JPH07333031A - 質量流量計変換器 - Google Patents

質量流量計変換器

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JPH07333031A
JPH07333031A JP12357794A JP12357794A JPH07333031A JP H07333031 A JPH07333031 A JP H07333031A JP 12357794 A JP12357794 A JP 12357794A JP 12357794 A JP12357794 A JP 12357794A JP H07333031 A JPH07333031 A JP H07333031A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量変動の影響を受けることなく、高感度
で、特別のクロックを要することなしに時間差信号を計
測する。 【構成】 入力端子1に進みパルス(T+ΔT)を、入
力端子2に遅れパルス(T−ΔT)を各々入力し、スイ
ッチSW1で定められる接点7,8がONされる時間に
各々N個の上記パルスを取り込み、時定数R11=R2
2の演算増幅回路12,13に同時に入力してパルス
数に比例した電圧で充電する。次にスイッチSW1の接
点7,8がOFFされる期間には、スイッチSW2,S
3により接点9,8をONして基準電源11と接続し
て充電電圧を放電する。放電により検出された零クロス
電圧の時間差を零クロス検出回路16,17で検知して
CPU18により2N倍された時間差ΔT、すなわち
(2NΔT)に比例した質量流量を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、質量流量計変換器に関
し、より詳細には、検出感度が小さい、例えば、直管式
のコリオリ流量計の時間差測定に好適で高感度の時間差
が測定可能な質量流量計変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コリオリ流量計は、被測
流体が流れる測定管を両端で支持し、支持された測定管
の中央部を支持線に直角な方向に交番駆動したとき、測
定管の両端支持部と中央部との間の対称位置に質量流量
に比例した位相差信号を検出する質量流量計である。位
相差信号は質量流量に比例している量であるが、駆動周
波数を一定とすると、位相差信号は測定管の観測位置に
おける時間差信号として検出することができる。
【0003】測定管の交番駆動の周波数を測定管の固有
振動数と等しくすると、被測流体の密度に応じた一定の
駆動周波数が得られ、小さい駆動エネルギで駆動するこ
とが可能となることから、最近では測定管を固有振動数
で駆動するのが一般的となっており、位相差信号は時間
差信号として検出される。
【0004】図5は、従来のコリオリ質量流量計の時間
差測定の一例を説明するための図である。図5(a)
は、測定管の検出位置における測定管の変位信号を示す
図であり、検出された正弦波信号を増幅整形して得られ
た台形波信号で、横軸に時間、縦軸に電圧をとってい
る。図において台形A,B,C,D,…および台形
1,B1,C1,D1,…は時間軸X−Xに対し電圧の絶
対値のピーク値が等しく正負(±E)の電圧をもった位
相の異なる測定管の変位信号を示したもので、各々の変
位信号は時間軸上連続した同形の台形波形であり位相差
時間をあらわす基準時間は、一つの台形波形A,B,
C,Dの、例えば、斜辺C・Dのピーク値C(+E)あ
るいはD(−E)と時間軸をクロスする位置Oとの時間
をTとしている。
【0005】位相の異なる前記台形A,B,C,Dおよ
びA1,B1,C1,D1の変位信号において、例えば、辺
C・DおよびC1・D1において位相差信号を説明する。
四辺形C,C1,D1,D1は平行四辺形で、平行辺C・
DとC1・D1の時間差ΔTは位相差信号であり、辺C・
1,D・D1は時間軸O・O1と等しい長さを持ってお
り、点C1およびD1から時間軸への投影点を各々O2
3とすると辺O2・Oは時間(T−ΔT),辺O・O3
は時間(T+ΔT)を示す。
【0006】時間(T−ΔT)は図5(c)、時間(T
+ΔT)は、図5(d)に示すパルスで示され、時間差
ΔTは、従来、図5(b)に示す台形波一周期の時間幅
Mの時間パルスの2倍の時間2Mの間における各々のパ
ルス幅の加算値を減算して平均を求めている。すなわ
ち、 (4(T+ΔT)−4(T−ΔT))/8=ΔT …(1) により求められる。
【0007】図6は、従来の時間差ΔTを求めるための
質量流量計変換器ブロック図を示し、パルス(T+Δ
T)および(T−ΔT)のパルス幅をクロック発信器3
1から発信されるクロックの数として各々カウンタ34
で計測して、(1)式に基づいて演算をCPU(中央演
算処理装置)35で計測して、質量流量に比例したディ
ジタル値を端子36より出力している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の質量流
量計変換器においては、測定管の位相差に比例した時間
をクロックの数としてディジタル計測しているが、精度
に見合う分解能をもった時間計測するためには、すべて
の流量において計数される時間差に比例したクロックの
数を、精度に見合う充分な数のクロック数としなければ
ならない。測定管が軸対称な湾曲管で、湾曲管を対称軸
と直角方向に交番駆動したとき発生するコリオリの力が
対称軸まわりに発生する形式の湾曲管コリオリ流量計に
おいては、軸まわりのモーメントを大きくすることによ
り充分に高感度の時間差信号が検出でき、時間差信号を
クロックの数により計数できるが、直管式コリオリ流量
計のように、測定管の曲げ剛性が大きく、従って、固有
振動数が大きい場合は、コリオリの力により発生する時
間差信号も小さく、精度に見合う高い発振周波数(例え
ば100メガヘルツ)クロックを発生するクロック発振
器は、現状では信頼性や安定性に問題があり、実際上、
満足なクロック発振器を安価に入手することは困難であ
る。
【0009】本発明は、高い時間分解能をもったクロッ
ク発信器を用いることなく、簡易高精度に時間差を計測
する質量流量計変換器を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)支持点まわりに一定周波数で交番
駆動される測定管に作用するコリオリの力を、該測定管
の対称位置で検出される各々対をなす変位信号の時間差
ΔTとして検知し、該時間差ΔTに比例した質量流量を
計測する質量流量の変換器において、前記変位信号を基
準時間軸に対し絶対値が等しい正負ピーク電圧を有する
対をなす台形波信号とし、一方の台形波信号の斜辺が前
記基準時間軸を通過したときの時間に対して該斜辺のピ
ーク電圧位置が通過する迄の時間差をTとしたとき、他
方の台形波信号の斜辺のピーク値が通過する進み時間
(T+ΔT)および遅れ時間(T−ΔT)に各々等しい
パルス幅をもち、各々一定波高値の進みパルスおよび遅
れパルスを入力パルスとし、該入力パルスを取り込むた
めに所定時間で開閉するゲート回路と、該ゲート回路が
開かれたとき、N(N>1)個の前記進みパルスおよび
遅れパルスを各々同時に入力して充電し、該ゲート回路
が閉じられたとき、前記充電された電荷を基準電源によ
り放電する第1,第2充放電回路と、該第1充放電回路
に充電後放電された放電電圧の零クロスを検知する第1
零クロス検出回路と、前記第2充放電回路に充電後放電
された電圧の零クロスを検知する第2零クロス検出回路
と、前記第1,第2零クロス検出回路で検知された各々
の零クロス時間の時間差を検知する時間差検出回路とを
有し、検出された時間差に比例した質量流量を出力する
こと、更には、(2)前記(1)において、前記第1充
放電回路に入力される進みパルスを遅れパルスの入力に
切換え、前記2充放電回路に入力される遅れパルスを進
みパルスの入力に切換える入力パルス切替回路と、前記
第1充放電回路に進みパルスを入力し、前記第2充放電
回路に遅れパルスを入力して得られた零クロス時間の時
間差と、前記第1充放電回路に遅れパルスを入力し、前
記第2充放電回路に進みパルスを入力して得られた零ク
ロス時間の時間差との時間差偏差に比例して計測された
質量流量を補正する充放電回路の経時変化補正手段を有
することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】時間(T+ΔT)のパルス幅をもった波高値
(−E)の負(又は正)の進みパルスと、この進みパル
スと等しい波高値で時間(T−ΔT)のパルス幅をもっ
た負(又は正)の遅れパルスの各々N(N>1)個を同
じ時定数をもった充放電回路に充電する。充電された充
放電回路の電荷を同時に同一の正(又は負)の基準電源
で放電する。充電時、N個の進みパルスおよび遅れパル
スは、パルス幅の大きさに従った傾斜で充電され異った
充電電圧となるが、放電時は同じ時定数で傾斜する平行
な放電直線をもって放電され、零クロスするので放電直
線の零クロス位置の差がコリオリの力による時間差ΔT
の2N倍に拡大される。
【0012】
【実施例】
実施例1(請求項1に対応) 図1は、本発明による質量流量計変換器の実施例1を説
明するための回路ブロックであり、図中、1はパルス
(T+ΔT)の入力端子、2はパルス(T−ΔT)の入
力端子、3はスイッチSW1の入力端子、4はスイッチ
SW2の入力端子、5はスイッチSW3の入力端子、6は
スイッチSW4の入力端子、7,8,9,10,14,
15は接点、11は正の基準電源、12,13は演算増
幅回路、16,17は零クロス検出回路、18はCPU
(中央演算処理回路)である。
【0013】時間(T+ΔT)のパルス幅をもち、電圧
値が一定な電圧(−E)の負の進みパルス(T+ΔT)
(以後、単に(T+ΔT)パルスと呼ぶ)を入力する入
力端子1はスイッチSW1で駆動され、同時にON
(閉)、OFF(開)される接点7を介して、入力抵抗
1,帰還コンデンサC1および演算増幅回路12からな
る積分器に接続され、充放電回路を構成している。
【0014】同時に時間(T−ΔT)のパルス幅をも
ち、電圧値が一定な電圧(−E)の負の遅れパルス(T
−ΔT)(以後、単に(T−ΔT)パルスと呼ぶ)を入
力する入力端子2は、上記接点8を介して、入力抵抗R
2,帰還コンデンサC2および演算増幅回路13からなる
積分器に接続され充放電回路を構成している。
【0015】演算増幅回路12,13の帰還コンデンサ
1,C2には各々スイッチSW4,SW5で駆動される接
点14,15が各々並列に接続されて充電動作をする直
前にONされ、コンデンサC1,C2の電荷がデスチャー
ジされる。前記演算増幅回路12,13には各々零クロ
ス検出回路16,17が接続され、検出された各々の零
クロス信号はCPU18に入力される。なお、ここで、
抵抗値および静電容量はR1=R2,C1=C2に選ばれて
いる。
【0016】一方、接点7と抵抗R1および接点8と抵
抗R2との間は、スイッチSW2で駆動される接点9,お
よび,スイッチSW3で駆動される接点10が直列に接
続され、接点9と10との間には正の基準電圧Esの基
準電源11が接続されている。次に、上述のように構成
された質量流量計変換器の動作を図2に基づいて説明す
る。
【0017】図2は、図1に示した質量流量計変換器を
説明するためのタイムチャートである。ここで、説明の
ために計測開始時を時間t1以降とする。まず、スイッ
チSW4,SW5の駆動により接点14,15をON(図
2(i),(h))して帰還コンデンサC1,C2の電荷を
デスチャージしたあと、スイッチSW1のHighレベル信
号(図2(c))により時間t1〜t2の期間に同時に接
点7,8がONされ、N個の(T+ΔT)パルス(図2
(a))が抵抗R1に入力され、同時にN個の(T−Δ
T)パルス(図2(b))が抵抗R2に入力される。この
間スイッチSW2およびSW3はLowレベル信号(図2
(d),(e))となり、接点9,8はOFFされてい
る。
【0018】従って、N個の(T+ΔT)パルスの入力
によりR1・C1の積分器からは、入力パルス数に比例し
て上昇する直線A・B(図2(f))上の電圧が出力さ
れる。同時に、N個の(T−ΔT)パルスの入力により
22の積分器からは直線A・D(図2(f))に示し
た電圧が出力される。明らかに(T+ΔT)パルスは、
(T−ΔT)パルスよりパルス幅が大きいのでB点の電
圧はD点の電圧よりも大きい。
【0019】次に、時間t2〜t3の期間ではスイッチS
1のLowレベル信号(図2(c))により接点7,8が
OFFされ、OFF信号によりスイッチSW2、SW3
らHighレベル信号(図2(d),(e))が出力し、接
点9,10がONされ、正の基準電圧Esの基準電源1
3が各々R11積分器およびR22積分器に入力され、
各々期間t1〜t2間に充電された電荷が放電される。こ
こでR1=R2,C1=C2に選んでおり、R11積分器は
直線B・Cに従って放電され、R22積分器では直線D
・Eに従って放電(図2(f))され、各々の放電直線
はC・Eの時間位置で電圧零ボルトの線と零クロスす
る。
【0020】時定数R11=R22であり負の基準電圧
Esの基準電源13により放電されるので、直線B・C
とD・Eとは平行であり、直線B・Dと直線E・Cは比
例する。直線E・Cは時間軸を示すものであり、零クロ
ス位置Cは、零クロス検出器16により零クロス時間信
号g1として検出され、零クロス位置Eは零クロス検出
器17により零クロス時間信号g2として検出され、パ
ルス幅g12のパルスとして出力(図2(g))され
る。
【0021】時間信号g1とg2との間の期間は、 N(T+ΔT)−N(T−ΔT)=2NΔT (2) に相当する時間差ΔTを2N倍した時間差信号であり、
零クロス時間信号g1,g2が入力されたCPU18のク
ロックによりディジタル信号に変換されディジタル演算
処理されて2N倍された時間△Tに比例した質量流量信
号が出力される。
【0022】次に、スイッチSW2,SW3,SW4,S
5の動作を説明する。時間t2で接点10をONしたス
イッチSW2のHighレベル信号(図2(d))は、時間
2で放電直線D・Eの零クロス信号g2(図2(g))
により切換えられLowレベル信号となる。同時に、零ク
ロス信号g2は、スイッチSW5をHighレベル信号(図
2(h))に立ち上げ接点15をONし、(T−△T)
パルス側の積分器のコンデンサC2の電荷をデスチャー
ジする。スイッチSW5のHighレベル信号は、次の計測
サイクルが開始される時間t3を定めるスイッチSW1
Highレベル信号(図2(c))によりLowレベル信号
(h)に立ち下げられる。
【0023】同様に、時間t2で接点9をONしたスイ
ッチSW3のHighレベル信号(図2(e))は放電直線
B・Cの零クロス信号g1(図2(g))により立ち下げ
られ、Lowレベル信号となる。同時に、零クロス信号g
1はスイッチSW4をHighレベル信号(図2(i))に立
ち上げ、接点14をONして(T+△T)パルス側の積
分器のコンデンサc1をデスチャージする。スイッチS
4のHighレベル信号は、次の計測サイクルが開始され
る時間t3を定めるスイッチSW1のHighレベル信号
(図2(c))によりLowレベル信号(図2(i))に立
ち下げられる。
【0024】以上の計測時間をみると、図2(j)に示
すように、時間t1〜t2の期間は、同時にN個の(T+
△T)パルスおよび(T−△T)パルスにより充電する
充電期間であり、時間t2〜t3の期間は、充電された電
荷を同時に放電して(T+△T)パルスおよび(T−△
T)パルスの零クロス時間g1,g2を定めて2N・△T
の時間偏差を計測し、時間g2〜t3の期間で積分コンデ
ンサc1,c2の電荷を放電して次の計測サイクルの準備
を行う準備期間となる。従って、(T+△T)パルス,
(T−△T)パルスが各々2N個入力され充電後、放電
してから、積分器のコンデンサをデスチャージして次の
計測を準備されるt1〜t3の期間が1計測サイクルとな
り、以下同様にこの計測サイクルが繰り返えされる。
【0025】図1に示した実施例1を適用した質量流量
計変換器によると、スイッチSW1により時間t1〜t2
の期間にN個の(T+ΔT)パルスと(T−ΔT)パル
スとが同時に取り込まれ、時間t1〜t2の期間に被測流
体の流量変動が生じたとしても駆動周波数は等しいの
で、常に等しい数の(T+ΔT)パルスと(T−ΔT)
パルスが演算処理され、流量変動に影響されることなく
高感度で高精度な質量流量信号が得られる。
【0026】上述した実施例1による質量流量変換器で
は、時定数R11=R22に選ばれてはいるが、抵抗R
および静電容量Cは温度影響を受け長期間には経年変化
により変化し、これに伴って時定数が変化し、時間差測
定結果に誤差が生ずる危険がある。実施例2は、時定数
11とR22が変化して生ずる時間差偏差を検出する
検出回路に関するもので、検出された時間差偏差に基づ
いて演算された質量流量を補正することを目的とするも
のである。
【0027】実施例2(請求項2に対応) 図3は、実施例2による質量流量変換器を説明するため
の回路ブロックであり、図中、20はスイッチSW6
入力端子、21,22,23,24は接点、25,26
はインバータである。図1と同様の作用をする部分に
は、図1と同じ参照番号を付している。
【0028】図3の回路ブロックは、図1の回路ブロッ
クにおいて、(T+ΔT)パルスが印加されるラインの
接点7と抵抗R1との間に接点23が、(T−ΔT)パ
ルスが印加されるラインの接点8と抵抗R2との間に接
点24が接続され、接点23,24は入力端子20に接
続されるスイッチSW6のHighレベル信号により駆動さ
れる。
【0029】更に、入力端子20には、インバータ25
が接続されスイッチSW6のLowレベル信号により接点
21,22をONし、インバータ25には、更にインバ
ータ26が接続され、接点24を実質的にスイッチSW
5のHighレベル信号で駆動されるようにしている。
【0030】また、接点21の一方側は(T+ΔT)パ
ルスが入力される接点7と23との間に接続され、他方
側は(T−ΔT)パルスラインの抵抗R2と接点24と
の間に接続される。同様に接点22の一方側は(T−Δ
T)パルスが入力される接点8と24との間に接続さ
れ、他方側は、(T+ΔT)パルスラインの抵抗R1
接点23との間に接続される。
【0031】図3に示した回路ブロック図において、通
常の時間差計測の期間では、スイッチSW6のHighレベ
ル信号で接点23,24がONされ、図1に示した質量
変換回路と同様の動作により図2(g)に示したような
質量流量に比例した時間差信号g21が検出される。
【0032】しかし、時定数R11とR22とが経時変
化しているか否かを検査する時間差検査時にはSW6
信号を低レベル信号にし接点23,24をOFFすると
同時に接点21,22をONすることによって、入力端
子1に印加されたN個の(T+ΔT)パルスを時定数R
22の積分器に入力し、入力端子2に印加されたN個の
(T−ΔT)パルスを時定数R11の積分器に入力さ
れ、通常の流量計測時における時間差信号と検査時にお
ける時間差信号とが比較される。
【0033】図4は、図3に示した質量流量計演算回路
の動作を説明するための出力電圧特性であり、図4
(a)は通常の時間差信号計測時、図4(b)は検査時
の時間差信号による出力電圧特性である。
【0034】図4(a)は、通常の流量計測時の時間差
信号を示す図であり、入力端子1に入力されたN個の
(T+ΔT)パルスは期間t1から時定数R11の積分
器に入力され期間t2まで直線A1・B1に従って入力パ
ルス数Nに比例して充電される。一方、同時に入力端子
2に入力されたN個の(T−ΔT)パルスも同じ期間に
時定数R22で直線A11に従って充電され、スイッチ
SW1,SW2,SW3の切換えにより基準電源11によ
り各々直線B1・C1,D1・E1に従って放電され、測定
時間差E1・C1=2N・ΔT=ΔT1が計測される。
【0035】次に、図4(b)に示した検査時の時間差
信号ΔT2は、入力端子1に入力されたN個の(T+Δ
T)パルスを時定数R22の積分器に入力し、直線A2
・D2に従った充電電圧を出力し、同時に入力端子2に
入力されたN個の(T−ΔT)パルスを時定数R11
積分器に入力し、直線A2・B2に従った充電電圧が出力
される。次のt2〜g3期間には、基準電源11により平
行な直線D2・E2およびB2・Cに従って放電され測定
時間差E22=2NΔT=ΔT2が計測される。
【0036】もし、時定数R11=R22の場合は、測
定時間差ΔT1=ΔT2で時定数R11、および時定数R
22の経時変化はないと判断される。しかし、時定数R
11−R22=ΔTεであれば測定時間差ΔTεは2倍
の大きさで検出され |ΔT1−ΔT2|=2|ΔTε| (3) となり、時間差が偏差し、質量流量に誤差が発生する。
このことからΔTεはCPU18において演算され質量
流量が補正される。
【0037】上述のように、実施例2による質量流量計
変換回路によると、実施例1による効果の他に、時間差
測定の要部となる時定数の温度変化や経時変化による誤
差が計測され、且つ補正が加えられるので、正確で信頼
性の高い高感度な質量流量を計測することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の質量流量計変換器によると、以下の効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:各々N個の(T+Δ
T)パルスと、(T−ΔT)パルスとを同時に取り込
み、同じ時定数の積分器に充電後、基準電源により同時
に放電して零クロス電圧の時間差を測定したので2N倍
に拡大された時間差ΔT信号が検出され、特別のクロッ
クパルスを用いることなく高感度な時間差測定が計測さ
れ、しかも多少の流量変動があっても流量に変動されず
正確な高感度の質量流量が計測される。 (2)請求項2に対応する効果:各々N個の(T+Δ
T)パルスと(T−ΔT)パルスを充放電する等しい時
定数をもった積分器に入力し、(T+ΔT)パルスと
(T−ΔT)パルスを、通常の計測時と、検査時では互
いに異なる側の積分器に入力するように切換えられる。
切換えにより得られた2NΔTの時間差にΔTεの時間
差偏差が生ずるか否かを検出し、偏差が生じた場合には
補正を加えるので、請求項1の効果に加えて、長期間に
亘って高信頼の質量流量計測信号を出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による質量流量計変換器の実施例1を
説明するための回路ブロックである。
【図2】 図1に示した質量流量計変換器を説明するた
めのタイムチャートである。
【図3】 実施例2による質量流量変換器を説明するた
めの回路ブロックである。
【図4】 図3に示した質量流量計演算回路の動作を説
明するための出力電圧特性である。
【図5】 従来のコリオリ質量流量計の時間差測定の一
例を説明するための図である。
【図6】 従来の時間差ΔTを求めるための質量流量計
変換器ブロック図を示す。
【符号の説明】
1…パルス(T+ΔT)の入力端子、2…パルス(T−
ΔT)の入力端子、3…スイッチSW1の入力端子、4
…スイッチSW2の入力端子、5…スイッチSW3の入力
端子、6…スイッチSW4の入力端子、7,8,9,1
0,14,15…接点、11…基準電源、12,13…
演算増幅回路、16,17…零クロス検出回路、18…
CPU(中央演算処理回路)、20…スイッチ6の入力
端子、21,22,23,24…接点、25,26…イ
ンバータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持点まわりに一定周波数で交番駆動さ
    れる測定管に作用するコリオリの力を、該測定管の対称
    位置で検出される各々対をなす変位信号の時間差ΔTと
    して検知し、該時間差ΔTに比例した質量流量を計測す
    る質量流量の変換器において、前記変位信号を基準時間
    軸に対し絶対値が等しい正負ピーク電圧を有する対をな
    す台形波信号とし、一方の台形波信号の斜辺が前記基準
    時間軸を通過したときの時間に対して該斜辺のピーク電
    圧位置が通過する迄の時間差をTとしたとき、他方の台
    形波信号の斜辺のピーク値が通過する進み時間(T+Δ
    T)および遅れ時間(T−ΔT)に各々等しいパルス幅
    をもち、各々一定波高値の進みパルスおよび遅れパルス
    を入力パルスとし、該入力パルスを取り込むために所定
    時間で開閉するゲート回路と、該ゲート回路が開かれた
    とき、N(N>1)個の前記進みパルスおよび遅れパル
    スを各々同時に入力して充電し、該ゲート回路が閉じら
    れたとき、前記充電された電荷を基準電源により放電す
    る第1,第2充放電回路と、該第1充放電回路に充電後
    放電された放電電圧の零クロスを検知する第1零クロス
    検出回路と、前記第2充放電回路に充電後放電された電
    圧の零クロスを検知する第2零クロス検出回路と、前記
    第1,第2零クロス検出回路で検知された各々の零クロ
    ス時間の時間差を検知する時間差検出回路とを有し、検
    出された時間差に比例した質量流量を出力することを特
    徴とする質量流量計変換器。
  2. 【請求項2】 前記第1充放電回路に入力される進みパ
    ルスを遅れパルスの入力に切換え、前記2充放電回路に
    入力される遅れパルスを進みパルスの入力に切換える入
    力パルス切替回路と、前記第1充放電回路に進みパルス
    を入力し、前記第2充放電回路に遅れパルスを入力して
    得られた零クロス時間の時間差と、前記第1充放電回路
    に遅れパルスを入力し、前記第2充放電回路に進みパル
    スを入力して得られた零クロス時間の時間差との時間差
    偏差に比例して計測された質量流量を補正する充放電回
    路の経時変化補正手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の質量流量計変換器。
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