JPH07333594A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH07333594A
JPH07333594A JP12720294A JP12720294A JPH07333594A JP H07333594 A JPH07333594 A JP H07333594A JP 12720294 A JP12720294 A JP 12720294A JP 12720294 A JP12720294 A JP 12720294A JP H07333594 A JPH07333594 A JP H07333594A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display device
substrate
color
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Application number
JP12720294A
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English (en)
Inventor
Koji Hayakawa
浩二 早川
Tomomori Endou
智守 遠藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電極基板(11)の面上に赤、緑、青の3色の
カラーフィルタ(33R、33G、33B)をこの順に
隣接して繰り返し設け、青色フィルタ(33B)の膜厚
を隣接する緑色フィルタ(33G)の膜厚より厚くした
構成。 【効果】表示画面の色むらをなくし、均一で高画質の液
晶表示装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板面上に複数色のカ
ラーフィルタを隣接して設けた単純マトリクス方式のカ
ラー液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示素子のツイステッドネマ
チックタイプと言われるものは、2枚の電極基板間に正
の誘電異方性を有するネマチック液晶による90°ねじ
れたらせん構造を有し、かつ両電極基板の外側には一対
の偏光板をその偏光軸(あるいは吸収軸)が、電極基板
に隣接する液晶分子の軸に対し直交あるいは平行になる
ように配置するものであった(特公昭51−13666
号公報)。
【0003】このようなねじれ角90°の液晶表示素子
では、液晶層に印加される電圧対液晶層の透過率の変化
の急峻性γ、視角特性の点で問題があり、時分割数(走
査電極の数に相当)は64が実用的限界であった。しか
し、近年の液晶表示素子に対する画質改善と表示情報量
増大要求に対処するため、一対の偏光板間に挟持された
液晶分子のねじれ角αを180°より大にし、この液晶
層への印加電圧による液晶層の複屈折効果の変化を検出
する構成とすることにより時分割駆動特性を改善して時
分割数を増大することがティー・ジェイ・シェフェー
ル、ジェイ・ネイリングによるアプライド フィジクス
レター 45、No.10、1021、1984「ア ニュー ハイリー
マルティプレクサ」(Applied Physics Letter、T.J.
Scheffer、J.Nehring:“A new、highly multiplexabl
e liquid crystal display”)に論じられ、スーパーツ
イステッド複屈折効果型(SBE)液晶表示装置が提案
されている。
【0004】単純マトリクス方式のカラー液晶表示装置
の液晶表示素子(液晶表示パネル)は、例えば、所定の
間隙を隔てて重ね合わせた2枚の透明ガラス基板の対向
する各面に複数本の帯状の表示用電極をそれぞれ平行に
配列して設け、両基板面と垂直な方向から見た場合、一
方の基板に設けた電極と他方の基板に設けた電極とは互
いに直角に交差し、各電極が交差する領域により表示領
域を構成し、その上に配向膜を形成し、一方の基板と電
極との間の基板面上に赤色、緑色、青色の3色で1ドッ
トを構成するカラーフィルタを隣接して設け、かつ、両
基板間の縁周囲に設けたシール材により、両基板を貼り
合わせると共に、両基板間に液晶を封止し、さらに両基
板の外側に偏光板を設けて構成される。また、液晶表示
装置(液晶表示モジュール)は、この液晶表示素子の下
に配置され、液晶表示素子に光を供給するバックライト
と、液晶表示素子を駆動する回路基板と、これらの各部
材を保持、収納するケース(フレーム)等を含んで構成
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図13は、従来のカラ
ーフィルタを形成した基板(カラーフィルタ基板と称さ
れる)の断面図である。
【0006】11は透明ガラス基板からなる電極基板、
33Dは光遮光膜(ブラックマトリクス)、33Rは赤
色フィルタ、33Gは緑色フィルタ、33Bは青色フィ
ルタ、23は絶縁物からなる平滑層である。
【0007】図14は、図13に示したカラーフィルタ
基板の電圧−透過率特性を示す図である。
【0008】単純マトリクス方式のカラー液晶表示装置
では、例えば特開昭62−1462号公報に記載されて
いるように、例えば赤色、緑色、青色のカラーフィルタ
を順次フォトリソグラフィー法や、印刷法等により形成
する。各色のカラーフィルタは、しきい値電圧を左右す
る膜厚をすべて均一に形成するのは難しく、そのため従
来からいろいろな工夫がこらされている。液晶表示素子
を作製する際は、色の再現性や液晶表示素子の特性か
ら、各色のカラーフィルタの分光透過率や、膜厚の最
大、最小差を規定している。
【0009】従来は、各色のカラーフィルタの分光透過
率、膜厚の最大差のみを規定する場合がほとんどであ
る。このため、上記規定内であっても、各色のカラーフ
ィルタの膜厚のバランスが悪い場合、特に、赤、緑、青
の順で1ドットを構成し、図13に示すように、青色フ
ィルタ33Bの膜厚が隣接する緑色フィルタ33Gの膜
厚より薄い場合、このようなカラーフィルタ基板を用い
て作製した液晶表示素子では、液晶表示素子全体に一定
電圧を印加し、灰色の中間色を表示したとき、青色の透
過率(あるいは視感度)が低いため、図14に示すよう
に、青色と他の2色とのしきい値電圧に差が生じ(すな
わち、青色のしきい値電圧が高く)、しきい値電圧近傍
で赤色と緑色が点灯し、表示が黄色味を帯び、表示品質
が著しく低下するという問題があった。
【0010】本発明の目的は、表示画面の色むらをなく
し、均一で高画質の液晶表示素子を実現することができ
る液晶表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、基板面上に複数色のカラーフィルタを
隣接して繰り返し設けた液晶表示装置において、透過率
の低い色、例えば青色のカラーフィルタの膜厚を、1ド
ットを構成する隣接する他の色のカラーフィルタの膜厚
とほぼ同じか、またはそれより厚くしたことを特徴とす
る。
【0012】また、所定の間隙を隔てて重ね合わせた2
枚の透明基板の対向する各面に複数本の帯状の表示用電
極をそれぞれ平行に配列して設け、前記両基板面と垂直
な方向から見た場合、一方の前記基板に設けた前記電極
と他方の前記基板に設けた前記電極とは互いに直角に交
差し、前記各電極が交差する領域により表示領域を構成
し、一方の前記基板と前記電極との間の該基板面上に赤
色、緑色、青色のカラーフィルタをこの順に隣接して繰
り返し設け、かつ、前記両基板間の縁周囲に設けたシー
ル材により、前記両基板を貼り合わせると共に、前記両
基板間に液晶を封止して成る液晶表示素子を具備する液
晶表示装置において、青色の前記カラーフィルタの膜厚
を、1ドットを構成する隣接する緑色の前記カラーフィ
ルタの膜厚とほぼ同じか、またはそれより厚くしたこと
を特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、透過率の低い例えば青色のカラー
フィルタの膜厚を、1ドットを構成する隣接する透過率
の高い他の色のカラーフィルタの膜厚とほぼ同じか、ま
たはそれより厚くしたので、液晶表示素子全体に一定電
圧を印加したとき、しきい値電圧近傍において、青色と
1ドットを構成する他の色のしきい値電圧に差が生じ
ず、色むらのない均一な表示品質を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例のカラーフィル
タを形成した基板(カラーフィルタ基板と称される)の
断面図である。
【0016】11は透明ガラス基板からなる電極基板、
33Dは光遮光膜(ブラックマトリクス)、33Rは赤
色フィルタ、33Gは緑色フィルタ、33Bは青色フィ
ルタ、23は絶縁物からなる平滑層である。カラーフィ
ルタ33R、33G、33Bは通常、電極基板11の表
示領域に形成されている。なお、平滑層23の上に、電
極と配向膜を形成してカラーフィルタ基板が完成する
が、ここでは図示省略した(図9参照)。
【0017】図2は、図1に示したカラーフィルタ基板
の電圧−透過率特性を示す図である。
【0018】本実施例のカラーフィルタ基板では、図1
に示すように、青色フィルタ33Bの膜厚を、赤、緑、
青の順で1ドットを構成する隣接する緑色フィルタ33
Gの膜厚よりも厚くした。カラーフィルタの膜厚は2〜
3μmで、青色フィルタ33Bの膜厚を0.1μm厚く
した。
【0019】このように本実施例では、透過率(あるい
は視感度)の低い青色フィルタ33Bの膜厚を、1ドッ
トを構成する隣接する緑色フィルタ33Gの膜厚より厚
くしたので、このカラーフィルタ基板を用いて作製した
液晶表示素子では、液晶表示素子全体に一定電圧を印加
したとき、しきい値電圧近傍において、図2に示すよう
に、青色と1ドットを構成する赤色および緑色とのしき
い値電圧の差がなくなり、各色のしきい値電圧がそろ
い、色むらのない均一な表示品質を得ることができる。
すなわち、従来は、青色フィルタ33Bの膜厚は、1ド
ットを構成する隣接する緑色フィルタ33Gの膜厚より
必ずしも厚くなかったので(図13参照)、青色のしき
い値電圧が他の色より高くなり(図14参照)、しきい
値電圧近傍で、赤色と緑色の透過率が青色よりも高いの
で、液晶表示素子全体に一定電圧を印加し、灰色の中間
色を表示するとき、赤色と緑色が点灯し、画面が黄色味
を帯びる現象が生じたが、本実施例ではこのような問題
が生じるのを防止することができた。
【0020】なお、青色フィルタ33Bの膜厚を隣接す
る緑色フィルタ33Gの膜厚よりも厚くしたが、膜厚を
同じにしても同様の効果を得ることができる。
【0021】図3は本発明が適用可能な液晶表示装置の
液晶表示素子62を上側から見た場合の電極基板上にお
ける液晶分子の配列方向(例えばラビング方向)、液晶
分子のねじれ方向、偏光板の偏光軸(あるいは吸収軸)
方向、および複屈折効果をもたらす部材の光学軸方向を
示し、図4は液晶表示素子62の要部斜視図を示す。
【0022】液晶分子のねじれ方向10とねじれ角θ
は、上電極基板11上の配向膜21のラビング方向6と
下電極基板12上の配向膜22のラビング方向7および
上電極基板11と下電極基板12の間に挟持される正の
誘電異方性を有するネマチック液晶層50に添加される
旋光性物質の種類と量によって規定される。
【0023】図4において、液晶層50を挟持する2枚
の上、下電極基板11、12間で液晶分子がねじれたら
せん状構造をなすように配向させるには、例えばガラス
からなる透明な上、下電極基板11、12上の、液晶に
接する、例えばポリイミドからなる有機高分子樹脂から
なる配向膜21、22の表面を、例えば布などで一方向
にこする方法、いわゆるラビング法が採られている。こ
のときのこする方向、すなわちラビング方向、上電極基
板11においてはラビング方向6、下電極基板12にお
いてはラビング方向7が液晶分子の配列方向となる。こ
のようにして配向処理された2枚の上、下電極基板1
1、12をそれぞれのラビング方向6、7が互いにほぼ
180度から360度で交叉するように間隙d1をもた
せて対向させ、2枚の電極基板11、12を液晶を注入
するための切欠け部、すなわち、液晶封入口51を備え
た枠状のシール材52により接着し、その間隙に正の誘
電異方性をもち、旋光性物質を所定量添加されたネマチ
ック液晶を封入すると、液晶分子はその電極基板間で図
中のねじれ角θのらせん状構造の分子配列をする。なお
31、32はそれぞれ例えば酸化インジウム又はITO
(Indium Tin Oxide)からなる透明な上、下電極であ
る。このようにして構成された液晶セル60の上電極基
板11の上側に複屈折効果をもたらす部材(以下複屈折
部材と称す。藤村他「STN−LCD用位相差フィル
ム」、雑誌電子材料1991年2月号第37−41頁)
40が配設されており、さらにこの部材40および液晶
セル60を挟んで上、下偏光板15、16が設けられ
る。
【0024】液晶50における液晶分子のねじれ角θは
180度から360度の範囲の値を採り得るが好ましく
は200度から300度であるが、透過率−印加電圧カ
ーブのしきい値近傍の点灯状態が光を散乱する配向とな
る現象を避け、優れた時分割特性を維持するという実用
的な観点からすれば、230度から270度の範囲がよ
り好ましい。この条件は基本的には電圧に対する液晶分
子の応答をより敏感にし、優れた時分割特性を実現する
ように作用する。また優れた表示品質を得るためには液
晶層50の屈折率異方性Δn1とその厚さd1の積Δn1
・d1は好ましくは0.5μmから1.0μm、より好ま
しくは0.6μmから0.9μmの範囲に設定することが
望ましい。
【0025】複屈折部材40は液晶セル60を透過する
光の偏光状態を変調するように作用し、液晶セル60単
体では着色した表示しかできなかったものを白黒の表示
に変換するものである。このためには複屈折部材40の
屈折率異方性Δn2とその厚さd2の積Δn2・d2が極め
て重要で、好ましくは0.4μmから0.8μm、より好
ましくは0.5μmから0.7μmの範囲に設定する。
【0026】さらに、この液晶表示素子62は複屈折に
よる楕円偏光を利用しているので偏光板15、16の軸
と、複屈折部材40として一軸性の透明複屈折板を用い
る場合はその光学軸と、液晶セル60の電極基板11、
12の液晶配列方向6、7との関係が極めて重要であ
る。
【0027】図3で上記の関係の作用効果について説明
する。図3は、図4の構成の液晶表示素子を上から見た
場合の偏光板の軸、一軸性の透明複屈折部材の光学軸、
液晶セルの電極基板の液晶分子軸配列方向の関係を示し
たものである。
【0028】図4において、5は一軸性の透明複屈折部
材40の光学軸、6は複屈折部材40とこれに隣接する
上電極基板11の液晶分子軸配列方向、7は下電極基板
12の液晶配列方向、8は上偏光板15の吸収軸あるい
は偏光軸、9は下偏光板16の吸収軸あるいは偏光軸で
あり、角度αは上電極基板11の液晶配列方向6と一軸
性の複屈折部材40の光学軸5とのなす角度、角度βは
上偏光板15の吸収軸あるいは偏光軸8と一軸性の透明
複屈折部材40の光学軸5とのなす角度、角度γは下偏
光板16の吸収軸あるいは偏光軸9と下電極基板12の
液晶配列方向7とのなす角度である。
【0029】ここで本明細書における角α、β、γの測
り方を定義する。図8において、複屈折部材40の光学
軸5と上電極基板の液晶配列方向6との交角を例にとっ
て説明する。光学軸5と液晶配列方向6との交角は図8
に示す如く、φ1およびφ2で表わすことが出来るが、本
明細書においてはφ1、φ2のうち小さい方の角を採用す
る。すなわち、図8(a)においてはφ1<φ2であるか
ら、φ1を光学軸5と液晶配列方向6との交角αとし、
図8(b)においてはφ1>φ2だからφ2を光学軸5と
液晶配列方向6との交角αとする。勿論φ1=φ2の場合
はどちらを採っても良い。
【0030】液晶表示素子においては角度α、β、γが
極めて重要である。
【0031】角度αは好ましくは50度から90度、よ
り好ましくは70度から90度に、角度βは好ましくは
20度から70度、より好ましくは30度から60度
に、角度γは好ましくは0度から70度、より好ましく
は0度から50度に、それぞれ設定することが望まし
い。
【0032】なお、液晶セル60の液晶層50のねじれ
角θが180度から360度の範囲内にあれば、ねじれ
方向10が時計回り方向、反時計回り方向のいずれであ
っても、上記角α、β、γは上記範囲内にあればよい。
【0033】なお、図4においては、複屈折部材40が
上偏光板15と上電極基板11の間に配設されている
が、この位置の代りに、下電極基板12と下偏光板16
との間に配設しても良い。この場合は図4の構成全体を
倒立させた場合に相当する。
【0034】図5はねじれ角θ等の具体例を示す図であ
る。図に示すように、液晶分子のねじれ角θは240度
であり、一軸性の透明複屈折部材40としては平行配向
(ホモジェニアス配向)した、すなわちねじれ角が0度
の液晶セルを使用した。ここで液晶層の厚みd(μm)と
旋光性物質が添加された液晶材料のらせんピッチp(μ
m)の比d/pは0.67とした。配向膜21、22
は、ポリイミド樹脂膜で形成しこれをラビング処理した
ものを使用した。このラビング処理を施した配向膜がこ
れに接する液晶分子を基板面に対して傾斜配向させるチ
ルト角(pretilt角)は4度である。上記一軸性透明複屈
折部材40のΔn2・d2は約0.6μmである。一方液
晶分子が240度ねじれた構造の液晶層50のΔn1
1は約0.8μmである。
【0035】このとき、角度αを約90度、角度βを約
30度、角度γを約30度とすることにより、上、下電
極31、32を介して液晶層50に印加される電圧がし
きい値以下のときには光不透過すなわち黒、電圧がある
しきい値以上になると光透過すなわち白の白黒表示が実
現できた。また、下偏光板16の軸を上記位置より50
度から90度回転した場合は、液晶層50への印加電圧
がしきい値以下のときには白、電圧がしきい値以上にな
ると黒の、前記と逆の白黒表示が実現できた。
【0036】図6は図5の構成で角度αを変化させたと
きの1/200デューティで時分割駆動時のコントラス
ト変化を示したものである。角度αが90度近傍では極
めて高いコントラストを示していたものが、この角度か
らずれるにつれて低下する。しかも角度αが小さくなる
と点灯部、非点灯部ともに青味がかり、角度αが大きく
なると非点灯部は紫、点灯部は黄色になり、いずれにし
ても白黒表示は不可能となる。角度βおよび角度γにつ
いてもほぼ同様の結果となるが、角度γの場合は前記し
たように50度から90度近く回転すると逆転の白黒表
示となる。
【0037】図7はねじれ角θ等の他の具体例を示す図
である。基本構造は図4に示した具体例と同様である。
ただし、液晶層50の液晶分子のねじれ角は260度、
Δn1・d1は約0.65μm〜0.75μmである点が異
なる。一軸性透明複屈折部材40として使用している平
行配向液晶層のΔn2・d2は前記具体例と同じ約0.5
8μmである。液晶層の厚みd1(μm)と旋光性物質が
添加されたネマチック液晶材料のらせんピッチp(μm)
との比はd/p=0.72とした。
【0038】このとき、角度αを約100度、角度βを
約35度、角度γを約15度とすることにより、最初の
具体例と同様の白黒表示が実現できた。また下偏光板の
軸の位置を上記値より50度から90度回転することに
より逆転の白黒表示が可能である点もほぼ最初の具体例
と同様である。角度α、β、γのずれに対する傾向も最
初の具体例とほぼ同様である。
【0039】上記いずれの具体例においても一軸性透明
複屈折部材40として、液晶分子のねじれのない平行配
向液晶セルを用いたが、むしろ20度から60度程度液
晶分子がねじれた液晶層を用いた方が角度による色変化
が少ない。このねじれた液晶層は、前述の液晶層50同
様、配向処理が施された一対の透明基板の配向処理方向
を所定のねじれ角に交差するようにした基板間に液晶を
挟持することによって形成される。この場合、液晶分子
のねじれ構造を挟む2つの配向処理方向の挟角の2等分
角の方向を複屈折部材の光軸として取扱えばよい。ま
た、複屈折部材40として、透明な高分子フィルムを用
いても良い(この際一軸延伸のものが好ましい)。この
場合高分子フィルムとしてはPET(ポリエチレン テ
レフタレート)、アクリル樹脂フィルム、ポリカーボネ
イトが有効である。
【0040】さらに以上の具体例においては複屈折部材
は単一であったが、図4において複屈折部材40に加え
て、下電極基板12と下偏光板16との間にもう一枚の
複屈折部材を挿入することもできる。この場合はこれら
複屈折部材のΔn2・d2を再調整すればよい。
【0041】図9は、本発明を適用する液晶表示装置の
電極基板の一部切欠斜視図である。図9に示すように、
電極基板11上に赤、緑、青のカラーフィルタ33R、
33G、33B、各フィルター同志の間に光遮光膜33
Dを設けることにより、多色表示が可能になっている。
【0042】なお、図9においては、各フィルタ33
R、33G、33B、光遮光膜33Dの上に、これらの
凹凸の影響を軽減するため絶縁物からなる平滑層23が
形成された上に上電極31、配向膜21が形成されてい
る。
【0043】図6に前記具体例における液晶分子の配列
方向、液晶分子のねじれ方向、偏光板の軸の方向および
複屈折部材の光学軸の関係を示す。
【0044】図10は液晶表示素子62と、この液晶表
示素子62を駆動するための駆動回路と、光源をコンパ
クトに一体にまとめた液晶表示モジュール63を示す分
解斜視図である。液晶表示素子62を駆動するIC34
は、中央に液晶表示素子62を嵌め込むための窓部を備
えた枠状体のプリント基板35に搭載される。液晶表示
素子62を嵌め込んだプリント基板35はプラスチック
モールドで形成された枠状体42の窓部に嵌め込まれ、
これに金属製フレーム41を重ね、その爪43を枠状体
42に形成されている切込み44内に折り曲げることに
よりフレーム41を枠状体42に固定する。
【0045】液晶表示素子62の上下端に配置される冷
陰極蛍光管36、この冷陰極蛍光管36からの光を液晶
表示セル60に均一に照射させるためのアクリル板から
なる導光板37、金属板に白色塗料を塗布して形成され
た反射板38、導光板37からの光を拡散する乳白色の
拡散板39が図10の順序で、枠状体42の裏側からそ
の窓部に嵌め込まれる。冷陰極蛍光管36を点灯する為
のインバータ電源回路(図示せず)は枠状体42の右側
裏部に設けられた凹部(図示せず。反射板38の凹所4
5に対向する位置にある。)に収納される。拡散板3
9、導光板37、冷陰極蛍光管36および反射板38
は、反射板38に設けられている舌片46を枠状体42
に設けられている小口47内に折り曲げることにより固
定される。
【0046】図11は液晶表示モジュール63を表示部
に使用したラップトップパソコンのブロックダイアグラ
ム、図12は液晶表示モジュール63をラップトップパ
ソコン64に実装した状態を示す図である。このラップ
トップパソコン64においては、マイクロプロセッサ4
9で計算した結果を、コントロール用LSI48を介し
て液晶駆動用半導体IC34で液晶表示モジュール63
を駆動するものである。
【0047】以上説明したように、上記具体例によれ
ば、優れた時分割駆動特性を有し、さらに白黒および多
色表示を可能にする電界効果型液晶表示素子を実現する
ことができる。
【0048】以上本発明を実施例に基づいて具体的に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。例えば、上記実施例では、赤、
緑、青の3色で1ドットを構成する例を示したが、他の
色の組み合わせのカラーフィルタを有する液晶表示装置
にも適用可能であることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画面の色むらをなくし、均一で高画質の液晶表示装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカラーフィルタを形成した
基板の断面図である。
【図2】図1に示したカラーフィルタ基板の電圧−透過
率特性を示す図である。
【図3】本発明が適用可能な単純マトリクス方式の液晶
表示素子における液晶分子の配列方向、液晶分子のねじ
れ方向、偏光板の軸の方向および複屈折部材の光学軸の
関係の一例を示した説明図である。
【図4】液晶表示素子の一例の要部分解斜視図である。
【図5】別の例の液晶表示素子における液晶分子のねじ
れ方向、偏光板の軸の方向および複屈折部材の光学軸の
関係を示した説明図である。
【図6】液晶表示素子の図3の例についてのコントラス
ト、透過光色−交角α特性を示すグラフである。
【図7】さらに別の例の液晶表示素子における液晶分子
の配列方向、液晶分子のねじれ方向、偏光板の軸の方向
および複屈折部材の光学軸の関係を示した説明図であ
る。
【図8】交角α、β、γの測り方を説明するための図で
ある。
【図9】液晶表示素子の上電極基板部の一例の一部切欠
斜視図である。
【図10】本発明が適用可能な単純マトリクス方式の液
晶表示モジュールの一例の分解斜視図である。
【図11】ラップトップパソコンの一例のブロックダイ
アグラムである。
【図12】ラップトップパソコンの一例の斜視図であ
る。
【図13】従来のカラーフィルタを形成した基板の断面
図である。
【図14】図13に示したカラーフィルタ基板の電圧−
透過率特性を示す図である。
【符号の説明】
11…電極基板、23…平滑層、33R…赤色フィル
タ、33G…緑色フィルタ、33B…青色フィルタ、3
3D…光遮光膜(ブラックマトリクス)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板面上に複数色のカラーフィルタを隣接
    して繰り返し設けた液晶表示装置において、透過率の低
    い色のカラーフィルタの膜厚を、1ドットを構成する隣
    接する透過率の高い他の色のカラーフィルタの膜厚とほ
    ぼ同じか、またはそれより厚くしたことを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】基板面上に複数色のカラーフィルタを隣接
    して繰り返し設けた液晶表示装置において、青色のカラ
    ーフィルタの膜厚を、1ドットを構成する隣接する他の
    色のカラーフィルタの膜厚とほぼ同じか、またはそれよ
    り厚くしたことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】所定の間隙を隔てて重ね合わせた2枚の透
    明基板の対向する各面に複数本の帯状の表示用電極をそ
    れぞれ平行に配列して設け、前記両基板面と垂直な方向
    から見た場合、一方の前記基板に設けた前記電極と他方
    の前記基板に設けた前記電極とは互いに直角に交差し、
    前記各電極が交差する領域により表示領域を構成し、一
    方の前記基板と前記電極との間の該基板面上に赤色、緑
    色、青色のカラーフィルタをこの順に隣接して繰り返し
    設け、かつ、前記両基板間の縁周囲に設けたシール材に
    より、前記両基板を貼り合わせると共に、前記両基板間
    に液晶を封止して成る液晶表示素子を具備する液晶表示
    装置において、青色の前記カラーフィルタの膜厚を、1
    ドットを構成する隣接する緑色の前記カラーフィルタの
    膜厚とほぼ同じか、またはそれより厚くしたことを特徴
    とする液晶表示装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100423010B1 (ko) * 1996-09-03 2004-06-18 삼성전자주식회사 칼라필터
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KR100923018B1 (ko) * 2003-03-03 2009-10-22 삼성전자주식회사 컬러 필터 기판 및 이의 제조 방법
US7791689B2 (en) 2006-12-15 2010-09-07 Innocom Technology (Shenzhen) Co., Ltd. Liquid crystal display with color units having different width
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