JPH0733532A - 繊維強化窒化珪素焼結体及びその製造法 - Google Patents
繊維強化窒化珪素焼結体及びその製造法Info
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- JPH0733532A JPH0733532A JP5178826A JP17882693A JPH0733532A JP H0733532 A JPH0733532 A JP H0733532A JP 5178826 A JP5178826 A JP 5178826A JP 17882693 A JP17882693 A JP 17882693A JP H0733532 A JPH0733532 A JP H0733532A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】原料のSi粉末の粒度を制御することにより、
反応焼結中に生成する窒化珪素の形態を制御し、微粒窒
化珪素マトリックス中にウイスカ状の窒化珪素を分散さ
せた高強度・高靭性を有する窒化珪素セラミックスが得
られる。 【効果】強度・靭性に優れたセラミックスが得られ、反
応焼結のため複雑形状品に対応できる。
反応焼結中に生成する窒化珪素の形態を制御し、微粒窒
化珪素マトリックス中にウイスカ状の窒化珪素を分散さ
せた高強度・高靭性を有する窒化珪素セラミックスが得
られる。 【効果】強度・靭性に優れたセラミックスが得られ、反
応焼結のため複雑形状品に対応できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合セラミックスの製造
法に係り、特に、焼結中に自己繊維強化可能な反応焼結
窒化珪素複合セラミックスおよびその製造法に関する。
法に係り、特に、焼結中に自己繊維強化可能な反応焼結
窒化珪素複合セラミックスおよびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスの靭性を向上させるため
に、繊維を分散させる方法が各種検討されている。一般
には、Si3N4などのセラミック粉末にSiCなどのセ
ラミックウイスカを混合した成形体を焼結する方法がお
こなわれている。しかし、この方法ではウイスカ繊維を
三次元に均一に分散することが大変困難であり、特に、
混合プロセスの際にウイスカを取り扱うために人体への
影響が懸念され、本質的に最適なプロセスではない。
に、繊維を分散させる方法が各種検討されている。一般
には、Si3N4などのセラミック粉末にSiCなどのセ
ラミックウイスカを混合した成形体を焼結する方法がお
こなわれている。しかし、この方法ではウイスカ繊維を
三次元に均一に分散することが大変困難であり、特に、
混合プロセスの際にウイスカを取り扱うために人体への
影響が懸念され、本質的に最適なプロセスではない。
【0003】一方、焼結中にウイスカを生成させる方法
が最近注目されている。これは、高温で焼結する際にS
i3N4の結晶構造の変化(αからβ)による粒成長を利
用したもの、あるいはβ−Si3N4粉末の粒成長を利用
する方法である。これらの方法では、柱状の粒子が生成
するだけでなく、マトリックス全体のSi3N4粒子が大
きくなるために、強度が低下するという問題が生じる。
が最近注目されている。これは、高温で焼結する際にS
i3N4の結晶構造の変化(αからβ)による粒成長を利
用したもの、あるいはβ−Si3N4粉末の粒成長を利用
する方法である。これらの方法では、柱状の粒子が生成
するだけでなく、マトリックス全体のSi3N4粒子が大
きくなるために、強度が低下するという問題が生じる。
【0004】さらに特公平3−19191号公報では、Si粉
末を窒化する際の雰囲気を制御することにより微小のウ
イスカを生成し、粒子間を結合する技術が示されてい
る。しかし、雰囲気制御では焼結中にミクロな制御が困
難であり、所定のウイスカ強化セラミックスを作製する
のに困難を要する。
末を窒化する際の雰囲気を制御することにより微小のウ
イスカを生成し、粒子間を結合する技術が示されてい
る。しかし、雰囲気制御では焼結中にミクロな制御が困
難であり、所定のウイスカ強化セラミックスを作製する
のに困難を要する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、公害
問題、マトリックス全体の粒成長による強度低下、ある
いはウイスカ成長の制御については考慮がされていな
い。
問題、マトリックス全体の粒成長による強度低下、ある
いはウイスカ成長の制御については考慮がされていな
い。
【0006】本発明の目的は、マトリックス全体が粒成
長することなく、選択的にウイスカを成長させる方法に
より、高強度・高靭性の繊維強化窒化珪素複合セラミッ
クスおよびその製造法を提供することにある。
長することなく、選択的にウイスカを成長させる方法に
より、高強度・高靭性の繊維強化窒化珪素複合セラミッ
クスおよびその製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は鋭意検討した結果、繊維強化窒化珪素セラ
ミックスの製法に反応焼結法を用いて、原料であるSi
粉末の粒度を制御することにより、マトリックス全体が
粒成長すること無く選択的にウイスカを成長させること
が可能になることを見出した。
に、本発明は鋭意検討した結果、繊維強化窒化珪素セラ
ミックスの製法に反応焼結法を用いて、原料であるSi
粉末の粒度を制御することにより、マトリックス全体が
粒成長すること無く選択的にウイスカを成長させること
が可能になることを見出した。
【0008】つまり、原料に平均粒径1μm以下のSi
粉末および平均粒径2μm以上のSi粉末の混合粉末と
することにより達成可能である。この粒度が何れか一方
だけでは本発明を満たすことができず、微粒と粗粒が混
合していることにより達成される。
粉末および平均粒径2μm以上のSi粉末の混合粉末と
することにより達成可能である。この粒度が何れか一方
だけでは本発明を満たすことができず、微粒と粗粒が混
合していることにより達成される。
【0009】微粒Si粉末の効果、および粗粒Si粉末
の効果を以下に説明する。微粒Si粉末を窒化焼結した
際、図1に示すように拡散で窒化が進行し、得られる窒
化珪素が原料のSi粒度に対応させることができる。つ
まり、Si粒子表面の酸化膜を介して窒素が粒子内に拡
散で反応し、表面層が窒化珪素の膜で覆われる。Si粒
内に圧縮応力が発生し、内部のSiが粒子の外に拡散・
蒸発しようとすると同時に、窒化珪素とSiの熱膨張係
数差により、窒化珪素の膜にクラックが入り、そのクラ
ックからSiが表面層に拡散・蒸発し、窒素反応し、さ
らに窒化珪素の膜を形成する。結果として、中空状の窒
化珪素が形成される。この中空状の窒化珪素の形状が原
料Si粉末の形状と対応することを見出した。つまり、
0.1μmのSi粉末を用いれば約0.1μm の窒化珪素
粒子を作製することが可能であることを見出した。この
拡散反応のみで窒化珪素に変化するSi粒度の大きさが
1μm以下であることが発明者らによって明らかになっ
たことから、原料中のSi粉末に平均粒径1μm以下の
ものが必須となる。
の効果を以下に説明する。微粒Si粉末を窒化焼結した
際、図1に示すように拡散で窒化が進行し、得られる窒
化珪素が原料のSi粒度に対応させることができる。つ
まり、Si粒子表面の酸化膜を介して窒素が粒子内に拡
散で反応し、表面層が窒化珪素の膜で覆われる。Si粒
内に圧縮応力が発生し、内部のSiが粒子の外に拡散・
蒸発しようとすると同時に、窒化珪素とSiの熱膨張係
数差により、窒化珪素の膜にクラックが入り、そのクラ
ックからSiが表面層に拡散・蒸発し、窒素反応し、さ
らに窒化珪素の膜を形成する。結果として、中空状の窒
化珪素が形成される。この中空状の窒化珪素の形状が原
料Si粉末の形状と対応することを見出した。つまり、
0.1μmのSi粉末を用いれば約0.1μm の窒化珪素
粒子を作製することが可能であることを見出した。この
拡散反応のみで窒化珪素に変化するSi粒度の大きさが
1μm以下であることが発明者らによって明らかになっ
たことから、原料中のSi粉末に平均粒径1μm以下の
ものが必須となる。
【0010】次に、粗粒Si粉末を窒化焼結した際、焼
結時間を長くしても拡散では窒化しきれず、未窒化Si
が焼結体中に残存する。この未窒化Siが溶融する温度
領域までもっていくと、溶融Siに反応ガスである窒
素、雰囲気中のSiOガスなどが溶解し、過飽和状態と
なり柱状の窒化珪素ウイスカを生成させることができる
(図2)。このように、Si粉末の粒度によって異なる
窒化機構があることを見出した。そして、原料であるS
i粉末の粒度を選択することにより、微粒の窒化珪素粒
子あるいは柱状の窒化珪素ウイスカを焼結体中に任意に
生成可能であることを見出した。これにより、図3に示
すような繊維強化窒化珪素の作製が可能となる。このよ
うな反応で窒化珪素に変化するSi粒度の大きさが2μ
m以上で顕著におきることが発明者らによって明らかに
なったことから、原料中のSi粉末に平均粒径2μm以
下のものが必須となる。したがって、原料に平均粒径1
μm以下のSi粉末および平均粒径2μm以上のSi粉
末の混合粉末とすることにより微粒窒化珪素中に窒化珪
素ウイスカを分散することが可能となる。この粒度が何
れか一方だけでは本発明を満たすことができず、微粒と
粗粒が混合していることにより達成される。ここで、複
数種類の粒度分布を持つ混合Si粉末の配合比が、平均
粒径1μm以下のSi粉末95から50wt%と平均粒
径2μm以上のSi粉末5から50wt%からなること
により高強度・高靭性のセラミックスを得ることが出来
る。本発明の繊維生成条件は、1400℃未満であるの
が好ましい。1400℃以上では、Si粉末が溶けてし
まい大気孔の原因となるためである。したがって、14
00℃未満で窒化の際の反応熱によりSi粉末が溶融
し、その結果、ウイスカが生成するプロセスが好まし
い。これにより、気孔形状の小さい繊維強化窒化珪素焼
結体が得られる。本発明では、反応熱を利用するために
ウイスカ生成触媒を添加する必要が無い。
結時間を長くしても拡散では窒化しきれず、未窒化Si
が焼結体中に残存する。この未窒化Siが溶融する温度
領域までもっていくと、溶融Siに反応ガスである窒
素、雰囲気中のSiOガスなどが溶解し、過飽和状態と
なり柱状の窒化珪素ウイスカを生成させることができる
(図2)。このように、Si粉末の粒度によって異なる
窒化機構があることを見出した。そして、原料であるS
i粉末の粒度を選択することにより、微粒の窒化珪素粒
子あるいは柱状の窒化珪素ウイスカを焼結体中に任意に
生成可能であることを見出した。これにより、図3に示
すような繊維強化窒化珪素の作製が可能となる。このよ
うな反応で窒化珪素に変化するSi粒度の大きさが2μ
m以上で顕著におきることが発明者らによって明らかに
なったことから、原料中のSi粉末に平均粒径2μm以
下のものが必須となる。したがって、原料に平均粒径1
μm以下のSi粉末および平均粒径2μm以上のSi粉
末の混合粉末とすることにより微粒窒化珪素中に窒化珪
素ウイスカを分散することが可能となる。この粒度が何
れか一方だけでは本発明を満たすことができず、微粒と
粗粒が混合していることにより達成される。ここで、複
数種類の粒度分布を持つ混合Si粉末の配合比が、平均
粒径1μm以下のSi粉末95から50wt%と平均粒
径2μm以上のSi粉末5から50wt%からなること
により高強度・高靭性のセラミックスを得ることが出来
る。本発明の繊維生成条件は、1400℃未満であるの
が好ましい。1400℃以上では、Si粉末が溶けてし
まい大気孔の原因となるためである。したがって、14
00℃未満で窒化の際の反応熱によりSi粉末が溶融
し、その結果、ウイスカが生成するプロセスが好まし
い。これにより、気孔形状の小さい繊維強化窒化珪素焼
結体が得られる。本発明では、反応熱を利用するために
ウイスカ生成触媒を添加する必要が無い。
【0011】本発明の繊維強化窒化珪素セラミックス
は、中空状を含むSi3N4粒子98から60vol%と
平均直径0.2μmから10μm、平均長さ0.4μmか
ら500μmのSi3N4ウイスカ2から40vol%とす
ることにより高強度・高靭性の窒化珪素セラミックスが
得られる(図11に模式図を示す)。特に、平均直径2
μmから10μm、平均長さ4μmから500μmのS
i3N4ウイスカが2から20vol%とすることにより
極めて高強度・高靭性の窒化珪素セラミックスが得られ
る。ウイスカの直径が1μm以下と細いと靭性向上にほ
とんど寄与しないためである。
は、中空状を含むSi3N4粒子98から60vol%と
平均直径0.2μmから10μm、平均長さ0.4μmか
ら500μmのSi3N4ウイスカ2から40vol%とす
ることにより高強度・高靭性の窒化珪素セラミックスが
得られる(図11に模式図を示す)。特に、平均直径2
μmから10μm、平均長さ4μmから500μmのS
i3N4ウイスカが2から20vol%とすることにより
極めて高強度・高靭性の窒化珪素セラミックスが得られ
る。ウイスカの直径が1μm以下と細いと靭性向上にほ
とんど寄与しないためである。
【0012】また、得られた反応焼結体の気孔率は20
%以下とするのが好ましい。その理由は、気孔率が20
%を越えると強度が急激に小さくなるためである。ただ
し、触媒などに使用する際は、気孔率を限定する必要は
無い。さらに、反応焼結後、二次焼結(緻密化焼結)、
HP,HIPにより緻密化することも容易に可能であ
る。気孔形状が小さいために、HIPなどにより容易に
気孔がつぶれ緻密化出来る。また、原料に焼結助剤を混
合するとか、反応焼結体に焼結助剤含浸することによ
り、反応焼結完了後高温で緻密化処理を行うことも可能
である。焼結助剤は、一般に用いられている酸化物や希
土類化合物などが使用できる。このように緻密化処理す
ることにより、窒化珪素ウイスカが分散した窒化珪素複
合セラミックスが容易に得られる(図12に模式図を示
す)。
%以下とするのが好ましい。その理由は、気孔率が20
%を越えると強度が急激に小さくなるためである。ただ
し、触媒などに使用する際は、気孔率を限定する必要は
無い。さらに、反応焼結後、二次焼結(緻密化焼結)、
HP,HIPにより緻密化することも容易に可能であ
る。気孔形状が小さいために、HIPなどにより容易に
気孔がつぶれ緻密化出来る。また、原料に焼結助剤を混
合するとか、反応焼結体に焼結助剤含浸することによ
り、反応焼結完了後高温で緻密化処理を行うことも可能
である。焼結助剤は、一般に用いられている酸化物や希
土類化合物などが使用できる。このように緻密化処理す
ることにより、窒化珪素ウイスカが分散した窒化珪素複
合セラミックスが容易に得られる(図12に模式図を示
す)。
【0013】また、Si粉末と窒化物,炭化物,酸化
物,硼化物,酸窒化物の中の少なくとも一種からなる無
機化合物粒子からなる成形体を窒化性ガス雰囲気中で加
熱焼結することにより、各種特性を持つ反応焼結複合セ
ラミックスも得られる。
物,硼化物,酸窒化物の中の少なくとも一種からなる無
機化合物粒子からなる成形体を窒化性ガス雰囲気中で加
熱焼結することにより、各種特性を持つ反応焼結複合セ
ラミックスも得られる。
【0014】該無機化合物粒子は、SiC,TiN,A
lN,TaN,ZrN,Cr2N,BN,Si2N2O,
Al2O3,ZrO2 の中の少なくとも一種が使用可能で
あり、本発明はこれに限定されない。無機化合物の配合
比は、50vol%以下とするのが好ましい。50vo
l%より多くなると、機械的強度が低下するためであ
る。
lN,TaN,ZrN,Cr2N,BN,Si2N2O,
Al2O3,ZrO2 の中の少なくとも一種が使用可能で
あり、本発明はこれに限定されない。無機化合物の配合
比は、50vol%以下とするのが好ましい。50vo
l%より多くなると、機械的強度が低下するためであ
る。
【0015】無機化合物は、平均粒径100μm以下好
ましくは2μm以下の粒子を使用するのが好ましい。な
ぜなら、粗粒子を用いると粒子が欠陥となり強度低下の
原因となるためである。また無機化合物は、市販のもの
をそのまま用いることができる、またミルなどにより粉
砕した丸みを帯びた粒子を使用してもよい。特に、丸い
粒子の方が焼結体内の気孔が均一になり強度が高くな
る。さらに、ファイバ状の長繊維との複合化も可能であ
る。
ましくは2μm以下の粒子を使用するのが好ましい。な
ぜなら、粗粒子を用いると粒子が欠陥となり強度低下の
原因となるためである。また無機化合物は、市販のもの
をそのまま用いることができる、またミルなどにより粉
砕した丸みを帯びた粒子を使用してもよい。特に、丸い
粒子の方が焼結体内の気孔が均一になり強度が高くな
る。さらに、ファイバ状の長繊維との複合化も可能であ
る。
【0016】得られたセラミックスの気孔中に樹脂,粒
子,油,固体潤滑剤などを含浸することも可能である。
均一な小さな気孔に上記物質を含浸することにより、低
摩擦係数の摺動材を得ることができる。
子,油,固体潤滑剤などを含浸することも可能である。
均一な小さな気孔に上記物質を含浸することにより、低
摩擦係数の摺動材を得ることができる。
【0017】本発明の繊維強化セラミックスは、触媒担
体,火力プラントのなかのガスタービン用動翼部品,静
翼部品,燃焼器部品,シュラウド部品,原子力プラント
のなかの核融合炉第一壁部品,連続溶融金属めっき用ロ
ールおよび軸受,エンジン部品,切削工具,金属溶湯用
部品,摺動部材などに適用可能である。
体,火力プラントのなかのガスタービン用動翼部品,静
翼部品,燃焼器部品,シュラウド部品,原子力プラント
のなかの核融合炉第一壁部品,連続溶融金属めっき用ロ
ールおよび軸受,エンジン部品,切削工具,金属溶湯用
部品,摺動部材などに適用可能である。
【0018】
【作用】本発明は、窒化反応焼結中に窒化珪素ウイスカ
を生成することにより、原料としてウイスカを使用する
ことなく、人体への影響もなく容易に取り扱いが可能な
ため、製造法が簡易になる。また、選択的にウイスカを
生成することが可能なため、微粒窒化珪素中にウイスカ
を分散可能となるために、高強度・高靭性の窒化珪素複
合セラミックスを提供することができる。
を生成することにより、原料としてウイスカを使用する
ことなく、人体への影響もなく容易に取り扱いが可能な
ため、製造法が簡易になる。また、選択的にウイスカを
生成することが可能なため、微粒窒化珪素中にウイスカ
を分散可能となるために、高強度・高靭性の窒化珪素複
合セラミックスを提供することができる。
【0019】
【実施例】本発明に係る実施例について、以下に具体的
に説明する。
に説明する。
【0020】(実施例1−9)平均粒径0.5μm のS
i粉末と平均粒径3μmのSi粉末を表1に示すように
配合し、プレス成形用のバインダを有機溶剤と一緒に2
wt%混合し、乾燥後、成形原料とした。
i粉末と平均粒径3μmのSi粉末を表1に示すように
配合し、プレス成形用のバインダを有機溶剤と一緒に2
wt%混合し、乾燥後、成形原料とした。
【0021】
【表1】
【0022】プレス成形により、直径50mm,厚さ10
mmの成形体を作製した。得られた成形体を1kg/cm2 の
窒素雰囲気中で1380℃まで10℃/min の昇温速度
で加熱し、1380℃で2時間保持し反応焼結体を作製
した。得られた焼結体中の組織の比率,気孔率,破壊靭
性値,曲げ強度を表1に示す。得られた焼結体中に分散
したウイスカの大きさは、平均直径1.2μm から10
μm、平均長さ4μmから500μmである。また、窒
化珪素の粒子には、中空状の形態が混在しており、実施
例1から6で得られた焼結体中の窒化珪素粒子は、90
%以上が5μm以下からなる。
mmの成形体を作製した。得られた成形体を1kg/cm2 の
窒素雰囲気中で1380℃まで10℃/min の昇温速度
で加熱し、1380℃で2時間保持し反応焼結体を作製
した。得られた焼結体中の組織の比率,気孔率,破壊靭
性値,曲げ強度を表1に示す。得られた焼結体中に分散
したウイスカの大きさは、平均直径1.2μm から10
μm、平均長さ4μmから500μmである。また、窒
化珪素の粒子には、中空状の形態が混在しており、実施
例1から6で得られた焼結体中の窒化珪素粒子は、90
%以上が5μm以下からなる。
【0023】ここで、平均粒径0.5μm のSi粉末の
配合比を95から50wt%とすることにより、反応焼
結体において高強度・高靭性の両立化ができることがわ
かる。
配合比を95から50wt%とすることにより、反応焼
結体において高強度・高靭性の両立化ができることがわ
かる。
【0024】また、本発明の繊維強化窒化珪素セラミッ
クスの焼結時寸法変化率は、0.3%以下と小さく、こ
の値は常圧焼結材の1/50であり、精密焼結性に優れ
ていることが分かった。
クスの焼結時寸法変化率は、0.3%以下と小さく、こ
の値は常圧焼結材の1/50であり、精密焼結性に優れ
ていることが分かった。
【0025】本発明において、成形用バインダはポリビ
ニルブチラールやポリエチレンなどの有機高分子化合物
やシリコンイミド化合物やポリシラン化合物などの有機
Si高分子化合物などを使用することができる。また、
成形方法は、プレス成形,射出成形,鋳込み成形,ラバ
ープレス成形,押出し成形など形状に合わせて各種成形
方法が選択できる。
ニルブチラールやポリエチレンなどの有機高分子化合物
やシリコンイミド化合物やポリシラン化合物などの有機
Si高分子化合物などを使用することができる。また、
成形方法は、プレス成形,射出成形,鋳込み成形,ラバ
ープレス成形,押出し成形など形状に合わせて各種成形
方法が選択できる。
【0026】(実施例10−18)実施例1から9で得
られた反応焼結体の表面を酸化処理により緻密化し、HI
P処理をおこなった。HIP条件は、2000℃、20
0kg/cm2 である。得られた焼結体の特性を表2に示
す。
られた反応焼結体の表面を酸化処理により緻密化し、HI
P処理をおこなった。HIP条件は、2000℃、20
0kg/cm2 である。得られた焼結体の特性を表2に示
す。
【0027】
【表2】
【0028】HIP処理により、窒化珪素の粒子は粒成
長することなく、窒化珪素ウイスカが分散した焼結体が
得られることがわかった。そして、HIP処理すること
により、気孔率は1%以下に小さくなり、高強度かつ高
靭性の繊維強化窒化珪素セラミックスが得られることが
わかった。本発明材では、焼結助剤を用いないで緻密化
可能なため、曲げ強度が室温から1600℃まで低下す
ることなく、優れた高温特性を有することがわかった。
ここで、反応焼結体表面の緻密化処理は、酸化法に限ら
ず、CVD,PVD,溶射,含浸などにより可能であ
る。
長することなく、窒化珪素ウイスカが分散した焼結体が
得られることがわかった。そして、HIP処理すること
により、気孔率は1%以下に小さくなり、高強度かつ高
靭性の繊維強化窒化珪素セラミックスが得られることが
わかった。本発明材では、焼結助剤を用いないで緻密化
可能なため、曲げ強度が室温から1600℃まで低下す
ることなく、優れた高温特性を有することがわかった。
ここで、反応焼結体表面の緻密化処理は、酸化法に限ら
ず、CVD,PVD,溶射,含浸などにより可能であ
る。
【0029】(実施例19−24)実施例2および11
と同様に、Si粉末の平均粒径を変えて窒化処理後HI
P処理を行った結果を表3に示す。
と同様に、Si粉末の平均粒径を変えて窒化処理後HI
P処理を行った結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】これより、1μm以下のSi粉末と2μm
以上のSi粉末を混合することにより微粒窒化珪素粒子
のマトリックス中に窒化珪素ウイスカの分散が良好に可
能である。粗粒Si粉末の平均粒径が10μmを超える
と残留Siが生じ、好ましくない。
以上のSi粉末を混合することにより微粒窒化珪素粒子
のマトリックス中に窒化珪素ウイスカの分散が良好に可
能である。粗粒Si粉末の平均粒径が10μmを超える
と残留Siが生じ、好ましくない。
【0032】(実施例25)実施例1の混合Si粉末に
平均粒径1μmのSiC粉末を焼結体中に10vol%
分散させるために混合した。配合の混合粉末100重量
部に、ポリビニルブチラール6重量部,トリクロロエチ
レン24重量部,テトラクロロエチレン32重量部、n
−ブチルアルコール44重量部,ブチルフタリルグリコ
ール酸ブチル2重量部からなるバインダ108重量部を
加え、ボールミルで24時間混合し、スラリとする。こ
のスラリを真空脱気して気泡を除去し、次いでゴム型内
に流し込み成形し、直径50mm,厚さ10mmの成形体
を作製した。アルゴン雰囲気炉中で100℃、10時間
乾燥後、次に成形体のバインダ分を除去した後、アンモ
ニアガス中1390℃まで15℃/min で窒化処理し
た。得られた焼結体の気孔形状は2μm以下、気孔率は
16%、曲げ強度は320MPa、破壊靭性値は3.5
MPa√mである。さらに、表面を酸化処理により緻密
化し、2000℃、200kg/cm2 の条件でHIP処理し
た。得られた焼結体の特性は、気孔率が1%、曲げ強度
が680MPa、破壊靭性値が8.5MPa√m であ
る。曲げ強度は、室温から1600℃まで低下すること
なく、高温特性に優れた繊維強化窒化珪素セラミックス
が得られた。
平均粒径1μmのSiC粉末を焼結体中に10vol%
分散させるために混合した。配合の混合粉末100重量
部に、ポリビニルブチラール6重量部,トリクロロエチ
レン24重量部,テトラクロロエチレン32重量部、n
−ブチルアルコール44重量部,ブチルフタリルグリコ
ール酸ブチル2重量部からなるバインダ108重量部を
加え、ボールミルで24時間混合し、スラリとする。こ
のスラリを真空脱気して気泡を除去し、次いでゴム型内
に流し込み成形し、直径50mm,厚さ10mmの成形体
を作製した。アルゴン雰囲気炉中で100℃、10時間
乾燥後、次に成形体のバインダ分を除去した後、アンモ
ニアガス中1390℃まで15℃/min で窒化処理し
た。得られた焼結体の気孔形状は2μm以下、気孔率は
16%、曲げ強度は320MPa、破壊靭性値は3.5
MPa√mである。さらに、表面を酸化処理により緻密
化し、2000℃、200kg/cm2 の条件でHIP処理し
た。得られた焼結体の特性は、気孔率が1%、曲げ強度
が680MPa、破壊靭性値が8.5MPa√m であ
る。曲げ強度は、室温から1600℃まで低下すること
なく、高温特性に優れた繊維強化窒化珪素セラミックス
が得られた。
【0033】次に、添加するSiC量を変化させた。そ
の結果、気孔率はSiC量が50vol%より多くなる
にともない増加し、強度・靭性が低下した。機械部品な
どに使用するには、SiC量50vol%以下にするこ
とが好ましい。
の結果、気孔率はSiC量が50vol%より多くなる
にともない増加し、強度・靭性が低下した。機械部品な
どに使用するには、SiC量50vol%以下にするこ
とが好ましい。
【0034】(実施例26)実施例25と同様に、Si
C粉末のかわりにTiN,AlN,TaN,ZrN,C
r2N,BN,Si2N2O,Al2O3,ZrO2粉末を添
加し、同様に窒化処理後HIP処理をおこなった。その
結果、実施例25と同様に高強度・高靭性の焼結体が得
られる。
C粉末のかわりにTiN,AlN,TaN,ZrN,C
r2N,BN,Si2N2O,Al2O3,ZrO2粉末を添
加し、同様に窒化処理後HIP処理をおこなった。その
結果、実施例25と同様に高強度・高靭性の焼結体が得
られる。
【0035】(実施例27)実施例2で得られた焼結体
表面に溶射によりZrO2 をコーティングし、2000℃、
200kg/cm2 の条件でHIP処理した。そして、大気
中1500℃で100時間耐酸化試験をおこなった。その
結果、ZrO2 と繊維強化窒化珪素セラミッスとの密着
性が良く、剥離も生じること無く優れた耐酸化性を有す
る。
表面に溶射によりZrO2 をコーティングし、2000℃、
200kg/cm2 の条件でHIP処理した。そして、大気
中1500℃で100時間耐酸化試験をおこなった。その
結果、ZrO2 と繊維強化窒化珪素セラミッスとの密着
性が良く、剥離も生じること無く優れた耐酸化性を有す
る。
【0036】つまり、本発明の焼結体の表面層をZrO
2 ,Al2O3などの酸化物で溶射,PVDなどでコーテ
ィングすることより、HIP処理が可能になるとともに
耐酸化性を向上させることが可能である。
2 ,Al2O3などの酸化物で溶射,PVDなどでコーテ
ィングすることより、HIP処理が可能になるとともに
耐酸化性を向上させることが可能である。
【0037】(実施例28)平均粒径0.5μm のSi
粉末90重量部と平均粒径3μmのSi粉末5重量部か
らなる混合Si粉末95重量部、焼結助剤としてY2O3
3重量部、Al2O32重量部の混合粉末に、ポリビニル
ブチラール6重量部、トリクロロエチレン24重量部、
テトラクロロエチレン32重量部、n−ブチルアルコー
ル44重量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル2重
量部からなるバインダ108重量部を加え、ボールミル
で24時間混合し、スラリとする。スラリを真空脱気し
て気泡を除去し、次いでゴム型内に流し込み成形し、直
径50mm,厚さ10mmの成形体を作製した。アルゴン雰
囲気炉中で100℃、10時間乾燥後、次に成形体のバ
インダ分を除去した後、アンモニアガス中1390℃ま
で10℃/min で窒化処理した。得られた反応焼結体を
1750℃で5時間処理した結果、気孔率0.2%以下の
緻密な焼結体を得た。得られた焼結体の特性は、曲げ強
度790MPa,破壊靭性値9.8MPa√m である。
粉末90重量部と平均粒径3μmのSi粉末5重量部か
らなる混合Si粉末95重量部、焼結助剤としてY2O3
3重量部、Al2O32重量部の混合粉末に、ポリビニル
ブチラール6重量部、トリクロロエチレン24重量部、
テトラクロロエチレン32重量部、n−ブチルアルコー
ル44重量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル2重
量部からなるバインダ108重量部を加え、ボールミル
で24時間混合し、スラリとする。スラリを真空脱気し
て気泡を除去し、次いでゴム型内に流し込み成形し、直
径50mm,厚さ10mmの成形体を作製した。アルゴン雰
囲気炉中で100℃、10時間乾燥後、次に成形体のバ
インダ分を除去した後、アンモニアガス中1390℃ま
で10℃/min で窒化処理した。得られた反応焼結体を
1750℃で5時間処理した結果、気孔率0.2%以下の
緻密な焼結体を得た。得られた焼結体の特性は、曲げ強
度790MPa,破壊靭性値9.8MPa√m である。
【0038】また、原料に焼結助剤を混合しなくても、
反応焼結体に焼結助剤を含浸したのち、1750℃で5
時間処理することにより緻密化が可能であることを確認
している。焼結助剤は、上記に限定されず各種希土類化
合物、各種酸化物を使用可能である。
反応焼結体に焼結助剤を含浸したのち、1750℃で5
時間処理することにより緻密化が可能であることを確認
している。焼結助剤は、上記に限定されず各種希土類化
合物、各種酸化物を使用可能である。
【0039】(実施例29)実施例26のなかで得られ
たBN含有繊維強化窒化珪素セラミックスを連続溶融ア
ルミ金属めっき用ロール軸に適用した。図4に連続溶融
アルミ金属めっき装置を示す。図4のロール軸8,サポ
ートロール5に適用した。軸受9にはC/Cコンポジッ
トを適用した。本実施例の装置を650℃のAl浴中で
連続めっき作業に使用した結果、従来の鋼ロール軸およ
び軸受の摩耗による寿命が3日間であったのに対して、
本実施例のものは3か月以上連続使用しても異常な摩耗
は見られず、均一なめっき作業を行うことができた。
たBN含有繊維強化窒化珪素セラミックスを連続溶融ア
ルミ金属めっき用ロール軸に適用した。図4に連続溶融
アルミ金属めっき装置を示す。図4のロール軸8,サポ
ートロール5に適用した。軸受9にはC/Cコンポジッ
トを適用した。本実施例の装置を650℃のAl浴中で
連続めっき作業に使用した結果、従来の鋼ロール軸およ
び軸受の摩耗による寿命が3日間であったのに対して、
本実施例のものは3か月以上連続使用しても異常な摩耗
は見られず、均一なめっき作業を行うことができた。
【0040】(実施例30)実施例26のなかで得られ
たZrO2 含有繊維強化窒化珪素セラミックスで得られ
た発明材をダイヤモンド砥石で研削し、スローアウェイ
チップを作製し、切削試験に共した。切削条件は、送
り:0.36mm/回転 、機械:池貝NC旋盤25kW、
切削速度:500m/分、切り込み:2.0mm、送り:
0.36mm/回転、被削材:FC30(直径300m
m)、寿命判定:VB=0.2mm である。
たZrO2 含有繊維強化窒化珪素セラミックスで得られ
た発明材をダイヤモンド砥石で研削し、スローアウェイ
チップを作製し、切削試験に共した。切削条件は、送
り:0.36mm/回転 、機械:池貝NC旋盤25kW、
切削速度:500m/分、切り込み:2.0mm、送り:
0.36mm/回転、被削材:FC30(直径300m
m)、寿命判定:VB=0.2mm である。
【0041】比較のために、TiC分散Si3N4系材
料,TiC分散Al2O3系材料,NbC分散Si3N4系材
料についても同様に評価した。その結果、本発明材の使
用寿命は同等であることがわかった。本発明の材料は特
に鋳鉄製の各種素材,物品等の切削工具に有用な切削工
具が適用出来る。
料,TiC分散Al2O3系材料,NbC分散Si3N4系材
料についても同様に評価した。その結果、本発明材の使
用寿命は同等であることがわかった。本発明の材料は特
に鋳鉄製の各種素材,物品等の切削工具に有用な切削工
具が適用出来る。
【0042】(実施例31)実施例26のなかで得られ
たBN含有繊維強化窒化珪素セラミックスを連続溶融亜
鉛金属めっき用ロール軸に適用した。図4に連続溶融金
属めっき装置を示す。図1のロール軸8,サポートロー
ル5に適用した。軸受9にはC/Cコンポジットを適用
した。本実施例の装置を500℃の亜鉛浴中で連続めっ
き作業に使用した結果、従来の鋼ロール軸および軸受の
摩耗による寿命が4日間であったのに対して、本実施例
のものは3か月以上連続使用しても異常な摩耗は見られ
ず、均一なめっき作業を行うことができた。
たBN含有繊維強化窒化珪素セラミックスを連続溶融亜
鉛金属めっき用ロール軸に適用した。図4に連続溶融金
属めっき装置を示す。図1のロール軸8,サポートロー
ル5に適用した。軸受9にはC/Cコンポジットを適用
した。本実施例の装置を500℃の亜鉛浴中で連続めっ
き作業に使用した結果、従来の鋼ロール軸および軸受の
摩耗による寿命が4日間であったのに対して、本実施例
のものは3か月以上連続使用しても異常な摩耗は見られ
ず、均一なめっき作業を行うことができた。
【0043】特に本発明材は、溶融金属との濡れ性が優
れており、軸および軸受の摩耗を飛躍的に低減でき、長
時間メンテナンスフリーで連続使用出来るという大きな
効果をもたらすことができる。
れており、軸および軸受の摩耗を飛躍的に低減でき、長
時間メンテナンスフリーで連続使用出来るという大きな
効果をもたらすことができる。
【0044】(実施例32)実施例11で得られた発明
材を用いてエンジン用ピストンキャップ11を作製し、
鋳鉄製ピストン上部に焼きばめ法により勘合してピスト
ンを作製した(図5)。このピストンをディーゼルエンジ
ンのピストンとして組み込み、ガス温度850℃まで上昇
させて30分間エンジンテストを行った。いずれの部品
もエンジンテスト後、ピストンキャップを調べた結果何
ら異常は認められなかった。
材を用いてエンジン用ピストンキャップ11を作製し、
鋳鉄製ピストン上部に焼きばめ法により勘合してピスト
ンを作製した(図5)。このピストンをディーゼルエンジ
ンのピストンとして組み込み、ガス温度850℃まで上昇
させて30分間エンジンテストを行った。いずれの部品
もエンジンテスト後、ピストンキャップを調べた結果何
ら異常は認められなかった。
【0045】また、同様にシリンダライナ(図6)、タ
ペット,シリンダヘッド(図7),バルブシート,排気
ポートライナ,ロッカアーム(図8),ターボチャージ
ャロータなどのエンジン部品に適用可能であることがわ
かった。
ペット,シリンダヘッド(図7),バルブシート,排気
ポートライナ,ロッカアーム(図8),ターボチャージ
ャロータなどのエンジン部品に適用可能であることがわ
かった。
【0046】(実施例33)実施例11で得られた発明
材表面に溶射によりZrO2 をコーティングした。これ
を用いて図9,図10に示すガスタービン用動翼および
静翼を作製した。本部材を現状の1300℃級ガスター
ビン設備に組み込み、100時間運転を行った結果、何
ら異常は見られなかった。
材表面に溶射によりZrO2 をコーティングした。これ
を用いて図9,図10に示すガスタービン用動翼および
静翼を作製した。本部材を現状の1300℃級ガスター
ビン設備に組み込み、100時間運転を行った結果、何
ら異常は見られなかった。
【0047】(実施例34)平均粒径0.2μm のSi
粉末95wt%と平均粒径2μmのSi粉末5wt%を
配合し、押出し成形用のバインダを12wt%混合し、
成形原料とした。押出し成形により、直径50mm、長さ
50mmの成形体を作製した。得られた成形体を1kg/c
m2の窒素雰囲気中で1380℃まで10℃/minの昇温
速度で加熱し、1380℃で2時間保持し反応焼結体を
作製した。得られた焼結体中に分散したウイスカの大き
さは、平均直径0.2μmから10μm、平均長さ0.4
μmから500μmである。得られた焼結体中の気孔形
状は2μm以下で、nmオーダおよびÅオーダの気孔が
30vol%以上あった。本材料白金を媒体により含浸
し、気孔中に担持させた。そして、自動車の排気ガス用
触媒として使用した結果、有効であることがわかった。
マトリックスが窒化珪素であるためクリープ特性・耐熱
性にも優れており、さらに気孔形状の制御が可能である
ことから触媒担体として有効であることがわかった。
粉末95wt%と平均粒径2μmのSi粉末5wt%を
配合し、押出し成形用のバインダを12wt%混合し、
成形原料とした。押出し成形により、直径50mm、長さ
50mmの成形体を作製した。得られた成形体を1kg/c
m2の窒素雰囲気中で1380℃まで10℃/minの昇温
速度で加熱し、1380℃で2時間保持し反応焼結体を
作製した。得られた焼結体中に分散したウイスカの大き
さは、平均直径0.2μmから10μm、平均長さ0.4
μmから500μmである。得られた焼結体中の気孔形
状は2μm以下で、nmオーダおよびÅオーダの気孔が
30vol%以上あった。本材料白金を媒体により含浸
し、気孔中に担持させた。そして、自動車の排気ガス用
触媒として使用した結果、有効であることがわかった。
マトリックスが窒化珪素であるためクリープ特性・耐熱
性にも優れており、さらに気孔形状の制御が可能である
ことから触媒担体として有効であることがわかった。
【0048】
【発明の効果】本発明では、窒化反応焼結中に窒化珪素
ウイスカを生成することにより、原料としてウイスカを
使用することなく、微粒窒化珪素マトリックス中にウイ
スカを分散可能となり、公害上人体への影響がなく、高
強度・高靭性セラミックスが得られる。これにより、ガ
スタービン用動翼部品,静翼部品,燃焼器部品,シュラ
ウド部品,触媒担体,切削工具,エンジン部品,連続溶
融金属めっき装置部品,原子力プラントのなかの核融合
炉第一壁部品など高強度・高靭性を要求される部品に容
易に適用可能である。
ウイスカを生成することにより、原料としてウイスカを
使用することなく、微粒窒化珪素マトリックス中にウイ
スカを分散可能となり、公害上人体への影響がなく、高
強度・高靭性セラミックスが得られる。これにより、ガ
スタービン用動翼部品,静翼部品,燃焼器部品,シュラ
ウド部品,触媒担体,切削工具,エンジン部品,連続溶
融金属めっき装置部品,原子力プラントのなかの核融合
炉第一壁部品など高強度・高靭性を要求される部品に容
易に適用可能である。
【図1】拡散による窒化珪素の生成過程の説明図。
【図2】気相反応による窒化珪素の生成過程の説明図。
【図3】窒化珪素ウイスカの生成過程の説明図。
【図4】連続溶融金属めっき装置の説明図。
【図5】ピストンの断面図。
【図6】シリンダライナの断面図。
【図7】ピストンヘッドの説明図。
【図8】ロッカアームの断面図。
【図9】セラミックガスタービン動翼の斜視図。
【図10】セラミックガスタービン静翼の斜視図。
【図11】本発明の一実施例の窒化珪素セラミックスの
説明図。
説明図。
【図12】本発明の一実施例の窒化珪素複合セラミック
スの説明図。
スの説明図。
25…窒化珪素ウイスカ、26…中空状と粒子を含む窒
化珪素微粒子、27…気孔、28…窒化珪素微粒子。
化珪素微粒子、27…気孔、28…窒化珪素微粒子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/80 M
Claims (16)
- 【請求項1】中空状を含むSi3N4粒子98から60v
ol%と、平均直径0.2μm から10μm,平均長さ
0.4μm から500μmのSi3N4ウイスカ2から4
0vol%とからなることを特徴とする繊維強化窒化珪
素焼結体。 - 【請求項2】Si3N450から95vol%と、Si
C,TiN,AlN,TaN,ZrN,Cr2N,B
N,Si2N2O,Al2O3,ZrO2の中の少なくとも
一種の無機化合物50から5vol%からなり、前記S
i3N4の構成が中空状を含むSi3N4粒子98から60v
ol%と、平均直径0.2μmから20μm,平均長さ
0.4μmから500μmのSi3N4ウイスカ2から40
vol%とからなることを特徴とする繊維強化窒化珪素
焼結体。 - 【請求項3】請求項1または2において、90%以上の
形状が5μm以下からなる繊維強化窒化珪素焼結体。 - 【請求項4】請求項2の前記無機化合物の平均粒径が1
00μm以下からなる繊維強化窒化珪素焼結体。 - 【請求項5】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒径
2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混合
Si粉末からなる成形体を窒化性ガス雰囲気中1400
℃未満で反応焼結して得られる繊維強化窒化珪素焼結体
の製造法。 - 【請求項6】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒径
2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混合
Si粉末とSiC,TiN,AlN,TaN,ZrN,
Cr2N,BN,Si2N2O,Al2O3,ZrO2の中の
少なくとも一種の無機化合物からなる成形体を窒化性ガ
ス雰囲気中1400℃未満で反応焼結して得られること
を特徴とする繊維強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項7】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒径
2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混合
Si粉末からなる成形体を窒化性ガス雰囲気中1400
℃未満で反応焼結したのち、1600℃以上の高温でH
IP処理することを特徴とする繊維強化窒化珪素焼結体
の製造法。 - 【請求項8】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒径
2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混合
Si粉末とSiC,TiN,AlN,TaN,ZrN,
Cr2N,BN,Si2N2O,Al2O3,ZrO2の中の
少なくとも一種の無機化合物からなる成形体を窒化性ガ
ス雰囲気中1400℃未満で反応焼結したのち、160
0℃以上の高温でHIP処理することを特徴とする繊維
強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項9】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒径
2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混合
Si粉末とSiC,TiN,AlN,TaN,ZrN,
Cr2N,BN,Si2N2O,Al2O3,ZrO2の中の
少なくとも一種の無機化合物からなる成形体を窒化性ガ
ス雰囲気中1400℃未満で反応焼結し、該焼結体表面
の気孔を埋め密封化処理したのち、1600℃以上の高
温でHIP処理することを特徴とする繊維強化窒化珪素
焼結体の製造法。 - 【請求項10】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒
径2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混
合Si粉末と酸化物焼結助剤からなる成形体を窒化性ガ
ス雰囲気中1400℃未満で反応焼結したのち、160
0℃以上の高温で緻密化処理することを特徴とする繊維
強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項11】平均粒径1μm以下のSi粉末と平均粒
径2μm以上のSi粉末の複数種類の粒度分布を持つ混
合Si粉末とSiC,TiN,AlN,TaN,Zr
N,Cr2N,BN,Si2N2O,Al2O3,ZrO2の
中の少なくとも一種の無機化合物からなる成形体を窒化
性ガス雰囲気中1400℃未満で反応焼結したのち、1
600℃以上の高温で緻密化処理することを特徴とする
繊維強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項12】請求項5,6,7,8,9,10または
11において、複数種類の粒度分布を持つ混合Si粉末
の配合比が、平均粒径1μm以下のSi粉末95から5
0wt%と平均粒径2μm以上のSi粉末5から50w
t%からなる繊維強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項13】請求項5,6,7,8,9,10または
11において、90%以上の形状が5μm以下からなる
繊維強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項14】請求項6,8,9または11において、
前記無機化合物の平均粒径が100μm以下からなる繊
維強化窒化珪素焼結体の製造法。 - 【請求項15】請求項5,6,7,8,9,10または
11において、前記無機化合物の配合比が焼結体組成に
おいて50から5vol%からなる繊維強化窒化珪素焼
結体の製造法。 - 【請求項16】請求項1,2,3,4,5,6,7,
8,9,10,11,12,13,14または15にお
いて、摺動部材,触媒担体,エンジン部品,ガスタービ
ン用動翼,静翼,燃焼器,シュラウド,連続溶融金属め
っき用ロールおよび軸受,金属溶湯用部品,切削工具,
核融合炉用第1壁に前記焼結体を用いてなる繊維強化窒
化珪素焼結体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178826A JPH0733532A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 繊維強化窒化珪素焼結体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178826A JPH0733532A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 繊維強化窒化珪素焼結体及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733532A true JPH0733532A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16055343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5178826A Pending JPH0733532A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 繊維強化窒化珪素焼結体及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733532A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08245265A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-09-24 | Hitachi Ltd | 自己強化窒化ケイ素焼結体及びその製造方法 |
| JP2008247716A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 反応焼結窒化ケイ素基焼結体及びその製造方法 |
| JPWO2024070470A1 (ja) * | 2022-09-27 | 2024-04-04 |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP5178826A patent/JPH0733532A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08245265A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-09-24 | Hitachi Ltd | 自己強化窒化ケイ素焼結体及びその製造方法 |
| JP2008247716A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 反応焼結窒化ケイ素基焼結体及びその製造方法 |
| JPWO2024070470A1 (ja) * | 2022-09-27 | 2024-04-04 | ||
| WO2024070470A1 (ja) * | 2022-09-27 | 2024-04-04 | 株式会社 東芝 | 窒化珪素焼結体、耐摩耗性部材、半導体装置用基板、及び窒化珪素焼結体の製造方法 |
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