JPH0733541A - 窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法 - Google Patents
窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法Info
- Publication number
- JPH0733541A JPH0733541A JP5178828A JP17882893A JPH0733541A JP H0733541 A JPH0733541 A JP H0733541A JP 5178828 A JP5178828 A JP 5178828A JP 17882893 A JP17882893 A JP 17882893A JP H0733541 A JPH0733541 A JP H0733541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon nitride
- parts
- inorganic compound
- ceramics
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】無機化合物粉末にSi粉末を添加することによ
り、焼結中に窒化珪素ウイスカ25を生成した後、無機
化合物を緻密化することにより窒化珪素ウイスカ25を
分散させた高強度・高靭性を有する窒化珪素ウイスカ強
化セラミックスが得られる。 【効果】強度・靭性に優れたセラミックスが得られ、切
削工具,連続溶融金属めっき装置用部品,エンジン部
品,ガスタービン用動翼部品,静翼部品,燃焼器部品,
シュラウド部品などや原子力プラントのなかの核融合炉
第一壁部品など耐熱性や熱衝撃性を要求される部品に容
易に適用可能である。
り、焼結中に窒化珪素ウイスカ25を生成した後、無機
化合物を緻密化することにより窒化珪素ウイスカ25を
分散させた高強度・高靭性を有する窒化珪素ウイスカ強
化セラミックスが得られる。 【効果】強度・靭性に優れたセラミックスが得られ、切
削工具,連続溶融金属めっき装置用部品,エンジン部
品,ガスタービン用動翼部品,静翼部品,燃焼器部品,
シュラウド部品などや原子力プラントのなかの核融合炉
第一壁部品など耐熱性や熱衝撃性を要求される部品に容
易に適用可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合セラミックスの製造
法に係り、特に、焼結中に自己繊維強化可能な窒化珪素
ウイスカ強化セラミックスの製造法に関する。
法に係り、特に、焼結中に自己繊維強化可能な窒化珪素
ウイスカ強化セラミックスの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスの靭性を向上させるため
に、繊維を分散させる方法が各種検討されている。一般
には,Si3N4などのセラミック粉末にSiCなどのセ
ラミックウイスカを混合してなる成形体を焼結する方法
がおこなわれている。しかし、この方法ではウイスカ繊
維を三次元に均一に分散することが大変困難であり、特
に、混合プロセスの際にウイスカを取り扱うために人体
への影響が懸念され、本質的に最適なプロセスではな
い。
に、繊維を分散させる方法が各種検討されている。一般
には,Si3N4などのセラミック粉末にSiCなどのセ
ラミックウイスカを混合してなる成形体を焼結する方法
がおこなわれている。しかし、この方法ではウイスカ繊
維を三次元に均一に分散することが大変困難であり、特
に、混合プロセスの際にウイスカを取り扱うために人体
への影響が懸念され、本質的に最適なプロセスではな
い。
【0003】一方、焼結中にウイスカを生成させる方法
が、最近、注目されている。これは、高温で焼結する際
にSi3N4の結晶構造の変化(αからβ)による粒成長
を利用したもの、あるいはβ−Si3N4粉末の粒成長を
利用する方法である。これらの方法では、柱状の粒子が
生成するだけでなく、マトリックス全体のSi3N4粒子
が大きくなるために、強度が低下するという問題が生じ
る。
が、最近、注目されている。これは、高温で焼結する際
にSi3N4の結晶構造の変化(αからβ)による粒成長
を利用したもの、あるいはβ−Si3N4粉末の粒成長を
利用する方法である。これらの方法では、柱状の粒子が
生成するだけでなく、マトリックス全体のSi3N4粒子
が大きくなるために、強度が低下するという問題が生じ
る。
【0004】さらに特公平3−19191号公報では、Si粉
末を窒化する際の雰囲気を制御することにより微小のウ
イスカを生成し、粒子間を結合する技術が示されてい
る。しかし、雰囲気制御では焼結中にミクロな制御が困
難であり、所定のウイスカ強化セラミックスを作製する
のに困難を要する。
末を窒化する際の雰囲気を制御することにより微小のウ
イスカを生成し、粒子間を結合する技術が示されてい
る。しかし、雰囲気制御では焼結中にミクロな制御が困
難であり、所定のウイスカ強化セラミックスを作製する
のに困難を要する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、公害
問題,マトリックス全体の粒成長による強度低下、ある
いはウイスカ成長の制御については考慮がされていな
い。
問題,マトリックス全体の粒成長による強度低下、ある
いはウイスカ成長の制御については考慮がされていな
い。
【0006】本発明の目的は、マトリックス全体が粒成
長することなく、選択的に窒化珪素ウイスカを成長させ
る方法により、高強度・高靭性の窒化珪素ウイスカ強化
セラミックスの製造法を提供することにある。
長することなく、選択的に窒化珪素ウイスカを成長させ
る方法により、高強度・高靭性の窒化珪素ウイスカ強化
セラミックスの製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は鋭意検討した結果、無機化合物粉末にSi
粉末を混合し、第一段階として該Si粉末を窒素反応さ
せて窒化珪素ウイスカを生成させ、第二段階として無機
化合物マトリックスを緻密化させることにより、選択的
に窒化珪素ウイスカを成長させることが可能になること
を見出した。
に、本発明は鋭意検討した結果、無機化合物粉末にSi
粉末を混合し、第一段階として該Si粉末を窒素反応さ
せて窒化珪素ウイスカを生成させ、第二段階として無機
化合物マトリックスを緻密化させることにより、選択的
に窒化珪素ウイスカを成長させることが可能になること
を見出した。
【0008】つまり、無機化合物粉末原料に平均粒径1
0μm以下のSi粉末を混合することにより達成可能で
ある。このSi粉末の平均粒径は0.5μm から10μ
mを用いるのが好ましい。特に、2μm以上でウイスカ
の生成が顕著におきることが発明者らによって明らかに
なったことから、原料中のSi粉末に平均粒径2μm以
上のものが好ましい。
0μm以下のSi粉末を混合することにより達成可能で
ある。このSi粉末の平均粒径は0.5μm から10μ
mを用いるのが好ましい。特に、2μm以上でウイスカ
の生成が顕著におきることが発明者らによって明らかに
なったことから、原料中のSi粉末に平均粒径2μm以
上のものが好ましい。
【0009】Si粉末の効果を以下に説明する。焼結温
度の上昇にともない未窒化Siが溶融し、溶融Siに反
応ガスである窒素、雰囲気中のSiOガスなどが溶解
し、過飽和状態となり柱状の窒化珪素ウイスカを生成さ
せることができる。柱状の窒化珪素ウイスカを焼結体中
に任意に生成可能であることを見出した。窒化珪素ウイ
スカを生成させた後、無機化合物を焼結助剤により緻密
化させることにより、図1に示すような窒化珪素ウイス
カ強化セラミックスの作製が可能となる。
度の上昇にともない未窒化Siが溶融し、溶融Siに反
応ガスである窒素、雰囲気中のSiOガスなどが溶解
し、過飽和状態となり柱状の窒化珪素ウイスカを生成さ
せることができる。柱状の窒化珪素ウイスカを焼結体中
に任意に生成可能であることを見出した。窒化珪素ウイ
スカを生成させた後、無機化合物を焼結助剤により緻密
化させることにより、図1に示すような窒化珪素ウイス
カ強化セラミックスの作製が可能となる。
【0010】したがって、ZrO2,Al2O3,Mg
O,Y2O3,TiO2,CaO,ZnO,Cr2O3,Si
C,B4C,TiC,ZrC,CrC,TiN,Si
3N4,AlN,TaN,ZrN,Cr2N,BN,TiC
N,Si2N2O,WB,TiB2,ZrB2,CaB6,Sial
on ,ムライトの中の少なくとも一種の無機化合物とS
i粉末の混合粉末とすることにより、無機化合物中に窒
化珪素ウイスカを分散することが可能となり高強度・高
靭性のセラミックスを得ることが出来る。本発明の窒化
珪素ウイスカ生成条件は、1400℃未満であるのが好
ましい。1400℃以上では、Si粉末が溶けてしまい
大気孔の原因となるためである。したがって、1400℃未
満で窒化の際の反応熱によりSi粉末が溶融し、その結
果、ウイスカが生成するプロセスが好ましい。これによ
り、気孔形状の小さい一次焼結体が得られる。本発明で
は、反応熱を利用するためにウイスカ生成触媒を添加す
る必要が無い。
O,Y2O3,TiO2,CaO,ZnO,Cr2O3,Si
C,B4C,TiC,ZrC,CrC,TiN,Si
3N4,AlN,TaN,ZrN,Cr2N,BN,TiC
N,Si2N2O,WB,TiB2,ZrB2,CaB6,Sial
on ,ムライトの中の少なくとも一種の無機化合物とS
i粉末の混合粉末とすることにより、無機化合物中に窒
化珪素ウイスカを分散することが可能となり高強度・高
靭性のセラミックスを得ることが出来る。本発明の窒化
珪素ウイスカ生成条件は、1400℃未満であるのが好
ましい。1400℃以上では、Si粉末が溶けてしまい
大気孔の原因となるためである。したがって、1400℃未
満で窒化の際の反応熱によりSi粉末が溶融し、その結
果、ウイスカが生成するプロセスが好ましい。これによ
り、気孔形状の小さい一次焼結体が得られる。本発明で
は、反応熱を利用するためにウイスカ生成触媒を添加す
る必要が無い。
【0011】本発明の窒化珪素ウイスカは、平均直径
0.2μm から10μm,平均長さ0.4μmから50
0μmから成り、2から10vol%とすることにより高
強度・高靭性の窒化珪素セラミックスが得られる。特
に、平均直径2μmから10μm,平均長さ4μmから
500μmのSi3N4ウイスカが2から20vol% とす
ることにより極めて高強度・高靭性の窒化珪素ウイスカ
強化セラミックスが得られる。ウイスカの直径が1μm
以下と細いと靭性向上にほとんど寄与しないためであ
る。
0.2μm から10μm,平均長さ0.4μmから50
0μmから成り、2から10vol%とすることにより高
強度・高靭性の窒化珪素セラミックスが得られる。特
に、平均直径2μmから10μm,平均長さ4μmから
500μmのSi3N4ウイスカが2から20vol% とす
ることにより極めて高強度・高靭性の窒化珪素ウイスカ
強化セラミックスが得られる。ウイスカの直径が1μm
以下と細いと靭性向上にほとんど寄与しないためであ
る。
【0012】ウイスカ生成処理後、二次高温焼結(緻密
化焼結),HP,HIPにより緻密化することが可能で
ある。気孔形状が小さいために、HIPなどにより容易
に気孔がつぶれ緻密化出来る。また、原料に焼結助剤を
混合するとか、ウイスカ生成処理後の焼結体に焼結助剤
を含浸することにより、反応焼結完了後高温で緻密化処
理を行うことが可能である。焼結助剤としては、一般に
用いられている酸化物や希土類化合物などが使用でき
る。このように緻密化処理することにより、窒化珪素ウ
イスカが分散した複合セラミックスが容易に得られる。
化焼結),HP,HIPにより緻密化することが可能で
ある。気孔形状が小さいために、HIPなどにより容易
に気孔がつぶれ緻密化出来る。また、原料に焼結助剤を
混合するとか、ウイスカ生成処理後の焼結体に焼結助剤
を含浸することにより、反応焼結完了後高温で緻密化処
理を行うことが可能である。焼結助剤としては、一般に
用いられている酸化物や希土類化合物などが使用でき
る。このように緻密化処理することにより、窒化珪素ウ
イスカが分散した複合セラミックスが容易に得られる。
【0013】無機化合物は、平均粒径100μm以下好
ましくは2μm以下の粒子を使用するのが好ましい。な
ぜなら、粗粒子を用いると粗粒子が欠陥となり強度低下
の原因となるためである。また無機化合物は、市販のも
のをそのまま用いることができる、またミルなどにより
粉砕した丸みを帯びた粒子を使用してもよい。特に、丸
い粒子の方が焼結体内の気孔が均一になり強度が高くな
る。さらに、ファイバ状の長繊維との複合化も可能であ
る。さらに、微粒の無機化合物を混合することによりナ
ノ粒子による強化も同時に可能である。
ましくは2μm以下の粒子を使用するのが好ましい。な
ぜなら、粗粒子を用いると粗粒子が欠陥となり強度低下
の原因となるためである。また無機化合物は、市販のも
のをそのまま用いることができる、またミルなどにより
粉砕した丸みを帯びた粒子を使用してもよい。特に、丸
い粒子の方が焼結体内の気孔が均一になり強度が高くな
る。さらに、ファイバ状の長繊維との複合化も可能であ
る。さらに、微粒の無機化合物を混合することによりナ
ノ粒子による強化も同時に可能である。
【0014】本発明の繊維強化セラミックスは、火力プ
ラントのなかのガスタービン用動翼部品,静翼部品,燃
焼器部品,シュラウド部品,原子力プラントのなかの核
融合炉第一壁部品,連続溶融金属めっき用ロールおよび
軸受,エンジン部品,切削工具,金属溶湯用部品,摺動
部材などに適用可能である。
ラントのなかのガスタービン用動翼部品,静翼部品,燃
焼器部品,シュラウド部品,原子力プラントのなかの核
融合炉第一壁部品,連続溶融金属めっき用ロールおよび
軸受,エンジン部品,切削工具,金属溶湯用部品,摺動
部材などに適用可能である。
【0015】
【作用】本発明は、第一次加熱処理により窒化珪素ウイ
スカを生成し、その後緻密化処理することにより、原料
としてウイスカを使用することなく、人体への影響もな
く容易に取り扱いが可能なため、製造法が簡易になる。
また、選択的にウイスカを生成することが可能なため、
セラミックマトリックス中にウイスカを分散可能となる
ために、高強度・高靭性の複合セラミックスを提供する
ことができる。
スカを生成し、その後緻密化処理することにより、原料
としてウイスカを使用することなく、人体への影響もな
く容易に取り扱いが可能なため、製造法が簡易になる。
また、選択的にウイスカを生成することが可能なため、
セラミックマトリックス中にウイスカを分散可能となる
ために、高強度・高靭性の複合セラミックスを提供する
ことができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る実施例について、以下に具体的
に説明する。
に説明する。
【0017】(実施例1−32)Si粉末と無機化合物
粉末を表1,表2に示すように配合し、プレス成形用の
バインダを有機溶剤と一緒に2wt%混合し、乾燥後、
成形原料とした。プレス成形により、直径50mm,厚さ
10mmの成形体を作製した。
粉末を表1,表2に示すように配合し、プレス成形用の
バインダを有機溶剤と一緒に2wt%混合し、乾燥後、
成形原料とした。プレス成形により、直径50mm,厚さ
10mmの成形体を作製した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】得られた成形体を1kg/cm2の窒素雰囲気
中で1380℃まで10℃/min の昇温速度で加熱し、
1380℃で2時間保持しウイスカ生成処理を行った。
その後、 1)窒化物系については窒素雰囲気中で1850℃まで
加熱し、1850℃で1時間保持し、最終焼結体を作製
した。
中で1380℃まで10℃/min の昇温速度で加熱し、
1380℃で2時間保持しウイスカ生成処理を行った。
その後、 1)窒化物系については窒素雰囲気中で1850℃まで
加熱し、1850℃で1時間保持し、最終焼結体を作製
した。
【0021】2)炭化物系,硼化物系については、不活
性ガス雰囲気中あるいはAr雰囲気中で2100℃まで
加熱し、2100℃で1時間保持し、最終焼結体を作製
した。
性ガス雰囲気中あるいはAr雰囲気中で2100℃まで
加熱し、2100℃で1時間保持し、最終焼結体を作製
した。
【0022】3)酸化物系については大気中あるいは不
活性ガス雰囲気中で1650℃まで加熱し、1650℃
で1時間保持し、最終焼結体を作製した。
活性ガス雰囲気中で1650℃まで加熱し、1650℃
で1時間保持し、最終焼結体を作製した。
【0023】得られた焼結体中の組織の比率,破壊靭性
値,曲げ強度を表1に示す。得られた焼結体中に分散し
た窒化珪素ウイスカの大きさは、平均直径1.2μm か
ら10μm,平均長さ4μmから500μmである。
値,曲げ強度を表1に示す。得られた焼結体中に分散し
た窒化珪素ウイスカの大きさは、平均直径1.2μm か
ら10μm,平均長さ4μmから500μmである。
【0024】本実施例において、無機化合物を混合する
ことにより実施例No.5,No.6のように窒化珪素ウイ
スカ強化+ナノ粒子強化セラミックスの製造が可能であ
る(図2にモデル図を示す)。実施例では、窒化珪素マ
トリックス中にSiCやTiNのナノ粒子を分散強化し
たセラミックスを示しているが、同様にAl2O3やZr
O2のような酸化物中にSiC,TiN,Si3N4など
のナノ粒子を分散強化させることも可能である。
ことにより実施例No.5,No.6のように窒化珪素ウイ
スカ強化+ナノ粒子強化セラミックスの製造が可能であ
る(図2にモデル図を示す)。実施例では、窒化珪素マ
トリックス中にSiCやTiNのナノ粒子を分散強化し
たセラミックスを示しているが、同様にAl2O3やZr
O2のような酸化物中にSiC,TiN,Si3N4など
のナノ粒子を分散強化させることも可能である。
【0025】本発明において、成形用バインダはポリビ
ニルブチラールやポリエチレンなどの有機高分子化合物
やシリコンイミド化合物やポリシラン化合物などの有機
Si高分子化合物などを使用することができる。また、
成形方法は、プレス成形,射出成形,鋳込み成形,ラバ
ープレス成形,押出し成形など形状に合わせて各種成形
方法が選択できる。
ニルブチラールやポリエチレンなどの有機高分子化合物
やシリコンイミド化合物やポリシラン化合物などの有機
Si高分子化合物などを使用することができる。また、
成形方法は、プレス成形,射出成形,鋳込み成形,ラバ
ープレス成形,押出し成形など形状に合わせて各種成形
方法が選択できる。
【0026】また、原料に焼結助剤を混合しなくても、
一次焼結体に焼結助剤を含浸したのち、高温処理するこ
とにより緻密化が可能であることを確認している。焼結
助剤は、上記に限定されず各種希土類化合物,各種酸化
物を使用可能である。
一次焼結体に焼結助剤を含浸したのち、高温処理するこ
とにより緻密化が可能であることを確認している。焼結
助剤は、上記に限定されず各種希土類化合物,各種酸化
物を使用可能である。
【0027】上記の無加圧焼結法に限らず、HIP,H
Pで行うことにより同様に緻密化可能である。
Pで行うことにより同様に緻密化可能である。
【0028】(実施例33)実施例12で得られた窒化
珪素繊維強化BNセラミックスを連続溶融アルミ金属め
っき用ロール軸に適用した。図3に連続溶融アルミ金属
めっき装置を示す。図3のロール軸8,サポートロール
5に適用した。軸受9にはC/Cコンポジットを適用し
た。本実施例の装置を650℃のAl浴中で連続めっき
作業に使用した結果、従来の鋼ロール軸および軸受の摩
耗による寿命が3日間であったのに対して、本実施例の
ものは三か月以上連続使用しても異常な摩耗は見られ
ず、均一なめっき作業を行うことができた。
珪素繊維強化BNセラミックスを連続溶融アルミ金属め
っき用ロール軸に適用した。図3に連続溶融アルミ金属
めっき装置を示す。図3のロール軸8,サポートロール
5に適用した。軸受9にはC/Cコンポジットを適用し
た。本実施例の装置を650℃のAl浴中で連続めっき
作業に使用した結果、従来の鋼ロール軸および軸受の摩
耗による寿命が3日間であったのに対して、本実施例の
ものは三か月以上連続使用しても異常な摩耗は見られ
ず、均一なめっき作業を行うことができた。
【0029】(実施例34)実施例9で得られた窒化珪
素繊維強化ZrO2 セラミックスで得られた発明材をダ
イヤモンド砥石で研削し、スローアウェイチップを作製
し、切削試験に供した。切削条件は、送り:0.36mm
/回転 ,機械:池貝NC旋盤25kW,切削速度:5
00m/分,切り込み:2.0mm,送り:0.36mm/回
転,被削材:FC30(直径300mm),寿命判定:V
B=0.2mmである。
素繊維強化ZrO2 セラミックスで得られた発明材をダ
イヤモンド砥石で研削し、スローアウェイチップを作製
し、切削試験に供した。切削条件は、送り:0.36mm
/回転 ,機械:池貝NC旋盤25kW,切削速度:5
00m/分,切り込み:2.0mm,送り:0.36mm/回
転,被削材:FC30(直径300mm),寿命判定:V
B=0.2mmである。
【0030】比較のために、TiC分散Si3N4系材
料,TiC分散Al2O3系材料,NbC分散Si3N4系材
料についても同様に評価した。その結果、本発明材の使
用寿命は同等であることがわかった。本発明の材料は特
に鋳鉄製の各種素材,物品等の切削工具に有用な切削工
具に適用出来る。
料,TiC分散Al2O3系材料,NbC分散Si3N4系材
料についても同様に評価した。その結果、本発明材の使
用寿命は同等であることがわかった。本発明の材料は特
に鋳鉄製の各種素材,物品等の切削工具に有用な切削工
具に適用出来る。
【0031】(実施例35)実施例12で得られた窒化
珪素繊維強化BNセラミックスを連続溶融亜鉛金属めっ
き用ロール軸に適用した。図3に連続溶融金属めっき装
置を示す。図3のロール軸8,サポートロール5に適用
した。軸受9にはC/Cコンポジットを適用した。本実
施例の装置を500℃の亜鉛浴中で連続めっき作業に使
用した結果、従来の鋼ロール軸および軸受の摩耗による
寿命が4日間であったのに対して、本実施例のものは3
か月以上連続使用しても異常な摩耗は見られず、均一な
めっき作業を行うことができた。
珪素繊維強化BNセラミックスを連続溶融亜鉛金属めっ
き用ロール軸に適用した。図3に連続溶融金属めっき装
置を示す。図3のロール軸8,サポートロール5に適用
した。軸受9にはC/Cコンポジットを適用した。本実
施例の装置を500℃の亜鉛浴中で連続めっき作業に使
用した結果、従来の鋼ロール軸および軸受の摩耗による
寿命が4日間であったのに対して、本実施例のものは3
か月以上連続使用しても異常な摩耗は見られず、均一な
めっき作業を行うことができた。
【0032】特に本発明材は、溶融金属との濡れ性が優
れており、軸および軸受の摩耗を飛躍的に低減でき、長
時間メンテナンスフリーで連続使用出来るという大きな
効果をもたらすことができる。
れており、軸および軸受の摩耗を飛躍的に低減でき、長
時間メンテナンスフリーで連続使用出来るという大きな
効果をもたらすことができる。
【0033】(実施例36)実施例1で得られた発明材
を用いてエンジン用ピストンキャップ11を作製し、鋳
鉄製ピストン上部に焼きばめ法により勘合してピストン
を作製した(図4)。このピストンをディーゼルエンジン
のピストンとして組み込み、ガス温度850℃まで上昇
させて30分間エンジンテストを行った。いずれの部品
もエンジンテスト後、ピストンキャップを調べた結果、
何ら異常は認められなかった。
を用いてエンジン用ピストンキャップ11を作製し、鋳
鉄製ピストン上部に焼きばめ法により勘合してピストン
を作製した(図4)。このピストンをディーゼルエンジン
のピストンとして組み込み、ガス温度850℃まで上昇
させて30分間エンジンテストを行った。いずれの部品
もエンジンテスト後、ピストンキャップを調べた結果、
何ら異常は認められなかった。
【0034】また、同様にシリンダライナ(図5),タ
ペット,シリンダヘッド(図6),バルブシート,排気
ポートライナ,ロッカアーム(図7),ターボチャージ
ャロータなどのエンジン部品に適用可能であることがわ
かった。
ペット,シリンダヘッド(図6),バルブシート,排気
ポートライナ,ロッカアーム(図7),ターボチャージ
ャロータなどのエンジン部品に適用可能であることがわ
かった。
【0035】(実施例37)実施例1で得られた発明材
表面に溶射によりZrO2 をコーティングした。これを
用いて図8,図9に示すガスタービン用動翼および静翼
を作製した。本部材を現状の1300℃級ガスタービン
設備に組み込み、百時間運転を行った結果、何ら異常は
見られなかった。
表面に溶射によりZrO2 をコーティングした。これを
用いて図8,図9に示すガスタービン用動翼および静翼
を作製した。本部材を現状の1300℃級ガスタービン
設備に組み込み、百時間運転を行った結果、何ら異常は
見られなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明では、焼結過程で窒化珪素ウイス
カを生成することにより、原料としてウイスカを使用す
ることなく、セラミックマトリックス中にウイスカを分
散可能となり、公害上人体への影響がなく、高強度・高
靭性セラミックスが得られる。これにより、ガスタービ
ン用動翼部品,静翼部品,燃焼器部品,シュラウド部
品,切削工具,エンジン部品,連続溶融金属めっき装置
部品,原子力プラントのなかの核融合炉第一壁部品など
高強度・高靭性を要求される部品に容易に適用可能であ
る。
カを生成することにより、原料としてウイスカを使用す
ることなく、セラミックマトリックス中にウイスカを分
散可能となり、公害上人体への影響がなく、高強度・高
靭性セラミックスが得られる。これにより、ガスタービ
ン用動翼部品,静翼部品,燃焼器部品,シュラウド部
品,切削工具,エンジン部品,連続溶融金属めっき装置
部品,原子力プラントのなかの核融合炉第一壁部品など
高強度・高靭性を要求される部品に容易に適用可能であ
る。
【図1】窒化珪素ウイスカ強化セラミックスモデルの組
織説明図。
織説明図。
【図2】窒化珪素ウイスカおよびナノ粒子強化セラミッ
クスモデルの組織説明図。
クスモデルの組織説明図。
【図3】連続溶融金属めっき装置の説明図。
【図4】ピストンの断面図。
【図5】シリンダライナの断面図。
【図6】ピストンヘッドの断面図。
【図7】ロッカアームの断面図。
【図8】セラミックガスタービン動翼の斜視図。
【図9】セラミックガスタービン静翼の斜視図。
25…ウイスカ、26…セラミック粒子、27…ナノ粒
子。
子。
Claims (5)
- 【請求項1】酸化物,窒化物,炭化物,酸窒化物,硼化
物の中の少なくとも一種の無機化合物98から90重量
部、前記無機化合物を緻密化させるための焼結助剤1か
ら10重量部とSi粉末2から20重量部からなる成形
体を窒化性ガス雰囲気中1400℃未満で焼結して窒化
珪素ウイスカを生成させた後、前記無機化合物が緻密化
する温度領域まで加熱することにより、前記無機化合物
の焼結体中に平均直径0.2μmから20μm,平均長
さ0.4μmから500μmのSi3N4ウイスカ2から
10vol% 分散したセラミックスが得られることを特徴
とする窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法。 - 【請求項2】請求項1に記載の酸化物,窒化物,炭化
物,酸窒化物,硼化物の中の少なくとも一種の無機化合
物が、ZrO2,Al2O3,MgO,Y2O3,TiO2,C
aO,ZnO,Cr2O3,SiC,B4C,TiC,Z
rC,CrC,TiN,Si3N4,AlN,TaN,Zr
N,Cr2N,BN,TiCN,Si2N2O,WB,TiB
2,ZrB2,CaB6,Sialon、ムライトの中の少なく
とも一種からなる窒化珪素繊維強化セラミックスの製造
法。 - 【請求項3】請求項1に記載の前記無機化合物の平均粒
径が100μm以下からなる窒化珪素繊維強化セラミッ
クスの製造法。 - 【請求項4】請求項1に記載のSi粉末の平均粒径が1
0μm以下からなる窒化珪素繊維強化セラミックスの製
造法。 - 【請求項5】請求項1において、エンジン部品,ガスタ
ービン用動翼,静翼,燃焼器,シュラウド,連続溶融金
属めっき用ロールおよび軸受,金属溶湯用部品,摺動部
材,切削工具,核融合炉用第一壁に前記焼結体を用いて
なる窒化珪素繊維強化セラミックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178828A JPH0733541A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178828A JPH0733541A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733541A true JPH0733541A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16055378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5178828A Pending JPH0733541A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733541A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6043431A (en) * | 1997-01-24 | 2000-03-28 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Branching junction box and method for assembly thereof |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP5178828A patent/JPH0733541A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6043431A (en) * | 1997-01-24 | 2000-03-28 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Branching junction box and method for assembly thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3483035B2 (ja) | 炭化珪素強化炭化珪素複合材料 | |
| US5132257A (en) | Composite ceramic sintered body and process for production thereof | |
| CN114315359B (zh) | 一种利用固溶耦合法制备高强韧复相高熵陶瓷的方法和应用 | |
| US5294387A (en) | Method of producing fiber-reinforced and particle-dispersion reinforced mullite composite material | |
| AU676153B2 (en) | Pressureless sintering of whisker reinforced alumina composites | |
| JP2702468B2 (ja) | 複合セラミックスとその製法 | |
| US4863490A (en) | Titanium diboride-based composite articles with alumina dispersoids, having improved fracture toughness | |
| KR102579574B1 (ko) | 규화물-계열 복합 재료 및 그 제조 공정 | |
| JP4278029B2 (ja) | セラミック軸受部品の製造方法 | |
| JPH0733541A (ja) | 窒化珪素繊維強化セラミックスの製造法 | |
| CN120664879A (zh) | 一种无压烧结碳化硅陶瓷异形梁及其制备方法 | |
| JPH0733532A (ja) | 繊維強化窒化珪素焼結体及びその製造法 | |
| JPH085720B2 (ja) | ウイスカ−強化複合焼結体 | |
| JPH0812441A (ja) | 窒化珪素質焼結体の製造方法 | |
| US5078031A (en) | Titanium diboride-eased composite articles with improved fracture toughness | |
| EP0351113B1 (en) | Fiber-reinforced and particle-dispersion reinforced mullite composite material and method of producing the same | |
| US5156805A (en) | Process of preparing a ferritic alloy with a wear-resistive alumina scale | |
| JP2978375B2 (ja) | 高強度・耐摩耗性セラミックスおよびその製法 | |
| Carlsson | The shaping of engineering ceramics | |
| JPH07330421A (ja) | 窒化硼素含有セラミックス及びその製法 | |
| JPH0832587B2 (ja) | セラミックス焼結体とその製造法 | |
| JP3141512B2 (ja) | 炭化ケイ素系無機繊維強化セラミックス複合材料 | |
| CA1336101C (en) | Silicon aluminum oxynitride based article with improved fracture toughness and strength | |
| JP3810806B2 (ja) | 窒化珪素セラミックス焼結体 | |
| Descamps et al. | Ceramic matrix composites: properties and applications |