JPH07336316A - データ放送システム - Google Patents

データ放送システム

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JPH07336316A
JPH07336316A JP12218394A JP12218394A JPH07336316A JP H07336316 A JPH07336316 A JP H07336316A JP 12218394 A JP12218394 A JP 12218394A JP 12218394 A JP12218394 A JP 12218394A JP H07336316 A JPH07336316 A JP H07336316A
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multimedia
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Eizaburo Itakura
英三郎 板倉
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星回線の状態が悪くても、受信側で重要度
の高いマルチメディアデータ(コアデータ)を、正確に
受信することができるようにする。 【構成】 マルチメディアデータが、所定の番組単位
で、衛星回線を介して伝送される。番組単位のマルチメ
ディアデータは、その重要度の高いものであるコアデー
タと、それ以外の付加データとに区分され、衛星回線が
通常状態の場合には、番組を構成するコアデータと付加
データの両方が伝送される(図15(a))。一方、衛
星回線の状態が悪い場合には、番組を構成するコアデー
タのみが、所定回数だけ再送される(図15(b))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば新聞社やその他
のデータベースなどを有する情報提供者側から、テキス
ト(例えば、新聞や、雑誌、書籍などのテキスト)や、
画像、音声などのデータを含むマルチメディアデータ
を、衛星などを介して配信する場合に用いて好適なデー
タ放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば新聞、雑誌、書籍等の情報は、紙
に印刷された状態で配布されることが多い。また、近
年、公衆電話網を用いたデータ通信技術の進歩に伴い、
電子的な手段によりこれらの情報を配信することが可能
になってきた。例えばパソコンを使って公衆電話網を経
由して新聞等のデータベースにアクセスし、必要な情報
を検索するオンラインサービスが広く行われている。
【0003】さらに、あらかじめサービスセンタと契約
しておき、希望する新聞や雑誌の記事情報をファックス
で配信してもらうというサービスも既に実用化されてい
る。
【0004】しかしながら、紙による情報の配信は、以
下のような問題点を有している。 (1)新聞を一紙読む、あるいは雑誌を一冊読む場合に
はそれ程でもないが、複数の新聞、あるいは雑誌を読む
という場合には量が大変かさばり、不便である。 (2)新聞を一家で一紙購読している場合、家族の人数
が多くても同時には一人しか読むことができず、不便で
ある。 (3)紙を大量に消費するため、木材、パルプの消費量
が多くなる。 (4)輸送、配達のために配達員を確保する必要があ
り、輸送コストが高くなる。 (5)輸送、配達に自動車、二輪車などが用いられ、排
気ガスを発生することから、環境破壊のおそれがある。
【0005】また、電子的な方法による情報の配信は、
センタのデータベースにアクセスする為のアクセス料が
高く、しかも通信費も要するため、コストが大変高いも
のになり、一般の人が手軽に利用できるものではない。
【0006】さらに、ファックスを使って送信するとい
う方法は、サービスセンタにおいて契約者毎に希望した
記事情報を選択するという人手を多く要する作業が必要
となる為に、やはり情報料が大変高いものになり、一般
の人が手軽に利用できるものではなかった。
【0007】そこで、本出願人は、例えば特願平5−2
97746号として、データを、衛星を介して伝送する
ことにより、低コストで情報の提供を行う方法を先に提
案している。さらに、この先の提案によれば、テキスト
の他、画像や音声のデータなどを含むマルチメディアデ
ータを伝送することができるようになされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先の提
案において伝送路とした衛星回線の状態は、天候により
左右され易いため、受信データの信頼性に欠ける課題が
あった。
【0009】即ち、衛星を介してデータの送受信を行う
場合には、例えば降雨などにより、受信側の受信レベル
が減衰する。送信側では、自身が送出した信号を、衛星
経由で受信し、その受信レベルに応じて、送信レベルを
制御することにより、多少の雨に対しては、受信データ
に影響がないようになされているが、豪雨や、雷雨、台
風、大雪などの環境下では、衛星回線における信号レベ
ルの減衰が大きく、受信側において、受信信号を、正確
なデータに復号することができない(例えば、映像や音
声がとぎれる)課題があった。
【0010】そこで、例えばデータに強力な誤り訂正を
施すことが考えられるが、伝送するデータ全体に強力な
誤り訂正を施す場合には、データ量が、本来伝送すべき
データ量に比較して著しく増加し、伝送効率が大きく劣
化するので、現実的ではない。
【0011】さらに、衛星回線の状態が悪い場合に、デ
ータのすべてが受信不可になるよりは、その一部だけで
も受信することができる方が好ましい。
【0012】即ち、例えばニュース番組などを考えた場
合、その番組を、事件の内容を説明するテキスト(文
字)および音声、事件の起こった場所を表示する静止
画、並びに事件の関係者へのインタビュー状況などを表
示する動画などのデータを組み合わせたマルチメディア
データで構成したときには、少なくともテキストまたは
音声を受信することができれば、事件の概要を把握する
ことができる。
【0013】従って、上述のマルチメディアデータの中
では、テキストまたは音声のデータが、最も重要度の高
いデータであり、衛星回線の状態が悪い場合には、この
テキストまたは音声のデータだけでも受信することがで
きる方が好ましい。
【0014】また、上述のような豪雨や、雷雨、台風、
大雪などのような災害が発生する恐れがある状況におい
ては、人道的見地から、例えば雨が降っている様子や風
が吹いている様子などを表示する動画像などよりも、例
えば避難を促す警報(例えば、津波警報など)などの緊
急情報を内容とする文字や音声の方が、情報としての重
要度が高く(この場合には、最も重要なものと考えられ
る)、これらを優先して受信することができるようにす
る必要がある。
【0015】そして、この場合、さらに可能ならば、次
に重要度の高いと考えられる、例えば緊急情報を大きな
文字で表示した静止画を受信することができるようにす
る必要がある。
【0016】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、伝送路(例えば、衛星回線など)の状態
が悪くても、受信側で重要度の高いデータを受信するこ
とができるようにするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
放送システムは、マルチメディアデータを、所定の番組
単位で、伝送路を介して伝送し、伝送路を介して伝送さ
れてきたマルチメディアデータを、データ受信装置で受
信するデータ放送システムにおいて、番組単位のマルチ
メディアデータを、その重要度に応じて区分し、伝送路
の状態が悪い場合には、マルチメディアデータを伝送す
る伝送モードを、重要度の高いマルチメディアデータの
みを再送する再送モードにして、マルチメディアデータ
の伝送を行うことを特徴とする。
【0018】このデータ放送システムにおいては、番組
を構成する重要度の高いマルチメディアデータを、その
番組に、所定の回数だけ繰り返して配置することによ
り、重要度の高いマルチメディアデータの再送を行うよ
うにすることができる。また、重要度の高いマルチメデ
ィアデータを、その重要度に対応した回数だけ繰り返し
て、番組に配置するようにすることができる。さらに、
重要度の高いマルチメディアデータを、その重要度に対
応した間隔で、番組に繰り返し配置するようにすること
ができる。また、番組単位のマルチメディアデータは、
伝送モードが再送モードであるか否かを示すモードフラ
グと、モードフラグが再送モードであることを示してい
る場合には、番組における重要度の高いマルチメディア
データの配置位置とを含むヘッダを有するようにするこ
とができる。さらに、ヘッダは、重要度の高いマルチメ
ディアデータを、番組に繰り返し配置した回数を、さら
に含むようにすることができる。
【0019】データ受信装置は、ヘッダに含まれるモー
ドフラグに基づいて、伝送モードが再送モードであるか
否かを判定する判定手段(例えば、図20に示すプログ
ラムの処理ステップS12など)と、判定手段により、
伝送モードが再送モードであると判定された場合に、ヘ
ッダに含まれる重要度の高いマルチメディアデータの配
置位置に基づいて、番組単位のマルチメディアデータか
ら、その番組に繰り返し配置された重要度の高いマルチ
メディアデータを抽出する抽出手段(例えば、図20に
示すプログラムの処理ステップS15など)と、抽出手
段により、同一のマルチメディアデータが2以上抽出さ
れた場合に、信頼性の高いものを選択する選択手段(例
えば、図20に示すプログラムの処理ステップS16な
ど)とを有するようにすることができる。
【0020】また、データ受信装置は、ヘッダに含まれ
るモードフラグに基づいて、伝送モードが再送モードで
あるか否かを判定する判定手段(例えば、図20に示す
プログラムの処理ステップS12など)と、判定手段に
より、伝送モードが再送モードであると判定された場合
に、ヘッダに含まれる重要度の高いマルチメディアデー
タの配置位置およびそれを繰り返し配置した回数に基づ
いて、番組単位のマルチメディアデータから、その番組
に繰り返し配置された重要度の高いマルチメディアデー
タを抽出する抽出手段(例えば、図20に示すプログラ
ムの処理ステップS15など)と、抽出手段により、同
一のマルチメディアデータが2以上抽出された場合に、
信頼性の高いものを選択する選択手段(例えば、図20
に示すプログラムの処理ステップS16など)とを有す
るようにすることができる。
【0021】選択手段には、2以上の同一のマルチメデ
ィアデータの多数決をとらせることにより、信頼性の高
いマルチメディアデータを選択させるようにすることが
できる。また、マルチメディアデータに、その誤り訂正
のための誤り訂正符号が付加されている場合、選択手段
には、誤り訂正符号を用いての、マルチメディアデータ
の誤り訂正が行われるときに得られる誤り検出情報に基
づいて、2以上の同一のマルチメディアデータのうち
の、信頼性の高いものを選択させるようにすることがで
きる。
【0022】請求項11に記載のデータ放送システム
は、マルチメディアデータを、所定の番組単位で、伝送
路を介して伝送し、伝送路を介して伝送されてきたマル
チメディアデータを、データ受信装置で受信するデータ
放送システムにおいて、番組単位のマルチメディアデー
タを、その重要度の高いものであるコアデータと、それ
以外の付加データとに区分し、伝送路の状態が悪い場合
には、マルチメディアデータを伝送する伝送モードを、
コアデータのみを再送する再送モードにして、その伝送
を行うことを特徴とする。
【0023】このデータ放送システムにおいては、番組
を構成するコアデータを、その番組に、所定の回数だけ
繰り返して配置することにより、コアデータの再送を行
うようにすることができる。また、番組単位のマルチメ
ディアデータが、伝送モードが再送モードであるか否か
を示すモードフラグと、モードフラグが再送モードであ
ることを示している場合には、コアデータを、番組に繰
り返し配置した回数とを含むヘッダを有するようにする
ことができる。
【0024】データ受信装置は、ヘッダに含まれるモー
ドフラグに基づいて、伝送モードが再送モードであるか
否かを判定する判定手段(例えば、図18に示すプログ
ラムの処理ステップS2など)と、判定手段により、伝
送モードが再送モードであると判定された場合に、ヘッ
ダに含まれるコアデータを繰り返し配置した回数に基づ
いて、番組単位のマルチメディアデータから、その番組
に繰り返し配置されたコアデータを抽出する抽出手段
(例えば、図18に示すプログラムの処理ステップS5
など)と、抽出手段により抽出されたコアデータのう
ち、信頼性の高いものを選択する選択手段(例えば、図
18に示すプログラムの処理ステップS6など)とを有
するようにすることができる。
【0025】選択手段には、抽出手段により抽出された
コアデータの多数決をとらせることにより、信頼性の高
いコアデータを選択させるようにすることができる。ま
た、マルチメディアデータに、その誤り訂正のための誤
り訂正符号が付加されている場合、選択手段には、誤り
訂正符号を用いての、コアデータの誤り訂正が行われる
ときに得られる誤り検出情報に基づいて、信頼性の高い
コアデータを選択させるようにすることができる。
【0026】コアデータには、少なくともテキストデー
タを含ませ、付加データには、少なくとも動画像の映像
信号およびそれに対応する音声信号を含ませるようにす
ることができる。
【0027】また、マルチメディアデータを、新聞に関
するものとするようにすることができる。さらに、伝送
路を、衛星回線でなるようにすることができる。
【0028】
【作用】請求項1に記載のデータ放送システムにおいて
は、マルチメディアデータが、所定の番組単位で、伝送
路を介して伝送され、そのマルチメディアデータは、デ
ータ受信装置で受信される。番組単位のマルチメディア
データは、その重要度に応じて区分され、伝送路の状態
が悪い場合には、マルチメディアデータを伝送する伝送
モードが、重要度の高いマルチメディアデータのみを再
送する再送モードにされ、マルチメディアデータの伝送
が行われる。従って、伝送路の状態が悪くても、受信側
で重要度の高いデータを受信することができるようにす
ることが可能となる。
【0029】請求項11に記載のデータ放送システムに
おいては、マルチメディアデータが、所定の番組単位
で、伝送路を介して伝送され、そのマルチメディアデー
タは、データ受信装置で受信される。番組単位のマルチ
メディアデータは、その重要度の高いものであるコアデ
ータと、それ以外の付加データとに区分され、伝送路の
状態が悪い場合には、マルチメディアデータを伝送する
伝送モードが、コアデータのみを再送する再送モードに
され、その伝送が行われる。従って、伝送路の状態が悪
くても、受信側でコアデータを受信することができるよ
うにすることが可能となる。
【0030】
【実施例】図1は、本発明のデータ放送システムの構成
例を示している。情報提供者としての新聞社は、大型計
算機1を有している。この大型計算機1には、紙面デー
タベースが蓄えられている。この紙面データベースに
は、新聞に印刷するための記事情報や、レイアウト情報
などが含まれている。このデータベースのデータ(コア
データ)は、必要に応じてワークステーション3に伝送
され、そこにおいて編集される。
【0031】即ち、各紙面(ジャンル)毎に、受信側に
おいて最も検索し易い形に記事データを編集する。例え
ば、この編集により、レイアウトはそのままで、見出し
だけが見える形で紙面がそのまま縮小された検索のため
の画面を作成する。さらにまた、この見出しから、それ
に対応する記事を表示することができるように、検索の
画面(見出し)と、その詳細を記述した記事との関係付
けが行われる。
【0032】また、新聞社には、例えば所定のテレビ局
2よりビデオ情報(およびオーディオ情報)が供給され
る。新聞社は、必要に応じて、このビデオ情報(付加デ
ータ)をワークステーション3に入力し、ディジタル
化、圧縮処理を行った後、大型計算機1より供給された
テキストデータと合成、編集する処理を行う。
【0033】このようにして編集された映像音声信号の
組み合わされたマルチメディアの新聞データ(マルチメ
ディアデータ)は、例えば地上のデータ回線を介して放
送センタ(放送局)4に伝送される。
【0034】放送センタ4は、例えば図2に示すような
送信装置を有している。即ち、新聞社から伝送されくる
データは、マルチメディア新聞データ(テキストデータ
と静止画像データを中心とするコアデータ、および動画
像データとそれに対応する音声データを中心とする付加
データから構成されている)、スクランブルキー、共通
情報、受信装置ID、および契約内容などのデータとな
されている。このうち、新聞データは、データスクラン
ブラ14に供給され、PN(pseudonoise)
発生器13が出力する疑似ランダム系列に対応してスク
ランブルされ、独立データチャンネル多重化回路12に
出力される。PN発生器13が発生する疑似ランダム系
列は、新聞社より供給されるスクランブルキーに対応し
て設定される。
【0035】このスクランブルキーの他、共通情報(図
11を参照して後述するように、新聞データ識別子など
を含んでいる)、受信装置IDおよび契約内容は、暗号
化回路11に供給される。暗号化回路11には、上述の
データに加え、必要に応じて(例えば、契約の更新時な
ど)所定のワークキーも供給されるようになされてお
り、これらのデータは、そこで暗号化される。暗号化さ
れたデータは、関連情報として、独立データチャンネル
多重化回路12に供給される。
【0036】独立データチャンネル多重化回路12は、
データスクランブラ14より供給されるスクランブルさ
れた新聞データと、暗号化回路11より供給される関連
情報とを多重化し、ディジタルチャンネル信号多重化回
路15に出力する。
【0037】以上の構成が、図4を参照して後述する独
立データチャンネルにおけるデータを生成するためのエ
ンコーダ25を構成している。
【0038】ディジタルチャンネル信号多重化回路15
にはまた、図3を参照して後述する、ディジタルチャン
ルネル信号として伝送される(放送センタ4が放送す
る)音声信号(少なくともその一部は、後述する映像信
号に付随する音声信号である)が入力される。ディジタ
ルチャンネル信号多重化回路15は、入力される音声信
号(ディジタル音声信号)と、エンコーダ25より供給
されるデータとを多重化し、4相DPSK変調器16に
供給する。
【0039】4相DPSK変調器16は、入力されたデ
ータを4相DPSK変調し、映像信号/ディジタルチャ
ンネル信号多重化回路17に出力する。この映像信号/
ディジタルチャンネル信号多重化回路17にはまた、放
送センタ4において放送する映像信号が入力されてい
る。ディジタルチャンネル信号多重化回路15に入力さ
れる音声信号がディジタル信号であるのに対して、映像
信号/ディジタルチャンネル信号多重化回路17に入力
される映像信号はアナログ信号とされている。
【0040】映像信号/ディジタルチャンネル信号多重
化回路17は、入力される映像信号と、4相DPSK変
調器16より供給される信号とを周波数多重化し、FM
変調器18に出力する。FM変調器18は、入力された
信号で所定のキャリアをFM変調し、アップコンバータ
19に出力する。アップコンバータ19は、入力された
FM信号の周波数をギガヘルツのオーダ(例えば、Ku
バンドの上りの14ギガヘルツの周波数帯域)の周波数
に周波数変換する。アップコンバータ19より出力され
たFM信号は、電力増幅器20で電力増幅された後、送
信アンテナ21に供給され、そこから衛星(放送衛星ま
たは通信衛星)5(図1)に送出される。
【0041】図3は、FM変調器18に入力される信号
の周波数スペクトラムを表している。同図に示すよう
に、映像信号は約4.5MHzまでの周波数帯域を有し
ており、4相DPSK変調器16より出力される信号
は、5.727272MHzの周波数を副搬送波とする
信号となされている。即ち、映像信号と4相DPSK信
号とは、周波数多重されて伝送されることになる。
【0042】図4は、4相DPSK変調されたディジタ
ルチャンネルデータのフォーマット(Aモードにおける
フォーマット)を表している。同図に示すように、横6
4ビット、縦32ビットの、合計2048ビットのデー
タにより、1フレームのデータが構成されている。最初
の2ビット×32ビットの範囲には、フレーム同期信
号、制御信号およびレンジビット信号が記録されるよう
になされている。
【0043】1フレームのデータは1msの時間で伝送
されるため、伝送レートは2.048Mbpsとなる。
【0044】フレーム同期信号は、各フレームの同期を
取るための信号である。制御信号は、16ビットが1単
位とされ、表1に示すように、最初の1ビットは、Aモ
ードまたはBモードのいずれのモードであるのかを表し
ている。Bモードについては後述する。次の第2ビット
と第3ビットにより、テレビジョン音声信号(映像信号
に付随する音声信号)がステレオ信号であるのか、モノ
ラル1チャンネルの信号であるのか、モノラル2チャン
ネルの信号であるのかを表すようになされている。
【0045】また、第4ビットと第5ビットは、テレビ
ジョン音声以外に付加される付加信号がステレオ音声信
号であるのか、モノラル1チャンネルの音声信号である
のか、モノラル2チャンネルの音声信号であるのか、あ
るいはまた、音声以外の信号であるのかを表している。
第6ビット乃至第15ビットは、将来の使用のための拡
張ビットとされている。第16ビットは、音声出力を抑
圧するかしないかを表すための符号とされている。
【0046】
【表1】
【0047】表2は、第1乃至第5ビット、および第1
6ビットのより詳細な内容を表している。即ち、第1ビ
ットが0であるとき、モードがAであることを表し、1
であるとき、モードがBであることを表している。ま
た、第2ビットが0であり、第3ビットも0であると
き、テレビジョン音声信号がステレオであり、第2ビッ
トが0であり、第3ビットが1であるとき、テレビジョ
ン音声信号がモノラル2チャンネルの信号(図4のフォ
ーマット中の音声1と2に記録される)であることを表
している。また、第2ビットが1であり、第3ビットが
0であるとき、テレビ音声信号はモノラル1チャンネル
の信号(音声1に記録される)であることを表してい
る。第2ビットと第3ビットが両方とも1である状態
は、特に使用されていない。
【0048】また、第4ビットが0であり、第5ビット
も0であるとき、付加音声がステレオであることを表
し、第4ビットが0であり、第5ビットが1であると
き、付加音声がモノラル2チャンネルの信号(音声3と
4に記録される)であることを表している。さらに、第
4ビットが1であり、第5ビットが0であるとき、付加
音声がモノラル1チャンネルの信号(音声3に記録され
る)であることを表している。第4ビットと第5ビット
が両方とも1であるとき、伝送されるのは音声以外の信
号(データ)であることを表している。
【0049】さらに、第16ビットは、音声出力を抑圧
するとき1とされ、抑圧を解除するとき0とされる。
【0050】
【表2】
【0051】図4に示すように、最初の2×32ビット
の範囲の次の10×32ビットの範囲、およびそれに続
く10×32の3つの範囲には、それぞれ音声1乃至音
声4の音声データが記録されるようになされている(但
し、上述したように、音声3と4には、音声データ以外
のデータが記録されることもある)。10×32ビット
の各範囲には、音声データが32サンプル分配置され
る。即ち、1サンプル当りのビット数は10ビットとさ
れている。しかしながら、アナログ音声信号は、1サン
プル当り14ビットのディジタルデータに変換される。
このうち、有効桁の上位の10ビットが選択され、1サ
ンプルのデータとして伝送される。即ち、図5に示すよ
うに、14ビットのデータのうちの有効桁の上位10ビ
ットのデータが選択されるため、その選択される範囲
(レンジ)は、5つある。最初の2×32ビットの範囲
に記録されるレンジビットは、この5個のレンジのうち
のどのレンジの10ビットであるのかを表している。
【0052】Aモード時においては、この10×32ビ
ットの範囲に、1チャンネルの音声データを配置するよ
うにするのであるが、Bモード時においては、20×3
2ビットの範囲に1チャンネル分の音声データが配置さ
れるようになされる。即ち、Bモード時においては、よ
り高品位の音声データを伝送することができるようにな
されている。
【0053】音声4のデータの次には、15×32ビッ
トの範囲に、独立データチャンネルのデータが配置さ
れ、さらに最後の7×32ビットの範囲には、横方向の
誤り訂正符号(C1)が配置されている。
【0054】この図4に示す独立データチャンネルのデ
ータは、パケットを単位としてデータが伝送される。図
6は、このパケットのフォーマットを表している。同図
に示すように、1パケットは288ビットにより構成さ
れ、先頭の16ビットはヘッダ(パケットのヘッダ)と
され、それに続く190ビットに実質的なデータが配置
され、最後の82ビットに、パケットの誤り訂正符号
(C1)が配置される。16ビットのヘッダのうち、最
初の5ビットは、サービス識別符号とされ、残りの11
ビットがサービス識別符号の横方向の誤り訂正符号(チ
ェックビット)(C1)とされる。このサービス識別符
号は、図11を参照して後述するように、関連情報、マ
ルチメディア新聞データ、および番組のヘッダ(後述す
る)の識別を行うための符号などを含んでいる。
【0055】パケットのヘッダのサービス識別符号とし
ては、5ビットが用意されているため、論理的には32
種類のサービス(288ビットのパケットの272ビッ
トの部分に配置されるデータの内容)を識別することが
可能である。しかしながら、図7に示すように、5ビッ
トの各ビットがすべて0である場合は、ダミーパケット
として送出するデータが存在しない場合の識別符号とさ
れている。従って、実際には、残りの31種類の識別符
号により、31種類のサービスを識別することが可能と
なる。
【0056】図4に示した1フレーム分のデータは、例
えば図8に示すように、9フレーム分集められ、これに
よりスーパフレームが構成される。1パケット(288
ビット)のビット列は、1スーパフレームのデータ(3
2×9=288ビット)より構成される。
【0057】また、図8に示すように、各フレームにお
いて、データは、縦方向に順次伝送される。このため、
バーストエラーは、図8において縦方向に発生すること
になる。そこで、このバーストエラーに対して強くする
ために、15×32ビットの範囲の独立データチャンネ
ルは、斜め方向に多重化が行われる。図8に示すよう
に、独立データチャンネルの横方向の長さは15ビット
であるため、この斜めの方向は15通り存在する。図6
に示した288ビットよりなるパケットは、この各方向
に対応される。従って、独立データチャンネルには、1
5通りの位置のパケット(15チャンネルのパケット)
が存在することになる。このように、斜め方向に多重化
を行うことにより、各パケットを構成するデータをイン
ターリーブすることが可能となり、バーストエラーに対
して強くなる。
【0058】図9は、独立データチャンネルにおけるパ
ケットの構成を模式的に表している。同図に示すよう
に、15通りの各パケットのうちの1つのパケットに
は、図2に示した暗号化回路11が出力する関連情報が
割り付けられる。そして、残りの14個のパケットに
は、例えば各新聞社A乃至Gのマルチメディア新聞デー
タ(データスクランブラ14より出力されるマルチメデ
ィア新聞データ)を割り付けることができる(但し、番
組の先頭には、番組のヘッダが割り付けられる)。な
お、1つの新聞社において、複数のパケットを同時に使
用することも可能である。図9に示した実施例において
は、関連情報として1つのパケットが用いられ、新聞社
A,B,Cの新聞記事データとして、それぞれ2パケッ
トずつが割り当てられている。
【0059】図10は、15通りのパケットの位置毎の
データを模式的に表している。同図に示すように、この
実施例においては、最初のパケットに関連情報が割り当
てられ、第2番目乃至第15番目の各パケットには、そ
れぞれ新聞社A乃至新聞社Nのデータが割り当てられて
いる。即ち、関連情報と新聞データA乃至Nが同時に各
家庭に伝送されることになる。
【0060】図11と図12は、パケットのより詳細な
フォーマットを表してる。これらの図に示すように、2
88ビットよりなるパケットは、その最初の16ビット
がヘッダとされ、そこに関連情報や新聞データなどの識
別データ(図6におけるサービス識別データ)が配置さ
れる。ヘッダに続く190ビットには、関連情報、新聞
データ、あるいは図15を参照して後述する番組のヘッ
ダが配置され、最後の82ビットに誤り訂正符号が配置
される。
【0061】図11に示すように、関連情報には、共通
情報と個別情報の2種類がある。共通情報の先頭には、
共通情報であるのか、個別情報であるのかを識別するた
めの種類識別コードが割り当てられる。その次には、新
聞A,B,C,・・・のいずれの新聞のデータであるの
かを識別するための新聞データ識別子が割り当てられて
いる。さらにそれに続く位置には、使用するパケット位
置のデータが配置されている。即ち、上述した1乃至1
5のいずれの位置のパケットのデータであるのかを表す
コードが、ここに割り当てられることになる。
【0062】さらに、その次には、スクランブルキーが
割り当てられている。このスクランブルキーが、後述す
るデータ受信装置7において受信され、図2のデータス
クランブラ14においてスクランブルされたデータが、
デスクランブル可能となる。
【0063】スクランブルキーの次には、放送開始時刻
と放送終了時刻がさらに割り当てられている。放送終了
時刻の次には、その他必要なコードを割り当てることが
可能となされている。
【0064】一方、個別情報には、その先頭に、種類識
別コードが割り当てられ、その次に受信装置IDが割り
当てられている。この受信装置IDは、例えば各家庭に
配置された図1の各データ受信装置7に対して割り当て
られるものである。この受信装置IDの次には、この受
信装置IDを有する契約者の契約内容が割り当てられて
いる。以下、受信装置IDとそれに対応する契約内容が
順次割り当てられている。
【0065】なお、ワークキーは、それが図2の暗号化
回路11に入力される場合には、個別情報の、例えば受
信装置IDと契約内容との間に配置される。
【0066】図10に示したように、最初のパケットに
割り当てられている関連情報が常に伝送されるため、受
信側においては、この関連情報をモニタすることによ
り、所定の新聞社のスクランブルキーや、その放送開始
時刻、終了時刻を検知することができる。また、共通情
報が送られていない所定の期間において、適宜伝送され
る個別情報に含まれる受信装置IDを有するデータ受信
装置が、その契約内容に符合する場合、所定の新聞社の
マルチメディア新聞データをダウンロードすることが可
能となる。
【0067】一方、図12に示すように、1つの番組を
構成するマルチメディア新聞データは、コアデータと付
加データとに区分され、テキストデータを中心とするコ
アデータは、さらに検索紙面のデータと記事紙面のデー
タとに区分される。検索紙面のデータは、その最初にス
タートコードが割り当てられている(検索紙面a)。こ
のスタートコードは、例えば新聞Aの新聞データが、こ
こから開始されることを表すものである。スタートコー
ドの次には、新聞データ識別子が配置されている。この
新聞データ識別子は、新聞社A,B,C,・・・のいず
れの新聞社のデータであるのかを識別するためのコード
である。この新聞データ識別子の次には、検索紙面と記
事データ、動画データ、音声データとを識別するための
種類識別コードが割り当てられている。さらに、その次
には、紙面識別データが割り当てられている。この紙面
識別データは、例えば政治面、経済面、スポーツ面など
の紙面の種類(ジャンル)を識別するものである。
【0068】紙面識別データの次には、見出し文が配置
され、さらにその次に、その見出し文の文字サイズとフ
ォント、さらにその位置データがそれぞれ配置される。
また、位置データの次には、その見出し文が縦書きであ
るのか、横書きであるのかを表すレイアウトデータが配
置されている。そして、さらにその次には、見出し文に
対応する詳細な記事が記載されている位置へアクセスす
るためのポインタが配置されている。
【0069】以上の検索紙面aは、最初のパケット(番
組のヘッダの直後のパケット)のフォーマットである
が、2番目以降のパケットにおいては、検索紙面bまた
はcに示すようなフォーマットでよい。即ち、これらの
パケットにおいては、スタートコードと新聞データ識別
子が省略されたものとなっている。
【0070】なお、検索紙面cの先頭には、動画像デー
タまたは音声データへアクセスするためのポインタが配
置されている。この検索紙面cのフォーマットは、付加
データが伝送される場合に用いられる。即ち、コアデー
タと付加データの両方を伝送する場合には、検索紙面
a,c、および必要に応じて検索紙面bのフォーマット
が用いられる。また、後述するように、コアデータのみ
を伝送する場合には、検索紙面aおよび必要に応じて検
索紙面bのフォーマットが用いられる。
【0071】一方、マルチメディア新聞データのうちの
記事データは、その先頭に種類識別データが配置され、
その次にレイアウトが配置されている(記事データ
a)。レイアウトの次には概要、そして、それに続いて
詳細な記事の内容を表す記事データ(テキストや静止画
のデータ)が配置されている。概要あるいは記事データ
が長く、1パケット内に収容しきれない場合において
は、上述した記事データaに続いて、記事データbに示
すパケットが必要に応じて付加される。そして、記事デ
ータの終了位置には、コアデータの終了を表すエンドコ
ードが付加される。
【0072】また、マルチメディア新聞データのうち、
付加データは、動画データと音声データに区分される。
この動画データまたは音声データの先頭には、記事デー
タであるのか、あるいは、動画データを記録するパケッ
トであるのか、音声データを記録するパケットであるの
かを表す種類識別データが配置される。そして、その次
には、動画データまたは音声データを圧縮するフォーマ
ットを示すコード体系が配置される。さらに、それに続
いて、種類識別データに対応する動画データまたは音声
データが配置される(動画データaまたは音声データ
a)。
【0073】動画データまたは音声データが1パケット
以上の長さを有する場合、さらに、動画データbまたは
音声データbが付加される。このパケットにも、動画デ
ータまたは音声データが配置される。そして、動画デー
タまたは音声データが終了する位置には、その終了を表
すエンドコードが配置される。
【0074】以上のようなフォーマットのコアデータと
付加データで、1つの番組が構成されて配信される。
【0075】図13は、検索紙面と記事紙面を模式的に
表している。検索紙面は、図13(a)に示すように、
見出しだけが見えるように表示される。これに対して、
記事紙面は、同図(b)に示すように、見出しだけでな
く、それに続いて概要、さらに詳細な記事が見えるよう
に表示される。契約者は必要に応じて検索紙面の所定の
見出しを、例えばマウスなどによりクリックすることに
より、それを選択すると、その見出しに対応する概要と
記事が、図13(b)に示すように表示されるようにな
されている。さらに、指定した記事に動画/音声情報が
付加されている場合、同図(c)に示すように、ビデオ
を表示することが可能である。
【0076】図14は、コアデータを構成する検索紙面
と記事データ、および付加データを構成する動画データ
と音声データの各パケットの全体の配置を表している。
同図に示すように、先頭に、番組のヘッダが配置され、
それに続いて検索紙面のパケットが配置されており、各
検索紙面のパケットには、対応する記事データ、動画デ
ータ、音声データへアクセスすることを可能とするため
のポインタが配置されている。
【0077】図15は、各チャンネルの番組のフォーマ
ットを表している。図15(a)に示すように、各チャ
ンネルの1つの番組は、重要度の高いデータとしての、
例えばテキストデータと静止画像データ(いずれも、図
12で説明した記事データに含まれる)を中心とするコ
アデータ、およびそれ以外の、動画像データとその動画
像データに対応する音声データを中心とする付加データ
の他、番組のヘッダから構成されている。各番組におい
ては、最初にその番組のヘッダが配置され、それに続い
て、コアデータと付加データが配置されている。1つの
チャンネルには、上述したような構成(フォーマット)
の番組が順次配置されている。
【0078】放送センタ4(図1)からデータ受信装置
7までの伝送路、即ち、図1に示した場合においては衛
星回線の状態が、通常状態のとき、図15(a)に示し
たフォーマットで各番組を構成するコアデータおよび付
加データの両方が伝送される。
【0079】一方、例えば降雨などの影響により、衛星
回線の状態が悪いときには、各チャンネルの番組は、例
えば図15(b)に示すフォーマットで伝送される。
【0080】即ち、付加データが配置されていた部分
に、コアデータが繰り返し配置され、これにより付加デ
ータなしで各番組が構成される。番組を構成するデータ
の容量の上限はあらかじめ決まっているので、コアデー
タを繰り返し配置する回数は、そのコアデータの容量
と、付加データが占有していた容量(付加データの容
量)とに応じて、適応的に決められる。図15(b)に
おいては、番組1のコアデータが、4回再送され、番組
2のコアデータが2回再送される様子を示している。
【0081】以上のように、衛星回線の状態が悪いとき
には、コアデータが所定の回数だけ繰り返して配置され
て番組が構成されることにより、コアデータが再送され
る。従って、データ受信装置7では、その複数のコアデ
ータから、後述するようにして信頼性の高いコアデータ
を得ることが可能となる。
【0082】次に、各番組のヘッダは、図15(c)に
示すように構成される。即ち、ヘッダは、データを伝送
する伝送モードが、上述したコアデータのみを再送する
再送モードであるか否かを示す再送フラグ(モードフラ
グ)と、コアデータを繰り返し配置した回数(これは、
コアデータが再送される回数であり、以下、適宜、再送
回数という)とから構成される。
【0083】再送フラグは、例えば1ビットのデータ
で、通常の場合(図15(a)に示したフォーマットで
番組の伝送が行われる場合)には、0および1のうち
の、例えば0にされ、衛星回線の状態が悪く、コアデー
タが再送される場合(図15(b)に示したフォーマッ
トで番組の伝送が行われる場合)には、0および1のう
ちの、例えば1にされる。そして、再送フラグが1の場
合、即ちコアデータが再送される場合、その再送回数
が、再送フラグの後に配置されてヘッダが構成される。
【0084】データ受信装置7(図1)では、各番組の
ヘッダにおける再送フラグが参照され、それが0である
場合には、通常の番組の受信処理が行われる。また、再
送フラグが1である場合には、それに続いて配置された
再送回数がさらに参照される。そして、その再送回数に
応じて、番組からコアデータが読み出され、その中か
ら、信頼性の高いコアデータを選択する受信処理が行わ
れる(詳細は、後述する)。
【0085】なお、衛星回線の状態は、放送センタ4
で、例えば次のようにして判定される。即ち、放送セン
タ4(図1)では、衛星5に送出した信号が、その衛星
5を経由して受信され、その受信レベルが、所定値より
小さいとき、または所定値以上のとき、衛星回線の状態
が、それぞれ悪い、または通常と判定される。
【0086】また、番組のヘッダは、それに続く番組の
コアデータまたは付加データを復号するのに必ず必要な
ものであり、たとえ衛星回線の状態が悪くても、誤って
受信されるのは極力避ける必要がある。そこで、番組の
ヘッダには、強力な誤り訂正が施されるようになされて
いる。番組のヘッダのデータ容量は、その番組全体の容
量に比較して充分小さく、従ってヘッダのみに強力な誤
り訂正を施しても、伝送効率が大きく悪化することはな
い。
【0087】以上のようなデータが、図1における放送
センタ4から衛星5に伝送され、衛星5から、例えば1
2ギガヘルツの周波数の電波で、さらに例えば各家庭に
おける受信者(契約者)に伝送される。各家庭において
は、室外装置(パラボラアンテナ)6で、衛星5からの
信号が受信され、所定の中間周波信号(IF信号)に変
換される。このIF信号は、データ受信装置7に入力さ
れる。データ受信装置7では、IF信号が復調され、内
蔵する記録装置30(図16)に供給されて、例えばそ
の記録媒体用スロット(図1)に着脱可能なミニディス
ク(商標)8などの記録媒体に記録される。使用者は、
このミニディスク8を、例えばポータブル端末器9に装
着し、受信したデータを検索紙面から検索し、必要な記
事紙面を表示させることができる。あるいはまた、記録
装置30(図16)で記録したデータを読み出して、必
要に応じてテレビジョン受像機10に出力し、表示させ
ることができる。
【0088】図16は、データ受信装置7の構成例を示
している。同図に示すように、室外装置6より入力され
たIF信号は、BSチューナ32に供給されている。使
用者は、契約した新聞データの放送時間をタイマ回路3
4に予めセットしておく。タイマ回路34はクロックを
内蔵しており、そのセットした時刻が到来したとき、C
PU,ROM,RAMなどよりなる処理回路35に信号
を出力する。
【0089】処理回路35は、タイマ回路34より信号
が出力されたとき、電源オン/オフコントロール回路3
6を制御し、電源回路37をオンさせる。これにより、
電源回路37から各部に電力が供給され、データ受信装
置7は動作可能状態となる。
【0090】また、このとき、処理回路35は、BSチ
ューナコントロール回路31を介してBSチューナ32
を制御し、契約した新聞社のデータが伝送されるチャン
ネルを選択させる。BSチューナ32は、入力されたI
F信号から、指令されたチャンネルの信号を復号し、デ
コーダ33に出力する。デコーダ33は、契約した新聞
データが含まれるパケット位置のデータをデコードす
る。処理回路35は、デコーダ33がデコードしたデー
タを、記録装置30の記録媒体駆動回路41を介して記
録媒体42に供給し、記録させる。この記録媒体42
は、例えばハードディスクなどにより構成される。
【0091】なお、処理回路35は、デコーダ33から
のデータを記録媒体42に記録するとき、図15(c)
に示した番組のヘッダを構成する再送フラグを参照し、
その再送フラグの状態に応じて、番組を構成するデータ
に対し、所定の受信処理(後述する)を施すようになさ
れている。
【0092】あるいはまた、処理回路35は、例えばミ
ニディスク8により構成される記録媒体に、記録媒体駆
動回路43を介してデコーダ33の出力、またはハード
ディスク42の再生出力を記録させる。
【0093】処理回路35は、所定の指令が入力された
とき、記録媒体42またはミニディスク8に記録された
データを再生させ、ビデオ/オーディオ回路38に供給
し、ビデオ/オーディオ信号に変換させる。ビデオ/オ
ーディオ回路38より出力されたビデオ信号は、テレビ
ジョン受像機10に出力され、表示される。また、音声
信号は、スピーカ10Aより出力される。
【0094】あるいはまた、図1を参照して説明したよ
うに、マルチメディア新聞データが記録されたミニディ
スク8を、ポータブル端末器9に装着することにより、
ポータブル端末器9において新聞記事を見ることができ
る。音声信号は、内蔵するスピーカで聞くことができ
る。
【0095】この場合、図13を参照して説明したよう
に、マルチメディア新聞データは、検索紙面、記事紙面
とビデオ表示面により構成されるので、最初に検索紙面
(図13(a))を表示させ、見出しを見て、必要な見
出しを選択することにより、それに対応する記事紙面
(図13(b))を表示させることができる。従って、
ポータブル端末器9やテレビジョン受像機10の表示部
が小さくとも、情報を効率的に表示し、その中から所望
のものを迅速に選択し、表示させることができる。
【0096】タイマ回路34は、予め設定した所定の放
送終了時刻が到来したとき、処理回路35に信号を出力
する。このとき、処理回路35は、電源オン/オフコン
トロール回路36を介して電源回路37を制御し、各部
への電源供給を中止させる。これにより、マルチメディ
ア新聞データのダウンロードが完了される。
【0097】尚、契約したマルチメディア新聞データの
放送時間に、使用者が他のチャンネルを受信している場
合、処理回路35は、ビデオ/オーディオ回路38を介
してチャンネル変更を促すメッセージをテレビジョン受
像機10に表示させる。あるいは、スピーカ10Aから
警告音を発生させる。さらにまた、受信チャンネルを強
制的かつ自動的に変更させるようにすることも可能であ
る。
【0098】以上においては、使用者にデータ受信装置
7が動作する時刻を設定させるようにしたが、電源が入
っている状態のときに、関連情報に含まれている個々の
新聞データの放送開始時刻および放送終了時刻を用い
て、契約したマルチメディア新聞データの放送時間を予
めタイマ回路に自動的にセットするようにすれば、使用
者がいちいちデータ受信装置7が動作する時刻を設定す
ることなく、データ受信装置7の電源がオフされている
場合においても、自動的に契約したマルチメディア新聞
データを受信させるようにすることも可能である。
【0099】図17は、BSチューナ32とデコーダ3
3のより詳細な構成例を示している。室外装置6より入
力されたIF信号は、BSチューナ32のFM復調器7
1に入力される。FM復調器71には、BSチューナコ
ントロール回路31よりBSチューナ制御信号が入力さ
れている。FM復調器71は、このBSチューナ制御信
号に対応するチャンネルのIF信号を、ベースバンド信
号に復調し、映像信号/ディジタルチャンネル信号分離
回路72に出力する。映像信号/ディジタルチャンネル
信号分離回路72は、入力された信号から映像信号とデ
ィジタルチャンネル信号とを分離し、映像信号を、例え
ばテレビジョン受像機10に出力し、表示させる。
【0100】一方、映像信号/ディジタルチャンネル信
号分離回路72により分離されたディジタルチャンネル
信号は、4相DPSK復調器73に入力され、復調され
る。4相DPSK復調器73より出力された信号は、デ
ィジタルチャンネル信号分離回路74に入力され、そこ
で音声信号と独立データチャンネルの信号とに分離され
る。なお、音声信号と独立データチャンネルの信号とへ
の分離が行われる前に、図4に示した1フレームの終わ
りに付加されている誤り訂正符号を用いての誤り検出、
訂正が行われる。
【0101】音声信号は、上述した映像信号に対応する
ものである場合、テレビジョン受像機10に出力され
る。その他の音声信号である場合、図示せぬオーディオ
装置などに供給される。
【0102】また、ディジタルチャンネル信号分離回路
74は、4相DPSK復調器73より入力された信号か
ら分離した独立データチャンネル信号を、デコーダ33
の新聞データ/関連情報分離回路81に出力する。な
お、このとき、ディジタルチャンネル信号分離回路74
は、図6などに示した独立データチャンネルの信号のパ
ケットの終わりに付加されている誤り訂正符号を用いて
の誤り検出、訂正を行う。
【0103】新聞データ/関連情報分離回路81は、入
力された信号から、マルチメディア新聞データと関連情
報とを分離し、マルチメディア新聞データをデータデス
クランブラ87に出力し、関連情報を復号回路82に出
力する。
【0104】一方、メモリ83には、このデコーダ33
(データ受信装置7)に割り当てられている受信装置I
Dおよびマスタキー(データ受信装置7(受信者)に固
有の、ワークキーにかけられた暗号を解くためのキー
(ワークキーを復号するためのキー))があらかじめ記
憶されている。復号回路82は、メモリ83に記憶され
ているマスタキーを用いて、関連情報として入力された
ワークキーの復号を行い、そのワークキーの復号を正し
く行うことができた場合において、メモリ83に記憶さ
れている受信装置IDと一致する受信装置IDの契約内
容が関連情報として入力されてきたとき、その契約内容
を契約条件比較回路84に供給し、内蔵するメモリ84
Aに記憶させる。また、復号回路82は、関連情報とし
て伝送されてきたスクランブルキーを復号し、オン/オ
フ切換回路85に出力する。
【0105】そして、その後、入力される関連情報か
ら、データ識別子を復号したとき、このデータ識別子が
復号回路82から契約条件比較回路84に供給される。
契約条件比較回路84は、入力されたデータ識別子を、
メモリ84Aに既に記憶されている契約内容と比較す
る。この契約内容には、予め契約されているマルチメデ
ィア新聞のデータ識別子が含まれている。契約条件比較
回路84は、契約料金未納、その他の禁止条件が契約内
容に含まれていない限り、メモリ84Aに記憶されてい
るデータ識別子と、復号回路82より供給されたデータ
識別子とが一致したとき、オン/オフ切換回路85をオ
ン状態に切り換える制御信号を出力する。これにより、
復号回路82より出力されたスクランブルキーが、オン
/オフ切換回路85を介してPN発生器86に供給され
る。
【0106】PN発生器86は、入力されたスクランブ
ルキーに対応して、疑似ランダム系列を発生する。デー
タデスクランブラ87は、このPN発生器86より供給
された疑似ランダム系列を利用して、新聞データ/関連
情報分離回路81より供給される新聞データをデスクラ
ンブルする。そして、このデスクランブルされた新聞デ
ータが記録装置30に供給され、上述したようにして、
ミニディスク8あるいはハードディスク(記録媒体)4
2に記録される。
【0107】尚、契約条件比較回路84が比較するデー
タとしては、契約している新聞社のデータであるか否か
を表す新聞データ識別子以外に、映像/音声データの種
類識別データも含んでいる。受信データ中の新聞データ
識別子が、契約している新聞の新聞データ識別子と一致
する場合、検索紙面と記事紙面のデータからなるコアデ
ータは、デスクランブルすることが可能であるが、さら
に、映像/音声データ(付加データ)を受信することが
契約されていなければ、この付加データはデスクランブ
ルすることができない。勿論、映像/音声の付加データ
も、受信することが予め契約されていれば、契約条件比
較回路84のメモリ84Aに、その種類識別データも記
憶されるため、付加データもデスクランブルすることが
でき、記録装置30において記録することができる。
【0108】次に、図18は、上述した処理回路35
(図16)における受信処理の詳細を説明するフローチ
ャートである。まず処理回路35では、ステップS1に
おいて、デコーダ33から供給されるデータのうちの番
組のヘッダ(図15(c))が解析される。そして、ス
テップS2に進み、そのヘッダに記述された再送フラグ
が1であるか否かが判定される。ステップS2におい
て、再送フラグが1でないと判定された場合、即ち再送
フラグが0で、各チャンネルの番組が、図15(a)に
示したフォーマットで伝送されてきている場合、ステッ
プS3に進み、番組を構成するデータから、そのヘッダ
に続いて配置されているコアデータと付加データとが抽
出され、上述したようにして、ミニディスク8またはハ
ードディスク42に記録されて、処理を終了する。
【0109】また、ステップS2において、再送フラグ
が1であると判定された場合、即ち各チャンネルの番組
が、図15(b)に示したようなフォーマットで伝送さ
れてきている場合、ステップS4に進み、再送フラグの
後に配置されている再送回数が、処理回路35の内蔵す
るCPUに読み込まれる。これにより、CPUの内蔵す
るレジスタに、再送回数がセット(設定)される。
【0110】そして、ステップS5に進み、番組を構成
するデータから、そのヘッダの直後に配置されたコアデ
ータが抽出され、さらにそのコアデータの後に続いて配
置されているコアデータが、再送回数だけ抽出される。
【0111】即ち、例えば図15(b)に示したフォー
マットのデータが伝送されてきた場合、番組1について
は、そのヘッダの直後のコアデータが抽出された後、さ
らにそれに続く4つのコアデータが抽出される。また、
番組2については、そのヘッダの直後のコアデータが抽
出された後、さらにそれに続く2つのコアデータが抽出
される。
【0112】抽出されたコアデータは、上述したように
して記録媒体42(またはミニディスク8)に記録され
る。
【0113】コアデータの記録後、ステップS6に進
み、番組ごとのコアデータの多数決がとられ、その多数
決結果に応じて、信頼性の高いコアデータが選択され
る。即ち、例えば図15(b)に示した番組1について
は、5つのコアデータが比較され、ある1ビットに注目
した場合に、そのビットが1または0であるコアデータ
が、例えばそれぞれ2つまたは3つであるときには、多
数決により、そのビットが0になっているコアデータが
選択される。また、あるビットが1または0であるコア
データが、例えばそれぞれ4つまたは1つであるときに
は、多数決により、そのビットが1になっているコアデ
ータが選択される。
【0114】ここで、衛星回線の状態の悪化が、例えば
豪雨などによる場合においては、豪雨は、経験上長い時
間続かないので、伝送誤りの生じるコアデータは、複数
伝送されたコアデータのうちの一部であることが予想さ
れる。従って、上述したように多数決を行うことによ
り、信頼性の高いコアデータを得ることができる。
【0115】以上のようにして、いわば伝送誤りを正し
た、信頼性の高いコアデータを得た後、ステップS5で
記録媒体42に記録されたコアデータは消去され、その
代わりに、上述した信頼性の高いコアデータが記録され
て、処理を終了する。
【0116】従って、衛星回線の状態が悪くても、信頼
性の高いコアデータを得ることができるので、番組の概
要を把握することができる。
【0117】また、豪雨や、雷雨、台風、大雪などのよ
うな災害が発生する恐れがある状況においては、避難を
促す警報などの緊急情報をコアデータとして再送するこ
とにより、その緊急情報を優先して、正確に受信するこ
とができる。なお、このような緊急情報を伝送する場合
においては、ノンスクランブルで行うことが好ましい。
【0118】なお、図18のステップS6では、多数決
をとる他、例えばコアデータのパケットに付加された誤
り訂正符号を用いてのコアデータの誤り訂正が行われる
ときに得られる誤り検出情報に基づいて、信頼性の高い
コアデータを得るようにすることができる。
【0119】即ち、例えば上述したディジタルチャンネ
ル信号分離回路74で、パケットの誤り訂正符号を用い
ての、コアデータの誤り訂正が行われたときに、誤りが
検出されなかったコアデータ、あるいは誤りの検出数
(検出量)が最も少なかったコアデータを選択するよう
にすることができる。
【0120】また、上述の場合においては、テキストお
よび静止画のデータを中心としてコアデータを構成する
ようにしたが、コアデータは、例えばテキストデータの
みを中心として構成しても良い。即ち、コアデータは、
そのときに最も重要(重要度が最も高い)と考えられる
データを中心として構成するようにする。具体的には、
例えば台風などの警告を放送する場合、通常は、その警
告を表すテキストのデータが最も重要であるが、受信者
(契約者)が、例えば目の不自由な人であるときには、
警告を表す音声のデータが、最も重要なものとなる。
【0121】次に、上述の場合においては、通常のとき
は、データを、重要なデータとしてのコアデータと、そ
れ以外の付加データとの2つに区分して伝送し、さらに
衛星回線の状態が悪いときには、コアデータのみを再送
するようにしたが、この他、例えば図19に示すよう
に、番組を構成するデータを、その重要度に応じて3以
上に区分し、衛星回線の状態が悪い場合には、重要度の
高い、いくつかのデータを再送するようにすることもで
きる。
【0122】即ち、図19(a)においては、各番組を
構成するデータが、その重要度に応じて、データA乃至
Eの5つに区分されて伝送されるようになされている。
ここで、データA乃至Eは、A,B,C,D,Eの順に
重要度が高いものとされている。即ち、データAが最も
重要なデータで、データBが、その次に重要なデータ
で、以下同様にして、データEが最も重要度の低い(最
も重要でない)データとされている。
【0123】具体的には、データAは、例えばテキスト
を中心とするデータとし、データBは、例えばそのテキ
ストに対応する音声を中心とするデータとする。また、
データCは、例えば静止画を中心とするデータとする。
さらに、データDは、例えば動画像を中心とするデータ
とし、データEは、例えばその動画像に対応する音声を
中心とするデータとする。
【0124】各番組においては、図15における場合と
同様に、最初にその番組のヘッダが配置され、それに続
いて、データが配置されている。なお、データの配置順
は、例えばその重要度順としても良いし、その他任意の
順序としても良い。
【0125】放送センタ4(図1)からデータ受信装置
7までの伝送路、即ち、図1に示した場合においては衛
星回線の状態が、通常状態のとき、図19(a)に示し
たフォーマットで各番組を構成するデータすべてが伝送
される。
【0126】一方、例えば降雨などの影響により、衛星
回線の状態が悪いときには、各チャンネルの番組は、例
えば図19(b)に示すフォーマットで伝送される。
【0127】即ち、番組を構成する重要度の高いデータ
が選択され、その番組に、所定の回数だけ繰り返して配
置される。上述したように、番組を構成するデータの容
量の上限はあらかじめ決まっているので、重要度の高い
データを繰り返し配置する回数は、その重要度の高いデ
ータの容量とその重要度、および選択されなかった重要
度の低いデータの容量(番組の空き容量)に応じて、適
応的に決められる。
【0128】図19(b)に示した番組1については、
データA乃至Cが、それぞれ3乃至1個配置され、2乃
至0回再送される(伝送は、それぞれ3乃至1回行われ
る)。また、番組2については、データAまたはBが、
それぞれ3または2回個配置され、2または1回再送さ
れる。
【0129】なお、図19(b)においては、データの
重要度に対応して、即ち重要度の高いデータほど、その
再送回数を多くするようにしたが、すべて同一の再送回
数(0回を除く)とすることもできる。
【0130】また、例えば番組1については、A,B,
C,A,B,Aの順番で、データA乃至Cを配置した
が、この配置順は、任意に決めることができる。但し、
同一のデータを、例えば連続して配置するなど、あまり
間隔を空けずに配置すると、それらは、ほぼ同じタイミ
ングで伝送されることとなり、衛星回線の状態が悪い場
合には、最初に伝送されるデータに生じる誤りと同じ誤
りが、その次(以降)に伝送されるデータに生じる可能
性があるので、同一のデータは、なるべく間隔を空けて
配置することが好ましい。
【0131】天候の影響による衛星回線が悪化した状態
は、上述したように長い時間続かないので、同一のデー
タを、間隔を空けて配置することにより、同一の伝送誤
りが生じることを防止し、信頼性の高いデータを得るこ
とができる。
【0132】さらに、より重要度の高いデータほど、そ
の信頼性が高いことが望ましいから、重要度の高いデー
タは、その重要度に対応した間隔で配置するようにする
ことができる。即ち、重要度が高いデータほど、間隔を
空けて配置するようにすることができる。
【0133】図19(b)の番組1においては、最も重
要度の高いデータAが、最も広く間隔を空けて配置さ
れ、次に重要度の高いデータBが、その次に広く間隔を
空けて配置されている(但し、図19において、データ
A乃至Cのデータ容量の関係は、A<B<Cとする)。
【0134】以上のように、衛星回線の状態が悪いとき
には、重要度の高いデータだけが所定の回数だけ繰り返
して配置されて番組が構成され、これにより重要度の高
いデータが再送される。従って、データ受信装置7で
は、その複数の重要度の高いデータから、図18で説明
したようにして信頼性の高いデータを得ることができる
(但し、図19(b)の番組1を構成するデータCに関
しては、その再送回数が0回で、1回しか伝送されない
ため、信頼性は低くなる。しかしながら、データCは、
重要度が高いデータの中で、最も重要度が低いものであ
るから、仮に正確なデータCを得ることができなかった
としても、それより重要度の高いデータAおよびBが、
高い信頼性で得られるので、大きな問題はない)。
【0135】次に、衛星回線の状態が悪い場合に、図1
9(b)に示したフォーマットでデータが伝送されると
きには、各番組のヘッダは、図19(c)に示すように
構成される。即ち、番組のヘッダは、上述した再送フラ
グと、次のようなデータ構成表示部とから構成される。
【0136】データ構成表示部には、例えば番組におけ
る重要度の高いデータの配置位置が記述される。即ち、
例えば図19(b)に示した番組1には、データA乃至
Cが、A1,B2,C3,A4,B5,A6(A乃至C
の後に付した数字は、配置順を示す)のように配置され
ているが、この場合、データ構成表示部には、データA
1,B2,C3,A4,B5,A6それぞれの先頭の位
置(配置位置)が記述される。また、図19(b)に示
した番組2には、データAおよびBが、A1,B2,A
3,B4,A5のように配置されているので、データ構
成表示部には、データA1,B2,A3,B4,A5そ
れぞれの配置位置が記述される。
【0137】なお、例えば同一のデータが、連続して配
置される場合などには、データ構成表示部には、同一の
データの最初の配置位置と、その再送回数を記述するよ
うにすることができる。即ち、例えばある番組の重要度
の高いデータA乃至Cが、A1,A2,A3,A4,B
5,B6,C7のような順序で配置される場合には、A
1,A2,A3,A4,B5,B6,C7それぞれの配
置位置ではなく、データA1の配置位置とデータAの再
送回数3、データB5の配置位置とデータBの再送回数
1、およびデータC7の配置位置とデータCの再送回数
0を、データ構成表示部に記述することができる。
【0138】衛星回線の状態が悪い場合に、図19
(b)に示したフォーマットでデータが伝送されるとき
には、データ受信装置7の処理回路35(図16)で
は、図18で説明した受信処理に代えて、例えば図20
に示すような受信処理が行われる。即ち、この場合、処
理回路35では、ステップS11乃至S13において、
図18のステップS1乃至S3における処理とそれぞれ
同様の処理が行われる。
【0139】そして、ステップS12において、再送フ
ラグが1であると判定された場合、即ち各チャンネルの
番組が、図19(b)に示したようなフォーマットで伝
送されてきている場合、ステップS14に進み、再送フ
ラグの後に配置されているデータ構成表示部が、処理回
路35の内蔵するCPUに読み込まれる。
【0140】その後、ステップS15に進み、番組のヘ
ッダのデータ構成表示部の記述内容に基づいて、その番
組に配置されたデータ(重要度の高いデータ)が抽出さ
れる。
【0141】即ち、例えば図19(b)に示したフォー
マットのデータが伝送されてきた場合、番組1のヘッダ
のデータ構成表示部には、上述したようにデータA1,
B2,C3,A4,B5,A6それぞれの配置位置が記
述されているから、その配置位置に対応して、データA
1,B2,C3,A4,B5,A6が抽出される。ま
た、番組2のヘッダのデータ構成表示部には、データA
1,B2,A3,B4,A5それぞれの配置位置が記述
されているから、その配置位置に対応して、データA
1,B2,A3,B4,A5が抽出される。
【0142】なお、上述したように、例えば重要度の高
いデータA乃至Cが、A1,A2,A3,A4,B5,
B6,C7のように配置された番組が伝送されてきた場
合において、そのヘッダのデータ構成表示部に、データ
の配置位置とその再送回数(データA1の配置位置とデ
ータAの再送回数3、データB5の配置位置とデータB
の再送回数1、およびデータC7の配置位置とデータC
の再送回数0)が記述されているときには、まずデータ
A1の配置位置に対応して、データA1が抽出され、さ
らにそれに続く、再送回数分だけの(3つの)データA
(データA2,A3,A4)が抽出される。そして、デ
ータB5の配置位置に対応して、データB5が抽出さ
れ、さらにそれに続く、再送回数分だけの(1つの)デ
ータB(データB6)が抽出される。その後、データC
7の配置位置に対応して、データC7が抽出され、デー
タCの再送回数は0回なので、データCの抽出は、デー
タC7の抽出のみで終了する。
【0143】抽出された重要度の高いデータは、上述し
たようにして記録媒体42(またはミニディスク8)に
記録される。
【0144】データの記録後、ステップS16に進み、
ステップS15で抽出されたデータに同一のものが2以
上ある場合には、上述した図18のステップS6で説明
したように、それらの多数決がとられ、その多数決結果
に応じて、信頼性の高いデータが選択される。即ち、ス
テップS16では、少なくとも1回以上再送されたデー
タがある場合には、その多数決をとることにより、信頼
性の高いデータが選択される。
【0145】以上のようにして、信頼性の高いコアデー
タを得た後、ステップS15で記録媒体42に記録され
たデータは消去され、その代わりに、上述した信頼性の
高いデータが記録されて、処理を終了する。
【0146】なお、再送回数が0回のデータは、ステッ
プS16で処理されることなく、記録媒体42に記録さ
れた状態のままにされる。
【0147】従って、この場合、上述した場合と同様に
効果を得ることができる他、データを、その重要度の対
応して、適応的に切り換えて伝送することができる。
【0148】なお、ステップS16では、図18におけ
る場合と同様に、多数決をとる他、例えば重要度の高い
データに付加された誤り訂正符号を用いての誤り訂正が
行われるときに得られる誤り検出情報に基づいて、信頼
性の高いデータを得るようにすることもできる。
【0149】以上、本発明をマルチメディア新聞データ
を伝送する場合を例として説明したが、例えば雑誌や書
籍のデータを含むマルチメディアデータや、その他のマ
ルチメディアデータを伝送する場合に、本発明は応用す
ることが可能である。
【0150】なお、本実施例においては、伝送路を衛星
回線としたが、伝送路は、この他の無線回線(例えば、
地上波の回線など)、あるいは有線回線(例えば、PS
TN,ISDN,CATV網、光ファイバ網など)を用
いるようにすることが可能である。
【0151】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、伝送路の
状態が悪くても、受信側で重要度の高いデータであっ
て、信頼度の高いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ放送システムの構成を示す図で
ある。
【図2】図1の放送センタ4の構成例を示すブロック図
である。
【図3】図2のFM変調器18へ入力されるデータのス
ペクトラムを説明する図である。
【図4】図2のディジタルチャンネル信号多重化回路1
5におけるディジタルチャンネルデータのフォーマット
を説明する図である。
【図5】図4のフォーマットにおけるレンジビットを説
明する図である。
【図6】独立データチャンネルのパケットのフォーマッ
トを説明する図である。
【図7】図6のヘッダの機能を説明する図である。
【図8】独立データチャンネルにおける斜め方向多重方
式を説明する図である。
【図9】図8の独立データチャンネルのパケットに記録
されているデータを説明する図である。
【図10】独立データチャンネルを構成するパケット位
置を説明する図である。
【図11】パケットの関連情報の詳細なフォーマットを
説明する図である。
【図12】パケットの新聞データの詳細なフォーマット
を説明する図である。
【図13】検索紙面と記事紙面とビデオ表示面とを説明
する図である。
【図14】1つの番組を構成するパケットの関係を説明
する図である。
【図15】番組の伝送フォーマットの例を示す図であ
る。
【図16】図1におけるデータ受信装置7の構成例を示
すブロック図である。
【図17】図16のBSチューナ32とデコーダ33の
より詳細な構成を示すブロック図である。
【図18】図16における処理回路35の動作を説明す
るフローチャートである。
【図19】番組の伝送フォーマットの他の例を示す図で
ある。
【図20】図19に示すフォーマットで番組が伝送され
る場合の、図16における処理回路35の動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 大型計算機 2 テレビ局 3 ワークステーション 4 放送センタ 5 衛星 6 室外装置 7 データ受信装置 8 ミニディスク 9 ポータブル端末器 10 テレビジョン受像機

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディアデータを、所定の番組単
    位で、伝送路を介して伝送し、 前記伝送路を介して伝送されてきたマルチメディアデー
    タを、データ受信装置で受信するデータ放送システムに
    おいて、 前記番組単位のマルチメディアデータを、その重要度に
    応じて区分し、 前記伝送路の状態が悪い場合には、前記マルチメディア
    データを伝送する伝送モードを、前記重要度の高いマル
    チメディアデータのみを再送する再送モードにして、前
    記マルチメディアデータの伝送を行うことを特徴とする
    データ放送システム。
  2. 【請求項2】 前記番組を構成する前記重要度の高いマ
    ルチメディアデータを、その番組に、所定の回数だけ繰
    り返して配置することにより、前記重要度の高いマルチ
    メディアデータの再送を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のデータ放送システム。
  3. 【請求項3】 前記重要度の高いマルチメディアデータ
    は、その重要度に対応した回数だけ繰り返して、前記番
    組に配置されることを特徴とする請求項2に記載のデー
    タ放送システム。
  4. 【請求項4】 前記重要度の高いマルチメディアデータ
    は、その重要度に対応した間隔で、前記番組に繰り返し
    配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の
    データ放送システム。
  5. 【請求項5】 前記番組単位のマルチメディアデータ
    は、前記伝送モードが前記再送モードであるか否かを示
    すモードフラグと、前記モードフラグが前記再送モード
    であることを示している場合には、前記番組における前
    記重要度の高いマルチメディアデータの配置位置とを含
    むヘッダを有することを特徴とする請求項2乃至4のい
    ずれかに記載のデータ放送システム。
  6. 【請求項6】 前記ヘッダは、前記重要度の高いマルチ
    メディアデータを、前記番組に繰り返し配置した回数
    を、さらに含むことを特徴とする請求項5に記載のデー
    タ放送システム。
  7. 【請求項7】 前記データ受信装置は、 前記ヘッダに含まれる前記モードフラグに基づいて、前
    記伝送モードが前記再送モードであるか否かを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により、前記伝送モードが前記再送モード
    であると判定された場合に、前記ヘッダに含まれる前記
    重要度の高いマルチメディアデータの配置位置に基づい
    て、前記番組単位のマルチメディアデータから、その番
    組に繰り返し配置された前記重要度の高いマルチメディ
    アデータを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により、同一のマルチメディアデータが2
    以上抽出された場合に、信頼性の高いものを選択する選
    択手段とを有することを特徴とする請求項5に記載のデ
    ータ放送システム。
  8. 【請求項8】 前記データ受信装置は、 前記ヘッダに含まれる前記モードフラグに基づいて、前
    記伝送モードが前記再送モードであるか否かを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により、前記伝送モードが前記再送モード
    であると判定された場合に、前記ヘッダに含まれる前記
    重要度の高いマルチメディアデータの配置位置およびそ
    れを繰り返し配置した回数に基づいて、前記番組単位の
    マルチメディアデータから、その番組に繰り返し配置さ
    れた前記重要度の高いマルチメディアデータを抽出する
    抽出手段と、 前記抽出手段により、同一のマルチメディアデータが2
    以上抽出された場合に、信頼性の高いものを選択する選
    択手段とを有することを特徴とする請求項6に記載のデ
    ータ放送システム。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、2以上の同一のマルチ
    メディアデータの多数決をとることにより、前記信頼性
    の高いマルチメディアデータを選択することを特徴とす
    る請求項7または8に記載のデータ放送システム。
  10. 【請求項10】 前記マルチメディアデータには、その
    誤り訂正のための誤り訂正符号が付加されており、 前記選択手段は、前記誤り訂正符号を用いての、前記マ
    ルチメディアデータの誤り訂正が行われるときに得られ
    る誤り検出情報に基づいて、2以上の同一のマルチメデ
    ィアデータのうちの、前記信頼性の高いものを選択する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のデータ放送
    システム。
  11. 【請求項11】 マルチメディアデータを、所定の番組
    単位で、伝送路を介して伝送し、 前記伝送路を介して伝送されてきたマルチメディアデー
    タを、データ受信装置で受信するデータ放送システムに
    おいて、 前記番組単位のマルチメディアデータを、その重要度の
    高いものであるコアデータと、それ以外の付加データと
    に区分し、 前記伝送路の状態が悪い場合には、前記マルチメディア
    データを伝送する伝送モードを、前記コアデータのみを
    再送する再送モードにして、その伝送を行うことを特徴
    とするデータ放送システム。
  12. 【請求項12】 前記番組を構成する前記コアデータ
    を、その番組に、所定の回数だけ繰り返して配置するこ
    とにより、前記コアデータの再送を行うことを特徴とす
    る請求項11に記載のデータ放送システム。
  13. 【請求項13】 前記番組単位のマルチメディアデータ
    は、前記伝送モードが前記再送モードであるか否かを示
    すモードフラグと、前記モードフラグが前記再送モード
    であることを示している場合には、前記コアデータを、
    前記番組に繰り返し配置した回数とを含むヘッダを有す
    ることを特徴とする請求項12に記載のデータ放送シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記データ受信装置は、 前記ヘッダに含まれる前記モードフラグに基づいて、前
    記伝送モードが前記再送モードであるか否かを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により、前記伝送モードが前記再送モード
    であると判定された場合に、前記ヘッダに含まれる前記
    コアデータを繰り返し配置した回数に基づいて、前記番
    組単位のマルチメディアデータから、その番組に繰り返
    し配置された前記コアデータを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記コアデータのうち、
    信頼性の高いものを選択する選択手段とを有することを
    特徴とする請求項13に記載のデータ放送システム。
  15. 【請求項15】 前記選択手段は、前記抽出手段により
    抽出された前記コアデータの多数決をとることにより、
    前記信頼性の高いコアデータを選択することを特徴とす
    る請求項14に記載のデータ放送システム。
  16. 【請求項16】 前記マルチメディアデータには、その
    誤り訂正のための誤り訂正符号が付加されており、 前記選択手段は、前記誤り訂正符号を用いての、前記コ
    アデータの誤り訂正が行われるときに得られる誤り検出
    情報に基づいて、前記信頼性の高いコアデータを選択す
    ることを特徴とする請求項14に記載のデータ放送シス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記コアデータは、少なくともテキス
    トデータを含み、 前記付加データは、少なくとも動画像の映像信号および
    それに対応する音声信号を含むことを特徴とする請求項
    11乃至16のいずれかに記載のデータ放送システム。
  18. 【請求項18】 前記マルチメディアデータは、新聞に
    関するものであることを特徴とする請求項1乃至17の
    いずれかに記載のデータ放送システム。
  19. 【請求項19】 前記伝送路は、衛星回線でなることを
    特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載のデータ
    放送システム。
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