を内包させたメラミン樹脂マイクロカプセル30部並び
に温度100℃を越えると青色から無色に変化するCV
L、t−ブチルカテコール及びn−ドコシルアルコールか
らなる可逆的熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マ
イクロカプセル15部と、紫外線吸収剤として2−(2'
−ヒドロキシ−3'−t−ブチル−5'−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール2.4部及び酸化防
止剤として4,4'−チオビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)3.6部とを、ポリエチレン樹脂200部に
分散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組
成物(縦約:0.5mm、横:約8mm、高さ:約2cmの直方体)
を得た。組成を表3に示す。
【0080】<実施例8−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例8−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物250部を用いた以外は、<実施例1−2>
と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組
成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮
明性及び熱変色性について評価した。結果を表8に示
す。得られた建築用部材は、毎回変色温度25℃を境にし
て速やかに変色し、温度25℃以下では鮮明な黄緑色、そ
れ以上では鮮明な青色を呈した。結果を表8に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例8−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物250部を用いた以外は、<実施例1−2>
と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部材の組
成を表6に示す。<実施例1−2>と同様にして、色鮮
明性及び熱変色性について評価した。結果を表8に示
す。得られた建築用部材は、毎回変色温度25℃を境にし
て速やかに変色し、温度25℃以下では鮮明な黄緑色、そ
れ以上では鮮明な青色を呈した。結果を表8に示す。
【0081】実施例9 <実施例9−1> 温度18℃を越えると赤色から無色に
変化するRed−3P、没食子酸イソオクチルエステル及
びn−ラウリルアルコールからなる可逆的熱変色性色材
を内包させたウレタン樹脂マイクロカプセル20部と、紫
外線吸収剤として2−(2'−ヒドロキシ−3'−t−ブ
チル−5'−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール3部及び酸化防止剤としてトリラウリルトリチ
オホスフェート1部とを、ポリウレタン樹脂200部に分
散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成
物A(直径:約8mm、高さ:約1cmの円柱)を得た。ま
た、温度60℃を越えると赤色から無色に変化するNC−
R(フルオラン系化合物、保土谷化学工業(株)製)、サ
ッカリン−5'−カルボン酸及びパルミチン酸からなる
可逆的熱変色性色材を内包させたポリウレタン樹脂マイ
クロカプセル30部と、紫外線吸収剤として2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン8部及び酸化防止剤としてトリ
フェニルホスフェート2部とを、ABS樹脂200部に分
散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成
物B(直径:約8mm、高さ:約1cmの円柱)を得た。組成
を表4に示す。
変化するRed−3P、没食子酸イソオクチルエステル及
びn−ラウリルアルコールからなる可逆的熱変色性色材
を内包させたウレタン樹脂マイクロカプセル20部と、紫
外線吸収剤として2−(2'−ヒドロキシ−3'−t−ブ
チル−5'−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール3部及び酸化防止剤としてトリラウリルトリチ
オホスフェート1部とを、ポリウレタン樹脂200部に分
散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成
物A(直径:約8mm、高さ:約1cmの円柱)を得た。ま
た、温度60℃を越えると赤色から無色に変化するNC−
R(フルオラン系化合物、保土谷化学工業(株)製)、サ
ッカリン−5'−カルボン酸及びパルミチン酸からなる
可逆的熱変色性色材を内包させたポリウレタン樹脂マイ
クロカプセル30部と、紫外線吸収剤として2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン8部及び酸化防止剤としてトリ
フェニルホスフェート2部とを、ABS樹脂200部に分
散、混練した後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成
物B(直径:約8mm、高さ:約1cmの円柱)を得た。組成
を表4に示す。
【0082】<実施例9−2> <実施例1−2>にお
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例9−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物A、Bを、各々210部用いた以外は、<実
施例1−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建
築用部材の組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様
にして、色鮮明性及び熱変色性の評価を行った。得られ
た建築用部材は、毎回変色温度18℃、60℃を境にして速
やかに変色し、温度18℃以下では鮮明な濃赤色、18〜60
℃では鮮明な赤色を呈した。結果を表9に示す。
いて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組成
物の代りに、<実施例9−1>で得たペレット状感温変
色樹脂組成物A、Bを、各々210部用いた以外は、<実
施例1−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建
築用部材の組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様
にして、色鮮明性及び熱変色性の評価を行った。得られ
た建築用部材は、毎回変色温度18℃、60℃を境にして速
やかに変色し、温度18℃以下では鮮明な濃赤色、18〜60
℃では鮮明な赤色を呈した。結果を表9に示す。
【0083】実施例10 <実施例10−1(1)> 温度3℃を越えると青色から
無色に変化するCVL、没食子酸イソオクチルエステル
及びn−ウンデシルアルコールからなる可逆的熱変色性
色材を内包させたメラミン樹脂マイクロカプセルa、温
度15℃を越えると青色から無色に変化するCVL、ハイ
ドロキノン及びn−ラウリルアルコールからなる可逆的
熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マイクロカプセ
ルb、温度30℃を越えると青色から無色に変化するCV
L、メトキノン及びn−ミリスチルアルコールからなる
可逆的熱変色性色材を内包さぜたメラミン樹脂マイクロ
カプセルc、温度50℃を越えると青色から無色に変化す
るBS−P(ロイコオーラミン系化合物、山本化学合成
(株)製)、没食子酸イソオクチルエステル及びn−ステ
アリルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包さ
せたメラミン樹脂マイクロカプセルdを、a:b:c:
d=2:2:1:1の割合で混合したものを20部と、紫
外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−n−オクチルベ
ンゾフェノン1部及び酸化防止剤として2,2'−メチレ
ンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)0.2部
とを、ポリアクリレート樹脂200部に分散、混練した
後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成物(直径:約
3cm、厚さ:約3mmの円盤)を得た。組成を表5に示
す。
無色に変化するCVL、没食子酸イソオクチルエステル
及びn−ウンデシルアルコールからなる可逆的熱変色性
色材を内包させたメラミン樹脂マイクロカプセルa、温
度15℃を越えると青色から無色に変化するCVL、ハイ
ドロキノン及びn−ラウリルアルコールからなる可逆的
熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マイクロカプセ
ルb、温度30℃を越えると青色から無色に変化するCV
L、メトキノン及びn−ミリスチルアルコールからなる
可逆的熱変色性色材を内包さぜたメラミン樹脂マイクロ
カプセルc、温度50℃を越えると青色から無色に変化す
るBS−P(ロイコオーラミン系化合物、山本化学合成
(株)製)、没食子酸イソオクチルエステル及びn−ステ
アリルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包さ
せたメラミン樹脂マイクロカプセルdを、a:b:c:
d=2:2:1:1の割合で混合したものを20部と、紫
外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−n−オクチルベ
ンゾフェノン1部及び酸化防止剤として2,2'−メチレ
ンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)0.2部
とを、ポリアクリレート樹脂200部に分散、混練した
後、成形し、ペレット状感温変色樹脂組成物(直径:約
3cm、厚さ:約3mmの円盤)を得た。組成を表5に示
す。
【0084】<実施例10−1(2)> <実施例10−
1(1)>において、a:b=1:2の割合で混合したも
のを2部用いた以外は、<実施例10−1(1)>と同様
にして、ペレット状感温樹脂組成物(直径:約3cm、厚
さ:約3mmの円盤)を得た。組成を表5に示す。
1(1)>において、a:b=1:2の割合で混合したも
のを2部用いた以外は、<実施例10−1(1)>と同様
にして、ペレット状感温樹脂組成物(直径:約3cm、厚
さ:約3mmの円盤)を得た。組成を表5に示す。
【0085】<実施例10−1(3)> <実施例10−
1(1)>において、dのみを100部用いた以外は、<実施
例10−1(1)>と同様にして、ペレット状感温変色樹
脂組成物(直径:約3cm、厚さ:約3mmの円盤)を得た。
組成を表5に示す。
1(1)>において、dのみを100部用いた以外は、<実施
例10−1(1)>と同様にして、ペレット状感温変色樹
脂組成物(直径:約3cm、厚さ:約3mmの円盤)を得た。
組成を表5に示す。
【0086】<実施例10−1(4)> <実施例10−
1(1)>において、b:c=1:2の割合で混合したも
のを20部用いて以外は、<実施例10−1(1)>と同様
にして、ペレット状感温変色樹脂組成物(直径:約3c
m、厚さ:約3mmの円盤)を得た。組成を表5に示す。
1(1)>において、b:c=1:2の割合で混合したも
のを20部用いて以外は、<実施例10−1(1)>と同様
にして、ペレット状感温変色樹脂組成物(直径:約3c
m、厚さ:約3mmの円盤)を得た。組成を表5に示す。
【0087】<実施例10−2> <実施例1−2>に
おいて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組
成物の代りに、<実施例10−1(1)〜(4)>で得たペレ
ット状感温樹脂組成物を各々20部用いた以外は、<実施
例1−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建築
用部材の組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様に
して、色鮮明性及び熱変色性の評価を行った。得られた
建築用部材は、毎回変色温度3℃、15℃、30℃、50℃を
境にして速やかに変色し、各々の変色温度によって段階
的に変化する鮮明な青色の水玉模様を呈した。結果を表
9に示す。
おいて、<実施例1−1>で得たペレット状感温樹脂組
成物の代りに、<実施例10−1(1)〜(4)>で得たペレ
ット状感温樹脂組成物を各々20部用いた以外は、<実施
例1−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建築
用部材の組成を表6に示す。<実施例1−2>と同様に
して、色鮮明性及び熱変色性の評価を行った。得られた
建築用部材は、毎回変色温度3℃、15℃、30℃、50℃を
境にして速やかに変色し、各々の変色温度によって段階
的に変化する鮮明な青色の水玉模様を呈した。結果を表
9に示す。
【0088】比較例1 <実施例1−2>において、<実施例1−1>で得たペ
レット状感温樹脂組成物の代りに、2(Al2Na2Si3O
10)Na2S4を主成分とする群青100部を用いた以外は、
<実施例1−2>と同様にして、建築用部材を作製し
た。建築用部材の組成を表7に示す。
レット状感温樹脂組成物の代りに、2(Al2Na2Si3O
10)Na2S4を主成分とする群青100部を用いた以外は、
<実施例1−2>と同様にして、建築用部材を作製し
た。建築用部材の組成を表7に示す。
【0089】<実施例1−2>と同様にして、得られた
建築用部材の色鮮明性及び熱変色性について評価した。
得られた建築用部材は、コンクリートバインダーの色を
反映したためにやや灰色がかった青色であり、温度の変
化に関係なく常に同じ色であった。結果を表10に示
す。
建築用部材の色鮮明性及び熱変色性について評価した。
得られた建築用部材は、コンクリートバインダーの色を
反映したためにやや灰色がかった青色であり、温度の変
化に関係なく常に同じ色であった。結果を表10に示
す。
【0090】比較例2 <実施例1−2>において、<実施例1−1>で得たペ
レット状感温樹脂組成物の代りに、温度35℃を越えると
赤色から無色に変化するローダミンBラクタム、p−オ
キシ安息香酸オクチル及びセチルアルコールからなる可
逆的熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マイクロカ
プセル200部並びに温度35℃を越えると無色から青色に
変化するCVL、没食子酸−n−ドデシルエステル及びn
−セチルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包
させたメラミン樹脂マイクロカプセル200部を用いた以
外は、<実施例1−2>と同様にして、建築用部材を作
製した。建築用部材の組成を表7に示す。
レット状感温樹脂組成物の代りに、温度35℃を越えると
赤色から無色に変化するローダミンBラクタム、p−オ
キシ安息香酸オクチル及びセチルアルコールからなる可
逆的熱変色性色材を内包させたメラミン樹脂マイクロカ
プセル200部並びに温度35℃を越えると無色から青色に
変化するCVL、没食子酸−n−ドデシルエステル及びn
−セチルアルコールからなる可逆的熱変色性色材を内包
させたメラミン樹脂マイクロカプセル200部を用いた以
外は、<実施例1−2>と同様にして、建築用部材を作
製した。建築用部材の組成を表7に示す。
【0091】<実施例1−2>と同様にして、得られた
建築用部材の色鮮明性及び熱変色性について評価した。
得られた建築用部材は、変色温度35℃での変色性はみら
れるものの耐久性はなく、その色も、温度35℃以下では
灰赤色、それ以上では灰青色であった。結果を表10に
示す。
建築用部材の色鮮明性及び熱変色性について評価した。
得られた建築用部材は、変色温度35℃での変色性はみら
れるものの耐久性はなく、その色も、温度35℃以下では
灰赤色、それ以上では灰青色であった。結果を表10に
示す。
【0092】比較例3 <実施例1−2>において、<実施例1−1>で得たペ
レット状感温樹脂組成物の代りに、温度25℃を越えると
黄色から無色に変化するY−1(山本化学合成(株)製フ
ルオラン系ロイコ化合物)、ビスフェノールA、ミリス
チルアルコールミリスチン酸セチルからなる可逆性熱変
色性色材、紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン及び酸化防止剤としてトリフェニルホスフ
ェートを内包させたエポキシ樹脂マイクロカプセル200
部、並びに温度100℃を越えると青色から無色に変化す
るCVL、t−ブチルカテコールとn−ドデシルアルコー
ルからなる可逆性熱変色性色材、紫外線吸収剤として
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン及び酸化防止剤と
してトリフェニルホスフェートを内包させたエポキシ樹
脂マイクロカプセル200部を用いた以外は、<実施例1
−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部
材の組成を表7に示す。
レット状感温樹脂組成物の代りに、温度25℃を越えると
黄色から無色に変化するY−1(山本化学合成(株)製フ
ルオラン系ロイコ化合物)、ビスフェノールA、ミリス
チルアルコールミリスチン酸セチルからなる可逆性熱変
色性色材、紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン及び酸化防止剤としてトリフェニルホスフ
ェートを内包させたエポキシ樹脂マイクロカプセル200
部、並びに温度100℃を越えると青色から無色に変化す
るCVL、t−ブチルカテコールとn−ドデシルアルコー
ルからなる可逆性熱変色性色材、紫外線吸収剤として
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン及び酸化防止剤と
してトリフェニルホスフェートを内包させたエポキシ樹
脂マイクロカプセル200部を用いた以外は、<実施例1
−2>と同様にして、建築用部材を作製した。建築用部
材の組成を表7に示す。
【0093】<実施例1−2>と同様にして、得られた
建築用部材の色鮮明性及び熱変色性を評価した。得られ
た建築用部材は、変色温度25℃での変色性はみられるも
のの、耐久性はなく、その色も、温度25℃以下では灰緑
色、それ以上では灰青色であった。結果を10に示す。
建築用部材の色鮮明性及び熱変色性を評価した。得られ
た建築用部材は、変色温度25℃での変色性はみられるも
のの、耐久性はなく、その色も、温度25℃以下では灰緑
色、それ以上では灰青色であった。結果を10に示す。
【0094】
【表1】
【0095】
【表2】
【0096】
【表3】
【0097】
【表4】
【0098】
【表5】
【0099】
【表6】
【0100】
【表7】
【0101】
【表8】
【0102】
【表9】
【0103】
【表10】
【0104】
【発明の効果】本発明の感温変色樹脂組成物は、樹脂中
に1種または2種以上の可逆的熱変色性色材を内包させ
たマイクロカプセルと共に、紫外線吸収剤及び酸化防止
剤を含んでおり、その一部が摩耗、破損しても、感温変
色樹脂組成物全体に劣化が及ぶことはなく、耐熱性、耐
光性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れている。さらに、本発
明の感温変色樹脂組成物は、ペレット状または繊維状
で、 そのまま用いることができ、取扱いが簡単である。
に1種または2種以上の可逆的熱変色性色材を内包させ
たマイクロカプセルと共に、紫外線吸収剤及び酸化防止
剤を含んでおり、その一部が摩耗、破損しても、感温変
色樹脂組成物全体に劣化が及ぶことはなく、耐熱性、耐
光性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れている。さらに、本発
明の感温変色樹脂組成物は、ペレット状または繊維状
で、 そのまま用いることができ、取扱いが簡単である。
【0105】この感温変色樹脂組成物を用いた建築用部
材は、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性等の耐久性
に優れ、屋内、屋外を問わず広く利用でき、ほとんど全
ての色に制限を受けることなく、色、模様、絵及び文字
等が表示でき、かつ色が鮮明で、周囲の温度変化に応じ
て多段階にその表示を変化させることができ、大きな演
出効果が得られる。
材は、耐熱性、耐光性、耐摩耗性、耐衝撃性等の耐久性
に優れ、屋内、屋外を問わず広く利用でき、ほとんど全
ての色に制限を受けることなく、色、模様、絵及び文字
等が表示でき、かつ色が鮮明で、周囲の温度変化に応じ
て多段階にその表示を変化させることができ、大きな演
出効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02D 29/14 E04F 13/18 A 9127−2E G02F 1/17 (72)発明者 武藤 健一 群馬県渋川市八木原831番地8号 デスパ ック株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 可逆的熱変色性色材を内包させたマイク
ロカプセル、紫外線吸収剤及び酸化防止剤を、樹脂に含
有させてなる感温変色樹脂組成物。 - 【請求項2】 樹脂100重量部に対し、可逆的熱変色性
色材を内包させたマイクロカプセルが1〜50重量部、紫
外線吸収剤が0.5〜5重量部、酸化防止剤が0.01〜2重
量部である請求項1記載の感温変色樹脂組成物。 - 【請求項3】 感温変色樹脂組成物が、ペレット状また
は繊維状である請求項1または2記載の記載の感温変色
樹脂組成物。 - 【請求項4】 感温変色樹脂組成物が、ペレット状で、
かつ大きさが最短方向で0.1〜20mm、最長方向で0.1〜50
mmである請求項1または2記載の感温変色樹脂組成物。 - 【請求項5】 感温変色組成物が、繊維状で、かつ断面
の直径が0.1〜3mmである請求項1または2記載の感温
変色樹脂組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の感
温変色樹脂組成物を含有させてなる建築用部材。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の感
温変色樹脂組成物が、建築用部材全100重量部に対し、
5〜30重量部である建築用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145769A JPH07331090A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 感温変色樹脂組成物とそれを用いた建築用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145769A JPH07331090A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 感温変色樹脂組成物とそれを用いた建築用部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07331090A true JPH07331090A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15392744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6145769A Pending JPH07331090A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 感温変色樹脂組成物とそれを用いた建築用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07331090A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997027360A1 (en) * | 1996-01-25 | 1997-07-31 | Scapa Group Plc | Phase separation apparatus |
| US6008269A (en) * | 1996-11-25 | 1999-12-28 | Matsui Shikiso Chemical Co., Ltd. | Ultraviolet hardening type ink compositions with a temperature-sensitive color change property |
| JP2006189899A (ja) * | 1996-07-19 | 2006-07-20 | E-Ink Corp | 電子的にアドレス指定可能なマイクロカプセル化されたインクおよびそのディスプレイ |
| JP2007277790A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Jae Woo Yang | 熱色性物質層を備えたウォールペーパー及びその製造方法 |
| JP2009299013A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-12-24 | Toyobo Co Ltd | 温度時間経歴表示体およびそれを用いた表示方法 |
| KR20180056262A (ko) * | 2016-11-18 | 2018-05-28 | 심준용 | 건축물의 온도감응형 내·외벽 패널의 제조방법 |
| CN117467236A (zh) * | 2023-12-05 | 2024-01-30 | 东莞市国亨塑胶科技有限公司 | 温变abs材料及其制备方法 |
| CN119463550A (zh) * | 2024-12-02 | 2025-02-18 | 广东美涂士建材股份有限公司 | 一种根据温度感应变色涂料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP6145769A patent/JPH07331090A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997027360A1 (en) * | 1996-01-25 | 1997-07-31 | Scapa Group Plc | Phase separation apparatus |
| JP2006189899A (ja) * | 1996-07-19 | 2006-07-20 | E-Ink Corp | 電子的にアドレス指定可能なマイクロカプセル化されたインクおよびそのディスプレイ |
| US6008269A (en) * | 1996-11-25 | 1999-12-28 | Matsui Shikiso Chemical Co., Ltd. | Ultraviolet hardening type ink compositions with a temperature-sensitive color change property |
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| JP2009299013A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-12-24 | Toyobo Co Ltd | 温度時間経歴表示体およびそれを用いた表示方法 |
| KR20180056262A (ko) * | 2016-11-18 | 2018-05-28 | 심준용 | 건축물의 온도감응형 내·외벽 패널의 제조방법 |
| CN117467236A (zh) * | 2023-12-05 | 2024-01-30 | 东莞市国亨塑胶科技有限公司 | 温变abs材料及其制备方法 |
| CN119463550A (zh) * | 2024-12-02 | 2025-02-18 | 广东美涂士建材股份有限公司 | 一种根据温度感应变色涂料及其制备方法 |
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