JPH07334160A - 電子楽器用パラメータ情報設定装置 - Google Patents

電子楽器用パラメータ情報設定装置

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JPH07334160A
JPH07334160A JP6147070A JP14707094A JPH07334160A JP H07334160 A JPH07334160 A JP H07334160A JP 6147070 A JP6147070 A JP 6147070A JP 14707094 A JP14707094 A JP 14707094A JP H07334160 A JPH07334160 A JP H07334160A
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Akira Yamauchi
明 山内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子楽器のパラメータ情報設定装置において、
パラメータ情報を設定するための補助操作子で設定でき
るパラメータの取り得る範囲を容易に指定できるように
することを目的とする。 【構成】パラメータ情報をスライダ9で設定する際のパ
ラメータ情報の取り得る範囲を規定する2つの限界値M
AX,MINを設定するため、表示器に2つのノブ3
6,37を備えたスライダを摸した表示をする。一方の
ノブの近傍からマウスでドラッグしたときは、対応する
MAXまたはMINのみを設定変更する。2つのノブの
中間領域からドラッグしたときは、ノブ間の間隔(MA
XとMINとの差)を一定にしたまま平行移動するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器における各
種のパラメータ情報を容易に設定できるようにしたパラ
メータ情報設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器においては、楽音を発生するた
めの各種のパラメータ情報を設定する必要があるものが
ある。パラメータ情報としては、例えば音色や音量を規
定するパラメータがある。また、演奏中に楽音に変化を
与えるために設定変更されるパラメータなどもある。
【0003】これらのパラメータを設定するための操作
子として、スライドボリューム(以下、スライダと呼
ぶ)などの補助操作子を備えたものが知られている。
【0004】例えば、特公昭62−49635号には、
電子楽器に接続してパラメータ情報を設定する装置であ
って、制御パネル上に、パラメータ指定スイッチと補助
操作子(コントローラ)であるスライダとを備えたもの
が開示されている。これにより、パラメータ指定スイッ
チにより設定すべきパラメータを指定し、その指定した
パラメータの値をスライダを用いて設定変更することが
できる。
【0005】一方、液晶表示装置などの表示器を備え、
そこにパラメータ指定スイッチとスライダを模した表示
を行ない、マウスなどのポインティングデバイスを用い
てパラメータ設定を行なう装置がある。
【0006】これは、例えば、表示器上に表示されたパ
ラメータ指定スイッチの部分にマウスカーソルを合わせ
てクリック(マウスに設けられているマウスボタンを押
してすぐに離すこと)してパラメータを指定し、さらに
表示器上に表示されたスライダの部分にマウスカーソル
を合わせてドラッグ(マウスボタンを押しながらマウス
を移動し目的の位置でマウスボタンを離すこと)するこ
とによりそのパラメータの値を設定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子楽器に
おける各種のパラメータの中には、楽音に著しく影響を
与えるもの(言わば、感度あるいは影響度が非常に高い
もの)がある。例えば、音色のパラメータの中には、そ
のパラメータの値の変化に対して激しく音色が変化する
ものがある。また、スライダの位置(あるいはスライダ
の出力値と見てもよい)の取り得る範囲に対して、具体
的なパラメータ値の取り得る範囲が異なる場合がある。
例えば、スライダは0〜127の128段階のいずれか
に位置するが、そのスライダによって設定するパラメー
タ値は30〜110の範囲を取るようにしたい、という
ような場合である。
【0008】そこで、パラメータ値の取り得る範囲の最
大値MAXと最小値MINとを指定できるようにしたも
のが考えられる。最大値MAXと最小値MINの指定
は、直接数値入力によってもよいが、上記の表示器にス
ライダなどを表示してマウスをドラッグ操作することに
より独立に指定する方法もある。
【0009】しかし、電子楽器のパラメータの中には、
状況により最大値MAXと最小値MINとの間隔(差)
を一定にして平行移動させたいパラメータもある。最大
値MAXと最小値MINとを独立に指定するのでは、そ
れらの間隔を一定に保つのは容易ではない。
【0010】この発明は、電子楽器のパラメータ情報設
定装置を改良することを目的とする。また、パラメータ
情報を設定するための補助操作子で設定できるパラメー
タの取り得る範囲を容易に指定できるようにすることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、補助操作子
を備え、該補助操作子の操作に応じて電子楽器用のパラ
メータ情報を設定する装置であって、パラメータ情報の
取り得る値の範囲を規定する第1の限界値と第2の限界
値とを設定することのできる電子楽器用パラメータ情報
設定装置において、前記第1の限界値を設定するための
第1の表示物と前記第2の限界値を設定するための第2
の表示物とを表示する手段と、前記表示物の表示画面上
での移動を指示するためのポインティングデバイスと、
前記ポインティングデバイスによる表示物の移動指示の
開始位置が前記第1の表示物の近傍であるときは、その
移動量に基づいて前記第1の限界値のみを設定変更し、
前記ポインティングデバイスによる表示物の移動指示の
開始位置が前記第2の表示物の近傍であるときは、その
移動量に基づいて前記第2の限界値のみを設定変更する
とともに、前記ポインティングデバイスによる表示物の
移動指示の開始位置が前記第1の表示物と前記第2の表
示物の間の所定の領域内であるときは、その移動量に基
づいて、前記第1の限界値と前記第2の限界値との差を
一定にしたまま、これらの両限界値を設定変更する手段
と、常に前記第1の限界値と前記第2の限界値との間の
値を取るように、前記補助操作子の操作に応じてパラメ
ータ情報を設定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、電子楽器用のパラメータ情報を設定
する装置であって、第1のパラメータ情報を設定するた
めの第1の表示物と第2のパラメータ情報を設定するた
めの第2の表示物とを表示する手段と、前記表示物の表
示画面上での移動を指示するためのポインティングデバ
イスと、前記ポインティングデバイスによる表示物の移
動指示の開始位置が前記第1の表示物の近傍であるとき
は、その移動量に基づいて前記第1のパラメータ情報の
みを設定変更し、前記ポインティングデバイスによる表
示物の移動指示の開始位置が前記第2の表示物の近傍で
あるときは、その移動量に基づいて前記第2のパラメー
タ情報のみを設定変更するとともに、前記ポインティン
グデバイスによる表示物の移動指示の開始位置が前記第
1の表示物と前記第2の表示物の間の所定の領域内であ
るときは、その移動量に基づいて、前記第1のパラメー
タ情報と前記第2のパラメータ情報との差を一定にした
まま、これらの両パラメータ情報を設定変更する手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】前記第1の表示物と前記第2の表示物は、
表示画面上で区別できるように表示するとよい。補助操
作子は、例えばスライダやホイールなどである。
【0014】
【作用】スライダやホイールなどの補助操作子でパラメ
ータ情報を設定する際に、そのパラメータ情報の値が常
に第1の限界値と第2の限界値との間にあるようにでき
る。具体的には、スライダのノブを端から端まで移動し
たとしても、それにより設定されるパラメータ情報は所
定の限界値の範囲内に納まるようにできる。
【0015】第1および第2の限界値の設定において
は、それぞれ対応する第1の表示物と第2の表示物をポ
インティングデバイスで移動(例えば、マウスを用いた
ドラッグ操作)することにより設定可能である。特に、
第1の表示物と第2の表示物の中間の所定範囲から移動
を開始したときは、第1の限界値と第2の限界値との差
を一定にしたままこれらの両限界値を設定変更できる。
【0016】また、限界値でなくパラメータ情報そのも
のを設定する際にも、本発明を適用すれば、第1のパラ
メータ情報と第2のパラメータ情報との差を一定にした
まま、これらの両パラメータ情報の設定変更を容易に行
なうことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0018】図1は、この発明の一実施例に係る電子楽
器用パラメータ情報設定装置を適用した電子楽器のブロ
ック構成を示す。この電子楽器は、中央処理装置(CP
U)1、リード・オンリ・メモリ(ROM)2、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)3、演奏操作子4、マ
ウス6、インターフェース(I/F)5、大型表示器
7、補助操作子8、および楽音発生部10を備えてい
る。これら各部は、バスライン11に接続されている。
【0019】CPU1は、後述するパラメータ情報の設
定処理を含め、この電子楽器全体の動作を制御する。R
OM2には、CPU1が実行するプログラム(その手順
はフローチャートを用いて後述する)や各種の定数デー
タなどが格納されている。RAM3には、各種のワーク
エリアなどが割り当てられている。演奏操作子4は、ユ
ーザが演奏操作するための操作子であり、例えば鍵盤で
ある。
【0020】マウス6は、ポインティングデバイスであ
りボタンを備えている。インターフェース5は、マウス
6をバス11に接続するインターフェースである。大型
表示器7は、CPU1からの指示に基づいて各種の情報
を表示する液晶表示装置である。
【0021】また、表示器7の表示画面上にはマウスカ
ーソルが表示され、マウス6によりクリック操作(表示
画面上の表示物(対象物)にマウスカーソルを合せてマ
ウスボタンを押してすぐ離すこと)やドラッグ操作(表
示画面上の表示物にマウスカーソルを合せ、マウスボタ
ンを押しながらマウスを移動し、目的の位置でマウスボ
タンを離すこと)を行なうことができる。
【0022】補助操作子8は、パラメータ情報を設定す
るための操作子である。補助操作子8としては、ホイー
ルやスライダなど各種のコントローラを用いることがで
きるが、ここでは主として付番9に示すようなスライダ
を例として説明する。楽音発生部10は、CPU10か
らの指示に基づいて楽音信号を発生する。
【0023】この電子楽器では、表示器7にボイス選択
画面を表示しマウス6で指示することにより、楽音の音
色(すなわち、ボイス)選択処理を行なうことができ
る。ボイス選択の後は、その選択されたボイスの音色で
楽音が発音される。1つのボイスは、1つの音色を規定
するための複数のパラメータ情報から構成される。ユー
ザは、ボイスを構成するパラメータ情報を設定変更し
て、そのボイスの音色を所望の通りに変更できる。その
ようなボイスのパラメータ情報の設定変更は、表示器7
にボイスエディット画面を表示して行なわれる。
【0024】図2は、表示器7に表示されるボイス選択
画面の例である。図の上側の表示画面がボイス選択画面
であり、ボイス選択画面の下側には、ユーザが機能選択
するための幾つかの動作モード選択ボタン21〜23が
表示されている。これらの動作モード選択ボタン21〜
23は、上側の表示画面がどのようなものであっても必
ずその画面の下側に表示され、ユーザが常に機能選択で
きるようになっている。
【0025】「VOICE」と表記されたボタン23に
マウスカーソルをセットしてマウスボタンをクリックす
ることにより、動作モードがボイス選択モードとなる。
ボイス選択モードとは、複数のボイスから1つのボイス
を選択する処理を行なう動作モードであり、このとき図
2に示すボイス選択画面が表示され、ボタン23の「V
OICE」の表記は反転表示される。
【0026】ボイス選択画面は、選択できるボイスをリ
スト状に並べて表示したものである。ユーザは、それら
のボイスの中の1つのボイスにマウスカーソルを合せマ
ウスボタンをクリックすることにより、所望のボイスを
選択できる。図2は、マウスカーソル24を「B−2
COSMIC」に合せてクリックした様子を示す。これ
により、ボイス「B−2 COSMIC」が選択され
る。選択されたボイス「B−2 COSMIC」の表記
は反転されている。
【0027】図2の画面下部の「VOICE EDI
T」と表記されたボタン22にマウスカーソルをセット
してマウスボタンをクリックすることにより、動作モー
ドがボイスエディットモードとなる。ボイスエディット
モードとは、ボイスの各パラメータ情報の設定変更(音
色データの編集)を行なう動作モードであり、このとき
ボイスエディット画面(不図示)が表示され、ボタン2
2の「VOICE EDIT」の表記が反転表示され
る。ボイスエディット画面では、エディットすべきボイ
スのパラメータを指定し、スライダ9などの補助操作子
8を操作することにより、そのパラメータ情報をエディ
ット(設定変更)できる。
【0028】この実施例の電子楽器では、補助操作子8
を用いてパラメータ情報をエディットするときのパラメ
ータの取り得る値の範囲を、あらかじめ指定できる。そ
のような指定を行なうことを、コントローラセットと呼
ぶものとする。コントローラセットは、コントローラセ
ット画面において行われる。
【0029】図2の画面下部の「CONROLLER
SET」と表記されたボタン21は、コントローラセッ
トを行なうことを指示するためのボタンである。このボ
タン21にマウスカーソルをセットしてマウスボタンを
クリックすることにより、動作モードがコントローラセ
ットモードとなり、コントローラセット画面が表示され
る。このとき、ボタン21の表記は反転表示される。
【0030】図3は、コントローラセット画面(図の上
側の画面)の例である。コントローラセット画面の下側
には、ボタン21〜23が表示されており、ボタン21
の表記が反転表示されている。31はコントローラセッ
トを行なう対象である補助操作子を表す領域、32は指
定した補助操作子で操作する機能すなわち範囲指定する
パラメータを表す領域である。
【0031】図3では、領域31に「SLIDER」と
表示されているので、コントローラセットする対象の補
助操作子がスライダ9であることがわかる。また、領域
32に「VOLUME」と表示されているので、スライ
ダ9でボリュームを操作する際に、そのパラメータ「V
OLUME」がどのような範囲に含まれるようにするか
を指定していることがわかる。
【0032】ユーザは、領域31に直接入力することに
より、コントローラセットの対象を指定できる。また、
領域32に直接入力することにより、コントローラセッ
トするパラメータを指定できる。入力の方式は、不図示
のキーボードからの入力でもよいし、マウスでこれらの
領域をクリックして選択可能な対象やパラメータを一覧
表示しその中から指定する、というような方式でもよ
い。
【0033】図3のコントローラセット画面において、
表示33はコントローラセットの対象であるスライダ9
を摸したものである。ここでは、スライダ9の最小位置
は「0」、最大位置は「127」であるので、スライダ
の表示33の下側には最小位置を示す「0」が表示さ
れ、スライダの表示33の上側には最大位置を示す「1
27」が表示されている。表示34はスライダ9のノブ
(つまみ)部分を摸したものである。スライダ9の位置
の取り得る範囲「0〜127」のうち、現在のノブ位置
が「100」であるので、表示34には「100」と表
示されている。
【0034】表示35は、スライダ9で設定できるパラ
メータ(ここでは「VOLUME」)値の取り得る範囲
を指定するための2つのノブを有するスライダを摸した
ものである。
【0035】MAXと表記されたノブ36は、スライダ
9が最大位置「127」に位置したときのパラメータの
値(限界値MAX)を設定するためのノブである。その
対応を示すため、スライダ9の表示33の最大位置とノ
ブ36とは点線で結ばれている。現在、スライダ9の最
大位置に対応するパラメータの限界値MAXは「11
0」に設定されているので、ノブ36の隣に「110」
と表示されている。
【0036】MINと表記されたノブ37は、スライダ
9が最小位置「0」に位置したときのパラメータの値
(限界値MIN)を設定するためのノブである。その対
応を示すため、スライダ9の表示33の最小位置とノブ
37とは点線で結ばれている。現在、スライダ9の最小
位置に対応するパラメータの限界値MINは「30」に
設定されているので、ノブ37の隣に「30」と表示さ
れている。
【0037】38はスライダ9のノブの現在位置から算
出できるパラメータ値を示す表示である。この例では、
スライダ9の位置の取り得る範囲「0〜127」がパラ
メータ値の取り得る範囲「30〜110」に対応(線形
的に対応)しているから、 100×(110−30)/127+30=93(小数
点以下四捨五入) が、現在のパラメータ値となる。
【0038】一般に、スライダ9の位置の取り得る範囲
を「0〜127」、スライダ9の現在位置をSL、パラ
メータ値の上述したような限界値をMAX,MINとす
ると、算出されるパラメータ値SLIDERは、 SLIDER=SL×(MAX−MIN)/127+MIN …(式1) となる。
【0039】ユーザは、マウスカーソル24をノブ36
またはノブ37に合せて図の上下にドラッグすることに
より、上記のMAX,MINの値を設定変更できる。特
に、MAXとMINとの大小関係を変えることもでき
る。例えば、図3において、ノブ37にマウスカーソル
24を合せて上側にドラッグし、ノブ36の上側にノブ
37が位置するようにしてもよい。逆に、ノブ36を下
側にドラッグして、ノブ36の上側にノブ37が位置す
るようにしてもよい。
【0040】図4は、ノブ36が下側でノブ37が上側
の場合、言い換えるとMAX>MINでなくMAX<M
INの場合の、表示33および表示34の例である。ノ
ブ36はノブ37より下側に位置し、MAX=10とな
っている。また、ノブ37はノブ36より上側に位置
し、MIN=127となっている。
【0041】この場合、パラメータの算出式は、上記の
記号を用いて表せば、 SLIDER=MAX−SL×(MIN−MAX)/127 …(式2) となる。
【0042】図4では、スライダ9のノブ34の現在位
置が「35」であるから、現在のパラメータ値は「9
5」と算出できる。したがって、表示38には「95」
と表示されている。このようにMAXとMINとを逆転
させるのは、電子楽器のパラメータの場合、そのように
した方がスライダの移動の方向と音色の変化の方向が感
覚的に一致することがあるからである。
【0043】なお、MAXを表すノブ36は矩形で表示
し、MINを表すノブ37は三角形で表示している。こ
れは、MAXのノブ36とMINのノブ37とを区別で
きるようにするためである。
【0044】また、MINのノブ37を示す三角形の1
つの角が常にMAXのノブ36を向くようにしている。
すなわち、図3のようにMAXがMINより大きいとき
はノブ37の三角形の1つの角は上向きとなり、図4の
ようにMAXがMINより小さいときはノブ37の三角
形の1つの角は下向きとなるようにしている。
【0045】この実施例の電子楽器では、ノブ36およ
びノブ37をそれぞれ独立にドラッグしてMAXおよび
MINを設定変更できるほか、MAXおよびMINの間
隔、すなわちノブ36とノブ37との間隔を一定にして
平行移動させることができる。
【0046】図5は、マウスを用いてノブ36,37の
ドラッグを開始する際にマウスカーソルを合せる位置を
説明するための図である。図5(a)はノブ36がノブ
37より上側にある場合、図5(b)はノブ36がノブ
37より下側にある場合を示す。
【0047】図5(a)において、51はノブ36,3
7を中心とし幅Wで上下方向の長さHの範囲を示す矩形
(矩形51および以下で説明する図5の他の補助線は、
説明の便宜のために描いてあるものであり実際に表示器
7に表示されるものではない)である。HおよびWは固
定値とする。いま、ノブ36とノブ37との上下方向の
間隔がd(0≦d≦127)であるとし、その間隔dを
3等分する補助線52および53を考える。
【0048】マウスカーソルをこの補助線52と53と
の間の斜線部分NBOTHに合せてドラッグを開始した
ときは、この間隔dを一定にしたままノブ36,37を
平行移動させる。マウスカーソルを補助線52より上側
の矩形51内の範囲NMAXに合せてドラッグを開始し
たときは、ノブ36のみを移動させる。マウスカーソル
を補助線53より下側の矩形51内の範囲NMINに合
せてドラッグを開始したときは、ノブ37のみを移動さ
せる。このようにして、ドラッグを開始する位置に応じ
て、ノブ36のみの移動か、ノブ37のみの移動か、ノ
ブ36,37の平行移動かを区別して、MAX,MIN
の設定変更を行なうことができる。
【0049】図5(b)の場合も、ノブ36の位置とノ
ブ37の位置との間隔dを3等分して補助線54,55
を考え、図5(a)と同様にする。ただし、ノブ36,
37が逆転しているので、補助線54の上側の矩形51
内の範囲がNMINとなり、補助線55の下側の矩形5
1内の範囲がNMAXとなっている。
【0050】次に、図6〜図8のフローチャートを参照
して、この実施例の電子楽器の動作(特にコントローラ
セットの動作)を説明する。
【0051】図7は、この実施例の電子楽器の電源がオ
ンされたときに実行されるメインプログラムを示す。ま
ず、ステップS71で初期設定を行なう。次に、ステッ
プS72でスライダ9などの補助操作子8の操作イベン
トを検出し、ステップS73でマウス6の操作イベント
を検出し、ステップS74で演奏操作子4の操作イベン
トを検出する。
【0052】ステップS75では、動作モード管理を行
なう。動作モード管理では、図2や図3の画面の下部に
表示されている動作モード選択ボタン21〜23の押下
を検出し、いずれかのボタンの押下があったときにはそ
のボタンの示す動作モードに切り替えるとともに、その
動作モードに応じた画面表示を行なう。
【0053】ステップS76では、現在の動作モードを
判別する。「VOICE」と表記されたボタン23が選
択されているときは、ボイス選択モードであり、ステッ
プS77に分岐する。「CONROLLER SET」
と表記されたボタン21が選択されているときは、コン
トローラセットモードであり、ステップS78に分岐す
る。「VOICE EDIT」と表記されたボタン22
が選択されているときは、ボイスエディットモードであ
り、ステップS79に分岐する。
【0054】ステップS77では、図2で説明したよう
な音色(ボイス)選択処理を行なう。その後、ステップ
S80で演奏操作子4の操作に応じて発音処理を行な
い、ステップS81でその他の処理を行なった後、ステ
ップS72に戻る。
【0055】ステップS78では、コントローラセット
処理を行なう。これについては、後述する。ステップS
79では、音色データのエディット処理(ボイスエディ
ット処理)を行なう。ステップS78,S79の後、ス
テップS80に分岐する。
【0056】図6は、図7のステップS78のコントロ
ーラセット処理のフローチャートである。まず、ステッ
プS61で設定対象操作子指定処理を行ない、ステップ
S62で機能割当設定処理を行なう。
【0057】設定対象操作子指定処理とは、図3のコン
トローラセット画面の領域31に設定する対象、すなわ
ちコントローラセットを行なう対象である補助操作子を
指定する処理である。機能割当設定処理とは、図3のコ
ントローラセット画面の領域32に設定する機能、すな
わち補助操作子で操作する機能(範囲指定すべきパラメ
ータ)を指定する処理である。
【0058】次に、ステップS63で、補助操作子の現
在値を表示する処理を行なう。これにより、図3の表示
34および表示38の表示が実行される。次に、ステッ
プS64で、MIN,MAX設定処理を行ない、リター
ンする。
【0059】図8は、MIN,MAX設定処理のフロー
チャートである。まず、ステップS91で、対象である
補助操作子8がスライダ9であるか否か判別する。スラ
イダ9でないときは、ステップS92で他の補助操作子
のMIN,MAX設定処理を行ない、リターンする。ス
テップS91でスライダ9が対象であるときは、ステッ
プS93で、マウス6のドラッグ操作が検出されたか否
か判別する。
【0060】ドラッグ操作がなされていないときは、M
IN,MAXの設定変更をする必要が無いから、そのま
まリターンする。ステップS93でドラッグ操作がなさ
れていたときは、ステップS94で、ドラッグ操作を開
始した始めの位置C(マウスボタンの押下開始した時点
のマウスカーソルの位置)を検出し記憶する。次に、ス
テップS95でドラッグ量Dを検出する。なお、ドラッ
グ量Dは、図5で上側にドラッグする方向を+、下側に
ドラッグする方向を−として検出するものとする。
【0061】次に、ステップS96で、検出したドラッ
グ開始位置Cが図5のどの領域に属するかを判別する。
ドラッグ開始位置Cが領域NBOTH内のときは、ステ
ップS97でMIN+Dを計算し新たなMINとして設
定するとともに、ステップS98でMAX+Dを計算し
新たなMAXとして設定する。これにより、MAXとM
INとの差を一定にしたままドラッグ量Dだけ平行移動
したことになる。その後、ステップS101に進む。
【0062】ステップS96でドラッグ開始位置Cが図
5の領域NMAX内のときは、MAXのみの設定変更で
あるから、ステップS99でMAX+Dを計算し新たな
MAXとして設定する。その後、ステップS101に進
む。ステップS96でドラッグ開始位置Cが図5の領域
NMIN内のときは、MINのみの設定変更であるか
ら、ステップS100でMIN+Dを計算し新たなMI
Nとして設定する。その後、ステップS101に進む。
【0063】ステップS101では、設定したMAXと
MINとの大小関係を判別する。ステップ102および
ステップ104ではノブ36,37の再表示を行なう。
ノブ36,37はドラッグ後の位置(設定変更されたM
AXとMINに応じた位置)に再表示されるが、特にM
AX≧MINのときは、ステップS102でMINを示
すノブ37を上向きの三角形として再表示する。逆に、
MAX≧MINでないときは、ステップS104でMI
Nを示すノブ37を下向きの三角形として再表示する。
【0064】ステップS102の後、ステップS103
で上記の式1の計算を行ないパラメータ値SLIDER
を算出する。ステップS104の後、ステップS105
で上記の式2の計算を行ないパラメータ値SLIDER
を算出する。ステップS103,S105の後、ステッ
プS106で、パラメータ値SLIDERを楽音発生部
10に出力し、割当機能に応じてこのパラメータ値SL
IDERを用いて実際の楽音パラメータの値を設定変更
し、リターンする。
【0065】本実施例によれば、MAXとMINとの差
を一定にしたまま平行移動したい場合の指定が容易であ
る。また、表示するノブの形はノブ36とノブ37とで
異ならせるとともに、ノブ37は3角形の1つの角を常
にノブ36に向かうように表示しているので、ノブ36
と37とが逆転したときでも見易く操作しやすい。
【0066】なお、本実施例では、ノブ36と37との
間隔を3等分してその中間の領域(図5のNBOTH)
をドラッグしたとき平行移動の指示と認識するようにし
ているが、これに限らず他の所定領域をドラッグすると
平行移動するようにしてもよい。ただし、ノブとノブの
中間付近をドラッグしたときに平行移動するのが操作上
使い勝手がよいから、本実施例のように3等分した中間
領域で平行移動するのが好ましい。
【0067】また、本実施例では、スライダの現在位置
SLからパラメータ値SLIDERを算出するのに線形
的な式1および式2を用いているが、限界値MAXとM
INとの間に制限されるようにパラメータ値SLIDE
Rを算出できれば、他の計算式を適用してもよい。補助
操作子としてはスライダを例として説明したが、スライ
ダでなくともよい。
【0068】さらに、本実施例では、スライダの位置の
取り得る範囲0〜127内で限界値MAXとMINを設
定しているが、パラメータに応じてさらに広い範囲から
限界値を設定するようにしてもよい。例えば、スライダ
の位置の範囲0〜127に対し、パラメータは−30〜
200の範囲からMAX=150,MIN=−10に制
限するような設定も可能である。
【0069】また、本実施例の限界値MAX,MINの
設定の方式を2つのパラメータそのものの設定に適用す
ることもできる。これにより、第1のパラメータと第2
のパラメータとの差を一定にしながら設定変更すること
が容易に可能になる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、パラメータ情報の取り得る範囲を規定するMAX,
MINの差を一定にしたままこれらMAX,MINの設
定変更を容易に行なうことができる。また、2つのパラ
メータの設定変更に適用すれば、それら2つのパラメー
タの差を一定にしたまま容易に設定変更できる。特に、
MAX,MINを設定するために表示する表示物をそれ
ぞれ区別できるように異なるものとすれば、MAX,M
INが逆転するような場合でも容易に区別でき操作性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子楽器用パラメー
タ情報設定装置を適用した電子楽器のブロック構成図
【図2】表示器に表示されるボイス選択画面を示す図
【図3】表示器に表示されるコントローラセット画面を
示す図
【図4】2つのノブが逆転した例を示す図
【図5】ノブ移動のカーソル範囲を説明するための図
【図6】コントローラセット処理ルーチンのフローチャ
ート図
【図7】メインルーチンのフローチャート図
【図8】MIN,MAX設定処理ルーチンのフローチャ
ート図
【符号の説明】
1…中央処理装置(CPU)、2…リード・オンリ・メ
モリ(ROM)、3…ランダム・アクセス・メモリ(R
AM)、4…演奏操作子、5…インターフェース、6…
マウス、7…大型表示器、8…補助操作子、9…スライ
ダ、10…楽音発生部、11…バスライン、21〜23
…動作モード選択ボタン、24…マウスカーソル、31
…コントローラセットを行なう対象である補助操作子を
表す領域、32…範囲指定するパラメータを表す領域、
33…スライダを摸した表示、34…ノブ、35…パラ
メータ値の取り得る範囲を指定するための2つのノブを
有するスライダを摸した表示、36…限界値MAXを設
定するためのノブ、37…限界値MINを設定するため
のノブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補助操作子を備え、該補助操作子の操作に
    応じて電子楽器用のパラメータ情報を設定する装置であ
    って、パラメータ情報の取り得る値の範囲を規定する第
    1の限界値と第2の限界値とを設定することのできる電
    子楽器用パラメータ情報設定装置において、 前記第1の限界値を設定するための第1の表示物と前記
    第2の限界値を設定するための第2の表示物とを表示す
    る手段と、 前記表示物の表示画面上での移動を指示するためのポイ
    ンティングデバイスと、 前記ポインティングデバイスによる表示物の移動指示の
    開始位置が前記第1の表示物の近傍であるときは、その
    移動量に基づいて前記第1の限界値のみを設定変更し、
    前記ポインティングデバイスによる表示物の移動指示の
    開始位置が前記第2の表示物の近傍であるときは、その
    移動量に基づいて前記第2の限界値のみを設定変更する
    とともに、前記ポインティングデバイスによる表示物の
    移動指示の開始位置が前記第1の表示物と前記第2の表
    示物の間の所定の領域内であるときは、その移動量に基
    づいて、前記第1の限界値と前記第2の限界値との差を
    一定にしたまま、これらの両限界値を設定変更する手段
    と、 常に前記第1の限界値と前記第2の限界値との間の値を
    取るように、前記補助操作子の操作に応じてパラメータ
    情報を設定する手段とを備えたことを特徴とする電子楽
    器用パラメータ情報設定装置。
  2. 【請求項2】電子楽器用のパラメータ情報を設定する装
    置であって、 第1のパラメータ情報を設定するための第1の表示物と
    第2のパラメータ情報を設定するための第2の表示物と
    を表示する手段と、 前記表示物の表示画面上での移動を指示するためのポイ
    ンティングデバイスと、 前記ポインティングデバイスによる表示物の移動指示の
    開始位置が前記第1の表示物の近傍であるときは、その
    移動量に基づいて前記第1のパラメータ情報のみを設定
    変更し、前記ポインティングデバイスによる表示物の移
    動指示の開始位置が前記第2の表示物の近傍であるとき
    は、その移動量に基づいて前記第2のパラメータ情報の
    みを設定変更するとともに、前記ポインティングデバイ
    スによる表示物の移動指示の開始位置が前記第1の表示
    物と前記第2の表示物の間の所定の領域内であるとき
    は、その移動量に基づいて、前記第1のパラメータ情報
    と前記第2のパラメータ情報との差を一定にしたまま、
    これらの両パラメータ情報を設定変更する手段とを備え
    たことを特徴とする電子楽器用パラメータ情報設定装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1の表示物と前記第2の表示物は、
    表示画面上で区別できるように表示することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の電子楽器用パラメータ情報
    設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002207483A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Yamaha Corp 演奏テンポ制御装置および記憶媒体
WO2008126128A1 (ja) * 2007-03-09 2008-10-23 Pioneer Corporation レベル調節装置、信号処理装置、av処理装置およびプログラム
JP2021032825A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 京都機械工具株式会社 工具システム及び工具システム用プログラム

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