JPH07331872A - スライドフォーム移動装置 - Google Patents

スライドフォーム移動装置

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JPH07331872A
JPH07331872A JP15278094A JP15278094A JPH07331872A JP H07331872 A JPH07331872 A JP H07331872A JP 15278094 A JP15278094 A JP 15278094A JP 15278094 A JP15278094 A JP 15278094A JP H07331872 A JPH07331872 A JP H07331872A
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JP
Japan
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slide form
slide
bank
moving device
side wall
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Application number
JP15278094A
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English (en)
Inventor
Toshio Mori
利夫 森
Takeshi Kanda
神田  剛
Kazutoshi Nakabachi
和敏 中鉢
Shigeo Kita
重夫 北
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Fujita Corp
Okabe Co Ltd
Original Assignee
Fujita Corp
Okabe Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドフォームの移動作業を効率よく短時
間で安全に行うことができるスライドフォームの移動装
置を提供する。 【構成】 堤体1上でアウトリガー24により台車23
を固定して、堤体1の側壁101の延長上に延在するよ
うに揺動フレーム25を揺動用駆動手段27により傾動
させ、その状態で、昇降ロッド2901とスライドフォ
ーム3を吊りフック30,301により連結し、メタル
フォーム9をスライドフォーム剥離用ジャッキ31によ
り側壁101から剥離させ、昇降ロッド2901をウォ
ームギアジャッキ2903により上昇させてスライドフ
ォーム3を引上げることで、スライドフォーム3の移動
を行う構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートダムの堤
体をスライディングフォーム工法により構築する際に用
いるスライドフォームの移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のスライディングフォーム
工法によるダム堤体の構築作業の説明図を示す。図にお
いて1は堤体で、該堤体1は、複数の堤体部分が上方に
順次継ぎ足して構成されている。3は型枠に相当するス
ライドフォームで、該スライドフォーム3は、略々上下
方向に延在し水平方向に間隔を置いて配置された複数の
縦端太5と、略々水平方向に延在し上下方向に間隔を置
いて配置され前記各縦端太5の略々上半部に架設された
複数の横端太7と、それら横端太7で支持されたメタル
フォーム9を備える。
【0003】前記各縦端太5の略々下半部は堤体1の上
端箇所に取着され、メタルフォーム9は堤体1の上方で
該堤体1の側壁101の延長上に位置し、この状態で、
メタルフォーム9の内側にコンクリートを打設し養生す
ることで、既に構築した堤体1上に新たな堤体1部分が
継ぎ足して構築される。堤体1上に新たな堤体1部分を
継ぎ足したならば、各縦端太5を堤体1から取外し、ス
ライドフォーム3を上方に移動し、継ぎ足した堤体1部
分の上方で側壁101の延長上にメタルフォーム9を位
置させ、その状態で、各縦端太5を継ぎ足した堤体1部
分に取付ける。以後は、メタルフォーム9内側へのコン
クリート打設、養生、各縦端太5の堤体1からの取外
し、スライドフォーム3の移動、並びに各縦端太5の堤
体1への取付けを繰り返し行って、所望の高さの堤体1
を構築して行く。
【0004】そして、スライドフォーム3を上方に移動
する際、従来は、図8に示すように、堤体1上にクレー
ン11を設置し、スライドフォーム3の上部に設けられ
た2つの吊りフック301にクレーン11のワイヤ13
のフック(図示せず)を引っ掛けて、ワイヤ13でスラ
イドフォーム3を吊り、クレーン11のオペレータが、
堤体1上の作業員15の身振りや声による合図を確認し
ながら、クレーン11のブーム17やワイヤ巻上装置
(図示せず)等を操作して、吊上げによりスライドフォ
ーム3を移動させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クレー
ン11によるスライドフォーム3の吊上げは、作業員1
5の身振りや声による合図を確認しながら行う分、多大
な時間と手間がかかる上、スライドフォーム3を側壁1
01に沿って移動させるには、熟練したオペレータが必
要となる不具合があった。また、作業員15は、堤体1
の上縁から側壁101を見下ろして吊上げ中のスライド
フォーム3を視認しなければならず、特にダム工事は高
所での作業となるため、転落等の危険性が大きいという
不具合があった。本発明は前記事情に鑑みてなされたも
ので、本発明の目的は、スライディングフォーム工法に
よりコンクリートダムの堤体を構築するに当たり、スラ
イドフォームの移動作業を効率よく短時間で安全に行う
ことができるスライドフォームの移動装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、堤体の側壁に配設される堤体構築用のスラ
イドフォームを前記側壁に沿って上方に移動させるスラ
イドフォーム移動装置であって、走行可能な台車と、前
記台車に設けられた台車固定用のアウトリガーと、前記
台車の側部に傾動可能に支持された揺動フレームと、前
記揺動フレームと前記台車の間に介設され該揺動フレー
ムを傾動させる揺動用駆動手段と、前記揺動フレームに
設けられた移動手段と、前記スライドフォームに係脱可
能で前記移動手段により前記揺動フレームに沿って移動
される係合部材と、前記揺動フレームの下部に配設さ
れ、該揺動フレームにおける前記台車とは反対側の面に
出没する剥離用ジャッキとを備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記係合部材は前記揺動
フレームの水平方向に間隔を置いて2つ設けられ、前記
移動手段は、前記揺動フレームの上部で水平方向に間隔
を置いて配設された2つの駆動機構を含んで構成され、
前記各係合部材は前記各駆動機構に連結されているもの
とした。また、本発明は、前記剥離用ジャッキの先端に
は車輪が設けられているものとした。
【0008】
【作用】スライドフォームの上方への移動は、揺動フレ
ームが堤体の上方で該堤体の側壁の延長上に延在するよ
うに揺動用駆動手段で揺動フレームを傾動させ、その状
態で、係合部材をスライドフォームに連結し、剥離用ジ
ャッキによりスライドフォームを堤体の側壁から剥離
し、移動手段により前記係合部材を揺動フレームに沿っ
て上方に移動させることで行う。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例に係るスライドフ
ォーム移動装置の側面図、図2は同正面図を示し、図中
図7と同一のものには同じ引用符号を付して説明する。
スライドフォーム移動装置21は、台車23と、該台車
23を固定するアウトリガー24と、前記台車23の前
部に傾動可能に設けられた揺動フレーム25と、該揺動
フレーム25を揺動させる揺動用駆動手段27と、前記
揺動フレーム25の上部に設けられた昇降装置29(移
動手段に相当)と、該昇降装置29により揺動フレーム
25に沿って移動される吊りフック30と、揺動フレー
ム25の下端に設けられたスライドフォーム剥離用ジャ
ッキ31等で構成されている。
【0010】前記台車23は、平面視矩形の基台33
と、該基台33の下部に配設され基台33を走行可能に
支持する4つの車輪35等を備える。前記4つの車輪3
5は操舵可能な操舵輪として構成されると共に、2つの
車輪35は駆動輪35Aとして構成されている。前記2
つの駆動輪35Aは、図3に示すように、前記基台33
の対角線上に位置する2つの隅部にそれぞれ配設され、
残りの2つの車輪35は、基台33の前記対角線とは別
の対角線上に位置する2つの隅部にそれぞれ配設されて
いる。
【0011】前記各駆動輪35Aは走行用駆動手段37
でそれぞれ走行駆動される。前記各走行用駆動手段37
は、走行用モータ3701と、該走行用モータ3701
に連結された減速機構3703等で構成され、減速機構
3703の出力軸は水平方向に延出して駆動輪35の支
軸3501となり、走行用モータ3701の動力により
駆動輪35Aは回転駆動され、走行用モータ3701
は、基台33側に旋回可能に連結されたブラケット33
01に固着されている。各駆動輪35Aは、同一の回転
方向、同一の速度で回転駆動され、これにより前記台車
23が走行される。
【0012】また、残りの2つの車輪35は、基台33
側に旋回可能に連結されたブラケット3303に回転可
能に支持されている。前記全ての車輪35は操舵用駆動
手段39でそれぞれ操舵される。前記各操舵用駆動手段
39は、前記ブラケット3301,3303の上部に固
着されたスプロケット3901と、前記基台33に支持
された操舵用モータ3903と、該操舵用モータ390
3の出力軸に取着されたスプロケット3905と、両ス
プロケット3901,3905に掛装されたチェーン3
907で構成され、各駆動操舵輪35Aは、同一の旋回
方向、同一の速度で旋回される。尚、図1に示すよう
に、前記基台33の後部には作業台43が設けられてい
る。作業台43には、揺動用駆動手段27、昇降装置2
9、並びにフォーム剥離用ジャッキ31の操作を行うた
めの操作盤(図示せず)が設けられている。
【0013】前記アウトリガー24は、前記基台33の
四隅にそれぞれ設けられ、各アウトリガー24は、シリ
ンダ本体2401とピストンロッド2403を備える油
圧シリンダで構成されている。前記各シリンダ本体24
01は、前記基台33の前部両端箇所と後部両端箇所で
それぞれ支持され、前記ピストンロッド2403はシリ
ンダ本体2401から下方に出没可能に構成され、各ア
ウトリガー24は、前記基台33に設けられた不図示の
油圧ポンプからの圧油の給排により伸縮作動する。
【0014】前記揺動フレーム25は、上下方向に延出
する左右一対の縦メンバー2501と、水平方向に延出
し前記両縦メンバー2501の上部を連結する横メンバ
ー2503と、前記各縦メンバー2501の上部と横メ
ンバー2503からそれぞれ上方に突設された支持アー
ム2505,2506と、前記支持アーム2505,2
506で支持され縦メンバー2501の上方で水平方向
に延在する支持台2507等で構成されている。前記各
縦メンバー2501の下部は、図1に示すように、支軸
45を介して前記基台33の前端寄り箇所にそれぞれ枢
着されている。
【0015】前記揺動用駆動機構27は、シリンダ本体
2701とピストンロッド2703を備える油圧シリン
ダで構成されている。前記各シリンダ本体2701の基
端は支軸47を介して前記基台33の後部両端箇所にそ
れぞれ枢着され、前記シリンダロッド2703の先端は
縦メンバー2501の上端に連結され、各揺動用駆動機
構27は、前記油圧ポンプからの圧油の給排により伸縮
作動し、これにより前記揺動フレーム25が支軸45を
中心として揺動される。
【0016】前記昇降装置29は、電動モータ(図示せ
ず)の動力によりウォームギア機構(図示せず)を介し
て昇降ロッド2901をその長手方向に昇降させる公知
のウォームギアジャッキ2903で構成されている。前
記ウォームギアジャッキ2903は、図2に示すよう
に、前記支持台2507の左右両側寄り箇所上にそれぞ
れ配設され、前記昇降ロッド2901は、図1に示すよ
うに、前記縦メンバー2501の長手方向と平行する向
きに延設されている。
【0017】前記吊りフック30は、前記スライドフォ
ーム3の吊りフック301に対応して、前記各昇降ロッ
ド2901の下端にそれぞれ設けられている。
【0018】前記フォーム剥離用ジャッキ31は各縦メ
ンバー2501にそれぞれ設けられている。前記フォー
ム剥離用ジャッキ31は、シリンダ本体3101とピス
トンロッド(図示せず)を備える油圧シリンダで構成さ
れている。前記シリンダ本体3101は縦メンバー25
01の下端に支持板49を介して支持され、該縦メンバ
ー2501の長手方向と直交する方向に延設されてい
る。前記ピストンロッドの先端には、2つの車輪310
3が回転可能に支持されている。
【0019】尚、前記台車23の走行、操舵、並びに停
止と、揺動フレーム25の揺動と、昇降装置29及びフ
ォーム剥離用ジャッキ31の作動は、例えばワイヤレス
リモコン(図示せず)の操作により行うことができる。
また、本実施例において、前記スライドフォーム3に
は、各縦端太5の上端間に亘って、図1中想像線で示す
ように、連結フレーム51が水平に架設され、該連結フ
レーム51の上部で連結フレーム51の長手方向に間隔
を置いた2つの連結フレーム51箇所に前記吊りフック
301がそれぞれ形成されている。前記連結フレーム5
1の両端箇所には横端太7側に向けて支持片5101が
それぞれ突設され、各支持片5101の先端には当接板
5103がそれぞれ取着され、該当接板5103は、前
記メタルフレーム9の上方で該メタルフレーム9の略々
延長上に位置している。さらに、各縦端太5の下端には
車輪52が回転可能にそれぞれ支持されている。
【0020】次に、前記スライドフォーム3とスライド
フォーム移動装置21を用いて堤体1を構築する場合に
ついて説明する。まず、スライドフォーム3を用いた堤
体1の構築方法について説明する。図4は、スライドフ
ォーム3の堤体1への取付け状態の説明図で、前記堤体
1は、複数の堤体部分103が上方に順次継ぎ足されて
構成され、各堤体部分103には埋め込みアンカー53
が埋設され、該埋め込みアンカー53の先端の雄ねじ
は、堤体部分103の側壁101に開口されたボルト挿
入孔105に露出している。前記スライドフォーム3
は、堤体1の上端の堤体部分103に配設される。
【0021】前記堤体部分103にスライドフォーム3
を配設するに当たっては、まず、各縦端太5の下端寄り
の上面501箇所に溶着されたナット57にジャッキボ
ルト55を螺着し、該縦端太5を貫設されたボルト挿通
孔505にジャッキボルト55を挿通し、該ジャッキボ
ルト55を回転しつつジャッキボルト55の先端を下面
503から堤体1側に突出させる。そして、ジャッキボ
ルト55の回転により下面503からのジャッキボルト
55の突出長さを調整する。
【0022】次に、各縦端太5の略々中間部に貫設され
たボルト挿通孔507に上面501側からシーボルト5
9を挿通し、その先端をボルト挿入孔105に挿入し、
シーボルト59先端の雌ねじ(図示せず)を埋め込みア
ンカー53の雄ねじに螺着し、縦端太5の上面503か
ら突出するシーボルト59部分の雄ねじにナット60を
螺着し締め付ける。これにより、スライドフォーム3が
堤体部分103に取付けられ、メタルフォーム9が堤体
1の上方に配置される。
【0023】そして、メタルフォーム9の内側に新たな
埋め込みアンカー53を配設する。埋め込みアンカー5
3の配設は、各縦端太5の上端寄り上面501箇所に取
着されたホルダ28から、該縦端太5箇所に貫設された
ボルト挿通孔509へとボルト61を挿通し、その先端
をメタルフォーム9の内側に延出させ、ボルト61先端
の雌ねじ(図示せず)に埋め込みアンカー53の雄ねじ
を螺着することで行う。また、この状態で、ホルダ28
の一方の側壁2801のピン挿通孔(図示せず)にピン
2803を挿通し、このピン2803を、ホルダ28か
ら突出するボルト61部分のピン挿通孔(図示せず)に
挿通し、さらに該ピン2803の先端を、ホルダ28の
他方の側壁2801のピン挿通孔(図示せず)に挿通す
ることで、ボルト挿通孔509からのボルト61の抜落
が防止される。以上により、堤体部分103へのスライ
ドフォーム3の配設作業が完了する。
【0024】堤体部分103にスライドフォーム3を配
設したならば、メタルフォーム9の内側にコンクリート
を打設して養生し、既に構築した堤体部分103上に新
たな堤体部分103を継ぎ足す。堤体1上に新たな堤体
1部分を継ぎ足したならば、スライドフォーム3を既に
構築された堤体101から取外し、スライドフォーム3
を上方に移動し、このようにして堤体1上に新たな堤体
1部分を順次継ぎ足して行く。
【0025】前記スライドフォーム移動装置21は、前
記工程におけるスライドフォーム3の取付け、取外し
時、上方への移動時に用いられる。まず、既に構築され
た堤体101からスライドフォーム3を取外す場合につ
いて説明する。前記2つの駆動輪35Aにより台車23
を走行させ、且つ、該駆動輪35A及び残りの2つの車
輪35により台車23を操舵して、スライドフォーム移
動装置21を継ぎ足した堤体部分103の端部に配置す
る。そして、揺動フレーム25の横メンバー2503を
堤体1の幅方向に延在させ、基台33の前端を堤体部分
103の側壁101側の縁部上方箇所に近付け、その位
置で、各アウトリガー24のピストンロッド2403を
シリンダ本体2401から突出させ、該堤体部分103
上に台車23を固定する。
【0026】次に、前記揺動用駆動機構27を作動さ
せ、ピストンロッド2703の伸長長さを調整して、各
縦メンバー2501が側壁101の延長上に位置するよ
うに揺動フレーム25を揺動させる。そして、各昇降ロ
ッド2901の吊りフック30の孔とスライドフォーム
3の各吊りフック301の孔を合わせてそれら孔にピン
(図示せず)を挿通し、該ピンにより両昇降ロッド29
01とスライドフォーム3を図5に示すように連結す
る。このとき、各縦メンバー2501のフォーム剥離用
ジャッキ31は縮小状態で、前記車輪3103は前記各
当接板5103に臨んでいる。
【0027】両昇降ロッド2901とスライドフォーム
3を連結したならば、前記各縦端太5のジャッキボルト
55を回転させ、該ジャッキボルト55の先端を前記側
壁101から離間させる。次に、前記ナット60を緩め
てシーボルト59を回転させ、該シーボルト59を埋め
込みアンカー53から外す。また、前記ピン2803を
ホルダ28から引き抜いてボルト61を回転させ、該ボ
ルト61を埋め込みアンカー53から外す。
【0028】次に、前記スライドフォーム剥離用ジャッ
キ31により車輪3103を縦メンバー2501から離
間する方向に移動させる。これにより、図6に示すよう
に、前記車輪3103で当接板5103が側壁101か
ら離れる方向に押され、連結フレーム51と側壁101
の間隔が縦端太5の上端側から次第に広がって行き、前
記メタルフォーム9が側壁101から剥離され、縦端太
5の車輪52が側壁101に当接する。
【0029】メタルフォーム9を剥離したならば、前記
ウォームギアジャッキ2903により昇降ロッド290
1を上昇させ、スライドフォーム3を側壁101に沿っ
て引上げる。このとき、各縦端太5の車輪52は側壁1
01上で転動し、各スライドフォーム剥離用ジャッキ3
1の車輪3103は、各当接板5103上からメタルフ
ォーム9上へと転動し、これら車輪52,3103の転
動によりスライドフォーム3が円滑に引上げられる。
【0030】そして、図7に示すように、継ぎ足した堤
体部分103の上方にメタルフォーム9が位置するまで
スライドフォーム3を引上げたところで、前記昇降ロッ
ド2901の上昇を停止させ、フォーム剥離用ジャッキ
31の車輪3103を縦メンバー2501に接近する方
向に移動させる。これにより、前記メタルフォーム9の
下端寄り箇所が、継ぎ足した堤体部分103でボルト挿
入孔105よりも上方の側壁101箇所に当接され、メ
タルフォーム9が側壁101の延長上に延在する。
【0031】前記スライドフォーム3の引上げを終えた
ならば、各縦端太5毎に、ジャッキボルト55の下面5
03からの突出長さを調整し、継ぎ足した堤体部分10
3の埋め込みアンカー53にシーボルト59を締結する
と共に、ボルト61に新たな埋め込みアンカー53を締
結し、その埋め込みアンカー53をメタルフォーム9の
内側に配設する。これにより、図5と同じ状態となり、
スライドフォーム3が前記継ぎ足した堤体部分103に
配設される。
【0032】スライドフォーム3を継ぎ足した堤体部分
103に配設したならば、前記吊りフック301,30
どうしの連結を外し、前記アウトリガー24による台車
23の固定を解除し、継ぎ足した堤体部分103上から
該堤体部分103の外にスライドフォーム移動装置21
を移動する。その後、メタルフォーム9の内側にコンク
リートを打設し養生して新たな堤体部分103を継ぎ足
し、以後、上述と同じ手順で、スライドフォーム3を既
に構築された堤体部分103から外し、スライドフォー
ム移動装置21でスライドフォーム3を引上げ、引上げ
たスライドフォーム3を継ぎ足した堤体部分103に取
付けて行く。
【0033】このように本実施例によれば、堤体1上で
アウトリガー24により台車23を固定して、堤体1の
側壁101の延長上に延在するように揺動フレーム25
を揺動させ、その状態で、昇降ロッド2901とスライ
ドフォーム3を連結し、メタルフォーム9をフォーム剥
離用ジャッキ31により側壁101から剥離させ、昇降
ロッド2901をウォームギアジャッキ2903により
上昇させてスライドフォーム3を引上げることで、スラ
イドフォーム3の移動を行うようにした。このため、ク
レーンによりスライドフォーム3を吊上げる従来の方式
に比べて、熟練したオペレータを要せず、効率よく短時
間でスライドフォーム3の移動作業を行うことができ
る。また、従来のように、作業員が堤体1から引上げ中
のスライドフォーム3を見下ろして、スライドフォーム
移動装置21のオペレータに身振りや声により合図を行
う必要がないので、高所で危険な堤体1の上縁に作業員
を配置せずに済み、スライドフォーム3の移動作業を安
全に行うことができる。
【0034】尚、本実施例では、台車23の2つの駆動
輪35Aがそれぞれ個別の走行用駆動手段37により走
行駆動される構成としたが、2つの駆動輪35Aを単一
の走行用駆動手段37により走行駆動する構成としても
よい。この場合、駆動輪35A相互にチェーンを掛け渡
し、単一の駆動源により回転駆動してもよい。同様に、
本実施例では、2つの駆動輪35A及び残りの2つの車
輪35がそれぞれ個別の操舵用駆動手段39により操舵
される構成としたが、それら2つの駆動輪35A及び2
つの車輪35を単一の操舵用駆動手段39により操舵す
る構成としてもよい。この場合、駆動輪35Aや車輪3
5に相互にチェーンを掛け渡し、単一の駆動源により操
舵してもよい。また、本実施例では、基台33の対角線
上に位置する2つの隅部に駆動輪35Aをそれぞれ配置
し、前記対角線とは別の対角線上に位置する2つの隅部
に残りの車輪35をそれぞれ配置したが、基台33の後
側の隅部に駆動輪35Aをそれぞれ配設し、基台33の
前側の隅部に残りの車輪35をそれぞれ配設する等、車
輪35の配置は、実施例で示した配置に限らず任意であ
る。さらに、前記走行用駆動手段37を省略して全ての
車輪35を従動輪で構成したり、前記操舵用駆動手段3
9を省略して台車23の操舵を手動で行う構成とする
等、台車23を走行及び操舵させるための構成は、実施
例で示した構成に限らず任意である。また、本実施例で
は、台車23が4つの車輪35を備える構成としたが、
車輪35の数は3つであっても5つ以上であってもよ
い。
【0035】さらに、本実施例では、スライドフォーム
移動装置21に2つの昇降装置29を設ける場合につい
て説明したが、昇降装置29は単一であってもよく3つ
以上であってもよい。また、前記揺動用駆動機構27を
電動モータにより作動するように構成したり、昇降装置
29を油圧モータにより作動するように構成したり、揺
動用駆動機構27や昇降装置29をハンドル等の操作に
より手動で作動するように構成してもよく、昇降装置2
9のウォームギア機構は、例えばラックピニオン機構等
他の機構に代えてもよい。さらに、本実施例では、前記
アウトリガー24が油圧シリンダで構成されているもの
としたが、例えば前記昇降装置29と同様に、ウォーム
ギア機構やラックピニオン機構等によりロッドを昇降さ
せる公知のジャッキで構成してもよく、公知の手動式の
ジャッキで構成してもよい。また、係合部材は、本実施
例で示した孔の開いた吊りフック30に限らず、引っ掛
け式のフックや継手部材等任意である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、堤
体の側壁に配設される堤体構築用のスライドフォームを
前記側壁に沿って上方に移動させるスライドフォーム移
動装置であって、走行可能な台車と、前記台車に設けら
れた台車固定用のアウトリガーと、前記台車の側部に傾
動可能に支持された揺動フレームと、前記揺動フレーム
と前記台車の間に介設され該揺動フレームを傾動させる
揺動用駆動手段と、前記揺動フレームに設けられた移動
手段と、前記スライドフォームに係脱可能で前記移動手
段により前記揺動フレームに沿って移動される係合部材
と、前記揺動フレームの下部に配設され、該揺動フレー
ムにおける前記台車とは反対側の面に出没する剥離用ジ
ャッキとを備える構成としたので、スライディングフォ
ーム工法によりコンクリートダムの堤体を構築するに当
たり、スライドフォームの移動作業を効率よく短時間で
安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスライドフォーム移動
装置の側面図である。
【図2】図1に示すスライドフォーム移動装置の正面図
である。
【図3】図1に示すスライドフォーム移動装置の底面図
である。
【図4】スライディングフォーム工法によりダム堤体を
構築する際のスライドフォームの堤体への取付け状態を
示す説明図である。
【図5】図1に示すスライドフォーム移動装置によるス
ライドフォームの移動作業の説明図である。
【図6】図1に示すスライドフォーム移動装置によるス
ライドフォームの移動作業の説明図である。
【図7】図1に示すスライドフォーム移動装置によるス
ライドフォームの移動作業の説明図である。
【図8】従来のスライディングフォーム工法によるダム
堤体の構築作業の説明図である。
【符号の説明】
1 堤体 101 側壁 3 スライドフォーム 21 スライドフォーム移動装置 23 台車 24 アウトリガー 25 揺動フレーム 27 揺動用駆動手段 29 昇降装置(移動手段) 30 吊りフック(係合部材) 31 剥離用ジャッキ 3103 剥離用ジャッキ車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中鉢 和敏 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 北 重夫 東京都葛飾区新宿3丁目31番22号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堤体の側壁に配設される堤体構築用のス
    ライドフォームを前記側壁に沿って上方に移動させるス
    ライドフォーム移動装置であって、 走行可能な台車と、 前記台車に設けられた台車固定用のアウトリガーと、 前記台車の側部に傾動可能に支持された揺動フレーム
    と、 前記揺動フレームと前記台車の間に介設され該揺動フレ
    ームを傾動させる揺動用駆動手段と、 前記揺動フレームに設けられた移動手段と、 前記スライドフォームに係脱可能で前記移動手段により
    前記揺動フレームに沿って移動される係合部材と、 前記揺動フレームの下部に配設され、該揺動フレームに
    おける前記台車とは反対側の面に出没する剥離用ジャッ
    キと、 を備えることを特徴とするスライドフォーム移動装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部材は前記揺動フレームの水平
    方向に間隔を置いて2つ設けられ、前記移動手段は、前
    記揺動フレームの上部で水平方向に間隔を置いて配設さ
    れた2つの駆動機構を含んで構成され、前記各係合部材
    は前記各駆動機構に連結されている請求項1記載のスラ
    イドフォーム移動装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離用ジャッキの先端には車輪が設
    けられている請求項1又は2記載のスライドフォーム移
    動装置。
JP15278094A 1994-06-09 1994-06-09 スライドフォーム移動装置 Pending JPH07331872A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105544966A (zh) * 2016-01-29 2016-05-04 中国建筑第八工程局有限公司 一种大角度饰面清水斜墙的模板加固体系及施工方法
JPWO2022176095A1 (ja) * 2021-02-18 2022-08-25

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