JPH073486B2 - 複屈折板 - Google Patents
複屈折板Info
- Publication number
- JPH073486B2 JPH073486B2 JP61280114A JP28011486A JPH073486B2 JP H073486 B2 JPH073486 B2 JP H073486B2 JP 61280114 A JP61280114 A JP 61280114A JP 28011486 A JP28011486 A JP 28011486A JP H073486 B2 JPH073486 B2 JP H073486B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vapor deposition
- substrate
- birefringent plate
- film
- vapor
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- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、斜め蒸着膜を利用した複屈折板の改良に関す
る。
る。
本発明の複屈折板は、視角依存性を緩和するものであ
る。
る。
[従来の技術] 従来、基板表面に誘電体材料の斜め蒸着膜を形成した複
屈折板が提供されている。
屈折板が提供されている。
これは、蒸着材料(誘電体材料)の飛来方向に対して基
板表面を傾斜させて配置し、基板表面から斜め方向に成
長する柱状組織として蒸着膜を形成することにより、該
蒸着膜に、入射光に対する複屈折作用を付与せしめたも
のであり、例えば、1/4波長(λ)板等の光学機能素子
として利用されている。
板表面を傾斜させて配置し、基板表面から斜め方向に成
長する柱状組織として蒸着膜を形成することにより、該
蒸着膜に、入射光に対する複屈折作用を付与せしめたも
のであり、例えば、1/4波長(λ)板等の光学機能素子
として利用されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した複屈折板は、視角依存性を有する。
即ち、第4図図示のように、誘電体材料から成る上記蒸
着膜1は、基板2表面に対して斜め方向に柱状組織が成
長した構造を成す。このため、図のa方向から入射する
光に対しては、比較的大きな複屈折作用を示すものの、
入射光の方向がb方向、さらにはc方向となるにつれ、
該作用は小さなものとなる。
着膜1は、基板2表面に対して斜め方向に柱状組織が成
長した構造を成す。このため、図のa方向から入射する
光に対しては、比較的大きな複屈折作用を示すものの、
入射光の方向がb方向、さらにはc方向となるにつれ、
該作用は小さなものとなる。
したがって、前記斜め蒸着膜の複屈折作用を利用する1/
4λ板等の光学機能素子もまた、視角依存性を有するこ
ととなる。
4λ板等の光学機能素子もまた、視角依存性を有するこ
ととなる。
本発明は、かかる事情に鑑み成されたものであり、斜め
蒸着膜を利用する複屈折板の視角依存性の解消を企図す
るものである。
蒸着膜を利用する複屈折板の視角依存性の解消を企図す
るものである。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明は、斜め蒸着膜を蒸着方向の異なる多層構造とす
るものである。
るものである。
即ち本発明は、 透明基板と、該基板表面に該基板の法線に対して斜め方
向から誘電体材料を蒸着して形成した斜め蒸着膜とから
成る複屈折板であって、 前記蒸着膜は少なくとも2層から成り、各層の誘電体材
料の基板に対する蒸着方向が異なることを特徴とする複
屈折板である。
向から誘電体材料を蒸着して形成した斜め蒸着膜とから
成る複屈折板であって、 前記蒸着膜は少なくとも2層から成り、各層の誘電体材
料の基板に対する蒸着方向が異なることを特徴とする複
屈折板である。
斜め蒸着膜各層の蒸着方向は、例えば、基板表面に立て
た法線を挟み、各対称な方向とすると、本発明の効果
を、より一層発揮することができる。
た法線を挟み、各対称な方向とすると、本発明の効果
を、より一層発揮することができる。
また、各蒸着膜の厚さ、材料、蒸着角(基板表面に対す
る法線と蒸着材料の飛来方向との為す角)は、該蒸着膜
に要求されるリターデーションにより異なる。
る法線と蒸着材料の飛来方向との為す角)は、該蒸着膜
に要求されるリターデーションにより異なる。
なお、蒸着膜の形成方法及び基板は、従来と同様でよ
い。
い。
本発明の複屈折板では、複屈折作用の大きくなる(また
は小さくなる)方向は、各層によってそれぞれ異なる。
このため、蒸着膜を全体として見た場合、視角依存性は
緩和される。
は小さくなる)方向は、各層によってそれぞれ異なる。
このため、蒸着膜を全体として見た場合、視角依存性は
緩和される。
[実施例] 以下、本発明を図示する具体的な実施例に即して説明す
る。
る。
第2図に示す装置を用い、ガラス基板2(50×250×1.
1)表面に、蒸着材料である酸化タングステン(WO3)
を、蒸着角70゜で下層11としてを成膜した後、蒸着角を
−70゜に変え、上層12を成膜して第1図に示す複屈折板
を得た。
1)表面に、蒸着材料である酸化タングステン(WO3)
を、蒸着角70゜で下層11としてを成膜した後、蒸着角を
−70゜に変え、上層12を成膜して第1図に示す複屈折板
を得た。
該複屈折板上の各位置、A、B、C、D、Eにおける膜
厚、位相差、及び、常光と異常光に対する屈折率の差△
nの分布を表に示す。
厚、位相差、及び、常光と異常光に対する屈折率の差△
nの分布を表に示す。
表よりわかるように、複屈折板上の広い範囲に渡って、
△n=0.07〜0.08という高い複屈折性が得られ、また、
膜厚分布も均一であった。
△n=0.07〜0.08という高い複屈折性が得られ、また、
膜厚分布も均一であった。
また、上記複屈折板をクロスニコルの偏光板間に挟み、
透過光を観察したところ、どの角度から見ても均一であ
り、視角依存性は良好に解消されていた。
透過光を観察したところ、どの角度から見ても均一であ
り、視角依存性は良好に解消されていた。
上記実施例では、誘電体材料として酸化タングステンを
用いたが、これは、可視光に対して透明な材料であれば
よく、例えば、酸化珪素(SiO2)を全膜厚3.4μとして
構成すると、上記と同様な効果が得られる。
用いたが、これは、可視光に対して透明な材料であれば
よく、例えば、酸化珪素(SiO2)を全膜厚3.4μとして
構成すると、上記と同様な効果が得られる。
その他、蒸着材料としては、酸化チタン(TiO2)、イッ
トリア(Y2O3)、五酸化タンタル(Ta2O5)、五酸化ニ
オブ(Nb2O5)、三酸化ビスマス(Bi2O3)、SiO、ZnS、
MoO3、CeO2、SnO2等を用いることができる。
トリア(Y2O3)、五酸化タンタル(Ta2O5)、五酸化ニ
オブ(Nb2O5)、三酸化ビスマス(Bi2O3)、SiO、ZnS、
MoO3、CeO2、SnO2等を用いることができる。
また、蒸着膜を多層構造としてもよいが、その場合は、
各層で十分な柱状組織が成長することが必要であり、こ
のためには、各層の厚さを500Å以上とする。
各層で十分な柱状組織が成長することが必要であり、こ
のためには、各層の厚さを500Å以上とする。
第3図は、本発明の複屈折板を液晶防眩鏡に適用した場
合を示す模式断面図である。
合を示す模式断面図である。
図示の液晶防眩鏡は、ゲスト−ホスト型液晶セル3の後
方に、2層から成る斜め蒸着膜10(位相差90゜)と、ア
ルミニウム製の反射鏡4とを配置した構造を成すもので
ある。
方に、2層から成る斜め蒸着膜10(位相差90゜)と、ア
ルミニウム製の反射鏡4とを配置した構造を成すもので
ある。
上記液晶防眩鏡では、入射光は、反射鏡4での反射前後
で複屈折作用を受けるため、より、均一化が達成され
る。
で複屈折作用を受けるため、より、均一化が達成され
る。
[第2実施例] 以下に本発明の第2実施例を示す。
第5図に示す装置を用い、樹脂性偏光板(基板2)表面
に、Ar+10%O2雰囲気中で五酸化タンタルをスパッタ蒸
着した。このときターゲット中央と基板2中央とを結ぶ
直線と基板2の表面法線とのなす角θを70゜とし、同直
線と同法線とが張る平面と基板表面との交線と、偏光板
の光軸とのなす角を45゜とした。この条件で五酸化タン
タルの膜厚が1.76μmとなったところで成膜を一担停止
し、基板2をその中央を中心として180゜面内回転した
位置に再び固定し、さらに1.76μmの成膜を行なった。
この結果、60×200×3mmの範囲でリターデーションが18
0゜±10゜の複屈折性・偏光性複合板を得た。
に、Ar+10%O2雰囲気中で五酸化タンタルをスパッタ蒸
着した。このときターゲット中央と基板2中央とを結ぶ
直線と基板2の表面法線とのなす角θを70゜とし、同直
線と同法線とが張る平面と基板表面との交線と、偏光板
の光軸とのなす角を45゜とした。この条件で五酸化タン
タルの膜厚が1.76μmとなったところで成膜を一担停止
し、基板2をその中央を中心として180゜面内回転した
位置に再び固定し、さらに1.76μmの成膜を行なった。
この結果、60×200×3mmの範囲でリターデーションが18
0゜±10゜の複屈折性・偏光性複合板を得た。
第6図は、本実施例の複屈折性・偏光性複合板を液晶調
光窓に適用した場合を示す模式断面図である。図示の液
晶調光窓は、ゲスト−ホスト型液晶セル3の後方に、上
記複屈折性・偏光性複合板を配置した構造を成すもので
ある。
光窓に適用した場合を示す模式断面図である。図示の液
晶調光窓は、ゲスト−ホスト型液晶セル3の後方に、上
記複屈折性・偏光性複合板を配置した構造を成すもので
ある。
[第2実施例の効果] 第7図は、上記液晶調光窓を明りとりに用いた3畳間を
天井方向から見た模式図である。(a)は斜め蒸着膜1
層のみからなる液晶調光窓であり、その複屈折異方性の
ため、外光は部屋の半分の部分に主にはいる。しかし、
第6図に示した斜め蒸着膜2層からなる液晶調光窓を用
いた場合には、第7図(b)のように外光は広く部屋を
てらす。
天井方向から見た模式図である。(a)は斜め蒸着膜1
層のみからなる液晶調光窓であり、その複屈折異方性の
ため、外光は部屋の半分の部分に主にはいる。しかし、
第6図に示した斜め蒸着膜2層からなる液晶調光窓を用
いた場合には、第7図(b)のように外光は広く部屋を
てらす。
[第3実施例] 第3実施例は、第6図に示したと同じ構成を1画素とし
たドットマトリックス型透過光型表示素子である。
たドットマトリックス型透過光型表示素子である。
[第3実施例の効果] 斜め蒸着膜1層を用いた場合に比し、表示状態を認識で
きる範囲が広がり、多くの人が同時に表示を見ることが
できる。
きる範囲が広がり、多くの人が同時に表示を見ることが
できる。
[効果] 以上、要するに本発明は、斜め蒸着膜を利用する複屈折
板であって、該斜め蒸着膜を、蒸着方向の異なる多層構
造として構成したものである。
板であって、該斜め蒸着膜を、蒸着方向の異なる多層構
造として構成したものである。
実施例に詳述したように、本発明によると、入射光は、
いづれかの層によって複屈折作用をうける。このため、
視角依存性は解消される。
いづれかの層によって複屈折作用をうける。このため、
視角依存性は解消される。
また、蒸着方向を変えることにより、蒸着源と基板表面
各部分との距離を平均化できるため、膜厚分布を一様化
できる。
各部分との距離を平均化できるため、膜厚分布を一様化
できる。
第1図は、本発明の実施例にかかる複屈折板の模式的な
断面図である。第2図は、斜め蒸着膜を形成する装置の
模式図である。第3図は、本実施例にかかる複屈折板を
適用した液晶防眩鏡の模式断面図である。第4図は、従
来の複屈折板の欠点を説明する模式断面図である。第5
図は第2実施例にかかる複屈折板を製造する装置の構成
図である。第6図は第2実施例にかかる複屈折板の断面
模式図である。第7図(a)及び(b)は調光窓を有す
る3畳間を天井方向から見た模式図である。 1……斜め蒸着膜、2……基板
断面図である。第2図は、斜め蒸着膜を形成する装置の
模式図である。第3図は、本実施例にかかる複屈折板を
適用した液晶防眩鏡の模式断面図である。第4図は、従
来の複屈折板の欠点を説明する模式断面図である。第5
図は第2実施例にかかる複屈折板を製造する装置の構成
図である。第6図は第2実施例にかかる複屈折板の断面
模式図である。第7図(a)及び(b)は調光窓を有す
る3畳間を天井方向から見た模式図である。 1……斜め蒸着膜、2……基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元廣 友美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 多賀 康訓 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 石井 昌彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】透明基板と、該基板表面に該基板の法線に
対して斜め方向から誘電体材料を蒸着して形成した斜め
蒸着膜とから成る複屈折板であって、 前記蒸着膜は少なくとも2層から成り、各層の誘電体材
料の基板に対する蒸着方向が異なることを特徴とする複
屈折板。 - 【請求項2】前記特許請求の範囲第1項に於いて、 前記蒸着膜は2層から成り、各層の誘電体材料の基板に
対する蒸着方向は、前記法線を挟み対称な方向である複
屈折板。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61280114A JPH073486B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 複屈折板 |
| US07/118,932 US4874664A (en) | 1986-11-21 | 1987-11-10 | Birefringent plate and manufacturing method for the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61280114A JPH073486B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 複屈折板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63132203A JPS63132203A (ja) | 1988-06-04 |
| JPH073486B2 true JPH073486B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=17620520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61280114A Expired - Lifetime JPH073486B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-25 | 複屈折板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073486B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012256024A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-27 | Dexerials Corp | 位相差素子 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2612196B2 (ja) * | 1988-12-14 | 1997-05-21 | 富士写真フイルム株式会社 | 位相差フイルム及びその製造方法 |
| US6790502B1 (en) * | 1999-10-15 | 2004-09-14 | Hitachi, Ltd. | Optically functional element and production method and application therefor |
| JP2002266072A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 積層膜および成膜方法 |
| JP4622685B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2011-02-02 | ソニー株式会社 | 反射偏光子およびその製造方法 |
| KR100838066B1 (ko) | 2006-07-14 | 2008-06-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유기 발광 장치 |
| JP2010210706A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Seiko Epson Corp | 偏光素子 |
| JP5481664B2 (ja) * | 2009-04-08 | 2014-04-23 | セイコーエプソン株式会社 | 偏光素子の製造方法 |
| JP2012008363A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Sony Chemical & Information Device Corp | 波長板の製造方法 |
| JP6226902B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2017-11-08 | デクセリアルズ株式会社 | 波長板、及び光学機器 |
| JP6027199B2 (ja) * | 2015-08-12 | 2016-11-16 | デクセリアルズ株式会社 | 位相差素子及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP61280114A patent/JPH073486B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012256024A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-27 | Dexerials Corp | 位相差素子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63132203A (ja) | 1988-06-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |