JPH07332221A - 流体圧力発生装置 - Google Patents

流体圧力発生装置

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Publication number
JPH07332221A
JPH07332221A JP6120143A JP12014394A JPH07332221A JP H07332221 A JPH07332221 A JP H07332221A JP 6120143 A JP6120143 A JP 6120143A JP 12014394 A JP12014394 A JP 12014394A JP H07332221 A JPH07332221 A JP H07332221A
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JP
Japan
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swash plate
receiving member
arc
groove
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6120143A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kawafune
一徳 川舟
Jun Nakatsuji
順 中辻
Takashi Ochiai
隆 落合
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシングを大形にすることなくクレイドル
斜板の斜板受部材に対する離脱をなくした。 【構成】 電動機4のロータ3に、複数のピストン5を
備えたシリンダブロック7を組込んだ電動機一体形流体
圧力発生装置におけるクレイドル斜板12と斜板受部材
16との一方に、前記斜板12の傾転中心と同心状の円
弧溝41を、他方に、この円弧溝41に係合する係合体
42を設けて前記斜板12の軸方向移動を係止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体圧力発生装置、詳し
くは、複数のピストンを備えたシリンダブロックを電動
機のロータに組込んで成る電動機一体形流体圧力発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機のロータにシリンダブロッ
クを組込んだ電動機一体形流体圧力発生装置は、特開平
6−58251号公報に示されているように提案されて
いる。
【0003】この流体圧力発生装置は、図11に示した
ように、電動機MにおけるロータRの中心部に嵌合孔H
を設け、この嵌合孔Hに、中心部に主軸Dをもち、外周
部にピストンPを摺動可能に内装したシリンダCをもつ
シリンダブロックCBを挿嵌固定すると共に、前記電動
機MのステータSTを、ケーシングMCの胴体Bに挿嵌
固定し、前記主軸Dを前記胴体Bに固定のフロントカバ
−FCとエンドキャップECとに軸受SBを介して回転
自由に支持する一方、前記エンドキャップECにバルブ
プレートVPを取付けると共に図示していないが吸入通
路と吐出通路とを設け、また、前記フロントカバ−FC
に、前記ピストンPの頭部PHが、シューSHを介して
摺接する傾斜面Fをもつクレイドル斜板SPを設けて構
成したものである。
【0004】また、前記クレイドル斜板SPは、前記フ
ロントカバ−FC又は該フロントカバ−FCに固定の斜
板受部材に設ける凹状円筒受面Gに、前記傾斜面Fの傾
斜角度を調節可能に支持されると共に、背面側に延びる
操作片Kを設け、この操作片Kの延長部一側には、前記
斜板SPを最大傾斜角方向に付勢するばねSを設け、他
側には前記斜板SPを中立位置方向に調節する制御プラ
ンジャCPを設けて、この制御プランジャCPの操作に
より前記斜板SPを傾転させ、その傾斜角を調節するこ
とで吐出量を変更できるように構成している。
【0005】従って、以上の構成において、前記ステー
タSTに給電し、前記ロータRを駆動回転させると、前
記シリンダブロックCBが回転し、この回転で前記ピス
トンPが前記シリンダC内で往復動し、その往動で吸入
通路A及びバルブプレートVPの吸入ポートから前記シ
リンダCに流体を吸引し、復動で吸入した流体を加圧し
てこの加圧流体を前記バルブプレートVPの吐出ポート
から吐出通路に吐出するサイクルを繰り返すのであっ
て、装置全体の小形化が有効にでき構成も簡単にできる
流体圧力発生装置が得られるのである。
【0006】尚図11においてORは前記ケーシングM
Cにおける胴体Bとフロントカバ−FC及びエンドキャ
ップECとの結合部間に設けるOリングで、前記ケーシ
ングMCの内部空間Eを密封空間としている。
【0007】また、Lは前記ステータSTのコイルエン
ドからのリード線を引出す引出孔である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】所が以上のように構成
する流体圧力発生装置における前記クレイドル斜板SP
は、その背面に凸状円筒面Nを設けて、この円筒面N
を、前記フロントカバ−FC又は斜板受部材に設ける前
記凹状円筒受面Gに嵌合するだけであるから、定常運転
時には前記シリンダCのボア内圧力が、前記ピストン
P、シューSHを介して前記斜板SPに伝達されて前記
円筒面Nが前記円筒受面Gに押圧されるから、前記斜板
SPが前記円筒受面Gから離脱することはないけれど
も、組立時や、急激な斜板傾転動作時に離脱する恐れが
あった。この問題に対しては、前記ケーシングMCに離
脱阻止構造を設ければよいのであるが、前記電動機Mの
ロータRに前記シリンダブロックCBを組込む電動機一
体形流体圧力発生装置においては、前記斜板SPの外周
外方に前記ステータSTのコイルエンドが配設されてい
るため、このコイルエンドが邪魔になり、このためケー
シングMCの軸方向長さを延長しないと組込めないので
あって、装置全体の設計上の制約を受けることになる
し、また、ケーシングMCの軸方向長さが長くなる不具
合が生じ、前記電動機一体形流体圧力発生装置には適用
し難いのである。
【0009】本発明の目的は、装置全体を小形にできる
電動機一体形流体圧力発生装置でありながら、ケーシン
グを大形にすることなく、クレイドル斜板が不用意に離
脱するのを防止できるようにする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ケーシング1に内装する電
動機4のロータ3に設けた嵌合孔3aに、中心部に主軸
8を、また、外周部にピストン5を摺動可能に内装した
複数のシリンダ6をもつシリンダブロック7を挿嵌固定
し、前記主軸8を前記ケーシング1を含む静止部材に支
持すると共に、前記シリンダブロック7の軸方向一側
に、前記ピストン5の頭部5aに対向する傾斜面12a
をもち、背面に前記傾斜面12aの傾斜角を調節する円
筒面12c,12dをもったクレイドル斜板12を傾斜
角度調節可能に設け、軸方向他側にバルブプレート13
を設けた流体圧力発生装置において、前記斜板12と、
該斜板12を受止める円筒受面16aをもった斜板受部
材16との一方に、前記斜板12の傾転中心と同心状の
円弧溝41を設け、他方に前記円弧溝41に係合する係
合体42を設け、前記斜板12の軸方向移動を係止した
のである。
【0011】また、請求項2記載の発明は、前記ケーシ
ング1に、斜板受部材16を一体に設けると共に、この
斜板受部材16の円筒受面16aに隣接して立壁43を
突設し、この立壁43に円弧溝41と係合体42との一
方を設けたのであり、また、請求項3記載の発明は前記
クレイドル斜板12と斜板受部材16との一方に前記斜
板12の傾転中心と同心状の第1円弧面44を設けると
共に、前記斜板12と斜板受部材16との一方に前記円
弧面44に対向する第2円弧面45をもち、前記第1円
弧面44との間で円弧溝41を形成する溝形成部材46
を結合したのである。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、前記クレイドル斜板
12を傾斜角調節可能に設けた電動機一体形流体圧力発
生装置において、前記斜板12と該斜板12を受止める
前記斜板受部材16との一方に、前記斜板12の傾転中
心と同心状の円弧溝41を設け、他方に前記係合体42
を設けて、この係合体42を前記円弧溝41に係合する
ことにより前記斜板12の軸方向移動を係止したのであ
るから、前記斜板12を前記電動機4におけるステータ
2のコイルエンド内に介入する構成としても、前記ケー
シング1の軸方向長さを長くして大形にしなくとも、前
記斜板12の離脱を有効に防止できるのである。
【0013】従って、電動機4のロータ3にシリンダブ
ロック7を組込んで小形化ができる電動機一体形流体圧
力発生装置の特性を維持できるし、また、前記斜板12
の傾転による調節機能に何ら障害を与えることもなく前
記斜板12の離脱防止が可能となるのである。
【0014】また、請求項2記載の発明では、前記斜板
受部材16をケーシング1に一体に形成すると共に、こ
のケーシング1に前記立壁43を設けて、この立壁43
に前記円弧溝41又は係合体42を設けたから、部品点
数を減らせるし、また、別に設ける斜板受部材を固定す
る手間も省略できると共に、前記円筒受面16aの主軸
8に対する位置精度も良好にできるのである。
【0015】また、請求項3記載の発明では、前記斜板
12又は斜板受部材16に、前記第1円弧面44を設け
ると共に、前記第2円弧面45をもった前記溝形成部材
46を結合して前記円弧溝41を形成するようにしたか
ら、前記円弧溝41の形成が容易にできるし、また、前
記係合体42を前記円弧溝41に係合するとき、前記溝
形成部材46を結合する前に行えるから、前記係合体4
2を、前記斜板12及び斜板受部材16の他方に一体に
形成しても、前記円弧溝41に容易に係合させられるの
である。
【0016】従って、前記係合体42を止めボルトなど
の別部材で形成する必要がなく前記斜板12又は斜板受
部材16に一体に形成できる。
【0017】
【実施例】図1に示した実施例は、胴体1aの一側にエ
ンドキャップ1bを一体に設け、他側にフロントカバ−
1cを取付けたケーシング1の内部空間1dに、ステー
タ2及びロータ3とから成る電動機4を内装し、前記ロ
ータ3の中心部に嵌合孔3aを設け、この嵌合孔3a
に、中心部にピストン5を摺動可能に内装する複数のシ
リンダ6をもったシリンダブロック7を、圧入又は焼ば
めにより挿嵌固定し、このシリンダブロック7の中心部
に軸孔7aを設けてこの軸孔7aに主軸8を滑り軸受9
を介して相対回転可能に支持し、この主軸8を、前記エ
ンドキャップ1bとフロントカバ−1cとに、例えばニ
ードルベアリングから成る軸受10,11を介して回転
可能に軸支し、そして、前記フロントカバ−1cの中心
部内側に、前記ピストン5の頭部5aに対向する傾斜面
12aをもったクレイドル斜板から成るピストン作動体
12(以下斜板という)を、傾斜角調節可能に設け、前
記エンドキャップ1bの中心部内側に、弓形の吸入ポー
ト13aと吐出ポート13bとをもったバルブプレート
13を取付けると共に、前記エンドキャップ1bに、前
記吸入ポート13a及び吐出ポート13bに連通する吸
入通路14及び吐出通路15を設けて、前記ロータ3を
前記シリンダブロック7及び主軸8を介して前記ケーシ
ング1に回転可能に支持したものである。
【0018】更に詳記すると、前記エンドキャップ1b
には、その中心部に内向きに突出する膨出部を設けて、
この膨出部に前記軸受10を設けると共に、この軸受1
0を挾んで径方向両側に前記吸入通路14と吐出通路1
5とを設け、前記膨出部の内面に、前記バルブプレート
13を固定ピン(図示せず)により取付けるのであり、
また、前記フロントカバ−1cの中心部には前記軸受1
1を設けると共に中心部内面には、前記斜板12を受止
めて支持する凹状円筒受面16aをもった斜板受部材1
6を設け、この斜板受部材16の径方向両側に、前記斜
板12を最大傾斜角方向に付勢する付勢手段17と、前
記斜板12を中立位置方向に調節する制御プランジャ1
8とを、前記主軸8の軸方向に設けたものである。尚、
図1に示した実施例の前記付勢手段17は、吐出圧力の
作用で前記斜板12を最大傾斜角方向に押圧する操作プ
ランジャ19とスプリング20とにより構成している。
【0019】即ち、前記フロントカバ−1cに、前記主
軸8の軸受11を挾んで径方向一側、つまり、前記斜板
受部材16の一側に、前記主軸8の軸方向と平行なプラ
ンジャ承孔21と、このプランジャー承孔21に連続す
るばね室22とを設け、このばね室22の背面に、プラ
グ23を螺着して前記ばね室22を密封状とし、前記プ
ランジャ承孔21に前記操作プランジャ19を、前記主
軸8の軸方向に往復動可能に支持し、前記ばね室22に
前記スプリング20を内装して前記操作プランジャ19
を前記斜板12に向かって往動させる方向、つまり斜板
の最大傾斜角方向に付勢させると共に、前記ばね室22
に、前記吐出通路15に連通し、前記胴体1a及びフロ
ントカバ−1cに形成する内部配設の吐出圧通路24を
開口させ、そして、前記操作プランジャ19の先端部に
径大部19aを設けて、この径大部19aを前記斜板1
2の背面に、接触体25を介して接触させるのである。
尚、前記吐出圧通路24は外部配管により形成してもよ
い。
【0020】また、一方前記制御プランジャ18は、前
記斜板12を最大傾斜角位置から中立位置方向に傾転駆
動するもので、前記フロントカバ−1cにおける前記主
軸8の軸受11を挾んで他側、つまり、前記斜板受部1
6の他側で前記付勢手段17と対称位置に、前記主軸8
の軸方向と平行なプランジャ孔26を前記内部空間1d
に開放するように設けて、このプランジャ孔26に前記
制御プランジャ18を、前記主軸8の軸方向に往復動可
能に内装し、その先端部を前記斜板12の背面で、前記
操作プランジャ19が接触する部位に対し、前記主軸8
を挾んだ対称位置に接触体27を介して接触させるので
ある。
【0021】また、前記プランジャ孔26の中心部に
は、前記斜板12の最大傾斜角を調整する操作部28a
をもった調整ロッド28を螺着し、この調整ロッド28
を、前記フロントカバ−1cから外部に突出させて、こ
の突出部にロックナット29を螺着し、所定の調整位置
でロックできるようにしている。
【0022】また、前記プランジャ孔26に内装する前
記制御プランジャ18の背面室30には、制御圧発生装
置に連通する制御圧通路31を開口させており、前記背
面室30の先端側には小さなドレン孔32を設けてい
る。
【0023】従って、以上の構成で前記制御圧通路31
から制御流体を供給し、前記制御プランジャ18を前記
付勢手段17に抗して往動させることにより前記斜板1
2を図1に示した最大傾斜角位置から中立位置方向にそ
の傾斜角を調節できるのであって、この調節により前記
ピストン5の往復動による吐出通路15に吐出する流体
の吐出量を可変とするのである。
【0024】また、以上のように傾斜角が調節される前
記斜板12は、図3乃至図5に示したように中心部に前
記主軸8の挿通孔12bを設け、表面に前記傾斜面12
aを設けると共に、背面における前記挿通孔12bの両
側には、凸状円筒面12c,12dを設け、この凸状円
筒面12c,12dを、前記斜板受部材16の凹状円筒
受面16aに嵌合して、前記斜板12を前記斜板受部1
6に、滑り軸受40を介して支持すると共に前記各円筒
面12c,12d間で、前記挿通孔12bの両側には、
前記接触体25,27の取付孔12g,12hをもった
入力部12e,12fを設け、これら入力部12e,1
2fに、前記接触体25,27を圧入により固定してい
る。
【0025】この接触体25,27は、耐摩耗材により
形成し、しかも、前記操作プランジャ19及び制御プラ
ンジャ18が接触する接触面を円弧状として摩耗しにく
い形状とし、前記接触体25,27と一体に設ける取付
軸33,34により前記入力部12e,12fに圧入固
定するのである。
【0026】一方、前記斜板12を受止める前記斜板受
部材16は、前記フロントカバ−1cと別に設けてもよ
いが、図1の実施例では前記フロントカバ−1cと一体
に設け、その内側に、前記斜板12の凸状円筒面12c
を受止める前記凹状円筒受面16aを設けている。
【0027】更に詳記すると、前記フロントカバ−1c
は、図7乃至9に示したように、その中央部に設ける軸
受11を挾んでその径方向両側に前記斜板受部材16を
膨出状に一体に設け、この斜板受部材16の内側に前記
凹状円筒受面16aを設けるのであって、前記斜板受部
材16間には、前記プランジャ承孔21とプランジャ孔
26とを、前記軸受11を挾んで対称状に設けるのであ
る。
【0028】そして、図1に示した実施例では、前記斜
板12の両側面に、前記斜板12の傾転中心Oと同心状
の円弧溝41を設けると共に、前記フロントカバ−1c
には、前記斜板受部材16の凹状円筒受面16aに隣接
して1対の立壁43を突設してこの立壁43にねじ孔4
7を設け、このねじ孔47に前記円弧溝41に係合する
止めボルトから成る係合体42を前記凹状円筒受面16
aに向かって突出するように螺着し、この係合体42の
前記円弧溝41への係合により、前記斜板12の傾転機
能を維持しながら軸方向移動を係止し、組立時や急激な
傾転動作時の離脱を防止するようにしている。
【0029】尚、以上の構成において、前記シリンダブ
ロック7は、円筒状から成り、その中心部の軸孔7aに
前記主軸8を挿嵌し、前記軸孔7aの径方向外側に前記
シリンダ6を設けて、そのバルブプレート側には、前記
吸入ポート13a及び吐出ポート13bに連通したり遮
断されたりするキドニー形ポートを設けており、また、
前記シリンダ6に摺動可能に内装するピストン5の頭部
5aには、前記斜板12の傾斜面12aに滑動するシュ
ー35を保持して、これら各シュー35をリティナ36
に支持しており、また、前記主軸8には、前記リティナ
36の中心部に設ける球状内面をもつ被係合部36aと
係合する係合部37を設けている。
【0030】そして、前記シリンダブロック7と主軸8
との間には、前記シリンダブロック7をバルブプレート
13に、また、前記シュー35を前記主軸8及びリティ
ナ36を介して前記傾斜面12aに押し付け、それぞれ
が離脱しないようにする主としてコイルばねから成る弾
性体38を介装している。
【0031】次に以上のように構成する実施例の作用を
説明する。前記ステータ2に給電され、前記ロータ3が
回転すると、前記シリンダブロック7も前記滑り軸受9
を介して前記主軸8の軸上で回転しこの回転により、前
記傾斜面12aに前記シュー35を介して滑動する前記
ピストン5が往復動し、その往動により前記吸入通路1
4及びバルブプレート13の吸入ポート13aを介して
前記キドニー形ポートから前記シリンダ6に流体が吸引
され、また、復動により吸入された流体が加圧されて、
前記キドニー形ポートからバルブプレート13の吐出ポ
ート13bを介して吐出通路15に吐出されるのであ
る。
【0032】この吸入・吐出のサイクルが繰り返される
ことにより流体圧力、主として油圧を発生させることが
できるが、例えば負荷の増大で流体圧力が上昇するに伴
い前記制御圧を前記制御プランジャ18に作用させて前
記斜板12を中立位置方向に傾転させ、その傾斜角を調
節することにより吐出流量を制御できるのである。
【0033】また、前記斜板12の前記円弧溝41を、
また、前記斜板受部材16に前記係合体42をそれぞれ
設けてこの係合体42を前記円弧溝91に係合している
から、前記斜板12の傾転機能を維持でき、その傾斜角
を前記制御プランジャ18の作動により任意に調節でき
ながら、前記斜板12の軸方向移動は、前記円弧溝41
と係合体42との隙間量に抑えられ、従って、組立時や
急激な傾転動作時、前記斜板12が不用意に離脱するの
を有効に防止できるのである。しかも、前記円弧溝41
を斜板12の側面に設け、また、前記係合体42を前記
立壁43に設けたから、前記電動機4のロータ3に前記
シリンダブロック7を組込む電動機一体形流体圧力発生
装置において、前記斜板12を前記ステータ2のコイル
エンド内方に介入する構成としても、前記斜板12の離
脱防止が行えるのであり従って、前記ケーシング1の軸
方向長さを長くする必要なく、この結果、小形にできる
前記装置の特性も維持できるのである。
【0034】尚、以上説明した実施例は、前記円弧溝4
1を前記斜板12の側面に、また、係合体42を前記立
壁43に設けたが、前記円弧溝41を前記立壁43に設
け、また、係合体42を前記斜板12の側面に突設して
もよい。
【0035】また、前記斜板12又は斜板受部材16に
おける前記立壁43に前記円弧溝41を形成する場合、
図5のように部分的に設けてもよいが、図6のように前
記円筒面12c,12d又は凹状円筒受面16aの全長
にわたって設け、その両端を前記円筒面12c,12d
又は円筒受面16aの端部に開放してもよい。
【0036】また、前記斜板12の円筒面12c,12
dを凸状とし、斜板受部材16の円筒受面16aを凹状
としたが逆でもよい。
【0037】更に、前記円弧溝41を形成する場合、前
記斜板12の側面又は立壁43の内面に凹溝状に削って
形成してもよいが、図10のように例えば前記斜板受部
材16の立壁43に前記斜板12の傾点中心と同心状と
した凹状の第1円弧面44と、平坦状の受面48とを設
けると共に、前記第1円弧面44に対向する凸状の第2
円弧面45をもった溝形成部材46を設けて、この溝形
成部材46の両端部を前記受面48に固定ボルト49に
より結合し、前記第1円弧面44と第2円弧面45との
間に前記円弧溝41を形成するようにしてもよい。
【0038】斯くすることで、前記円弧溝41に係合体
42を結合する場合、前記円弧溝41の形成前に前記係
合体42を溝形成部位に位置させ、その状態で前記溝形
成部材46を結合することにより、前記係合体42を円
弧溝41に係合させられるから、この係合を容易にでき
るし、また、前記係合体42を前記した実施例のように
止めボルトなどの別部材で形成する必要なく、前記斜板
12又は斜板受部材16に一体に形成できるのである。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記クレイド
ル斜板12を傾斜角調節可能に設けた電動機一体形流体
圧力発生装置において、前記斜板12と該斜板12を受
止める前記斜板受部材16との一方に、前記斜板12の
傾転中心と同心状の円弧溝41を設け、他方に前記係合
体42を設けて、この係合体42を前記円弧溝41に係
合することにより前記斜板12の軸方向移動を係止した
のであるから、前記斜板12を前記電動機4におけるス
テータ2のコイルエンド内に介入する構成としても、前
記ケーシング1の軸方向長さを長くして大形にしなくと
も、前記斜板12の離脱を有効に防止できるのである。
【0040】従って、電動機4のロータ3にシリンダブ
ロック7を組込んで小形化ができる電動機一体形流体圧
力発生装置の特性を維持できるし、また、前記斜板12
の傾転による調節機能に何ら障害を与えることもなく前
記斜板12の離脱防止が可能となるのである。
【0041】また、請求項2記載の発明では、前記斜板
受部材16をケーシング1に一体に形成すると共に、こ
のケーシング1に前記立壁43を設けて、この立壁43
に前記円弧溝41又は係合体42を設けたから、部品点
数を減らせるし、また、別に設ける斜板受部材を固定す
る手間も省略できると共に、前記円筒受面16aの主軸
8に対する位置精度も良好にできるのである。
【0042】また、請求項3記載の発明では、前記斜板
12又は斜板受部材16に、前記第1円弧面44を設け
ると共に、前記第2円弧面45をもった前記溝形成部材
46を結合して前記円弧溝41を形成するようにしたか
ら、前記円弧溝41の形成が容易にできるし、また、前
記係合体42を前記円弧溝41に係合するとき、前記溝
形成部材46を結合する前に行えるから、前記係合体4
2を、前記斜板12及び斜板受部材16の他方に一体に
形成しても、前記円弧溝41に容易に係合させられるの
である。
【0043】従って、前記係合体42を止めボルトなど
の別部材で形成する必要がなく前記斜板12又は斜板受
部材16に一体に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例を示す縦断面図、
【図2】 図1におけるクレイドル斜板を横断した部分
断面図。
【図3】 クレイドル斜板の正面図。
【図4】 同じくその背面図。
【図5】 同じく右側面図。
【図6】 クレイドル斜板の別の実施例を示す右側面
図。
【図7】 フロントカバ−の内側からみた正面図。
【図8】 図7のA−A線における断面図。
【図9】 図7のB−B線における断面図。
【図10】 円弧溝形成の別の実施例を示す説明図。
【図11】 従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 3 ロータ 3a 嵌合孔 4 電動機 5 ピストン 5a 頭部 6 シリンダ 7 シリンダ
ブロック 8 主軸 12 クレイド
ル斜板 12a 傾斜角 12c,d 円筒面 13 バルブプレート 16 斜板受部
材 16a 円筒受面 41 円弧溝 42 係合体 43 立壁 44 第1円弧面 45 第2円弧
面 46 溝形成部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)に内装する電動機
    (4)のロータ(3)に設けた嵌合孔(3a)に、中心
    部に主軸(8)を、また、外周部にピストン(5)を摺
    動可能に内装した複数のシリンダ(6)をもつシリンダ
    ブロック(7)を挿嵌固定し、前記主軸(8)を前記ケ
    ーシング(1)を含む静止部材に支持すると共に、前記
    シリンダブロック(7)の軸方向一側に、前記ピストン
    (5)の頭部(5a)に対向する傾斜面(12a)をも
    ち、背面に前記傾斜面(12a)の傾斜角を調節する円
    筒面(12c)(12d)をもったクレイドル斜板(1
    2)を傾斜角度調節可能に設け、軸方向他側にバルブプ
    レート(13)を設けた流体圧力発生装置において、 前記斜板(12)と、該斜板(12)を受止める円筒受
    面(16a)をもった斜板受部材(16)との一方に、
    前記斜板(12)の傾転中心と同心状の円弧溝(41)
    を設け、他方に前記円弧溝(41)に係合する係合体
    (42)を設け、前記斜板(12)の軸方向移動を係止
    していることを特徴とする流体圧力発生装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(1)に、斜板受部材(1
    6)を一体に設けると共に、この斜板受部材(16)の
    円筒受面(16a)に隣接して立壁(43)を突設し、
    この立壁(43)に円弧溝(41)と係合体(42)と
    の一方を設けている請求項1記載の流体圧力発生装置。
  3. 【請求項3】 クレイドル斜板(12)と斜板受部材
    (16)との一方に、前記斜板(12)の傾転中心と同
    心状の第1円弧面(44)を設けると共に、前記斜板
    (12)と斜板受部材(16)との一方に、前記円弧面
    (44)に対向する第2円弧面(45)をもち、前記第
    1円弧面(44)との間で円弧溝(41)を形成する溝
    形成部材(46)を結合している請求項1記載の流体圧
    力発生装置。
JP6120143A 1994-06-01 1994-06-01 流体圧力発生装置 Pending JPH07332221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207573A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Kyb Co Ltd 対向式斜板型ピストンポンプ・モータ

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JP2012207573A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Kyb Co Ltd 対向式斜板型ピストンポンプ・モータ

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