JPH0734239Y2 - プラスチック製ファン - Google Patents

プラスチック製ファン

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JPH0734239Y2
JPH0734239Y2 JP1989120957U JP12095789U JPH0734239Y2 JP H0734239 Y2 JPH0734239 Y2 JP H0734239Y2 JP 1989120957 U JP1989120957 U JP 1989120957U JP 12095789 U JP12095789 U JP 12095789U JP H0734239 Y2 JPH0734239 Y2 JP H0734239Y2
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outer peripheral
ring
reinforcing ring
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勝治 松居
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東京三光合成樹脂工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の技術分野】
この考案は、送風機などに用いるプラスチック製ファン
に関するものである。
【従来の技術】
従来、送風機に用いるプラスチック製ファンとして、横
流ファンと軸流ファンとが一般に用いられており、また
ボス部の外周側に円周方向に沿って設けた複数の羽根の
外周を、これらの羽根と一体となった外周リング部で継
いだものがあった。 ところで、羽根に外周リング部を設けた横流ファンの場
合、金型内に射出された溶融可塑性樹脂は、円形基板か
ら羽根へ、これらの羽根の先端部からリング部へ、順次
流入し、外周リング部では羽根間の中間部で互いに反対
方向に流れる樹脂が突き当たってそのまま融着するが、
接合部のためこれらの融着部の強度が弱くなる。 そこで、特開昭61-118598号公報に示されているよう
に、外周リング部をその半径方向の幅を広くして板状に
し、外周リング部の断面積を増加させるなどの手段によ
って、融着部の強化を図ったものもあった。
【考案が解決しようとする課題】
従来のボス部の外周側に設けた複数の羽根の外周に外周
リング部を一体に設けたプラスチック製ファンは、射出
成形によって発生する外周リング部の融着部の強度が弱
く、取扱い時に融着部が破損し易く、また高速回転させ
ると変形によるバランスの崩れを生じ、前述したよう
に、リング部を板状にしてその断面積を大きくしようと
しても、板状部の半径方向の幅を広くするとファンの出
口部の内径が小さくなって風量が減少するなど半径方向
の幅(厚さ)をあまり大きくできず、前記融着部の強度
を充分に強くすることができなかったり、高速回転時に
バランスが崩れたりするという問題点があった。 この考案は、前述した問題点を解決して、外周リング部
の半径方向の幅を広くしなくても、その融着部の強度を
充分に強くでき、外周リング部が融着部で破損しにく
く、また高速回転時にも変形などによるバランスの崩れ
がなく、高速回転時にも騒音の発生が減少する横流ファ
ン,軸流ファンなどのプラスチック製ファンを提供する
ことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ボス部の外周側に円周方向に沿う複
数の羽根を有し、これらの羽根を外周リング部で継いだ
プラスチック製ファンにおいて、外周リング部に断面L
字状の金属製の補強リングを同心にインサート成形し、
外周リング部の外周面と一端外面とに、前記補強リング
の軸方向に沿う部分とこの部分から中心側に直角に屈曲
した部分とをそれぞれ密着固定すると共に、補強リング
の軸方向に沿う部分に所定間隔で円周方向に沿って形成
した複数の抜け止め孔に、外周リング部の外周面から突
出したプラスチックの突起部をそれぞれ充填させたもの
である。
【作用】
請求項1の考案によるプラスチック製ファンは、断面L
字状の金属製の補強リングをプラスチックによってイン
サート成形し、複数の羽根と一体になった外周リング部
の外周面と一端外面とに、前記補強リングの軸方向に沿
う部分とこの部分から中心側に直角に屈曲させた部分と
をそれぞれ密着固定させてあり、補強リングが中心側に
直角に屈曲させた部分を設けたことで、補強リングの曲
げ剛性が大きい。 このために、補強リングと外周リング部との半径方向幅
の和を従来のプラスチックのみからなるファンの外周リ
ング部の半径方向幅より広くすることなく、外周リング
部の融着部を充分に補強できる。 また、請求項1の考案は、補強リングが断面L字状であ
るため、補強リングを、外周リング部と同心に密着面積
を大きくして固定でき、さらに補強リングの軸方向に沿
う部分に所定間隔で形成した抜け止め孔に外周リング部
の外周面から突出したプラスチックの突起部を充填させ
たので、外周リング部に補強リングを強固に固定でき、
これらによって、ファンの高速回転時に、芯振れ,面振
れや、補強リングのがたつきを起こすことがなく、外周
リング部の変形によるバランスの崩れをなくすことがで
きる。 したがって、製品の耐衝撃性、耐クリープ性および剛性
が向上することにより、取扱い時などにリング部の融着
部が破損するのを防止でき、また、ファンを芯振れ,面
振れなどを起こすことなく高速回転させることができ、
通常回転の場合はもちろん、高速回転させた場合でも、
騒音の発生を減少させることができ、さらにリング部を
板状にしたもののような風量の減少もなくすことができ
る。
【実施例】
以下、この考案の実施例につき図面を参照して説明す
る。 第1図ないし第5図は、この考案を横流ファンに適用し
た一実施例を示す。第1図,第2図において、1は金属
筒2の軸方向の一部を埋設したボス部、3はボス部1の
外周に連らなる円形基板、4は一端部が円形基板3の外
周部に連結されて金属筒2が円形基板3から突出する側
に軸方向に沿って突出した多数の羽根、5は羽根4の先
端部外周に一体成形により形成された外周リング部であ
る。また、6は金属製の補強リングであり、この補強リ
ング6は、第3図にも示すように、断面L字状に形成
し、ファンの軸方向に沿う部分6aに所定間隔で円周方向
に複数の抜け止め孔6bを形成してある。 前記補強リング6は、第4図,第5図にも示すように、
外周リング部5の外周面および円形基板3側外端面に密
着してリング部5に同心に固着させてある。さらに、前
記抜け止め孔6bに外周リング部5から突出したプラスチ
ックの突起部5aを充填し、補強リング6のファンの軸方
向に沿う部分6aから中心側に直角に屈曲した部分6cを羽
根4の外周部に若干食い込ませてある。そして、前記各
部からなる横流ファンは、金属筒2,補強リング6をイン
サートして、他の部分をスチレン・アクリロニトリル
(AS)樹脂、アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン
(ABS)樹脂などによって、一体に射出成形したもので
ある。 なお、使用する樹脂としては、上記の外にポリスチレン
(PS)樹脂,ポリプロピレン(PP)樹脂,ポリカーボネ
ート(PC)樹脂,ポリフェニレンエーテル(PPE)樹
脂,ポリアミド(PA)樹脂,ポリアセタール(POM)樹
脂などの熱可塑性樹脂を対象とすることができる。 第6図ないし第10図は、この考案を軸流ファンに適用し
た他の実施例を示す。第6図,第7図および第8図にお
いて、7は金属筒8を一端面が露出するように埋設した
ボス部、9はボス部7の外周から突出した複数の羽根、
10は羽根9の外周に一体成形により形成された連結用の
外周リング部である。また、11は金属製の補強リングで
あり、この補強リング11は、第9図にも示すように、前
記実施例の補強リング6と同様に構成し、第10図にも示
すように、外周リング部10の外周面おびボス部7側外端
面に密着して外周リング部10に同心に固着させてある。
さらに、補強リング11のファン軸方向に沿う部分11aに
形成した抜け止め孔11bにプラスチックの突起部10aを充
填させてある。なお、11cは補強リング11のファン軸方
向に沿う部分から中心軸に直角に屈曲させた部分であ
る。そして、前記各部からなる横流ファンは、金属筒8,
補強リング11をインサートして、他の部分を前記実施例
と同様な樹脂によって一体に射出成形させたものと同じ
である。 前述した両実施例のプラスチック製ファンは、補強リン
グとして断面L字状のものを用い、比較的板厚が薄い金
属製の補強リングでも剛性が大きく、外周リング部、と
くに外出リング部の融着部を強く補強でき、また補強リ
ングに抜け止め孔を設けこれらの抜け止め孔に外周リン
グ部を形成するプラスチックの突起部を充填させたの
で、外周リング部と補強リング部とを確実に固着でき、
さらに補強リングを金属製にしたので、外周リング部の
耐熱性を向上させることができる。 なお、この考案において、補強リングはアルミニウム,
真鍮,鋼,銅などの金属を用いることができる。 また、この考案は、羽根の外周に外周リングを設けたプ
ラスチック製ファンに送風機用として広く使用できる。
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の考案によるプラスチッ
ク製ファンは、断面L字状の金属製の補強リングをプラ
スチックによってインサート成形し、複数の羽根と一体
になった外周リング部の外周面と一端外面とに、前記補
強リングの軸方向に沿う部分とこの部分から中心側に直
角に屈曲させた部分とをそれぞれ密着固定させてあり、
補強リングが中心側に直角に屈曲させた部分を設けたこ
とで、補強リングの曲げ剛性が大きい。このために、補
強リングと外周リング部との半径方向幅の和を従来のプ
ラスチックのみからなるファンの外周リング部の半径方
向幅より広くすることなく、外周リング部の融着部を充
分に補強できる。 また、請求項1の考案は、補強リングが断面L字状であ
るため、補強リングを、外周リング部と同心に密着面積
を大きくして固定でき、さらに補強リングの軸方向に沿
う部分に所定間隔で形成した抜け止め孔に外周リング部
の外周面から突出したプラスチックの突起部を充填させ
たので、外周リング部に補強リングを強固に固定でき、
これらによって、ファンの高速回転時に、芯振れ,面振
れや、補強リングのがたつきを起こすことがなく、外周
リング部の変形によるバランスの崩れをなくすことがで
きると共に外周リング部の耐熱性を向上させることがで
きる。 したがって、製品の耐衝撃性,耐クリープ性および剛性
が向上することにより、取扱い時などにリング部の融着
部が破損するのを防止でき、また、ファンを芯振れ,振
れを起こすことなく高速回転させることができ、通常の
回転の場合はもちろん高速回転させた場合でも、騒音の
発生を減少させることができる。さらに外周リング部を
板状にしたもののような風量の減少もなくすことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるプラスチック製ファ
ンを示す正面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第
3図は補強リングの拡大部分斜視図、第4図は第2図の
IV部の拡大部分断面図、第5図は第1図のV-V線拡大部
分断面図、第6はこの考案の他の実施例によるプラスチ
ック製ファンを示す正面図、第7図は同側面図、第8図
は第6図のVIII-VIII線断面図、第9図は補強リングの
拡大部分斜視図、第10図は第8図X部の拡大部分断面図
である。 1,7……ボス部、3……円形基板、4,9……羽根、5,10…
…リング部、5a,10a……突起部、6,11……補強リング、
6a,11a……軸方向に沿う部分、6b,11b……抜け止め孔、
6c,11c……中心側に直角に突出した部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボス部の外周側に円周方向に沿う複数の羽
    根を有し、これらの羽根を外周リング部で継いだプラス
    チック製ファンにおいて、前記外周リング部に断面L字
    状の金属製の補強リングを同心にインサート成形し、外
    周リング部の外周面と一端外面とに、前記補強リングの
    軸方向に沿う部分とこの部分から中心側に直角に屈曲し
    た部分とをそれぞれ密着固定すると共に、補強リングの
    軸方向に沿う部分に所定間隔で円周方向に沿って形成し
    た複数の抜け止め孔に、外周リング部の外周面から突出
    したプラスチックの突起部をそれぞれ充填させたことを
    特徴とするプラスチック製ファン。
JP1989120957U 1989-10-18 1989-10-18 プラスチック製ファン Expired - Fee Related JPH0734239Y2 (ja)

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JPH0361194U JPH0361194U (ja) 1991-06-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60105898U (ja) * 1983-12-26 1985-07-19 カルソニックカンセイ株式会社 樹脂製フアン

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