JPH07331531A - 改質ポリエステル繊維の製造方法 - Google Patents
改質ポリエステル繊維の製造方法Info
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- JPH07331531A JPH07331531A JP14216594A JP14216594A JPH07331531A JP H07331531 A JPH07331531 A JP H07331531A JP 14216594 A JP14216594 A JP 14216594A JP 14216594 A JP14216594 A JP 14216594A JP H07331531 A JPH07331531 A JP H07331531A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高分散の霜降り調の染色性が付与された改質
ポリエステル繊維を安定に得る。 【構成】 主押出機から供給されるエチレンテレフタレ
ートを主たる繰り返し単位とするポリエステルのポリマ
ー溶融流に、20Torr以下に減圧可能な脱気孔を有
する二軸押出機から供給される改質剤の結晶性ポリアミ
ド溶融流を、ポリエステルに対し2重量%以上10重量
%未満のポリアミドの添加量に合流させて複合流とな
し、直ちに静止型混合攪拌素子を通過させ、紡糸口金よ
り紡糸して繊維を製造する。
ポリエステル繊維を安定に得る。 【構成】 主押出機から供給されるエチレンテレフタレ
ートを主たる繰り返し単位とするポリエステルのポリマ
ー溶融流に、20Torr以下に減圧可能な脱気孔を有
する二軸押出機から供給される改質剤の結晶性ポリアミ
ド溶融流を、ポリエステルに対し2重量%以上10重量
%未満のポリアミドの添加量に合流させて複合流とな
し、直ちに静止型混合攪拌素子を通過させ、紡糸口金よ
り紡糸して繊維を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色性の改質された改
質ポリエステル繊維の製造方法に関する。
質ポリエステル繊維の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステルに各種の改質剤
を添加することにより、繊維性能の向上、特殊機能の付
与、風合いや染色性の改良等がなされている。改質剤の
添加方法としては、大別して次の3通りがある。 ポリエステル重合時またはチップ化前に改質剤を添加
する方法。 改質剤を高濃度に含むマスターバッチを予め作り、紡
糸時にベースポリマーとブレンドして紡糸する方法。 溶融紡糸時に、押出機を出た後のポリマー溶融流に、
別に溶融した改質剤流を混入し、紡糸する方法。
を添加することにより、繊維性能の向上、特殊機能の付
与、風合いや染色性の改良等がなされている。改質剤の
添加方法としては、大別して次の3通りがある。 ポリエステル重合時またはチップ化前に改質剤を添加
する方法。 改質剤を高濃度に含むマスターバッチを予め作り、紡
糸時にベースポリマーとブレンドして紡糸する方法。 溶融紡糸時に、押出機を出た後のポリマー溶融流に、
別に溶融した改質剤流を混入し、紡糸する方法。
【0003】これらの方法のうち、多品種生産に適した
最も効率のよい方法は、の方法である。また、この
は、改質剤が受ける熱履歴も最も少ないために、改質剤
の熱劣化を防ぐ意味でも好ましい方法である。しかしな
がら、の方法においては、ポリマーと改質剤との間で
の溶融粘度の差が大きく、また一般に相溶性も低いため
に、両者を均一に混合し、混合斑のない繊維を安定に紡
糸することが困難であるという問題がある。また、改質
剤を別に溶融する際に、溶融可能な改質剤の粘度が限ら
れるため、高粘度の改質剤を添加することができない等
の問題がある。
最も効率のよい方法は、の方法である。また、この
は、改質剤が受ける熱履歴も最も少ないために、改質剤
の熱劣化を防ぐ意味でも好ましい方法である。しかしな
がら、の方法においては、ポリマーと改質剤との間で
の溶融粘度の差が大きく、また一般に相溶性も低いため
に、両者を均一に混合し、混合斑のない繊維を安定に紡
糸することが困難であるという問題がある。また、改質
剤を別に溶融する際に、溶融可能な改質剤の粘度が限ら
れるため、高粘度の改質剤を添加することができない等
の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリエステ
ルに改質剤を溶融状態で混入する際に、二軸押出機を用
い、溶融粘度の高い異染色性の改質剤を押出供給すると
同時に、静止型混合攪拌素子を用い、高度に分散させる
ことにより、高分散の霜降り調の染色性が付与された改
質ポリエステル繊維を安定に得ることを目的とする。
ルに改質剤を溶融状態で混入する際に、二軸押出機を用
い、溶融粘度の高い異染色性の改質剤を押出供給すると
同時に、静止型混合攪拌素子を用い、高度に分散させる
ことにより、高分散の霜降り調の染色性が付与された改
質ポリエステル繊維を安定に得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主押出機から
供給されるエチレンテレフタレートを主たる繰り返し単
位とするポリエステルのポリマー溶融流に、20Tor
r以下に減圧可能な脱気孔を有する二軸押出機から供給
される改質剤溶融流を、合流させて複合流となし、直ち
に静止型混合攪拌素子を通過させ、紡糸口金より紡糸し
て改質剤が混合されたポリエステル繊維を製造する方法
であって、改質剤として、結晶性ポリアミドを用い、該
ポリアミドをポリエステルに対し2重量%以上10重量
%未満添加することを特徴とする改質ポリエステル繊維
の製造方法にある。
供給されるエチレンテレフタレートを主たる繰り返し単
位とするポリエステルのポリマー溶融流に、20Tor
r以下に減圧可能な脱気孔を有する二軸押出機から供給
される改質剤溶融流を、合流させて複合流となし、直ち
に静止型混合攪拌素子を通過させ、紡糸口金より紡糸し
て改質剤が混合されたポリエステル繊維を製造する方法
であって、改質剤として、結晶性ポリアミドを用い、該
ポリアミドをポリエステルに対し2重量%以上10重量
%未満添加することを特徴とする改質ポリエステル繊維
の製造方法にある。
【0006】好ましくは、複合流を静止型混合攪拌素子
を通過させる際、素子1段あたりの分割数Dと総段数n
とで規定される流体総分割数S=Dnが16,000以
上となる静止型混合攪拌素子を用いる改質ポリエステル
繊維の製造方法にある。
を通過させる際、素子1段あたりの分割数Dと総段数n
とで規定される流体総分割数S=Dnが16,000以
上となる静止型混合攪拌素子を用いる改質ポリエステル
繊維の製造方法にある。
【0007】本発明を更に詳細に説明する。図1は、本
発明を実施する溶融紡糸装置の例を示す概略図である。
図1に示すように、主押出機1から供給されるポリエス
テルのポリマー溶融流に対して、スクリューフィーダー
2より振動フィーダー3を介して二軸押出機4から供給
される改質剤の結晶性ポリアミドのポリマー溶融流を、
計量ポンプ6を経て合流点7において、合流させて複合
流とする。この際、ポリアミドは、二軸押出機4におい
て2つのスクリューにより溶融混練される間20Tor
r以下の減圧下で脱気される。
発明を実施する溶融紡糸装置の例を示す概略図である。
図1に示すように、主押出機1から供給されるポリエス
テルのポリマー溶融流に対して、スクリューフィーダー
2より振動フィーダー3を介して二軸押出機4から供給
される改質剤の結晶性ポリアミドのポリマー溶融流を、
計量ポンプ6を経て合流点7において、合流させて複合
流とする。この際、ポリアミドは、二軸押出機4におい
て2つのスクリューにより溶融混練される間20Tor
r以下の減圧下で脱気される。
【0008】ポリエステルポリマー溶融流とポリアミド
ポリマー溶融流とを合流点7において複合流とした直後
に、この複合流を、静止型混合攪拌素子8を通過させ、
計量ポンプ9において計量した後、紡糸パック10に供
給し、紡糸パックの紡糸口金よりポリアミドが混合され
たポリエステル繊維を紡糸する。
ポリマー溶融流とを合流点7において複合流とした直後
に、この複合流を、静止型混合攪拌素子8を通過させ、
計量ポンプ9において計量した後、紡糸パック10に供
給し、紡糸パックの紡糸口金よりポリアミドが混合され
たポリエステル繊維を紡糸する。
【0009】本発明においては、減圧脱気可能な二軸押
出機をサイドフィードプロセスとして用いることによ
り、従来使用困難であった高粘度のポリアミドをポリエ
ステルに混合することが可能になり、ポリエステルとポ
リアミドとが高度に分散混合された繊維を安定に溶融紡
糸することが可能となる。
出機をサイドフィードプロセスとして用いることによ
り、従来使用困難であった高粘度のポリアミドをポリエ
ステルに混合することが可能になり、ポリエステルとポ
リアミドとが高度に分散混合された繊維を安定に溶融紡
糸することが可能となる。
【0010】本発明において、主押出機からの供給に用
いられるポリエステルは、エチレンテレフタレートを主
たる繰り返し単位とするポリエステルであり、例えばテ
レフタル酸またはそのジメチルエステルをジカルボン酸
成分とし、エチレングリコールをジオール成分とするポ
リエチレンテレフタレートが代表的なポリエステルであ
るが、ジカルボン酸成分またはジオール成分の一部が第
三成分により置き換えられていてもよく或いは第三成分
が添加されていてもよい。かかる第三成分による置き換
え或いは添加により、ポリエステル繊維が本来有する分
散染料可染性以外の分散染料易染性、カチオン染料可染
性が付与されていてもよいことは勿論である。
いられるポリエステルは、エチレンテレフタレートを主
たる繰り返し単位とするポリエステルであり、例えばテ
レフタル酸またはそのジメチルエステルをジカルボン酸
成分とし、エチレングリコールをジオール成分とするポ
リエチレンテレフタレートが代表的なポリエステルであ
るが、ジカルボン酸成分またはジオール成分の一部が第
三成分により置き換えられていてもよく或いは第三成分
が添加されていてもよい。かかる第三成分による置き換
え或いは添加により、ポリエステル繊維が本来有する分
散染料可染性以外の分散染料易染性、カチオン染料可染
性が付与されていてもよいことは勿論である。
【0011】ポリエステルの構成成分の一部の置き換え
或いは添加に用いられる第三成分としては、例えばイソ
フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アゼライン酸等
のジカルボン酸、ジエチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ヘキサメチレングリコール等のジオー
ル、p−オキシ安息香酸、p−β−オキシエトキシ安息
香酸等のオキシカルボン酸、ビスフェノールAのビスグ
リコールエーテル、ポリアルキレングリコール等が挙げ
られる。また、ポリエステルが実質的に線状であればト
リメリット酸、ペンタエリスリトール等のポリオールや
モノハイドリックポリアルキレンオキサイド、フェニル
酢酸等が含まれていてもよい。
或いは添加に用いられる第三成分としては、例えばイソ
フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アゼライン酸等
のジカルボン酸、ジエチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ヘキサメチレングリコール等のジオー
ル、p−オキシ安息香酸、p−β−オキシエトキシ安息
香酸等のオキシカルボン酸、ビスフェノールAのビスグ
リコールエーテル、ポリアルキレングリコール等が挙げ
られる。また、ポリエステルが実質的に線状であればト
リメリット酸、ペンタエリスリトール等のポリオールや
モノハイドリックポリアルキレンオキサイド、フェニル
酢酸等が含まれていてもよい。
【0012】ポリエステルは、公知の任意の方法で合成
したものでよく、例えば直接エステル化法、エステル交
換法、エチレンオキサイド付加法等による生成物を重縮
合させて得る。ポリエステルを得るにあたっては、公知
の触媒、抗酸化剤、着色防止剤、難燃剤等が適宜用いら
れる。
したものでよく、例えば直接エステル化法、エステル交
換法、エチレンオキサイド付加法等による生成物を重縮
合させて得る。ポリエステルを得るにあたっては、公知
の触媒、抗酸化剤、着色防止剤、難燃剤等が適宜用いら
れる。
【0013】本発明において、改質剤として用いる結晶
性ポリアミドは、ジアミン成分とジカルボン酸成分、ま
たはラクタム類或いはアミノ酸を重縮合させることによ
って得られるポリアミドであり、例えばヘキサメチレン
ジアミンとアジピン酸との重縮合によるナイロン66、
ε−カプロラクタムの開環重合によるナイロン6、ヘキ
サメチレンジアミンとセバシン酸との重縮合によるナイ
ロン612、ω−ラウロラクタムまたは12−アミノド
デカン酸の重縮合によるナイロン12等が挙げられる。
本発明においては、結晶性ポリアミドとしてナイロン1
2が特に好ましく用いられる。
性ポリアミドは、ジアミン成分とジカルボン酸成分、ま
たはラクタム類或いはアミノ酸を重縮合させることによ
って得られるポリアミドであり、例えばヘキサメチレン
ジアミンとアジピン酸との重縮合によるナイロン66、
ε−カプロラクタムの開環重合によるナイロン6、ヘキ
サメチレンジアミンとセバシン酸との重縮合によるナイ
ロン612、ω−ラウロラクタムまたは12−アミノド
デカン酸の重縮合によるナイロン12等が挙げられる。
本発明においては、結晶性ポリアミドとしてナイロン1
2が特に好ましく用いられる。
【0014】本発明においては、かかるポリアミドを主
成分たるポリエステルに対し2重量%以上10重量%未
満、好ましくは4重量%以上8重量%以下の量となるよ
う添加する。ポリアミドの添加量が2重量%未満では、
染色性に差が得られず、10重量%以上となると、紡糸
時の安定性が著しく不良となるだけでなく、偏った混合
斑が生じる。
成分たるポリエステルに対し2重量%以上10重量%未
満、好ましくは4重量%以上8重量%以下の量となるよ
う添加する。ポリアミドの添加量が2重量%未満では、
染色性に差が得られず、10重量%以上となると、紡糸
時の安定性が著しく不良となるだけでなく、偏った混合
斑が生じる。
【0015】本発明においては、ポリエステルポリマー
溶融流とポリアミドポリマー溶融流とを合流させて一つ
の複合流とした後、直ちにこの複合流を、静止型混合攪
拌素子を通過させるが、本発明において用いる静止型混
合攪拌素子は、駆動部を持たない混合装置であり、流路
内に静置され流路を変換する素子により、流体の流れを
分割、反転、転換させる作用を繰り返して、流体同士の
混合を行うものである。流れの分割、反転、転換を何段
も繰り返すことによって、流れの分割数は、指数関数的
に増加し混合度を高める。
溶融流とポリアミドポリマー溶融流とを合流させて一つ
の複合流とした後、直ちにこの複合流を、静止型混合攪
拌素子を通過させるが、本発明において用いる静止型混
合攪拌素子は、駆動部を持たない混合装置であり、流路
内に静置され流路を変換する素子により、流体の流れを
分割、反転、転換させる作用を繰り返して、流体同士の
混合を行うものである。流れの分割、反転、転換を何段
も繰り返すことによって、流れの分割数は、指数関数的
に増加し混合度を高める。
【0016】静止型混合攪拌素子1段あたりの分割数を
D、総段数をnとすると、流体総分割数Sは、S=Dn
で表されるが、本発明において、高粘度のポリアミドを
ポリマー流中に高度に分散させるためには、流体総分割
数S=Dnが16,000以上となる静止型混合攪拌素
子を通過させる必要があり、好ましくは流体総分割数が
65,000以上、特に好ましくは260,000以上
である。流体総分割数が16,000未満では、ポリア
ミドの分散状態が粗く、紡糸時の安定性が不良になった
り、ポリアミドの分散の不足により、得られた繊維に満
足すべき霜降り調効果が得られなくなる。
D、総段数をnとすると、流体総分割数Sは、S=Dn
で表されるが、本発明において、高粘度のポリアミドを
ポリマー流中に高度に分散させるためには、流体総分割
数S=Dnが16,000以上となる静止型混合攪拌素
子を通過させる必要があり、好ましくは流体総分割数が
65,000以上、特に好ましくは260,000以上
である。流体総分割数が16,000未満では、ポリア
ミドの分散状態が粗く、紡糸時の安定性が不良になった
り、ポリアミドの分散の不足により、得られた繊維に満
足すべき霜降り調効果が得られなくなる。
【0017】本発明における溶融紡糸には、公知の紡糸
口金が適用され、公知の製糸方法により紡糸し、延伸、
熱処理して繊維とする。得られた繊維は、必要に応じ、
賦形して加工糸等にしたり、或いは織物や編物の形態と
し、若しくは更にアルカリ減量加工等を施した後に、任
意の手段での染色加工を施すことにより本発明の繊維の
効果を発揮させることができる。
口金が適用され、公知の製糸方法により紡糸し、延伸、
熱処理して繊維とする。得られた繊維は、必要に応じ、
賦形して加工糸等にしたり、或いは織物や編物の形態と
し、若しくは更にアルカリ減量加工等を施した後に、任
意の手段での染色加工を施すことにより本発明の繊維の
効果を発揮させることができる。
【0018】本発明による改質ポリエステル繊維は、そ
の構成ポリマーの染色性の差異により、例えば、分散染
料で染色したときには、ポリアミドが白残し、分散染料
と異色酸性染料で染色したときには、ポリアミドがポリ
エステルとは異色となる高度に分散した霜降り調効果を
与える。
の構成ポリマーの染色性の差異により、例えば、分散染
料で染色したときには、ポリアミドが白残し、分散染料
と異色酸性染料で染色したときには、ポリアミドがポリ
エステルとは異色となる高度に分散した霜降り調効果を
与える。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例における各特性は、下記の方法により
測定し評価した。また、表1での評価の◎、○、△、×
は、極めて良好、良好、やや良好、不良をそれぞれ表
す。
る。なお、実施例における各特性は、下記の方法により
測定し評価した。また、表1での評価の◎、○、△、×
は、極めて良好、良好、やや良好、不良をそれぞれ表
す。
【0020】極限粘度:試料をフェノール/テトラクロ
ルエタン(50/50重量比)混合溶媒に溶解し、ウベ
ローデ粘度計により25℃にて測定した。 繊度斑:延伸糸の断面を光学顕微鏡にて倍率300倍で
観察し、目視にて判定した。
ルエタン(50/50重量比)混合溶媒に溶解し、ウベ
ローデ粘度計により25℃にて測定した。 繊度斑:延伸糸の断面を光学顕微鏡にて倍率300倍で
観察し、目視にて判定した。
【0021】霜降りパターン:試料の糸より製織した織
物を、テラシール ブルー(チバ・ガイギー社製分散染
料)1重量%の染浴で染色加工した後の染料の吸着状況
を目視にて判定した。
物を、テラシール ブルー(チバ・ガイギー社製分散染
料)1重量%の染浴で染色加工した後の染料の吸着状況
を目視にて判定した。
【0022】(実施例1)図1に示した溶融紡糸装置を
用いて、主押出機1から、酸化チタンを0.5wt%含
む極限粘度0.71のポリエチレンテレフタレートを2
90℃で溶融押出し、他方、二軸押出機4から、改質剤
としてナイロン12(ダイセル・ヒュルス(株)製ダイ
アミドL2140)を260℃にて溶融押出し、計量ポ
ンプ6で主押出機1から供給されるポリエチレンテレフ
タレートに対するナイロン12の添加量が7wt%とな
るように、ナイロン12溶融流をポリエチレンテレフタ
レート溶融流と合流させ、複合流とした。複合流は、直
ちに1段あたり2分割の素子を22段有する静止型混合
攪拌素子8を通過させ、次いで、この複合流を計量ポン
プ9を介して紡糸パック10に供給した。
用いて、主押出機1から、酸化チタンを0.5wt%含
む極限粘度0.71のポリエチレンテレフタレートを2
90℃で溶融押出し、他方、二軸押出機4から、改質剤
としてナイロン12(ダイセル・ヒュルス(株)製ダイ
アミドL2140)を260℃にて溶融押出し、計量ポ
ンプ6で主押出機1から供給されるポリエチレンテレフ
タレートに対するナイロン12の添加量が7wt%とな
るように、ナイロン12溶融流をポリエチレンテレフタ
レート溶融流と合流させ、複合流とした。複合流は、直
ちに1段あたり2分割の素子を22段有する静止型混合
攪拌素子8を通過させ、次いで、この複合流を計量ポン
プ9を介して紡糸パック10に供給した。
【0023】その後、孔径0.25mmの円形孔を24
個有する紡糸口金を通して272℃にて紡出し、紡出糸
条を冷却空気にて冷却した後、油剤を付与し、1,40
0m/分の巻取速度で巻取った。次いで常法により延
伸、熱処理し、75デニール/24フィラメントの改質
ポリエステル繊維を得た。繊維を得る際の溶融紡糸時の
安定性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1に
示した。
個有する紡糸口金を通して272℃にて紡出し、紡出糸
条を冷却空気にて冷却した後、油剤を付与し、1,40
0m/分の巻取速度で巻取った。次いで常法により延
伸、熱処理し、75デニール/24フィラメントの改質
ポリエステル繊維を得た。繊維を得る際の溶融紡糸時の
安定性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1に
示した。
【0024】(実施例2)実施例1において、ナイロン
12の添加量を3wt%、紡糸温度を275℃に代えた
以外は、実施例1と同様にして75デニール/24フィ
ラメントの改質ポリエステル繊維を得た。紡糸時の安定
性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1に示し
た。
12の添加量を3wt%、紡糸温度を275℃に代えた
以外は、実施例1と同様にして75デニール/24フィ
ラメントの改質ポリエステル繊維を得た。紡糸時の安定
性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1に示し
た。
【0025】(実施例3)実施例1において、静止型混
合攪拌素子の段数を16段に代えた以外は、実施例1と
同様にして75デニール/24フィラメントの改質ポリ
エステル繊維を得た。紡糸時の安定性及び得られた繊維
の繊維特性の評価結果を表1に示した。
合攪拌素子の段数を16段に代えた以外は、実施例1と
同様にして75デニール/24フィラメントの改質ポリ
エステル繊維を得た。紡糸時の安定性及び得られた繊維
の繊維特性の評価結果を表1に示した。
【0026】(比較例1)実施例1において、ナイロン
12の添加量を1.0wt%、紡糸温度を280℃に代
えた以外は、実施例1と同様にして75デニール/24
フィラメントの改質ポリエステル繊維を得た。紡糸時の
安定性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1に
示した。
12の添加量を1.0wt%、紡糸温度を280℃に代
えた以外は、実施例1と同様にして75デニール/24
フィラメントの改質ポリエステル繊維を得た。紡糸時の
安定性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1に
示した。
【0027】(比較例2)実施例1において、ナイロン
12の添加量を15.0wt%、紡糸温度を280℃に
代えた以外は、実施例1と同様にして75デニール/2
4フィラメントの改質ポリエステル繊維を得た。紡糸時
の安定性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1
に示した。なお、繊維を安定に得ることは困難で評価に
至らなかった。
12の添加量を15.0wt%、紡糸温度を280℃に
代えた以外は、実施例1と同様にして75デニール/2
4フィラメントの改質ポリエステル繊維を得た。紡糸時
の安定性及び得られた繊維の繊維特性の評価結果を表1
に示した。なお、繊維を安定に得ることは困難で評価に
至らなかった。
【0028】(比較例3)実施例1において、静止型混
合攪拌素子の段数を12段に代えた以外は、実施例1と
同様にして75デニール/24フィラメントの改質ポリ
エステル繊維を得た。紡糸時の安定性及び得られた繊維
の繊維特性の評価結果を表1に示した。なお、繊維を安
定に得ることが困難であった。
合攪拌素子の段数を12段に代えた以外は、実施例1と
同様にして75デニール/24フィラメントの改質ポリ
エステル繊維を得た。紡糸時の安定性及び得られた繊維
の繊維特性の評価結果を表1に示した。なお、繊維を安
定に得ることが困難であった。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、高溶融粘度の結晶性ポ
リアミドを均一な溶融状態で供給し、ポリエステルポリ
マー中に高度に分散させることにより、ポリアミドとの
染色性の差異に基づき、高分散霜降り調の染色性が付与
された改質ポリエステル繊維を安定に得ることができ
る。また本発明によって得た改質ポリエステル繊維に染
色加工が施されたときには、高度に分散した霜降り調効
果を得ることができる。
リアミドを均一な溶融状態で供給し、ポリエステルポリ
マー中に高度に分散させることにより、ポリアミドとの
染色性の差異に基づき、高分散霜降り調の染色性が付与
された改質ポリエステル繊維を安定に得ることができ
る。また本発明によって得た改質ポリエステル繊維に染
色加工が施されたときには、高度に分散した霜降り調効
果を得ることができる。
【図1】本発明を実施する溶融紡糸装置の例を示す概略
図である。
図である。
1 主押出機 2 スクリューフィーダー 3 振動フィーダー 4 二軸押出機 5 脱気孔 6 計量ポンプ 7 合流点 8 静止型混合攪拌素子 9 計量ポンプ 10 紡糸パック
Claims (2)
- 【請求項1】 主押出機から供給されるエチレンテレフ
タレートを主たる繰り返し単位とするポリエステルのポ
リマー溶融流に、20Torr以下に減圧可能な脱気孔
を有する二軸押出機から供給される改質剤溶融流を、合
流させて複合流となし、直ちに静止型混合攪拌素子を通
過させ、紡糸口金より紡糸して改質剤が混合されたポリ
エステル繊維を製造する方法であって、改質剤として、
結晶性ポリアミドを用い、該ポリアミドをポリエステル
に対し2重量%以上10重量%未満添加することを特徴
とする改質ポリエステル繊維の製造方法。 - 【請求項2】 静止型混合攪拌素子として素子1段あた
りの分割数Dと総段数nとで規定される流体総分割数S
=Dnが16,000以上となる静止型混合攪拌素子を
用いる請求項1記載の改質ポリエステル繊維の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14216594A JPH07331531A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 改質ポリエステル繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14216594A JPH07331531A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 改質ポリエステル繊維の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07331531A true JPH07331531A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15308875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14216594A Pending JPH07331531A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 改質ポリエステル繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07331531A (ja) |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP14216594A patent/JPH07331531A/ja active Pending
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