JPH0734944A - 車載用電子制御装置の異常判定装置 - Google Patents

車載用電子制御装置の異常判定装置

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JPH0734944A
JPH0734944A JP19921393A JP19921393A JPH0734944A JP H0734944 A JPH0734944 A JP H0734944A JP 19921393 A JP19921393 A JP 19921393A JP 19921393 A JP19921393 A JP 19921393A JP H0734944 A JPH0734944 A JP H0734944A
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JP
Japan
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electronic control
control unit
ecu
throttle
abnormality
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JP19921393A
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English (en)
Inventor
Akito Adachi
章人 安達
Hiroshi Miyata
博司 宮田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ECUの異常判定の禁止を電源の監視なしで
行なうことができるようにして、電源監視の構成を省い
た分だけ装置の簡略化を図る。 【構成】 エンジンECUは、スロットルECUから通
信により送られてくるサブスロットルバルブの開度TA
Sに基づいてスロットルECU側の異常を判定してい
る。しかも、クランク角センサで検出されるエンジンの
回転速度Neが所定回転速度N0(400[r.p.m ])
以下であるか否かを判別し、400[r.p.m]以下であ
ると判別されたときに、サブスロットル開度TASに基
づくスロットルECU側の異常判定を禁止している。エ
ンジン11の回転速度Neが400[r.p.m ]以下とな
ると、オルタネータ84の発電能力は低下し、スロット
ルECU72が動作を停止するため、異常判定を禁止し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に搭載された電
子制御装置の異常を判定する車載用電子制御装置の異常
判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のエレクトロニクス化に伴い、自動
車においては、複数の電子制御装置(以下、ECUと呼
ぶ)が搭載されることがある。例えば、一のECUはエ
ンジン制御用とし、他のECUはスロットル制御用とし
て2つのECUが搭載される。こうした車両において、
各ECUは互いに通信により結ばれており、相互に情報
のやり取りを行なっている。例えば、スロットル制御装
置側で検出されたスロットルバルブ開度の情報は、スロ
ットル制御用のECUからエンジン制御用のECUに送
られる。
【0003】前記構成において、一方のECUで、他方
のECUから送られてくる情報に基づいてその送り元側
のECUの異常を判定する処理を行なうことがある。こ
こで言うECUの異常とは、そのECUそのものの異常
は勿論のこと、その情報を検出するセンサの異常、EC
U間の通信の異常等を含むものであり、相手側のECU
から送られてくる情報に基づいてこれらの異常が判定さ
れる。
【0004】ところで、こうした構成において、一方の
ECUはオン状態であるにも関わらず他方のECUがオ
フ状態となることがある。これは、各ECUへの給電回
路が独立している場合で、特に始動時にイグニッション
スイッチがオンされた時に、第1のECUの立ち上がり
(電源オン)と第2のECUの立ち上がり(電源オン)
とのタイミングが異なる場合等に起こり得るもので、オ
フ状態のECUが情報の送り元側である場合、前記異常
判定を行なう側のECUは情報の送り元側のECUから
スロットルバルブ開度等の情報を得られず、この結果、
前述した異常判定を誤る可能性があった。これを解消す
るものとして、特開平3−239640号公報に示すよ
うに、相手側のECUの電源を監視して、電源がオフ状
態にあるときに異常判定を禁止する構成のものが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、相手側のECUの電源状態を監視する電
源監視回路が必要な分だけ装置が複雑となる問題を抱え
ていた。
【0006】この発明の車載用電子制御装置の異常判定
装置は、ECUの異常判定の禁止を電源の監視なしで行
なうことができるようにして、電源監視の構成を省いた
分だけ装置の簡略化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
【0008】即ち、請求項1に記載された第1の発明に
係る車載用電子制御装置の異常判定装置は、図1に例示
するように、内燃機関EGもしくは該内燃機関EGによ
り動作する車両VEの変量を検出するセンサM1と、蓄
電池BTと前記内燃機関EGにより駆動される発電機A
Lとの組み合わせから電力供給を受け、前記センサM1
の検出信号を受け取りつつ所定の演算を行なう第1の電
子制御装置M2と、前記蓄電池BTと発電機ALとの組
み合わせから前記第1の電子制御装置M2とは個別に電
力供給を受け、前記第1の電子制御装置M2から前記検
出信号を受け取りつつ所定の演算を行なう第2の電子制
御装置M3と、前記内燃機関EGの回転速度を検出する
回転速度センサM4とを備えるとともに、前記第2の電
子制御装置M3は、前記第1の電子制御装置M2から受
け取った前記検出信号に基づいて前記第1の電子制御装
置M2の異常を判定する異常判定手段M5と、前記回転
速度センサM4により検出された前記内燃機関EGの回
転速度が所定値以下であるか否かを判別する回転速度判
別手段M6と、該回転速度判別手段M6により前記内燃
機関EGの回転速度が所定値以下であると判別されたと
き、前記異常判定手段M5による異常判定を禁止する禁
止手段M7とを備えたことを、その要旨としている。
【0009】また、請求項2に記載された第2の発明に
係る車載用電子制御装置の異常判定装置は、図2に例示
するように、内燃機関EGもしくは該内燃機関EGによ
り動作する車両VEの変量を検出するセンサN1と、蓄
電池BTと前記内燃機関EGにより駆動される発電機A
Lとの組み合わせから電力供給を受け、前記センサN1
の検出信号を受け取りつつ所定の演算を行なって所定の
アクチュエータACを駆動する第1の電子制御装置N2
と、前記蓄電池BTと発電機ALとの組み合わせから前
記第1の電子制御装置M2とは個別に電力供給を受け、
前記第1の電子制御装置N2から前記検出信号を受け取
りつつ所定の演算を行なう第2の電子制御装置N3と、
前記アクチュエータACの駆動状態を検知する駆動状態
検知手段N4とを備えるとともに、前記第2の電子制御
装置N3は、前記第1の電子制御装置N2から受け取っ
た前記検出信号に基づいて前記第1の電子制御装置N2
の異常を判定する異常判定手段N5と、前記駆動状態検
知手段N4により検知された前記アクチュエータACの
駆動状態が正常であるか否かを判別する駆動判別手段N
6と、該駆動判別手段N6により前記アクチュエータA
Cの駆動状態が正常でないと判別されたとき、前記異常
判定手段N5による異常判定を禁止する禁止手段N7と
を備えたことを、その要旨としている。
【0010】
【作用】以上のように構成された第1の発明の車載用電
子制御装置の異常判定装置は、第2の電子制御装置M3
の各手段M5〜M7により次のように動作する。第1の
電子制御装置M2から受け取ったセンサM1の検出信号
に基づいて第1の電子制御装置M2の異常を異常判定手
段M5により判定する。さらに、回転速度センサM4に
より検出された内燃機関EGの回転速度が所定値以下で
あると回転速度判別手段M6により判別されたとき、異
常判定手段M5による異常判定を禁止手段M7により禁
止する。
【0011】始動直後、停止直後のようにイグニッショ
ンスイッチが操作された直後には、第1の電子制御装置
M2と第2の電子制御装置M3との作動開始電圧の違い
や、各電子制御装置M2,M3への電力供給のスイッチ
ングのタイミングのずれ等により、一方の電子制御装置
M2,M3のみが始動している状態がある。第2の電子
制御装置M3のみ始動しており、第1の電子制御装置M
2が停止している場合、第1の電子制御装置M2から受
け取った検出信号に基づく異常判定は従来誤ったものと
なる。これに対して、この第1の発明では、内燃機関E
Gの回転速度が所定値以下となると、禁止手段M7によ
りその異常判定を禁止することで、前記始動直後、停止
直後といった時期の判定を禁止し、誤判定を回避してい
る。
【0012】また、第2の発明の車載用電子制御装置の
異常判定装置は、第2の電子制御装置N3の各手段N5
〜N7により次のように動作する。第1の電子制御装置
N2から受け取ったセンサN1の検出信号に基づいて第
1の電子制御装置N2の異常を異常判定手段N5により
判定する。さらに、駆動状態検知手段N4により検知さ
れたアクチュエータACの駆動状態が、駆動判別手段N
6により正常でないと判別されたとき、異常判定手段N
5による異常判定を禁止手段N7により禁止する。
【0013】第1の電子制御装置N2が動作を停止する
とアクチュエータACの駆動状態は正常でなくなること
から、アクチュエータACの駆動状態が正常であるか否
かを判別することにより、第1の電子制御装置N2の動
作の停止を検知できるものとする。第1の電子制御装置
N2が動作を停止すると、第1の電子制御装置N2から
受け取った検出信号に基づく異常判定は誤ったものとな
るが、この第2の発明では、アクチュエータACの駆動
状態が正常でないと判別されたとき、異常判定手段N5
による異常判定を禁止手段N7により禁止することによ
り、前記第1の電子制御装置N2の動作の停止時におけ
る誤判定を回避している。
【0014】
【実施例】以上説明した発明の構成・作用を一層明らか
にするために、以下これら発明の好適な実施例について
説明する。図3は、第1の発明の一実施例に係る車載用
電子制御装置の異常判定装置を組み込んだ車両システム
を示す概略構成図である。この車両では、エンジン11
の燃料噴射制御および吸入空気の総合制御が電子的に行
なわれている。
【0015】図2に示すように、この車両には、燃料噴
射量が電子的に制御されるエンジン11、エンジン11
の吸入空気量を調整する2弁式スロットル装置12、こ
れらの制御を行なう2台の電子制御装置72,74が備
えられている。なお、エンジン11の回転駆動力は、変
速機13、プロペラシャフト14、リアディファレンシ
ャルギヤ16、リアドライブシャフト18を介して右後
輪22,左後輪24に伝達されている。右前輪26,左
前輪28は転動輪となっている。
【0016】2弁式スロットル装置12の構成について
説明する。2弁式スロットル装置12は、図3および図
4に示すように、エンジン11の吸気管31に設けら
れ、アクセルペダル33にメカニカルリンク34により
連結されたメインスロットルバルブ35と、その上流に
設けられたサブスロットルバルブ37とから構成されて
いる。サブスロットルバルブ37は、減速機38を介し
て、スロットルアクチュエータ39により駆動される。
なお、サブスロットルバルブ37は、図示しないばねに
より、全開方向に付勢されている。
【0017】こうした車両の総合制御を行なうシステム
には、その運転状態を検出するためのセンサとして、図
2に示すように、自動変速機13の出力軸の回転数を検
出する車速センサ50と、エンジン11の回転速度を検
出するクランク角センサ60と、メインスロットルバル
ブ35の開度を検出するメインスロットルポジションセ
ンサ62と、サブスロットルバルブ37の開度を検出す
るサブスロットルポジションセンサ64など、各種のセ
ンサ群が備えられている。
【0018】2台のECUは、サブスロットルコントロ
ールシステム用の電子制御装置(以下、スロットルEC
Uと呼ぶ)72と、エンジンコントロールシステム用の
電子制御装置(以下、エンジンECUと呼ぶ)74であ
る。これらのECU72,74には、上述した各センサ
の信号が送られている。即ち、エンジンECU74に
は、車速センサ50,クランク角センサ60等からの信
号が送られている。スロットルECU72には、メイン
スロットルポジションセンサ62,サブスロットルポジ
ションセンサ64等からの信号が送られている。
【0019】なお、スロットルECU72とエンジンE
CU74との間は、互いにシリアル通信可能に接続され
ており、相互にデータをやり取り可能となっている。エ
ンジンECU74は、スロットルECU72からメイン
スロットルバルブ35の開度TAMやサブスロットルバ
ルブ37の開度TASを、通信により受け取っている。
両ECU72,74は、バッテリ82とオルタネータ8
4との組み合わせによる電源システムから、イグニッシ
ョンスイッチ86を介してそれぞれ給電されている。
【0020】エンジンECU74は、エンジン11の燃
料噴射量等を制御するコントローラであり、周知のRO
M,RAM,通信回路等を内蔵した1チップマイクロプ
ロセッサ(以下、MPUと呼ぶ)74aと、センサ等と
のインターフェースを司る入出力ポート74bとから構
成されている。MPU74aは、入出力ポート74bを
介して、車速V,エンジン回転速度Ne,メインスロッ
トルバルブ35の開度TAM,サブスロットルバルブ3
7の開度TASの他、図示しない吸気管圧力センサから
の吸気管負圧PM等を入力し、これらの情報に基づい
て、燃料噴射量を求め、燃料噴射量制御を行なう。エン
ジン11に必要な燃料噴射量を求め、インテークマニホ
ールド90に設けられた燃料噴射バルブ92の開弁時間
を制御して燃料噴射量を制御するのである。
【0021】スロットルECU72は、サブスロットル
バルブ37の開度を制御するコントローラであり、エン
ジンECU74と同様に、MPU72aと、スロットル
アクチュエータ39等とのインタフェースを司る入出力
ポート72bとから構成されている。このスロットルE
CU72は、サブスロットルバルブ37の開度TASを
制御することにより、アクセルペダル33の操作量、す
なわちメインスロットルバルブ35の開度TAMにより
本来一意に定まるエンジン11の吸入空気量を、車両運
転状態から適切と考えられる値に抑制し、エンジン11
の出力、延いては車輪22,24に伝達される駆動力を
適正に制御している。
【0022】前記構成において、エンジンECU74が
行なう制御の内の異常判定処理について、次に説明す
る。この異常判定処理は、スロットルECU72から送
られてくるサブスロットルバルブ37の開度TASを受
けて、その開度に基づいてスロットルECU72が異常
であるか否かを判定するものである。
【0023】図5は、エンジンECU74により実行さ
れる異常判定処理ルーチンを表すフローチャートであ
る。この処理ルーチンは、所定時間、例えば8ミリセカ
ンド毎に起動される割込処理として繰り返し実行され
る。
【0024】MPU74aは、処理が開始されると、ま
ず、クランク角センサ60で検出されるエンジン回転速
度Neを入出力ポート74bから読み込む処理を行なう
(ステップS100)。次いで、この読み込んだエンジ
ン回転速度Neが予め定められた所定回転速度N0(こ
の実施例では、400[r.p.m ])より大きいか否かを
判別する(ステップS110)。ここで、Neが400
[r.p.m ]より大きいと判別されると、以下の処理を行
なう。
【0025】まず、スロットルECU72から通信デー
タの入力があるか否かを判別する(ステップS12
0)。ここで通信データの入力がないと判別されると、
次いで、通信データの入力のない状態が所定時間以上継
続しているか否かを判別する(ステップS130)。こ
こで言う所定時間は、スロットルECU72とエンジン
ECU74との間の通信のやり取りの時間に応じて定め
られるもので、例えば、両ECU72,74間で8ミリ
セカンド毎のタイミングでデータのやり取りがなされて
いるとすると、それより大きい、例えば16ミリセカン
ドが前記所定時間として設定される。
【0026】ステップS130で、通信データの入力の
ない状態が16ミリセカンド以上継続していると判別さ
れると、スロットルECU72側に異常が生じていると
して、異常である旨の警告を行なう(ステップS14
0)。なお、この警告は、インストルメントパネルに表
示して運転者に視覚的に促すものであってもよいし、或
いは、スピーカーを用いて運転者に聴覚的に促すもので
あってもよい。ステップS140の実行後、「リター
ン」に抜けて処理を一旦終える。一方、ステップS13
0で、通信データの入力のない状態が16ミリセカンド
に満たないと判別された場合にも、「リターン」に抜け
て処理を一旦終える。
【0027】ステップS120で、スロットルECU7
2から通信データの入力があると判別されると、続い
て、サブスロットルポジションセンサ64で検出される
サブスロットルバルブ37の開度TASを、通信により
スロットルECU72から受け取り、内蔵するRAMの
所定の領域に保存する。
【0028】その後、そのRAMに保存したサブスロッ
トルバルブ37の開度TASが、全閉状態を表す所定値
αから全開状態を表す所定値βまでの範囲に含まれる値
であるか否かを判別する(ステップS160)。ここ
で、サブスロットルバルブ37の開度TASが前記範囲
外の値であると判別されると、スロットルECU72側
に異常が生じてその開度TASが予期しない値となった
として、ステップS140に進み、異常警告を行なう。
一方、開度TASが前記範囲内の値であると判別される
と、「リターン」に抜けて処理を一旦終える。
【0029】また、ステップS110で、エンジン回転
速度Neが所定回転速度N0以下であると判別された場
合には、ステップS120ないしS160の処理の実行
を行なわず、そのまま「リターン」に抜けて処理を一旦
終了する。
【0030】以上詳述してきたように、この実施例にお
いて、エンジンECU74は、スロットルECU72か
ら通信により送られてくるサブスロットルバルブ37の
開度(サブスロットル開度)TASに基づいてスロット
ルECU72側の異常を判定している。しかも、クラン
ク角センサ60で検出されるエンジン11の回転速度N
eが所定回転速度N0(400[r.p.m ])以下である
か否かを判別し、400[r.p.m ]以下であると判別さ
れたときに、前記サブスロットル開度TASに基づくス
ロットルECU72側の異常判定を禁止している。
【0031】始動直後、停止直後のようにイグニッショ
ンスイッチが操作された直後には、各ECUの作動開始
電圧の違いや、各ECUへの給電回路のスイッチングの
タイミングのずれ等により、一方のECUのみが始動し
ている状態がある。エンジンECU74のみ始動してお
り、スロットルECU72が停止している場合、スロッ
トルECU72からサブスロットル開度TASが送られ
てこないことから、エンジンECU74におけるその異
常判定は誤ったものとなる。これに対して、この実施例
では、エンジン回転速度Neが400[r.p.m ]以下と
なると、その異常判定を禁止することで、前記始動直
後、停止直後といった時期の判定を禁止していることか
ら、誤判定を回避することができる。
【0032】特に、この実施例では、スロットルECU
72の電源状態を監視することなしに前記誤判定を防止
することができることから、相手側ECUの電源状態を
監視する電源回路を必要とせず、構成の簡略化を図るこ
とができる。
【0033】次に、第2の実施例について説明する。こ
の実施例は第2の発明に係るものである。この実施例の
車載用電子制御装置の異常判定装置は、第1実施例とほ
ぼ同じ車両に搭載される。図6に示すように、この車両
には、第1実施例と同じ構成のエンジン11と2弁式ス
ロットル装置12とを備える。なお、図6中、第1実施
例と同じ構成のパーツには同じ番号をつけた。また、こ
の車両には、第1実施例とほぼ同じ構成の2台のEC
U、即ち、スロットルECU272とエンジンECU2
74とを備える。
【0034】この実施例の第1実施例と相違する点は、
これらのECU272,274への信号の送り元にあ
る。即ち、エンジンECU274には、第1実施例と同
じ車速センサ50,クランク角センサ60からの信号に
加えて、メインスロットルポジションセンサ62とサブ
スロットルポジションセンサ64からの信号が送られて
いる。スロットルECU272には、メインスロットル
ポジションセンサ62,サブスロットルポジションセン
サ64からの信号は送られておらず、エンジンECU2
74にも送られているクランク角センサ60からの回転
速度信号が送られている。
【0035】なお、両ECU272,274は、第1実
施例のECU72,74と同様に、周知のROM,RA
M,通信回路等を内蔵したMPU272a,274a
と、センサ等とのインターフェースを司る入出力ポート
272b,274bとから構成されている。また、両E
CU272,274の間は、互いにシリアル通信可能に
接続されており、相互にデータをやり取り可能となって
いる。スロットルECU272は、エンジンECU27
4からメインスロットルバルブ35の開度TAMやサブ
スロットルバルブ37の開度TASを、通信により受け
取っている。
【0036】前記構成において、スロットルECU27
2が行なう制御の内の異常判定処理について、次に説明
する。この異常判定処理は、エンジンECU274から
送られてくるサブスロットルバルブ37の開度TASを
受けて、その開度に基づいてエンジンECU274が異
常であるか否かを判定するものである。
【0037】図7は、スロットルECU272により実
行されるその異常判定処理ルーチンを表すフローチャー
トである。この処理ルーチンは、所定時間、例えば8ミ
リセカンド毎に起動される割込処理として繰り返し実行
されるもので、第1実施例で示したエンジンECU74
における異常判定処理ルーチンと同一のものである。即
ち、図7に示した異常判定処理ルーチンは、スロットル
ECU272で実行される点で、エンジンECU274
で実行される第1実施例のものとは相違し、その処理の
内容についてはその第1実施例のものと同一である。な
お、図7中のステップS300からステップS360ま
での各ステップは、図5のステップS100からステッ
プS160までの各ステップに対応する。
【0038】この実施例によれば、エンジンECU27
4は、サブスロットルポジションセンサ64で検出され
たサブスロットルバルブ37の開度(サブスロットル開
度)TAS等を取り込んで、これら情報からエンジン1
1に必要な燃料噴射量を求めてエンジン11への燃料噴
射量を制御している。スロットルECU272は、エン
ジンECU274から通信により送られてくるサブスロ
ットル開度TASに基づいてエンジンECU274側の
異常を判定している(ステップS320〜S360)。
しかも、スロットルECU272は、クランク角センサ
60で検出されるエンジン11の回転速度Neが所定回
転速度N0(400[r.p.m ])以下であるか否かを判
別し(ステップS310)、400[r.p.m ]以下であ
ると判別されたときに、前記サブスロットル開度TAS
に基づくエンジンECU274側の異常判定を禁止して
いる。
【0039】この実施例では、エンジン11本体を、
「特許請求の範囲」の欄の請求項2で言うところのアク
チュエータと考えている。エンジンECU274が動作
を停止した場合、エンジンECU274により燃料噴射
量の制御を受けるエンジン11の燃焼は正常でなくな
り、エンジン回転速度Neは所定回転速度N0以下とな
るはずである。このことから、エンジン回転速度Neが
所定回転速度N0以下であるか否かを判別することによ
り、エンジン11の燃焼悪化、延いてはエンジンECU
274の動作の停止を検知できるものとする。
【0040】エンジンECU274が動作を停止する
と、スロットルECU272においては、エンジンEC
U274からサブスロットル開度TASが送られてこな
いことから、スロットルECU272におけるその異常
判定は誤ったものとなる。これに対して、この実施例で
は、エンジン回転速度Neが所定回転速度N0以下とな
ると、前記異常判定を禁止していることから、エンジン
ECU274の動作の停止時における誤判定を回避する
ことができる。
【0041】なお、前記実施例では、アクチュエータ
を、エンジン11本体とし、駆動状態検知手段を、エン
ジン11の回転速度Neを検出するクランク角センサ6
0としていたが、これらはこの構成に限るものではな
い。例えば、アクチュエータをスロットルアクチュエー
タ39とし、駆動状態検知手段をサブスロットルポジシ
ョンセンサ64としてもよい。この場合、図6に示した
第2実施例の構成において次の変更を施した構成とな
る。
【0042】まず、サブスロットルポジションセンサ6
4の検出信号の送り先をエンジンECU274からスロ
ットルECU272に換えるとともに、クランク角セン
サ60の検出信号の送り先をスロットルECU272は
止めてエンジンECU274だけとする。そして、エン
ジンECU274からスロットルECU272に通信に
て送られる情報をサブスロットル開度TASに換えてク
ランク角センサ60で検出されたエンジン回転速度Ne
とする。スロットルECU272において、このエンジ
ン回転速度Neに基づいてエンジンECU274の異常
を判定し、かつ、サブスロットルポジションセンサ64
で検出されたサブスロットル開度TASが所定範囲内に
ないときには、前記異常の判定を禁止する処理を実行す
る。
【0043】さらに、図6のシステムにおいて、エンジ
ン始動時にスロットル37を全開から全閉位置へ駆動す
る制御を行なうものにおいて、イグニッションスイッチ
ONにもかかわらずスロットルセンサ64からのスロッ
トル開度が全開の場合は、第2のECU272が作動し
ていないものとして、所定回転速度までは異常判定を禁
止するようにしても良い。
【0044】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様にて実施することができるのは勿論のことであ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の車載用電
子制御装置の異常判定装置では、相手側の電子制御装置
から受け取った信号に基づいてその相手側電子制御装置
の異常を判定するに際し、その相手側電子制御装置の電
源を監視することなしに、相手側電子制御装置の動作停
止時に起因する異常判定の誤検出を防止することができ
る。この結果、電源監視の構成を必要とせず、装置の簡
略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る車載用電子制御装置の異常判定
装置の基本的構成を例示するブロック図である。
【図2】第2発明に係る車載用電子制御装置の異常判定
装置の基本的構成を例示するブロック図である。
【図3】第1の発明の一実施例に係る車載用電子制御装
置の異常判定装置を組み込んだ車両システムを示す概略
構成図である。
【図4】2弁式スロットルバルブ装置12の構成を示す
斜視図である。
【図5】エンジンECU74により実行される異常判定
処理ルーチンを表すフローチャートである。
【図6】第2の発明の一実施例に係る車載用電子制御装
置の異常判定装置を組み込んだ車両システムを示す概略
構成図である。
【図7】スロットルECU272により実行される異常
判定処理ルーチンを表すフローチャートである。
【符号の説明】
11…エンジン 13…自動変速機 14…プロペラシャフト 16…リアディファレンシャルギヤ 18…リアドライブシャフト 22…右後輪 24…左後輪 26…右前輪 28…左前輪 31…吸気管 33…アクセルペダル 35…メインスロットルバルブ 37…サブスロットルバルブ 38…減速機 39…スロットルアクチュエータ 50…車速センサ 60…クランク角センサ 62…メインスロットルポジションセンサ 64…サブスロットルポジションセンサ 72…スロットルECU 72a…MPU 72b…入出力ポート 74…エンジンECU 74a…MPU 74b…入出力ポート 82…バッテリ 84…オルタネータ 86…イグニッションスイッチ 90…インテークマニホールド 92…燃料噴射バルブ 272…スロットルECU 274…エンジンECU 272a,274a…MPU 272b,274b…入出力ポート Ne…エンジン回転速度 TAS…サブスロットル開度 VE…車両 AL…発電機 BT…蓄電池 EG…内燃機関 M1…センサ M2…第1の電子制御装置 M3…第2の電子制御装置 M4…回転速度センサ M5…異常判定手段 M6…回転速度判別手段 M7…禁止手段 AC…アクチュエータ N1…センサ N2…第1の電子制御装置 N3…第2の電子制御装置 N4…駆動状態検知手段 N5…異常判定手段 N6…駆動判別手段 N7…禁止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関もしくは該内燃機関により動作
    する車両の変量を検出するセンサと、 蓄電池と前記内燃機関により駆動される発電機との組み
    合わせから電力供給を受け、前記センサの検出信号を受
    け取りつつ所定の演算を行なう第1の電子制御装置と、 前記蓄電池と発電機との組み合わせから前記第1の電子
    制御装置とは個別に電力供給を受け、前記第1の電子制
    御装置から前記検出信号を受け取りつつ所定の演算を行
    なう第2の電子制御装置と、 前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度センサとを
    備えるとともに、 前記第2の電子制御装置は、 前記第1の電子制御装置から受け取った前記検出信号に
    基づいて前記第1の電子制御装置の異常を判定する異常
    判定手段と、 前記回転速度センサにより検出された前記内燃機関の回
    転速度が所定値以下であるか否かを判別する回転速度判
    別手段と、 該回転速度判別手段により前記内燃機関の回転速度が所
    定値以下であると判別されたとき、前記異常判定手段に
    よる異常判定を禁止する禁止手段とを備えた車載用電子
    制御装置の異常判定装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関もしくは該内燃機関により動作
    する車両の変量を検出するセンサと、 蓄電池と前記内燃機関により駆動される発電機との組み
    合わせから電力供給を受け、前記センサの検出信号を受
    け取りつつ所定の演算を行なって所定のアクチュエータ
    を駆動する第1の電子制御装置と、 前記蓄電池と発電機との組み合わせから前記第1の電子
    制御装置とは個別に電力供給を受け、前記第1の電子制
    御装置から前記検出信号を受け取りつつ所定の演算を行
    なう第2の電子制御装置と、 前記アクチュエータの駆動状態を検知する駆動状態検知
    手段とを備えるとともに、 前記第2の電子制御装置は、 前記第1の電子制御装置から受け取った前記検出信号に
    基づいて前記第1の電子制御装置の異常を判定する異常
    判定手段と、 前記駆動状態検知手段により検知された前記アクチュエ
    ータの駆動状態が正常であるか否かを判別する駆動判別
    手段と、 該駆動判別手段により前記アクチュエータの駆動状態が
    正常でないと判別されたとき、前記異常判定手段による
    異常判定を禁止する禁止手段とを備えた車載用電子制御
    装置の異常判定装置。
JP19921393A 1993-07-16 1993-07-16 車載用電子制御装置の異常判定装置 Pending JPH0734944A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007046546A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toyota Motor Corp アイドルストップ車両の制御装置
JP2012111412A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Fuji Heavy Ind Ltd 車両制御システム

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JP2007046546A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toyota Motor Corp アイドルストップ車両の制御装置
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