JPH06275566A - マイクロ波プラズマ処理装置 - Google Patents
マイクロ波プラズマ処理装置Info
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- JPH06275566A JPH06275566A JP5064074A JP6407493A JPH06275566A JP H06275566 A JPH06275566 A JP H06275566A JP 5064074 A JP5064074 A JP 5064074A JP 6407493 A JP6407493 A JP 6407493A JP H06275566 A JPH06275566 A JP H06275566A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 マイクロ波導入窓19下面との距離が20〜
45mmで、かつ試料台15上面との距離が25〜45mm
の箇所に、複数個の孔14aを有する仕切り板14が配
設されているマイクロ波プラズマ処理装置。 【効果】 プラズマ生成室11におけるイオンの衝突頻
度が多くなり、仕切り板14の孔14aを透過するイオ
ンの数が減少するため、試料Sへのダメージをなくすこ
とができるとともに、ラジカル等の中性粒子が高密度に
存在する領域に試料Sが保持されるため、試料Sに速く
処理を施すことができ、処理性能の向上を図ることがで
きる。
45mmで、かつ試料台15上面との距離が25〜45mm
の箇所に、複数個の孔14aを有する仕切り板14が配
設されているマイクロ波プラズマ処理装置。 【効果】 プラズマ生成室11におけるイオンの衝突頻
度が多くなり、仕切り板14の孔14aを透過するイオ
ンの数が減少するため、試料Sへのダメージをなくすこ
とができるとともに、ラジカル等の中性粒子が高密度に
存在する領域に試料Sが保持されるため、試料Sに速く
処理を施すことができ、処理性能の向上を図ることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波プラズマ処理
装置に関し、より詳細にはマイクロ波を導入することに
より発生させたプラズマを利用して、例えば半導体素子
基板等にエッチング処理、アッシング処理等を施す装置
として用いられるマイクロ波プラズマ処理装置に関す
る。
装置に関し、より詳細にはマイクロ波を導入することに
より発生させたプラズマを利用して、例えば半導体素子
基板等にエッチング処理、アッシング処理等を施す装置
として用いられるマイクロ波プラズマ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LSIの製造工程においては、反応ガス
に対して外部からエネルギーを与えた際に発生するプラ
ズマを用い、各種の処理を施すことが多く行われてい
る。特にプラズマを用いたドライエッチング技術は、L
SIの製造工程において不可欠の技術になっている。
に対して外部からエネルギーを与えた際に発生するプラ
ズマを用い、各種の処理を施すことが多く行われてい
る。特にプラズマを用いたドライエッチング技術は、L
SIの製造工程において不可欠の技術になっている。
【0003】一般にプラズマを生成させるための励起手
段には、マイクロ波を用いる場合とRF(Radio Freque
ncy)を用いる場合とがある。マイクロ波を用いた場合、
RFを用いた場合に比べてより低温で高密度のプラズマ
が得られるとともに、電極による汚染も少なく、装置の
構成及びその操作が簡単である等の利点がある。しかし
従来のマイクロ波を用いたプラズマ装置においては、プ
ラズマ発生領域の面積が狭く、またこのプラズマ発生領
域内で均一にプラズマを発生させることが難しく、した
がって大口径の半導体基板を均一に処理することが困難
であった。
段には、マイクロ波を用いる場合とRF(Radio Freque
ncy)を用いる場合とがある。マイクロ波を用いた場合、
RFを用いた場合に比べてより低温で高密度のプラズマ
が得られるとともに、電極による汚染も少なく、装置の
構成及びその操作が簡単である等の利点がある。しかし
従来のマイクロ波を用いたプラズマ装置においては、プ
ラズマ発生領域の面積が狭く、またこのプラズマ発生領
域内で均一にプラズマを発生させることが難しく、した
がって大口径の半導体基板を均一に処理することが困難
であった。
【0004】プラズマ発生領域の面積が広く、かつ均一
にマイクロ波プラズマを発生させることが可能な装置と
して、誘電体線路を用いた方式のものが知られている
(特開昭62−5600号公報及び特開昭63−994
81号公報)。図6は誘電体線路を用いた従来のマイク
ロ波プラズマ処理装置を模式的に示した断面図であり、
図中10は反応器を示している。反応器10はステンレ
ス鋼等の金属を用いて形成され、反応器10の周囲壁1
0aは二重構造となっており、その内部には冷却水通路
18が形成され、冷却水通路18の内側には水平断面形
状が略290×290mmを有するプラズマ生成室11と
反応室12とが形成されている。プラズマ生成室11の
上部はマイクロ波導入窓19により気密状態に封止され
ており、マイクロ波導入窓19はマイクロ波の透過性を
有し、誘電損失が少なく、かつ耐熱性を有する石英ガラ
ス、アルミナ等の誘電体板を用いて形成されている。ま
た反応室12には試料Sを載置するための試料台15が
配設され、反応室12の下部壁には排気装置(図示せ
ず)に接続された排気口16が形成され、プラズマ生成
室11の一側壁には反応器10内に所要の反応ガスを供
給するためのガス供給管17が接続されている。プラズ
マ生成室11と反応室12とは複数個の孔13aを有す
る仕切り板13で仕切られており、仕切り板13はマイ
クロ波導入窓19の下面との距離Dが略7mmで、かつ試
料台15との距離dが略60mmの箇所に配設されてい
る。
にマイクロ波プラズマを発生させることが可能な装置と
して、誘電体線路を用いた方式のものが知られている
(特開昭62−5600号公報及び特開昭63−994
81号公報)。図6は誘電体線路を用いた従来のマイク
ロ波プラズマ処理装置を模式的に示した断面図であり、
図中10は反応器を示している。反応器10はステンレ
ス鋼等の金属を用いて形成され、反応器10の周囲壁1
0aは二重構造となっており、その内部には冷却水通路
18が形成され、冷却水通路18の内側には水平断面形
状が略290×290mmを有するプラズマ生成室11と
反応室12とが形成されている。プラズマ生成室11の
上部はマイクロ波導入窓19により気密状態に封止され
ており、マイクロ波導入窓19はマイクロ波の透過性を
有し、誘電損失が少なく、かつ耐熱性を有する石英ガラ
ス、アルミナ等の誘電体板を用いて形成されている。ま
た反応室12には試料Sを載置するための試料台15が
配設され、反応室12の下部壁には排気装置(図示せ
ず)に接続された排気口16が形成され、プラズマ生成
室11の一側壁には反応器10内に所要の反応ガスを供
給するためのガス供給管17が接続されている。プラズ
マ生成室11と反応室12とは複数個の孔13aを有す
る仕切り板13で仕切られており、仕切り板13はマイ
クロ波導入窓19の下面との距離Dが略7mmで、かつ試
料台15との距離dが略60mmの箇所に配設されてい
る。
【0005】一方、反応器10の上方には誘電体線路2
0が配設されており、誘電体線路20における上部及び
側部にはアルミニウム等の金属板を用いて形成された枠
体21が配設され、枠体21の下面には誘電損失の小さ
いフッ素樹脂、ポリエチレンあるいはポリスチレン等を
用いて形成された誘電体層22が貼着されている。また
誘電体線路20には導波管23を介してマイクロ波発振
器24が連結されており、マイクロ発振器24からのマ
イクロ波が導波管23を介して誘電体線路20に導入さ
れるようになっている。
0が配設されており、誘電体線路20における上部及び
側部にはアルミニウム等の金属板を用いて形成された枠
体21が配設され、枠体21の下面には誘電損失の小さ
いフッ素樹脂、ポリエチレンあるいはポリスチレン等を
用いて形成された誘電体層22が貼着されている。また
誘電体線路20には導波管23を介してマイクロ波発振
器24が連結されており、マイクロ発振器24からのマ
イクロ波が導波管23を介して誘電体線路20に導入さ
れるようになっている。
【0006】このように構成されたマイクロ波プラズマ
処理装置を用い、例えば試料台15上に載置された試料
S表面にアッシング処理を施す場合、まず排気口16か
ら排気を行ってプラズマ生成室11及び反応室12を所
要の真空度に設定した後、ガス供給管17から反応ガス
を供給する。また冷却水を冷却水通路18に循環させ、
プラズマ生成室11及び反応室12を所定の温度に保持
する。次いでマイクロ波発振器24においてマイクロ波
を発振させ、このマイクロ波を導波管23を介して誘電
体線路20へ導入する。すると誘電体線路20の下方に
電界が形成され、形成された電界がマイクロ波導入窓1
9を透過してプラズマ生成室11に供給され、プラズマ
が生成される。生成されたプラズマ中における主にラジ
カル等の中性粒子が孔13aを透過して反応室12の試
料S周辺に導かれ、試料S上のレジストをアッシングす
る。
処理装置を用い、例えば試料台15上に載置された試料
S表面にアッシング処理を施す場合、まず排気口16か
ら排気を行ってプラズマ生成室11及び反応室12を所
要の真空度に設定した後、ガス供給管17から反応ガス
を供給する。また冷却水を冷却水通路18に循環させ、
プラズマ生成室11及び反応室12を所定の温度に保持
する。次いでマイクロ波発振器24においてマイクロ波
を発振させ、このマイクロ波を導波管23を介して誘電
体線路20へ導入する。すると誘電体線路20の下方に
電界が形成され、形成された電界がマイクロ波導入窓1
9を透過してプラズマ生成室11に供給され、プラズマ
が生成される。生成されたプラズマ中における主にラジ
カル等の中性粒子が孔13aを透過して反応室12の試
料S周辺に導かれ、試料S上のレジストをアッシングす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年LSI製造技術の
進歩に伴い、アッシング速度等の処理性能(以下、単に
処理性能と記す)が大きく、かつ高品質処理が可能なマ
イクロ波プラズマ処理装置が求められている。
進歩に伴い、アッシング速度等の処理性能(以下、単に
処理性能と記す)が大きく、かつ高品質処理が可能なマ
イクロ波プラズマ処理装置が求められている。
【0008】図7は上記した従来の装置において、マイ
クロ波導入窓19下面と仕切り板13との距離Dを7mm
に固定し、仕切り板13と試料台15上面との距離dを
60mmから次第に短く設定した場合のアッシングレート
を示した曲線図である。この図から明らかなように上記
した従来のマイクロ波プラズマ処理装置においては、試
料台15が仕切り板13に近接して配設された場合、こ
れらが接近するほど処理性能を大きくすることが可能と
なる。しかし試料台15が仕切り板13に近接して配設
されると、イオンによるダメージが試料Sに生じ、した
がって高品質を維持しつつ処理性能を高めることが難し
いという課題があった。
クロ波導入窓19下面と仕切り板13との距離Dを7mm
に固定し、仕切り板13と試料台15上面との距離dを
60mmから次第に短く設定した場合のアッシングレート
を示した曲線図である。この図から明らかなように上記
した従来のマイクロ波プラズマ処理装置においては、試
料台15が仕切り板13に近接して配設された場合、こ
れらが接近するほど処理性能を大きくすることが可能と
なる。しかし試料台15が仕切り板13に近接して配設
されると、イオンによるダメージが試料Sに生じ、した
がって高品質を維持しつつ処理性能を高めることが難し
いという課題があった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、高品質を維持しつつ処理性能をより一層向上
させることができるマイクロ波プラズマ処理装置を提供
することを目的としている。
のであり、高品質を維持しつつ処理性能をより一層向上
させることができるマイクロ波プラズマ処理装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るマイクロ波プラズマ処理装置は、マイク
ロ波発振器と、マイクロ波を伝送する導波管と、該導波
管に接続された誘電体線路と、該誘電体線路に対向配置
されたマイクロ波導入窓を有する反応器と、該反応器内
に設けられた試料台とを備えたマイクロ波プラズマ処理
装置において、前記マイクロ波導入窓の下面との距離が
20〜45mmで、かつ前記試料台の上面との距離が25
〜45mmの箇所に、複数個の孔を有する仕切り板が配設
されていることを特徴としている。
に本発明に係るマイクロ波プラズマ処理装置は、マイク
ロ波発振器と、マイクロ波を伝送する導波管と、該導波
管に接続された誘電体線路と、該誘電体線路に対向配置
されたマイクロ波導入窓を有する反応器と、該反応器内
に設けられた試料台とを備えたマイクロ波プラズマ処理
装置において、前記マイクロ波導入窓の下面との距離が
20〜45mmで、かつ前記試料台の上面との距離が25
〜45mmの箇所に、複数個の孔を有する仕切り板が配設
されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明者等は、仕切り板とマイクロ波導入窓の
下面との距離(以下、プラズマ生成室高さと記す)D及
び前記仕切り板と試料台の上面との距離(以下、試料台
高さと記す)dを種々に変え、処理性能及びダメージの
関係について調査を行った。調査結果を表1に示す。
下面との距離(以下、プラズマ生成室高さと記す)D及
び前記仕切り板と試料台の上面との距離(以下、試料台
高さと記す)dを種々に変え、処理性能及びダメージの
関係について調査を行った。調査結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】この結果から明らかなように、処理性能及
びダメージは前記プラズマ生成室高さD及び試料台高さ
dによる影響を受けており、前記した各距離の変化によ
り処理性能がより向上したり、あるいは試料Sがダメー
ジを受ける場合があることを突き止めた。例えば前記プ
ラズマ生成室高さDが17mmの場合、前記試料台高さd
が20〜50mmでは処理性能は従来のものに比べて優れ
るかまたは良好となるが、ダメージが発生することとな
り、前記試料台高さdが60mmではダメージが無くなる
が、処理性能は従来のものと略同一程度のままである。
また、例えば前記プラズマ生成室高さDが47mmの場
合、前記試料台高さdが20mmでは処理性能は従来のも
のに比べて優れたものとなるが、ダメージが発生するこ
ととなり、前記試料台高さdが30〜60mmではダメー
ジが無くなるが、処理性能は従来のものに比べてやや良
好かまたは略同一の程度にしか改善されないこととな
る。そして表中二重線の枠で示すように、前記プラズマ
生成室高さDが20〜45mm、前記試料台高さdが25
〜45mmに設定された装置では、ダメージを防止し得る
とともに処理性能が大幅に向上することとなる。
びダメージは前記プラズマ生成室高さD及び試料台高さ
dによる影響を受けており、前記した各距離の変化によ
り処理性能がより向上したり、あるいは試料Sがダメー
ジを受ける場合があることを突き止めた。例えば前記プ
ラズマ生成室高さDが17mmの場合、前記試料台高さd
が20〜50mmでは処理性能は従来のものに比べて優れ
るかまたは良好となるが、ダメージが発生することとな
り、前記試料台高さdが60mmではダメージが無くなる
が、処理性能は従来のものと略同一程度のままである。
また、例えば前記プラズマ生成室高さDが47mmの場
合、前記試料台高さdが20mmでは処理性能は従来のも
のに比べて優れたものとなるが、ダメージが発生するこ
ととなり、前記試料台高さdが30〜60mmではダメー
ジが無くなるが、処理性能は従来のものに比べてやや良
好かまたは略同一の程度にしか改善されないこととな
る。そして表中二重線の枠で示すように、前記プラズマ
生成室高さDが20〜45mm、前記試料台高さdが25
〜45mmに設定された装置では、ダメージを防止し得る
とともに処理性能が大幅に向上することとなる。
【0014】この原因については、前記プラズマ生成室
高さDが20〜45mmに設定された場合、プラズマ中の
イオンの衝突頻度が多くなり、前記仕切り板の孔を透過
するイオンの数が減少するため、前記試料台と前記仕切
り板との距離dが25mm未満以内に近接しない限り、イ
オンによる試料Sへのダメージがなくなるものと考えら
れる。他方、ラジカル等の中性粒子は減少することなく
前記仕切り板の孔を透過するため、前記試料台と前記仕
切り板との距離dが45mmを超えて離れない限り、試料
Sに効率的なエッチングやアッシング処理が施されるも
のと考えられる。
高さDが20〜45mmに設定された場合、プラズマ中の
イオンの衝突頻度が多くなり、前記仕切り板の孔を透過
するイオンの数が減少するため、前記試料台と前記仕切
り板との距離dが25mm未満以内に近接しない限り、イ
オンによる試料Sへのダメージがなくなるものと考えら
れる。他方、ラジカル等の中性粒子は減少することなく
前記仕切り板の孔を透過するため、前記試料台と前記仕
切り板との距離dが45mmを超えて離れない限り、試料
Sに効率的なエッチングやアッシング処理が施されるも
のと考えられる。
【0015】本発明に係るマイクロ波プラズマ処理装置
によれば、マイクロ波導入窓の下面との距離が20〜4
5mmで、かつ試料台との距離が25〜45mmの箇所に、
複数個の孔を有する仕切り板が配設されているので、プ
ラズマ生成室におけるイオンの衝突頻度が多くなり、前
記仕切り板の孔を透過するイオンの数が減少するため、
試料Sへのダメージがなくなるとともに、ラジカル等の
中性粒子が高密度に存在する領域に試料Sが保持される
ため、試料Sに処理が速く施され、処理性能の向上を図
り得ることとなる。
によれば、マイクロ波導入窓の下面との距離が20〜4
5mmで、かつ試料台との距離が25〜45mmの箇所に、
複数個の孔を有する仕切り板が配設されているので、プ
ラズマ生成室におけるイオンの衝突頻度が多くなり、前
記仕切り板の孔を透過するイオンの数が減少するため、
試料Sへのダメージがなくなるとともに、ラジカル等の
中性粒子が高密度に存在する領域に試料Sが保持される
ため、試料Sに処理が速く施され、処理性能の向上を図
り得ることとなる。
【0016】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るマイクロ波プ
ラズマ処理装置の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号
を付すこととする。
ラズマ処理装置の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号
を付すこととする。
【0017】図1は本発明に係るマイクロ波プラズマ処
理装置の実施例を模式的に示した断面図であり、図1に
示した装置の構成は仕切り板14の配設位置を除いて図
6に示した従来のマイクロプラズマ処理装置と同様であ
るため、ここではその詳細な説明は省略し、従来のもの
と相違する箇所についてのみその構成を説明する。図中
10は反応器を示しており、反応器10における冷却水
通路18の内側には水平断面形状が略290×290mm
を有するプラズマ生成室11と反応室12とが形成され
ている。プラズマ生成室11の上部はマイクロ波導入窓
19により気密状態に封止され、反応室12には試料S
を載置するための試料台15が配設されている。プラズ
マ生成室11と反応室12とは複数個の孔14aを有す
る仕切り板14で仕切られており、仕切り板14はマイ
クロ波導入窓19下面との距離が20〜45mmで、かつ
試料台15上面との距離が25〜45mmの箇所に配設さ
れている。
理装置の実施例を模式的に示した断面図であり、図1に
示した装置の構成は仕切り板14の配設位置を除いて図
6に示した従来のマイクロプラズマ処理装置と同様であ
るため、ここではその詳細な説明は省略し、従来のもの
と相違する箇所についてのみその構成を説明する。図中
10は反応器を示しており、反応器10における冷却水
通路18の内側には水平断面形状が略290×290mm
を有するプラズマ生成室11と反応室12とが形成され
ている。プラズマ生成室11の上部はマイクロ波導入窓
19により気密状態に封止され、反応室12には試料S
を載置するための試料台15が配設されている。プラズ
マ生成室11と反応室12とは複数個の孔14aを有す
る仕切り板14で仕切られており、仕切り板14はマイ
クロ波導入窓19下面との距離が20〜45mmで、かつ
試料台15上面との距離が25〜45mmの箇所に配設さ
れている。
【0018】このように構成されたマイクロ波プラズマ
処理装置を用い、試料Sにアッシング処理を施した場合
について説明する。実施例の装置におけるプラズマ生成
室高さD及び試料台高さdを表2に示し、処理条件を表
3に示す。
処理装置を用い、試料Sにアッシング処理を施した場合
について説明する。実施例の装置におけるプラズマ生成
室高さD及び試料台高さdを表2に示し、処理条件を表
3に示す。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】また比較例として、表4に示したプラズマ
生成室高さD及び試料台高さdを有する装置を使用し
た。
生成室高さD及び試料台高さdを有する装置を使用し
た。
【0022】
【表4】
【0023】図2は実施例及び比較例の装置を用いた場
合におけるアッシングレートを測定した結果を示した曲
線図であり、図中黒く塗りつぶした丸印は実施例の装置
の場合を示し、それ以外の印は比較例の装置の場合を示
している。この図から明らかなように、従来の装置にお
けるプラズマ生成室高さDが7mm、試料台高さdが60
mmの場合に比べ、実施例に係る装置の場合、アッシング
レートを略1.6倍に速めることができた。
合におけるアッシングレートを測定した結果を示した曲
線図であり、図中黒く塗りつぶした丸印は実施例の装置
の場合を示し、それ以外の印は比較例の装置の場合を示
している。この図から明らかなように、従来の装置にお
けるプラズマ生成室高さDが7mm、試料台高さdが60
mmの場合に比べ、実施例に係る装置の場合、アッシング
レートを略1.6倍に速めることができた。
【0024】次に実施例及び比較例の装置を用い、MN
OS(Metal Nitride Oxide Semiconductor)構造の試料
Sを処理・作製し、フラットバンドシフトによりダメー
ジ評価を行った。図3に示すように、MNOS構造の試
料Sはp形Si基板31表面に厚さが略3nmのSiO2
膜32が形成され、SiO2 膜32上に厚さが略40nm
のSi3 N4 膜33が形成され、Si3 N4 膜33上に
厚さが略400nmのポリSi膜34が形成されたものを
用いた。このフラットバンドシフトによるダメージ評価
は、デバイス製作時の処理工程におけるダメージ評価法
のひとつであり、処理中、価電子等により一定の電圧が
掛かかるか否かで評価を行う方法である。すなわち、電
圧が掛かかる場合にはデバイスの特性が変化し、誤動作
を引き起こす要因となるため、ダメージが生じていると
評価する。
OS(Metal Nitride Oxide Semiconductor)構造の試料
Sを処理・作製し、フラットバンドシフトによりダメー
ジ評価を行った。図3に示すように、MNOS構造の試
料Sはp形Si基板31表面に厚さが略3nmのSiO2
膜32が形成され、SiO2 膜32上に厚さが略40nm
のSi3 N4 膜33が形成され、Si3 N4 膜33上に
厚さが略400nmのポリSi膜34が形成されたものを
用いた。このフラットバンドシフトによるダメージ評価
は、デバイス製作時の処理工程におけるダメージ評価法
のひとつであり、処理中、価電子等により一定の電圧が
掛かかるか否かで評価を行う方法である。すなわち、電
圧が掛かかる場合にはデバイスの特性が変化し、誤動作
を引き起こす要因となるため、ダメージが生じていると
評価する。
【0025】図4は実施例としてプラズマ生成室高さD
が27mm、試料台高さdが40mmの装置を用い、また比
較例としてプラズマ生成室高さDが7mm、試料台高さd
が40mmの装置及びプラズマ生成室高さDが17mm、試
料台高さdが40mmの装置を用い、MNOS構造の試料
Sに処理を施した場合において、試料Sの直径Y軸上に
おけるフラットバンド電圧ΔVfbの分布を測定した結果
を示した曲線図である。この図から明らかなように、比
較例の装置の場合にはダメージが発生するが、実施例の
装置の場合、直径Y軸上における全ての部位でフラット
バンド電圧ΔVfbがゼロであり、ダメージは発生してい
なかった。
が27mm、試料台高さdが40mmの装置を用い、また比
較例としてプラズマ生成室高さDが7mm、試料台高さd
が40mmの装置及びプラズマ生成室高さDが17mm、試
料台高さdが40mmの装置を用い、MNOS構造の試料
Sに処理を施した場合において、試料Sの直径Y軸上に
おけるフラットバンド電圧ΔVfbの分布を測定した結果
を示した曲線図である。この図から明らかなように、比
較例の装置の場合にはダメージが発生するが、実施例の
装置の場合、直径Y軸上における全ての部位でフラット
バンド電圧ΔVfbがゼロであり、ダメージは発生してい
なかった。
【0026】このように実施例に係る装置及び比較例の
装置を用い、アッシング処理性能及びダメージ発生の有
無に関し、総括的にまとめた結果を上記した表1に示
す。
装置を用い、アッシング処理性能及びダメージ発生の有
無に関し、総括的にまとめた結果を上記した表1に示
す。
【0027】これらの結果から明らかなように、実施例
に係るマイクロ波プラズマ処理装置では、マイクロ波導
入窓19下面との距離が20〜45mmで、かつ試料台1
5上面との距離が25〜45mmの箇所に、複数個の孔1
4aを有する仕切り板14が配設されているので、プラ
ズマ生成室11におけるイオンの衝突頻度が多くなり、
仕切り板14の孔14aを透過するイオンの数が減少す
るため、試料Sへのダメージをなくすことができるとと
もに、ラジカル等の中性粒子が高密度に存在する領域に
試料Sが保持されるため、試料Sにアッシング処理を速
く施すことができ、アッシング処理性能の向上を図るこ
とができる。
に係るマイクロ波プラズマ処理装置では、マイクロ波導
入窓19下面との距離が20〜45mmで、かつ試料台1
5上面との距離が25〜45mmの箇所に、複数個の孔1
4aを有する仕切り板14が配設されているので、プラ
ズマ生成室11におけるイオンの衝突頻度が多くなり、
仕切り板14の孔14aを透過するイオンの数が減少す
るため、試料Sへのダメージをなくすことができるとと
もに、ラジカル等の中性粒子が高密度に存在する領域に
試料Sが保持されるため、試料Sにアッシング処理を速
く施すことができ、アッシング処理性能の向上を図るこ
とができる。
【0028】上記した実施例では試料Sにアッシング処
理を施した場合について説明したが、エッチング処理を
施す場合についても同様の効果を得ることができる。
理を施した場合について説明したが、エッチング処理を
施す場合についても同様の効果を得ることができる。
【0029】また、図5は別の実施例に係るマイクロ波
プラズマ処理装置を模式的に示した断面図であり、誘電
体線路及び導波管を除いて図1に示した装置と同様の装
置であるので、ここではその詳細な説明を省略し、図1
に示したものと相違する箇所についてのみその構成を説
明する。図中10は反応器を示しており、反応器10の
上方にはアルミニウム等の金属板を用いて形成された枠
体41が配設されており、枠体41上面には垂直方向に
導波管43が接続されている。さらに導波管43にはマ
イクロ波発振器24が連結されており、マイクロ発振器
24からのマイクロ波が導波管43を介してプラズマ生
成室11に導入されるようになっている。また反応器1
0における冷却水通路18の内側には、水平断面形状が
略290×290mmのプラズマ生成室11と反応室12
とが形成されており、プラズマ生成室11と反応室12
とは複数個の孔14aを有する仕切り板14で仕切られ
ている。
プラズマ処理装置を模式的に示した断面図であり、誘電
体線路及び導波管を除いて図1に示した装置と同様の装
置であるので、ここではその詳細な説明を省略し、図1
に示したものと相違する箇所についてのみその構成を説
明する。図中10は反応器を示しており、反応器10の
上方にはアルミニウム等の金属板を用いて形成された枠
体41が配設されており、枠体41上面には垂直方向に
導波管43が接続されている。さらに導波管43にはマ
イクロ波発振器24が連結されており、マイクロ発振器
24からのマイクロ波が導波管43を介してプラズマ生
成室11に導入されるようになっている。また反応器1
0における冷却水通路18の内側には、水平断面形状が
略290×290mmのプラズマ生成室11と反応室12
とが形成されており、プラズマ生成室11と反応室12
とは複数個の孔14aを有する仕切り板14で仕切られ
ている。
【0030】このように構成されたマイクロ波プラズマ
処理装置においても、マイクロ波導入窓19の下面との
距離が20〜45mmで、かつ試料台15との距離が25
〜45mmの箇所に仕切り板14を配設することが望まし
く、上記実施例の装置の場合と略同様の効果を得ること
ができる。
処理装置においても、マイクロ波導入窓19の下面との
距離が20〜45mmで、かつ試料台15との距離が25
〜45mmの箇所に仕切り板14を配設することが望まし
く、上記実施例の装置の場合と略同様の効果を得ること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るマイク
ロ波プラズマ処理装置にあっては、マイクロ波導入窓の
下面との距離が20〜45mmで、かつ試料台の上面との
距離が25〜45mmの箇所に、複数個の孔を有する仕切
り板が配設されているので、プラズマ生成室におけるイ
オンの衝突頻度が多くなり、前記仕切り板の孔を透過す
るイオンの数が減少するため、試料Sへのダメージをな
くすことができるとともに、ラジカル等の中性粒子が高
密度に存在する領域に試料Sが保持されるため、試料S
に速く処理を施すことができ、処理性能の向上を図るこ
とができる。
ロ波プラズマ処理装置にあっては、マイクロ波導入窓の
下面との距離が20〜45mmで、かつ試料台の上面との
距離が25〜45mmの箇所に、複数個の孔を有する仕切
り板が配設されているので、プラズマ生成室におけるイ
オンの衝突頻度が多くなり、前記仕切り板の孔を透過す
るイオンの数が減少するため、試料Sへのダメージをな
くすことができるとともに、ラジカル等の中性粒子が高
密度に存在する領域に試料Sが保持されるため、試料S
に速く処理を施すことができ、処理性能の向上を図るこ
とができる。
【図1】本発明に係るマイクロ波プラズマ処理装置の実
施例を模式的に示した断面図である。
施例を模式的に示した断面図である。
【図2】実施例及び比較例の装置を用いた場合における
アッシングレートを測定した結果を示した曲線図であ
り、図中黒く塗りつぶした丸印は実施例の装置の場合を
示し、それ以外の印は比較例の装置の場合を示してい
る。
アッシングレートを測定した結果を示した曲線図であ
り、図中黒く塗りつぶした丸印は実施例の装置の場合を
示し、それ以外の印は比較例の装置の場合を示してい
る。
【図3】フラットバンドシフトによるダメージ評価に用
いられるMNOS構造の試料Sを、模式的に示した断面
図である。
いられるMNOS構造の試料Sを、模式的に示した断面
図である。
【図4】実施例及び比較例の装置を用い、MNOS構造
の試料Sに処理を施した場合、試料Sの直径Y軸上にお
けるフラットバンド電圧ΔVfbの分布を測定した結果を
示した曲線図である。
の試料Sに処理を施した場合、試料Sの直径Y軸上にお
けるフラットバンド電圧ΔVfbの分布を測定した結果を
示した曲線図である。
【図5】別の実施例に係るマイクロ波プラズマ処理装置
を模式的に示した断面図である。
を模式的に示した断面図である。
【図6】誘電体線路を用いた従来のマイクロ波プラズマ
処理装置を模式的に示した断面図である。
処理装置を模式的に示した断面図である。
【図7】従来の装置において、マイクロ波導入窓の下面
と仕切り板との距離Dを7mm一定とし、仕切り板と試料
台上面との距離dを60mmから次第に短く設定した場合
のアッシングレートを示した曲線図である。
と仕切り板との距離Dを7mm一定とし、仕切り板と試料
台上面との距離dを60mmから次第に短く設定した場合
のアッシングレートを示した曲線図である。
10 反応器 14 仕切り板 14a 孔 15 試料台 19 マイクロ波導入窓 20 誘電体線路 23 導波管 24 マイクロ波発振器
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロ波発振器と、マイクロ波を伝送
する導波管と、該導波管に接続された誘電体線路と、該
誘電体線路に対向配置されたマイクロ波導入窓を有する
反応器と、該反応器内に設けられた試料台とを備えたマ
イクロ波プラズマ処理装置において、前記マイクロ波導
入窓の下面との距離が20〜45mmで、かつ前記試料台
の上面との距離が25〜45mmの箇所に、複数個の孔を
有する仕切り板が配設されていることを特徴とするマイ
クロ波プラズマ処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5064074A JPH06275566A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | マイクロ波プラズマ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5064074A JPH06275566A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | マイクロ波プラズマ処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06275566A true JPH06275566A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13247579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5064074A Pending JPH06275566A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | マイクロ波プラズマ処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06275566A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0758688A1 (en) * | 1995-08-11 | 1997-02-19 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Apparatuses for deposition or etching |
| US20170032933A1 (en) * | 2015-07-31 | 2017-02-02 | Tokyo Electron Limited | Microwave Plasma Source and Plasma Processing Apparatus |
| CN108566717A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-21 | 合肥中科离子医学技术装备有限公司 | 采用微波垂直注入激励等离子体发生装置 |
| JP2019160896A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 株式会社アルバック | 真空処理装置 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5064074A patent/JPH06275566A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0758688A1 (en) * | 1995-08-11 | 1997-02-19 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Apparatuses for deposition or etching |
| US6132550A (en) * | 1995-08-11 | 2000-10-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Apparatuses for desposition or etching |
| US20170032933A1 (en) * | 2015-07-31 | 2017-02-02 | Tokyo Electron Limited | Microwave Plasma Source and Plasma Processing Apparatus |
| JP2019160896A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 株式会社アルバック | 真空処理装置 |
| CN108566717A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-21 | 合肥中科离子医学技术装备有限公司 | 采用微波垂直注入激励等离子体发生装置 |
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