JPH07335567A - マイクロ波プラズマ処理装置 - Google Patents
マイクロ波プラズマ処理装置Info
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- JPH07335567A JPH07335567A JP6132034A JP13203494A JPH07335567A JP H07335567 A JPH07335567 A JP H07335567A JP 6132034 A JP6132034 A JP 6132034A JP 13203494 A JP13203494 A JP 13203494A JP H07335567 A JPH07335567 A JP H07335567A
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Abstract
21と、周囲壁11a内側に密接した筒部23及び反射
板部24が一体的に形成された防着部材22とを備えて
いるマイクロ波プラズマ処理装置。 【効果】 反射板部24により低圧の反応室13内にプ
ラズマを高密度に発生させることができ、加熱手段21
により防着部材22を所定温度に加熱・保持することが
でき、酸化Si膜をより高い選択比でエッチングするこ
とができるとともに、プラズマ処理を連続的に再現性よ
く行うことができる。また使用中の防着部材22と洗浄
済の防着部材とを交換して簡単に反応室13内の清浄化
を図ることができ、装置の稼働率を高めることができ、
パーティクルの発生を防止することができる。
Description
装置に関し、より詳細には例えば半導体素子基板等のエ
ッチング装置、アッシング装置、薄膜形成装置等として
用いられるマイクロ波プラズマ処理装置に関する。
マイクロ波を導入し、ガス放電を起こさせてプラズマを
生成させ、このプラズマを基板表面に照射してエッチン
グや薄膜形成等の処理を行わせるマイクロ波プラズマ処
理装置は、高集積半導体素子等の製造において欠くこと
ができないものになっている。その中でも特に、プラズ
マの生成とプラズマ中のイオンの加速とがそれぞれ独立
して制御可能なマイクロ波プラズマ処理装置は、ドライ
エッチング技術や薄膜形成における埋め込み技術にとっ
て不可決のものになってきており、その研究開発が進め
られている。
ンの加速とをそれぞれ独立して制御することを目的と
し、特開平5−144773号公報において開示されて
いるマイクロ波プラズマエッチング装置を摸式的に示し
た断面図であり、図中11は略中空直方体形状の反応器
を示している。反応器11はステンレス鋼、アルミニウ
ム等の金属を用いて二重構造に形成され、この内部には
冷却水等を通すための通流路12が形成されており、通
流路12の下端部及び上端部には冷却水等の導入管12
a及び排出管12bがそれぞれ接続されている。通流路
12の内側には反応室13が形成されており、反応室1
3の上部はマイクロ波導入窓14により気密状態に封止
され、マイクロ波導入窓14はマイクロ波の透過性及び
耐熱性を有し、かつ誘電損失が小さい石英ガラス、アル
ミナ(Al2 O3 )等の誘電体板を用いて形成されてい
る。反応室13内におけるマイクロ波導入窓14と対向
する箇所には試料Sを保持するための試料保持部15a
と、これを載置する試料台15とが配設されている。試
料保持部15aには試料Sを保持する静電チャック等の
吸着機構(図示せず)と、試料Sを冷却する冷媒等を循
環させるための冷却機構(図示せず)とが配設されてお
り、また試料S表面にバイアス電圧を発生させるための
高周波電源15bまたは直流電源が接続されている。反
応器11の下部壁には排気装置(図示せず)に接続され
た排気口16aが形成され、反応器11の一側壁にはガ
ス供給管16bが接続されており、ガス供給管16bを
通って反応ガスが反応室13に供給されるようになって
いる。
入窓14を覆う態様で誘電体線路17が配設されてお
り、誘電体線路17はアルミニウム(Al)板等を用い
て形成された蓋体17aと、蓋体17a内面に貼着され
た誘電損失の小さいフッ素樹脂、ポリスチレン、ポリエ
チレン板等を用いて形成された誘電体層17bとにより
構成されている。誘電体線路17には導波管18が接続
され、導波管18にはマイクロ波発振器19が接続され
ており、マイクロ波発振器19からのマイクロ波が、導
波管18を介して誘電体線路17に導入されるようにな
っている。これら反応器11、マイクロ波導入窓14、
試料保持部15a、誘電体線路17等を含んでマイクロ
波プラズマ処理装置10が構成されており、マイクロ波
導入窓14、誘電体線路17の水平断面積等を変えるこ
とにより、プラズマ処理面積が変えられるようになって
いる。
処理装置10を用い、例えば試料保持部15a上に載置
された試料S表面にエッチング処理等を施す場合、まず
排気口16aから排気を行い、ガス供給管16bから反
応室13に所要の反応ガスを供給し、反応室13を所要
のガス圧力に設定する。また冷却水等を導入管12aか
ら供給し、排出管12bから排出することにより通流路
12内に循環させる。次にマイクロ波発振器19におい
てマイクロ波を発振させ、このマイクロ波を導波管18
を介して誘電体線路17に導入する。すると誘電体線路
17下方に電界が形成され、形成された電界がマイクロ
波導入窓14を透過し、反応室13に供給されてプラズ
マを生成させる。これと同時に、高周波電源15bまた
は前記直流電源を用いて試料保持部15aに高周波電界
または直流電界を印加し、試料S表面にバイアス電圧を
生じさせる。そしてこのバイアス電圧によりプラズマ中
のイオンにおける方向性と加速エネルギとを制御しつ
つ、プラズマを試料S表面に当ててエッチング処理等を
施す。
理装置10において、マイクロ波導入窓14の下面に当
接し、あるいはマイクロ波導入窓14と試料保持部15
aとの中間の所定箇所に例えばAl板製の電極部が配設
されたものが提案されている(特開平6−104098
号公報)。この電極部にはプラズマ透過用の透孔が形成
されるとともに、前記電極部は接地されており、試料保
持部15aに高周波電界または直流電界を印加した際に
おけるプラズマ電位が安定するため、試料S表面に安定
したバイアス電圧が生じ、前記プラズマ中のイオンにお
ける方向性と加速エネルギとのさらなる適正化が図れる
ようになっている。
13の側壁を加熱することにより、プラズマの放電エネ
ルギで生成される反応生成物または分解生成物(以下、
単に生成物と記す)が反応室13側壁に付着するのを抑
制し、試料S表面近傍における前記生成物の密度を増加
させる方法が提案されている(特開平4−256316
号公報)。この方法によれば、酸化Si(SiO2 )膜
のエッチングにおいて下地シリコン(Poly−Si)
膜に対してSiO2 膜が高選択比でエッチングされる。
においては、反応室13側壁を加熱した場合でも反応室
13側壁に前記生成物が少量ずつ付着して堆積膜が形成
され易く、これが反応室13側壁から剥離してパーティ
クルとなり、試料S表面に付着してプラズマ処理に悪影
響を及ぼすという問題があった。このパーティクルの発
生を防止するため、前記堆積膜を酸素プラズマを用いた
in−situクリーニングにより除去しているが、こ
のドライ洗浄工程に手間が掛かり、プラズマ処理の効率
を低下させるという課題があった。また前記電極部が配
設された装置において、反応室13側壁を加熱した場合
でも前記酸化Si膜を高選択比でエッチングすることが
難かしく、したがってエッチング形状の適正化を図るの
が困難であるという課題があった。また試料Sとしての
ウエハにプラズマ処理を1枚ずつ連続的に施してゆく
と、前記選択比が次第に変化し、効率的なプラズマ処理
を常時再現性よく行うことが難しいという課題があっ
た。
のであり、比較的低圧状態における反応室内にプラズマ
を高密度に発生させることができ、また試料表面に安定
したバイアス電圧を発生させてプラズマ中のイオンにお
ける方向性と加速エネルギとのさらなる適正化を図るこ
とができるとともに、酸化Siに高選択比でのエッチン
グを施すことができ、試料に効率的なプラズマ処理を再
現性よく連続的に施すことができ、かつメンテナンスが
容易なマイクロ波プラズマ処理装置を提供することを目
的としている。
に本発明に係るマイクロ波プラズマ処理装置は、マイク
ロ波発振器と、マイクロ波を伝送する導波管と、該導波
管に接続された誘電体線路と、該誘電体線路に対向配置
されたマイクロ波導入窓を有する反応器と、該反応器内
に設けられた試料保持部と、該試料保持部に高周波電界
または直流電界を印加する電界印加手段とを備えたマイ
クロ波プラズマ処理装置において、前記反応器の周囲壁
を所定温度に加熱・保持するための加熱手段と、前記反
応器の周囲壁内側に密接して配設された筒部、及び前記
試料保持部周辺の前記マイクロ波導入窓と対向する箇所
に配設された排気孔を有する反射板部が一体的に形成さ
れた防着部材とを備えていることを特徴としている
(1)。
装置は、マイクロ波発振器と、マイクロ波を伝送する導
波管と、該導波管に接続された誘電体線路と、該誘電体
線路に対向配置されたマイクロ波導入窓を有する反応器
と、該反応器内に設けられた試料保持部と、該試料保持
部に高周波電界または直流電界を印加する電界印加手段
とを備えたマイクロ波プラズマ処理装置において、前記
反応器の周囲壁を所定温度に加熱・保持するための加熱
手段と、前記反応器の周囲壁内側に密接して配設された
筒部、前記試料保持部周辺の前記マイクロ波導入窓と対
向する箇所に配設された排気孔を有する反射板部、及び
前記マイクロ波導入窓に当接して、もしくは前記マイク
ロ波導入窓と前記試料保持部との中間位置に配設され、
アースされた透過孔を有する電極部が一体的に形成され
た防着部材とを備えていることを特徴としている
(2)。
効率を高めることができるように反射板44が配設され
た装置の場合、反射板44の内周部44bが試料台15
の外側上部に直接的に支持される一方、反射板44の外
周部44cと反応器11の周囲壁11aとは直接的に接
続されておらず、隙間44dが生じ易い。この結果、周
囲壁11aの温度を制御しても熱伝導が隙間44dによ
り阻害され易く、反射板44の温度は制御され難い。
(1)によれば、反応器の周囲壁を所定温度に加熱・保
持するための加熱手段と、前記反応器の周囲壁内側に密
接して配設された筒部、及び試料保持部周辺のマイクロ
波導入窓と対向する箇所に配設された排気孔を有する反
射板部が一体的に形成された防着部材とを備えているの
で、前記反射板部により比較的低圧に設定された反応室
内にプラズマを高密度に発生させ得ることとなり、また
前記加熱手段により前記周囲壁を介して前記防着部材を
所定温度に加熱・保持し得るため、前記防着部材に生成
物が付着するのを減少させ得ることとなる。この結果、
試料表面近傍に分布する前記生成物の密度を高め得ると
ともに、前記生成物を高密度状態に維持させ得ることと
なる。したがって下地Si膜に対して酸化Si膜をより
高い選択比でエッチングし得るとともに、前記試料に効
率的なプラズマ処理を連続的に再現性よく施し得ること
となる。また前記防着部材により前記生成物が前記反応
器の周囲壁に直接付着するのを防止し得るとともに、前
記生成物の堆積膜が形成された使用中の前記防着部材と
別途洗浄済の防着部材とを交換することにより、簡単に
前記反応室内の清浄化を図り得ることとなる。したがっ
て装置の稼働率を高め得るとともに、パーティクルの発
生を防止し得ることとなる。
置(2)によれば、反応器の周囲壁を所定温度に加熱・
保持するための加熱手段と、前記反応器の周囲壁内側に
密接して配設された筒部、前記試料保持部周辺の前記マ
イクロ波導入窓と対向する箇所に配設された排気孔を有
する反射板部、及び前記マイクロ波導入窓に当接して、
もしくは前記マイクロ波導入窓と前記試料保持部との中
間位置に配設され、アースされた透過孔を有する電極部
が一体的に形成された防着部材とを備えているので、前
記反射板部により比較的低圧に設定された反応室内にプ
ラズマを高密度に発生させ得ることとなる。また前記電
極部により試料表面に安定したバイアス電圧を発生させ
得るため、プラズマ中のイオンにおける方向性と加速エ
ネルギとのさらなる適正化を図り得ることとなる。また
前記加熱手段により前記周囲壁を介して前記防着部材を
所定温度に加熱・保持し得るため、前記防着部材に生成
物が付着するのを減少させ得ることとなる。この結果、
前記試料表面近傍に分布する前記生成物の密度をより一
層高め得るとともに、前記生成物を高密度状態に維持さ
せ得ることとなる。したがって下地Si膜に対して酸化
Si膜をより一層高い選択比でエッチングし得るととも
に、前記試料に効率的なプラズマ処理を連続的に再現性
よく施し得ることとなる。また前記防着部材により前記
生成物が前記反応器の周囲壁や前記マイクロ波導入窓下
面に直接付着するのを防止し得るとともに、前記生成物
の堆積膜が形成された使用中の前記防着部材と別途洗浄
済の防着部材とを交換することにより、簡単、かつ確実
に前記反応室内の清浄化を図り得ることとなる。したが
って装置の稼働率を一層高め得るとともに、パーティク
ルの発生を一層防止し得ることとなる。
ラズマ処理装置の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号
を付すこととする。図1は本発明に係るマイクロ波プラ
ズマ処理装置の実施例(1)を摸式的に示した断面図で
あり、図中11は略中空直方体形状の反応器を示してい
る。反応器11はステンレス鋼、アルミニウム等の金属
を用いて二重構造に形成され、この内部には熱媒体を通
すための通流路12が形成されており、通流路12の下
端部及び上端部には熱媒体の導入管12a及び排出管1
2bがそれぞれ接続されている。さらに導入管12aと
排出管12bとは図示しない供給ポンプ、温度調整装
置、熱媒体用タンク等に接続されている。これら通流路
12、供給ポンプ、温度調整装置等を含んで加熱手段2
1が構成されており、前記温度調整装置により常時所定
温度に設定された熱媒体が通流路12内を所定流量で循
環するようになっている。
覆う筒部23が周囲壁11aに密接して配設されてお
り、筒部23は例えばAlを用いて略円筒形状に形成さ
れている。また試料保持部15a周辺のマイクロ波導入
窓14と対向する箇所には反射板部24が配設されてお
り、反射板部24は例えばAlを用いて略リング板形状
に形成されるとともに、所定寸法に設定された複数個の
排気孔24aが形成されている。反射板部24の外周部
24bは筒部23内壁面の所定箇所に接続されており、
これら筒部23と反射板部24とにより防着部材22が
構成されている。そして加熱手段21により周囲壁11
aが加熱されると、筒部23と反射板部24とが所定温
度に加熱・保持されるようになっている。なお、加熱手
段としては上記熱媒体を用いた加熱手段21に限定され
るものではなく、ヒータ等により周囲壁11aを直接加
熱するものでもよい。
数個の透孔25aを有する例えばAl板製の電極部25
が配設されており、電極部25下面と防着部材22上端
部とは接続されておらず、図示できない程度の隙間は生
じている。また電極部25の外周部は反応器11上部に
支持されており、電極部25は反応器11を介して接地
25bされるようになっている。その他は図8に示した
従来の装置と同様に構成されており、これら反応器1
1、マイクロ波導入窓14、加熱手段21、防着部材2
2、電極部25等を含んでマイクロ波プラズマ処理装置
20が構成されている。
処理装置20を用い、例えば試料保持部15a上に載置
された試料S表面にエッチング処理等を施す場合、まず
排気口16aから排気を行い、ガス供給管16bから反
応室13に所要の反応ガスを供給し、反応室13を所要
のガス圧力に設定する。また所定温度に設定された熱媒
体を通流路12内に循環させ、周囲壁11aを介して防
着部材22を所定温度に加熱・保持させる。次にマイク
ロ波発振器19においてマイクロ波を発振させ、このマ
イクロ波を導波管18を介して誘電体線路17に導入す
る。すると誘電体線路17下方に電界が形成され、形成
された電界がマイクロ波導入窓14と電極部25の透孔
25aとを透過し、反応室13に供給されてプラズマを
生成させる。これと同時に、高周波電源18または前記
直流電源を用いて試料保持部15aに高周波電界または
直流電界を印加し、試料Sにバイアス電圧を生じさせ
る。そしてこのバイアス電圧によりプラズマ中のイオン
における方向性と加速エネルギとを制御しつつ、プラズ
マを試料S表面に当ててエッチング処理等を施す。
合、新しい防着部材22に交換して直ちにプラズマ処理
工程を実施する一方、使用した防着部材22は別工程に
よりウエット洗浄を行い、前記堆積膜を除去する。
を用い、試料Sにプラズマ処理を施した結果について説
明する。処理条件を下記の表1に示した。
た断面図であり、図中15aは試料保持部を示してい
る。試料保持部15a周辺のマイクロ波導入窓14と対
向する箇所には反射板44が配設されており、反射板4
4の内周部44bは試料台15の外側上部に直接的に支
持される一方、反射板44の外周部44cと周囲壁11
aとは接続されておらず、隙間44dが生じている。反
射板44はAlを用いて略リング板形状に形成されると
ともに、反射板44には所定寸法に設定された複数個の
排気孔44aが形成されている。その他は筒部23が配
設されていないことを除き、図1に示した装置と同様に
構成されており、これら反応器11、マイクロ波導入窓
14、加熱手段21、反射板44、電極部25等を含ん
で比較例に用いた装置が構成されている。
電させた際、装置内の各部に形成される生成物膜の堆積
速度と熱媒体の温度との関係について調査を行った結果
を示したグラフであり、直線Aは実施例(1)の装置を
用いた場合、直線Bは比較例の装置を用いた場合を示し
ており、またこれらに付した符号1、2、3はそれぞれ
測定箇所としての試料S、筒部23または周囲壁11
a、反射板部24または反射板44を示している。
場合における堆積速度は、熱媒体の温度が上昇してゆく
と周囲壁11aでは次第に遅くなるが、反射板44、試
料Sでは次第に速くなっている。一方、実施例(1)の
装置の場合、熱媒体の温度が上昇してゆくと筒部23、
反射板部24では次第に遅くなり、試料Sでは次第に速
くなっている。また試料Sの堆積速度は、比較例の装置
の場合に比べて実施例(1)の装置の場合はかなり速く
なっている。すなわち熱媒体により周囲壁11aが所定
温度に加熱されると、周囲壁11aまたは筒部23に生
成物が堆積し難くなり、反応室13内の生成物密度は高
められる。しかし比較例の装置の場合には反射板44へ
の熱伝導が遅く、所定温度に設定され難いため、反射板
44に生成物が堆積し易くなり、したがって試料S近傍
の生成物密度が相対的に低くなる。一方、実施例(1)
の装置の場合は反射板部24への熱伝導が速く、所定温
度に設定され易いため、反射板部24に生成物が堆積し
難くなり、したがって試料S近傍の生成物密度が相対的
に高くなる。
Hzの高周波電力(800W)を印加し、表1に示した
条件により試料Sとしての直径が6インチのSiウエハ
上に形成されたSiO2 膜と多結晶Si(Poly−S
i)膜とにそれぞれエッチング処理を施し、SiO2 膜
と多結晶Si膜のエッチング速度から求めたエッチング
選択比(多結晶Si膜のエッチング速度に対するSiO
2 膜のエッチング速度比)と熱媒体の温度との関係につ
いて調査を行った結果について説明する。
度の影響を調査した結果を示した曲線図であり、Aは実
施例(1)の装置を用いた場合、Bは比較例の装置を用
いた場合を示している。図3から明らかなように、周囲
壁11aが所定温度に加熱されるとエッチング選択比は
高くなった。また比較例の装置の場合に比べ、防着部材
22が配設された実施例(1)の装置の場合、エッチン
グ選択比はいずれの温度においても高くなった。
結晶Si膜上に酸化Si膜が形成され、さらにこの酸化
Si膜上に直径が約2μmのホールパターンを有するレ
ジスト膜が形成されたものを用い、通常のプロセスの場
合における50%オーバーエッチングより多い100%
オーバーエッチングを行った結果について説明する。
面近傍の断面をSEM( ScanningElectron Microscope
:走査型電子顕微鏡)により観察し、これを概略的に
スケッチして示した図であり、(a)は実施例(1)の
装置を用いた場合、(b)は比較例の装置を用いた場合
を示している。また図中26aは試料S表面、26bは
レジスト膜、26cは酸化Si膜、26dは多結晶Si
膜、26eはホールをそれぞれ示している。図4から明
らかなように、比較例の装置の場合、下地の多結晶Si
膜26dが深さdほどエッチングされたが(b)、実施
例(1)の装置の場合、多結晶Si膜26dと酸化Si
膜26cとの略界面でエッチングが停止した(a)。
ウエハを1枚ずつ連続的にエッチング処理を施し、前記
ウエハごとのエッチング速度を調査した結果について説
明する。
対する2枚目、3枚目、…のウエハにおける各エッチン
グ速度の比(相対エッチング速度)をそれぞれプロット
して示した曲線図であり、Aは実施例(1)の装置を用
いた場合、Bは比較例の装置を用いた場合を示してい
る。図5から明らかなように、比較例の装置の場合、連
続処理を行なうと1枚目のウエハに比べて2枚目、3枚
目、…のエッチング速度は次第に遅くなり、20枚目以
降はエッチングがほとんど進行しなくなった。一方、実
施例(1)の装置の場合、1枚目のウエハに比べて2枚
目、3枚目、…のエッチング速度は次第に遅くなるが、
約20枚目以降は1枚目のウエハにおけるエッチング速
度の約80%程度で安定した。
に、実施例(1)に係るマイクロ波プラズマ処理装置で
は、反射板部24により低圧に設定された反応室13内
にプラズマを高密度に発生させることができ、また加熱
手段21により周囲壁11aを介して防着部材22を所
定温度に加熱・保持することができるため、防着部材2
2に生成物が付着するのを減少させることができる。こ
の結果、試料S表面近傍に分布する前記生成物の密度を
高めることができるとともに、前記生成物を高密度状態
に維持させることができる。したがって下地Si膜に対
して酸化Si膜をより高選択比でエッチングすることが
できるとともに、試料Sに効率的なプラズマ処理を連続
的に再現性よく施すことができる。また防着部材22に
より前記生成物が反応器11の周囲壁11aに直接付着
するのを防止することができるとともに、前記生成物の
堆積膜が形成された使用中の防着部材22と別途洗浄済
の防着部材とを交換することにより、簡単に反応室13
内の清浄化を図ることができる。したがって装置の稼働
率を高めることができるとともに、パーティクルの発生
を防止することができる。また電極部25により試料S
表面に安定したバイアス電圧を発生させることができる
ため、プラズマ中のイオンにおける方向性と加速エネル
ギとのさらなる適正化を図ることができる。
理装置の実施例(2)を摸式的に示した断面図であり、
図中24、23は図1に示したものと同様に形成された
反射板部、筒部をそれぞれ示している。筒部23上には
マイクロ波導入窓14の下面に当接して複数個の透孔3
5aを有する例えばAl板製の電極部35が配設されて
おり、電極部35は反応器11を介して接地25bされ
るようになっている。また反射板部24の外周部24b
は筒部23内壁面の所定箇所に接続されるとともに、筒
部23上端部は電極部35の外周部下面に接続されてお
り、これら筒部23、反射板部24及び電極部35が一
体化されて防着部材32が構成されている。そして加熱
手段21により周囲壁11aが加熱されると、筒部2
3、反射板部24及び電極部35が所定温度に加熱・保
持されるようになっている。その他は図1に示した装置
と同様に構成されており、これら反応器11、マイクロ
波導入窓14、加熱手段21、防着部材22、電極部2
5等を含んでマイクロ波プラズマ処理装置30が構成さ
れている。
(2)に係るマイクロ波プラズマ処理装置30では、反
射板部24により比較的低圧に設定された反応室13内
にプラズマを高密度に発生させることができる。また電
極部35により試料S表面に安定したバイアス電圧を発
生させることができるため、プラズマ中のイオンにおけ
る方向性と加速エネルギとのさらなる適正化を図ること
ができる。また加熱手段21により周囲壁11aを介し
て防着部材32を所定温度に加熱・保持することができ
るため、防着部材32に生成物が付着するのを減少させ
ることができる。この結果、試料S表面近傍に分布する
前記生成物の密度をより一層高めることができるととも
に、前記生成物を高密度状態に維持させることができ
る。したがって下地Si膜に対して酸化Si膜をより一
層高い選択比でエッチングすることができるとともに、
試料Sに効率的なプラズマ処理を連続的に再現性よく施
すことができる。また防着部材32により前記生成物が
反応器11の周囲壁11aやマイクロ波導入窓14下面
に直接付着するのを防止することができるとともに、前
記生成物の堆積膜が形成された使用中の防着部材32と
別途洗浄済の防着部材とを交換することにより、簡単、
かつ確実に反応室13内の清浄化を図ることができる。
したがって装置の稼働率を一層高めることができるとと
もに、パーティクルの発生を一層防止することができ
る。
も電極部25、35がマイクロ波導入窓14下面に当接
して配設されている場合について説明したが、別の実施
例では、電極部25、35がマイクロ波導入窓14と試
料保持部15aとの中間位置に配設されていてもよい。
も防着部材22、32の材料がAlの場合について説明
したが、導電性を有するとともに、熱伝導性に優れた材
料であればAl以外の材料でもよい。
ロ波プラズマ処理装置(1)にあっては、反応器の周囲
壁を所定温度に加熱・保持するための加熱手段と、前記
反応器の周囲壁内側に密接して配設された筒部、及び試
料保持部周辺のマイクロ波導入窓と対向する箇所に配設
された排気孔を有する反射板部が一体的に形成された防
着部材とを備えているので、前記反射板部により比較的
低圧に設定された反応室内にプラズマを高密度に発生さ
せることができ、また前記加熱手段により前記周囲壁を
介して前記防着部材を所定温度に加熱・保持することが
できるため、前記防着部材に生成物が付着するのを減少
させることができる。この結果、試料表面近傍に分布す
る前記生成物の密度を高めることができるとともに、前
記生成物を高密度状態に維持させることができる。した
がって下地Si膜に対して酸化Si膜をより高い選択比
でエッチングすることができるとともに、前記試料に効
率的なプラズマ処理を連続的に再現性よく施すことがで
きる。また前記防着部材により前記生成物が前記反応器
の周囲壁に直接付着するのを防止することができるとと
もに、前記生成物の堆積膜が形成された使用中の前記防
着部材と別途洗浄済の防着部材とを交換することによ
り、簡単に前記反応室内の清浄化を図ることができる。
したがって装置の稼働率を高めることができるととも
に、パーティクルの発生を防止することができる。
装置(2)にあっては、反応器の周囲壁を所定温度に加
熱・保持するための加熱手段と、前記反応器の周囲壁内
側に密接して配設された筒部、前記試料保持部周辺の前
記マイクロ波導入窓と対向する箇所に配設された排気孔
を有する反射板部、及び前記マイクロ波導入窓に当接し
て、もしくは前記マイクロ波導入窓と前記試料保持部と
の中間位置に配設され、アースされた透過孔を有する電
極部が一体的に形成された防着部材とを備えているの
で、前記反射板部により比較的低圧に設定された反応室
内にプラズマを高密度に発生させることができる。また
前記電極部により試料表面に安定したバイアス電圧を発
生させることができるため、プラズマ中のイオンにおけ
る方向性と加速エネルギとのさらなる適正化を図ること
ができる。また前記加熱手段により前記周囲壁を介して
前記防着部材を所定温度に加熱・保持することができる
ため、前記防着部材に生成物が付着するのを減少させる
ことができる。この結果、前記試料表面近傍に分布する
前記生成物の密度をより一層高めることができるととも
に、前記生成物を高密度状態に維持させることができ
る。したがって下地Si膜に対して酸化Si膜をより一
層高い選択比でエッチングすることができるとともに、
前記試料に効率的なプラズマ処理を連続的に再現性よく
施すことができる。また前記防着部材により前記生成物
が前記反応器の周囲壁や前記マイクロ波導入窓下面に直
接付着するのを防止することができるとともに、前記生
成物の堆積膜が形成された使用中の前記防着部材と別途
洗浄済の防着部材とを交換することにより、簡単、かつ
確実に前記反応室内の清浄化を図ることができる。した
がって装置の稼働率を一層高めることができるととも
に、パーティクルの発生を一層防止することができる。
施例(1)を摸式的に示した断面図である。
際、装置内の各部に形成される生成物膜の堆積速度と熱
媒体の温度との関係について調査を行った結果を示した
グラフであり、直線Aは実施例(1)の装置を用いた場
合、直線Bは比較例の装置を用いた場合を示しており、
またこれらに付した符号1、2、3はそれぞれ測定箇所
としての試料S、筒部23または周囲壁11a、反射板
部24または反射板44を示している。
調査した結果を示した曲線図であり、Aは実施例(1)
の装置を用いた場合、Bは比較例の装置を用いた場合を
示している。
面をSEMにより観察し、これを概略的にスケッチして
示した図であり、(a)は実施例(1)の装置を用いた
場合、(b)は比較例の装置を用いた場合を示してい
る。
目、3枚目、…のウエハにおける各エッチング速度の比
(相対エッチング速度)をそれぞれプロットして示した
曲線図であり、Aは実施例(1)の装置を用いた場合、
Bは比較例の装置を用いた場合を示している。
施例(2)を摸式的に示した断面図である。
ある。
式的に示した断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 マイクロ波発振器と、マイクロ波を伝送
する導波管と、該導波管に接続された誘電体線路と、該
誘電体線路に対向配置されたマイクロ波導入窓を有する
反応器と、該反応器内に設けられた試料保持部と、該試
料保持部に高周波電界または直流電界を印加する電界印
加手段とを備えたマイクロ波プラズマ処理装置におい
て、前記反応器の周囲壁を所定温度に加熱・保持するた
めの加熱手段と、前記反応器の周囲壁内側に密接して配
設された筒部、及び前記試料保持部周辺の前記マイクロ
波導入窓と対向する箇所に配設された排気孔を有する反
射板部が一体的に形成された防着部材とを備えているこ
とを特徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。 - 【請求項2】 マイクロ波発振器と、マイクロ波を伝送
する導波管と、該導波管に接続された誘電体線路と、該
誘電体線路に対向配置されたマイクロ波導入窓を有する
反応器と、該反応器内に設けられた試料保持部と、該試
料保持部に高周波電界または直流電界を印加する電界印
加手段とを備えたマイクロ波プラズマ処理装置におい
て、前記反応器の周囲壁を所定温度に加熱・保持するた
めの加熱手段と、前記反応器の周囲壁内側に密接して配
設された筒部、前記試料保持部周辺の前記マイクロ波導
入窓と対向する箇所に配設された排気孔を有する反射板
部、及び前記マイクロ波導入窓に当接して、もしくは前
記マイクロ波導入窓と前記試料保持部との中間位置に配
設され、アースされた透過孔を有する電極部が一体的に
形成された防着部材とを備えていることを特徴とするマ
イクロ波プラズマ処理装置。
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