JPH07332235A - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
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- JPH07332235A JPH07332235A JP6121031A JP12103194A JPH07332235A JP H07332235 A JPH07332235 A JP H07332235A JP 6121031 A JP6121031 A JP 6121031A JP 12103194 A JP12103194 A JP 12103194A JP H07332235 A JPH07332235 A JP H07332235A
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Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮機の大型化、圧力損失の増大を招くこと
なく、吐出脈動を良好に低減できるようにする。 【構成】 圧縮機の高圧室23、24内に、中空室2
6、27を形成し、この中空室26、27の一部に吐出
ガスの圧力により弾性変形可能な膜状部材30、31を
設けるとともに、中空室26、27内と高圧室23、2
4とを連通するオリフィス34、35を設け、高圧室2
3、24の圧力脈動に応じて膜状部材30、31が弾性
変形することにより、吐出脈動を低減する。
なく、吐出脈動を良好に低減できるようにする。 【構成】 圧縮機の高圧室23、24内に、中空室2
6、27を形成し、この中空室26、27の一部に吐出
ガスの圧力により弾性変形可能な膜状部材30、31を
設けるとともに、中空室26、27内と高圧室23、2
4とを連通するオリフィス34、35を設け、高圧室2
3、24の圧力脈動に応じて膜状部材30、31が弾性
変形することにより、吐出脈動を低減する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吐出脈動を低減した圧縮
機に関するもので、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮
機として好適なものである。
機に関するもので、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮
機として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮機の吐出脈動を低減する対策
としては、特公昭58−7835号公報に記載されてい
るものがあり、この公報記載のものは斜板型圧縮機の
低、高圧室の外側に隣接して、補助的な吐出室を別途設
け、この吐出室における冷媒の膨張、拡散による干渉作
用にて、吐出脈動を低減し、消音効果を発揮するもので
ある。
としては、特公昭58−7835号公報に記載されてい
るものがあり、この公報記載のものは斜板型圧縮機の
低、高圧室の外側に隣接して、補助的な吐出室を別途設
け、この吐出室における冷媒の膨張、拡散による干渉作
用にて、吐出脈動を低減し、消音効果を発揮するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、補助的な吐出室を吐出通路の途中に別途設
けているので、この吐出室の分だけ圧縮機の容量が増大
し、圧縮機が大型化するという問題がある。これに加
え、吐出ガスの膨張、絞りが繰り返されるので、圧力損
失の増大を招くという問題も生じる。
来技術では、補助的な吐出室を吐出通路の途中に別途設
けているので、この吐出室の分だけ圧縮機の容量が増大
し、圧縮機が大型化するという問題がある。これに加
え、吐出ガスの膨張、絞りが繰り返されるので、圧力損
失の増大を招くという問題も生じる。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
圧縮機の基本体格をそのまま維持しながら、吐出ガスの
圧力損失の増大を抑制しつつ、吐出脈動を良好に低減で
きる吐出脈動低減構造を提供することを目的とする。
圧縮機の基本体格をそのまま維持しながら、吐出ガスの
圧力損失の増大を抑制しつつ、吐出脈動を良好に低減で
きる吐出脈動低減構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、圧縮機構成部品を収容するハウジングと、
このハウジング内において、吐出ガスの圧力が作用する
吐出ガス雰囲気部分と、この吐出ガス雰囲気部分に区画
形成された中空室と、この中空室の少なくとも一部に設
けられ、前記吐出ガスの圧力により弾性変形可能な膜状
部材と、前記中空室内部と前記吐出ガス雰囲気部分とを
連通する微小通路面積の連通手段とを備えるという技術
的手段を採用する。
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、圧縮機構成部品を収容するハウジングと、
このハウジング内において、吐出ガスの圧力が作用する
吐出ガス雰囲気部分と、この吐出ガス雰囲気部分に区画
形成された中空室と、この中空室の少なくとも一部に設
けられ、前記吐出ガスの圧力により弾性変形可能な膜状
部材と、前記中空室内部と前記吐出ガス雰囲気部分とを
連通する微小通路面積の連通手段とを備えるという技術
的手段を採用する。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の圧縮機において、前記膜状部材は前記吐出ガスの流れ
方向と直角方向に向くように配置されていることを特徴
とする。請求項3記載の発明では、請求項1または2に
記載の圧縮機において、前記ハウジングには、その内方
に突出する筒状部が一体成形されており、この筒状部の
先端面に前記膜状部材が固定されることにより前記中空
室が構成されていることを特徴とする。
の圧縮機において、前記膜状部材は前記吐出ガスの流れ
方向と直角方向に向くように配置されていることを特徴
とする。請求項3記載の発明では、請求項1または2に
記載の圧縮機において、前記ハウジングには、その内方
に突出する筒状部が一体成形されており、この筒状部の
先端面に前記膜状部材が固定されることにより前記中空
室が構成されていることを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明では、請求項3に記載
の圧縮機において、前記連通手段は、前記ハウジングの
筒状部に設けられていることを特徴とする。請求項5記
載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載
の圧縮機において、前記連通手段は、前記膜状部材に設
けられていることを特徴とする。
の圧縮機において、前記連通手段は、前記ハウジングの
筒状部に設けられていることを特徴とする。請求項5記
載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載
の圧縮機において、前記連通手段は、前記膜状部材に設
けられていることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用効果】請求項1〜5記載の発明によれば、
上記技術的手段を有しているため、圧縮機の吐出ガス雰
囲気部分(23、24)と、中空室26、27との圧力
差に基づいて、膜状部材30、31が弾性的に変形する
ことにより、吐出脈動を良好に低減できる。
上記技術的手段を有しているため、圧縮機の吐出ガス雰
囲気部分(23、24)と、中空室26、27との圧力
差に基づいて、膜状部材30、31が弾性的に変形する
ことにより、吐出脈動を良好に低減できる。
【0009】このように、膜状部材30、31の弾性的
変形を利用して、吐出脈動を低減できるので、従来のガ
スの膨張、絞りを繰り返すものに比して、圧力損失の増
大を十分抑制できる。しかも、膜状部材30、31を用
いた簡単な中空室26、27を圧縮機の吐出ガス雰囲気
部分(23、24)中に追加するだけでよいので、圧縮
機の基本体格をほとんど変更せずに実施でき、従って、
小型簡潔な圧縮機において吐出脈動低減効果を発揮で
き、実用上極めて有益である。
変形を利用して、吐出脈動を低減できるので、従来のガ
スの膨張、絞りを繰り返すものに比して、圧力損失の増
大を十分抑制できる。しかも、膜状部材30、31を用
いた簡単な中空室26、27を圧縮機の吐出ガス雰囲気
部分(23、24)中に追加するだけでよいので、圧縮
機の基本体格をほとんど変更せずに実施でき、従って、
小型簡潔な圧縮機において吐出脈動低減効果を発揮で
き、実用上極めて有益である。
【0010】上記作用効果に加えて、 請求項2記載の
発明では、前記膜状部材30、31は前記吐出ガスの流
れ方向と直角方向に向くように配置されているから、膜
状部材30、31が吐出ガスの圧力変動に即応して弾性
変形することができ、そのため吐出脈動低減効果をより
一層有効に発揮できる。また、請求項3記載の発明で
は、前記ハウジング9、10に、その内方に突出する筒
状部28、29が一体成形されており、この筒状部2
8、29の先端面に前記膜状部材30、31が固定され
ることにより前記中空室26、27が構成されるように
しているから、ハウジング9、10との一体部分を利用
して中空室26、27を極めて簡単に低コストで製造で
きる。
発明では、前記膜状部材30、31は前記吐出ガスの流
れ方向と直角方向に向くように配置されているから、膜
状部材30、31が吐出ガスの圧力変動に即応して弾性
変形することができ、そのため吐出脈動低減効果をより
一層有効に発揮できる。また、請求項3記載の発明で
は、前記ハウジング9、10に、その内方に突出する筒
状部28、29が一体成形されており、この筒状部2
8、29の先端面に前記膜状部材30、31が固定され
ることにより前記中空室26、27が構成されるように
しているから、ハウジング9、10との一体部分を利用
して中空室26、27を極めて簡単に低コストで製造で
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図2は自動車用空調装置の斜板型圧縮機の全体を
示しており、斜板の前後両側にピストンを配置する両ピ
ストンタイプのものである。1は金属製回転軸で、その
左端側(圧縮機前方側)に図示しない周知の電磁クラッ
チが連結され、この電磁クラッチを介して自動車エンジ
ン(駆動源)の回転力を受けて回転する。この回転軸1
には傾斜した円盤状の斜板部1aが一体に形成されてい
る。
する。図2は自動車用空調装置の斜板型圧縮機の全体を
示しており、斜板の前後両側にピストンを配置する両ピ
ストンタイプのものである。1は金属製回転軸で、その
左端側(圧縮機前方側)に図示しない周知の電磁クラッ
チが連結され、この電磁クラッチを介して自動車エンジ
ン(駆動源)の回転力を受けて回転する。この回転軸1
には傾斜した円盤状の斜板部1aが一体に形成されてい
る。
【0012】この回転軸1は2つのシリンダブロック
2、3に組み込まれたラジアルベアリング4、5によっ
て回転自在に支持されている。6は軸方向両先端にピス
トンを持つ両頭ピストンであり、シリンダブロック2、
3の周方向を複数例えば5等分する位置に形成されたピ
ストンシリンダ7内に往復動可能に挿入され、冷媒ガス
の圧縮を行うものである。この両頭ピストン6は、前記
斜板1aの旋回に伴う揺動を一対の半球形状のシュー8
を介して受け、シリンダブロック2、3のピストンシリ
ンダ7内で往復運動可能となっている。
2、3に組み込まれたラジアルベアリング4、5によっ
て回転自在に支持されている。6は軸方向両先端にピス
トンを持つ両頭ピストンであり、シリンダブロック2、
3の周方向を複数例えば5等分する位置に形成されたピ
ストンシリンダ7内に往復動可能に挿入され、冷媒ガス
の圧縮を行うものである。この両頭ピストン6は、前記
斜板1aの旋回に伴う揺動を一対の半球形状のシュー8
を介して受け、シリンダブロック2、3のピストンシリ
ンダ7内で往復運動可能となっている。
【0013】シリンダブロック2、3軸方向前後の両端
面にはそれぞれ前方側、後方側のハウジング9、10が
配設されており、このハウジング9、10の内部には、
吐出口11a、12aを有するバルブシート11、1
2、前記吐出口11a、12aを開閉する吐出弁13、
14等が配置され、これらは前後のハウジング9、10
とともに複数本例えば5本の通しボルト15でシリンダ
ブロック2、3に一体に締結されている。16は回転軸
1部分から外部への冷媒洩れを防ぐ軸封装置で、前方側
のハウジング9内に組み込まれている。
面にはそれぞれ前方側、後方側のハウジング9、10が
配設されており、このハウジング9、10の内部には、
吐出口11a、12aを有するバルブシート11、1
2、前記吐出口11a、12aを開閉する吐出弁13、
14等が配置され、これらは前後のハウジング9、10
とともに複数本例えば5本の通しボルト15でシリンダ
ブロック2、3に一体に締結されている。16は回転軸
1部分から外部への冷媒洩れを防ぐ軸封装置で、前方側
のハウジング9内に組み込まれている。
【0014】17、18は吸入ロータリ弁で、前記回転
軸1に結合され、回転軸1と一体的に回転するものであ
り、圧縮機前後の各ピストンシリンダ7にそれぞれ対応
してシリンダブロック2、3に設けられた吸入ポート1
9、20を所定の回転角範囲において開口する連通穴1
7a、18aが各吸入ロータリ弁17、18に形成され
ている。
軸1に結合され、回転軸1と一体的に回転するものであ
り、圧縮機前後の各ピストンシリンダ7にそれぞれ対応
してシリンダブロック2、3に設けられた吸入ポート1
9、20を所定の回転角範囲において開口する連通穴1
7a、18aが各吸入ロータリ弁17、18に形成され
ている。
【0015】そして、上記各吸入ロータリ弁17、18
の連通穴17a、18aは、回転軸1の中心部に形成さ
れた連通路21を介して、後方側ハウジング10の中心
部に設けられた吸入室22に連通するようになってい
る。この吸入室22には図示しない配管を介して冷凍サ
イクルの蒸発器で蒸発した低温、低圧のガス冷媒が吸入
されるようになっている。
の連通穴17a、18aは、回転軸1の中心部に形成さ
れた連通路21を介して、後方側ハウジング10の中心
部に設けられた吸入室22に連通するようになってい
る。この吸入室22には図示しない配管を介して冷凍サ
イクルの蒸発器で蒸発した低温、低圧のガス冷媒が吸入
されるようになっている。
【0016】23、24は前記前後のハウジング9、1
0内に形成された高圧室で、前記吐出口11a、12a
から吐出された高圧冷媒ガスが流入する部屋であって、
本発明の吐出ガス雰囲気部分を形成するものである。2
5は冷媒ガスの外部吐出口で、高圧室23、24に吐出
された高圧冷媒ガスを冷凍サイクルの圧縮機吐出側配管
に吐出するためのものである。なお、圧縮機前方側の高
圧室23は、シリンダブロック2、3に形成された図示
しない連通路を介して圧縮機後方側の高圧室24に連通
し、この高圧室24から前記外部吐出口25に連通する
ようになっている。
0内に形成された高圧室で、前記吐出口11a、12a
から吐出された高圧冷媒ガスが流入する部屋であって、
本発明の吐出ガス雰囲気部分を形成するものである。2
5は冷媒ガスの外部吐出口で、高圧室23、24に吐出
された高圧冷媒ガスを冷凍サイクルの圧縮機吐出側配管
に吐出するためのものである。なお、圧縮機前方側の高
圧室23は、シリンダブロック2、3に形成された図示
しない連通路を介して圧縮機後方側の高圧室24に連通
し、この高圧室24から前記外部吐出口25に連通する
ようになっている。
【0017】26、27は本発明による中空室で、上記
圧縮機前後の高圧室23、24内にそれぞれ設置されて
いる。この中空室26、27は図1に拡大図示するよう
に、前後のハウジング9、10から内方側に一体に突出
形成された円筒状の筒状部28、29を有し、この筒状
部28、29の先端面にゴム等の弾性材からなる円盤状
の膜状部材30、31を配置し、この膜状部材30、3
1を樹脂、金属等で成形されたリング状の押さえ部材3
2、33で押さえ、接着、ねじ止め等の固定手段で筒状
部28、29の先端面に固定している。この筒状部2
8、29と膜状部材30、31との組合せにより中空室
26、27が構成されている。
圧縮機前後の高圧室23、24内にそれぞれ設置されて
いる。この中空室26、27は図1に拡大図示するよう
に、前後のハウジング9、10から内方側に一体に突出
形成された円筒状の筒状部28、29を有し、この筒状
部28、29の先端面にゴム等の弾性材からなる円盤状
の膜状部材30、31を配置し、この膜状部材30、3
1を樹脂、金属等で成形されたリング状の押さえ部材3
2、33で押さえ、接着、ねじ止め等の固定手段で筒状
部28、29の先端面に固定している。この筒状部2
8、29と膜状部材30、31との組合せにより中空室
26、27が構成されている。
【0018】前記膜状部材30、31にはその弾性変形
がしやすいように波形部30a、31aが形成されてい
る。本例では、膜状部材30、31は、図2に示すよう
にバルブシート11、12の吐出口11a、12aから
高圧室23、24に軸方向と平行に流入する吐出ガスの
流れ方向と直角方向に向くように配置されている。ま
た、前記筒状部28、29には、中空室26、27の内
外を連通する複数のオリフィス34、35が開けられて
いる。このオリフィス34、35は本発明の微小通路面
積の連通手段を構成するものである。
がしやすいように波形部30a、31aが形成されてい
る。本例では、膜状部材30、31は、図2に示すよう
にバルブシート11、12の吐出口11a、12aから
高圧室23、24に軸方向と平行に流入する吐出ガスの
流れ方向と直角方向に向くように配置されている。ま
た、前記筒状部28、29には、中空室26、27の内
外を連通する複数のオリフィス34、35が開けられて
いる。このオリフィス34、35は本発明の微小通路面
積の連通手段を構成するものである。
【0019】次に、上記構成において本実施例の作動を
説明する。回転軸1が図示しない電磁クラッチを介して
自動車エンジンの動力を受けて回転すると、斜板部1a
は回転を伴う揺動を行い、シュー8を介して、ピストン
5をピストンシリンダ7内で往復運動させ、このピスト
ンシリンダ7内で冷媒の吸入、圧縮の作用を行う。
説明する。回転軸1が図示しない電磁クラッチを介して
自動車エンジンの動力を受けて回転すると、斜板部1a
は回転を伴う揺動を行い、シュー8を介して、ピストン
5をピストンシリンダ7内で往復運動させ、このピスト
ンシリンダ7内で冷媒の吸入、圧縮の作用を行う。
【0020】この吸入、圧縮の作用は公知のものと同じ
であるので、以下本発明の特徴とする中空室26、27
部分の作用を詳細に説明する。図3において、定常状態
では高圧室23、24と中空室26、27内の圧力はオ
リフィス34、35を通して連通しているので、等しく
なっている。従って、膜状部材30、31は図1、3の
上下方向に力を受けていない。
であるので、以下本発明の特徴とする中空室26、27
部分の作用を詳細に説明する。図3において、定常状態
では高圧室23、24と中空室26、27内の圧力はオ
リフィス34、35を通して連通しているので、等しく
なっている。従って、膜状部材30、31は図1、3の
上下方向に力を受けていない。
【0021】圧縮機が運転されると、複数の各シリンダ
7から所定の時間差を伴って順次冷媒ガスが高圧室2
3、24内に吐出されるため、高圧室23、24内では
圧力脈動が発生する。この圧力脈動のため、高圧室2
3、24圧力が圧縮機の吐出圧力よりも高くなった時
(図3(a)の状態A)は、(高圧室23、24圧力)
>(中空室26、27内圧力)であるため、高圧室2
3、24内のガスはオリフィス34、35を通り、中空
室26、27内に流入しようとする。
7から所定の時間差を伴って順次冷媒ガスが高圧室2
3、24内に吐出されるため、高圧室23、24内では
圧力脈動が発生する。この圧力脈動のため、高圧室2
3、24圧力が圧縮機の吐出圧力よりも高くなった時
(図3(a)の状態A)は、(高圧室23、24圧力)
>(中空室26、27内圧力)であるため、高圧室2
3、24内のガスはオリフィス34、35を通り、中空
室26、27内に流入しようとする。
【0022】ここで、オリフィス34、35の通路面積
は膜状部材30、31の受圧面積に比べるとはるかに小
さく設定されており、そのガス流入量も微小量に制限さ
れている。そのため、中空室26、27内の圧力上昇は
高圧室23、24の圧力上昇に比べ遅れを生じる。この
遅れ時間の間、膜状部材30、31は高圧室23、24
の圧力を受け凹状に変形する(図3(b)のA参照)。
は膜状部材30、31の受圧面積に比べるとはるかに小
さく設定されており、そのガス流入量も微小量に制限さ
れている。そのため、中空室26、27内の圧力上昇は
高圧室23、24の圧力上昇に比べ遅れを生じる。この
遅れ時間の間、膜状部材30、31は高圧室23、24
の圧力を受け凹状に変形する(図3(b)のA参照)。
【0023】そして、所定時間経過し、高圧室23、2
4と中空室26、27内圧力が図3(a)のBに示すよ
うに等しくなると、膜状部材30、31は元の平坦な状
態に復帰する(図3(b)の状態B参照)。さらに、時
間が経過し圧力状態が図3(a)のCに示すように(高
圧室23、24圧力)<(中空室26、27内圧力)と
なると、オリフィス34、35からの流出量は制限され
ているため、中空室26、27内の圧力降下は高圧室2
3、24の圧力降下に比べ遅れを生じる。このため、膜
状部材30、31は凸状に変形し(図3(b)の状態C
参照)、その後、中空室26、27内の圧力降下に伴い
膜状部材30、31は元の平坦な状態に復帰する。以上
の様に膜状部材30、31が圧力変化に応じて弾性的に
形状変化することにより、高圧室23、24内の圧力脈
動が良好に低減される。
4と中空室26、27内圧力が図3(a)のBに示すよ
うに等しくなると、膜状部材30、31は元の平坦な状
態に復帰する(図3(b)の状態B参照)。さらに、時
間が経過し圧力状態が図3(a)のCに示すように(高
圧室23、24圧力)<(中空室26、27内圧力)と
なると、オリフィス34、35からの流出量は制限され
ているため、中空室26、27内の圧力降下は高圧室2
3、24の圧力降下に比べ遅れを生じる。このため、膜
状部材30、31は凸状に変形し(図3(b)の状態C
参照)、その後、中空室26、27内の圧力降下に伴い
膜状部材30、31は元の平坦な状態に復帰する。以上
の様に膜状部材30、31が圧力変化に応じて弾性的に
形状変化することにより、高圧室23、24内の圧力脈
動が良好に低減される。
【0024】上述の実施例のごとく、斜板式圧縮機に弾
性変形可能な膜状部材30、31を有する中空室26、
27を設置した場合の圧力脈動波形を図4に示す。この
図4から理解されるように、本発明による中空室26、
27を設置することによって、図4の実線に示すよう
に、圧力脈動のピーク部分が緩和された形状となり、中
空室なしの従来のもの(破線参照)に比して、脈動値が
低減されていることがわかる。
性変形可能な膜状部材30、31を有する中空室26、
27を設置した場合の圧力脈動波形を図4に示す。この
図4から理解されるように、本発明による中空室26、
27を設置することによって、図4の実線に示すよう
に、圧力脈動のピーク部分が緩和された形状となり、中
空室なしの従来のもの(破線参照)に比して、脈動値が
低減されていることがわかる。
【0025】なお、図4の実験条件は、圧縮機回転数:
1000rpm、吐出圧力:1.47MPa、吸入圧
力:0.196MPaである。なお、上述の実施例で
は、中空室26、27の形状を図1に示すように円筒形
状としているが、この円筒形状に限定されるものではな
く、中空室26、27内容積を必要量確保できる形状で
あれば、どのような形状でもよい。
1000rpm、吐出圧力:1.47MPa、吸入圧
力:0.196MPaである。なお、上述の実施例で
は、中空室26、27の形状を図1に示すように円筒形
状としているが、この円筒形状に限定されるものではな
く、中空室26、27内容積を必要量確保できる形状で
あれば、どのような形状でもよい。
【0026】また、中空室26、27は圧縮機内の高圧
ガス雰囲気中にあればどこでもよいが、高圧室23、2
4内に中空室26、27を設置することで、吐出脈動低
減の効果をより一層高めることができる。また、受圧面
である膜状部材30、31の向きは中空室26、27そ
れぞれの設置場所により対応してよいが、可能ならば、
図2に示すように、吐出ガスの流れに対して直角方向に
設置することが吐出脈動低減のために望ましい。
ガス雰囲気中にあればどこでもよいが、高圧室23、2
4内に中空室26、27を設置することで、吐出脈動低
減の効果をより一層高めることができる。また、受圧面
である膜状部材30、31の向きは中空室26、27そ
れぞれの設置場所により対応してよいが、可能ならば、
図2に示すように、吐出ガスの流れに対して直角方向に
設置することが吐出脈動低減のために望ましい。
【0027】また、膜状部材30、31については、中
空室26、27を設置する場所によってその受圧部の可
能最大面積が決められているため、限られた範囲内で膜
状部材30、31の変位量を確保する必要から、膜状部
材30、31にコルゲーション(波形部30a、31
a)を設けると良い。また、オリフィス34、35の面
積、個数については、実際に圧縮機に設置し脈動低減効
果を確認しながら設計するとよい。また、ハウジング
9、10の筒状部28、29にオリフィス34、35を
設置するのが困難な場合には、図5に示すように膜状部
材30、31にオリフィス34、35を設けてもよい。
空室26、27を設置する場所によってその受圧部の可
能最大面積が決められているため、限られた範囲内で膜
状部材30、31の変位量を確保する必要から、膜状部
材30、31にコルゲーション(波形部30a、31
a)を設けると良い。また、オリフィス34、35の面
積、個数については、実際に圧縮機に設置し脈動低減効
果を確認しながら設計するとよい。また、ハウジング
9、10の筒状部28、29にオリフィス34、35を
設置するのが困難な場合には、図5に示すように膜状部
材30、31にオリフィス34、35を設けてもよい。
【図1】本発明の一実施例を示す中空室部分の一部断面
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の中空室部分を備えた斜板型圧縮機の縦断
面図である。
面図である。
【図3】(a)は本発明の作動説明用の圧力脈動図、
(b)は圧力脈動に伴う膜状部材の弾性変形を示す概略
断面図である。
(b)は圧力脈動に伴う膜状部材の弾性変形を示す概略
断面図である。
【図4】本発明による圧力脈動低減効果を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示す中空室部分の一部断
面斜視図である。
面斜視図である。
9、10 ハウジング 23、24 高圧室(吐出ガス雰囲気部分) 26、27 中空室 28、29 筒状部 30、31 膜状部材 34、35 オリフィス(連通手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮機構成部品を収容するハウジング
と、 このハウジング内において、吐出ガスの圧力が作用する
吐出ガス雰囲気部分と、 この吐出ガス雰囲気部分に区画形成された中空室と、 この中空室の少なくとも一部に設けられ、前記吐出ガス
の圧力により弾性変形可能な膜状部材と、 前記中空室内部と前記吐出ガス雰囲気部分とを連通する
微小通路面積の連通手段とを備えることを特徴とする圧
縮機。 - 【請求項2】 前記膜状部材は前記吐出ガスの流れ方向
と直角方向に向くように配置されていることを特徴とす
る請求項1に記載の圧縮機。 - 【請求項3】 前記ハウジングには、その内方に突出す
る筒状部が一体成形されており、この筒状部の先端面に
前記膜状部材が固定されることにより前記中空室が構成
されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
圧縮機。 - 【請求項4】 前記連通手段は、前記ハウジングの筒状
部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の
圧縮機。 - 【請求項5】 前記連通手段は、前記膜状部材に設けら
れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
1つに記載の圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121031A JPH07332235A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121031A JPH07332235A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332235A true JPH07332235A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14801111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6121031A Pending JPH07332235A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07332235A (ja) |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP6121031A patent/JPH07332235A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |