JPH0733889B2 - 給水ポンプ出口弁制御装置 - Google Patents

給水ポンプ出口弁制御装置

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JPH0733889B2
JPH0733889B2 JP61281076A JP28107686A JPH0733889B2 JP H0733889 B2 JPH0733889 B2 JP H0733889B2 JP 61281076 A JP61281076 A JP 61281076A JP 28107686 A JP28107686 A JP 28107686A JP H0733889 B2 JPH0733889 B2 JP H0733889B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は火力発電プラント等において、給水ポンプ出口
給水管を保護し得る機能を備えた給水ポンプ出口弁制御
装置に関する。
(従来の技術) 最近の火力発電プラントは、原子力発電プラントがベー
スロード的に運用されるようになってきたことに伴い、
電力の需給変化への速応性、プラントの起動時間の短
縮、あるいは部分負荷域での効率向上等を図るため、運
転負荷に応じて主蒸気圧力を変化させる変圧運転方式を
採用する例が多い。
この変圧運転方式の火力発電プラントでは、タービン駆
動給水ポンプの出口給水管に、プラントの起動時および
低負荷時のみに使用する給水ポンプ出口給水調節弁を設
置するのが一般的である。
これは、プラントの起動時にボイラが無圧状態のことが
多く、またボイラ点火時点の必要給水流量も少ない(ボ
イラのミニマムフローは通常、そのボイラ最大連続蒸発
量の25%程度が一般的である)が、一方、給水ポンプは
その特性上、低流量域でのゲインが高く、駆動用タービ
ンの僅かな回転数変化でも給水流量が大きく変動してし
まうので、給水ポンプ出口給水調節弁を設け、給水ポン
プを一定回転数に保持して給水ポンプ出口給水調節弁の
開度制御により給水流量を調節し、低流量域での給水の
制御性を向上させるためである。なお、この場合、高負
荷流域になると主蒸気圧力も上昇し、給水ポンプ出口給
水調節弁の絞り制御により前後差圧も増大し、弁の耐圧
およびエロージョン発生の問題を含め技術的に対応が難
しいところから、高負荷域では給水ポンプ出口給水調節
弁は使用せず、給水ポンプ駆動用タービンの回転数制御
によって給水流量を調整するようにしている。
第3図は、上述のようにプラント起動時および低負荷時
のみに使用を限定した給水ポンプ出口給水調節弁を有す
るプラントにおける給水流量制御装置の概略構成を示す
もので、給水ポンプ1の吐出側からボイラへ至る給水ポ
ンプ出口給水管2には逆止弁3、給水ポンプ出口給水調
節弁4、給水ポンプ出口給水調節弁後弁5が介挿されて
おり、また、給水ポンプ出口給水調節弁4および給水ポ
ンプ出口給水調節弁後弁5をバイパスして給水ポンプ出
口弁6が接続されている。
給水ポンプ出口給水管2の給水ポンプ出口給水調節弁4
上流側から分岐して脱気器へ至る給水ポンプ過熱防止管
7の途中には給水ポンプ過熱防止弁8と給水ポンプ過熱
防止弁後弁9が介挿されている。また給水ポンプ1の吸
込側に連結された給水ポンプ吸込給水管10には給水ポン
プ吸込流量発信器11が介挿されている。
なお、給水ポンプ1から給水ポンプ出口給水調節弁後弁
5までの給水ポンプ出口給水管2としては、その最高使
用設計圧力が、給水ポンプ1から給水ポンプ出口給水調
節弁まで、および給水ポンプ出口給水調節弁4からボイ
ラーにもっとも近い止め弁までの最高使用設計圧力と等
しいものが使用されている。
上述の給水ポンプ吸込流量発信器11と、給水ポンプ1に
取付けた給水ポンプ回転数発信器12と、給水ポンプ出口
給水調節弁4に取付けた給水ポンプ出口給水調節弁開度
発信器13からの信号は給水流量制御装置14に入力され、
また給水ポンプ1の吐出側圧力を検出する給水ポンプ出
口圧力発信器15からの給水ポンプ出口圧力信号15aは規
定値以上の警報出力用および圧力指示計用として使用さ
れる。
一方、給水流量指令16は給水流量制御装置14の給水指令
演算部17において演算され、得られた給水ポンプ回転数
・給水調節弁開度指令17aは給水ポンプ1および給水ポ
ンプ出口給水調節弁4に入力される。
給水ポンプ設定回転数Yと給水ポンプ出口給水調節弁設
定開度ZをAND条件とするAND回路18からの信号18aは給
水ポンプ出口弁6に導かれ、また、給水流量制御装置14
からの給水ポンプ出口給水調節弁後弁開閉指令14aは給
水ポンプ出口給水調節弁後弁5に入力される。
次に上述のように構成した従来の給水ポンプ出口弁制御
装置の作動を第3図および第4図を参照して説明する。
まず、給水ポンプ1に直結された給水ポンプ駆動用ター
ビン(図示せず)をリセットし、給水ポンプ出口給水調
節弁後弁5を全開させると共に、給水ポンプ駆動用ター
ビンを次第に昇速させて最低運用回転数MINRにて回転数
を一定に保持する。給水ポンプ出口給水調節弁後弁の開
動作は給水流量制御装置14からの給水ポンプ出口給水調
節弁後弁開閉指令14aによって行われる。また、給水ポ
ンプ1の昇速および回転数保持は給水流量制御装置14か
ら出力される給水ポンプ回転数・給水調節弁開度指令17
a中の回転数指令によって制御される(実際に制御され
るのは給水ポンプ駆動用タービンであるが、これと給水
ポンプ1は直結されているので、以下の説明では給水ポ
ンプで代表させる)。この間、給水ポンプ1はミニマム
フロー運転を行い、給水は給水ポンプ過熱防止弁8およ
び給水ポンプ過熱防止弁後弁9を経由して脱気器へ送ら
れる。
第4図の時刻A以降、負荷の増加に応じて給水流量指令
16が増大すると、給水ポンプ回転数・給水調節弁開度指
令17aの増加に従って給水ポンプ出口給水調節弁4は次
第に開度を増して給水を増加させるが、給水ポンプ1は
最低運用回転数MINRにて保持される。
給水流量指令16が更に増大し、最低運用回転数MINRの保
持状態での給水ポンプ出口給水調節弁4の開度増加だけ
では必要とする給水がとれなくなると(時刻B)、給水
ポンプ1の回転数を上昇させ、それが給水ポンプ設定回
転数(Yrpm)を越えると給水ポンプ出口弁6を全開させ
る。それ以降の高負荷域における給水流量の増加には給
水ポンプ1の回転数増加によって対応する。
上述した一連の動作は給水流量制御装置14から出力され
る給水ポンプ出口給水調節弁後弁開閉指令14a、給水ポ
ンプ回転数・給水調節弁開度指令17a、回転数制御切替
・給水ポンプ出口弁開閉信号18aによって行われるが、
その制御上の判断要素としては、給水流量指令16のほ
か、給水ポンプ吸込流量発信器11からの給水ポンプ吸込
流量信号11a、給水ポンプ回転数発信器12からの給水ポ
ンプ回転数信号12a、給水ポンプ出口給水調節弁開度発
信器13からの給水ポンプ出口給水調節弁開度信号13aと
共に、給水ポンプ出口給水調節弁後弁5や給水ポンプ出
口弁6の全閉・全開信号等が利用される。
なお、前述した給水ポンプ出口給水調節弁4の開度によ
る給水制御から、給水ポンプ1の回転数による給水制御
への切替時において、給水ポンプ出口弁6を全開とする
インターロックは、給水ポンプ回転数信号12aと給水ポ
ンプ出口給水調節弁開度信号13aが 給水ポンプ回転数信号 ≧給水ポンプ設定回転数(Yrpm) …(1) 給水ポンプ出口給水調節弁開度信号 ≧給水ポンプ出口給水調節弁設定開度(Z%) …
(2) をAND条件とするAND回路18によって行われる。
給水流量の減少・停止時における作動は次のようにな
る。
すなわち、給水流量を減少せよとの給水流量指令16が入
力すると、給水ポンプ1は給水ポンプ回転数・給水調節
弁開度指令17aに応じて回転数を次第に減じて行き、そ
の給水流量が給水ポンプ出口給水調節弁4の全開時流量
より下回るようになる(時刻D)と、給水ポンプ出口給
水調節弁4は閉じ始める。以後、給水ポンプ1の回転数
を減じ、かつ給水ポンプ出口給水調節弁4の開度を減じ
ながら、給水流量を減少させて行くが、給水ポンプ回転
数信号12aと給水ポンプ出口給水調節開度信号13aが 給水ポンプ回転数信号 ≦給水ポンプ設定回転数(Y′rpm) …(3) 給水ポンプ出口給水調節弁開度信号 ≦給水ポンプ出口給水調節弁設定開度(Z′%) …
(4) のAND条件を満足すると、給水ポンプ出口弁6は全閉と
なる。
さらに給水流量が減少すると、給水ポンプ出口給水調節
弁4は次第に開度を減じ、また給水ポンプ1も回転数を
減じて行き、最低運用回転数MINRに保持される。その
後、時刻Fにて給水ポンプを停止させれば、給水ポンプ
回転数発信器12からの給水ポンプ回転数信号12aにより
給水流量制御装置14から給水ポンプ回転数・給水調節弁
開度指令17aと給水ポンプ出口給水調節弁後弁開閉指令1
4aが出力され、給水ポンプ出口給水調節弁4と給水ポン
プ出口給水調節弁後弁5はインターロックにより全閉と
なる。
上述のように、第3図の給水ポンプ出口弁制御装置にお
いては、第4図中の時刻A〜C間およびD〜F間では給
水ポンプ出口給水調節弁4による給水流量制御(以下、
調節弁制御という。)が行なわれ、また、時刻B〜Eで
は給水ポンプの回転数制御(以下回転数制御という。)
が行なわれる。従って、時刻B〜C間およびD〜E間で
は調節弁制御と回転数制御がオーバーラップして行われ
ることになる。
第5図は上述した給水ポンプ出口弁制御装置の作動を、
変圧運転プラントの給水ポンプ1台運転時および給水ポ
ンプ2台運転時における給水ポンプQ−H特性カーブ上
に表わしたものである。
同図において、1台目の給水ポンプを起動し、その回転
数を最低運用回転数MINRに設定する。最低運用回転数MI
NR上のa点では、給水ポンプ1はミニマムフロー運転を
行なっており、給水流量の増加指令に対しては給水ポン
プ1の回転数を最低運用回転数MINRに保持したまま給水
ポンプ出口給水調節弁4の開度を増して給水流量を増加
させる。この場合、運転点は最低運用回転数MINR曲線上
をaからbへ移行する。
運転点bにおいて更に給水流量の増加指令が入ると、給
水ポンプ出口給水調節弁4の開度増加と共に、給水ポン
プ1の回転数も増加させ、給水流量を増加させて行く
が、システム抵抗曲線SLと給水ポンプ回転数の交点(c
点)以上、すなわち、給水ポンプ出口給水調節弁4の全
開点以上では給水ポンプ1のみによる回転数制御が行な
われる。
c点以降における給水流量の増加に際してはシステム抵
抗曲線SLに沿った給水ポンプ回転数との交点上を移行す
るが、給水ポンプ1台運転時の許容最大流量MAXF1とシ
ステム抵抗曲線SLとの交点QZ以上の給水流量増加(すな
わち負荷上昇)が予想される運転を行なうときは、給水
流量が交点QZに至る前に2台目の給水ポンプを追加起動
させる。給水ポンプの2台運転時に予想される給水ポン
プ出口圧力の最高値に所定の余裕を付して、給水ポンプ
1から給水ポンプ出口給水調節弁後弁5までの給水ポン
プ出口給水管2の最高使用設計圧力MAXPが決められる。
この場合の運転点はシステム抵抗曲線SLと最高使用設計
圧力点での給水ポンプ回転数MAXP・Rとの交点PMAXであ
る。
第6図は上述した従来の給水ポンプ出口弁制御装置の運
転方法を説明するインターロック図を示すもので、給水
ポンプ出口弁6はプッシュボタン19により任意に全開ま
たは全閉できるほか、前述したように、給水ポンプ出口
給水調節弁4による調節弁制御から給水ポンプ1による
回転数制御に切替える際に、給水ポンプ出口弁6を開す
るインターロックが(1)式と(2)式のAND条件を満
足すると、AND回路18とOR回路20を介して給水ポンプ出
口弁6に全開信号が与えられる。これと反対に、負荷の
低減に伴って給水ポンプによる回転数制御から給水ポン
プ出口給水調節弁4による調節弁制御に切替える際に給
水ポンプ出口弁6を閉するインターロックが(3)式と
(4)式のAND条件を満足すると、AND回路18とOR回路20
を介して給水ポンプ出口弁6に全閉信号が与えられる。
また、通常運転中に給水ポンプ1の出口圧力が異常に高
くなって、給水ポンプ出口給水管2の最高使用設計圧力
以下の所定レベルに設定された給水ポンプ出口圧力高警
報点PANNを越えた時には警報ANNが発生し、運転員に給
水ポンプ緊急トリップ等の処理をとらせるよう考慮され
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来装置において、2台目の給水ポンプを追加
起動させて給水流量を増加させて行く過程で、この給水
ポンプによる給水制御が給水ポンプ出口給水調節弁4の
調節弁制御から給水ポンプ回転数のみによる回転数制御
へと切替えって行く状態にあるとき、何等かの原因によ
って給水ポンプ出口給水調節弁4が全閉し、かつ給水ポ
ンプ出口弁6が開とならない事態が発生した時、すなわ
ち、給水ポンプ1が過渡的に締切り運転状態となった時
に給水ポンプに対する給水流量指令が増方向に暴走する
と、給水ポンプの回転数は上昇し、その出口圧力は異常
に高くなり、遂には前述の最高使用設計圧力PMAXを越え
ることになる。
かかる事態は頻繁に発生するものではないが、例えば、
給水流量制御装置の給水指令演算部における異常や、給
水流量指令を発する給水流量制御装置中のダイオード故
障等により給水流量増加指令が連続して出力される等の
異常が発生したような場合には、給水ポンプの出口圧力
が前述のPMAX Xを越え、給水ポンプ出口給水管を破壊に
至らしめることがある。
従来装置でも、かかる事態の発生を予測し、給水ポンプ
出口圧力高警報点PANNにて警報を発し、運転員に異常を
知らせるようにしてはいるが、運転員の対応の遅れによ
って給水ポンプ緊急停止等の処置が間に合わず、給水ポ
ンプの回転数が警報点PANNを大きく越えて給水ポンプ出
口給水管を破損させるおそれがあった。
(発明の目的) 本発明は背景技術における上述のごとき欠点を除去すべ
くなされたもので、給水ポンプ出口給水調節弁による調
節弁制御を行なっている際に、給水ポンプ出口給水調節
弁が何等かの原因で全閉となってしまったとき、あるい
は給水ポンプの出口圧力が異常に上昇して予め設定した
圧力を上回った際に、速やかに給水ポンプ出口弁を全開
させることにより給水ポンプがトリップすることなく、
かつまた締切り運転状態がならないようにし、給水ポン
プ出口給水管を保護できるようにした給水ポンプ出口弁
制御装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の給水ポンプ出口弁制御装置は、上述の目的を達
成するため、給水ポンプ吸込給水管から吸込んだ給水を
給水ポンプ出口給水管へ送出する給水ポンプと、前記給
水ポンプ出口給水管に直列的に介挿した給水ポンプ出口
給水調節弁および給水ポンプ出口給水調節弁後弁と、こ
れらの給水ポンプ出口給水調節弁と給水ポンプ出口給水
調節弁後弁をバイパスする給水ポンプ出口弁とを備えた
給水系統で使用される給水ポンプ出口弁制御装置であっ
て、給水ポンプ回転数と給水ポンプ出口給水調節弁開度
がともに設定値以上になったときに給水ポンプ出口弁を
全開させ、前記給水ポンプ回転数と給水ポンプ出口給水
調節弁開度がともに設定値以下になったときに給水ポン
プ出口弁を全閉させる給水ポンプ出口弁制御装置におい
て、給水ポンプの回転数が設定値を越え、かつ、給水ポ
ンプ出口給水調節弁または給水ポンプ出口給水調節弁後
弁が全閉していることを条件として給水ポンプ出口弁を
全開させる第1のAND回路と、前記給水ポンプ出口弁が
全開しておらず、かつ前記第1のAND回路からの信号が
存在することを条件として給水ポンプ上げロックを作動
させ、給水ポンプの回転数を現状に維持させる第2のAN
D回路とを具備することを特徴とする。
(作用) 上述のように構成した本発明の給水ポンプ出口弁制御装
置においては、給水ポンプ出口給水調節弁または給水ポ
ンプ出口給水調節弁後弁が全閉状態にあり、かつ給水ポ
ンプの回転数が所定値以上の場合には第1のAND回路がA
ND条件を満足して給水ポンプ出口弁に全開信号を送ると
共に、この指令にも拘らず給水ポンプ出口弁が全開しな
いときはその検出信号と上記第1のAND回路の信号を第
2のAND回路に入力し、その出力によって給水ポンプの
回転数をロックして現状のまま維持させるので、給水ポ
ンプ出口給水管における異常な圧力上昇は確実に防止さ
れる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の給水ポンプ出口弁制御装置の実施例を
示すもので、給水ポンプ出口弁6はプッシュボタン19に
より任意に全開または全閉できるほか、前述したよう
に、給水ポンプ出口給水調節弁4による調節弁制御から
給水ポンプ1による回転数制御に切替える際に、給水ポ
ンプ出口弁6を開するインターロックが(1)式と
(2)式のAND条件を満足すると、AND回路18とOR回路20
を介して給水ポンプ出口弁6に全開信号が与えられる。
これと反対に、負荷の低減に伴って給水ポンプによる回
転数制御から給水ポンプ出口給水調節弁4による調節弁
制御に切替える際に給水ポンプ出口弁6を閉するインタ
ーロックが(3)式と(4)式のAND条件を満足する
と、AND回路18とOR回路20を介して給水ポンプ出口弁6
に全閉信号が与えられる。
また、通常運転中に給水ポンプ1の出口圧力が異常に高
くなって、給水ポンプ出口給水管2の最高使用設計圧力
以下の所定レベルに設定された給水ポンプ出口圧力高警
報点PANNを越えた時には警報ANNが発生し、運転員に給
水ポンプ緊急トリップ等の処理をとらせるよう構成され
ている。
以上の構成は第6図につき説明した従来装置の場合と同
様であるが、本発明においては、さらに給水ポンプの締
切り運転に対して2段の保護回路が設けられている。
第1段目の保護回路は給水ポンプ出口給水調節弁全閉e
あるいは給水ポンプ出口給水調節弁後弁全閉fのいずれ
か一方または双方の条件が成立すると出力を生ずるOR回
路21と、このOR回路出力と給水ポンプの所定の設定回転
数Srpm以上gとのAND条件で出力h,iを生ずる第1のAND
回路22とからなる。
出力hは警報信号ANN1として警報装置(図示せず)に導
かれ、運転員に異常発生を知らせる。出力iはOR回路20
を介して給水ポンプ出口弁6に導かれ、無条件で給水ポ
ンプ出口弁を全開させる。また、AND回路22のAND条件が
不成立の時は、NOT回路23より信号iが出力され、この
信号はOR回路20を介して給水ポンプ出口弁6に加わり、
給水ポンプ出口弁6を全閉させる。
前述の出力iの入力にも拘らず、給水ポンプ出口弁6が
全開しない場合のため、給水ポンプ出口弁6が全開して
いないことを示す信号jをNOT回路24にて作り、この信
号jとAND回路22からの信号kを第2のAND回路25に入力
し、それらのAND条件成立によって出力される信号lを
給水ポンプ回転数上げロック26に入力して給水ポンプの
回転数を現状のまま維持させると共に、信号mを警報信
号ANN2として警報装置(図示せず)に導き、運転員に異
常を知らせる。
以上が本発明装置における第1段目の保護回路であり、
これにより給水ポンプ出口給水圧力の異常な上昇を抑え
ことができるが、この実施例では、さらに確実に期する
ため、第2段目のバックアップ用保護回路が付設されて
いる。
このバックアップ用保護回路は給水ポンプ出口給水圧力
が、最高使用設計圧力以下の所定の値に設定された給水
ポンプ出口圧力高設定値(Pmax−α)kg/cm2以上となっ
た時に信号n,n′を出力するもので、信号nはOR回路20
を介して給水ポンプ出口弁6に入力され、これを無条件
で全開させる。
また、信号nにより給水ポンプ出口弁6を全開すること
にしたにも拘らず、この給水ポンプ出口弁が開しなかっ
た場合には信号n′がOR回路27を経て信号jと共に第2
のAND回路25に入力され、前述の場合と同様に給水ポン
プ回転数上げロック26により給水ポンプの回転数を現状
に維持し、それと同時に警報信号ANN2を出力する。
なお、前述の給水ポンプ出口圧力高設定値(Pmax−α)
kg/cm2は通常運転されない範囲での給水ポンプ出口圧力
で、かつ最高使用設計圧力に対し、所定の余裕を持たせ
た値に設定されている。
第2図は第5図につき設定した変圧発電プラントの給水
ポンプのQ−H特性カーブ上に本発明装置における主要
な設定点を表示したもので、給水ポンプ出口給水調節弁
の開度のみによる給水制御域a〜bをこえた給水制御域
において給水ポンプの任意の回転数Srpmを設定する。こ
の設定回転数S以上の条件と、給水ポンプ出口給水調節
弁全閉あるいは給水ポンプ出口給水調節弁後弁全閉との
OR条件の成立によってAND回路22はAND条件を成立させ、
給水ポンプ出口弁を全開させる。
この第1段目の保護回路のバックアップ用保護回路とし
てシステム抵抗曲線SL上の最高使用設計圧力運転点PMAX
を下回り、かつ最高使用設計圧力MAXPに余裕を付して設
定した給水ポンプ出口圧力高設定値(Pmax−α)kg/cm2
以上になると給水ポンプ出口弁を全閉させる。
上述のように給水ポンプ出口弁を全閉させる2つの保護
回路により給水ポンプはいかなる運転状態においても締
切り運転とはならないように制御されるが、万一何等か
の原因によっていずれの保護回路によっても給水ポンプ
出口弁が全開とならなかったときには、給水ポンプ回転
数の上げ指令が自動的にロックされる。
これらの作用により給水ポンプの運転点は給水ポンプ出
口圧力高設定値(Pmax−α)kg/cm2とシステム抵抗曲線
SLとの交点Wを越えることはない。
なお、運転員に対する異常警報はAND回路22,25の条件成
立時にANN1、ANN2として自動的に発せられるので、給水
ポンプ出口給水圧力に警報レベルPANNを設定し、これを
越えた際に警報ANNを発することは必ずしも必要ではな
い。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明の給水ポンプ出口弁制御装置におい
ては、給水ポンプ出口給水管の給水圧力が最高使用設計
圧力を越えることは確実に防止され、給水ポンプをトリ
ップさせることなく給水ポンプおよび給水ポンプ出口給
水管を安全に運転することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の構成を機能的に示すインターロッ
ク図、第2図は本発明装置の作動を給水ポンプQ−H特
性カーブ上に表わしたグラフ、第3図は給水流量制御の
概略構成を示すブロック図、第4図は第3図の装置の作
動を説明するタイムチャート、第5図は従来装置の作動
を給水ポンプQ−H特性カーブ上に表わしたグラフ、第
6図は従来装置のインターロック図である。 1……給水ポンプ、2……給水ポンプ出口給水管、3…
…逆止弁、4……給水ポンプ出口給水調節弁、5……給
水ポンプ出口給水調節弁後弁、6……給水ポンプ出口
弁、7……給水ポンプ過熱防止管、8……給水ポンプ過
熱防止弁、9……給水ポンプ過熱防止弁後弁、10……給
水ポンプ吸込給水管、11……給水ポンプ吸込流量発信
器、12……給水ポンプ回転数発信器、13……給水ポンプ
出口給水調節弁開度発信器、14……給水流量制御装置、
15……給水ポンプ出口圧力発信器、16……給水流量指
令、17……給水指令演算部、18……AND回路、19……プ
ッシュボタン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水ポンプ吸込給水管から吸込んだ給水を
    給水ポンプ出口給水管へ送出す給水ポンプと、前記給水
    ポンプ出口給水管に直列的に介挿した給水ポンプ出口給
    水調節弁および給水ポンプ出口給水調節弁後弁と、これ
    らの給水ポンプ出口給水調節弁と給水ポンプ出口給水調
    節弁後弁をバイパスする給水ポンプ出口弁とを備えた給
    水系統で使用される給水ポンプ出口弁制御装置であっ
    て、給水ポンプ回転数と給水ポンプ出口給水調節弁開度
    がともに設定値以上になったときに給水ポンプ出口弁を
    全開させ、前記給水ポンプ回転数と給水ポンプ出口給水
    調節弁開度がともに設定値以下になったときに給水ポン
    プ出口弁を全閉させる給水ポンプ出口弁制御装置におい
    て、給水ポンプの回転数が設定値を越え、かつ、給水ポ
    ンプ出口給水調節弁または給水ポンプ出口給水調節弁後
    弁が全閉していることを条件として給水ポンプ出口弁を
    全開させる第1のAND回路と、前記給水ポンプ出口弁が
    全開しておらず、かつ前記第1のAND回路からの信号が
    存在することを条件として給水ポンプの回転数上げロッ
    クを作動させ、給水ポンプの回転数を現状に維持させる
    第2のAND回路とを具備することを特徴とする給水ポン
    プ出口弁制御装置。
  2. 【請求項2】給水ポンプの出口給水圧力が給水ポンプ出
    口給水管の最高使用設計圧力よりも所定の余裕を持って
    設定した給水ポンプ出口圧力高設定値(Pmax−α)kg/c
    m2をこえた際に発生する信号を、第1のAND回路からの
    信号と共にOR回路に入力し、このOR回路の出力を第2の
    AND回路の一方の端子に入力するよう構成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の給水ポンプ出口弁
    制御装置。
  3. 【請求項3】第1または第2のAND回路の出力を警報信
    号とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の給水ポンプ出口弁制御装置。
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