JPH0733555B2 - 電気防食に使用される流電陽極用マグネシウム合金 - Google Patents
電気防食に使用される流電陽極用マグネシウム合金Info
- Publication number
- JPH0733555B2 JPH0733555B2 JP63235669A JP23566988A JPH0733555B2 JP H0733555 B2 JPH0733555 B2 JP H0733555B2 JP 63235669 A JP63235669 A JP 63235669A JP 23566988 A JP23566988 A JP 23566988A JP H0733555 B2 JPH0733555 B2 JP H0733555B2
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- Japan
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- galvanic anode
- alloy
- amount
- magnesium alloy
- anode
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気防食に使用される流電陽極用マグネシウム
合金に関する。
合金に関する。
一般に、マグネシウム系流電陽極材は、現在実用されて
いるアルミニウム系あるいは亜鉛系流電陽極材と比較し
て最も卑な電位を示すことから、土壌中あるいは高比抵
抗水溶液中で使用されることが多い。
いるアルミニウム系あるいは亜鉛系流電陽極材と比較し
て最も卑な電位を示すことから、土壌中あるいは高比抵
抗水溶液中で使用されることが多い。
従来、これらの環境中で使用されているマグネシウム系
流電陽極は、JIS H6125に規定されている純Mg(JIS1
種)およびAZ63合金(JIS2種、3種)が挙げられ、特に
AZ63合金が主流をなしている。このAZ63合金はAl:5.3〜
6.7%、Zn:2.5〜3.5%、Mn:0.15〜0.60%、残部が不純
物を別にしてMgからなる組成を有するものである(%は
重量を示す。以下同じ)。
流電陽極は、JIS H6125に規定されている純Mg(JIS1
種)およびAZ63合金(JIS2種、3種)が挙げられ、特に
AZ63合金が主流をなしている。このAZ63合金はAl:5.3〜
6.7%、Zn:2.5〜3.5%、Mn:0.15〜0.60%、残部が不純
物を別にしてMgからなる組成を有するものである(%は
重量を示す。以下同じ)。
しかしながら、このAZ63合金(JIS2種)の陽極特性は電
流密度0.03mA/cm2のとき、陽極電位−1450〜−1500mV
(飽和甘汞電極基準、以下SCEと示す)、発生電気量990
〜1210A・hr/kgであり、近時における被防蝕構造物の長
期安定性をもたらす要求に対し、陽極電位および発生電
気量とも十分でないという問題点を有するものであっ
た。
流密度0.03mA/cm2のとき、陽極電位−1450〜−1500mV
(飽和甘汞電極基準、以下SCEと示す)、発生電気量990
〜1210A・hr/kgであり、近時における被防蝕構造物の長
期安定性をもたらす要求に対し、陽極電位および発生電
気量とも十分でないという問題点を有するものであっ
た。
そこで、特公昭62−32266号公報のようにAZ63合金をベ
ースとしこれに0.05〜0.4%のCaを添加含有させること
により、発生電気量を高め、結果的に流電陽極の寿命を
延ばす発明が提案されている。しかし、この発明でも陽
極電位−1472〜1495mV(SCE)、発生電気量1369〜1455A
・hr/kgで、いまだ十分満足な流電陽極とはいい難いも
のである。
ースとしこれに0.05〜0.4%のCaを添加含有させること
により、発生電気量を高め、結果的に流電陽極の寿命を
延ばす発明が提案されている。しかし、この発明でも陽
極電位−1472〜1495mV(SCE)、発生電気量1369〜1455A
・hr/kgで、いまだ十分満足な流電陽極とはいい難いも
のである。
本発明は上記の如き状況に鑑み、陽極電位が十分に卑で
かつ発生電気量が高いマグネシウム系流電陽極を得るた
めになされたもので、Al:2〜10%、Zn:1〜5%、Mn:0.1
〜0.7%、TlおよびBの1種または2種:0.005〜0.5%を
含有し、さらに所望によりIn:0.005〜0.2%を含有し、
残部が不可避不純物を別にしてMgからなる組成を有す
る。
かつ発生電気量が高いマグネシウム系流電陽極を得るた
めになされたもので、Al:2〜10%、Zn:1〜5%、Mn:0.1
〜0.7%、TlおよびBの1種または2種:0.005〜0.5%を
含有し、さらに所望によりIn:0.005〜0.2%を含有し、
残部が不可避不純物を別にしてMgからなる組成を有す
る。
以下に、本発明合金における各成分組成範囲の限定理由
について述べる。
について述べる。
Al; AlはMgに含有させることにより自己腐食が減少し発生電
気量が増大する。しかし、Al含有量が10%を越えると陽
極電位が貴化する傾向をしめし、流電陽極として適さな
い。また、Al含有量が2%未満であると発生電気量が十
分でない。好ましくは5.0〜7.0%とする。
気量が増大する。しかし、Al含有量が10%を越えると陽
極電位が貴化する傾向をしめし、流電陽極として適さな
い。また、Al含有量が2%未満であると発生電気量が十
分でない。好ましくは5.0〜7.0%とする。
Zn; Znは1〜5%含有することにより陽極電位が卑化すると
ともに、溶解面の平滑化が図れる。しかし、5%を越え
て含有すると、発生電気量の低下と陽極電位の貴化傾向
が見られる。好ましくは2.5〜4.0%とする。
ともに、溶解面の平滑化が図れる。しかし、5%を越え
て含有すると、発生電気量の低下と陽極電位の貴化傾向
が見られる。好ましくは2.5〜4.0%とする。
Mn; MnはMg地金中に不可避不純物として含有するFeの悪影響
を減少させる効果がある。即ち、0.1〜0.6%の範囲で含
有させることにより陽極電位の卑化、発生電気量の向
上、および溶解面の平滑化に効果がある。しかし、0.6
%を越えて含有すると発生電気量の低下傾向が見られ
る。好ましくは0.2〜0.4%とする。
を減少させる効果がある。即ち、0.1〜0.6%の範囲で含
有させることにより陽極電位の卑化、発生電気量の向
上、および溶解面の平滑化に効果がある。しかし、0.6
%を越えて含有すると発生電気量の低下傾向が見られ
る。好ましくは0.2〜0.4%とする。
TlおよびB; TlおよびBを適正な範囲で添加することにより、陽極電
位を貴化させないで発生電気量が増加する。その含有量
は0.005〜0.5%の範囲であり、0.005%未満であると発
生電気量が向上する効果がなく、0.5%を越えると陽極
電位が貴化する。TlおよびBの添加効果はほぼ同一で両
者を混合して用いる場合も単独で用いる場合も同じであ
る。好ましくは0.01〜0.05%とする。
位を貴化させないで発生電気量が増加する。その含有量
は0.005〜0.5%の範囲であり、0.005%未満であると発
生電気量が向上する効果がなく、0.5%を越えると陽極
電位が貴化する。TlおよびBの添加効果はほぼ同一で両
者を混合して用いる場合も単独で用いる場合も同じであ
る。好ましくは0.01〜0.05%とする。
In; Inを添加することにより、均一で平滑な溶解面が得られ
るとともに、発生電気量が向上する。有効な含有量は0.
005〜0.2%の範囲であり、0.005%未満ではその効果が
なく、0.2%を越えて含有すると発生電気量が低下す
る。好ましくは0.01〜0.03%とする。
るとともに、発生電気量が向上する。有効な含有量は0.
005〜0.2%の範囲であり、0.005%未満ではその効果が
なく、0.2%を越えて含有すると発生電気量が低下す
る。好ましくは0.01〜0.03%とする。
以下に実施例を示す 実施例1 第1表に示す如き組成の本発明合金および比較合金、並
びにAZ63合金を黒鉛ルツボを用いて溶製し、金型を用い
てφ20×130mmの丸棒を鋳造した。これら試験片表面は
サンドペーパーの240番まで仕上研磨し、側面の供試面
積40cm2を残し、他はビニールテープを用いて絶縁被覆
した。
びにAZ63合金を黒鉛ルツボを用いて溶製し、金型を用い
てφ20×130mmの丸棒を鋳造した。これら試験片表面は
サンドペーパーの240番まで仕上研磨し、側面の供試面
積40cm2を残し、他はビニールテープを用いて絶縁被覆
した。
性能試験は腐食防食協会が制定した「流電陽極法および
同解説」に準拠し、実施した。試験液は人口海水に水酸
化マグネシウムを十分飽和させた液を使用し、1.0リッ
トルのプラスチックビーカーの試験容器内に、この試験
液を入れた。試験片は容器中央に配置、これを陽極と
し、陰極は容器側面に添ってステンレス円筒板を配置し
た。
同解説」に準拠し、実施した。試験液は人口海水に水酸
化マグネシウムを十分飽和させた液を使用し、1.0リッ
トルのプラスチックビーカーの試験容器内に、この試験
液を入れた。試験片は容器中央に配置、これを陽極と
し、陰極は容器側面に添ってステンレス円筒板を配置し
た。
電源として直流安定化電源を用いて陽極電流密度0.1mA/
cm2の定電流条件で240hr通電し、試験片の重量減から
発生電気量を算出し、そして試験終了直前の陽極電位を
飽和甘汞電極を用いて測定した。これらの結果を第1表
に示す。
cm2の定電流条件で240hr通電し、試験片の重量減から
発生電気量を算出し、そして試験終了直前の陽極電位を
飽和甘汞電極を用いて測定した。これらの結果を第1表
に示す。
第1表より、本発明合金は比較合金に比べて十分卑な−
1500mV(SCE)前後の陽極電位を示すとともに発生電気
量も1485〜1500A・hr/kgと高い値を示し、66.9〜68.0%
の発生電流効率を示すものであることがわかる。
1500mV(SCE)前後の陽極電位を示すとともに発生電気
量も1485〜1500A・hr/kgと高い値を示し、66.9〜68.0%
の発生電流効率を示すものであることがわかる。
実施例2 第2表に示す如きInを含む組成の本発明合金および比較
合金、並びにAZ63合金を実施例1と同様にして試験片を
調整し、実施例1と同様に試験して陽極電位、発生電気
量および溶解面の状況を調べた。それらの結果を第2表
に示す。なお、溶解面の状況は平滑をAとし、局部溶解
の程度によりE→Cで評価した。
合金、並びにAZ63合金を実施例1と同様にして試験片を
調整し、実施例1と同様に試験して陽極電位、発生電気
量および溶解面の状況を調べた。それらの結果を第2表
に示す。なお、溶解面の状況は平滑をAとし、局部溶解
の程度によりE→Cで評価した。
第2表より、本発明合金は比較合金に比べて十分な卑な
−1500mV(SCE)前後の陽極電位を示すとともに局部溶
解性が少なく平滑な溶解面を呈し、発生電気量も1500〜
1520A・hr/kgと高い値を示し、67.6〜68.8%の発生電流
効率を示すものであることがわかる。
−1500mV(SCE)前後の陽極電位を示すとともに局部溶
解性が少なく平滑な溶解面を呈し、発生電気量も1500〜
1520A・hr/kgと高い値を示し、67.6〜68.8%の発生電流
効率を示すものであることがわかる。
〔発明の効果〕 以上のように本発明合金は−1500mV(SCE)前後の十分
卑な陽極電位を示し、1485〜1520A・hr/kgと十分に高い
発生電気量を示し、さらにその溶解性も平滑性を示すも
のであり、防食効果に優れ、長期間安定的に使用し得る
マグネシウム系の流電陽極が得られ、その実用的効果は
極めて大なるものといえる。
卑な陽極電位を示し、1485〜1520A・hr/kgと十分に高い
発生電気量を示し、さらにその溶解性も平滑性を示すも
のであり、防食効果に優れ、長期間安定的に使用し得る
マグネシウム系の流電陽極が得られ、その実用的効果は
極めて大なるものといえる。
Claims (2)
- 【請求項1】Al:2〜10重量%、Zn:1〜5重量%、Mn:0.1
〜0.7重量%、およびTlおよびBの1種または2種:0.00
5〜0.5重量%を含有し、残部が不可避不純物を別にして
Mgからなる電気防食に使用される流電陽極用マグネシウ
ム合金。 - 【請求項2】Al:2〜10重量%、Zn:1〜5重量%、Mn:0.1
〜0.7重量%、TlおよびBの1種または2種:0.005〜0.5
重量%、およびIn:0.005〜0.2重量%を含有し、残部が
不可避不純物を別にしてMgからなる電気防食に使用され
る流電陽極用マグネシウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63235669A JPH0733555B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 電気防食に使用される流電陽極用マグネシウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63235669A JPH0733555B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 電気防食に使用される流電陽極用マグネシウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285332A JPH0285332A (ja) | 1990-03-26 |
| JPH0733555B2 true JPH0733555B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=16989445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63235669A Expired - Lifetime JPH0733555B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 電気防食に使用される流電陽極用マグネシウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733555B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2705844B2 (ja) * | 1990-10-18 | 1998-01-28 | 住友金属鉱山株式会社 | 流電陽極用マグネシウム合金 |
| JP2937518B2 (ja) * | 1991-03-07 | 1999-08-23 | 健 増本 | 耐食性に優れた防食用犠牲電極用材料 |
| JPH04297542A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-21 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 耐腐食性及び加工性に優れた高靱性Mg基複合軽量合金及びその製造方法 |
| JP2000104136A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-04-11 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 微細結晶粒をもつマグネシウム合金およびその製造方法 |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP63235669A patent/JPH0733555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285332A (ja) | 1990-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412 Year of fee payment: 13 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412 Year of fee payment: 14 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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