JPH07332475A - 遊星歯車装置のキャリヤ構造 - Google Patents

遊星歯車装置のキャリヤ構造

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JPH07332475A
JPH07332475A JP6145614A JP14561494A JPH07332475A JP H07332475 A JPH07332475 A JP H07332475A JP 6145614 A JP6145614 A JP 6145614A JP 14561494 A JP14561494 A JP 14561494A JP H07332475 A JPH07332475 A JP H07332475A
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JP
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planetary gear
leg
leg portion
carrier
carrier structure
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JP6145614A
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Haruhito Mori
春仁 森
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    • F16H57/0427Guidance of lubricant on rotary parts, e.g. using baffles for collecting lubricant by centrifugal force
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 遊星歯車装置において、一つには、キャリヤ
プレートとベースプレートとを結合する脚部の重量増を
抑制しつつ、両プレートの結合部長さを可能な限り確保
して強度を高くし、耐久性悪化やギヤノイズ増大といっ
た問題点を解決すること。もう一つには、装置内部に潤
滑油を保持しやすくして、潤滑油切れを生じないように
すること。 【構成】 第一の目的のために脚部(3)は、脚部断面
形状において、脚部両端部(9)よりも、前記遊星歯車
(6)の公転中心側及びその反対の外側のいずれか一方
側に偏在する頂部(10)を有する形状にした。また、
第二の目的のために、前記脚部(3)は、前記脚部両端
部(9)よりも、頂部(10)が、前記公転中心とは反
対の外側に偏在することにより、前記脚部両端部(9)
の間に形成される開口部が、内側に開口させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊星歯車装置のキャリ
ヤ構造に関するものであり、特にオートマチックトラン
スミッションに好適に利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊星歯車装置のキャリヤ
構造として、実開昭56−15841号公報に開示され
ているような構造が知られている。これは、図10に示
したように、キャリヤプレート101とベースプレート
102とを脚部103で結合してキャリヤ構造を構成し
ており、キャリヤプレート101とベースプレート10
2との間に4つの遊星歯車の軸(ピニオンシャフト10
5)を架設してある。そして、前記脚部103は、キャ
リヤプレート101側からプレス折り曲げ加工によりベ
ースプレート102側へと延在され、ベースプレート1
02に溶接されている。そして、この脚部は、プレート
に平行な断面形状において、同一円周上に沿った円弧状
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遊星歯車装置のキャリヤ構造にあっては、脚
部が同一円周上に配置される為、キャリヤプレートとベ
ースプレートとの溶接による結合部の長さの確保に限界
が有る。そのため、キャリヤのねじり変形に脚部が耐え
られず、歯車の噛み合いずれを招き、耐久性悪化やギヤ
ノイズ増大といった問題点が存在した。
【0004】この点を解決するために、脚部の厚みを厚
くして、結合部の幅を拡大するという手段も考えられる
が、重量増という問題が新たに発生し、また、重量増の
割には前記結合部の長さの増加が少ないため採用し難
い。
【0005】本発明の第1の課題は、キャリヤプレート
とベースプレートとを結合する脚部の重量増を抑制しつ
つ、両プレートの結合部長さを可能な限り確保して強度
を高くし、上記の耐久性悪化やギヤノイズ増大といった
問題点を解決することを目的とする。
【0006】ところで、このような遊星歯車装置におい
ては、遊星歯車の円滑な回転を維持するため、潤滑油の
供給が欠かせないが、前記図10の装置では、潤滑油は
遊星歯車の軸回りにしか保持できず、潤滑油切れが生
じ、部品が磨耗したり焼き付きを起こすなどの問題が生
じやすい。特に、遊星歯車装置では、遊星歯車の公転と
ともにキャリヤが回転するために、潤滑油が遠心力で外
側へと逃げ、保持しにくいという問題がある。
【0007】本発明の第2の課題は、遊星歯車装置にお
いて装置内部に潤滑油を保持しやすくして、潤滑油切れ
を生じないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は遊星歯車装置の
キャリヤ構造であり、前記技術的課題を解決するため
に、以下のように構成されている。
【0009】〔1〕 すなわち、本発明の第1の課題を
解決するため、対をなすキャリヤプレート1とベースプ
レート2とが、互いに脚部3によって結合されており、
前記キャリヤプレート1とベースプレート2との間に架
設されたピニオンシャフト5に遊星歯車6を回転自在に
設けた遊星歯車装置のキャリヤ構造において、前記脚部
3は、前記プレートと平行な断面形状において、脚部両
端部9よりも、前記遊星歯車6の公転中心側及びその反
対の外側のいずれか一方側に偏在する頂部10を有する
形状とした(請求項1に対応)。
【0010】〔2〕 また、第2の課題を解決するた
め、前記〔1〕において、前記脚部3は、前記頂部10
が脚部両端部9よりも、前記公転中心とは反対の外側に
偏在することにより、前記脚部両端部9の間に形成され
る開口部11が、内側に開口している構成とした(請求
項2に対応)。
【0011】〔3〕 さらに、前記〔1〕において、前
記頂部10が脚部両端部9よりも、前記公転中心側に偏
在することにより、前記脚部両端部9の間に形成される
開口部11が、外側に開口している構成とすることも可
能である(請求項3に対応)。
【0012】
【作用】前記〔1〕の構成によれば、断面形状におい
て、脚部両端部9よりも、前記遊星歯車6の公転中心側
及びその反対の外側のいずれか一方側に偏在する頂部1
0を有する形状にしたことで、脚部3が例えば山型とな
り、従来に比較して、プレートとの溶接長さを長くす
る。
【0013】この点、前記〔2〕や〔3〕の構成も同様
である。但し、〔2〕の構成では、脚部3の開口部11
が、公転中心側、すなわちキャリヤの内側に向くことと
なり、この部分に潤滑油を保持しうる。
【0014】本発明の遊星歯車装置のキャリヤ構造は、
特に、輸送機器等のオートマチックトランスミッション
に好適に利用できるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図8に基い
て説明する。
【0016】〔実施例1〕図1〜図3は、本発明の第1
の実施例である遊星歯車装置Aを示し、この遊星歯車装
置Aは、環状のキャリヤプレート1と、環状のベースプ
レート2と、前記キャリヤプレート1からプレス折り曲
げ加工によりベースプレート2側に延在されてベースプ
レート2に、先端部4が溶接された脚部3とでキャリヤ
を構成している。
【0017】そして、キャリヤプレート1とベースプレ
ート2との間に90度間隔で4本のピニオンシャフト5
を架設してあり、各ピニオンシャフト5にハスバ歯車か
らなる遊星歯車(プラネタリピニオン)6を回転自在に
設けている。
【0018】図1に示したように、4つの遊星歯車6の
外側に噛合する内歯を内面に有する筒状の内歯車20が
設けられるとともに、キャリヤプレート1内にエンジン
側より挿入されたシャフトに、図3のように各遊星歯車
6の内側に噛合する太陽歯車21が設けられている。な
お、前記内歯車20の内歯と太陽歯車21とは、遊星歯
車6に噛合するハスバ歯車を構成している。
【0019】そして、前記脚部3は、キャリヤプレート
1あるいはベースプレート2と平行な平面で切った断面
形状がキャリヤの外側へと突にした山型となっている。
換言すると、前記断面形状において、脚部両端部9より
も脚部中央に位置する頂部10が、キャリヤの外側に遍
在したV字形状となっている。ここでキャリヤの外側と
は、遊星歯車6の公転軌跡である円の半径方向におい
て、遊星歯車6の公転中心とは反対の外側をいい、キャ
リヤの内側とは、前記遊星歯車6の公転中心側をいう。
【0020】断面形状における前記脚部両端部9間は開
口部11となっており、脚部両端部9よりも脚部中央に
位置する頂部10がキャリヤの外側に遍在したことで、
前記開口部11はキャリヤの内側、すなわち遊星歯車6
の公転中心側に向いている。
【0021】そして、ピニオンシャフト5には、遊星歯
車6とキャリヤプレート1との間及び遊星歯車6とベー
スプレート2との間にスラストワッシャー8が装着され
ている。
【0022】本実施例の遊星歯車装置の作用について説
明する。本実施例の遊星歯車装置は、例えばオートマチ
ック・トランスミッションのギヤトレーンのトルク伝達
要素として使用される。図3は内歯車20、太陽歯車2
1、遊星歯車6、の各配置を示している。遊星歯車装置
は、内歯車20内で中央の太陽歯車21を中心に遊星歯
車6が公転・自転をしながらその周囲を回る。そして、
前記内歯車20、太陽歯車21、遊星歯車6のキャリヤ
のうち、どれを入力、出力、固定にするかの組合せによ
り増減速をはもちろん逆回転をも可能にする。
【0023】図9のグラフは、脚部3の先端部4の結合
長さLに対するキャリヤプレートの直径Dの比とキャリ
ヤねじれ量との関係を示す。この図9から、脚部3とキ
ャリヤプレート1及びベースプレート2との結合長さL
が長くなり、D/Lの値が小さくなるほど、キャリヤに
加わるねじれ量が少なくなることが明らかである。
【0024】本実施例では、脚部3の結合長さLを従来
より長くできるので、この図9に従い、ねじれ量の少な
いキャリヤ構造とすることができる。このため、歯車の
噛み合いずれを防止でき、耐久性の向上、ギヤノイズの
低減を実現できる。また、脚部3断面形状をV字形とし
たことも強度向上に寄与している。
【0025】ところで、前記したように遊星歯車6の回
転及び公転に伴い、キャリヤプレート1とベースプレー
ト2とからなるキャリヤが回転する。この回転による遠
心力でキャリヤ内に供給された潤滑油が外方へと拡散し
ようとする。
【0026】この点、本実施例では、脚部3の開口部1
1が内側に向いているので、外方へと拡散しようとする
潤滑油は開口部11内にせき止められて保持される。こ
のため、磨耗や焼き付き等を起こしやすいスラストワッ
シャー8やピニオンシャフト5へ、より多くの潤滑油が
行き渡る機会を提供している。
【0027】〔実施例2〕図4は、第2の実施例の遊星
歯車装置のキャリヤ構造を示しており、前記脚部3は、
前記プレートと平行な断面形状において、半円形換言す
ればアーチ形としたことで、脚部両端部9よりも脚部中
央に位置する頂部10が、前記遊星歯車6の公転中心と
は反対の外側に偏在している。
【0028】この実施例では、脚部3の結合部長さが長
くなるだけでなく、脚部3が半円形になったことで、ア
ーチによるいわゆるブリッジ効果によって脚部強度が高
くなり、脚部3の耐ねじれ特性が向上して、キャリヤ自
体の剛性がより高くなる。このため、ねじり変形防止効
果が増大する。
【0029】〔実施例3〕図5は、第3の実施例の遊星
歯車装置のキャリヤ構造を示しており、前記脚部3は、
前記プレートと平行な断面形状において、M形とし、か
つ、脚部両端部9よりも頂部10が、前記遊星歯車6の
公転中心とは反対の外側に偏在している。
【0030】断面形状においてM形としたことで、脚部
両端部9の間には3つの脚部変曲点12が形成される。
このような構成とすることで、脚部3の結合部長さは、
より長くなり、ねじり変形防止効果がより増大する。
【0031】尚、この実施例の変形として、図6のよう
に、前記真ん中の脚部変曲点12が前記脚部両端部9の
一方又は両方と遊星歯車装置の中心から等距離に置かれ
るように構成してもよい。
【0032】〔実施例4〕図7は、第4の実施例の遊星
歯車装置のキャリヤ構造を示しており、前記脚部3は、
前記プレートと平行な断面形状において、キャリヤ内側
に開口したコ字形とし、脚部両端部9よりも頂部10
が、前記遊星歯車6の公転中心とは反対の外側に偏在し
ている。
【0033】このように、断面コ字形としたことで、脚
部3の接合部長さを長くしただけでなく、開口部内容積
が大きくなり潤滑油の収容保持量を大きくすることがで
きる。このため、他の実施例より潤滑油の塞ぎ止めを確
実に行える。
【0034】〔実施例5〕図8は、第5の実施例の遊星
歯車装置のキャリヤ構造を示しており、前記脚部3は、
前記プレートと平行な断面形状において、キャリヤ外側
に開口したV字形とし、脚部両端部9よりも脚部中央に
位置する頂部10が、前記遊星歯車6の公転中心側、す
なわちキャリヤ内側に偏在している。
【0035】本実施例では、前記脚部開口部に潤滑油溜
まりという機能は持たないものの、重量増を抑えつつ、
ねじり変形防止効果を期待できるという点は上記各実施
例と同様である。
【0036】〔他の例〕実施例1で、脚部3は前記キャ
リヤプレート1からプレス折り曲げ加工によりベースプ
レート2側に延在されてベースプレート2に溶接されて
いるが、キャリヤプレート1やベースプレート2とは別
体に脚部3を構成して、キャリヤプレート1とベースプ
レート2とにそれぞれ溶接してもよい。
【0037】また、実施例1などでは脚部3がV字形に
折り曲げられ、V字の中央を境に左右の長さが同一であ
るが、必ずしも同一長さにする必要はない。
【0038】
【発明の効果】本発明の前記〔1〕や〔3〕の遊星歯車
装置のキャリヤ構造によれば、重量増を抑えつつ、キャ
リヤのねじり剛性を向上させることができる。これによ
り、歯車の噛み合いずれ防止、耐久性向上やギヤノイズ
低減といった効果が得られる。
【0039】〔2〕の構造のように、断面形状におい
て、内側に開口している脚部を備えたキャリヤ構造で
は、回転で外側へ拡散しようとする潤滑油を塞ぎ止める
潤滑油溜まりとして機能し、その結果、潤滑油をキャリ
ヤの各部に定常的に供給でき、潤滑油切れによつ、回転
部分の磨耗、ノイズ発生などを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の遊星歯車装置のキャリ
ヤ構造を示す半裁断面図
【図2】 第1実施例の外観分解斜視図
【図3】 遊星歯車装置の作動原理図
【図4】 本発明の第2実施例の遊星歯車装置のキャリ
ヤ構造を示す半裁断面図
【図5】 本発明の第3実施例の遊星歯車装置のキャリ
ヤ構造を示す半裁断面図
【図6】 第3実施例の変形例を示す半裁断面図
【図7】 本発明の第4実施例の遊星歯車装置のキャリ
ヤ構造を示す半裁断面図
【図8】 本発明の第5実施例の遊星歯車装置のキャリ
ヤ構造を示す半裁断面図
【図9】 キャリヤプレートとベースプレートとの脚部
結合部長さの変化による、ねじり変形量の推移を示した
グラフ図
【図10】 従来例の遊星歯車装置のキャリヤ構造を示
す半裁断面図
【符号の説明】
A 本発明の遊星歯車装置 1 キャリヤプレート 2 ベースプレート 3 脚部 4 先端部 5 ピニオンシャフト 6 遊星歯車 7 潤滑油 8 スラストワッシャー 9 脚部両端部 10 頂部 11 開口部 12 脚部変曲点 20 内歯車 21 太陽歯車 B 従来例の遊星歯車装置 101 キャリヤプレート 102 ベースプレート 103 脚部 105 ピニオンシャフト 106 遊星歯車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなすキャリヤプレート(1)とベー
    スプレート(2)とが、互いに脚部(3)によって結合
    されており、前記キャリヤプレート(1)とベースプレ
    ート(2)との間に架設されたピニオンシャフト(5)
    に遊星歯車(6)を回転自在に設けた遊星歯車装置のキ
    ャリヤ構造において、 前記脚部(3)は、前記両プレートと平行な断面形状に
    おいて、脚部両端部(9)よりも、前記遊星歯車(6)
    の公転中心側及びその反対の外側のいずれか一方側に偏
    在する頂部(10)を有する形状としたことを特徴とす
    る遊星歯車装置のキャリヤ構造。
  2. 【請求項2】 前記脚部(3)は、前記頂部(10)が
    脚部両端部(9)よりも、前記公転中心とは反対の外側
    に偏在することにより、前記脚部両端部(9)の間に形
    成される開口部(11)が、内側に開口していることを
    特徴とする請求項1記載の遊星歯車装置のキャリヤ構
    造。
  3. 【請求項3】 前記脚部(3)は、前記頂部(10)が
    脚部両端部(9)よりも、前記公転中心側に偏在するこ
    とにより、前記脚部両端部(9)の間に形成される開口
    部(11)が、外側に開口していることを特徴とする請
    求項1記載の遊星歯車装置のキャリヤ構造。
JP6145614A 1994-06-03 1994-06-03 遊星歯車装置のキャリヤ構造 Pending JPH07332475A (ja)

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