JPH07331211A - 粘着性基剤 - Google Patents

粘着性基剤

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JPH07331211A
JPH07331211A JP13301394A JP13301394A JPH07331211A JP H07331211 A JPH07331211 A JP H07331211A JP 13301394 A JP13301394 A JP 13301394A JP 13301394 A JP13301394 A JP 13301394A JP H07331211 A JPH07331211 A JP H07331211A
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Japan
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meth
polymer
acrylic acid
acid alkyl
adhesive base
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JP13301394A
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English (en)
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Makoto Kanebako
眞 金箱
Toshio Inagi
敏男 稲木
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Kowa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メ
タ)アクリル酸アルキルヒドロキシエステル及び多官能
性モノマーを重合させて得られるポリマーを含有する粘
着性基剤。 【効果】 膨潤性が良好で均一に膨潤することができ、
しかも皮膚に対して優れた粘着性を示すので、貼付剤の
粘着層、各種医療用パッド、さらに薬剤を含浸させた皮
膚外用剤などとして有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のモノマーを重合
させて得られる架橋ポリマーを含有し、皮膚に対して優
れた粘着性を示し、貼付剤、医療用パッド、皮膚外用剤
等として有用な粘着性基剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚に貼付して使用する粘着剤と
しては、既製の支持体に親水性の粘着ゲルを付着させた
ものが知られている(特開昭62−111918号、特
開昭63−225314号、特開昭63−246323
号等)。ここで用いられる支持体としては、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ビニロン、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロ
ン等のプラスチックシート;レーヨン、ポリエステル等
の不織布;ポリエステル、アクリル、絹、綿等の織布な
どが挙げられる。しかしながら、これらの支持体のう
ち、プラスチックシートはゲルとの密着性が悪いため剥
離してしまい、また不織布及び織布は柔軟性に乏しく、
しかも収れん性が不十分であるなどの問題があった。
【0003】また、水溶性薬剤を含浸させた粘着剤とし
ては、水溶性高分子又は架橋されたゲル構造を持つ水溶
性高分子が使用されており、例えばポリアクリル酸、ポ
リアクリル酸塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、
ゼラチン、デンプン等が使用されている。これらのう
ち、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩については、こ
れらを多価金属塩で架橋させたゲル体に薬物を含浸させ
たもの(特開昭53−15413号)が使用されてい
る。しかしながら、この架橋ゲルは、架橋反応が速いた
めに不均一なゲルになってしまうという問題があった。
【0004】このような問題を解決するため、水に難溶
性の多価金属塩を使用して反応速度を遅らせる試みもな
されたが(特開昭57−42617号)、これでは反応
が著しく遅くなりすぎ、また反応速度を速めるために多
価金属塩を増量すると、ゲルの膨張性が低下し、薬物の
吸収性も低くなってしまうという問題があった。
【0005】このため、水難溶性の多価金属塩の架橋反
応速度を高めるため、エチレンジアミン四酢酸(以下E
DTAと略す)、クエン酸、乳酸等の金属イオン封鎖剤
を添加する工夫がなされたが(特開昭54−10659
8号、特開昭59−11614号、特開昭59−110
617号等)、多価金属イオンの封鎖が十分ではなく、
しかも架橋反応速度が顕著に増加するものではなく、未
封鎖の多価金属イオンによりゲルの膨潤性も低下してし
まうという問題があった。
【0006】インドメタシンのような水難溶性の薬剤を
含浸させた粘着剤としては、アクリル系粘着剤にインド
メタシンと経皮吸収促進剤を含浸させたものが知られて
いるが(特公昭58−43368号、特公昭59−76
88号)、粘着剤に対する薬剤の溶解性が小さく、臨床
上必要な量をとり入れることはできなかった。このた
め、分子内に酸アミド結合を有するモノマーと(メタ)
アクリル酸エステルの共重合体を使用すること(特開昭
58−138426号)や、水溶性高分子と水難溶性薬
剤を共粉砕し、カルボキシビニルポリマー、塩基性物質
及び水と混合する方法(特開平3−135924号)等
も試みられているが、いずれも薬剤の溶解性、架橋反応
速度や膨潤度の制御などの点で十分満足できるものでは
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、膨
潤性が良好で均一に膨潤することができ、しかも皮膚に
対して優れた粘着性を示す粘着性基剤を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、(メタ)アクリル酸アルキルヒドロ
キシエステル及び多官能性モノマーを重合させて得られ
るポリマーを用いれば、皮膚に対して優れた粘着性を示
し、膨潤性も良好な粘着性基剤が得られることを見出
し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、(メタ)アクリル酸
アルキルエステル、(メタ)アクリル酸アルキルヒドロ
キシエステル及び多官能性モノマーを重合させて得られ
るポリマーを含有する粘着性基剤を提供するものであ
る。
【0010】本発明で用いられるポリマー、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル(a)、(メタ)アクリル酸
アルキルヒドロキシエステル(b)、及び多官能性モノ
マー(c)を重合させて得られるものである。ここで用
いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と
しては、例えば(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メ
タ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸デシル、
(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ラ
ウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げられ
る。これらのうち、従来よりパップ剤の粘着層成分とし
て広く使用されているアクリル酸ブチル(n−ブチルア
クリレート)が特に好ましい。
【0011】また、(メタ)アクリル酸アルキルヒドロ
キシエステル(b)としては、例えば(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル(2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート)、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル等が挙げられる。これらのうち、生体に対する安
全性等の点から、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
が特に好ましい。
【0012】これらの(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル(a)と(メタ)アクリル酸アルキルヒドロキシエ
ステル(b)の混合比は、モル比で1:0.5〜4であ
るのが好ましく、特に1:0.7〜2が好ましい。
【0013】多官能性モノマー(c)としては、1分子
中に2以上の官能基を有するものであればいずれでもよ
く、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオ
ールジ(メタ)アクリレート等の1分子中に2個以上の
ビニル基を有するもの;ジアリルフタレート、ジアリル
マレート、ジアリルアジペート、トリアリルイソチアネ
ート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート等
の1分子中に2個以上のアリル基を有するもの;N,
N′−メチレンビスアクリルアミド等が挙げられる。こ
れらのうち、特に安全性の高いエチレングリコールジメ
タクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレー
トが好ましい。
【0014】これらの多官能性モノマー(c)と、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル及び(メタ)アクリル
酸アルキルヒドロキシエステルの合計量のモル比は1:
100〜800であるのが好ましく、特に1:200〜
600が好ましい。多官能性モノマーのモル比が少ない
ほど膨潤率は増加するが、その反面、機械的強度が低下
してしまうため、上記範囲内のモル比であるのが好まし
い。
【0015】また、本発明で用いるポリマーには、前記
(a)〜(c)のモノマー以外のモノマーを重合させる
こともできる。かかる他のモノマーとしては、例えばカ
ルボキシル基を有するもの、アミド基を有するもの、ア
ミノ基を有するもの等が挙げられる。カルボキシル基を
有するモノマーとしては、例えば(メタ)アクリル酸等
の不飽和カルボン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸等が挙げられ;アミド基を有するモノマーとしては、
例えば(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アク
リルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、ブトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、エトキシエチル(メ
タ)アクリルアミドジアセトン(メタ)アクリルアミ
ド、ビニルピロリドン等が挙げられ;アミノ基を有する
モノマーとしては、例えばジメチルアミノ(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノ(メタ)アクリレート等が挙
げられ;さらに、酢酸ビニル、スチレン、塩化ビニル、
アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジエン
等を挙げることができる。
【0016】(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)、(メタ)アクリル酸アルキルヒドロキシエステ
ル及び多官能性モノマーの重合は、通常の方法に従って
行えばよく、重合方法は特に制限されるものではない。
【0017】重合開始剤を用いる場合に用いられる重合
開始剤としては特に制限されず、モノマーや反応溶媒等
によって、適宜選択することができる。例えば、反応溶
媒として水を用い、水溶性モノマーを重合させる場合に
は、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩
が挙げられ、疎水性モノマーを重合させる場合には、過
酸化ベンゾイル、過酸化ジ第三ブチル、過酸化アセチル
等の過酸化物;2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)、ジメチル−2,2′−アゾビス(2−メチ
ルプロピオネート)等のアゾ化合物が挙げられる。重合
開始剤は、モノマー合計量に対して0.01〜10重量
%添加するのが好ましい。
【0018】溶液重合により重合を行う場合に用いられ
る溶媒としては、例えば水、メタノール、イソプロピル
アルコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセト
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等が挙げられ、これらは単独で又は2種以
上の組合せで用いることができる。
【0019】重合反応は、例えば通常のラジカル重合用
開始剤を用いる場合は、40〜80℃で2〜72時間行
うのが好ましい。特に、重合開始剤を分解して重合度を
上げるためには、一定時間反応させた後さらに温度を上
げて重合させるのが好ましい。
【0020】また、重合開始剤を使用せずに、放射線、
光、紫外線、低温プラズマ等をモノマーに照射し、重合
活性種を生成させた後重合させることも可能である。こ
こで、放射線としては、α線、β線、γ線、加速電子、
X線などの高エネルギー電離性放射線が使用可能であ
り、これらのうちγ線、加速電子を使用するのが好まし
い。光、紫外線は、一般に水銀ランプを使用し、このう
ちフィルターを用い、300nm以上の波長を使用するの
が好ましい。低温プラズマとしては、グロー放電、コロ
ナ放電が好ましい。これらの反応は、酸素補促剤を添加
して行うのが好ましい。重合開始剤を使用しないことに
より、重合開始剤の毒性を排除することができ、また、
多官能性モノマーを使用せずに架橋反応を行うことも可
能である。
【0021】このように重合反応を行って得られるポリ
マーのうち、特にn−ブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート及びエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレートを重合させて得られたもの
が好ましい。
【0022】このようにして得られるポリマーは、その
まま、あるいはこれを微粉砕し、溶媒を含浸させて膨潤
させることができる。ここで用いられる溶媒としては、
水;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコー
ル等の多価アルコール;エタノール、イソプロピルアル
コール等の一価アルコールなどが挙げられ、これらは1
種又は2種以上を組合せて用いるのが好ましい。これら
の溶媒のうち、多価アルコールと水の混合溶媒が好まし
く、また多価アルコールとしてはポリエチレングリコー
ルが好ましい。多価アルコールと水を混合して用いる場
合には、その配合割合は、多価アルコール:水=99:
1〜1:1であるのが好ましい。
【0023】また、ポリマーは、そのまま又は板状にし
て用いることができるが、微粉砕して用いると、より粘
着力を増大させることができる。微粉砕することによ
り、ポリマー中に均一に溶媒を含浸させることができ、
また単位重量当りの表面積を増大させ、膨潤速度及び膨
潤度を増大させることができる。ゲルの膨潤時間はゲル
の長さの2乗に比例することが知られており、短時間で
膨潤性を増大させるためにはできるだけゲルの粒径を小
さくするのが好ましく、本発明においては、ポリマーを
微粉砕したときの粒径が200〜50メッシュであるの
が好ましい。
【0024】さらに、本発明で用いるポリマーは、溶媒
を含浸させたたときの膨潤率が100%以上であると、
皮膚に対する粘着性がより高められ、好ましい。膨潤率
を高めるためには、架橋密度を低くしたり、架橋剤とし
て鎖長の長いものを用いれば良く、機械的強度を損なわ
ない範囲で適宜選択すればよい。また、膨潤率は、本発
明の粘着性基剤の用途等に応じて、適宜設定するのが好
ましい。
【0025】なお、膨潤率は、次式により求めることが
できる。
【0026】
【数1】
【0027】また、溶媒を含浸して膨潤したポリマー
は、ガラスに対する剥離強度が100g/cm2 以上であ
るのが好ましく、特に150g/cm2 以上であると、皮
膚に対して優れた粘着性が得られるので好ましい。
【0028】なお、剥離強度は、次式により求めること
ができる。
【0029】
【数2】
【0030】本発明の粘着性基剤は、既製の支持体に付
着させて用いることも可能である。ここで用いられる支
持体としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ビニロン、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ナイロン等のプラスチックシート
や、レーヨン、ポリエステル等の不織布及びポリエステ
ル、アクリル、絹、綿等の織布が挙げられる。
【0031】また、溶媒中に各種薬剤等を溶解させ、こ
の溶媒をポリマーに含浸させることにより、皮膚外用剤
として適用することができる。ここで用いられる薬剤と
しては、例えば解熱消炎鎮痛剤、ステロイド系抗炎症
剤、血管拡張剤、抗高血圧・不整脈剤、血圧降下剤、鎮
咳去痰剤、抗腫瘍剤、局所麻酔剤、ホルモン剤、抗喘息
アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、抗凝血剤、鎮痙剤、脳
循環・代謝改善剤、抗うつ・抗不安剤、ビタミンD剤、
血糖降下剤、抗潰瘍剤、睡眠剤、抗生物質等が挙げられ
る。これらの薬剤の配合量は、臨床上必要量及び一回の
投与量等によって異なるが、多価アルコール−水の混合
溶媒に対して0.1〜10%とするのが好ましい。ま
た、必要によっては皮膚刺激剤、経皮吸収促進剤、安定
化剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を添加
することや各種の酸及びアルカリによってpH調節を行う
こともできる。
【0032】
【発明の効果】本発明の粘着性基剤は、膨潤性が良好で
均一に膨潤することができ、しかも皮膚に対して優れた
粘着性を示すので、貼付剤の粘着層、各種医療用パッ
ド、さらに薬剤を含浸させた皮膚外用剤などとして有用
である。
【0033】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0034】実施例1 2−ヒドロキシエチルメタクリレート(以下、「HEM
A」と示す)とn−ブチルアクリレート(以下、「B
A」と示す)を用い、これらのHEMA:BA=2:
8,4:6,6:4,8:2(モル比)の混合モノマー
に対し、エチレングリコールジメタクリレート(以下、
「EGDMA」と示す)を400:1(モル比)の割合
で加えた。このモノマーの全量に対して1%の2,2′
−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(以下、「V
59」と示す)を添加し、10分間窒素置換・脱気した
後密封し、65℃で3時間重合反応を行った。反応終了
後、イソプロピルアルコール−水洗浄及び真空乾燥を3
回繰り返して残留モノマーを除去して精製した。精製し
たポリマーを粉砕器で粉砕し、180メッシュのふるい
を通して微粉末のポリマーを得た。
【0035】実施例2 0.5mmのスペーサーを入れたスライドグラスの間で、
実施例1と同様に重合反応・精製を行い、板状ポリマー
を得た。
【0036】実施例3 HEMA:BA=4:6(モル比)の混合モノマーに対
し、100:1〜1600:1(モル比)でEGDMA
を加え、実施例1と同様にして微粉末のポリマーを得
た。
【0037】実施例4 0.5mmのスペーサーを入れたスライドグラスの間で、
実施例3と同様に重合反応・精製を行い、板状ポリマー
を得た。
【0038】実施例5 HEMA:BA=4:6(モル比)の混合モノマーに対
し、400:1(モル比)でEGDMA又はトリエチレ
ングリコールジメタクリレート(TEGDMA)を加
え、実施例1と同様にして微粉末のポリマーを得た。
【0039】実施例6 0.5mmのスペーサーを入れたスライドグラスの間で、
実施例5と同様に重合反応・精製を行い、板状ポリマー
を得た。
【0040】試験例1 実施例1〜6で得られたポリマーのうち、板状ポリマー
を真空乾燥後1×1cmに切断し、インドメタシン1重量
部、PEG400 5.5重量部及びジイソプロパノー
ルアミン0.4重量部の混合溶媒に浸漬して膨潤させ
た。たま、板状ポリマーを粉砕器で粉砕して180メッ
シュのふるいを通したポリマー、又は実施例で得られた
微粉末のポリマー1重量部を同様な混合溶液5重量部と
混合・展延して膨潤させた。膨潤後の状態を目視で観察
したところ、いずれも溶媒が均一に含浸していた。ま
た、板状ポリマーと微粉末のポリマーでは、微粉末ポリ
マーの方が均一であった。
【0041】試験例2 実施例で得られた板状ポリマーを真空乾燥した後、1×
1cmに切断し、PEG400及び5、10、20、50
重量%のPEG400水溶液に浸漬した。一週間経過前
後の飽和膨潤時の重量を測定し、前記式(1)に従って
膨潤率を算出した。
【0042】HEMAとBAの混合比率を可変した膨潤
率の比較を図1に示した。HEMAの比率が高いほど膨
潤率の極大点が水含量が高い方に移行し、HEMAを配
合することによる親水性化の効果が確認された。
【0043】架橋剤EGDMAの架橋密度を変えた膨潤
率の比較を図2に示した。架橋密度が低いほど、特に水
含量が低い場合に膨潤率が高くなることが確認された。
【0044】架橋剤の長さによる膨潤率の比較を図3に
示した。鎖長の長いTEGDMAの方が水が含量の低い
場合に膨潤率は高くなった。
【0045】試験例3 実施例で得られた板状ポリマーを、多価アルコール−水
の混合溶媒中で飽和膨潤させた後、1×1cmに切断し、
図4に示す装置構成で2cm/minの一定速度で剥離させた
ときの剥離時の荷重を測定し、前記式(2)より剥離強
度を算出した。粉末ポリマーについては、ポリマー:多
価アルコール−水の混合溶媒=1:5(重量比)で混合
転延後、板状ポリマーと同様にして測定した。板状ポリ
マーと粉末ポリマーとの剥離強度の比較を図5に示し
た。水含量に関係なく、粉末ポリマーの方が約1.5〜
9倍高い剥離強度を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】HEMAとBAの混合比率による膨潤率の比較
を示す図である。
【図2】架橋密度による膨潤率の比較を示す図である。
【図3】架橋剤の鎖長による膨潤率の比較を示す図であ
る。
【図4】試験例3において、剥離強度を測定した装置構
成を示す図である。
【図5】板状ポリマーと微粉末ポリマーの剥離強度を示
す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸アルキルエステル、
    (メタ)アクリル酸アルキルヒドロキシエステル及び多
    官能性モノマーを重合させて得られるポリマーを含有す
    る粘着性基剤。
  2. 【請求項2】 (メタ)アクリル酸アルキルエステルと
    (メタ)アクリル酸アルキルヒドロキシエステルのモル
    比が1:0.5〜4である請求項1記載の粘着性基剤。
  3. 【請求項3】 多官能性モノマーと、(メタ)アクリル
    酸アルキルエステル及び(メタ)アクリル酸アルキルヒ
    ドロキシエステルの合計量のモル比が1:100〜80
    0である請求項1又は2記載の粘着性基剤。
  4. 【請求項4】 n−ブチル(メタ)アクリレート、2−
    ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及びエチレング
    リコールジ(メタ)アクリレートを重合させて得られる
    ポリマーを含有する粘着性基剤。
  5. 【請求項5】 ポリマーが、多価アルコール−水の混合
    溶媒を含浸したものである請求項1〜4のいずれか1項
    記載の粘着性基剤。
  6. 【請求項6】 ポリマーが、微粉砕されたものである請
    求項5記載の粘着性基剤。
  7. 【請求項7】 溶媒を含浸して膨潤したポリマーの膨潤
    率が100%以上である請求項5又は6記載の粘着性基
    剤。
  8. 【請求項8】 ポリマーのガラスに対する剥離強度が、
    100g/cm2 以上である請求項7記載の粘着性基剤。
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