JPH07337090A - 直接トルク制御インバータの過電流保護方式 - Google Patents

直接トルク制御インバータの過電流保護方式

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JPH07337090A
JPH07337090A JP12230894A JP12230894A JPH07337090A JP H07337090 A JPH07337090 A JP H07337090A JP 12230894 A JP12230894 A JP 12230894A JP 12230894 A JP12230894 A JP 12230894A JP H07337090 A JPH07337090 A JP H07337090A
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JP
Japan
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magnetic flux
switching
overcurrent
induction motor
inverter
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JP12230894A
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Hideki Kimura
秀樹 木村
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電流が発生したとき、過電流保護の動作時
間を早く動作させる。 【構成】 電流検出部27が検出する電流値が保護電流
値指令を超えたとき、過電流リミットアドレスを生成せ
しめ、当該過電流リミットアドレスでスイッチングテー
ブル8をアクセスする構成となし、上記スイッチングテ
ーブル8には、当該過電流リミットアドレスに基づいて
当該スイッチングテーブル8がアクセスされた際、イン
バータ部3から三相誘導電動機2への電圧供給を遮断す
るスイッチング電圧パターンが選定されるデータを格納
しておき、スイッチングテーブル8から読出される当該
スイッチング電圧パターンをインバータ部3に設定制御
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直接トルク制御インバ
ータの過電流保護方式、特に直接トルク制御方式の三相
誘導電動機を用いてエンジンと三相誘導電動機との間で
エネルギーの授受を行ない、その回転制御を行うように
したエンジン・誘導電動機のハイブリッド装置におい
て、三相誘導電動機のエンジン側の駆動中にインバータ
部に過電流が流れたとき、スイッチングテーブルから読
出されるスイッチング電圧パターンに基づいてその過電
流保護を行うようにした直接トルク制御インバータの過
電流保護方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の直接トルク制御インバータの過電
流保護は、次の様にしてその保護を行っていた。
【0003】すなわち図10は従来の直接トルク制御イ
ンバータの過電流概略説明図を示しており、インバータ
部3のスイッチング素子Sa0ないしSc1のスイッチ
ングパターンに応じてバッテリ11から三相誘導電動機
2に三相交流電圧が供給される。このときバッテリ11
からインバータ部3に流れる電流を電流検出部27が検
出しており、過電流のピーク値とその継続時間とを検出
する過電流保護回路30でその電流の過電流検出を行っ
ていた。当該過電流保護回路30が過電流を検出する
と、スイッチングテーブル8の後段に設けられているゲ
ート回路31のゲートを閉じさせ、当該ゲート回路31
からインバータ部3へのスイッチング電圧パターンの制
御信号を「0」にし、インバータ部3の過電流保護を行
うようにしていた。
【0004】なお6は演算回路、7はスイッチングパタ
ーン選択回路、23は磁束偏角算出器を表しており、こ
れらの動作および全体の動作等は後ほど詳しく説明す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10で示されている
様に、スイッチングテーブル8の後段にスイッチング電
圧パターンの制御信号を「0」にするゲート回路31を
設け、かつ過電流保護回路30で過電流のピーク値とそ
の継続時間とを検出する従来の直接トルク制御インバー
タの過電流保護方式では、インバータ部3に流れる過電
流の保護の動作時間が遅い欠点があった。
【0006】本発明は、上記の欠点を解決することを目
的としており、過電流が発生した時過電流リミットアド
レスを生成すると共に、スイッチングテーブルに当該過
電流リミットアドレスで零ベクトルデータがアクセスさ
れる構成にしておき、スイッチングテーブルから直接零
ベクトルのスイッチング電圧パターンをインバータ部に
出力するようにして、過電流保護の動作時間が早く、回
路構成も簡易な直接トルク制御インバータの過電流保護
方式を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】上記の目的を解決する
ために、本発明の直接トルク制御インバータの過電流保
護方式はエンジンと直接トルク制御方式の誘導電動機と
が結合されたエンジン・誘導電動機のハイブリッド装置
の直接トルク制御インバータの過電流保護方式におい
て、スイッチング素子の組合わせにより三相誘導電動機
の三相巻線に回転磁束(1次鎖交磁束)を発生させるイ
ンバータ部と、上記インバータ部に流れる過電流を検出
する電流検出部と、三相誘導電動機の瞬時入力電圧と電
流とからその1次鎖交磁束ベクトル及び瞬時トルクを演
算する演算回路と、予め定められた1次鎖交磁束の最大
値φmax及び最小値φmin、予め定められた磁束偏
角の領域、トルクの正転,停止の種類、上記過電流検出
の有無を要素とし、インバータ部のスイッチング電圧パ
ターンが予めデータとして記憶されているスイッチング
テーブルと、演算回路が出力する上記1次鎖交磁束ベク
トル及び瞬時トルク並びに上記電流検出部が検出する電
流値と目標値の1次鎖交磁束指令及びトルク指令並びに
保護電流値指令とを基に上記スイッチングテーブルをア
クセスし、上記インバータ部のスイッチング電圧パター
ンを選択するスイッチングパターン選択回路とを備え、
上記スイッチングテーブルは、上記電流検出部が検出す
る電流値が保護電流値指令を超えたとき生成される過電
流リミットアドレスに基づいて当該スイッチングテーブ
ルがアクセスされた際、インバータ部から三相誘導電動
機への電圧供給を遮断するスイッチング電圧パターンが
選定されるデータが記憶されてなり、スイッチングテー
ブルから読出されるスイッチング電圧パターンに基づい
て、インバータ部の過電流保護を行うようにしたことを
特徴としている。
【0008】
【作用】インバータ部に過電流が流れると、過電流リミ
ットアドレスが生成され、当該過電流リミットアドレス
に基づいてスイッチングテーブルがアクセスされる。こ
のアクセスによりインバータ部から三相誘導電動機への
電圧供給を遮断するスイッチング電圧パターンが選定さ
れ、当該スイッチング電圧パターンがインバータ部に設
定制御されることにより、インバータ部の過電流保護が
行なわれる。
【0009】
【実施例】図1は本発明が用いられているエンジン・誘
導電動機のハイブリッド装置の一実施例全体構成図を示
している。
【0010】同図において、エンジン1は三相誘導電動
機2に直結されており、エンジン1と当該三相誘導電動
機2との間でエネルギーの授受がおこなわれるようにな
っている。三相誘導電動機2はインバータ部3内のスイ
ッチング素子Sa0ないしSc1のスイッチングパター
ンによって制御されるトルク直接制御方式の誘導電動機
である。
【0011】インバータ部3はそのスイッチング素子S
a0ないしSc1のスイッチングパターンによって三相
誘導電動機2に三相交流電圧を供給し、三相誘導電動機
2の三相巻線に回転磁束を発生させるが、その時の三相
誘導電動機2に流れる瞬時電流と瞬時電圧とが電流電圧
センサ4で検出され、その瞬時電流と瞬時電圧とがイン
バータ制御回路5に入力されるようになっている。また
インバータ部3のスイッチング素子Sa0ないしSc1
を保護するために、当該インバータ部3に流れる過電流
検出用の電流検出部27が設けられている。
【0012】当該インバータ制御回路5は演算回路6、
スイッチングパターン選択回路7及びスイッチングテー
ブル8を備えている。演算回路6は、電流電圧センサ4
で検出された瞬時電流と瞬時電圧とを基に三相誘導電動
機2の1次鎖交磁束ベクトル、即ち1次鎖交磁束ベクト
ルの大きさと当該1次鎖交磁束ベクトルの角度(磁束偏
角)、及び瞬時トルクをそれぞれ演算し求めるようにな
っている。
【0013】スイッチングパターン選択回路7は、演算
回路6で求められた上記1次鎖交磁束ベクトルの大きさ
と当該1次鎖交磁束ベクトルの角度、及び瞬時トルク並
びに電流検出部27が検出する電流値とシステムコンピ
ュータ9から与えられる三相誘導電動機2の目標値であ
る1次鎖交磁束指令及びトルク指令並びに予め定められ
ている保護電流値指令とから、電流検出部27によって
検出されるインバータ部3の過電流検出の有無を参照し
ながらこの目標値に対して一定の誤差範囲内におさまる
ように、スイッチングテーブル8をアクセスし、インバ
ータ部3に設定すべきスイッチング電圧パターンを選択
するようになっている。
【0014】スイッチングテーブル8には予め定められ
た1次鎖交磁束の最大値φmax及び最小値φmin、
予め定められた磁束偏角の領域、トルクの正転,停止の
種類、過電流検出の有無を要素とし、インバータ部3の
スイッチング電圧パターンが予めデータとして記憶され
ている。
【0015】上記システムコンピュータ9には、インバ
ータ制御回路5、特に演算回路6から得られる回転磁界
すなわち周波数の情報、三相誘導電動機2に取付けられ
たタコメータ10からのギア位置情報、エンジン回転情
報、さらにはアクセル,ブレーキが踏まれたときの各情
報、スタータスイッチ,リターダスイッチが投入された
ときの各情報が入力されており、システムコンピュータ
9はその時々のエンジン1の状態に対応した1次鎖交磁
束指令及びトルク指令の各目標値並びに予め定められて
いる保護電流値指令の過電流リミット値をインバータ制
御回路5に向けて出力する。
【0016】当該過電流リミット値は2つの態様を有し
ており、三相誘導電動機2が力行状態のとき、つまりエ
ンジン1側を駆動する電動機として動作しているときの
過電流リミット値Llmtと、三相誘導電動機2が回生
状態のとき、つまりエンジン1側から駆動され発電機と
して動作しているときの過電流リミット値−Llmtと
がある。前者の過電流リミット値Llmtは後に説明す
るように、電流検出器27が当該過電流リミット値Ll
mt以上の過電流を検出したとき、零ベクトルをインバ
ータ部3に設定し、回転磁束を停止させて過電流の保護
を行う。一方、後者の過電流リミット値−Llmtは電
流検出器27が当該過電流リミット値−Llmt以下の
過電流を検出したとき、正転ベクトルををインバータ部
3に設定し、後ほど説明する回生制動を支援する。
【0017】またシステムコンピュータ9には バッテ
リ11の充電状態を監視するバッテリ電圧及び電流の各
情報が入力されており、バッテリ11が過放電や過充電
などの状態に陥らないようにシステムコンピュータ9の
制御を介してその保護がなされるようになっている。
【0018】なお12は制動抵抗制御回路であり、例え
ばブレーキが踏まれたとき、システムコンピュータ9か
らの信号に基づき当該制動抵抗制御回路12はスイッチ
ング素子13をオンオフさせるPWM信号を生成する。
このとき三相誘導電動機2は発電機として運転され、そ
の起電力は電源側へ送り返される。つまりエンジン1側
から見て三相誘導電動機2は重負荷となり、当該起電力
は抵抗器14で消費される回生制動(抵抗制動)とな
る。従って、ブレーキ作用の支援が行われるようにな
る。
【0019】エンジン1の起動に当たっては、システム
コンピュータ9にスタータスイッチ投入の情報が入力さ
れると、エンジン起動のための1次鎖交磁束指令及びト
ルク指令の目標値がシステムコンピュータ9からインバ
ータ制御回路5に出力され、エンジン1の起動状態に応
じてインバータ部3に設定すべきスイッチング電圧パタ
ーンを時々刻々変えながらインバータ部3は回転磁束を
発生させる三相交流電圧を三相誘導電動機2に供給す
る。
【0020】エンジン1が起動され、定速回転状態にな
ると、三相誘導電動機2は誘導発電機つまりオルタネー
タとして運転され、その発電電圧は他の電装部品の電源
となると共にインバータ部3を介してバッテリ11を充
電する。
【0021】またブレーキが踏まれたとき、システムコ
ンピュータ9に当該ブレーキ情報が入力され、システム
コンピュータ9からインバータ制御回路5に三相誘導電
動機2を介してエンジン1を減速するための1次鎖交磁
束指令及びトルク指令の目標値が出力される。この目標
値の1次鎖交磁束指令及びトルク指令と上記説明の演算
回路6で求められる1次鎖交磁束ベクトルの大きさと当
該1次鎖交磁束ベクトルの角度、及び瞬時トルクとから
三相誘導電動機2に上記目標値のトルク指令に一致する
ようなスイッチング電圧パターンが刻々インバータ部3
に選択設定され、これによって三相誘導電動機2がブレ
ーキ作用を行う。
【0022】また逆に、アクセルが踏まれたとき、三相
誘導電動機2のトルクが増大するように運転される。従
ってエンジン1側自身の加速に加え、三相誘導電動機2
側からもエンジン1に対する加速が支援される。
【0023】図2は本発明が用いられているエンジン・
誘導電動機のハイブリッド装置の詳細な一実施例構成を
示している。同図において、符号2,3,6ないし9,
11,27は図1のものに対応し、4─1は電圧セン
サ、4─2は電流センサ、16─1,16─2は三相/
二相変換器、17─1,17─2は乗算器、18─1,
18─2は減算器、19─1,19─2は積分器、20
は絶対値算出器、21─1,21─2は乗算器、22は
減算器、23は磁束偏角算出器、24は磁束比較器、2
5はトルク比較器、26は電流比較器,27は電流検出
部をそれぞれ表している。
【0024】インバータ部3のスイッチSaは図1のス
イッチング素子Sa0とSa1とに対応しており、スイ
ッチSaがその接点0とオンとなっているときは図1の
スイッチング素子Sa0がオン、スイッチSaがその接
点1とオンとなっているときは図1のスイッチング素子
Sa1がオンの状態にそれぞれ対応している。インバー
タ部3の他のスイッチSb,Scについても上記スイッ
チSaと同様に、図1のスイッチング素子Sb0ないし
Sc1のそれぞれの状態に対応している。
【0025】電圧センサ4─1は2つの相間瞬時電圧、
例えばV相とW相との相間電圧Vvw及びW相とU相と
の相間電圧Vwuを検出しており、電流センサ4─2は
その2つの瞬時電流、例えば電流Iu,Iwを検出して
いる。そして対応して設けられている三相/二相変換器
16─1,16─2でそれぞれ三相二相変換演算処理が
なされる。
【0026】ここで、三相正弦波電圧による三相誘導電
動機2の回転磁束ベクトルΦは一般に、三相/二相変換
を行いその直軸、横軸磁界を直交座標で示すと、図3図
示の如く円になるので、三相/二相変換器16─1の三
相二相変換演算処理においてVd,Vqを得、三相/二
相変換器16─2の三相二相変換演算処理においてi
d,iqを得る。
【0027】この様にして得られたid,iqはそれら
に対応して設けられている乗算器17─1,17─2で
一次抵抗の定数R1がそれぞれ乗算され、減算器18─
1,18─2でそれぞれVd─R1・id,Vq─R1
・iqが演算される。そして対応して設けられている積
分器19─1,19─2でそれぞれ積分され、Φd,Φ
qが得られる。
【0028】この様にして得られたΦd,Φqを基に、
1次鎖交磁束の大きさを絶対値算出器20で絶対値計
算、すなわち√(Φd2 +Φq2 )を行う。また対応の
乗算器21─1,21─2で三相/二相変換器16─
1,16─2から得られた上記のid,iqを用いてそ
れぞれ乗算し、Φd・iq,Φq・idを得、その後減
算器22で演算トルクT、すなわちΦd・iq─Φq・
idの瞬時トルクを得る。
【0029】また磁束偏角算出器23で上記積分器19
─1,19─2から得られたΦd,Φq及び上記絶対値
算出器20から得られた1次鎖交磁束の絶対値√(Φd
2 +Φq2 )とを基に磁束偏角が求められる。
【0030】この様にして演算回路6で得られた1次鎖
交磁束ベクトル及び瞬時トルク並びに電流検出部27か
ら検出された電流値とシステムコンピュータ9から与え
られる三相誘導電動機2の目標値である1次鎖交磁束指
令Φ*及びトルク指令T*並びに保護電流値指令I*と
から、スイッチングパターン選択回路7を介してスイッ
チングテーブル8に記憶されているデータを読出す処理
が行われる。
【0031】すなわち、磁束比較器24で1次鎖交磁束
指令Φ*の目標値と上記絶対値算出器20から得られた
1次鎖交磁束の絶対値√(Φd2 +Φq2 )とを比較し
てその磁束偏差|Φ|が求められ、トルク比較器25で
トルク指令T*の目標値と上記絶対値算出器20から得
られた演算トルクTのΦd・iq─Φq・idとを比較
してそのトルク偏差が求められ、電流比較器26で 保
護電流値指令I*と電流検出部27から検出された電流
値とを比較して過電流の有無が求められる。
【0032】この磁束偏差|Φ|,トルク偏差,演算回
路6の磁束偏角算出器23で求められた磁束偏角および
過電流の有無を基に上記スイッチングテーブル8をアク
セスし、インバータ部3に設定制御すべきスイッチング
電圧パターンを読出す。このスイッチング電圧パターン
の読出し説明に先立ってスイッチングテーブル8に格納
されているデータの説明をしておく。
【0033】図4はROMアドレス生成の一実施例説明
図、図5はROMアドレス/データの一実施例格納図、
図6はROMデータの一実施例格納図、図7は回転磁束
ベクトル発生説明図、図8はスイッチング電圧パターン
印加説明図、図9はスイッチング電圧ベクトルとスイッ
チング電圧パターンとの関係説明図を示している。
【0034】図8のスイッチング電圧パターン印加説明
図において、バッテリ11から三相誘導電動機2にスイ
ッチング電圧パターンvi(Sa,Sb,Sc)の形で
電圧が印加される。Sa,Sb,Scはスイッチの状態
を示しており、例えば、スイッチSa,Sb,Scの各
接点が0側,0側,1側にそれぞれ接続されるとき、ス
イッチング電圧パターンv1 (0,0,1)で表され
る。この時三相誘導電動機2の三相巻線には当該スイッ
チング電圧パターンv1 (0,0,1)に対応の電圧が
バッテリ11から印加され、スイッチング電圧ベクトル
V1による磁束が発生する。これは図7の中心部に示さ
れた方向のスイッチング電圧ベクトルV1に対応してい
る。
【0035】図9に示された他のスイッチング電圧ベク
トルV2ないしV6も同様のことを意味しており、スイ
ッチング電圧パターンvi(Sa,Sb,Sc)の3つ
のSa,Sb,Scのスイッチ状態に応じて図7の中心
部に示された方向のスイッチング電圧ベクトルV2ない
しV6により各磁束が発生する。スイッチング電圧パタ
ーンv0 (0,0,0),v7 (1,1,1)の時には
スイッチング電圧ベクトルV0,V7は零ベクトルで磁
束は発生しない。
【0036】そしてスイッチング電圧ベクトルV1ない
しV6の属する磁束偏角が図7図示の如く予め6領域に
分かたれており、スイッチング電圧ベクトルV1の領域
θは5、スイッチング電圧ベクトルV2の領域θは3、
‥‥、スイッチング電圧ベクトルV6の領域θは2と定
義付けられている。
【0037】図7の回転磁束ベクトル発生説明図におい
て、1次鎖交磁束の最大値φmax及び最小値φmin
が予め定められて設定されている。今例えば1次鎖交磁
束Φの磁束偏角が領域θ=6の位置にあり、スイッチン
グ電圧ベクトルV6を選択すると,当該1次鎖交磁束Φ
は正転,すなわち時計廻りの方向へスイッチング電圧ベ
クトルV6に沿って回転する。
【0038】そして当該1次鎖交磁束Φは、領域θ=1
のAで予め定められた1次鎖交磁束の最大値φmax以
上になろうとする。このとき上記図8のスイッチング電
圧パターンをv2 (0,1,0)に切り換えることによ
り、スイッチング電圧ベクトルV2の磁束が三相誘導電
動機2の三相巻線に発生し、1次鎖交磁束Φの先端は当
該スイッチング電圧ベクトルV2に沿って回転する。
【0039】そして当該1次鎖交磁束Φは、領域θ=1
のBで予め定められた1次鎖交磁束の最小値φmin以
下になろうとする。このとき上記図8のスイッチング電
圧パターンをv6 (1,1,0)に切り換えることによ
り、スイッチング電圧ベクトルV6の磁束が三相誘導電
動機2の三相巻線に発生し、1次鎖交磁束Φの先端は当
該スイッチング電圧ベクトルV6に沿って回転する。
【0040】この様に1次鎖交磁束の大きさが予め定め
られた1次鎖交磁束の最大値φmax以上になろうとし
たとき、及び1次鎖交磁束の大きさが予め定められた1
次鎖交磁束の最小値φmin以下になろうとしたとき、
上記図8のスイッチング電圧パターンvi(Sa,S
b,Sc)を適宜に切り換えることにより、1次鎖交磁
束の大きさは予め定められた1次鎖交磁束の最大値φm
axと最小値φminとの間に収めることができ、1次
鎖交磁束の大きさをほぼ一定の円をなす回転磁束ベクト
ルを発生させることができる。
【0041】なお、演算回路6の演算トルクTがトルク
指令T*の目標値を超えると、Cでスイッチング電圧ベ
クトルV0,V7、すなわち零ベクトルV0,V7が選
ばれる。すなわちスイッチング電圧パターンv0 (0,
0,0),v7 (1,1,1)に切り換えられる。1次
鎖交磁束ベクトルφを回転させる電圧ベクトルと停止さ
せる零ベクトルを交互に用いることにより、すべり周波
数の瞬時制御が行える。
【0042】この様に1次鎖交磁束の大きさが予め定め
られた1次鎖交磁束の最大値φmaxと最小値φmin
との間に納まるようにスイッチング電圧パターンの切り
換えを行うためのデータがスイッチングテーブル8に予
め格納されている。
【0043】スイッチングテーブル8として、図5に図
示されたROMアドレス/データの一実施例格納図、図
6に図示されたROMデータの一実施例格納図のものを
備えており、図5に図示されたROMアドレス/データ
の一実施例格納図のものは図4のROMアドレス生成の
一実施例説明図で図示されたアドレスの生成によってア
クセスされる。
【0044】図4のROMアドレス生成の一実施例説明
図において、ROMアドレスは16進2桁で表される様
になっており、上位桁は4ビットのA7ないしA4で表
され、その内のA7,A6の2ビットで過電流リミット
値I、すなわち過電流の有無、つまり上記説明の回生状
態の過電流検出(−Llmt)のとき「00」、正常状
態で過電流が検出されない(−LlmtからLlmt)
とき「10」、力行状態の過電流検出(Llmt)のと
き「11」を与え、A5,A4の2ビットでトルクT、
つまり正転のとき「00」、停止のとき「01」及び
「11」(当該「11」は本来逆転のときに該当する
が、エンジンを逆転させることはないので停止処理とし
ている)を与えている。下位桁は4ビットのA3ないし
A0で表され、その内のA3,A2,A1の3ビットで
1次鎖交磁束の領域θとA0の1ビットで1次鎖交磁束
の予め定められた最大値φmax以上と最小値φmin
以下とを与えている。すなわちビットA3,A2,A1
の「011」で領域θ=1、「010」で領域θ=2、
「000」で領域θ=3、「001」で領域θ=4、
「101」で領域θ=5、「111」で領域θ=6を与
え、1ビットのA0が「0」で1次鎖交磁束が予め定め
られた1次鎖交磁束の最小値φmin以下になろうとす
る場合、1ビットのA0が「1」で1次鎖交磁束が予め
定められた1次鎖交磁束の最大値φmax以上になろう
とする場合をそれぞれ表すようにしている。
【0045】図5のROMアドレス/データの一実施例
格納図において、太枠で囲まれた各枠の斜め線の上側
は、上記説明の図4で生成される16進2桁のアドレス
を表し、太枠で囲まれた各枠の斜め線の下側は、次に説
明する図6のROMデータに格納されているROMデー
タを引き出すためのデータ、つまり図6のROMデータ
をアクセスするための16進2桁のアドレスを表わして
いる。
【0046】図5図示のROMアドレス/データの一実
施例格納図においては、1次鎖交磁束の領域θの予め定
められた特定領域θ=1の領域の各枠の斜め線の下側の
総てのデータに対して16進2桁の下位桁に「1」を与
え、演算磁束周波数検知のためのデータが書込まれてい
る。
【0047】図6のROMデータの一実施例格納図にお
いて、当該ROMデータは図5のROMアドレス/デー
タの一実施例格納図で説明した様に、当該ROMアドレ
ス/データから得られた16進2桁のデータをアドレス
にして過電流保護の有無、スイッチング電圧パターンv
i(Sa,Sb,Sc)及び上記演算磁束周波数検知の
ためのパルス生成か否かを示すデータが読出されるよう
になっている。
【0048】つまり16進2桁のアドレスの上位桁がD
7ないしD4の4ビットで表され、その内のD6,D
5,D4の3ビットがスイッチング電圧パターンvi
(Sa,Sb,Sc)を表しており、D6のビットがス
イッチSaの接点状態、D5のビットがスイッチSbの
接点状態、D4のビットがスイッチScの接点状態をそ
れぞれ表している。
【0049】また16進2桁のアドレスの下位桁がD3
ないしD0の4ビットで表され、その内のD0のビット
が上記演算磁束周波数検知のためのパルス生成のビット
を表しており、16進2桁のアドレスの下位桁が「1」
のときに限り、当該D0のビットに「1」が立てられ、
演算磁束周波数検知のためのパルス、すなわちパルサ信
号を出力する。
【0050】今、インバータ部3に流れている電流が正
常状態(−LlmtからLlmt)であって、例えば上
記説明の如く1次鎖交磁束Φが、図7の回転磁束ベクト
ル発生説明図に示されている様に領域θ=6にあり、ス
イッチング電圧ベクトルV6の磁束が発生するようにイ
ンバータ部3のスイッチング電圧パターンが設定されて
いるものとする。
【0051】1次鎖交磁束Φの大きさ、すなわち1次鎖
交磁束Φの先端は当該スイッチング電圧ベクトルV6に
沿って回転する。そして当該1次鎖交磁束Φの先端が予
め定められた1次鎖交磁束の最大値φmax以上に大き
くなろうとする。このときスイッチングパターン選択回
路7では図4で説明した様に、過電流検出なし、トルク
Tが正転、領域θが1、1次鎖交磁束Φの先端が予め定
められた1次鎖交磁束の最大値φmax以上に大きくな
ろうといている状態から、A7,A6のビットが「0
1」、A5,A4のビットが「00」、A3,A2,A
1のビットが「011」、A0のビットが「1」、つま
り「01000111」の16進2桁で「47」のアド
レスが生成される。
【0052】この「07」のアドレスで図5のROMア
ドレス/データがアクセスされ、データ「21」が読出
される。そしてこのデータ「21」をアドレスにして図
6のROMデータがアクセスされ、そのデータ「001
00001」が読出される。このデータの上位2から4
ビットがスイッチング電圧パターンv2 (0,1,0)
を表しており、当該スイッチング電圧パターンv
2 (0,1,0)がインバータ部3に設定制御される。
これにより三相誘導電動機2の三相巻線にスイッチング
電圧ベクトルV2の磁束が発生し、1次鎖交磁束Φの大
きさ、すなわち1次鎖交磁束Φの先端は当該スイッチン
グ電圧ベクトルV2に沿って正回転する。またこのデー
タの最下位ビットD0が「1」であることから演算磁束
周波数検知のためのパルス(パルサ信号)を出力する。
【0053】そして当該1次鎖交磁束Φの先端が予め定
められた1次鎖交磁束の最小値φmin以下に小さくな
ろうとする。このときスイッチングパターン選択回路7
では図4で説明した様に、過電流検出なし、トルクTが
正転、領域θが1、1次鎖交磁束の先端が予め定められ
た1次鎖交磁束の最小値φmin以下に小さくなろうと
している状態から、A7,A6のビットが「01」、A
5,A4のビットが「00」、A3,A2,A1のビッ
トが「011」、A0のビットが「0」、つまり「01
000110」の16進2桁で「46」のアドレスが生
成される。
【0054】この「46」のアドレスで図5のROMア
ドレス/データがアクセスされ、データ「61」が読出
される。そしてこのデータ「61」をアドレスにして図
6のROMデータがアクセスされ、そのデータ「011
00001」が読出される。このデータの上位2から4
ビットがスイッチング電圧パターンv6 (1,1,0)
を表しており、当該スイッチング電圧パターンv
6 (1,1,0)がインバータ部3に設定制御される。
これにより三相誘導電動機2の三相巻線にスイッチング
電圧ベクトルV6の磁束が発生し、1次鎖交磁束Φの大
きさ、すなわち1次鎖交磁束Φの先端は当該ベクトルV
6に沿って正回転する。またこのデータの最下位ビット
D0が「1」であることから演算磁束周波数検知のため
のパルス(パルサ信号)を出力し続ける。
【0055】1次鎖交磁束ベクトルが磁束偏角の領域θ
=1を超えて回転しθ=2以降の領域になると、演算磁
束周波数検知のためのパルスは出力されなくなる。つま
り1次鎖交磁束ベクトルの1回転につき1個のパルス、
すなわちパルサ信号がスイッチングテーブル8から出力
する。
【0056】この様にしてインバータ部3のスイッチン
グ電圧パターンの切り換え制御を行うことにより、1次
鎖交磁束Φの大きさが予め定められた1次鎖交磁束の最
大値φmaxと最小値φminとの間に納まり、ほぼ円
をなす回転磁束すなわち1次鎖交磁束ベクトルを三相誘
導電動機2の三相巻線に発生させて、回転させる電圧ベ
クトルと停止させる零ベクトルとを交互に選び、瞬時す
べり周波数制御を行わせトルク追従制御させる。
【0057】一方、何らかの原因、たとえば三相誘導電
動機2がロックされ、インバータ部3に大電流が流れる
と、電流検出部27は保護電流値指令の過電流リミット
値より大きな電流を検出する。従って、電流比較器26
から過電流検出有りを表す信号が出力される。これによ
りスイッチングパターン選択回路7では図4で説明した
様に、過電流検出あり、トルクTが正転、領域θが1、
1次鎖交磁束Φの先端が予め定められた1次鎖交磁束の
最大値φmax以上に大きくなろうといている状態か
ら、A7,A6のビットが「11」、A5,A4のビッ
トが「00」、A3,A2,A1のビットが「01
1」、A0のビットが「1」、つまり「1100011
1」の16進2桁で「C7」のアドレス、すなわち過電
流リミットアドレスが生成される。
【0058】この「C7」のアドレスで図5のROMア
ドレス/データがアクセスされ、データ「01」が読出
される。そしてこのデータ「01」をアドレスにして図
6のROMデータがアクセスされ、そのデータ「000
00001」が読出される。このデータの上位2から4
ビットがスイッチング電圧パターンv0 (0,0,0)
を表しており、当該スイッチング電圧パターンv
0 (0,0,0)がインバータ部3に設定制御される。
つまりインバータ部3のスイッチング素子Sa0ないし
Sc1は即時に総てオフに設定制御され、直ちにインバ
ータ部3の過電流の保護がなされる。
【0059】この説明から明らかな様に、電流比較器2
6から過電流検出有りを表す信号が出力されると、スイ
ッチングパターン選択回路7ではA7,A6のビットが
「11」の「11XXXXXX」(Xは任意)で表され
る過電流リミットアドレスが生成される。
【0060】当該過電流リミットアドレスの「11XX
XXXX」を16進2桁で表したとき、その上位桁は1
0進法で12以上の数を有することになるので、16進
法では「CないしF」で表示される。この16進2桁の
その上位桁が「CないしF」を有するアドレスで図5の
ROMアドレス/データがアクセスされると、データ
「00」,「01」,「70」,「71」のいずれかが
読出される。
【0061】これらのデータ「00」,「01」,「7
0」,「71」は総て零ベクトル、すなわちデータ「0
0」,「01」はスイッチングテーブル8からスイッチ
ング電圧パターンv0 (0,0,0)を読出し、またデ
ータ「70」,「71」はスイッチングテーブル8から
スイッチング電圧パターンv7 (1,1,1)を読出
す。
【0062】当該スイッチング電圧パターンv0 (0,
0,0)及びスイッチング電圧パターンv7 (1,1,
1)はインバータ部3のスイッチング素子Sa0ないし
Sc1を総てオフに設定制御するので、インバータ部3
の過電流の保護が直ちになされることとなる。
【0063】なお、三相誘導電動機2がエンジン1側か
ら駆動され発電機として動作している状態の下で、過電
流リミット値−Llmt以下の過電流検出がなされたと
き、図7の回生リミットの欄のデータが読出され、正転
ベクトルを出力して三相誘導電動機2の回生制動を支援
する。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、過
電流が発生した時過電流リミットアドレスを生成すると
共に、スイッチングテーブルに当該過電流リミットアド
レスで零ベクトルデータがアクセスされるようにし、ス
イッチングテーブルから直接零ベクトルのスイッチング
電圧パターンをインバータ部に設定制御するようにした
ので、過電流が検出されたときインバータ部のスイッチ
ング素子を直ちにオフに設定制御でき、過電流保護の動
作時間が早くなる。また回路構成も簡易な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いられているエンジン・誘導電動機
のハイブリッド装置の一実施例全体構成図である。
【図2】本発明が用いられているエンジン・誘導電動機
のハイブリッド装置の詳細な一実施例構成である。
【図3】回転磁束ベクトル説明図である。
【図4】ROMアドレス生成の一実施例説明図である。
【図5】ROMアドレス/データの一実施例格納図であ
る。
【図6】ROMデータの一実施例格納図である。
【図7】回転磁束ベクトル発生説明図である。
【図8】スイッチング電圧パターン印加説明図である。
【図9】スイッチング電圧ベクトルとスイッチング電圧
パターンとの関係説明図である。
【図10】従来の直接トルク制御インバータの過電流保
護概略説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 三相誘導電動機 3 インバータ部 5 インバータ制御回路 6 演算回路 7 スイッチングパターン選択回路 8 スイッチングテーブル 26 電流比較器 27 電流検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 J 9181−5H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと直接トルク制御方式の誘導電
    動機とが結合されたエンジン・誘導電動機のハイブリッ
    ド装置の直接トルク制御インバータの過電流保護方式に
    おいて、 スイッチング素子の組合わせにより三相誘導電動機の三
    相巻線に回転磁束(1次鎖交磁束)を発生させるインバ
    ータ部と、 上記インバータ部に流れる過電流を検出する電流検出部
    と、 三相誘導電動機の瞬時入力電圧と電流とからその1次鎖
    交磁束ベクトル及び瞬時トルクを演算する演算回路と、 予め定められた1次鎖交磁束の最大値φmax及び最小
    値φmin、予め定められた磁束偏角の領域、トルクの
    正転,停止の種類、上記過電流検出の有無を要素とし、
    インバータ部のスイッチング電圧パターンが予めデータ
    として記憶されているスイッチングテーブルと、 演算回路が出力する上記1次鎖交磁束ベクトル及び瞬時
    トルク並びに上記電流検出部が検出する電流値と目標値
    の1次鎖交磁束指令及びトルク指令並びに保護電流値指
    令とを基に上記スイッチングテーブルをアクセスし、上
    記インバータ部のスイッチング電圧パターンを選択する
    スイッチングパターン選択回路とを備え、 上記スイッチングテーブルは、上記電流検出部が検出す
    る電流値が保護電流値指令を超えたとき生成される過電
    流リミットアドレスに基づいて当該スイッチングテーブ
    ルがアクセスされた際、インバータ部から三相誘導電動
    機への電圧供給を遮断するスイッチング電圧パターンが
    選定されるデータが記憶されてなり、 スイッチングテーブルから読出されるスイッチング電圧
    パターンに基づいて、インバータ部の過電流保護を行う
    ようにしたことを特徴とする直接トルク制御インバータ
    の過電流保護方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215099B2 (en) 2004-08-13 2007-05-08 Abb Oy Method in frequency converter provided with voltage intermediate circuit, and frequency converter
CN101984553A (zh) * 2010-11-28 2011-03-09 沈阳工业大学 电压矢量选择方法及依该方法建立的多电机同步控制系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215099B2 (en) 2004-08-13 2007-05-08 Abb Oy Method in frequency converter provided with voltage intermediate circuit, and frequency converter
CN101984553A (zh) * 2010-11-28 2011-03-09 沈阳工业大学 电压矢量选择方法及依该方法建立的多电机同步控制系统
CN101984553B (zh) 2010-11-28 2013-01-09 沈阳工业大学 电压矢量选择方法及依该方法建立的多电机同步控制系统

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