JPH07331239A - 赤外発光蛍光体、蛍光体組成物、蛍光体担持物、潜像マーク形成部材、光学読取装置ならびに光学読取システム - Google Patents

赤外発光蛍光体、蛍光体組成物、蛍光体担持物、潜像マーク形成部材、光学読取装置ならびに光学読取システム

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JPH07331239A
JPH07331239A JP6126377A JP12637794A JPH07331239A JP H07331239 A JPH07331239 A JP H07331239A JP 6126377 A JP6126377 A JP 6126377A JP 12637794 A JP12637794 A JP 12637794A JP H07331239 A JPH07331239 A JP H07331239A
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JP
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light
phosphor
infrared
emitting
emitting phosphor
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Application number
JP6126377A
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English (en)
Inventor
Yoji Takeuchi
要二 竹内
Hideaki Matsuoka
秀明 松岡
Tomoaki Ishizuka
知明 石塚
Toshio Oshima
敏夫 大嶋
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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  • Compounds Of Iron (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】新規な赤外発光蛍光体を提供する。 【構成】光学活性元素として鉄(Fe)およびエルビウ
ム(Er)を含有し、スカンジウム(Sc),ガリウム
(Ga),アルミニウム(Al),インジウム(I
n),イットリウム(Y),ビスマス(Bi),セリウ
ム(Ce),ガドリニウム(Gd),ルテチウム(L
u),ランタン(La)のグループから選択された少な
くとも1種の元素を含有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の波長を有する励
起光を照射することにより赤外光を発光する赤外発光蛍
光体、その蛍光体を含有する蛍光体組成物、その蛍光体
を担持した蛍光体担持物、前記蛍光体組成物で形成され
た潜像マーク形成部材、その潜像マークなどを光学的に
読み取る光学読取装置ならびに光学読取システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、流通産業界を中心に各産業界でバ
ーコードによる物の管理などが盛んに行われたり、ま
た、各種プリペイドカードあるいは通行カードなどにも
バーコードが印刷され、スキャナなどの光学読取装置を
用いてこのバーコードを読み取り、所定の処理動作が行
われるようになっている。
【0003】最近では現金に代わる支払い方法としてク
レジットカードやプリペイドカードなどが使用されてお
り、それらのカードに偽造防止手段を施したり、あるい
はカードが偽造されたものか否かを判別する方法が種々
提案されている。
【0004】その1つとして、バーコードなどのマーク
を蛍光体を含むインクで印刷して潜像マークを形成し、
その潜像マークに赤外線を照射して、潜像マークから発
する蛍光を光学的に検出する方式が提案されている。
【0005】図19は蛍光体として使用されるLiNd
P4 O12の発光スペクトル(スペクトルa)、図20
は中心波長λpが810nmの半導体レーザダイオード
の発光スペクトル(スペクトルb)、図21は受光素子
に受光される光のスペクトルである。図21中のスペク
トルbは半導体レーザダイオードから出力されるレーザ
の反射光で図20の発光スペクトル(スペクトルb)と
同じである。また図21中の点線(c)は、スペクトル
aとスペクトルbを分離するために受光素子の受光面近
傍に取り付けた光学フィルタの遮断特性曲線である。
【0006】このように蛍光体の発光スペクトル(スペ
クトルa)と半導体レーザダイオードの発光スペクトル
(スペクトルb)の波長がかなり離れているため、
(c)の特性を有する光学フィルタを使用する。そし
て、半導体レーザダイオードから出力されるレーザによ
り潜像マークを照射しながら、前記光学フィルタによっ
てレーザの反射光を遮断し、潜像マークから発する蛍光
のみを透過して受光素子で受光することにより、潜像マ
ークが検出できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記Nd付活
の蛍光体LiNdP4 O12は従来から公知の材料であ
り、それの製法、性質、使用方法などが一般に知られて
いるため、この蛍光体を偽造防止のための潜像マークと
して使用しても、その効果は薄いという難点を有してい
る。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、新規な赤外発光蛍光体、その蛍光体を含有
する蛍光体組成物、その蛍光体を担持した蛍光体担持
物、前記蛍光体組成物で形成された潜像マーク形成部
材、その潜像マークや前記蛍光体担持物などを光学的に
検出する光学読取装置ならびに光学読取システムを提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、前述の
目的を達成するため、光学活性元素としてFeおよびE
rを含有し、所定の波長の励起光を照射することにより
赤外光を発光することを特徴とするものである。
【0010】第2の本発明は、前述の目的を達成するた
め、請求項7に記載された蛍光体担持物に対して、2つ
以上の波長の異なる励起光を照射する複数の発光素子
と、前記赤外発光蛍光体から発せられる蛍光を受光する
1つの受光素子とを備え前記複数の発光素子から同時に
励起光を照射して、前記赤外発光蛍光体から発せられる
蛍光を前記受光素子で受光することを特徴とするもので
ある。
【0011】第3の本発明は、前述の目的を達成するた
め、請求項7に記載された蛍光体担持物に対して、2つ
以上の波長の異なる励起光を照射する複数の発光素子
と、前記赤外発光蛍光体から発せられる蛍光を受光する
1つの受光素子とを備え前記複数の発光素子から時系列
的に順次励起光を照射して、前記赤外発光蛍光体から発
せられる蛍光を前記受光素子で受光することを特徴とす
るものである。第4の本発明は、前述の目的を達成する
ため、請求項8に記載された赤外発光蛍光体担持物に対
して、前記第1の赤外発光蛍光体を励起するための第1
の発光素子と、その第1の赤外発光蛍光体から発する蛍
光を受光する第1の受光素子と、前記第2の赤外発光蛍
光体を励起するための第2の発光素子と、その第2の赤
外発光蛍光体から発する蛍光を受光する第2の受光素子
とを備えて、各受光素子からの信号の出力の有無を判断
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】従来公知のNd付活の蛍光体あるいはNd,Y
b付活の蛍光体に対する励起光の波長はNdの吸収波長
(550nm,580nm,750nm,810nm)
に限定されるから、使用できる発光素子の種類も限定さ
れてしまう。
【0013】これに対して第1の本発明は光学活性元素
としてFeを使用しているから、可視光から近赤外光の
広い領域の光を吸収して励起することができるため、発
光素子の使用可能範囲が拡張される。
【0014】また従来公知のNd付活の蛍光体あるいは
Nd,Yb付活の蛍光体の発光波長は約1000nm
で、そのためにSiフォトダイオードが受光素子として
使用されていた。
【0015】これに対して第1の本発明は光学活性元素
として使用しているErにより発光波長は約1500n
mとなり、従来公知の蛍光体とは発光波長領域が異な
り、従って従来のSiフォトダイオードでは受光するこ
とができず、従来の蛍光体とは区別することができ、特
に偽造防止、改ざん防止などのようなセキュリティーが
要求されるところでは効果が顕著である。
【0016】さらに発光波長が約1500nmであるこ
とから、Ge,InGaAs,PbS,PbSeなどの
各種フォトダイオードを使用することが可能となり、受
光素子の使用可能範囲も拡張される。
【0017】また第2の発明では、前述のように光吸収
領域の広い蛍光体に対して、波長の異なった光を照射す
る複数の発光素子から同時に照射して蛍光体を励起する
から、実質的に発光する蛍光強度が高くなり、出力の増
大を図ることができる。
【0018】そのために蛍光体の検出が確実となり、信
頼性の向上が図れるとともに高速読取りが可能となる。
【0019】さらに第3の発明では、前述のように光吸
収領域の広い蛍光に対して、波長の異なる光を照射する
複数の発光素子から時系列的に順次励起光を照射して、
その蛍光体から発せられる蛍光を受光素子で受光するよ
うになっている。そのため受光素子の出力の有無から、
本発明の蛍光体を担持した真正な物であるか否かの判断
ができ、セキュリティの向上が図れる。
【0020】さらに第4の発明では、本発明に係る新規
な第1の赤外発光蛍光体と、その蛍光体とは異なった波
長の蛍光を発する第2の赤外発光蛍光体とを担持した蛍
光体担持物に対して、前記第1の発光素子ならびに第1
の受光素子と、前記第2の発光素子ならびに第2の受光
素子とを備えて、各受光素子からの信号の出力の有無を
判断するように構成されているから、第1の赤外発光蛍
光体と第2の赤外発光蛍光体とを担持した真正な物であ
るか否かの判断ができ、セキュリティの向上が図れる。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例を図とともに説明する。
図1は実施例の係る光学読取装置の平面図、図2はその
光学読取装置における読取ヘッドの要部分解斜視図、図
3はその読取ヘッドの図2のX−X方向の断面図、図4
はその読取ヘッドの図2のY−Y方向の断面図である。
【0022】図1に示すように光学読取装置は、装置本
体1と、装置本体1内に装着された読取ヘッド2と、こ
の読取ヘッド2に接続されて動作する各種素子を備えた
プリント配線基板3とから主に構成されている。
【0023】同図に示すように装置本体1の上面にはカ
ード4が挿通されるガイド溝5が形成され、このガイド
溝5の内側壁面に望むように前記読取ヘッド2が取り付
けられている。
【0024】後述のバーコードパターンを有するカード
4が前記ガイド溝5に沿って矢印方向に挿通され、その
間にバーコードパターンの情報が読取ヘッド2によって
光学的に読み取られる。
【0025】この読取ヘッド2は図2に示すように、ケ
ースを兼ねたヘッド本体6と、そのヘッド本体6内に挿
入されるスリットシート7と、素子ホルダーを兼ねたシ
ート押さえ部材8と、そのシート押さえ部材8に保持さ
れる発光素子9ならびに受光素子10と、前記ヘッド本
体6の上面開口を閉塞するヘッドカーバー11とから構
成されている。
【0026】前記ヘッド本体6の下面中央には、カード
4に形成されたバーコードパターン28の縦長方向と平
行な開口部13が形成され、また下面両側には図3に示
すように係合段部14が設けられている。ヘッド本体6
の内側には、前記開口部13に向けて両側から傾斜した
シート受面15、15が形成され、このシート受面1
5、15の途中にピン16(図2参照)が立設され、前
記開口部13の両端部には係止溝17(図2参照)が設
けられている。
【0027】図2ならびに図3に示すように、ヘッド本
体6の上面開口付近には、この読取ヘッド2を装置本体
1に取り付けるためのフランジ部18、18が突設され
ている。
【0028】前記スリットシート7は図2に示すよう
に、例えばポリエチレンテレフタレートなどの透明シー
トの上にスリット状透光部19(図2参照)を除いて黒
色の印刷層20を形成したフレキシブルなシートから構
成されている。このスリットシート7の前後には孔21
が設けられ、この孔21に前記ヘッド本体6のピン16
をそれぞれ挿通することにより、ヘッド本体6上でのス
リットシート7の位置決めがなされ、図3に示すように
ヘッド本体6の開口部13にスリットシート7のスリッ
ト状透光部19が配置される。
【0029】この実施例では透明シートの上に印刷層2
0を形成したが、例えばステンレススチールなどの不透
明な薄板にスリット状の溝を形成したスリットシートも
使用できる。
【0030】前記シート押さえ部材8の下面は図2なら
びに図3に示すように、前記ヘッド本体6のシート受面
に沿ってわん曲しており、このシート押さえ部材8の下
面とヘッド本体6のシート受面15との間でスリットシ
ート7が挟持され、スリットシート7の透光部19がヘ
ッド本体6の開口部13内に押し出される。シート押さ
え部材8の中央にスリット状の光規制孔22が形成さ
れ、図3に示すように透光部19と対向している。
【0031】シート押さえ部材8の両側には、平面形状
がT字形をした係止片23、23(図2参照)がそれそ
れ突設され、この係止片23、23を前記ヘッド本体6
の係止溝17、17に嵌入することにより、ヘッド本体
6内でのシート押さえ部材8の取り付けがなされる。
【0032】シート押さえ部材8の上部には一部円弧状
をした保持壁24が形成され、図4に示すようにこの保
持壁24内に発光素子9ならびに受光素子10の先端部
が挿入、保持される。
【0033】前記ヘッドカバー11の周囲には4本の係
合爪25が下方を向いて突出しており、図3に示すよう
にこの係合爪25をヘッド本体6の係合段部14にそれ
ぞれ係合することにより、読取ヘッド2の組み立てが終
了する。
【0034】前記ヘッドカバー11の内面には図3に示
すように脚部26が下方を向いて突出しており、図3に
示す如くヘッドカバー11の組み込みが終了すると、こ
の脚部26によって発光素子9ならびに受光素子10を
介してシート押さえ部材8がシート受面15側に押圧さ
れ、スリットシート7の固定が確実になされる。
【0035】次にカード4の構成につて、図5ならびに
図6を用いて説明する。このカード4は例えば各種プリ
ペイドカード、通行カードなどとして使用される。
【0036】図5はカードの平面図、図6はカードの要
部拡大断面図である。
【0037】カード基板27の表面には、潜像のバーコ
ードパターン28を有する印刷層29が形成されてい
る。カード基板27は例えば酸化チタンなど白色顔料を
分散、保持した塩化ビニル系シートなどから構成され、
可視光線ならびに赤外線を反射する性質を有している。
【0038】前記印刷層29には、蛍光体微粒子と、そ
れを分散保持する透明なバインタを主成分とするインク
により所望のバーコードパターン28が形成されてい
る。印刷層29の厚さTは、出力の関係から0.5〜5
0μmが適当である。
【0039】前記蛍光体は所定の波長の励起光を照射す
ることにより赤外光を発光する赤外発光蛍光体で、光学
活性元素として鉄(Fe)およびエルビウム(Er)を
含有しており、この光学活性元素の他にスカンジウム
(Sc),ガリウム(Ga),アルミニウム(Al),
インジウム(In),イットリウム(Y),ビスマス
(Bi),セリウム(Ce),ガドリニウム(Gd),
ルテチウム(Lu),ランタン(La)のグループから
選択された少なくとも1種の元素を含くんでいる。
【0040】更に詳細には、下記の一般式(1)を有す
る赤外発光蛍光体、 一般式(1) A3 D5 O12 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
なり、DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択
された少なくとも1種の元素と、Feからなる。
【0041】または下記の一般式(2)を有する赤外発
光蛍光体、 一般式(2) ADO3 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
なり、DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択
された少なくとも1種の元素と、Feからなる。
【0042】または下記の一般式(3)を有する赤外発
光蛍光体である。
【0043】一般式(3) A2 D4 O12 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
なり、DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択
された少なくとも1種の元素と、Feからなる。
【0044】前記一般式を有する蛍光体が単独で、また
は混合物の形で使用される。
【0045】さらに具体的には、下記のような赤外発光
蛍光体である。
【0046】 .Er0.2 Y2.8 Fe1.5 Al3.5 O12 .Er0.5 Y2.5 Fe1.5 Ga3.5 O12 .Er0.2 Lu2.8 Fe2.5 Al3.5 O12 .Er0.05La0.95Fe0.3 Al0.7 O3 .Er0.02La0.98Fe0.1 Ga0.9 O3 つぎにこれら蛍光体の具体的な実施例について説明す
る。
【0047】仕込原料として図22に示す重量比の組成
物を乳鉢により十分に混合した後、図中の条件で焼成
し、その後に熱水と2モルの硝酸により未反応物を取り
除いて各々Er0.2 Y2.8 Fe1.5 Al3.5 O12(実施
例1),Er0.5 Y2.5 Fe1.5 Ga3.5 O12(実施例
2),Er0.2 Gd2.8 Fe2.5 Al2.5 O12(実施例
3),Er0.05La0.95Fe0.3 Al0.7 O3 (実施例
4),Er0.02La0.98Fe0.1 Ga0.9 O3 (実施例
5)の赤外発光蛍光体を得た。
【0048】前記実施例1によって得られた(ErY)
3 (FeAl)5 O12の吸収スペクトルを図7に、また
発光スペクトルを図8にそれぞれ示す。
【0049】光学活性元素として添加されたFeは図7
に示すように可視光から近赤外光までの広い範囲(約4
00〜1100nm)にわたって光吸収性を示し、この
領域で発光する半導体レーザあるいは発光ダイオードに
より蛍光体を励起することができる。
【0050】そして励起されたFeはErにエネルギー
を与えて約1400〜1670nmの波長の光を放出す
る。
【0051】図9はゲルマニウム(Ge)フォトダイオ
ードの分光感度特性図、図10はインジウム(In)−
ガリウム(Ga)−ヒ素(As)フォトダイオードの分
光感度特性図である。
【0052】図8に示すようにErを含有した蛍光体の
発光スペクトルのピークは約1540nmにあり、これ
に対して図9に示すGeフォトダイオードならびに図1
0に示すInGaAsフォトダイオードは、波長140
0〜1600nmの範囲で高い感度を有するから、この
種の受光素子として好適であり、読取速度を高速にして
もバーコードパターンの読み取りが確実であるという特
長を備えている。
【0053】なお、その他にPbSフォトダイオード
(受光感度;約600〜1800nm),PbSeフォ
トダイオード(受光感度;約1000〜4500nm)
なども使用可能である。
【0054】前述のような吸収ならびに発光スペクトル
特性は、光学活性元素としてFeおよびErを含有した
他の赤外発光蛍光体においても同様に得られる。
【0055】蛍光体微粒子の印刷層29中での含有率は
30〜80重量%が適当で、含有率が30重量%未満で
あると印刷層29(バーコードパターン28)からの出
力が弱く、一方、含有率が80重量%を超えると印刷層
29(バーコードパターン28)の印刷性が悪くなり、
印刷不良を生じる恐れがある。
【0056】前記バインダーとしては、例えば紫外線硬
化性樹脂などの無溶剤タイプ、ポリウレタンなどの溶剤
タイプ、あるいはポリビニルアルコール(PVA)など
の水溶性タイプなどのいずれも使用でき、印刷法や被検
出体の材質などによって適宜選択される。なお、必要に
応じて可塑剤、界面活性剤などを添加することができ
る。
【0057】印刷層29(バーコードパターン28)
は、例えば熱転写、インクジェット、オフセット印刷、
スクリーン印刷あるいはグラビア印刷などによって形成
することができる。なお、図6では記載していないが、
印刷層29(バーコードパターン28)の上には透明な
保護層が形成される。
【0058】図11は、前記発光素子からの発光タイミ
ングならびに受光素子の出力の状態を示すタイミングチ
ャートである。
【0059】同図の(a)に示すように発光素子は、点
灯時間T1 および消灯時間T2 がともにほぼ等しい時間
間隔(例えば500μsec)でオン、オフ動作し印刷
層に対して間欠的に励起光を照射する。図中のS1 は、
発光素子の点灯信号を示している。
【0060】同図の(b),(c),(d)は、バーコ
ードパターンを検出した場合の受光素子の出力状態を示
したものである。発光素子からの光の照射でバーコード
パターン中の蛍光体が励起され、同図(b)に示すよう
に発光素子の点灯が終了するまでは出力が増大する。そ
して発光素子からの照射を停止しても、バーコードパタ
ーンから放出される残光を受光素子が受光する。この残
光は時間とともに減少するため、予め基準値Vsを設定
しておき、この基準値Vsと比較することにより、発光
素子が消灯した後に矩形信号S3 が得られる。
【0061】従って、微小時間毎に発光素子の点灯、消
灯を繰り返すことにより、バーコードパターンのコード
情報を光学的に読み取ることができる。
【0062】このように蛍光体の残光を利用する方法で
は、バーコードパターンを読み取る際には発光素子は消
灯しているから反射光がなく、そのため高価な光学フィ
ルタを使用しなくても蛍光を検出することができ、小型
でかつ低価格の光学読取システムを提供することがてき
る。
【0063】同図(c)は蛍光体の残光を検出する方法
を示したが、発光素子の光(反射光)を遮断して、蛍光
体から発する光(蛍光)のみを通過する性質を備えた光
学フィルタを使用すれば、発光素子が点灯している時の
蛍光体からの光を検出することができる。同図(d)は
そのときの受素子の出力状態を示しており、矩形信号S
4 が得られる。
【0064】図12は、本発明の赤外発光蛍光体を有価
証券に印刷した例を示している。
【0065】本発明に係る蛍光体のみを有価証券に印刷
して、その証券が真正なものであることを証明すること
もできるが、本実施例ではさらにセキュリティを高める
ため複数種類の蛍光体が使用されている。
【0066】すなわち、同図に示すように有価証券30
の所定位置に潜像マーク31a,31b,31cが個別
に形成されており、各潜像マーク31a〜31cは互い
に異なる発光スペクトルを有する蛍光体をそれぞれ個別
に含有している。
【0067】そして各潜像マーク31a〜31cに対し
て、それぞれ所定の波長を有する励起光を照射する発光
素子9a,9b,9cと、各潜像マーク31a〜31c
から発せられる蛍光を受光する受光素子10a,10
b,10cとが対になって配置されている。
【0068】前述の異なる発光スペクトルを有する蛍光
体としては、例えば次のようなグループからそれぞれ選
択された1種または2種以上の蛍光体がある。
【0069】(第1の蛍光体グループ)下記の一般式
(1)〜(3)を有する赤外発光蛍光体。
【0070】一般式(1) A3 D5 O12 一般式(2) ADO3 一般式(3) A2 D4 O12 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
なり、DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択
された少なくとも1種の元素と、Feからなる。
【0071】より具体的には、 .Er0.2 Y2.8 Fe1.5 Al3.5 O12 .Er0.5 Y2.5 Fe1.5 Ga3.5 O12 .Er0.2 Lu2.8 Fe2.5 Al3.5 O12 .Er0.05La0.95Fe0.3 Al0.7 O3 .Er0.02La0.98Fe0.1 Ga0.9 O3 前記(ErY)3 (FeAl)5 O12からなる蛍光体の
発光スペクトルは、図8に示されている。
【0072】(第2の蛍光体グループ)下記の一般式
(4)を有する赤外発光蛍光体。
【0073】 一般式(4) EG1-X-Y NdX YbY P4 O12 但し式中EはLi,Na,K,Rb,Csのグループか
ら選択された少なくとも1種の元素からなり、GはS
c,Y,La,Ce,Gd,Lu,Ga,In,Bi,
Sbのグループから選択された少なくとも1種の元素か
らなる。Xは0.05〜1.0の範囲の数値、Yは0〜
0.95の範囲の数値、X+Yは1.0以下の数値であ
る。
【0074】より具体的には、 .LiNdP4 O12 .LiNd0.9 Yb0.10P4 O12 .LiY0.05Nd0.85Yb0.10P4 O12 .LiBi0.10Nd0.8 Yb0.10P4 O12 前記LiNdP4 O12からなる蛍光体の発光スペクト
ルは、図19に示されている。
【0075】(第3の蛍光体グループ)下記の一般式
(5)を有する赤外発光蛍光体。
【0076】 一般式(5) JErM YbQ L1-M-Q PR OT 但し式中JはLi,Na,K,Rb,Csのグループか
ら選択された少なくとも1種の元素からなり、LはY,
La,Ce,Gd,Lu,In,Biのグループから選
択された少なくとも1種の元素からなる。
【0077】Mは0.01〜0.99の範囲の数値 Qは0.01〜0.99の範囲の数値 Rは1〜5の範囲の数値 Tは4〜14の範囲の数値である。
【0078】より具体的にはKYb0.9 Er0.1 P4 O
12などがあり、それの発光スペクトルを図13に示す。
【0079】従って前記潜像マーク31a〜31cに前
述のEr0.2 Y2.8 Fe1.5 Al3.5 O12 と、LiN
dP4 O12と、KYb0.9 Er0.1 P4 O12の蛍光体を
使用した場合、それぞれの蛍光を前記受光素子10a,
10b,10cで受光することによって、その有価証券
30が真正のものであると判断される。もし、受光素子
10a,10b,10cのうち1つでも受光しない受光
素子10があれば、その有価証券30が真正のものでな
いと判断される。
【0080】図12の例では発光スペクトルの異なる蛍
光体を個別に使用した場合を示したが、図14に示すよ
うに発光スペクトルの異なる蛍光体を混合して潜像マー
ク31を形成することも可能である。
【0081】この場合、その潜像マーク31に対して発
光素子9a,9b,9cから励起光が照射され、潜像マ
ーク31から発せられる発光スペクトルの異なる蛍光が
受光素子10a,10b,10cでそれぞれ受光され
る。なお、各受光素子10a,10b,10cの前面に
は、受光しょうとする光成分を透過して他の波長の光は
遮断する光学フィルタが取り付けられている。
【0082】図15は、本発明に係る蛍光体の吸収スペ
クトル範囲が広いことを利用して、高い出力が得られる
読取システムを説明するための図である。
【0083】すなわち、同図に示すように例えばカード
の如き被検出体32の表面に本発明に係る蛍光体を含有
した潜像マーク31を形成し、それに対して例えば60
0nmの励起光λ1を照射する第1の発光素子9dと、
950nmの励起光λ2を照射する第2の発光素子9e
とが配置されている。図7に示されているように本発明
に係る蛍光体は、約600nmと約950nm付近に吸
収ピークを有しているため、その波長の光を出力する発
光素子9d,9eを選択している。
【0084】この発光素子9d,9eから異なる波長の
励起光を潜像マーク31に同時に照射すると、それから
発せられる蛍光量は1種類の波長を有する励起光を照射
した場合よりも当然多く、従って受光素子10の出力が
高くなる。このように高出力が得られるということは、
潜像マークの高速読取システムに適していることにな
る。
【0085】図16は、本発明に係る蛍光体の吸収スペ
クトル範囲が広いことを利用した、セキュリティ性の高
い読取システムを説明するための図である。
【0086】すなわち、同図に示すように本発明に係る
蛍光体を含有した潜像マーク31を有する被検出体32
が、例えばコンベアなどからなる搬送手段33によって
矢印方向に搬送される。
【0087】搬送方向の上流側には、例えば680nm
の励起光λ1を照射する第1の発光素子9dと、第1の
受光素子10dとが対になって配置されている。またそ
れの下流側には、例えば950nmの励起光λ2を照射
する第2の発光素子9eと、第2の受光素子10eとが
対になって配置されている。
【0088】そして被検出体32が、第1の発光素子9
d−第1の受光素子10dならびに第2の発光素子9e
−第2の受光素子10eの下を通過することによって、
第1の受光素子10dならびに第2の受光素子10eか
らそれぞれ出力が得られることによって、その被検出体
32が真正な物だと判断される。もし、いずれかの受光
素子10が出力されないと、その被検出体32は本発明
に係る蛍光体を使用していない、偽造の物であると判断
される。
【0089】なお、この例では被検出体32が、第1の
発光素子9d−第1の受光素子10dならびに第2の発
光素子9e−第2の受光素子10eの下を通過する例を
示したが、次のような変形例も可能である。
【0090】すなわち、励起光λ1を照射する第1の発
光素子9dと、励起光λ2を照射する第2の発光素子9
eと、潜像マーク31から発する蛍光を受光する1つの
受光素子10とを1個所に配置しておく。
【0091】そして最初、第2の発光素子9eを消灯
し、第1の発光素子9dを点灯して潜像マーク31から
の蛍光を受光素子10で受光し、つぎに第1の発光素子
9dを消灯し、第2の発光素子9eを点灯して同様に受
光素子10で受光できれば、その被検出体32は真正な
物だと判断される。
【0092】図15ならびに図16では発光素子9をそ
れぞれ2個使用した例を示しているが、蛍光体の光吸収
領域内の光を照射する3個以上の発光素子を使用するこ
とも可能である。
【0093】前述の各実施例ではカードの如き被検出体
の上に、蛍光体を含む潜像マーク31を印刷などで担持
する例を示したが、図17ならびに図18は蛍光体の他
の担持方法を説明するための図である。
【0094】図17は、不織布あるいは織布を構成する
繊維34の間に蛍光体粒子35が担持されている例を示
している。例えば紙幣、有価証券、馬券、証書など用の
紙を漉く際に蛍光体粒子35を添加すれば図17に示す
ような不織布が得られ、その不織布(紙)を使用して作
った紙幣、有価証券、馬券、証書などをカラー複写機で
不正にコピーしようとしたとき、カラー複写機内で前記
蛍光体粒子35を光学的に検知して、コピー動作を自動
的に禁止すれば、不正コピーが未然に防止できる。
【0095】前述したように、本発明に係る蛍光体は光
吸収領域が広いから、通常のカラー複写機の光源からの
光によって励起することが可能であるため、そのまま光
源を蛍光体励起用の発光素子として利用することができ
る。
【0096】図18は合成樹脂シート36中に蛍光体粒
子35が分散、保持された例を示している。蛍光体粒子
35は殆ど透明であるから、透明な合成樹脂シート36
中に添加しても透明度はほとんど低下しない。この蛍光
体粒子35を添加した合成樹脂シート36を貼着した被
検出体を真正な物として、他の偽造品と区別することが
できる。
【0097】本発明の光学読取システムは、前述の他に
次のような用途ならびに特徴も有している。
【0098】(1).ファクトリーオートメーション(F
A)関係 自動車などの組み立て時の管理、すなわち車種別、輸出
先国別、製造年月日や製造ロット別などを潜像マークを
用いて、外観を損ねることなく管理できる。
【0099】(2).従来の反射型のバーコードでは読み
取れなかった、例えばタイヤなどのような黒い物、ある
いはガラスや合成樹脂などの透明な物へマーキングして
も、そのマークの読み取りが可能である。
【0100】(3).潜像マークの上に文字やデザインを
印刷しても潜像マークを読み取ることができるから、情
報保持の重畳化が可能で、商品の値札や商品タグなどの
狭いスペースが有効に利用できる。
【0101】(4).前記(1)ならびに(3)と同じ理由か
ら、化粧品や薬などデザインも重視する商品、あるいは
高級感が要求される各種の化粧箱やパッケージへの利用
が有効である。
【0102】(5).工場や現場などでは油やホコリで汚
れるため従来の反射型のバーコードでは使用できなかっ
た環境下においても、潜像マークでは読み取りが可能で
ある。
【0103】(6).前記(1)ならびに(3)と同じ理由か
ら、顧客への納品伝票(通常、納品伝票は顧客の指定す
る用紙、フォーマットで顧客が必要な情報しか記入され
ない)に、隠しコードとしてメーカ側の管理情報をもた
せることができる。
【0104】(7).カード状のものに隠しコードとして
情報を入れ、ゲームカード(バーコードゲーム)として
使用可能である。
【0105】(8).前記(1)ならびに(3)と同じ理由か
ら、書籍の管理、図書の管理、図面の管理などに用いれ
ば、デザインを損なうことがない。
【0106】(9).偽造、変造、改ざんが極めて困難で
あるから、入退室管理、出退勤管理、ホテルの如きキー
カードなどに適用できる。
【0107】(10).学生証、IDカードなどの偽造、変
造、改ざんが防止できるとともに、小型化、省スペース
化が可能である。
【0108】(11).スタンプカードやポイントカードな
どの偽造、変造、改ざんが防止できるとともに、小型
化、省スペース化が可能である。
【0109】(12).パチンコの景品交換システムに導入
して、偽造、変造、改ざんが防止できる。
【0110】
【発明の効果】従来公知のNd付活の蛍光体あるいはN
d,Yb付活の蛍光体に対する励起光の波長はNdの吸
収波長(550nm,580nm,750nm,810
nm)に限定されるから、使用できる発光素子の種類も
限定されてしまう。
【0111】これに対して第1の本発明は光学活性元素
としてFeを使用しているから、可視光から近赤外光の
広い領域の光を吸収して励起することができるため、発
光素子の使用可能範囲が拡張される。
【0112】また従来公知のNd付活の蛍光体あるいは
Nd,Yb付活の蛍光体の発光波長は約1000nm
で、そのためにSiフォトダイオードが受光素子として
使用されていた。
【0113】これに対して第1の本発明は光学活性元素
として使用しているErにより発光波長は約1500n
mとなり、従来公知の蛍光体とは発光波長領域が異な
り、従って従来のSiフォトダイオードでは受光するこ
とができず、従来の蛍光体とは区別することができ、特
に偽造防止、改ざん防止などのようなセキュリティーが
要求されるところでは効果が顕著である。
【0114】さらに発光波長が約1500nmであるこ
とから、Ge,InGaAs,PbS,PbSeなどの
各種フォトダイオードを使用することが可能となり、受
光素子の使用可能範囲も拡張される。
【0115】また第2の発明では、前述のように光吸収
領域の広い蛍光体に対して、波長の異なった光を照射す
る複数の発光素子から同時に照射して蛍光体を励起する
から、実質的に発光する蛍光量が多くなり、出力の増大
を図ることができる。
【0116】そのために蛍光体の検出が確実となり、信
頼性の向上が図れるとともに高速読取りが可能となる。
【0117】さらに第3の発明では、前述のように光吸
収領域の広い蛍光に対して、波長の異なる光を照射する
複数の発光素子から時系列的に順次励起光を照射して、
その蛍光体から発せられる蛍光を受光素子で受光するよ
うになっている。そのため受光素子の出力の有無から、
本発明の蛍光体を担持した真正な物であるか否かの判断
ができ、セキュリティの向上が図れる。
【0118】さらに第4の発明では、本発明に係る新規
な第1の赤外発光蛍光体と、その蛍光体とは異なった波
長の蛍光を発する第2の赤外発光蛍光体とを担持した蛍
光体担持物に対して、前記第1の発光素子ならびに第1
の受光素子と、前記第2の発光素子ならびに第2の受光
素子とを備えて、各受光素子からの信号の出力の有無を
判断するように構成されているから、第1の赤外発光蛍
光体と第2の赤外発光蛍光体とを担持した真正な物であ
るか否かの判断ができ、セキュリティの向上が図れるな
どの特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の係る光学読取装置の平面図で
ある。
【図2】その光学読取装置における読取ヘッドの要部分
解斜視図である。
【図3】その読取ヘッドの図2のX−X方向の断面図で
ある。
【図4】その読取ヘッドの図2のY−Y方向の断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例の係るカードの平面図である。
【図6】そのカードの要部拡大断面図である。
【図7】本発明の実施例の係る(ErY)3 (FeA
l)5 O12蛍光体の吸収スペクトル図である。
【図8】その(ErY)3 (FeAl)5 O12蛍光体の
発光スペクトル図である。
【図9】Geフォトダイオードの分光感度特性図であ
る。
【図10】InGaAsフォトダイオードの分光感度特
性図である。
【図11】発光素子からの発光タイミングならびに受光
素子の出力状態を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の蛍光体を有価証券に印刷した例を示
す説明図である。
【図13】KYb0.9 Er0.1 P4 O12蛍光体の発光ス
ペクトル図である。
【図14】本発明の蛍光体を有価証券に印刷した他の例
を示す説明図である。
【図15】本発明の読取システムを説明するための図で
ある。
【図16】本発明の他の読取システムを説明するための
図である。
【図17】本発明の蛍光体担持物の他の例を示す拡大断
面図である。
【図18】本発明の蛍光体担持物のさらに他の例を示す
拡大断面図である。
【図19】LiNdP4 O12蛍光体の発光スペクトル図
である。
【図20】半導体レーザダイオードの発光スペクトル図
である。
【図21】前記LiNdP4 O12蛍光体に図20の特性
を有する光を照射した際に受光素子に受光される光のス
ペクトル図である。
【図22】本発明の各実施例における仕込原料の重量比
と焼成条件とを示す図である。
【符号の説明】
2 読取ヘッド 4 カード 9,9a,9b,9c 発光素子 9d 第1の発光素子 9e 第2の発光素子 10,10a,10b,10c 受光素子 10d 第1の受光素子 10e 第2の受光素子 27 カード基板 28 バーコードパターン 29 印刷層 30 有価証券 31a,31b,13c 潜像マーク 32 被検出体 34 繊維 35 蛍光体粒子 36 合成樹脂シート
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 11/78 CPN 11/80 CPM CPN G06K 7/12 C 0829−5B (72)発明者 大嶋 敏夫 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学活性元素として鉄(Fe)およびエ
    ルビウム(Er)を含有し、所定の波長の励起光を照射
    することにより赤外光を発光することを特徴とする赤外
    発光蛍光体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記光学活性元
    素の他にスカンジウム(Sc),ガリウム(Ga),ア
    ルミニウム(Al),インジウム(In),イットリウ
    ム(Y),ビスマス(Bi),セリウム(Ce),ガド
    リニウム(Gd),ルテチウム(Lu),ランタン(L
    a)のグループから選択された少なくとも1種の元素を
    含有していることを特徴とする赤外発光蛍光体。
  3. 【請求項3】 下記の一般式を有し、所定の波長の励起
    光を照射することにより赤外光を発光することを特徴と
    する赤外発光蛍光体。 一般式 A3 D5 O12 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
    ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
    なり、 DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択された
    少なくとも1種の元素と、Feからなる。
  4. 【請求項4】 下記の一般式を有し、所定の波長の励起
    光を照射することにより赤外光を発光することを特徴と
    する赤外発光蛍光体。 一般式 ADO3 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
    ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
    なり、 DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択された
    少なくとも1種の元素と、Feからなる。
  5. 【請求項5】 下記の一般式を有し、所定の波長の励起
    光を照射することにより赤外光を発光することを特徴と
    する赤外発光蛍光体。 一般式 A2 D4 O12 但し式中AはY,Bi,Ce,Gd,Lu,Laのグル
    ープから選択された少なくとも1種の元素と、Erから
    なり、 DはSc,Ga,Al,Inのグループから選択された
    少なくとも1種の元素と、Feからなる。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載され
    た赤外発光蛍光体の微粒子と、その微粒子を分散保持す
    る分散剤とを有することを特徴とする蛍光体組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載され
    た赤外発光蛍光体を担持したことを特徴とする蛍光体担
    持物。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5のいずれかに記載され
    た第1の赤外発光蛍光体と、その蛍光体とは異なった波
    長の蛍光を発する第2の赤外発光蛍光体とを担持したこ
    とを特徴とする蛍光体担持物。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載において、前記担
    持物が紙であることを特徴とする蛍光体担持物。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし5のいずれかに記載さ
    れた赤外発光蛍光体を含有する潜像マークを形成したこ
    とを特徴とする潜像マーク形成部材。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載された蛍光体担持物に
    対して、2つ以上の波長の異なる励起光を照射する複数
    の発光素子と、前記赤外発光蛍光体から発せられる蛍光
    を受光する1つの受光素子とを備えたことを特徴とする
    光学読取装置。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載された蛍光体担持物に
    対して、前記第1の赤外発光蛍光体を励起するための第
    1の発光素子と、その第1の赤外発光蛍光体から発する
    蛍光を受光する第1の受光素子と、前記第2の赤外発光
    蛍光体を励起するための第2の発光素子と、その第2の
    赤外発光蛍光体から発する蛍光を受光する第2の受光素
    子とを備えたことを特徴とする光学読取装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載において、
    前記受光素子がGeフォトダイオードまたはInGaA
    sフォトダイオードであることを特徴とする光学読取装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項7に記載された蛍光体担持物に
    対して、2つ以上の波長の異なる励起光を照射する複数
    の発光素子と、前記赤外発光蛍光体から発せられる蛍光
    を受光する1つの受光素子とを備え前記複数の発光素子
    から同時に励起光を照射して、前記赤外発光蛍光体から
    発せられる蛍光を前記受光素子で受光することを特徴と
    する光学読取システム。
  15. 【請求項15】 請求項7に記載された蛍光体担持物に
    対して、2つ以上の波長の異なる励起光を照射する複数
    の発光素子と、前記赤外発光蛍光体から発せられる蛍光
    を受光する1つの受光素子とを備え前記複数の発光素子
    から時系列的に順次励起光を照射して、前記赤外発光蛍
    光体から発せられる蛍光を前記受光素子で受光すること
    を特徴とする光学読取システム。
  16. 【請求項16】 請求項8に記載された赤外発光蛍光体
    担持物に対して、前記第1の赤外発光蛍光体を励起する
    ための第1の発光素子と、その第1の赤外発光蛍光体か
    ら発する蛍光を受光する第1の受光素子と、前記第2の
    赤外発光蛍光体を励起するための第2の発光素子と、そ
    の第2の赤外発光蛍光体から発する蛍光を受光する第2
    の受光素子とを備えて、 各受光素子からの信号の出力の有無を判断するように構
    成されていることを特徴とする光学読取システム。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれかの記
    載において、前記受光素子がGeフォトダイオードまた
    はInGaAsフォトダイオードであることを特徴とす
    る光学読取システム。
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