JPH0733833U - 熱可塑性樹脂製シートパレット - Google Patents

熱可塑性樹脂製シートパレット

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JPH0733833U
JPH0733833U JP6576693U JP6576693U JPH0733833U JP H0733833 U JPH0733833 U JP H0733833U JP 6576693 U JP6576693 U JP 6576693U JP 6576693 U JP6576693 U JP 6576693U JP H0733833 U JPH0733833 U JP H0733833U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 荷崩れを起こさず、耐久性に優れ、安価な熱
可塑性樹脂製シートパレットを提供する。 【構成】 平坦な多角形状の載荷面1と、載荷面1の一
辺に載荷面に対し10〜60度の角度αをなして外方に
張り出して設けられるタブ面2と、載荷面1の上記一辺
以外のそれぞれの辺に載荷面1に対し90度の角度をな
して立ち上がるよう設けられる主サイドプレート3,
4,5と、載荷面1のタブ面2が設けられた一辺の両端
から所定の長さの領域に載荷面1に対して90度の角度
をなすよう設けられる副サイドプレート6,7と、から
構成され、不使用時には主サイドプレート3,4,5及
び副サイドプレート6,7を載荷面1へ向けて折り畳ん
で保管できるよう、所定の主サイドプレート3,5の両
端近くに折畳み用罫線3a,3b,5a,5bを形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プッシュプルフォークリフトを使用して荷物の運搬を行う際に用い る熱可塑性樹脂製シートパレットに関し、より詳しくは、多角形状の載荷面の辺 縁部に、タブ面を設けた一辺を除く全辺及び当該一辺の両端部分に滑り止め用サ イドプレートを設けた熱可塑性樹脂製シートパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷物の流通過程においてプッシュプルフォークリフト等を使用する際に は、木製のパレット又はプラスチック製パレットが使用されてきた。しかし、貯 蔵、保管のための場所の狭面化、設備費の低減、運搬作業の能率向上等を図るた めに、上記パレットに替えて、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ ン樹脂製シートパレットが普及している。
【0003】 しかし、ポリオレフィン樹脂製シートパレットを用いてプッシュプルフォーク リフト等により荷物の搬送、運搬を行う場合、該シートパレット自体の表面が滑 り易い上に、荷物の外装が合成樹脂製のコンテナ、袋、箱等であると一層滑り易 く、荷崩れの原因となる欠点がある。
【0004】 このような問題を解決し、荷崩れを防止したポリオレフィン樹脂製シートパレ ットが提案されている。例えば、実公昭62−40905号公報には、スリップ シートの載荷面を裏面より粗度を小さくすることにより、荷物と載荷面との間の 静摩擦抵抗を該荷物と該裏面との間の静摩擦抵抗より大きくしたスリップシート が記載されている。 また、実公昭62−15141号公報には、荷物に接するシートの上面及びプ ラテンに接する下面にそれぞれ特定の滑り性(摩擦力)を付与したポリオレフィ ン製スリップシートが記載されている。
【0005】 しかしながら、上記スリップシートは、いずれもスリップシートの載荷面上の 荷物の滑りをある程度防止し得るものであるが、プッシュプルフォークリフト等 に荷物を積み降ろしする際に、プッシュプルフォークリフトのマストを前傾させ てプラテンを前方にティルトさせたとき荷物が載荷面から滑り落ちることがある 。また、プッシュプルフォークリフト等が急停止したときの衝撃、通路の凹凸等 による振動衝撃等による載荷面上の滑りに起因する荷崩れを完全には防止し得な いものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とすると ころは、プッシュプルフォークリフトに荷物を積み降ろしする際、又は、プッシ ュプルフォークリフト等が衝撃を受けた場合でも、載荷面上の滑りに起因する荷 崩れを防止し得る安価で耐久性に優れた熱可塑性樹脂製シートパレットを提供す ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、多角形状の載荷面の タブ面を設けた一辺を除く全辺及び当該一辺の両端部分に滑り止め用サイドプレ ートを設けることにより、上記課題を解決できることを見出し、本考案に至った 。
【0008】 即ち、本考案に係る熱可塑性樹脂製シートパレットは、 平坦な多角形状の載荷面と、 載荷面の一辺に載荷面に対し10〜60度の角度をなして外方に張り出して設 けられるタブ面と、 載荷面の上記一辺以外のそれぞれの辺に載荷面に対し90度の角度をなして立 ち上がるよう設けられる主サイドプレートと、 載荷面のタブ面が設けられた一辺の両端から所定の長さの領域に載荷面に対し て90度の角度をなすよう設けられる副サイドプレートと、から構成され、 不使用時には主サイドプレート及び副サイドプレートを載荷面へ向けて折り畳 んで保管できるよう、所定の主サイドプレートの両端近くに折畳み用罫線を形成 したことを特徴とするものである。
【0009】 また、上記載荷面、タブ面、主サイドプレート及び副サイドプレートを1枚の 熱可塑性樹脂製シートにより一体的に形成し、 タブ面は、載荷面に対し10〜60度の角度をなして外方に張り出すよう折り 曲げて成り、 主サイドプレートは、載荷面に対し90度の角度をなして立ち上がるよう折り 曲げられると共に、互いに隣接する一方の主サイドプレートの端部に設けた耳部 を他方の主サイドプレートの端部と重ね合わせた状態で接合して成り、 副サイドプレートは、載荷面のタブ面が設けられた一辺に隣接する辺に設けら れた主サイドプレートのタブ面側の一端に連接して形成したものを、載荷面とタ ブ面の折曲げ線に沿うよう且つ載荷面に対して90度の角度をなすよう折り曲げ て成り、 更に、副サイドプレートを補強板により載荷面に対して固定して成るよう構成 することが推奨される。
【0010】 載荷面は一般的には四辺形とすることが推奨され、主サイドプレート及び副サ イドプレートの高さは載荷面から20〜150mmとすることが推奨され、また 、主サイドプレート及び必要に応じて副サイドプレート若しくは補強板の適宜の 箇所には、フック掛け用孔を設けることが推奨される。 なお、本考案に用いる熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、低密度ポリエ チレン、高密度ポリエチレン又はエチレン/α−オレフィン共重合体から選ばれ た少なくとも一種のポリオレフィン樹脂が推奨される。
【0011】
【作用】
上記の如き構成であると、パレットの載荷面の辺縁部に設けた主及び副サイド プレートにより載荷面からの荷物の脱落が阻止されるので、プッシュプルフォー クリフトにより荷物を積み降ろしする際、或いは、プッシュプルフォークリフト 等により荷物の運搬を行う際に、急停止若しくは車体振動等による衝撃が加えら れても、荷物が載荷面から滑り落ちる等して荷崩れを起こすことがない。また、 載荷面、タブ面、主サイドプレート及び副サイドプレートは、1枚の熱可塑性樹 脂製シートにより互いに連接するよう切り出し、これを折り曲げ、接合等するこ とにより一体的に作製することが可能であるため、耐久性に優れると共に、製造 が容易で大量生産に適し、安価に提供することができる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照しつゝ本考案について詳細に説明する。 〔図1〕は、本考案に係る熱可塑性樹脂製シートパレットの一実施例を示す模 式図、〔図2〕はこれを組み立てる前の所定形状に裁断された1枚の熱可塑性樹 脂製シートの展開図、〔図3〕は補強板の説明図である。
【0013】 図示する如く、本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットは、プッシュプルフォ ークリフトを使用して荷物の運搬を行う際に用いられるシートパレットであって 、載荷面1と、当該載荷面の一辺に特定の角度を以て取り付けられたタブ面2と 、当該載荷面の残りの全辺に取り付けられた主サイドプレート3,4,5と、タ ブ面が取り付けられた辺の両端の一部に取り付けられた副サイドプレート6,7 と、から構成されている。
【0014】 本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットの載荷面1の形状は、図示した実施例 の如く一般的には四辺形であることが好ましいが、必ずしも四辺形に限定される ものではなく、他の任意の多辺形であってもよく、その場合には載荷面のタブ面 を設けた一辺を除く全辺と、当該一辺の両端部分とにサイドプレートを設けるよ うにすればよい。
【0015】 また、本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットの原料樹脂は、熱可塑性樹脂で あればその種類は問わない。本考案に好適な熱可塑性樹脂としては、ポリプロピ レン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン/α−オレフィン共 重合体、及びエチレン/酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩 化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリメチルメタアクリレート等のアクリ ル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリカーボネート 系樹脂等が挙げられるが、これらの熱可塑性樹脂のうち、得られるシートの耐衝 撃性、耐寒性、耐薬品性、摩擦係数及び製造コスト等を考慮すると、ポリオレフ ィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂及びポリスチレン系樹脂が好ましい。特に好 ましくはポリオレフィン系樹脂である。
【0016】 本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットの資材シートとしては、上記熱可塑性 樹脂に必要に応じて熱安定剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等の慣 用の添加剤を適宜添加して樹脂組成物となし、得られた樹脂組成物を樹脂のガラ ス転移点以上、分解温度未満の温度範囲において押出成形、カレンダー成形等に よりシート状に成形したものが用いられる。
【0017】 シートパレットの厚さは、樹脂の種類、運搬する荷物の重量等により適宜選択 される。厚さはシートパレットの機械的強度に影響し、薄過ぎるとシートパレッ トとして要求される機械的強度を満たさない場合があるので好ましくない。また 、厚過ぎると製造コストが上がるので好ましくない。かかる観点からシートパレ ットの厚さは、一般的には0.5〜5mm程度であることが好ましい。さらに好ま しい範囲は0.8〜3mm程度である。
【0018】 而して、〔図1〕に示した本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットは、前記の 如く、四辺形の載荷面1、載荷面1の一辺に取りつけられたタブ面2、載荷面1 の他の三辺のすべてに取り付けられた主サイドプレート3、4及び5、並びに、 タブ面2が取り付けられた辺の両端部分に取り付けられた副サイドプレート6及 び7から成る。 載荷面1の形状及び大きさは、運搬機であるプッシュプルフォークリフトのパ ンタグラフアームの幅、クリップバーの幅等により適宜変更されるが、通常は1 000〜1500mm程度の幅及び長さを有する四辺形である。
【0019】 而して、載荷面1の一辺にはタブ面2が取り付けられる。タブ面2の取付け角 度αは、載荷面1に対し10〜60度の範囲内で任意に選択される。好ましくは 30〜60度、最も好ましくは30〜45度である。タブ面2の長さは、取り付 けられる載荷面1の辺の長さと同一とすることが好ましい。また、タブ面2の幅 (高さ)はプッシュプルフォークリフトのクリップバーにより挾持し得る幅であ ればよいが、通常は40〜100mm程度である。
【0020】 タブ面2は、通常、載荷面1と同一のシートの辺縁部から所定幅だけ内側の位 置に折り目用罫線28を施し、この罫線に沿って上向きに所定の角度折り曲げる 方法で取り付けられる。また、載荷面1と略同一の厚さのシートを所定の形状に 切断し、融着又は接着剤で接着することにより載荷面1に取り付ける方法も可能 であるが、強度を考慮した場合、前者の取付け方法が好ましい。また、タブ面2 の両端のコーナー部は、図示するように角を切除し円弧状に仕上げられているこ とが好ましい。
【0021】 主サイドプレート3、4及び5は、載荷面1の他の三辺の全長にわたって載荷 面1に対し90度の角度で立ち上がるよう取り付けられる。サイドプレート3、 4及び5は、載荷面1と略同一の厚さのシートを所定の形状に切断し、融着又は 接着して取り付けてもよいが、強度の点で載荷面1と同一のシートの当該部に罫 線を施し、90度に折り曲げる方法が好ましい。隣接する主サイドプレート3と 4は、主サイドプレート3の端部に設けた耳部8を折り曲げて主サイドプレート 4に重ねた状態で接合部14において融着し、また、主サイドプレート4と5は 、主サイドプレート5の端部に設けた耳部9を折り曲げて主サイドプレート4に 重ねた状態で融着部15において融着されていることが強度向上の点で好ましい 。耳部8及び9の長さは主サイドプレートの高さと同一でよい。主サイドプレー ト3、4及び5の高さは20〜150mm程度である。サイドプレート3、4及 び5は載荷面1の三辺の全長にわたって取り付けることが好ましいが、部分的に 取り付けても載荷面1から荷物が滑り落ちることは防止し得る。
【0022】 また、副サイドプレート6及び7は、タブ面2が取り付けられた辺の両端の一 部に載荷面1に対し90度の角度を以て取り付けられる。取付け位置はタブ面2 の内側であり、端から長さ200〜500mm程度にわたって取り付けられる。 取り付け方法は、載荷面1と略同一の厚さのシートを所定の形状に切断し、融着 又は接着剤で接着することにより載荷面1に取り付けてもよいが、〔図2〕に示 すように主サイドプレート3及び5のタブ面2側の端部に副サイドプレート6及 び7を連続的に設け、これを折り曲げるようにすることが推奨される。副サイド プレート6及び7と載荷面1との接合部には、強度を保つためにL字形断面を有 する熱可塑性樹脂製補強板10又は11を接合部12及び13において融着又は 接着するようにする。
【0023】 主サイドプレート3,4,5、副サイドプレート6,7若しくは補強板10, 11には、載荷面1に積載された荷物をロープ等で縛り保持、固定する際に用い るフック掛け用孔4a,4b,10a,11a等が設けられていることが好まし い。これらのフック掛け用孔の位置及びその数には特に制限はないが、パレット の角部から200mm程度の位置に設けることが好ましい。
【0024】 また、本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットは、空の状態で輸送するときの 嵩ばりをなくすため、主サイドプレート3には折畳み用罫線3a及び3b、主サ イドプレート5には折畳み用罫線5a及び5bを付けておくことが好ましい。
【0025】 本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットは、プッシュプルフォークリフト等を 使用する荷物の流通過程において使用される。例えば、コンテナ、ダンボール箱 、クラフト紙袋、合成樹脂製袋、合成樹脂製箱等の包装体を、本考案の熱可塑性 樹脂製シートパレットの載荷面に1段当たり2〜8個密接して積み、2〜6段積 みとして搬送する。輸出用荷物等、搬送距離が長い場合は最上段の荷物の上に本 考案のシートパレットに付けられたタブ面に替えてサイドプレートを設置した如 き上蓋を被せ、シートパレットと該上蓋とをロープ等で縛り固定する方法が好ま しい。
【0026】 以下、〔図2〕を併せて参照しつゝ本考案に係る熱可塑性樹脂製シートパレッ トの製造方法を詳細に説明する。〔図2〕は、前記の如く、本考案の熱可塑性樹 脂製シートパレットを組み立てる前の1枚の熱可塑性樹脂製シートの展開図であ る。
【0027】 〔実施例1〕 ポリプロピレン樹脂(三井東圧化学(株)製、商品名:三井ノーブレン)を2 00℃において押出成形し、厚さ2mmのポリプロピレン樹脂シートを得た。得 られたポリプロピレン樹脂シートを切断して、〔図2〕に示すような横長128 5mm、縦長1230mmのシート20を得た。シート20の1230mmの一 方の縦辺の端から65mmの位置に縦辺と平行に罫刃で罫線28を付け、次いで 上方向に30度曲げてタブ面2を形成した。タブ面2の両端のコーナー部は角を 削って円弧状とした。
【0028】 シート20の他の三辺からそれぞれ50mmの位置に、シート20の各辺と平 行に罫刃で罫線25、26及び27を付けた。更に、罫線25及び26に沿って シート20の縦長1230mmのタブ面を設けた縦辺から罫線28に至る65m mの部分にそれぞれ切込線21及び22を入れ、副サイドプレート6及び7とな る部分を形成した。また、罫線25及び26に沿ってシート20の反対側の縦辺 から罫線27に至る50mmの部分にそれぞれに切込線23及び24を入れ、耳 部8及び9を形成した。
【0029】 次いで、罫線25、26及び27の位置で90度上方向に曲げ、主サイドプレ ート3、4及び5とした。隣接する主サイドプレート3と4は、主サイドプレー ト3の端部に設けた耳部8を折り曲げて主サイドプレート4に重ねた状態で超音 波融着して、〔図1〕における接合部14とし、また、主サイドプレート4と5 は、主サイドプレート5の端部に設けた耳部9を折り曲げて主サイドプレート4 に重ねた状態で超音波融着して、〔図1〕における接合部15とした。 サイドプレート3及び5の切込線21及び22を入れた部分は内側に90度折り 曲げて副サイドプレート6及び7とした。
【0030】 一方、上記と同様のポリプロピレン樹脂シートから、〔図3〕に示すような一 辺の長さ400mm、幅100mm、厚さ2mmの補強板用シートを作製し、該 シートの幅100mmの中央部を90度折り曲げ、補強板10及び11を作成し た。この補強板10及び11を、上記切込線21及び22を入れた部分を内側に 90度折り曲げて副サイドプレート6及び7とした部分と載荷面1とに融着部1 2,13,16等で超音波融着して補強した。 なお、主サイドプレート4及び補強板10,11には、予め端から200mm の位置にフック掛け用孔4a,4b,10a,11aをそれぞれ設け、本考案の ポリプロピレン樹脂製シートパレットを完成した。
【0031】 得られたポリプロピレン樹脂製シートパレットの載荷面に縦560mm、横3 86mm、高さ171mmのポリプロピレン樹脂製コンテナを1段当たり6個、 4段積みし、最上段のコンテナの上に上蓋を載せ、シートパレット及び上蓋のサ イドプレートに設けられた孔を利用してロープで固定し、搬送用包装体とした。 該搬送用包装体をプッシュプルフォークリフトを使用して輸送した。 その結果、プッシュプルフォークリフトに該搬送用包装体を積み込む際、及び プッシュプルフォークリフトから該搬送用包装体を降ろす際に、載荷面から包装 体が滑り落ちることはなかった。また、プッシュプルフォークリフトが急停止し たり、カーブのある通路を右左折及び通路の凹凸部を通過する等しても載荷面か ら包装体が滑り落ちることはなかった。
【0032】 〔実施例2〕 ポリプロピレン樹脂の代わりに高密度ポリエチレン樹脂(三井石油化学工業製 ,商品名:ハイゼックス)を用い190℃において押出成形し、厚さ2mmの高 密度ポリエチレンシートを得、該シートを用いた以外、〔実施例1〕と同様にし て高密度ポリエチレン樹脂製シートパレットを得た。得られたシートパレットを 用いて〔実施例1〕と同様にして搬送用包装体をプッシュプルフォークリフトを 使用して輸送したが、載荷面から包装体が滑り落ちることはなかった。
【0033】 〔比較例〕 サイドプレートのないポリプロピレン樹脂製シートパレットを〔実施例1〕に 記載した方法に準じて製造した。得られたシートパレットを用いて〔実施例1〕 と同様にして搬送用包装体をプッシュプルフォークリフトを使用して輸送した。 その結果、プッシュプルフォーリフトに該搬送用包装体を積み込む際、及びプッ シュプルフォークリフトから該搬送用包装体を降ろす際に、載荷面から包装体が 滑り落ちることがあり作業能率が悪かった。また、プッシュプルフォークリフト が急停止したり、カーブのある通路を右左折及び通路の凹凸部を通過する際に、 載荷面から包装体が滑り落ちることがあり、作業能率が悪く、また危険であった 。
【0034】
【考案の効果】
本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットを用いることにより、プッシュプルフ ォークリフトに荷物を積み込み、積み降ろす際に荷物が滑り落ちることがない。 また、プッシュプルフォークリフトが急停止したり、カーブのある通路を右左折 及び通路の凹凸部を通過する等した場合にも、載荷面から包装体が滑り落ちるの を防止することができる。そのため、搬送作業性が良好であるばかりでなく、作 業の安全確保の点でも極めて有用である。 また、本考案の熱可塑性樹脂製シートパレットは、簡単な構成で耐久性に富み 、製造が容易で大量生産でき、安価に供給できる。
【0035】 なお、本考案は叙上の実施例に限定されるものでなく、本発明の目的の範囲内 において上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂す るものである。
【提出日】平成6年7月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 また、副サイドプレート6及び7は、タブ面2が取り付けられた辺の両端の一 部に載荷面1に対し90度の角度を以て取り付けられる。取付け位置はタブ面2 の内側であり、端から長さ200〜500mm程度にわたって取り付けられる。 取り付け方法は、載荷面1と略同一の厚さのシートを所定の形状に切断し、融着 又は接着剤で接着することにより載荷面1に取り付けてもよいが、〔図2〕に示 すように主サイドプレート3及び5のタブ面2側の端部に副サイドプレート6及 び7を連続的に設け、これを折り曲げるようにすることが推奨される。副サイド プレート6及び7と載荷面1との接合部には、強度を保つためにL字形断面を有 する熱可塑性樹脂製補強板10又は11を接合部12、13及び16において融 着又は接着するようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱可塑性樹脂製シートパレットの
一実施例を示す模式図である。
【図2】図1に示した熱可塑性樹脂製シートパレットを
組み立てる前の所定形状に裁断された1枚の熱可塑性樹
脂製シートの展開図である。
【図3】副サイドプレートに取り付けられる補強板の説
明図である。
【符号の説明】
1 載荷面 2 タブ面 3,4,5 主サイドプレート 3a,3b 折畳み用罫線 4a,4b フック掛け用孔 5a,5b 折畳み用罫線 6,7 副サイドプレート 8,9 耳部 10,11 補強板 10a,11a フック掛け用孔 12〜16 接合部 20 シート 21〜24 切込線 25〜28 折り目用罫線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松浦 宏昌 愛知県刈谷市一ツ木町荒井48番1号地 (72)考案者 宇佐美 勝幸 愛知県名古屋市南区滝春町5番地

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュプルフォークリフトを使用して
    荷物の運搬を行う際に用いる熱可塑性樹脂製シートパレ
    ットにおいて、 平坦な多角形状の載荷面(1)と、 載荷面(1)の一辺に載荷面に対し10〜60度の角度
    (α)をなして外方に張り出して設けられるタブ面
    (2)と、 載荷面(1)の上記一辺以外のそれぞれの辺に載荷面
    (1)に対し90度の角度をなして立ち上がるよう設け
    られる主サイドプレート(3,4,5)と、 載荷面(1)のタブ面(2)が設けられた一辺の両端か
    ら所定の長さの領域に載荷面(1)に対して90度の角
    度をなすよう設けられる副サイドプレート(6,7)
    と、から構成され、 不使用時には主サイドプレート(3,4,5)及び副サ
    イドプレート(6,7)を載荷面(1)へ向けて折り畳
    んで保管できるよう、所定の主サイドプレート(3,
    5)の両端近くに折畳み用罫線(3a,3b,5a,5
    b)を形成したことを特徴とする上記の熱可塑性樹脂製
    シートパレット。
  2. 【請求項2】 上記載荷面(1)、タブ面(2)、主サ
    イドプレート(3,4,5)及び副サイドプレート
    (6,7)を1枚の熱可塑性樹脂製シート(21)によ
    り一体的に形成し、 タブ面(2)は、載荷面に対し10〜60度の角度
    (α)をなして外方に張り出すよう折り曲げて成り、 主サイドプレート(3,4,5)は、載荷面(1)に対
    し90度の角度をなして立ち上がるよう折り曲げられる
    と共に、互いに隣接する一方の主サイドプレート(3,
    5)の端部に設けた耳部(8,9)を他方の主サイドプ
    レート(4)の端部と重ね合わせた状態で接合して成
    り、 副サイドプレート(6,7)は、載荷面(1)のタブ面
    (2)が設けられた一辺に隣接する辺に設けられた主サ
    イドプレート(3,5)のタブ面側の一端に連接して形
    成したものを、載荷面(1)とタブ面(2)の折曲げ線
    (28)に沿うよう且つ載荷面(1)に対して90度の
    角度をなすよう折り曲げて成り、 更に、副サイドプレート(6,7)を補強板(10,1
    1)により載荷面(1)に対して固定して成ることを特
    徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂製シートパレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 載荷面(1)が四辺形である請求項1又
    は2に記載の熱可塑性樹脂製シートパレット。
  4. 【請求項4】 主サイドプレート(3,4,5)及び副
    サイドプレート(6,7)の高さが載荷面(1)から2
    0〜150mmである請求項1ないし3のうちいずれか
    1項に記載の熱可塑性樹脂製シートパレット。
  5. 【請求項5】 主サイドプレート(4)及び必要に応じ
    て副サイドプレート(6,7)若しくは補強板(11,
    12)の適宜の箇所にフック掛け用孔(4a,4b,1
    0a,11a)を設けた請求項1ないし4のうちいずれ
    か1項に記載の熱可塑性樹脂製シートパレット。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂がポリプロピレン、低密度
    ポリエチレン、高密度ポリエチレン又はエチレン/α−
    オレフィン共重合体から選ばれた少なくとも一種のポリ
    オレフィン樹脂である請求項1ないし5のうちいずれか
    1項に記載の熱可塑性樹脂製シートパレット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011006085A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Sanko Co Ltd シートパレット

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