JPH0733280U - 裁縫箱 - Google Patents

裁縫箱

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JPH0733280U
JPH0733280U JP6842493U JP6842493U JPH0733280U JP H0733280 U JPH0733280 U JP H0733280U JP 6842493 U JP6842493 U JP 6842493U JP 6842493 U JP6842493 U JP 6842493U JP H0733280 U JPH0733280 U JP H0733280U
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治 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱本体1、中皿2および蓋3を積み重ねた状
態または中皿2および蓋3を積み重ねた状態で、蓋3に
回転自在に取り付けた係合部材4によりこれらを一体に
保持可能とし、中皿2の上に蓋3を積み重ねたときに蓋
3の側壁3aの下縁部3bが中皿2の上に載せられる合
成樹脂製の裁縫箱について、係合部材4を外す際に蓋3
の上面部3eに上方から力F2 が加えられても、この上
面部3eが大きく撓まないようにして、作業をやり易く
し、上面部3eが早期に疲労するのを防止する。 【構成】 蓋3の、係合部材4を回転自在に取り付けた
枢着部3cの裏側にこの裏側に向けて凸の段部3dを設
け、中皿2の上に蓋3を積み重ねたときに中皿2の側壁
2bの上縁部2cが段部3dを支持することができるよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、針、針山、鋏、物差等の各種の裁縫道具を収容するために用いられ る裁縫箱の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図7に示すように、互いに積み重ねられる箱本体21、中皿22お よび蓋23を有し、箱本体21に第一係合部21aを設けるとともに中皿22に 第二係合部(図示せず、第一係合部21aに対して紙面と直交する方向に一列に 並べられている)を設け、蓋23に係合部材24を回転自在に取り付けてなり、 A.箱本体21、中皿22および蓋23を積み重ねた状態で、第一係合部21 aおよび第二係合部に係合部材24を着脱自在に係合することにより、箱本 体21、中皿22および蓋23を一体に保持可能とするとともに B.中皿22および蓋23を積み重ねた状態で、第二係合部に係合部材24を 着脱自在に係合することにより、中皿22および蓋23を一体に保持可能と した 合成樹脂製の裁縫箱が知られている(実開平4−73379号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の裁縫箱には、上記AまたはBにおいて、中皿22の上 に蓋23を積み重ねたときに蓋23の側壁23aの下縁部23bが中皿22の上 に載せられるだけであるために、以下の問題がある。
【0004】 すなわち、係合状態にある係合部材24を第一係合部21aおよび第二係合部 (上記Aの場合)または第二係合部(上記Bの場合)から外す作業は、係合部材 24の先端部24aに指を引っ掛けて外側へ力F1 を加え、これにより係合部材 24をその基端枢着部24bを中心に回転させることにより行なわれるが、この とき、裁縫箱全体が動くことがないように、蓋23の上面部23cに親指を当て て蓋23を下方へ向けて相対に押圧している(F2 )。ところが上記したように 蓋23はその最も外側の側壁23aの下縁部23bにおいて中皿22の上に載せ られているのみであり、蓋23の上面部23cの被押圧部分の下側は単なる空洞 に過ぎない。したがって上記従来の裁縫箱によると、係合部材24を外す作業を 行なう度に蓋23の上面部23cが大きな力F2 で押されて大きく撓む(たわむ )ために、作業がやりにくく、また蓋23の上面部23cの被押圧部分が繰り返 し弾性変形することにより早期に疲労する問題がある。
【0005】 また上記従来の裁縫箱においては、係合部材24のプレート状本体部分24c が基端枢着部24b近傍の一部を除く略全体(高さhの範囲)に亙って平板状に 成形されている。したがって係合状態にある係合部材24を第一係合部21aお よび第二係合部または第二係合部から外す際に外側へ向けて力F1 が加えられる と、その度にプレート状本体部分24cが大きく撓り(しなり)、または実際に 撓らなくてもそれなりに大きな内部応力が発生するために、やはりプレート状本 体部分24cが早期に疲労する問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、先ず、請求項1に示すように、箱本 体、中皿および蓋を積み重ねた状態または中皿および蓋を積み重ねた状態で、蓋 に回転自在に取り付けた係合部材によりこれらを一体に保持可能とし、前記中皿 の上に前記蓋を積み重ねたときに前記蓋の側壁の下縁部が前記中皿の上に載せら れる合成樹脂製の裁縫箱において、前記蓋の、前記係合部材を回転自在に取り付 けた枢着部の裏側にこの裏側に向けて凸の段部を設け、前記中皿の上に前記蓋を 積み重ねたときに前記中皿の側壁の上縁部が前記段部を支持可能であることを特 徴とする裁縫箱を提供する。
【0007】 また請求項2に示すように、請求項1の裁縫箱において、係合部材のプレート 状本体部分に、その基端枢着部から先端部へかけて、略円弧形の丸みをもたせた ことを特徴とする裁縫箱を提供する。
【0008】 また請求項3に示すように、請求項1の裁縫箱において、係合部材のプレート 状本体部分の先端部に、略円弧形に凹んだ指引っ掛け部を設けたことを特徴とす る裁縫箱を提供する。
【0009】
【作用】
蓋の、係合部材を回転自在に取り付けた枢着部の裏側にこの裏側に向けて凸の 段部が設けられ、中皿の上に蓋を積み重ねたときに中皿の側壁の上縁部が段部を 支持可能であると、係合状態にある係合部材を第一係合部および第二係合部また は第二係合部から外す際に蓋の上面部に上方から力が加えられても、蓋の上面部 が撓まず、または少なくとも撓み量が従来より小さくなる(請求項1)。
【0010】 また係合部材のプレート状本体部分に、その基端枢着部から先端部へかけて、 略円弧形の丸みがもたされていると、係合状態にある係合部材を第一係合部およ び第二係合部または第二係合部から外す際に外側へ向けて力が加えられても、プ レート状本体部分が撓らず、または少なくとも撓り量が従来より小さくなったり 内部応力が従来より小さくなったりする(請求項2)。
【0011】 また係合部材のプレート状本体部分の先端部に、略円弧形に凹んだ指引っ掛け 部が設けられていると、係合状態にある係合部材を第一係合部および第二係合部 または第二係合部から外す際に、先端部に指を引っ掛け易い(請求項3)。
【0012】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0013】 図1ないし図6に示すように、当該裁縫箱は、互いに積み重ねられる箱本体1 、中皿2および蓋3を有し、箱本体1に第一係合部1aを設けるとともに中皿2 に第二係合部2a(上記従来技術と異なり、第一係合部1aと第二係合部2aは 互いに平行に二列に並べられており、すなわち、図4において左右に並べられて いる)を設け、蓋3に係合部材4を回転自在に取り付けてなり、 A.箱本体1、中皿2および蓋3を積み重ねた状態で、第一係合部1aおよび 第二係合部2aに係合部材4を着脱自在に係合することにより、箱本体1、 中皿2および蓋3を一体に保持可能とするとともに B.中皿2および蓋3を積み重ねた状態で、第二係合部2aに係合部材4を着 脱自在に係合することにより、中皿2および蓋3を一体に保持可能としてな り、 更に、中皿2の上に蓋3を積み重ねたときに蓋3の側壁3aの下縁部3bが中皿 2の上に載せられる他に、以下の構成を有している。尚、当該裁縫箱は、箱本体 1、中皿2、蓋3および係合部材4とも合成樹脂製である。
【0014】 すなわち、蓋3の、係合部材4を回転自在に取り付けた枢着部3cの裏側にこ の裏側に向けて凸の段部3dが設けられ、中皿2の上に蓋3を積み重ねたときに 中皿2の側壁2bの上縁部2cがこの段部3dに接触可能であって、この段部3 dを、延ては蓋3全体を支持可能となっており、これにより支えが内外二重とな るために、係合状態にある係合部材4を第一係合部1aおよび第二係合部2a( 上記Aの場合)または第二係合部2a(上記Bの場合)から外す際に蓋3の上面 部3eに上方から力F2 が加えられても、蓋3の上面部3eが撓まず、または少 なくとも撓み量が従来より小さくなるようになっている。したがって従来の裁縫 箱のように上方から力F2 が加えられる度に蓋3の上面部3eがベコベコと凹む ことがないために、係合部材4を外す作業がやり易くなり、また蓋3の上面部3 eが早期に疲労するのを防止することができる。尚、蓋3の内面に設けた段部3 dには、積み重ね時に中皿2の側壁2aの上縁部2bの内側に位置するリブ3f が設けられており、これにより水平方向についての位置決め作用がなされている 。
【0015】 また係合部材4のプレート状本体部分4aに、その基端枢着部4bから先端部 4cへかけて、略円弧形の丸みがもたされており、これにより係合状態にある係 合部材4を第一係合部1aおよび第二係合部2a(上記Aの場合)または第二係 合部2a(上記Bの場合)から外す際に係合部材4の先端部4cに指を引っ掛け て外側へ向けて力F1 が加えられても、プレート状本体部分4aが撓らず、また は少なくとも撓り量が従来より小さくなったり、内部応力が従来より小さくなっ たりするようになっている。したがって外側へ向けて力F1 が加えられる度にプ レート状本体部分4aが大きく撓ったり、プレート状本体部分4aに大きな内部 応力が発生したりすることがないために、プレート状本体部分4aが早期に疲労 するのを防止することができる。尚、係合部材4は、基端枢着部4bから先端部 4cへかけてのこのプレート状本体部分4aの他に、このプレート状本体部分4 aの裏側に箱本体1の第一係合部1aおよび中皿2の第二係合部2aに直接係合 する、リブ4f付きの係合片4eを有している。
【0016】 また係合部材4のプレート状本体部分4aの先端部4cに、略円弧形に凹んだ 指引っ掛け部4dが設けられており、これにより係合状態にある係合部材4を第 一係合部1aおよび第二係合部2a(上記Aの場合)または第二係合部2a(上 記Bの場合)から外す際に、先端部4cに指を引っ掛け易くなっている。したが って、この分、係合部材4を外す作業が従来よりやり易くなっている。
【0017】 また上記したように、箱本体1と中皿2を積み重ねたときに、これらの第一係 合部1aと第二係合部2aが互いに平行に二列に並んで第一係合部1aが第二係 合部2aの内側に配置されるようになっていると、この状態において、第一係合 部1aは第二係合部2aの陰に隠れて見えなくなる。したがってこの状態におけ る当該裁縫箱の外観をすっきりとさせることができ、この意味において当該裁縫 箱の見映えを良くすることができる。またこのように第一係合部1aと第二係合 部2aが内外二重に配置されると、図1に示したように、箱本体1の側壁1bの 上縁部1cには凹凸を一切設ける必要がなく、第二係合部2aはこれを中皿2の 四辺全周に亙ってエンドレスである上に全周に亙って同一断面のものとして設け ることができる。したがってこの意味からも当該裁縫箱の見映えを良くすること ができ、また各係合部1a,2aが欠けたり割れたりする虞の少ない構造を提供 することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以下の効果を奏する。
【0019】 すなわち、先ず、請求項1については、蓋の、係合部材を回転自在に取り付け た枢着部の裏側にこの裏側に向けて凸の段部が設けられ、中皿の上に蓋を積み重 ねたときに中皿の側壁の上縁部が段部を支持可能であるために、係合状態にある 係合部材を第一係合部および第二係合部または第二係合部から外す際に蓋の上面 部に上方から力が加えられても、蓋の上面部が撓まず、または少なくとも撓み量 が従来より小さくなる。したがって従来の裁縫箱のように力が加えられる度に蓋 の上面部がベコベコと凹むことがないために、係合部材を外す作業が従来よりや り易くなり、また蓋の上面部が早期に疲労するのを防止することができる。
【0020】 また請求項2については、係合部材のプレート状本体部分に、その基端枢着部 から先端部へかけて、略円弧形の丸みがもたされているために、係合状態にある 係合部材を第一係合部および第二係合部または第二係合部から外す際に外側へ向 けて力が加えられても、プレート状本体部分が撓らず、または少なくとも撓り量 が従来より小さくなったり、内部応力が従来より小さくなったりする。したがっ て力が加えられる度にプレート状本体部分が大きく撓ったり、プレート状本体部 分に大きな内部応力が発生したりすることがないために、プレート状本体部分が 早期に疲労するのを防止することができる。
【0021】 また請求項3については、係合部材のプレート状本体部分の先端部に、略円弧 形に凹んだ指引っ掛け部が設けられているために、係合状態にある係合部材を第 一係合部および第二係合部または第二係合部から外す際に、先端部に指を引っ掛 け易くなっている。したがって係合部材を外す作業が従来よりやり易くなってい る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る裁縫箱の分解斜視図
【図2】同裁縫箱の正面図
【図3】同裁縫箱の側面図
【図4】図2におけるX−X線要部拡大断面図
【図5】同裁縫箱の要部斜視図
【図6】図2におけるY−Y線要部拡大断面図
【図7】従来例に係る裁縫箱の要部断面図
【符号の説明】
1 箱本体 1a 第一係合部 1b 側壁 1c 上縁部 2 中皿 2a 第二係合部 2b 側壁 2c 上縁部 3 蓋 3a 側壁 3b 下縁部 3c 枢着部 3d 段部 3e 上面部 3f リブ 4 係合部材 4a プレート状本体部分 4b 基端枢着部 4c 先端部 4d 指引っ掛け部 4e 係合片 4f リブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱本体(1)、中皿(2)および蓋
    (3)を積み重ねた状態または中皿(2)および蓋
    (3)を積み重ねた状態で、蓋(3)に回転自在に取り
    付けた係合部材(4)によりこれらを一体に保持可能と
    し、前記中皿(2)の上に前記蓋(3)を積み重ねたと
    きに前記蓋(3)の側壁(3a)の下縁部(3b)が前
    記中皿(2)の上に載せられる合成樹脂製の裁縫箱にお
    いて、前記蓋(3)の、前記係合部材(4)を回転自在
    に取り付けた枢着部(3c)の裏側にこの裏側に向けて
    凸の段部(3d)を設け、前記中皿(2)の上に前記蓋
    (3)を積み重ねたときに前記中皿(2)の側壁(2
    b)の上縁部(2c)が前記段部(3d)を支持可能で
    あることを特徴とする裁縫箱。
  2. 【請求項2】 請求項1の裁縫箱において、係合部材
    (4)のプレート状本体部分(4a)に、その基端枢着
    部(4b)から先端部(4c)へかけて、略円弧形の丸
    みをもたせたことを特徴とする裁縫箱。
  3. 【請求項3】 請求項1の裁縫箱において、係合部材
    (4)のプレート状本体部分(4a)の先端部(4c)
    に、略円弧形に凹んだ指引っ掛け部(4d)を設けたこ
    とを特徴とする裁縫箱。
JP1993068424U 1993-11-30 1993-11-30 裁縫箱 Expired - Lifetime JP2511573Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05285290A (ja) * 1992-04-09 1993-11-02 Bunkeidou:Kk 中皿付き裁縫箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05285290A (ja) * 1992-04-09 1993-11-02 Bunkeidou:Kk 中皿付き裁縫箱

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